JP3154209U - 歯車ポンプ - Google Patents

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武夫 前田
武夫 前田
憲人 児山
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Abstract

【課題】歯車巾が異なるものに対しても、本体巾を変更する必要が無いものとし、本体を共通化することができるようにした歯車ポンプを提供する。【解決手段】歯車ポンプPの本体3の巾寸法Waを一定寸法に設定するとともに、前後カバー4、5に形成されたインロー部42、52の巾寸法Wb、Wcを、歯車収容室3の巾寸法Waとポンプ容量に応じて適宜設定される歯車1、2の巾寸法Wとの寸法差に略対応して設定した。【選択図】図3

Description

本考案は、互いに噛合する歯車の回転によって液圧を発生させる歯車ポンプに関する。
従来から、油圧機器や種々の液圧システム等に利用される歯車ポンプが知られている。ここで特許文献1に示す歯車ポンプを一例として説明すると、歯車ポンプは互いに噛合する一対の歯車と、これらの歯車を収容する眼鏡孔を有した本体と、該本体の前後面をカバーする前カバー及び後カバーとを主要な構成要素としたものである。
このような歯車ポンプでは、歯車を収容する眼鏡孔の内部、換言すれば、歯車ポンプの本体側に歯車軸を支持する軸受けを有するようにしていることが一般的である。また、歯車はポンプ容量や液の流量等に応じてその巾を適宜変更して本体に装着される。このため、従来では、歯車の巾が異なる場合には、歯車ポンプの本体の巾もこれに対応したものにする必要があり、本体を共通化することが極めて困難であった。
なお、歯車ポンプの本体は、歯車ポンプの構成要素において最も複雑かつ長い工程を要するものであるため、本体の共通化の実現は極めて重要な課題であり、かかる課題に対する具体的な対策が望まれているところである。
実開平2−141686号公報
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、歯車の巾が変更される場合でも、本体の巾を変更することなく使用することができ、本体を共通化することができるようにした歯車ポンプを提供することにある。
すなわち、本考案の歯車ポンプは、互いに噛合する一対の歯車と、これらの歯車を収容する歯車収容室を有した本体と、前記歯車の軸を支持する軸受けを有するとともに前記歯車収容室に嵌め合わされるインロー部を有した前後カバーとを具備してなる歯車ポンプであって、前記本体の巾寸法を一定寸法に設定するとともに、前記インロー部の巾寸法を前記歯車収容室の巾寸法とポンプ容量に応じて適宜設定される前記歯車の巾寸法との寸法差に略対応して設定したものであることを特徴とする。
このようなものであれば、本体の巾寸法を一定寸法に設定しつつ、前記インロー部の巾寸法を前記歯車収容室の巾寸法と前記歯車の巾寸法との寸法差に略対応して設定したものであるため、ポンプ容量等の諸条件に応じて歯車の巾寸法が異なるものを適用する場合であっても前記前後カバーのインロー部の巾寸法の変更のみで対応することができるものとなる。このため、一般に最も複雑で長い工程を要する本体についてその本体巾を変更する必要が無くなり、本体を共通の仕様にて構成することができるものとなる。この結果、本考案に係る歯車ポンプは本体を共通化することができるようになり、部品の共用化や部品点数の減少に寄与するのみならず、量産化やコストダウン等にも資するものとなる。
また、本考案は前記歯車の軸を支持する軸受けを前後カバーに有するものとしているので、前記前後カバーに大きな液通路を確保することができるものとなる。このため、安全弁の装着態様として一般的な本体側に装着する態様に変えて、安全弁を前後カバーのいずれかの側に設けることができるため、歯車ポンプ全体を小型化することに寄与するものとなる。しかも、本考案であれば、前後カバーのインロー部を本体の歯車収容室に嵌め合わせる構造としているので、前記歯車と前記軸受けの位置精度の向上に寄与するものであり、容積効率と機械効率の向上にも資するものとなる。
なお、本考案のより具体的な態様としては、前記歯車の端面を前記インロー部の内方端面に摺接させたものを挙げることができる。
以上説明したように本考案によれば、歯車巾が異なるものに対しても、本体巾を変更する必要が無いものとし、本体を共通化することができるようにした歯車ポンプを提供することができる。
本考案の一実施形態を示す正面図。 本考案の一実施形態を示す背面図。 図1におけるA−A線断面図。 本考案の他の実施形態を示す図3相当の断面図。 本考案の他の実施形態を示す図3相当の断面図。
以下、本考案の一実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。
本考案である歯車ポンプPは、互いに噛合する一対の歯車1、2と、これらの歯車1、2を収容する眼鏡状の孔である歯車収容室31を有するとともに油等の作動流体を吸込む吸込口in及び前記作動流体を吐出する吐出口outを有した本体3と、この本体3の一端側に取り付けられ歯車1、2の軸である駆動軸12及び従動軸22を支持する軸受け12a、22aを有するとともに歯車収容室31に嵌め合わされる第一のインロー部42を形成した前カバー4と、本体3の他端側に取り付けられ、歯車1、2の軸である駆動軸12及び従動軸22を支持する軸受け12b、22bを有するとともに歯車収容室31に嵌め合わされる第二のインロー部52を形成した後カバー5とを具備してなるものである。
以下、各構成について詳述する。
歯車1は、周面に歯を形成した歯車本体11と、この歯車本体11の軸である駆動軸12とを備えてなる。駆動軸12は、前カバー4を貫通して外部に延出させてあり、その延出端12eに図示しない電動機を介して回転動力が与えられる。歯車本体11の両側に形成される歯車端面13、14は、後述する前カバー4の第一のインロー部42の内方端面42a、及び、後カバー5の第二のインロー部52の内方端面52aとそれぞれ摺接するようにしている。ここで、「摺接」とは、滑る状態で接する意であるが、厳密に両者が接触している場合のみならず、両者間に作動流体が介在している状態も含まれる。駆動軸12は、前後カバー4、5側に取り付けられた軸受け12a、12bに回転可能に支持されている。
歯車2は、周面に歯を形成した歯車本体21と、この歯車本体21の軸である従動軸22とを備えてなる。歯車本体21の両側に形成される歯車端面23、24は、後述する前カバー4の第一のインロー部42の内方端面42a、及び、後カバー5の第二のインロー部52の内方端面52aとそれぞれ摺接するようにしている。従動軸22は、前後カバー4、5側に取り付けられた軸受け22a、22bに回転可能に支持されている。
本体3は、歯車1、2を収容する眼鏡状の孔である歯車収容室31を有したものである。また、本体3は、図1及び図2に示すように、油等の作動流体を吸込む吸込口in及び前記作動流体を吐出する吐出口outを有したものである。しかして、本考案である歯車ポンプPは、図示しない電動機から与えられる回転動力によって歯車1、2が同期逆回転した場合に、歯同士が漸次離反する側に設けた内部吸込通路内に吸込口inを介して油等の作動流体を吸込み、この作動流体を歯同士が漸次会合する側に位置する吐出口outより吐出するというポンプ作用を営み得るようにしている。
続いて、前カバー4及び後カバー5について説明する。
前カバー4は、前カバー本体41と、この前カバー本体41の一端面に本体3の歯車収容室31の空間形状に対応する突出形状に形成された第一のインロー部42とを備えてなる。しかして、前カバー4を本体3に取り付けるには、前カバー4の第一のインロー部42を本体3の歯車収容室31に嵌め合わせた後、本体3の端面32と前カバー本体41の内側端面41aとを添設させ、本体3と前カバー4とを所定箇所に設けられたボルト等によって固定して行われる。また、前カバー4は、上下二箇所位置に軸受け孔43、44を形成している。一方の軸受け孔43は、前記駆動軸12を外部に延出させるための貫通した孔としており、前カバー4の外面側には貫通孔45を備えている。前記駆動軸12と貫通孔45との間には、作動流体の流出を防ぐためのシール部材46が設けられている。このシール部材46は通常のものであるので説明を省略する。
後カバー5は、後カバー本体51と、この後カバー本体51の一端面に前記本体3の歯車収容室31の空間形状に対応する突出形状に形成された第二のインロー部52とを備えてなる。しかして、後カバー5を本体3に取り付けるには、後カバー5の第二のインロー部52を本体3の歯車収容室31に嵌め合わせた後、本体3の端面32と後カバー本体51の内側端面51aとを添設させ、本体3と後カバー5とを所定箇所に設けられたボルト等によって固定して行われる。また、後カバー5は、上下二箇所位置に軸受け孔53、54を形成している。後カバー5の外方には、安全弁6が設けられている。この安全弁6は、吐出口out側の通路と吸込口in側の通路とを連通し得る連通路61とこの連通路61に配される図示しない弁体を有しており、吐出口out側の異常圧力上昇時にポンプや配管等を保護するため、必要時に弁体が作動して作動流体をポンプ内の吐出側から吸入側へ逃がすことができるようにした通常のものである。
しかして、本考案である歯車ポンプPは、本体3の巾寸法Wa(=歯車収容室の巾寸法)を一定寸法に設定するとともに、前カバー4の第一のインロー部42の巾寸法Wb及び後カバー5の第二のインロー部52の巾寸法Wcを前記歯車収容室3の巾寸法Waとポンプ容量に応じて適宜設定される前記歯車1、2の巾寸法Wとの寸法差に略対応して設定したものとしている。
図示例を用いて具体的に説明すると、図3〜図5に示すものは、歯車ポンプPにおいて、本体3は共通の巾寸法Waとしている一方、歯車1、2の巾寸法Wは各図においてそれぞれ異なるものとしている。
本体3の歯車収容室31内に配される歯車1、2の巾寸法Wは、ポンプ容量や所望の作動流体流量等に応じて適宜設定される。ここで、図3に示す歯車1、2の巾寸法Wは、図4に示す歯車1、2の巾寸法Wよりも巾広に設定されている。また、図5に示す歯車1、2の巾寸法Wは、図3に示す歯車1、2の巾寸法Wよりも巾狭であるが、図4に示す歯車1、2の巾寸法Wよりも巾広に設定されている。しかして、本考案では、本体3を共通の巾寸法Waで対応することができるようにするため、前後カバー4、5の第一、第二のインロー部42、52の巾寸法Wb、Wcを歯車収容室3の巾寸法Waとポンプ容量に応じて適宜設定される歯車の巾寸法Wとの寸法差に略対応して設定するようにしている。換言すると、寸法差であるWa−Wの値は、前後カバー4、5の第一、第二のインロー部42、52の巾寸法Wb、Wcとを合計した値(Wb+Wc)と略等しいものとなる。なお、前カバー4の第一のインロー部42の巾寸法Wbと、後カバー5の第二のインロー部52の巾寸法Wcの具体的な寸法設定は吸込口in及び吐出口outの形成される箇所等の諸条件に対応して適宜設定される。
以上説明したように、本考案では、歯車巾が異なるものに対しても、本体巾を変更する必要が無いものとし、ポンプ性能を満足する範囲内の容量種類においては本体を共通化することが可能な生産性に優れた歯車ポンプを提供することができる。
なお、本考案は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、歯車ポンプは、本実施形態に示したような外接歯車ポンプに限定されるものではなく、内接歯車ポンプにおいても適用することが可能である。
また、安全弁の取り付けられる箇所も、本実施形態に限定されるものではなく、本体側に設けたものでも構わないし、安全弁を取り付けていない態様のものも考えられる。しかしながら、本考案では、安全弁を後カバー側に設けたものとすることで、本体に要する工程を減少させることに寄与するのみならず、全体の軽量化及び小型化を実現することができるものとなっている。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…歯車
2…歯車
3…本体
4…前カバー
5…後カバー
12…軸(駆動軸)
22…軸(従動軸)
31…歯車収容室
42…インロー部(第一のインロー部)
52…インロー部(第二のインロー部)
P…歯車ポンプ
W…歯車の寸法
Wa…本体の巾寸法
Wb…インロー部(第一のインロー部)の巾寸法
Wc…インロー部(第二のインロー部)の巾寸法

Claims (2)

  1. 互いに噛合する一対の歯車と、これらの歯車を収容する歯車収容室を有した本体と、前記歯車の軸を支持する軸受けを有するとともに前記歯車収容室に嵌め合わされるインロー部を有した前後カバーとを具備してなる歯車ポンプであって、
    前記本体の巾寸法を一定寸法に設定するとともに、前記インロー部の巾寸法を前記歯車収容室の巾寸法とポンプ容量に応じて適宜設定される前記歯車の巾寸法との寸法差に略対応して設定したものであることを特徴とする歯車ポンプ。
  2. 前記歯車の端面を前記インロー部の内方端面に摺接させたものである請求項1記載の歯車ポンプ。
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