JP3155134U - 糖衣食品 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、本考案の要旨は、
(1)中心層となる食品が糖衣層により被覆された食品であって、前記糖衣層の表面に、フォンダントおよび砂糖の混合物から構成される不規則な凹凸を有する模様が形成されていることを特徴とする糖衣食品、
(2)前記模様を、フォンダント、グラニュー糖および砂糖液の混合液を用いて形成させる前記(1)に記載の糖衣食品、
(3)前記砂糖液の糖度が60〜85%であり、かつ前記混合液における砂糖液の割合が20〜30重量%である前記(2)に記載の糖衣食品、
(4)前記模様に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸三カリウム、塩化カルシウム、塩化鉄(III)からなる群から選ばれる少なくとも1種の塩類を含み、かつ前記混合液における塩類の割合が30重量%未満である前記(2)または(3)に記載の糖衣食品
に関する。
まず初めに、中心層となる食品をレボリングパンに投入し、砂糖液を中心層となる食品に均一に掛かるように散布する。この際、糖衣液として使用される砂糖液は、糖度60〜90%、好ましくは68〜75%に調製することが好ましい。このような糖度に調製することで、糖衣層形成時に砂糖の結晶化が良好に行われる。なお、糖衣液には、調味料、香料、着色料、増粘剤などの添加物を適宜添加してもよい。また、散布した糖衣液の砂糖の結晶化を促進させるために、レボリングパン内に送風することが望ましい。これらの工程を複数回繰り返すことで、糖衣層により被覆された糖衣物が得られる。
次に、得られた糖衣物を再度レボリングパンに投入した後、加温したフォンダントおよび砂糖液の混合液を塗布し、冷風を送って乾燥させることで、糖衣層の表面に凹凸を有する模様が形成された糖衣食品が得られる。
「造粒物の作製」
下記表1に示す組成の造粒物を流動層造粒機にて作製した。得られた造粒物の粒径は、1mm以下、平均250μmであった。
下記表2に示す組成にて各成分を混合し、打錠機にて直径6mm、単重0.12gの打錠物を作製した。
下記表3に示す組成にて糖衣液を作製した。なお、糖度は70%に調製した。
打錠物をレボリングパンに投入し、回転数15rpmで回転させながら糖衣液を散布して被覆し、その後50℃の温風を送って乾燥させて糖衣層を形成し、糖衣物を作製した。
下記表4に示す実施例1の組成にてフォンダント、グラニュー糖および砂糖液の混合液を作製した。得られた混合液は、香料、着色料、必要であれば塩化ナトリウムを加えて、60℃に調節したウォーターバスを用いて加温した。
糖衣物をレボリングパンに投入し、回転数15rpmで回転させながら、60℃に加温したフォンダント、グラニュー糖および砂糖液の混合液を塗布し、20℃の冷風を送って乾燥させて、糖衣層の表面にフォンダントおよび砂糖の混合物から構成される模様が形成された糖衣食品を得た。
図1に示すように、得られた糖衣食品1は、黄色に着色された糖衣層2の表面に、光沢のある砂糖結晶を含む不規則な凹凸を有する白色の模様3が形成され、表面が平滑な糖衣層を外層に有する従来の糖衣食品に比べて、非常に新しい外観の糖衣食品であった。
混合液の組成を下記表4に示す実施例2の組成とする以外は、実施例1と同様に、糖衣層の表面にフォンダントおよび砂糖の混合物から構成される模様を有する糖衣食品を作製した。
得られた糖衣食品は、実施例1と同様の非常に新しい外観をもつだけでなく、模様から感じられる塩味と糖衣層から感じられる甘味が調和した、新規な糖衣食品であった。
混合液の組成を下記表4に示す比較例1の組成とする以外は、実施例1と同様に糖衣食品の作製を行ったが、混合液の流動性が非常に低いため、塗布することができなかった。
混合液の組成を下記表4に示す比較例2の組成とする以外は、実施例1と同様に糖衣食品の作製を行ったが、混合液の粘度が非常に低いために糖衣層の表面全体に均一に掛かってしまい、凹凸を有する模様は形成されなかった。
混合液の組成を下記表4に示す比較例3の組成とする以外は、実施例1と同様に糖衣食品の作製を行ったが、混合液に含まれる多量の塩が砂糖の結晶化を阻害するために糖衣食品同士がブロッキングを生じ、糖衣食品を得ることができなかった。
2 糖衣層
3 模様
Claims (4)
- 中心層となる食品が糖衣層により被覆された食品であって、前記糖衣層の表面に、フォンダントおよび砂糖の混合物から構成される不規則な凹凸を有する模様が形成されていることを特徴とする糖衣食品。
- 前記模様を、フォンダント、グラニュー糖および砂糖液の混合液を用いて形成させる請求項1に記載の糖衣食品。
- 前記砂糖液の糖度が60〜85%であり、かつ前記混合液における砂糖液の割合が20〜30重量%である請求項2に記載の糖衣食品。
- 前記模様に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸三カリウム、塩化カルシウム、塩化鉄(III)からなる群から選ばれる少なくとも1種の塩類を含み、かつ前記混合液における塩類の割合が30重量%未満である請求項2または3に記載の糖衣食品。
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JP2009006168U JP3155134U (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 糖衣食品 |
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JP2009006168U JP3155134U (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 糖衣食品 |
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JP3155134U true JP3155134U (ja) | 2009-11-05 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3155134U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010642A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Uha Mikakuto Co Ltd | 突起を有する糖衣食品 |
JP2012085577A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Ezaki Glico Co Ltd | 糖衣チューインガム及びその製造方法 |
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2009
- 2009-08-28 JP JP2009006168U patent/JP3155134U/ja not_active Expired - Fee Related
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