JP3154788B2 - マンコンベアの乗降口安全装置 - Google Patents

マンコンベアの乗降口安全装置

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JP3154788B2
JP3154788B2 JP04919292A JP4919292A JP3154788B2 JP 3154788 B2 JP3154788 B2 JP 3154788B2 JP 04919292 A JP04919292 A JP 04919292A JP 4919292 A JP4919292 A JP 4919292A JP 3154788 B2 JP3154788 B2 JP 3154788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータや動く歩
道などとして構成されるマンコンベアの乗降口における
安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばエスカレータとして構成されるマ
ンコンベアにおいては、通常踏段と呼ばれる多数の踏体
が無端状に連設され、これら踏体が一方の乗降口と他方
の乗降口との間をコンベア式に無端走行し、このように
走行する踏体の上に乗客が一方の乗降口から乗り込み、
その踏体が他方の乗降口に達した際にその踏体の上から
降りるものである。
【0003】図4乃至図7は、このようなエスカレータ
の一部分の構造を示し、符号1が踏体、符号2がスカー
トガードパネル、符号3が欄干、符号4が乗降口で、踏
体1は駆動チェーン5を介して無端状に連結されてい
る。駆動チェーン5は、モータ6により駆動されるスプ
ロケット7に掛け渡され、このスプロケット7の回転で
各踏体1がコンベア式に無端走行するとともに、欄干3
の外周に設けられた移動手すり8が踏体1と同期して移
動するようになっている。
【0004】各踏体1の上面には、多数のクリート1a
が平行に形成され、またエスカレータの乗降口4には乗
降板10が設けられ、この乗降板10の下面にコム取付梁11
が取付けられ、このコム取付梁11を介して乗降板10の
端縁にコム12が取付けられている。
【0005】コム12は、先端部に多数の櫛歯12aを有す
る櫛形状に形成され、その先端部の各櫛歯12aが踏体1
のクリート1aに噛合して踏体1の異物をすくい上げる
ように機能するもので、ねじ13を介してコム取付梁11に
固定されている。
【0006】ところで、通常多くの乗客は、足を上げコ
ム12を跨ぐようにして踏体1の上から乗降板10の上に降
りるが、なかには不注意で、或いは故意に足を上げずに
降りようとする場合がある。このような場合、通常は乗
客の足の履物がコム12により乗降板10側にガイドされて
危険を避けられるが、ときには乗客の履物の一部が踏体
1のクリート1aとコム12の櫛歯12aとの間に挟み込ま
れて不測の危険が発生するようなことがある。
【0007】そこで、一般にコム12は、図7に示すよう
にその左右の長手方向に対して複数の小片12′に分解さ
れ、かつその各小片12′の中間部分に薄肉部12bが形成
されており、乗客の履物がクリート1aと櫛歯12aとの
間に挟み込まれてコム12に一定以上の外力が加わった際
に、その圧力でコム12の小片12′が薄肉部12bを介して
変形または破断するようになっている。
【0008】そしてこのようにコム12の小片12′が変形
または破断した後に、直ちに乗客が踏体1の上から足を
乗降板10側に移動させれば危険が回避され、安全に踏体
1の上から降りることができる。
【0009】ところが、コム12が変形または破断した後
にも、乗客が足を踏体1の上から乗降板10側に移動させ
る動作を怠るような場合があり、このような場合には、
踏体1の進行で履物がコム取付梁11の下面と踏体1の上
面との間の隙間内に巻き込まれて怪我をするような危険
が発生する。
【0010】このような危険の防止策として、特開昭61
- 150987号公報に示されているように、コムの内側に検
知機構を設け、コムの内側に異物(乗客の履物)が侵入
した際に、これを検知してマンコンベアの運転を停止さ
せるようにした手段が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにコムの内側に対する異物の侵入を検知機構で検知し
てマンコンベアの運転を停止させるようにしても、その
検知と同時に踏体の走行を停止することは困難で、実際
には慣性力で踏体の走行がある程度進んでしまい、この
ためやはり乗客の履物がコム取付梁と踏体との間の隙間
内に巻き込まれてしまう恐れがあり、確実性の点で不十
分な面がある。なお、以上述べたような点は、多数の踏
体を連設して構成される動く歩道などにおいても同様で
ある。
【0012】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、コム取付梁と踏体と
の間の隙間内に乗客の履物などの異物が巻き込まれるよ
な危険を確実に防止し、高い安全性を得ることができ
るマンコンベアの乗降口安全装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数の踏体が無端状に連設され、これら
の踏体が一方の乗降口と他方の乗降口との間を無端状に
走行し、乗降口のコム取付梁に踏体の走行に伴ってその
踏体の上面のクリートと噛合するコムを設けたマンコン
ベアにおいて、コムの上面を緩やかな傾斜状に形成する
とともに、その中間部に凹状部を形成し、モータを介し
て踏体の走行方向と反対方向に回転駆動される案内ロー
ラを設け、この案内ローラの上部側をコムの凹状のほ
ぼ中央部に突出させ、下部側をクリートと噛合するよう
に配置したものである。
【0014】
【作用】以上の構成によれば、乗客が足を踏体の上から
乗降口に設けた乗降板側に移動させる際には、コムが薄
く、傾斜かであるため、つま先を上げるだけで
ムに乗り上げることができ、さらに常に上方側に回転し
ている案内ローラによって簡単に乗降板側にガイドされ
る。また、案内ローラは上部側がコムの上面に形成され
た凹状部のほぼ中央部に配置され、下部側がクリートに
噛合されており、コムから大きく突出していないので、
案内ローラにつまずいたり、コムの厚さが厚くなったり
することもない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2
は、図1のA−A断面図を示す。なお、上述した従来と
同一部分には、同符号を付しその説明を省略する。
【0016】図1および図2に示すように、乗降口4に
配設された乗降板10の端縁に、コム21をねじ13でコム取
付梁11に固定する。このコム21は、上述した従来のコム
12に対して踏体1のクリート1aとの高低差を可及的に
小さくした櫛歯21aと、可及的に下方に位置した薄肉部
21bを備え上面が緩やかに傾斜し、かつ中間部に凹状
21cを形成し、この凹状21cのほぼ中央部に後述する
案内ローラを突出することが可能な開口部21dを設けて
いる。
【0017】上記した開口部21dから上部が突出するよ
うに配設される案内ローラ22は、ゴムのような弾性材で
形成され、コム取付梁11の下面に取付けられたアーム23
を介してほぼ水平でかつ回転自在に支持され、周面にコ
ム21の櫛歯21aと同一ピッチで複数の鍔輪22aを設け、
この鍔輪22aの上部側は上述したようにコム21の凹
21cから突出し、下部側は踏板1のクリート1aに噛合
し、異物などの巻き込みを防止している。また、この案
内ローラ22には軸22bを介してモータ24が連結され、踏
板1の走行方向に沿うように回転駆動される。ここで、
踏板1の走行方向と反対方向の回転とは、案内ローラ22
の下部側は踏板1の走行方向と反対になり、上部側は同
方向になり、案内ローラ22のコム21の櫛歯21a側を上方
向に回転させるものである。
【0018】次に、以上のように構成された実施例の作
用を図3を参照して説明する。踏体1が走行する際に
は、案内ローラ22をモータ24を介して一定速度で回転さ
せる。コム21櫛歯21a踏体1のクリート1aと高低
差を可及的に小さくなって傾斜しているので、乗客の履
物25がコム21上にすくい上げられ、踏体1のクリート1
aとコム21の櫛歯21aとの間に挟りにくくなる。また、
乗客が足を踏体1の上から乗降板10側に移動させる動作
を怠った場合でも、乗客の履物25が案内ローラ22に当
り、コム取付梁11の下面と踏体1の上面との間の隙間内
への侵入が防止されるとともに、さらにこの案内ローラ
22がモータ25に駆動されて櫛歯21a側を上方向に回転し
ているので、その履物25が上方にすくい上げられ、さら
に乗降板10側に案内される。したがって乗客の履物25が
コム取付梁11と踏体1との間の隙間内に巻き込まれるよ
うな危険が確実に防止される。そして案内ローラ22が弾
性材で形成されているから、この案内ローラ22に乗客の
履物25が当たった際の衝撃も緩和される。
【0019】一方、通常時に踏体1の上に小石などの異
物が介在するような場合には、踏体1のクリート1aに
コム21の櫛歯21aと案内ローラ22の鍔輪22aが二重に噛
合しているため、その異物が櫛歯21aや鍔輪22aにより
確実にすくい上げられて除去される。また案内ローラ22
は上部側がコム21の凹状部21c内に位置し、下部側がク
リート1a内に位置するように設けられているので、コ
ム21の上面から大きく突出させたり、コム21の厚さを厚
くする必要がない。このため、乗客が案内ローラ22につ
まずくこともなく、しかもコム21の上面の傾斜を緩やか
に構成できるので、乗客の足をすくい上げる作用を損う
こともない。
【0020】なお、以上説明した実施例は、エスカレー
タに本発明を適用した場合を示したが、多数の踏体を連
して構成される動く歩道にも本発明を同様に適用する
ことができることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
降口のコム取付板に取付けるコムの上面を緩かな傾斜
状に形成するとともに、その中間部に凹状部を形成し、
モータを介して踏体の走行方向と反対方向に回転駆動さ
れる案内ローラを設け、この案内ローラの上部側をコム
の凹状のほぼ中央部に突出させ、下部側をクリートと
噛合するようにしているので、踏体の上に乗った乗客の
履物が踏体のクリートとコムの櫛歯の間に挟りにくくな
るとともに、乗客が足を踏体の上から乗降板側に移動さ
せる動作を怠るようなことがあっても、乗客の履物が案
内ローラにより阻止されてコム取付梁の下面と踏体の上
面との間の隙間内への侵入が防止されるとともに、その
案内ローラの回転により履物が上方へすくい上げられ、
乗客の履物がコム取付梁と踏体との間の隙間内に巻き込
まれるような危険が確実に回避され、安全性をさらに向
上したマンコンベアの乗降口安全装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の一実施例の作用を示す説明図。
【図4】従来の一般的なエスカレータにおける乗降口部
分の斜視図。
【図5】図4に示す乗降口部分の断面図。
【図6】図4の一部を拡大した断面図。
【図7】図6のB矢印方向に見た一部の平面図。
【符号の説明】
1…踏体、1a…クリート、4…乗降口、10…乗降板、
11…コム取付梁、21…コム、21a…櫛歯、21c…凹部、
21d…開口部、22…案内ローラ、24…モータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の踏体が無端状に連設され、これら
    の踏体が一方の乗降口と他方の乗降口との間を無端状に
    走行し、前記乗降口のコム取付梁に前記踏体の走行に伴
    ってその踏体の上面のクリートと噛合するコムを設けた
    マンコンベアにおいて、前記コムの上面を緩やかな傾斜
    状に形成するとともに、その中間部に凹状部を形成し、
    モータを介して前記踏体の走行方向と反対方向に回転駆
    動される案内ローラを設け、この案内ローラの上部側を
    前記コムの凹状のほぼ中央部に突出させ、下部側を前
    記クリートと噛合するように配置したことを特徴とする
    マンコンベアの乗降口安全装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069726A1 (ja) * 2003-02-03 2004-08-19 Fujitec Co., Ltd. ベルト式動く歩道の乗降口装置
CN103030059A (zh) * 2011-09-30 2013-04-10 康力电梯股份有限公司 扶梯梳齿板紧固结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004069726A1 (ja) * 2003-02-03 2004-08-19 Fujitec Co., Ltd. ベルト式動く歩道の乗降口装置
CN103030059A (zh) * 2011-09-30 2013-04-10 康力电梯股份有限公司 扶梯梳齿板紧固结构

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