JP3155490U - ディスプレイ用フィルターの梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルターの重畳物が、その梱包作業や梱包体輸送時に型崩れを起こすことなく、かつ擦れ等による異物の発生が抑制された、ディスプレイ用フィルターの梱包体を提供する。【解決手段】ディスプレイ用フィルターが複数枚積み重ねられた重畳物の梱包体であって、前記重畳物が底板と側板を有する収容ベッドに収容された状態で、外装用袋内に密封収納されていることを特徴とする、シート状ディスプレイ用フィルターの梱包体。プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイの表示画面に設置されるフィルターの梱包体として好適に用いることができる。【選択図】図8

Description

本考案は、ディスプレイ用フィルターの梱包体に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイには、その前面に、通常、外光の反射の防止、ディスプレイから発生する電磁波の遮蔽、ディスプレイから発生する近赤外線の遮蔽、ディスプレイの保護などを目的としたディスプレイ用フィルターが装着されている。特にプラズマディスプレイに装着されるディスプレイ用フィルターには、電磁波遮蔽機能、近赤外線遮蔽機能、反射防止機能等の複数の機能が要求されており、かかるディスプレイ用フィルターは複数の機能性フィルムが接着層で積層された構成になっているのが一般的である。
また、近年、ディスプレイ用フィルターをディスプレイに直接に貼り付けるための接着層が予めディスプレイ用フィルター側に積層された、所謂、ディスプレイ用直貼りフィルターが普及拡大している。上記のディスプレイ用直貼り用フィルターの場合は、特にディスプレイとディスプレイ用直貼りフィルターとの間に異物が混入すると致命的な欠陥となる場合が多く、ディスプレイ用直貼りフィルターに異物が付着しないように厳重に、生産、梱包、輸送を行う必要がある。
通常、ディスプレイ用フィルターの生産工程においては、最終検査で異物混入品を除去することが行われているが、それ以降の工程では、ディスプレイ用フィルターをディスプレイに貼り付けるまでは検査は行われない。従って、梱包や輸送工程においてディスプレイ用フィルターに異物が付着すると、ディスプレイに一旦貼り付けたディスプレイ用フィルターを剥離して、他のディスプレイ用フィルターを再度貼り付けなければならず、大幅なコスト増となる。従って、梱包、輸送工程における異物の混入や梱包内での異物の発生(梱包内での擦れカスの発生等)が起こらない梱包体が要求されている。
偏光フィルム等からなる光学フィルムの重畳物(光学フィルムを複数枚積み重ねた物)の型崩れを防止した梱包体が、特許文献1、2に開示されている。特許文献1には、光学フィルム重畳物を帯状の紐環で緊締して固定した後、プラスチックフィルムからなる外袋に入れて真空密封することが開示されている。特許文献2には、帯電防止処理された包装フィルムで光学フィルム重畳物を包装した後、接着強度の高い接着テープで包装フィルムの重なり合った縁端面を接着止めすることが開示されており、更に上記梱包体をポリオレフィン製の外袋に入れ、ダンボール箱に入れて梱包することが記載されている。
特開2000−191994号公報 特開2007−55632号公報
上述した特許文献1、2では、光学フィルム重畳物は帯状の紐環あるいは包装フィルムと接着テープで型崩れしないように固定しているが、外袋内では光学フィルム重畳物は固定されていないので輸送中に外袋内で移動して、光学フィルム重畳物の固定状態がゆるむ場合がある。特に、プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルターは1枚当たりの重量が大きいために、輸送中に外袋内での移動によって光学フィルム重畳物の固定状態がゆるみやすくなる。光学フィルム重畳物の固定状態がゆるむと、光学フィルム同士、あるいは光学フィルムと包装フィルムとが擦れて、梱包内で新たに擦れカスが発生して光学フィルターに再付着するという問題が起こる。
また、特許文献2のように光学フィルム重畳物を帯状の紐環で強く締め付けて固定する方法は、プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルターの重畳物を固定するには不適切である。つまり、ディスプレイ用フィルター重畳物を帯状の紐環で強く締め付けると、ディスプレイ用フィルターが湾曲したり、端部が折れ曲がる等の不都合が生じる場合がある。
また、プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルターはサイズが大きくかつ重量も大きいために、このような大サイズのディスプレイ用フィルターを積み重ねた重畳物は、その重量によって撓みやすく、特許文献1、2のように内装フィルムで包装しただけでは、外袋への挿入作業や取り出し作業を容易に行うことができず、かつ重畳物の撓みなどによって、ディスプレイ用フィルターに折れや傷が発生する場合がある。
従って、本考案の目的は、異物の混入がなく、かつ異物の発生がない、ディスプレイ用フィルターの梱包体を提供することにある。特に、本考案は、プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルターの重畳物が、その梱包作業や梱包体輸送時に型崩れを起こすことなく、かつ擦れ等による異物の発生が抑制された、ディスプレイ用フィルターの梱包体を提供することにある。
本考案の他の目的は、プラズマディスプレイに直接に貼り付けられるディスプレイ用直貼りフィルターに好適な梱包体を提供することにある。
本考案の上記目的は、以下の考案によって基本的に達成された。
(1)ディスプレイ用フィルターが複数枚積み重ねられた重畳物の梱包体であって、前記重畳物が底板と側板を有する収容ベッドに収容された状態で、外装用袋内に密封収納されていることを特徴とする、ディスプレイ用フィルターの梱包体。
(2)前記外装用袋が減圧状態で密封されている、前記(1)に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(3)前記重畳物が内装用フィルムで包装された状態で前記収容ベッドに収容されている、前記(1)または(2)に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(4)前記内装用フィルムの内側面が離型処理されている、前記(3)に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(5)前記重畳物の下面と前記内装用フィルムとの間にダミーシートを有する、前記(3)または(4)に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(6)前記収容ベッドが、側板で全体的または部分的に囲まれた長方形の収容スペースを有する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(7)前記長方形の収容スペースの対角関係にある少なくとも2つの角が側板で囲まれずに開放されている、前記(6)に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(8)前記長方形の収容スペースの全ての角が側板で囲まれずに開放されている、前記(6)に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(9)前記ディスプレイ用フィルターが、接着層を含むプラズマディスプレイ用直貼りフィルターである、前記(1)〜(8)のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(10)前記ディスプレイ用フィルターの平面形状が長方形であり、かつ前記長方形の対角長さが762mm以上である、前記(1)〜(9)のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
(11)更に外梱包ケースに収納されている、前記(1)〜(10)のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
本考案によれば、異物の混入がなく、かつ異物の発生がない、ディスプレイ用フィルターの梱包体を提供することができる。特に、本考案によれば、プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルター重畳物の梱包体において、その梱包作業や梱包体輸送時に重畳物が型崩れを起こすことなく、擦れ等によって梱包体内で新たに異物が発生することを防止できる。また、本考案によれば、プラズマディスプレイに直接に貼り付けられるディスプレイ用直貼りフィルターに好適な梱包体を提供することができる。
本考案の梱包体に用いられる収容ベッドの実施態様を示す平面図である。 本考案の梱包体に用いられる収容ベッドの好ましい実施態様の斜視図である。 図2の収容ベッドを形成するための底板の平面図である。 本考案に用いられる収容ベッドの他の態様の平面図である。 本考案における1つのサイズの収容ベッドを異種サイズの収容ベッドに応用するときの一例を示す平面図である。 本考案の内装用フィルムによる重畳物の包装形態を例示した斜視図である。 本考案の内装用フィルムによる重畳物の包装形態を例示した斜視図である。 本考案の梱包体の一実施態様の概略側面図である。 本考案の梱包体が収納される外梱包ケースの一例を示す斜視図である。 図9の外梱包ケースが垂直方向に複数段重ねられたときの斜視図である。
本考案は、同一サイズのシート状ディスプレイ用フィルターが複数枚積み重ねられた重畳物が梱包された梱包体に関するものである。かかる重畳物を形成するために積み重ねられるディスプレイ用フィルターの枚数は、2〜100枚程度であり、5〜80枚程度が適当であり、10〜60枚程度が好適である。ディスプレイ用フィルターが積み重ねられた重畳物の重量は、最大でも50kg以下となるように設定することが好ましい。重畳物の重量が大きくなりすぎると、重畳物の下層のディスプレイ用フィルターに重量が掛かりすぎて傷や凹みが起こりやすくなること、また梱包体を構成する収容ベッドの強度を過度に強くする必要がありコスト増になること、また重畳物を人力で持ち運びすることができなくなるという問題がある。以下の説明において、ディスプレイ用フィルターが複数枚積み重ねられた重畳物を単に重畳物と言う。
本考案におけるディスプレイ用フィルターは、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイの表示画面に設置されるフィルターである。このディスプレイ用フィルターは、反射防止機能、防眩機能、電磁波遮蔽機能、近赤外線遮蔽機能、色補正機能、ディスプレイパネルの保護機能等を有するフィルターである。
本考案は、プラズマディスプレイのような大画面(対角長さ30インチ以上=762mm以上)に設置されるディスプレイ用フィルターの梱包体に好適であり、特に対角長さが40インチ以上(1016mm以上)の大サイズのディスプレイ用フィルターの梱包体に好適である。本考案が適用可能なディスプレイ用フィルターの上限サイズは、対角長さが100インチ(2540mm)程度である。
上記したような大サイズのディスプレイ用フィルターは、重量が大きく、腰が弱く、傷がつきやすく、かつ異物混入を極端に嫌うために、その重畳物の梱包体には、従来の梱包体は適用できなかった。
そこで、鋭意検討した結果、重畳物が底板と側板を有する収容ベッドに収容された状態で外装用袋内に密封収納された梱包体とすることによって、前述した目的が達成されることを見いだし、本考案を成すに至った。
以下、本考案の梱包体を詳細に説明する。
重畳物が収容される収容ベッドは、底板と側板で形成されており、側板で部分的もしくは全体的に囲まれた収容スペースを有する。ディスプレイ用フィルターの平面形状は通常長方形であり、ディスプレイ用フィルターの重畳物の平面形状も長方形となる。従って、重畳物を収容する収容ベッドの収容スペースも重畳物の平面形状より僅かに大きめの長方形とすることが好ましい。
収容ベッドを形成するための底板は、収容ベッドに収容された重畳物が撓まないように、重畳物を平面状態に保持する役目を有し、側板は重畳物が水平方向に移動しないように保持する役目を有する。従って、側板は、長方形の収容スペースの4辺それぞれに配置することが好ましい。この場合、長方形の収容スペースの1つの辺に対して、その全長に側板を配置してもよいし、あるいはその一部に側板を配置してもよい。
図1は、本考案の梱包体に用いられる収容ベッドの実施態様を示す平面図である。収容ベッド1は、底板2と側板3で形成されている。図1(a)は、斜線表示の長方形領域(収容スペース4)の外周全体に側板3が配置された態様である。即ち、図1(a)の態様は、斜線表示の収容スペース4の4辺の全長に側板3が配置されている。図1(b)は、斜線表示の収容スペース4の4辺それぞれに側板3が部分的に配置されている態様である。図1(c)は、斜線表示の収容スペース4の対向する2つの短辺にはその全長に側板3が配置され、対向する2つの長辺には部分的に側板3が配置された態様である。
図1(b)及び図1(c)の特徴は、収容スペース4の対角関係にある少なくとも2つの角は側板で囲まれずに開放状態にあると言うことである。即ち、収容スペース4の対角関係にある少なくとも2つの角は側板で角が形成されないことである。上記のように収容スペース4の対角関係にある少なくとも2つの角を開放することによって、重畳物の収容ベッドへの収容及び取り出し作業が容易になるという利点があり、本考案において好ましい態様である。
更に、図1(b)及び図1(c)のように、斜線表示の収容スペース4の全ての角が開放されていることが更に好ましい。本考案に用いられる収容ベッドは、繰り返し使用することが可能であり、この場合、再使用する前には収容ベッドに付着したほこりやゴミを取り除かなければならない。収容スペースの角にはほこりやゴミが溜まりやすく、取り除きにくいが、収容スペース4の全ての角を開放することによって、上記の問題が解消される。
図2は、本考案の梱包体に用いられる収容ベッドの好ましい実施態様の斜視図である。収容ベッド1は、底板2と側板3で形成されている。側板3は底板2の周辺に部分的に配置され、底板2に接着材や両面接着テープ等で固定されている。つまり、図2の態様では、部分的に配置された側板3によって収容スペース4が形成されている。
図3は、図2の収容ベッドを形成するための底板の平面図である。底板2は、斜線表示された長方形の収容スペース4の4辺それぞれに、収容スペース4と一体的に形成された突出部5を有する。底板2の突出部5は、本考案の梱包体を更に後述する外梱包ケースに収納したときに、外梱包ケースの内壁面に当接して、外梱包ケース内で本考案の梱包体が移動するのを防止するという効果を発揮するとともに、外梱包ケースの四隅近傍に本考案の梱包体との間に指を挿入することができるスペースが生まれ、それによって本考案の梱包体を外梱包ケースに収納するときの作業、及び外梱包ケースから取り出すときの作業を容易ならしめる。
底板2の突出部5の形状は、特に限定されず、例えば長方形、正方形、台形等の四角形、三角形、半円形等が挙げられるが、好ましくは長方形や台形である。
図2、3の態様において、底板2の突出部5は側板3の取り付け部(側板3の底板2への接着固定部)として利用されており、4つの側板3で囲まれた斜線表示の長方形領域が収容スペース4となる。
図4は、本考案に用いられる収容ベッドの他の態様の平面図である。図4(a)は、長方形の底板2の四隅に指を挿入することができる程度の切り欠き部6が設けられた態様である。上記の切り欠き部を設ける意味は、前述したように本考案の梱包体を外梱包ケースに収納するときの作業、及び外梱包ケースから取り出すときの作業を容易ならしめるためである。
図4(a)の態様では、切り欠き部6を底板2の四隅に設けているが、切り欠き部を対角関係にある2つの隅にのみに設けた場合であっても、その目的は達成される。
図4(b)は、長方形の底板2の内側に側板3が設けられた態様である(図1(b)と同じ)。この収容ベッドを用いた梱包体を外梱包ケースに収納する場合、外梱包ケースの内壁に指を挿入することができる窪みを形成することによって、梱包体を外梱包ケースに収納するときの作業、及び外梱包ケースから取り出すときの作業が容易になる。
図5は、1つのサイズの収容ベッドを異種サイズの収容ベッドに応用するときの一例を示す平面図である。図5(a)は、比較的大サイズのディスプレイ用フィルター(A)に適用される収容ベッドの平面図である。図5(b)及び図5(c)は上記ディスプレイ用フィルター(A)よりも小サイズのディスプレイ用フィルターに適用される収容ベッドで、上記ディスプレイ用フィルター(A)に適用される収容ベッドをモディファイした態様である。
図5(a)、図5(b)、及び図5(c)の収容ベッドに用いられている底板2はいずれも同一サイズであり、側板3の位置を変更することによって各種サイズのディスプレイ用フィルターに対応している。つまり、斜線表示の収容スペース4に収容される重畳物のサイズ(ディスプレイ用フィルターのサイズとほぼ同等)に合わせるために、側板3の位置が調整されている。図5の収容ベッドを形成するための底板は、上記した図3の底板と同様の構成である。
図5の態様は、1つのサイズの底板で各種サイズのディスプレイ用フィルターに適用するものであり、これを実施することによって、1つのサイズの外包装袋及び1つのサイズの外梱包ケースで、各種サイズのディスプレイ用フィルターに対応することが可能となり、その結果、梱包材料のサイズ別種類が低減されるので梱包材料の在庫管理業務が軽減されると言う利点がある。
本考案における収容ベッドを形成するための底板は、収容ベッドに収容された重畳物が撓まないように平面状態に保持する役目があり、比較的高い剛直度が要求される。この観点から底板の材料としては、比較的軽量で比較的高い剛直度が得られる、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のプラスチック樹脂が好ましく用いられる。底板の厚みは、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。好ましい厚みの上限は20mm程度である。
本考案の収容ベッドを形成するための側板は、収容ベッドに収容された重畳物が水平方向に移動しないように保持する役目があり、軽量で比較的高い強度が要求される。この観点から、側板の材料としてはプラスチック樹脂発泡体が好ましく用いられる。プラスチック樹脂発泡体としては、各種発泡体が用いられる。代表的なものとして、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、メラミン系樹脂、フエノール系樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンからなる樹脂発泡体が好ましく用いられる。上記したプラスチック樹脂発泡体の発泡倍率は、比較的軽量で比較的高い強度を得るために、5〜35倍の発泡倍率とすることが好ましい。上記したプラスチック樹脂発泡体を用いることによって、通常の樹脂に比べて強度をあまり低下させずに重量を大幅に軽減できるという利点がある。
側板の高さは、重畳物の高さと同程度もしくは重畳物の高さより若干高くすることが好ましい。側板の幅は、5〜50mm程度が適当である。
側板の形状は、上述した側板の役目、側板の加工性の観点から、比較的細長い直方体が好ましい。
本考案において、重畳物はそのまま収容ベッドに収容されてもよいが、好ましくは、重畳物が内装用フィルムで包装された状態で収容ベッドに収容されることである。重畳物を内装用フィルムで包装することによって、重畳物と収容ベッドの側板との間に僅かの隙間があっても、収容ベッド内での重畳物の僅かな移動を防止することができる。また、重畳物を内装用フィルムで包装することによって、接着層を含むディスプレイ用フィルター重畳物の端面から接着層に含まれる粘着剤や接着剤の一部が脱落してディスプレイ用フィルターに再付着することを防止することができる。
以下、重畳物を内装用フィルムで包装する態様を説明する。
内装用フィルムの材料は特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン(登録商標)などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。内装用フィルムの厚みは、10〜100μm程度が適当であり、20〜50μmの範囲が好ましい。
内装用フィルムの内側面(重畳物と接触する面)は、離型処理されていることが好ましい。これによって、重畳物の端面と内装用フィルム内側面との接触により接着層に含まれる粘着剤や接着剤の一部が脱落するのを防止することができる。上記離型処理には、公知の離型剤、例えば、シリコーン系離型剤、長鎖アルキル系離型剤、フッ素系離型剤などを用いることができる。
内装用フィルムによる重畳物の包装形態について説明する。
かかる包装形態の例を図6、図7に示すが、本考案はこれらに限定されない。図6(a)は、1枚の内装用フィルムシート7で重畳物10を包むように包装した態様である。図6(b)は、2枚の内装用フィルムシート7a、7bで重畳物10を包むように包装した態様である。符号8は接着テープである。
図6(b)において、内装用フィルムシート7aの幅は重畳物10の長辺とほぼ同一の長さであり、内装用フィルムシート7bの幅は重畳物10の短辺とほぼ同一の長さである。
図7は、重畳物の上面に、重畳物の平面形状とほぼ同一サイズのダミーシート9を載せ、その上から内装用フィルムシート7で包装した態様である。図7の態様は、内側面が離型処理された内装用フィルムシートを用いたときに有効である。即ち、重畳物の上面で内装フィルムシートの離型処理面と重畳物が接触することによって離型剤が脱落して重畳物に再付着することをダミーシートの挿入により回避できるようになる。
また、図7の態様では、ダミーシート9で重畳物の上面が保護されているので、内装用フィルムシート7はダミーシート9の全面を被覆する必要はなく、ダミーシート9が露出した状態で包装することが可能である。符号8は接着テープである。図7の態様において、内装用フィルムシートは、図6(a)のように1枚のみを使用した態様であってもよいし、図6(b)のように2枚の内装用フィルムシートを使用した態様であってもよい。
図7の包装形態において、重畳物の上面に挿入されるダミーシートとしては、一般的なプラスチックフィルムを用いることができるが、帯電防止処理が施された帯電防止フィルムシートを用いることが好ましく、これによってほこりやゴミの付着を防止することができる。
本考案において、内装用フィルムによる重畳物の包装形態の好ましい態様は、図6(b)と図7を組み合わせた態様である。即ち、重畳物の上面にダミーシートを挿入し、2枚の内装用フィルムシートで重畳物の底面と側面を包むように包装し、2枚の内装用フィルムシートが重畳物上面で折り返されてダミーシートの一部のみを覆うよう包装する態様である。
上記の2枚の内装用フィルムシートを用いる包装形態では、図6(a)に示す1枚の内装フィルムシートを用いる形態のように重畳物の角部を折り込まなくてもよいので、包装作業が容易であり、特に比較的強度がある内装用フィルムシートを用いる場合に有効である。一般に強度が高いフィルムは、厚みが大きく腰も強くなるので、1枚の内装用フィルムシートの場合、上述したように重畳物の角部を折り込む作業が難しくなる。
また、ダミーシートを用いることによって内装フィルムシートで重畳物の上面全部を覆う必要がなくなるので、内装用フィルムシートの長さを短くすることが可能となり材料コストの低減が図られる。
前述したように、ダミーシートとして帯電防止フィルムシートを用いることが好ましいが、帯電防止フィルムシートとしてポリエチレンなどの腰の弱いフィルムを用いると、重畳物上面の保護が不足する場合、あるいは、内装用フィルムシートの接着テープによる接着作業時に帯電防止フィルムシートにしわが入る場合がある。このような問題を回避するために、帯電防止フィルムシートと内装用フィルムシートの間に更に比較的腰の強いプラスチックフィルム、例えばポリプロピレンフィルムやポリエステルフィルムを挿入することが好ましい。
本考案における内装用フィルムは、前述したように内側面が離型処理されていることが好ましいが、離型処理した内装用フィルムを用いた場合、重畳物の下面と内装用フィルムの離型処理面が接触し離型剤が脱落して重畳物に再付着するという不都合が生じる場合がある。この問題を回避するために、重畳物の下面と内装用フィルムとの間に重畳物の下面とほぼ同一サイズのダミーシートを挿入することが好ましい。ダミーシートとしては一般的なプラスチックフィルムを用いることができるが、ディスプレイ用フィルターの不良品あるいはディスプレイ用フィルターの構成部材の一部をダミーシートとして用いることができる。
重畳物の下面に挿入されるダミーシートは、重畳物の最下層のディスプレイ用フィルターを取り出すときに、ディスプレイ用フィルターに付着して一緒に持ち上がらないように、比較的厚みが大きく重量のあるフィルムシートを用いることが好ましい。この観点から、上記ダミーシートの厚みは100μm以上が好ましく、150μm以上がより好ましく、特に200μm以上が好ましい。好ましい厚みの上限は1mm程度である。
上述のようにして内装用フィルムで包装された重畳物(重畳物)は、上述したように収容ベッドに収容される。このとき、収容ベッドと重畳物との間にクッション性のシートを挿入することが好ましい。かかるクッション性シートとしては、発泡樹脂シート、スポンジシート、エアクッションシート等が挙げられる。クッション性シートの厚みは1〜5mm程度が適当である。
本考案の最大の特徴は、重畳物が収容ベッドに収容された状態で外装用袋内に密封収納されることにある。これによって、大サイズで重量が大きいディスプレイ用フィルターの重畳物であっても、外装用袋内で重畳物が移動することを防止することができる。また、外装用袋を密封することによって、外装用袋内に外部からほこりやゴミが入り込むのを防止することができる。
外装用袋内で重畳物が移動すると、前述の特許文献1、2に記載されるように内装用フィルムで重畳物を包装していても、大サイズで重量が大きいディスプレイ用フィルターの重畳物の場合は、容易に型崩れを起こし、重畳物に傷が入ったり、擦れカスが重畳物に再付着するという不都合が生じる。このような問題を本考案の梱包体は解決することができる。
また、重畳物が収容ベッドに収容された状態で外装用袋内に収納されることによって、大サイズで重量が大きいディスプレイ用フィルターの重畳物を容易に外装用袋内に挿入、収納することができる。収容ベッドを用いずに重畳物のみを外装用袋内に挿入、収納することはかなり難しい作業となる。
本考案において、重畳物が収容ベッドに収容された状態で外装用袋内に減圧状態で密封収納されることが好ましい。外装用袋内を減圧状態にするには、外装用袋の挿入口に吸引用の管を挿入し、外装用袋内の空気を吸引して真空状態に近づけた直後に挿入口をヒートシール等で閉じる方法を用いることができる。
外装用袋内を減圧状態にすることによって、輸送中の振動により外装用袋内で収容ベッドに収納された重畳物が収容ベッドから浮き上がるのを防止することができる。また、外装用袋内を減圧状態にすることによって、外装用袋内の酸素及び水分が大幅に減少するので、酸素や水分によるディスプレイ用フィルターへの悪影響を低減することができる。
外装用袋の材料としては、特に限定されず、公知の材料を用いることができる。例えば、プラスチック樹脂からなる材料、プラスチック樹脂とアルミのような金属の複合材料等が挙げられる。好ましい材料として、例えばヒートシール性のあるプラスチック樹脂とガスバリヤー性及び防湿性を有するアルミとの少なくとも2層構成の材料を挙げることができる。
図8は、本考案の梱包体の一実施態様の概略側面図である。重畳物10が収容ベッド1に収容された状態で外装用袋11に減圧状態で密封収納されている。
上述のようにして形成された本考案の梱包体は、更に外梱包ケースに収納されることが好ましい。外梱包ケースとしては、例えば図9のような外梱包ケース12を用いることができる。また、外梱包ケース12は、図10に示すように垂直方向に複数段重ねることができる。
本考案の梱包体は、プラズマディスプレイのような大画面に装着されるディスプレイ用フィルターの重畳物の梱包に好適である。また、接着層を含むディスプレイ用直貼りフィルターの重畳物の梱包に好適である。
また、本考案の梱包体は、対角長さが30インチ以上(762mm以上)のディスプレイ用フィルターの梱包に好適であり、特に対角長さが40インチ以上(1016mm以上)のディスプレイ用フィルターの梱包に極めて優れている。
本考案におけるディスプレイ用フィルターは、少なくとも1枚の基材フィルムと少なくとも1層の接着層を有する。本考案は、基材としてガラス板は含まないディスプレイ用フィルターの梱包に好適である。
本考案におけるディスプレイ用フィルターを構成する基材フィルムは、公知のプラスチックフィルムが用いられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂フィルム、トリアセチルセルロース等のセルロース樹脂フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のポリオレフィン樹脂フィルム、アクリル樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、エポキシ樹脂フィルム、ポリイミド樹脂フィルム、ポリエーテルイミド樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム、ポリスルフォン樹脂フィルム、ポリフェニレンサルファイド樹脂フィルム、ポリエーテルスルフォン樹脂フィルム等が挙げられる。これらの中でも、ポリエステル樹脂フィルム、ポリオレフィン樹脂フィルム及びセルロース樹脂フィルムが好ましく、特にポリエステル樹脂フィルムが好ましく用いられる。基材フィルムの厚みとしては、50〜300μmの範囲が適当であり、90〜250μmの範囲が好ましい。
本考案におけるディスプレイ用フィルターを構成する接着層には、公知の粘着剤や接着剤が用いられ、更に接着層には、ディスプレイ用フィルターの透過率や色を補正するための顔料や色素を含む場合がある。上記接着層の厚みは10〜50μm程度であることが好ましい。
以下、本考案におけるディスプレイ用フィルターについて具体例を挙げて説明するが、本考案はこれらに限定されない。
かかるディスプレイ用フィルターの1つの態様は、基材フィルムに電磁波遮蔽層(導電層)が積層された電磁波遮蔽フィルムと、基材フィルムに反射防止層や近赤外線遮蔽層が積層された光学機能性フィルムと、上記の2つのフィルムを貼合するための接着層と、ディスプレイに直接に貼り付けるための直貼り用接着層と、直貼り用接着層に積層される離型フィルムと、上記光学機能性フィルムを保護する保護フィルムと、が積層されたディスプレイ用フィルターである。
上記ディスプレイ用フィルターの構成順は、「離型フィルム/直貼り用接着層/電磁波遮蔽フィルム/接着層/光学機能性フィルム/保護フィルム」となっている。
本考案におけるディスプレイ用フィルターの他の態様は、1枚の基材フィルムに電磁波遮蔽層と反射防止層と近赤外線遮蔽層が積層された機能統合フィルムと、直貼り用接着層と、離型フィルムと、保護フィルムと、が積層されたディスプレイ用フィルターである。このディスプレイ用フィルターの構成順は、「離型フィルム/直貼り用接着層/機能統合フィルム/保護フィルム」となっている。
本考案に係るディスプレイ用フィルターの梱包体は、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイの表示画面に設置されるフィルターの梱包体として好適に用いることができる。
1 収容ベッド
2 底板
3 側板
4 収容スペース
5 突出部
6 切り欠き部
7、7a、7b 内装用フィルムシート
8 接着テープ
9 ダミーシート
10 重畳物
11 外装用袋
12 外梱包ケース

Claims (11)

  1. ディスプレイ用フィルターが複数枚積み重ねられた重畳物の梱包体であって、前記重畳物が底板と側板を有する収容ベッドに収容された状態で、外装用袋内に密封収納されていることを特徴とする、ディスプレイ用フィルターの梱包体。
  2. 前記外装用袋が減圧状態で密封されている、請求項1に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  3. 前記重畳物が内装用フィルムで包装された状態で前記収容ベッドに収容されている、請求項1または2に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  4. 前記内装用フィルムの内側面が離型処理されている、請求項3に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  5. 前記重畳物の下面と前記内装用フィルムとの間にダミーシートを有する、請求項3または4に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  6. 前記収容ベッドが、側板で全体的または部分的に囲まれた長方形の収容スペースを有する、請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  7. 前記長方形の収容スペースの対角関係にある少なくとも2つの角が側板で囲まれずに開放されている、請求項6に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  8. 前記長方形の収容スペースの全ての角が側板で囲まれずに開放されている、請求項6に記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  9. 前記ディスプレイ用フィルターが、接着層を含むプラズマディスプレイ用直貼りフィルターである、請求項1〜8のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  10. 前記ディスプレイ用フィルターの平面形状が長方形であり、かつ前記長方形の対角長さが762mm以上である、請求項1〜9のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
  11. 更に外梱包ケースに収納されている、請求項1〜10のいずれかに記載のディスプレイ用フィルターの梱包体。
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