JP3156020B2 - 音声速度変換方法 - Google Patents

音声速度変換方法

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JP3156020B2 JP14922493A JP14922493A JP3156020B2 JP 3156020 B2 JP3156020 B2 JP 3156020B2 JP 14922493 A JP14922493 A JP 14922493A JP 14922493 A JP14922493 A JP 14922493A JP 3156020 B2 JP3156020 B2 JP 3156020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声の基本周波数を変
えずに継続時間長のみを変える音声速度変換方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープレコーダ等に記録され
ている音声信号の早聞きや遅聞きを行うために音声速度
変換装置が利用されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したよう
な従来の音声速度変換装置について説明を行う。
【0004】図8は従来の音声速度変換装置の構成を示
すものである。図8において、81はAD変換器、82
はバッファ、83は速度制御回路、84はデータ読出回
路、85はミューテイング回路、86はDA変換器であ
る。
【0005】以上のように構成された音声速度変換装置
について、以下その動作を説明する。
【0006】まず入力信号はAD変換器81でディジタ
ル信号に変換され、バッファ82へ書込まれる。次に速
度制御回路83は圧伸比に応じてデータ読出回路84を
制御し、バッファ82からデー夕を読出させる。このデ
ータの読出方法によって、再生速度を様々に変化させる
ことができる。再生時間を短くする場合には、ブロック
単位で読出すデータを間引く。再生時間を長くする場合
には、ブロック単位で読出すデータを繰返す。そして各
ブロック間の不連続部分はミューテイング回路85でミ
ューテイングをかけ、DA変換器86でアナログ信号に
変換して出力する。
【0007】図9は圧伸比(時間軸圧縮伸長比=入力信
号に対する出力信号の時間長の比)αが0.5と2.0
の場合を模式的に示したものである。(a)が元の原音
に対して、(b)は時間軸変換比0.5、(c)は時間
軸変換比2.0の場合を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成では、時間軸を圧縮して速度を早める場合には、
データを間引くために子音などが欠落して明瞭度が低下
し、さらにブロックの接続点は不連続であり、それを減
らすために接続点をミューテイングしているものの、振
幅や位相が不連続で自然性に乏しい音声しか得られない
という課題を有していた。
【0009】また、他の従来の音声速度変換装置では、
TDHS(Time DomeimHarmonic
Scaling)のように入力信号のピッチ周期を用い
る方法もあるが、入力信号に音楽や雑音が重畳している
場合にはピッチの抽出が難しいので適用できない。ま
た、波形を重み付け加算する窓長が速度比とピッチ周期
によって変化しており、求められたピッチ周波数よりさ
らに低い信号を含む信号を重み付け加算すると、その低
周波数成分が不連続的に接続されがちであり、滑らかさ
が欠如するという問題点を有している。
【0010】本発明は上記のような問題点に鑑み、波形
の振幅・位相の両方について不連続性が少なく、データ
の欠落をあまり生じない自然性に富んだ音声を出力で
き、音楽信号などの低周波数成分を含んだ信号を滑らか
に再生することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、音声信号において、所定の時間長Tsの信号をA、
前記信号Aに後続する時間長Tsの信号をBとしたと
き、信号Aに対して時間遅れk(0≦k)である時間長
Tsの信号A’と、信号Bに対して時間遅れ−k(0<
k)である時間長Tsの信号B’について、信号Aと信
号B’との相関関数および信号A’と信号Bとの相関関
数を所定のkの範囲で計算して前記相関関数が最大とな
る時間遅れrkを求め、このrkの値に対応して、rk
=0の場合、信号Aと信号Bとを時間長Tsの幅で漸減
漸増の関係で重み付け加算して出力し、また、rk>0
の場合、信号Aを時間幅rkで出力したのち信号A’と
信号Bとを時間長Tsの幅で漸減漸増の関係で重み付け
加算して出力し、また、rk<0の場合、信号Aと信号
B’とを時間長Tsの幅で漸減漸増の関係で重み付け加
算して出力し、上記rkの値に対する処理の次に、時間
軸圧縮伸長比(入力信号に対する出力信号の時間長の
比)αと前記時間遅れrkとに対応して式{α(Ts−
rk)/(1−α)}が与える時間長に達するまで前記
加算信号に後続する信号を出力する一連の処理を、次の
信号Aの先頭を式{(Ts−rk)/(1−α)}が与
える時間長だけ遅延した点に再設定して繰り返すことに
より、音声の再生時間を原音の1.0倍以下に変化させ
るようにした音声速度変換方法である。
【0012】また、請求項2に係わる本発明は、音声信
号において、所定の時間長Tsの信号をA、前記信号A
に後続する時間長Tsの信号をBとしたとき、信号Aに
対して時間遅れk(0≦k)である時間長Tsの信号
A’と、信号Bに対して時間遅れ−k(0<k)である
時間長Tsの信号B’について、信号Aと信号B’との
相関関数および信号A’と信号Bとの相関関数を所定の
kの範囲で計算して前記相関関数が最大となる時間遅れ
rkを求め、このrkの値に対応して、rk=0の場
合、信号Bと信号Aとを時間長Tsの幅で漸減漸増の関
係で重み付け加算して出力し、また、rk<0の場合、
信号Bを時間幅(−rk)で出力したのち信号B’と信
号Aとを時間長Tsの幅で漸減漸増の関係で重み付け加
算して出力し 、また、rk>0の場合、信号Bと信号
A’とを時間長Tsの幅で漸減漸増の関係で重み付け加
算して出力し、上記rkの値に対する処理の次に、時間
軸圧縮伸長比(入力信号に対する出力信号の時間長の
比)αと前記時間遅れrkとに対応して式{α(Ts−
rk)/(α−1)}が与える時間長に達するまで前記
加算信号に後続する信号を出力する一連の処理を、次の
信号Aの先頭を式{(Ts−rk)/(α−1)}が与
える時間長だけ遅延した点に再設定して繰り返すことに
より、音声の再生時間を原音の1.0倍以上に変化させ
るようにした音声速度変換方法である。
【0013】
【作用】この構成によって、信号A’と信号Bまたは信
号Aと信号B’に対して時間長Tsの幅で重み付け加算
を行うことにより加算した信号の欠落および振幅の不連
続が少なくなり、さらに、一定の時間長Tsで重み付け
加算していることにより低周波数成分を含む信号の滑ら
かな接続が可能となる。また、信号A’と信号Bまたは
信号Aと信号B’の相関関数が最大となる時間遅れrk
の位置に基づいて加算することにより波形接続を行う区
間の前後で位相の不整合が少なくなる。
【0014】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0015】本発明は圧伸比αが式{Ts+kmax/
2・Ts}≦α≦1.0の範囲で動作する音声速度変換
方法に係る。
【0016】図1は本発明の第1の実施例における音声
速度変換方法のフローチャートを示すもので、その動作
について説明する。
【0017】この例では、音声信号が離散時間データx
(n)にサンプリングされているものとする。以下の処
理には、入力データポインタとしてP1、P2、および
出力データポインタP3を用いてデータの指定を行う。
まず、ステップ101で、入力ポインタP1の指すアド
レスip1にこれから再生したい音声データの先頭アド
レスに設定する。また、P2の指すアドレスip2には
P1からTs個後のデータを指すようにする。また、出
力ポインタの指すアドレスopには初期値を設定する。
ステップ102で圧伸比αを設定する。この圧伸比αは
前記の式に示した値を満たすものとする。
【0018】次に、ポインタP1からデータ数Ts個の
信号AとポインタP2からデータ数Ts個の信号Bの一
方を基準としてもう一方を時間遅れの向きにずらしてい
き、相関の高くなる位置を求めるために、ステップ10
3で相関関数を演算し、ステップ104で相関関数が最
大となるときの時間遅れに相当するデータ数(時間遅
れ)rkを求める。相関関数CORの計算内容について
は図2に示すように時間遅れkの値の正負に応じて使用
する音声データの範囲が異なっている。また、計算を行
う時間遅れkの範囲は最大値kmaxと最小値kmin
を予め設定しておき、相関遅延を求める範囲には制限を
加える。以上で相関関数が最大となる時間遅れrkが求
められ、ステップ105で音声データをそのまま出力す
るデータ数Ttを図3に示すように計算する。このスト
レートアウト区間のデータ数Ttの計算も時間遅れrk
の正負に応じて計算式が異なる。
【0019】そして、時間遅れrkの値が正のときはス
テップ107、108、109の処理を行って出力波形
を求め、それ以外の場合にはステップ110、111の
処理を行って出力波形を求める。ここで、ステップ10
8、110におけるWdec(i)はiが0のときに大
きさ1でiの増加と共にリニアに単調減少してiが
s−1のときに0になる窓関数である。また、ステッ
プ108、110におけるWinc(i)はiが0のと
きに0でiの増加と共にリニアに単調増加してiが(T
s−1)のときに1になる窓関数である。
【0020】図4に時間遅れkの値が0、正、負の場
合にわけて出力波形が求められる様子を示している。時
間遅れrkが正の場合には時間遅れrkが0の場合に較
べて、データ数Ttが短くなっていることがわかる。逆
に、時間遅れrkが負の場合にはデータ数Ttが長くな
っている。これは、時間遅れrkのずれに応じてデータ
数Ttの長さを調節して目標の圧伸比αからのずれがな
いようにするためである。そして、引き続き処理を継続
する場合にはステップ113に示すように入力データポ
インタと出力データポインタの指すアドレスを更新して
から、ステップ102以下の処理を繰り返すようにす
る。
【0021】以上のように本実施例によれば、次に述べ
るような特長を持った再生時間を圧縮して聴取する方法
(音程を変えずに速度を高速にする方法)を実現するこ
とができる。ポインタP1、P2を基準とした相関関数
を計算し、その相関の高くなる位置で重み付け加算をし
ている。これにより、波形を接続する前後の区間で位相
が著しく不整合になることを防いでいる。そして、2つ
の離れた部分の信号は一方は単調減少し、一方は単調増
加する窓関数をかけてから加算されており、波形を接続
する区間における振幅の連続性は良好に保たれる。
【0022】これらによって、従来にない滑らかで自
然、かつ情報欠落やエコー感が少ない明瞭な再生音を得
ることができる。また、重み付け加算を行った後に続く
ストレートアウト区間のデータ数は時間遅れのデータ数
rkが決定された後に計算され、時間遅れのデータ数が
変化することによる圧伸比αのずれを生じることはな
い。さらに、重み付け加算する区間の長さは、入力信号
や時間遅れrkに無関係な一定長Tsで波形をクロスフ
ェードして接続しているので時間遅れrkの値によって
クロスフェード長が短くなることはなく、接続される信
号に含まれる低周波数成分の滑らかな再生音が得られる
ことになる。
【0023】以下本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。本発明は圧伸比αが式1.
0≦α≦(Ts/kmax)の範囲で動作する音声速度
変換方法を提供するものである。
【0024】図5は本発明の第2の実施例における音声
速度変換方法のフローチャートを示すもので、その動作
について説明する。
【0025】この例でも第1の実施例と同様に、音声信
号は離散時間データx(n)にサンプリングされてお
り、入力データポインタP1、P2、および出力データ
ポインタP3を用いてデータの指定を行う。まず、ステ
ップ501で、入力ポインタP1の指すアドレスip1
にこれから再生したい音声データの先頭アドレスに設定
する。また、P2の指すアドレスip2にはP1からT
s個後のデータを指すようにする。また、出力ポインタ
の指すアドレスopには初期値を設定する。ステップ5
02で圧伸比αを設定する。この圧伸比αは第2の実施
例における前記式に示した値を満たすものとする。次
に、ポインタP1からデータ数Ts個の信号Aとポイン
タP2からデータ数Ts個の信号Bの一方を基準として
もう一方を時間遅れの向きにずらしていき、相関の高く
なる位置を求めるために、ステップ503で相関関数を
演算し、ステップ504で相関関数が最大となるときの
時間遅れに相当するデータ数rkを求める。相関関数C
ORの計算内容については第1の実施例と同様に図2に
示したように計算を行う。
【0026】また、計算を行う時間遅れkの範囲は最大
値kmaxと最小値kminを予め設定しておき、相関
遅延を求める範囲には制限を加える。以上で相関関数が
最大となる時間遅れrkが求められ、ステップ505で
音声データをそのまま出力するデータ数Ttを図6に示
すように計算する。このストレートアウト区間のデータ
数Ttの計算も時間遅れrkの正負に応じて計算式が異
なる。そして、時間遅れrkの値が負のときはステップ
507、508、509の処理を行って出力波形を求
め、それ以外の場合にはステップ510、511の処理
を行って出力波形を求める。ここで、ステップ508、
510におけるWdec(i)は、第1の実施例と同様
にiが0のときに大きさ1でiの増加と共にリニアに単
調減少してiがTs−1のときに0になる窓関数で
ある。また、ステップ508、510におけるWinc
(i)は、第1の実施例と同様にiが0のときに0でi
の増加と共にリニアに単調増加してiがTs−1
ときに1になる窓関数である。
【0027】図7に時間遅れkの値が0、負、正の場
合にわけて出力波形が求められる様子を示している。時
間遅れrkが正の場合には時間遅れrkが0の場合に較
べて、データ数Ttが短くなっていることがわかる。逆
に、時間遅れrkが負の場合にはデータ数Ttが長くな
っている。これは時間遅れrkのずれに応じてデータ数
Ttの長さを調節して目標の圧伸比αからのずれが無い
ようにするためである。そして、引き続き処理を継続す
る場合にはステップ513に示すように入力データポイ
ンタと出力データポインタの指すアドレスを更新してか
ら、ステップ502以下の処理を繰り返すようにする。
【0028】以上のように本実施例によれば、次に述べ
るような特長を持った再生時間を伸長して聴取する方法
(音程を変えずに速度を低速にする方法)を実現するこ
とができる。ポインタP1、P2を基準とした相関関数
を計算し、その相関の高くなる位置で重み付け加算をし
ている。これにより、波形を接続する前後の区間で位相
が著しく不整合になることを防いでいる。そして、2つ
の離れた部分の信号は一方は単調減少し、一方は単調増
加する窓関数を掛けてから加算されており、波形を接続
する区間における振幅の連続性は良好に保たれる。これ
らによって、従来にない滑らかで自然、かつ情報欠落や
エコー感が少ない明瞭な再生音を得ることができる。
【0029】また、重み付け加算を行った後に続くスト
レートアウト区間のデータ数は時間遅れのデータ数rk
が決定された後に計算され、時間遅れのデータ数rkが
変化することによる圧伸比αのずれを生じることはな
い。さらに、重み付け加算する区間の長さは、入力信号
や時間遅れrkに無関係な一定長Tsで波形をクロスフ
ェードして接続しているので時間遅れrkの値によって
クロスフェード長が短くなることは無く、接続される信
号に含まれる低周波数成分の滑らかな再生音が得られる
ことになる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、信号Aと信号Bの一方を基準
とした相関関数が最大となる時間遅れrkを求め、その
時間遅れに応じて波形を重み付け加算する位置を変更す
ることにより、信号の接続を行う区間の前後で位相が著
しく不整合になることを防いでいる。また、波形の接続
を行う区間において時間的に漸減する窓関数と時間的に
漸増する窓関数を信号に乗算してから加算しているの
で、波形接続を行う区間の振幅の不連続性が無くなる。
さらに、時間遅れrkを決定した後に、式{α(Ts−
rk)/(1一α)}あるいは式{α(Ts−rk)/
(α−1)}に示される値に出力時間長が達するまで、
重み付け加算した信号に後続する信号をそのまま出力す
るので、時間遅延のデータ数が変化することによる圧伸
比αからのずれを生じることはない。さらに、一定時間
長Tsの幅で重み付け加算を行ったことにより、接続さ
れる信号に含まれる低周波数成分の滑らかな再生音が得
られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音声速度変換方
法のフローチャート
【図2】本発明の第1の実施例における音声速度変換方
法の相関関数演算のフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例におけるストレートアウ
ト区間の長さを計算するフローチャート
【図4】本発明の第1の実施例における音声速度変換方
法で、入力信号に対して時間遅延rkの値によって重み
付け加算されて得られる出力信号の模式図
【図5】本発明の第2の実施例における音声速度変換方
法のフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例におけるストレートアウ
ト区間の長さを計算するフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例における音声速度変換方
法で、入力信号に対して時間遅延rkの値によって重み
付け加算されて得られる出力信号の模式図
【図8】従来の音声速度変換装置の構成図
【図9】従来の音声速度変換装置の入力信号と出力信号
の模式図
【符号の説明】
A、B 信号 Ts 所定の時間長 rk 時間遅れ α 圧伸比
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−219462(JP,A) 特開 平4−104200(JP,A) 特開 平4−188199(JP,A) 特開 平6−222794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 11/00 - 11/06 G10L 21/00 - 21/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号において、所定の時間長Tsの
    信号をA、前記信号Aに後続する時間長Tsの信号をB
    としたとき、信号Aに対して時間遅れk(0≦k)であ
    る時間長Tsの信号A’と、信号Bに対して時間遅れ−
    k(0<k)である時間長Tsの信号B’について、信
    号Aと信号B’との相関関数および信号A’と信号Bと
    の相関関数を所定のkの範囲で計算して前記相関関数が
    最大となる時間遅れrkを求め、このrkの値に対応し
    て、rk=0の場合、信号Aと信号Bとを時間長Tsの
    幅で漸減漸増の関係で重み付け加算して出力し、また、
    rk>0の場合、信号Aを時間幅rkで出力したのち信
    号A’と信号Bとを時間長Tsの幅で漸減漸増の関係で
    重み付け加算して出力し、また、rk<0の場合、信号
    Aと信号B’とを時間長Tsの幅で漸減漸増の関係で重
    み付け加算して出力し、上記rkの値に対する処理の次
    に、時間軸圧縮伸長比(入力信号に対する出力信号の時
    間長の比)αと前記時間遅れrkとに対応して式{α
    (Ts−rk)/(1−α)}が与える時間長に達する
    まで前記加算信号に後続する信号を出力する一連の処理
    を、次の信号Aの先頭を式{(Ts−rk)/(1−
    α)}が与える時間長だけ遅延した点に再設定して繰り
    返すことにより、音声の再生時間を原音の1.0倍以下
    に変化させるようにした音声速度変換方法。
  2. 【請求項2】 音声信号において、所定の時間長Tsの
    信号をA、前記信号Aに後続する時間長Tsの信号をB
    としたとき、信号Aに対して時間遅れk(0≦k)であ
    る時間長Tsの信号A’と、信号Bに対して時間遅れ−
    k(0<k)である時間長Tsの信号B’について、信
    号Aと信号B’との相関関数および信号A’と信号Bと
    の相関関数を所定のkの範囲で計算して前記相関関数が
    最大となる時間遅れrkを求め、このrkの値に対応し
    て、rk=0の場合、信号Bと信号Aとを時間長Tsの
    幅で漸減漸増の関係で重み付け加算して出力し、また、
    rk<0の場合、信号Bを時間幅(−rk)で出力した
    のち信号B’と信号Aとを時間長Tsの幅で漸減漸増の
    関係で重み付け加算して出力し、また、rk>0の場
    合、信号Bと信号A’とを時間長Tsの幅で漸減漸増の
    関係で重み付け加算し て出力し、上記rkの値に対する
    処理の次に、時間軸圧縮伸長比(入力信号に対する出力
    信号の時間長の比)αと前記時間遅れrkとに対応して
    式{α(Ts−rk)/(α−1)}が与える時間長に
    達するまで前記加算信号に後続する信号を出力する一連
    の処理を、次の信号Aの先頭を式{(Ts−rk)/
    (α−1)}が与える時間長だけ遅延した点に再設定し
    て繰り返すことにより、音声の再生時間を原音の1.0
    倍以上に変化させるようにした音声速度変換方法。
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