JP3154894U - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学レンズセットを迅速に安定的に移動でき、傾斜の発生を低減し、全体を小型化できる圧電式の小型のレンズ駆動装置を提供する。【解決手段】圧電振動素子31と、弾性部材30と、ガイド装置23と、レンズ鏡筒21内に配置される光学レンズセット22と、により構成され、弾性部材30はレンズ鏡筒21と圧電振動素子31との間に配置されてレンズ鏡筒に対して押圧力を作用し、圧電振動素子の振動を弾性部材を介してレンズ鏡筒に伝達することにより、その押圧力に伴う摩擦力によってレンズ鏡筒の光軸方向の移動操作させ、レンズの焦点合わせを行う。ガイド装置は、レンズ鏡筒に設けたガイド通孔211、211’を挿通するピン35をレンズ鏡筒を収容配置するフレーム12に固定することにより、レンズ鏡筒のスライド移動をガイドする。【選択図】図5

Description

本考案は、レンズ駆動装置に関し、特に、圧電振動素子が変形することによって発生する変移および摩擦力により、光学レンズセットの前後移動を制御して焦点合わせを行うレンズ駆動装置に関する。
デジタルカメラまたは撮影機能を有する携帯電話には、レンズ駆動装置が配置される。このレンズ駆動装置の機能は、光学レンズセットを光軸に沿って移動させることにより、オートフォーカス(auto focus)および/またはズーム(zoom)の機能を達成することである。光学レンズセットの移動方法の1つとしては、ボイスコイルモータ(Voice Coil Motor:VCM)を利用したものがある。この方法は、コイルに電流を流すことにより、電磁場を発生させ、永久磁石との間に駆動力(driving force)を発生させ、光学レンズセットを光軸に沿って移動させるものである。この方法により、レンズモジュールの体積を縮小できるため、近年、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6などの小型カメラ、カメラ付き携帯電話(camera−equipped cellular phone)またはウェブカメラ(web−camera)中に広く応用されている。また、例えば、特許文献7、特許文献8、特許文献9など、超音波モータ(Ultrasonic Motor:USM)を利用したものがある。この方法は、圧電材料(piezoelectric material)に電圧を印加すると変形する特性を利用することにより、超音波周波数の機械的振動を発生させ、さらに、摩擦駆動される機構を介して超音波モータを回動運動させたり、或いは、直線移動させたりするものである。
図1を参照する。図1は、例えば、特許文献10などの超音波モータを応用したレンズ駆動装置を示す。このレンズ駆動装置は、固定体(fixed element)9091上に圧電アクチュエータ(piezoelectric actuator)902が配置される。圧電アクチュエータ902がコネクタ(connector)9021を介して移動体(lens moving element)9092に接続されることにより、圧電駆動力(piezoelectric driving force)が作用される。また、コイル体(coil element)907と磁石体(magnet element)908とにより、電磁力(electric−magnetic force)が生成される。圧電駆動力と電磁力とのバランスにより、移動体9092およびレンズセット901がシャフト(shafts)904に沿って移動し、焦点合わせが行われる。
図2を参照する。図2は、例えば、特許文献11、特許文献12などのレンズ駆動装置を示す。このレンズ駆動装置は、圧電振動素子(piezoelectric element)902と、摩擦面(frictional surface)9021を有するガイドロッド(guide rod)904とが弾性部材(elastic element)903内に配置される。レンズセット(lens set)9012およびレンズ鏡筒(lens barrel)9011が駆動され、ガイド通孔(guide slot)9042に嵌入されたガイドピン(guide pin)9043に沿って移動することにより、焦点合わせが行われる。
図3を参照する。図3は、例えば、特許文献13の他の従来の超音波モータ式のレンズ駆動装置を示す。このレンズ駆動装置は、板ばね(plate spring)903の弾性力により2つの圧電アクチュエータ902に摩擦力を発生させ、この摩擦力をガイドレール904とレンズ鏡筒901との間に発生させる。しかし、使用される板ばねの構造が複雑であり、必要とされる空間が大きいため、小型のレンズモジュールには適用されない。
レンズモジュールの移動を安定させ、なるべく傾斜させないために、例えば、特許文献14、特許文献15などの構造が存在する。この構造は、レンズ鏡筒とフレームとの間にガイドピンを使用することにより、レンズ鏡筒の移動を安定させるものである。特許文献16では、レールが使用される。特許文献17では、2組の圧電振動素子(piezolelctric element)がレンズ鏡筒の隣に配置されることにより、レンズ鏡筒の移動を安定させる。しかし、従来のレンズ鏡筒を移動させるのに使用される超音波モータは、摩擦力を発生させる構造およびガイドピンの構造が複雑であるため、コストが高い、体積が大きいなどの欠点を有する。これにより、小型化が進むレンズ駆動装置への適用は難しい。従って、信頼性および安定性が高く、従来の摩擦力を発生させる方法の欠点を改善でき、構造が簡単であり、精密度が高く、迅速な焦点合わせを行うことができ、傾斜の発生を低減することができるレンズ駆動装置が求められていた。
米国特許第2008/0013196 米国特許第6,594,450 米国特許第7,145,738 台湾特許第M317027 実登3124292 実登3132575 米国特許第2009/0153987 米国特許第2008/0297923 米国特許第2008/0174889 米国特許第2008/0246353 米国特許第7,480,109 米国特許第2008/0085110 米国特許第2008/0231970 米国特許第2008/0144201 特開2004−020935 米国特許第2007/0153404 台湾特許第I265357
本考案の目的は、圧電式の小型のレンズ駆動装置を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本考案のレンズ駆動装置は、圧電振動素子(piezoelectric element)、レンズモジュールおよびフレームを具える。圧電振動素子およびレンズモジュールは、フレーム内に配置される。レンズモジュールは、レンズ鏡筒(lens barrel)と、レンズ鏡筒内に配置される光学レンズセットと、弾性部材(elastic friction element)と、少なくとも2つのガイド装置(guiding fixture)と、から構成される。弾性部材は、レンズ鏡筒の外部と圧電振動素子との間に配置される弾性体(elastic member)および金属板(metal member)を具える。弾性部材の弾性力により、弾性部材と圧電振動素子との境界面には、摩擦力が発生する。ガイド装置は、互いに対応するガイド通孔(guiding slot)およびガイドピン(guide pin)から構成される。レンズモジュールは、レンズ鏡筒上に設けられるガイド通孔およびガイドピンにより、フレーム内にスライド固定される。圧電振動素子に電圧が印加されたとき、圧電振動素子が変形することにより、レンズ鏡筒がフレーム内において光軸に沿って移動し、焦点合わせが行われる。
本考案をさらに広く応用できるように、弾性体は、コイルばねとすることができる。また、体積をさらに縮小するために、弾性体は、弾性を有する発泡材料からなる弾性パッド(elastic pad)、ゴム材料からなる弾性パッドまたは板ばねとすることができる。
上述の課題を解決するため、本考案のレンズ駆動装置は、圧電振動素子、レンズモジュールおよびフレームを具える。圧電振動素子およびレンズモジュールは、フレーム内に配置される。レンズモジュールは、レンズ鏡筒と、レンズ鏡筒内に配置される光学レンズセットと、接平面押圧部材(tangent thrust element)と、ガイド装置と、スライド装置(slipping fixture)と、金属板(metal member)を具える。金属板は、レンズ鏡筒の外表面に固定され、圧電振動素子に接触する。ガイド装置は、互いに対応するガイド通孔およびガイドピンから構成される。レンズモジュールは、レンズ鏡筒上に設けられるガイド通孔およびガイドピンにより、フレーム内にスライド固定される。スライド装置は、互いに対応するスライド溝(slipping slot)およびスライドロッド(slide rod)から構成される。レンズ鏡筒は、スライドロッドにより、光軸に沿って移動する。接平面押圧部材は、レンズ鏡筒の外部に配置される。接平面押圧部材は、配列される複数のスライドボールと、各スライドボールに対応するばねと、を含み、スライドボールには、ばねの弾性力により、レンズ鏡筒の外縁において接線方向への推力が発生する。この推力により、金属板と圧電振動素子との境界面には、摩擦力が発生する。圧電振動素子に電圧が印加されたとき、圧電振動素子が変形することにより、レンズモジュールがフレーム内において光軸に沿って移動し、焦点合わせが行われる。
本考案をさらに広く応用できるように、接平面押圧部材は、2つの永久磁石(permanent magnet)および押圧板(pushing board)から構成することができる。押圧板は永久磁石の一方の端面に配置され、スライド装置のスライドロッドに接触する。2つの永久磁石には、同極間に発生する反発力により、押圧板に対する推力が発生する。この推力により、レンズ鏡筒の外縁に対し、接線方向への推力が発生し、金属板と圧電振動素子との境界面に摩擦力が発生する。
本考案のレンズ駆動装置は、圧電振動素子、レンズモジュールおよびフレームを具える。圧電振動素子およびレンズモジュールは、フレーム内に配置される。レンズモジュールは、レンズ鏡筒と、レンズ鏡筒内に配置される光学レンズセットと、弾性部材と、少なくとも2つのガイド装置と、を具える。弾性部材は、レンズ鏡筒外部と圧電振動素子との間に配置される弾性体および金属板を備える。弾性部材の弾性力により、弾性部材と圧電振動素子との境界面には、摩擦力が発生する。ガイド装置は、互いに対応するガイド通孔およびガイドピンから構成される。レンズモジュールは、レンズ鏡筒上に設けられるガイド通孔およびガイドピンにより、フレーム内にスライド固定される。圧電振動素子に電圧が印加されたとき、圧電振動素子が変形することにより、レンズ鏡筒がフレーム内において光軸に沿って移動し、焦点合わせが行われる。本考案のレンズ駆動装置は、上述の構造により、光学レンズセットを迅速に安定的に移動させることができる上、傾斜が発生するのを低減することができ、全体を小型化することができるため、小型の光学システムに応用することができる。
従来のボイスコイルモータと圧電アクチュエータとを組み合わせたレンズ駆動装置を示す斜視図である。 従来の圧電アクチュエータを有するレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 従来の2つの圧電アクチュエータを有するレンズ駆動装置を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態によるレンズ駆動装置を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第1実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第2実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第3実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第4実施形態によるレンズ駆動装置を示す斜視図である。 本考案の第4実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第4実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第4実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第5実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本考案の第5実施形態によるレンズ駆動装置を示す分解斜視図である。
本考案の目的、特徴および効果を示す実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図4〜図6を参照する。図4〜図6に示すように、本考案のレンズ駆動装置1は、主に、圧電振動素子31、レンズモジュール11およびフレーム12を具える。圧電振動素子31およびレンズモジュール11は、フレーム12内に配置される。圧電振動素子31は、フレーム12内に固定され、圧電振動素子31の電極34は、圧電コントローラ(図示せず)に接続される。一般に、圧電振動素子は、内部の圧電材料の逆圧電効果を利用するものである。即ち、圧電材料に電圧を印加し、圧電材料を変形させることにより、変移を行う。圧電振動素子は、圧電材料の変形運動に基づき、(1)縦方向に直線運動するものと(2)横方向に湾曲運動するものとに分類される。(1)縦方向に直線運動するものは、単板型および積層型があり、高剛性で、軸方向への推力が大きいという長所を有する。(2)横方向に湾曲運動するものは、ユニモルフ(Unimorph)およびバイモルフ(Bimorph)があり、この運動方式の素子は、変移距離が大きい。本考案の各実施形態においては、横方向に湾曲運動するバイモルフの圧電材料が使用される。電圧コントローラが電圧、共振周波数および位相角を出力すると、それらが電極34から圧電振動素子31に入力され、圧電振動素子31に波状の振動が発生し、摩擦方式によって振動が伝達されることにより、レンズモジュール11が前後に移動する。
(第1実施形態)
本実施形態のレンズモジュール11は、レンズ鏡筒21と、レンズ鏡筒21内に配置される光学レンズセット22と、弾性部材30と、2つのガイド装置23,23’と、を具える。光学レンズセット22は、1つまたは複数の光学レンズから構成され、光線を集中させ、イメージセンサ(図示せず)上に結像する。焦点合わせを行う必要があるレンズモジュール11は、レンズ鏡筒21が光軸に沿って移動し、光学レンズセット22とイメージセンサとの間の距離が変更されることにより、様々な結像効果を形成する。
良好な焦点合わせを達成するには、レンズ鏡筒21を安定させ、傾斜させない必要があるため、本実施形態においては、2つのガイド装置23,23’が配置される。ガイド装置23,23’は、互いに対応するガイド通孔211,211’およびガイドピン35,35’から構成される。ガイド通孔211,211’は、レンズ鏡筒21に設けられる。ガイドピン35,35’がレンズ鏡筒21のガイド通孔211,211’とフレーム12上の固定リング121とに接続されることにより、レンズ鏡筒21は、フレーム12内にスライド可能に固定される。これにより、レンズモジュール11は、フレーム12内において、ガイドピン35,35’に沿って上下に移動する。
弾性部材30は、レンズ鏡筒21と圧電振動素子31との間に配置される。これにより、レンズ駆動装置1をさらに小型化することができ、従来技術における、板ばねがレンズ鏡筒の外周に配置されることにより、体積が大きくなる欠点を改善することができる。本実施形態の弾性部材30は、弾性体32および金属板33からなる。弾性体32は、弾性を有するゴム材料または発泡材料からなるパッド体を用いて、弾性力を発生させる。図6を参照する。本実施形態の弾性体32は、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を素材とする弾性パッド321が採用されるが、これに限定されない。弾性パッド321の一方の端面は、接着剤により、レンズ鏡筒21の側面に接着される。レンズ鏡筒21の側面は、弾性パッド321を接着するのに都合がよいように、平面に設計される。弾性パッド321の他方の端面は、接着剤により、金属板33に接着される。金属板33は、弾性パッド321の弾性力により、圧電振動素子31を押圧し、金属板33と圧電振動素子31との境界面に、摩擦力が発生する。電圧コントローラが電圧、共振周波数および位相角を出力すると、それらが電極34から圧電振動素子31に入力され、圧電振動素子31に波状の振動が発生し、摩擦力を介して振動がレンズ鏡筒21に伝達される。即ち、圧電振動素子31の変形により、レンズ鏡筒21は、フレーム12内において、光軸に沿って移動し、レンズ鏡筒21が線状に前後に移動することにより、焦点合わせが行われる。レンズ鏡筒21は、ガイド装置23,23’により、移動方向が規制されるため、傾斜しない。
本実施形態のレンズモジュール11は、従来のレンズモジュールと比較した場合、上述の構造により、光学レンズセット22を迅速に安定に移動させることができる上、傾斜が発生するのを低減することができ、全体を小型化することができるため、小型の光学システムに応用することができる。
(第2実施形態)
図4および図7を参照する。本実施形態の構造は、第1実施形態と略同一であるが、本実施形態では、弾性部材30中の弾性体32としてコイルばね322(coil spring)が使用される。コイルばね322の一方の端部は、レンズ鏡筒21の側面上に固定され、他方の端部は、金属板33上に接着固定される。金属板33は、コイルばね322の弾発力により、圧電振動素子31を押圧し、金属板33と圧電振動素子31との境界面に摩擦力が発生する。
(第3実施形態)
図4および図8を参照する。本実施形態の構造は、第1実施形態と略同一であるが、本実施形態では、弾性部材30中の弾性体32として板ばね323(leaf spring)が使用される。板ばね323の一方の端部は、レンズ鏡筒21の側面上に固定され、他方の端部は、金属板33上に接着固定される。金属板33は、板ばね323の復元力により、圧電振動素子31を押圧し、金属板33と圧電振動素子31との境界面に摩擦力が発生する。
(第4実施形態)
図9〜図12を参照する。図9〜図12に示すように、本実施形態のレンズモジュール11は、レンズ鏡筒21と、レンズ鏡筒21内に配置される光学レンズセット22と、接平面押圧部材36と、金属板33と、ガイド装置23と、スライド装置24と、からなる。ガイド装置23は、第1実施形態のガイド装置23と同一である。スライド装置24は、互いに対応し、光軸に平行であるスライド溝212およびスライドロッド37から構成される。スライド溝212は、レンズ鏡筒21上に設けられ、スライドロッド37が上下にスライドすることができる。ガイド装置23およびスライド装置24により、レンズモジュール11は、フレーム12内において、ガイドピン35およびスライドロッド37に沿って、安定に上下に移動することができる。
接平面押圧部材36は、レンズ鏡筒21の外部に配置される。接平面押圧部材36の一方の端面は、スライドロッド37上に接触し、他方の端面は、フレーム12の内面に固定される。これにより、レンズ駆動装置1をさらに小型化することができ、従来技術における、体積が大きすぎる欠点を改善することができる。本実施形態の接平面押圧部材36は、4つの対称に配列されるスライドボール361と、4つのスライドボールに対応する4つのばね362と、を具える。各ばね362(例えば、圧縮ばね)の弾性力がスライドボール361を前方に押圧することにより、スライドボール361は、スライドロッド37に接触する。この弾性力は、スライドロッド37およびレンズ鏡筒21上に伝達され、レンズ鏡筒21の外縁に対して、接線方向への推力(接平面推力)が発生する。レンズ鏡筒21は、この接平面推力により、圧電振動素子31を押圧する。スライドボール361は、スライド装置24とスライドロッド37との間の摩擦を低減する。
金属板33は、レンズ鏡筒21の小平面(facet)上に固定され、圧電振動素子31に接触する。また、金属板33には、接平面押圧部材36によって発生する推力により、圧電振動素子31との間に摩擦力が形成される。電圧コントローラが電圧、共振周波数および位相角を出力すると、それらが電極34から圧電振動素子31に入力され、圧電振動素子31に波状の振動が発生し、摩擦方式によって振動が伝達され、レンズモジュール11が線状に前後に移動することにより、焦点合わせが行われる。
本実施形態のレンズモジュール11は、従来のレンズモジュールと比較した場合、上述の構造により、光学レンズセット22を迅速に安定的に移動させることができる上、傾斜が発生するのを低減することができ、全体を小型化することができるため、小型の光学システムに応用することができる。
(第5実施形態)
図13および図14を参照する。図13および図14に示すように、本実施形態の構造は、第4実施形態と略同一であるが、本実施形態の接平面押圧部材36は、2つの永久磁石363,364および押圧板365から構成される。押圧板365は、永久磁石364の一方の端面に配置される。本実施形態の押圧板365は、金属材料からなり、その外表面は、スライド装置24のスライドロッド37上を押圧する。また、押圧板365の外表面には、押圧板365とスライドロッド37との間の摩擦を低減するために、4つの球状の突起が設けられる。ここで、押圧板365の材料および形状は、これだけに限定されない。スライドロッド37およびレンズ鏡筒21は、何れも導磁性を有さない材料からなる。永久磁石363と永久磁石364とは、同極対向配置(例えば、N極同士で対向配置)されることにより、反発力が発生し、レンズ鏡筒21の外縁に対し、接線方向への推力(接平面推力)が発生する。レンズ鏡筒21は、この接平面推力により、圧電振動素子31を押圧する。即ち、実施形態4においては、ばね362を利用した弾性力が使用され、スライドボール361を介し、スライドロッド37を押圧するが、本実施形態においては、永久磁石363と永久磁石364とが同極対向配置されることによって発生する反発力が使用され、押圧板365を介し、スライドロッド37を押圧する。
1 レンズ駆動装置
11 レンズモジュール
12 フレーム
121 固定リング
21 レンズ鏡筒
211 ガイド通孔
211’ ガイド通孔
212 スライド溝
22 光学レンズセット
23 ガイド装置
24 スライド装置
30 弾性部材
31 圧電振動素子
32 弾性体
321 弾性パッド
322 コイルばね
323 板ばね
33 金属板
34 電極
35 ガイドピン
35’ ガイドピン
36 接平面押圧部材
361 スライドボール
362 ばね
363 永久磁石
364 永久磁石
365 押圧板
37 スライドロッド

Claims (7)

  1. 圧電振動素子、レンズモジュールおよびフレームからなり、
    前記圧電振動素子およびレンズモジュールは、前記フレーム内に配置され、
    前記レンズモジュールは、レンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の内部に配置される光学レンズセットと、弾性部材と、少なくとも2つのガイド装置と、からなり、
    前記弾性部材は、弾性体および金属板からなると共に、前記レンズ鏡筒の外部と前記圧電振動素子との間に配置されてレンズ鏡筒に固定され、
    前記弾性体は、圧電振動素子側に配置された前記金属板を介してその弾性力により、前記圧電振動素子に押圧力を及ぼして、前記金属板と前記圧電振動素子との境界面に働く摺動摩擦力によってレンズ鏡筒の光軸方向に沿う移動を行わせ、
    前記ガイド装置は、前記レンズ鏡筒に設けられたガイド通孔およびガイドピンから構成され、前記レンズ鏡筒に設けられたガイド通孔にガイドピンを光軸に平行に配置して、該ガイドピン両端をフレームに固定して、前記レンズ鏡筒を前記フレーム内にスライド可能に固定し、
    前記圧電振動素子の振動によって、前記レンズ鏡筒を、前記フレーム中において、光軸に沿って移動操作するようにした、ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記弾性部材の弾性体は、ゴム材料からなる弾性パッドまたは発泡材料からなる弾性パッドであることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記弾性部材の弾性体は、コイルばねまたは板ばねであることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記金属板と前記圧電振動素子とは、前記弾性体が前記金属板と前記レンズ鏡筒とに対して接着固定されることにより、摺動摩擦力を発生することを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  5. 圧電振動素子、レンズモジュールおよびフレームからなり、
    前記圧電振動素子およびレンズモジュールは、前記フレーム内に配置され、
    前記レンズモジュールは、レンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の内部に配置される光学レンズセットと、接平面押圧部材と、ガイド装置と、スライド装置と、金属板と、からなり、
    前記ガイド装置は、光軸に平行に配置されたガイドピンを、レンズ鏡筒に設けた一対のガイド通孔に挿通して支持し、その両端をフレームに固定してレンズ鏡筒を該フレーム内を光軸に沿ってスライド可能に固定し、
    前記スライド装置は、光軸に平行に配置され、前記レンズ鏡筒上に設けられたスライド溝および該スライド溝に収容されたスライドロッドから構成され、前記レンズ鏡筒は、前記スライドロッドにより、光軸に沿って移動可能とされ、
    前記接平面押圧部材は、前記レンズ鏡筒の外周にレンズ鏡筒の外周の接線方向に押圧力を及ぼすように配置され、前記レンズ鏡筒の外縁に対して接線方向への推力を発生させることにより、これに相対して配置された前記金属板と前記圧電振動素子との境界面にその押圧力下で摩擦力を発生させ、
    前記圧電振動素子の振動により、前記接平面押圧部材によって押圧された前記金属板と前記圧電振動素子との境界面にその押圧力下で作用する摩擦力によって該レンズ鏡筒を移動させて焦点合わせが行われることを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 前記接平面押圧部材は、複数のスライドボールと、前記各スライドボールに対応するばねと、から構成され、前記各スライドボールは、前記各ばねの弾性力により、前方に押圧されて前記スライド装置のスライドロッドに接触し、前記スライドボールには、前記ばねの弾性力により、前記レンズ鏡筒の外周に対して、その接線方向への推力が発生することを特徴とする請求項5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記接平面押圧部材は、2つの永久磁石および押圧板から構成され、前記押圧板は、前記永久磁石の一方の端面に配置され、前記スライド装置のスライドロッド上を押圧し、前記2つの永久磁石は、同極対向配置されることによって発生する反発力により、押圧板を前記スライドロッド上に押圧し、これにより、前記レンズ鏡筒の外周に対し、接線方向への推力が発生することを特徴とする請求項5記載のレンズ駆動装置。
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