JP3152592B2 - 中間周波同調回路 - Google Patents
中間周波同調回路Info
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- JP3152592B2 JP3152592B2 JP18952395A JP18952395A JP3152592B2 JP 3152592 B2 JP3152592 B2 JP 3152592B2 JP 18952395 A JP18952395 A JP 18952395A JP 18952395 A JP18952395 A JP 18952395A JP 3152592 B2 JP3152592 B2 JP 3152592B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間周波同調回路
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機には、受信した高周
波信号を中間周波信号に変換するチューナを備えてい
る。このチューナは、周波数混合回路、局部発振回路及
び中間周波増幅回路を、夫々トランジスタ及びFET を用
いて単独に構成しており、一般的には周波数混合回路の
出力端子と、中間周波増幅回路の中間周波信号入力端子
との間に、所定周波数の中間周波信号を選択する単同調
回路又は複同調回路からなる中間周波同調回路を接続し
ている。通常、米国用及び日本国内用のチューナには複
同調回路の中間周波同調回路を使用している。
波信号を中間周波信号に変換するチューナを備えてい
る。このチューナは、周波数混合回路、局部発振回路及
び中間周波増幅回路を、夫々トランジスタ及びFET を用
いて単独に構成しており、一般的には周波数混合回路の
出力端子と、中間周波増幅回路の中間周波信号入力端子
との間に、所定周波数の中間周波信号を選択する単同調
回路又は複同調回路からなる中間周波同調回路を接続し
ている。通常、米国用及び日本国内用のチューナには複
同調回路の中間周波同調回路を使用している。
【0003】ところで、近年は周波数混合回路、局部発
振回路及び中間周波増幅回路をワンチップICに内蔵する
IC化を図っており、このようなワンチップICを使用した
チューナが主流となっている。現在、低価格でピン数が
少ない小型のワンチップICでは中間周波同調回路が接続
される周波数混合回路の出力端子は、ワンチップICの外
部にピン端子として設けられている。この周波数混合回
路の接続端子は、ワンチップICの内部配線で、平衡を保
持して中間周波増幅回路と接続されている。
振回路及び中間周波増幅回路をワンチップICに内蔵する
IC化を図っており、このようなワンチップICを使用した
チューナが主流となっている。現在、低価格でピン数が
少ない小型のワンチップICでは中間周波同調回路が接続
される周波数混合回路の出力端子は、ワンチップICの外
部にピン端子として設けられている。この周波数混合回
路の接続端子は、ワンチップICの内部配線で、平衡を保
持して中間周波増幅回路と接続されている。
【0004】このようなワンチップICでは、周波数混合
回路の出力端子に接続する中間周波同調回路は、図4,
図5に示す単同調回路を使用するのが一般的となってい
るが、図6,図7に示す複同調回路は本願出願人が開発
したチューナにおいて多用している。
回路の出力端子に接続する中間周波同調回路は、図4,
図5に示す単同調回路を使用するのが一般的となってい
るが、図6,図7に示す複同調回路は本願出願人が開発
したチューナにおいて多用している。
【0005】図4に示す中間周波同調回路は、コイルL
とコンデンサCとを並列接続して構成され、その並列回
路の一端子が、周波数混合回路の一方の出力端子Aと、
他端子が周波数混合回路の他方の出力端子Bと接続され
る。
とコンデンサCとを並列接続して構成され、その並列回
路の一端子が、周波数混合回路の一方の出力端子Aと、
他端子が周波数混合回路の他方の出力端子Bと接続され
る。
【0006】図5の中間周波同調回路は、コイルLの一
端子がコンデンサC1 を介して接地され、他端子がコン
デンサC2 を介して接地され、コイルLの一端子を一方
の出力端子Aと、コイルLの他端子を他方の出力端子B
と接続されている。また図6の中間周波同調回路は、コ
イルL1 とコイルL2 との直列回路と、コンデンサC1
とコンデンサC2 との直列回路とを並列接続しており、
コイルL1とL2 との接続中間点及びコンデンサC1 と
C2 との接続中間点を共通接続して、その接続中間点を
コンデンサCC を介して接地している。そしてコイルL
1 とL2 との直列回路及びコンデンサC1 とC2 との直
列回路を並列接続している回路の一端子を、周波数混合
回路の一方の出力端子Aと、他端子を周波数混合回路の
他方の出力端子Bと接続されている。
端子がコンデンサC1 を介して接地され、他端子がコン
デンサC2 を介して接地され、コイルLの一端子を一方
の出力端子Aと、コイルLの他端子を他方の出力端子B
と接続されている。また図6の中間周波同調回路は、コ
イルL1 とコイルL2 との直列回路と、コンデンサC1
とコンデンサC2 との直列回路とを並列接続しており、
コイルL1とL2 との接続中間点及びコンデンサC1 と
C2 との接続中間点を共通接続して、その接続中間点を
コンデンサCC を介して接地している。そしてコイルL
1 とL2 との直列回路及びコンデンサC1 とC2 との直
列回路を並列接続している回路の一端子を、周波数混合
回路の一方の出力端子Aと、他端子を周波数混合回路の
他方の出力端子Bと接続されている。
【0007】図7の中間周波同調回路は、コイルL1 と
コイルL2 とを直列接続しており、コイルL1 とL2 と
の接続中間点をコンデンサCC を介して接地し、コイル
L1のコンデンサCC を接続していない側の端子をコン
デンサC1 を介して接地し、コイルL2 のコンデンサC
C を接続していない側の端子をコンデンサC2 を介して
接地している。そしてコイルL1 とコンデンサC1 との
接続中間点を一方の出力端子Aと、コイルL2 とコンデ
ンサC2 との接続中間点を他方の出力端子Bと接続され
ている。
コイルL2 とを直列接続しており、コイルL1 とL2 と
の接続中間点をコンデンサCC を介して接地し、コイル
L1のコンデンサCC を接続していない側の端子をコン
デンサC1 を介して接地し、コイルL2 のコンデンサC
C を接続していない側の端子をコンデンサC2 を介して
接地している。そしてコイルL1 とコンデンサC1 との
接続中間点を一方の出力端子Aと、コイルL2 とコンデ
ンサC2 との接続中間点を他方の出力端子Bと接続され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6、図7
に示す中間周波同調回路では、、ワンチップICに内蔵し
ている周波数混合回路の負荷抵抗が 300〜450 Ωの比較
的低いインピーダンスでないと、図8に示すように中間
周波信号の映像信号周波数fP と、色信号周波数fCLと
の間の周波数域の信号レベルが平坦にならないことが判
った。このように周波数混合回路の負荷抵抗が低いもの
には、品番がCXA1355L, CXA1665M等のワンチップICがあ
る。また、周波数混合回路の負荷抵抗が高い場合は、中
間周波信号の同調周波数特性が図9に示すように、映像
信号周波数fP と、色信号周波数f CLとの間の周波数域
において、信号レベルが2dB程度低下することが起こり
得る。
に示す中間周波同調回路では、、ワンチップICに内蔵し
ている周波数混合回路の負荷抵抗が 300〜450 Ωの比較
的低いインピーダンスでないと、図8に示すように中間
周波信号の映像信号周波数fP と、色信号周波数fCLと
の間の周波数域の信号レベルが平坦にならないことが判
った。このように周波数混合回路の負荷抵抗が低いもの
には、品番がCXA1355L, CXA1665M等のワンチップICがあ
る。また、周波数混合回路の負荷抵抗が高い場合は、中
間周波信号の同調周波数特性が図9に示すように、映像
信号周波数fP と、色信号周波数f CLとの間の周波数域
において、信号レベルが2dB程度低下することが起こり
得る。
【0009】そこでこの信号レベルの低下を緩和するた
めに、図10に示すようにコイルL1にダンピング抵抗R
1 を、コイルL2 にダンピング抵抗R2 を並列接続する
ことが考えられるが、そのようにするとダンピング抵抗
R1 , R2 が周波数混合回路の負荷抵抗に並列接続され
た状態になって、周波数混合回路の負荷抵抗が大幅に低
下して中間周波信号の変換利得が−4dB〜−6dB低下し
て使用することができないという問題がある。
めに、図10に示すようにコイルL1にダンピング抵抗R
1 を、コイルL2 にダンピング抵抗R2 を並列接続する
ことが考えられるが、そのようにするとダンピング抵抗
R1 , R2 が周波数混合回路の負荷抵抗に並列接続され
た状態になって、周波数混合回路の負荷抵抗が大幅に低
下して中間周波信号の変換利得が−4dB〜−6dB低下し
て使用することができないという問題がある。
【0010】本発明は斯かる問題に鑑み、周波数混合回
路の負荷抵抗の抵抗値に関係なく、中間周波同調回路の
同調周波数特性を所定の同調周波数特性になし得、中間
周波信号の変換利得の低下を最小限に抑制できる中間周
波同調回路を提供することを目的とする。
路の負荷抵抗の抵抗値に関係なく、中間周波同調回路の
同調周波数特性を所定の同調周波数特性になし得、中間
周波信号の変換利得の低下を最小限に抑制できる中間周
波同調回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る中間周波
同調回路は、高周波信号を中間周波信号に変換する周波
数混合回路の出力端子から出力される中間周波信号か
ら、所定周波数の中間周波信号を選択する中間周波同調
回路において、前記出力端子の一方の端子と他方の端子
との間に接続された第1コイル及び第2コイルの直列回
路と、前記第1コイル及び第2コイルの接続中間点と所
定電位部との間に接続された抵抗及び第1コンデンサの
直列回路と、前記一方の端子及び前記所定電位の間に接
続された第2コンデンサと、前記他方の端子及び前記所
定電位の間に接続された第3コンデンサとを備えている
ことを特徴とする。
同調回路は、高周波信号を中間周波信号に変換する周波
数混合回路の出力端子から出力される中間周波信号か
ら、所定周波数の中間周波信号を選択する中間周波同調
回路において、前記出力端子の一方の端子と他方の端子
との間に接続された第1コイル及び第2コイルの直列回
路と、前記第1コイル及び第2コイルの接続中間点と所
定電位部との間に接続された抵抗及び第1コンデンサの
直列回路と、前記一方の端子及び前記所定電位の間に接
続された第2コンデンサと、前記他方の端子及び前記所
定電位の間に接続された第3コンデンサとを備えている
ことを特徴とする。
【0012】第2発明に係る中間周波同調回路は、高周
波信号を中間周波信号に変換する周波数混合回路の出力
端子から出力される中間周波信号から、所定周波数の中
間周波信号を選択する中間周波同調回路において、前記
出力端子の一方の端子と、他方の端子との間に接続され
た第1コイルと第1抵抗と、第2抵抗と第2コイルとの
直列回路と、前記第1抵抗及び第2抵抗の接続中間点と
所定電位部との間に接続された第1コンデンサと、第1
コイル及び第1抵抗の直列回路に並列接続された第2コ
ンデンサと、第2抵抗及び第2コイルの直列回路に並列
接続された第3コンデンサとを備えていることを特徴と
する。
波信号を中間周波信号に変換する周波数混合回路の出力
端子から出力される中間周波信号から、所定周波数の中
間周波信号を選択する中間周波同調回路において、前記
出力端子の一方の端子と、他方の端子との間に接続され
た第1コイルと第1抵抗と、第2抵抗と第2コイルとの
直列回路と、前記第1抵抗及び第2抵抗の接続中間点と
所定電位部との間に接続された第1コンデンサと、第1
コイル及び第1抵抗の直列回路に並列接続された第2コ
ンデンサと、第2抵抗及び第2コイルの直列回路に並列
接続された第3コンデンサとを備えていることを特徴と
する。
【0013】本発明においては、周波数混合回路の出力
端子間には、互いに逆相の中間周波信号が発生する。中
間周波同調回路の同調周波数f1 =1/{2π√ (L1
C1) }、同調周波数f2 =1/{2π√ (L2 C2 )
} (但し、L1 , L2 はコイルのインダクタンス、C
1 , C2 はコンデンサの容量) のときに中間周波同調回
路のインピーダンスZ=∞になるように選定したコイル
及びコンデンサの並列回路を、前記出力端子間に接続す
ると、中間周波信号が同調周波数数f1 から同調周波数
f2 までの周波数範囲で互いに逆相の中間周波信号が相
殺せず、中間周波信号の複同調周波数特性が得られる。
コイルに抵抗を直列接続するとその抵抗により中間周波
信号のピークが抑制される。また周波数混合回路の負荷
抵抗が低下せず、中間周波信号の変換利得が低下しな
い。
端子間には、互いに逆相の中間周波信号が発生する。中
間周波同調回路の同調周波数f1 =1/{2π√ (L1
C1) }、同調周波数f2 =1/{2π√ (L2 C2 )
} (但し、L1 , L2 はコイルのインダクタンス、C
1 , C2 はコンデンサの容量) のときに中間周波同調回
路のインピーダンスZ=∞になるように選定したコイル
及びコンデンサの並列回路を、前記出力端子間に接続す
ると、中間周波信号が同調周波数数f1 から同調周波数
f2 までの周波数範囲で互いに逆相の中間周波信号が相
殺せず、中間周波信号の複同調周波数特性が得られる。
コイルに抵抗を直列接続するとその抵抗により中間周波
信号のピークが抑制される。また周波数混合回路の負荷
抵抗が低下せず、中間周波信号の変換利得が低下しな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面により詳述する。図1は本発明に係る中間周波同
調回路の構成を示す回路図である。コイルL1とコイル
L2 とが直列接続される。コイルL1 とコイルL2 との
接続中間点Mは抵抗R0 とコンデンサCC との直列回路
を介して接地される。コイルL1 のコイルL2 を接続し
ていない側の端子はコンデンサC1 を介して接地され
る。コイルL2 のコイルL1 を接続していない側の端子
はコンデンサC2 を介して接地される。コイルL1 とL
2 との直列回路の一端子は周波数混合回路の一方の出力
端子Aと、他端子は他方の出力端子Bと接続される。な
お、コンデンサC1 , C2 はいずれも 100〜300pF に、
コンデンサCC は1〜10 nF に、抵抗R0 は1〜2Ω程
度に選定する。
す図面により詳述する。図1は本発明に係る中間周波同
調回路の構成を示す回路図である。コイルL1とコイル
L2 とが直列接続される。コイルL1 とコイルL2 との
接続中間点Mは抵抗R0 とコンデンサCC との直列回路
を介して接地される。コイルL1 のコイルL2 を接続し
ていない側の端子はコンデンサC1 を介して接地され
る。コイルL2 のコイルL1 を接続していない側の端子
はコンデンサC2 を介して接地される。コイルL1 とL
2 との直列回路の一端子は周波数混合回路の一方の出力
端子Aと、他端子は他方の出力端子Bと接続される。な
お、コンデンサC1 , C2 はいずれも 100〜300pF に、
コンデンサCC は1〜10 nF に、抵抗R0 は1〜2Ω程
度に選定する。
【0015】また、同調周波数f1 が f1 =1/{2π√ (L1 C1 ) } …(1) 同調周波数f2 が f2 =1/{2π√ (L2 C2 ) } …(2) (但し、L1 , L2 はコイルのインダクタンス、C1 ,
C2 はコンデンサの容量) である場合に、中間周波同調回路のインピーダンスZが Z=∞ …(3) になるように選定すれば、中間周波信号の周波数f1 か
らf2 の周波数範囲で周波数混合回路の出力端子A, B
間に発生する互いに逆相の中間周波信号が相殺されず、
中間周波信号の複同調周波数特性が得られる。そして抵
抗R0 により、同調周波数f1 , f2 の信号レベルのピ
ーク値が抑制されて、図3(a) に実線で示した同調周波
数特性が図3(b) に破線で示す同調周波数特性になる。
C2 はコンデンサの容量) である場合に、中間周波同調回路のインピーダンスZが Z=∞ …(3) になるように選定すれば、中間周波信号の周波数f1 か
らf2 の周波数範囲で周波数混合回路の出力端子A, B
間に発生する互いに逆相の中間周波信号が相殺されず、
中間周波信号の複同調周波数特性が得られる。そして抵
抗R0 により、同調周波数f1 , f2 の信号レベルのピ
ーク値が抑制されて、図3(a) に実線で示した同調周波
数特性が図3(b) に破線で示す同調周波数特性になる。
【0016】また、抵抗R0 は抵抗値が周波数混合回路
の負荷抵抗に比べて極めて小さく、しかも周波数混合回
路の出力端子A, Bに、直接に接続されていないから、
その抵抗R0 によって周波数混合回路の負荷抵抗が低下
することがない。それにより周波数混合回路の負荷抵抗
は抵抗R0 の影響をうけず中間周波信号の変換利得の低
下を最小限に抑制できる。
の負荷抵抗に比べて極めて小さく、しかも周波数混合回
路の出力端子A, Bに、直接に接続されていないから、
その抵抗R0 によって周波数混合回路の負荷抵抗が低下
することがない。それにより周波数混合回路の負荷抵抗
は抵抗R0 の影響をうけず中間周波信号の変換利得の低
下を最小限に抑制できる。
【0017】図2は本発明に係る中間周波同調回路の他
の構成を示す回路図である。コイルL1 と、抵抗R
0 と、抵抗R′0 と、コイルL2 とが直列接続される。
コイルL1 、抵抗R0 、抵抗R′0 及びコイルL2 の直
列回路に、コンデンサC 1 とコンデンサC2 との直列回
路が並列接続される。抵抗R0 とR′0 との接続中間点
及びコンデンサC1 とC2 との接続中間点は共通接続さ
れて、コンデンサCC を介して接地される。コイルL1
の抵抗R0 を接続していない側の端子は、周波数混合回
路の一方の出力端子Aと接続され、コイルL2 の抵抗
R′0 を接続していない側の端子は周波数混合回路の他
方の出力端子Bと接続される。なお、コンデンサC1 ,
C2 はいずれも 100〜300pF に、コンデンサCC は1〜
10 nF に、抵抗R0 ,R′0 は1〜2Ω程度に選定す
る。
の構成を示す回路図である。コイルL1 と、抵抗R
0 と、抵抗R′0 と、コイルL2 とが直列接続される。
コイルL1 、抵抗R0 、抵抗R′0 及びコイルL2 の直
列回路に、コンデンサC 1 とコンデンサC2 との直列回
路が並列接続される。抵抗R0 とR′0 との接続中間点
及びコンデンサC1 とC2 との接続中間点は共通接続さ
れて、コンデンサCC を介して接地される。コイルL1
の抵抗R0 を接続していない側の端子は、周波数混合回
路の一方の出力端子Aと接続され、コイルL2 の抵抗
R′0 を接続していない側の端子は周波数混合回路の他
方の出力端子Bと接続される。なお、コンデンサC1 ,
C2 はいずれも 100〜300pF に、コンデンサCC は1〜
10 nF に、抵抗R0 ,R′0 は1〜2Ω程度に選定す
る。
【0018】また、同調周波数f1 が前記(1) 式、同調
周波数f2 が前記(2) 式である場合に、中間周波同調回
路のインピーダンスZが、前記(3) 式になるように選定
すれば、前述したと同様に中間周波信号の周波数f1 か
らf2 の周波数範囲で出力端子A, B間に発生する互い
に逆相の中間周波信号が相殺されず、中間周波信号の複
同調周波数特性が得られる。そして抵抗R0 , R′0 に
より同調周波数f1 ,f2 の信号レベルのピークが抑制
されて図3(a) に実線で示した同調周波数特性が図3
(b) に破線で示す同調周波数特性になる。
周波数f2 が前記(2) 式である場合に、中間周波同調回
路のインピーダンスZが、前記(3) 式になるように選定
すれば、前述したと同様に中間周波信号の周波数f1 か
らf2 の周波数範囲で出力端子A, B間に発生する互い
に逆相の中間周波信号が相殺されず、中間周波信号の複
同調周波数特性が得られる。そして抵抗R0 , R′0 に
より同調周波数f1 ,f2 の信号レベルのピークが抑制
されて図3(a) に実線で示した同調周波数特性が図3
(b) に破線で示す同調周波数特性になる。
【0019】また、抵抗R0 , R′0 はいずれも抵抗値
が周波数混合回路の負荷抵抗に比べて極めて小さく、し
かもコイルL1 , L2 に直列に接続されているから、抵
抗R 0 , R′0 によって周波数混合回路の負荷抵抗が低
下することがない。それにより周波数混合回路の負荷抵
抗は抵抗R0 , R′0 の影響をうけず中間周波信号の変
換利得の低下を最小限に抑制できる。また、図1, 図2
のいずれの中間周波同調回路においても図3(b) に示す
ように色信号周波数fCLから映像信号周波数f P までの
周波数範囲の信号レベルを略均一にできる。なお、本実
施例において示したコンデンサ及び抵抗の値は例示であ
り、その数値に限定するものではない。
が周波数混合回路の負荷抵抗に比べて極めて小さく、し
かもコイルL1 , L2 に直列に接続されているから、抵
抗R 0 , R′0 によって周波数混合回路の負荷抵抗が低
下することがない。それにより周波数混合回路の負荷抵
抗は抵抗R0 , R′0 の影響をうけず中間周波信号の変
換利得の低下を最小限に抑制できる。また、図1, 図2
のいずれの中間周波同調回路においても図3(b) に示す
ように色信号周波数fCLから映像信号周波数f P までの
周波数範囲の信号レベルを略均一にできる。なお、本実
施例において示したコンデンサ及び抵抗の値は例示であ
り、その数値に限定するものではない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、第1、第2発明に
よれば、周波数混合回路の負荷抵抗の値が高い場合であ
っても中間周波信号の変換利得を低下させることがな
く、また中間周波信号のピークを抑制して良好な複同調
周波数特性が得られる中間周波同調回路を提供できる優
れた効果を奏する。
よれば、周波数混合回路の負荷抵抗の値が高い場合であ
っても中間周波信号の変換利得を低下させることがな
く、また中間周波信号のピークを抑制して良好な複同調
周波数特性が得られる中間周波同調回路を提供できる優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中間周波同調回路の構成を示す回
路図である。
路図である。
【図2】本発明に係る中間周波同調回路の他の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図3】中間周波信号の複同調周波数特性の変化を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】単同調回路による従来の中間周波同調回路の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図5】単同調回路による従来の中間周波同調回路の他
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図6】複同調回路による従来の中間周波同調回路の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図7】複同調回路による従来の中間周波同調回路の他
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図8】複同調回路の同調周波数特性図である。
【図9】複同調回路の同調周波数特性の変化を示す説明
図である。
図である。
【図10】同調周波数特性の改良が可能な中間周波同調
回路の回路図である。
回路の回路図である。
A,B 周波数混合回路出力端子 L1 ,L2 コイル C1 ,C2 ,CC コンデンサ R0 ,R′0 抵抗
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 5/24 H03H 7/01 H04B 1/26 H03D 7/14 H04N 5/44 - 5/50
Claims (2)
- 【請求項1】 高周波信号を中間周波信号に変換する周
波数混合回路の出力端子から出力される中間周波信号か
ら、所定周波数の中間周波信号を選択する中間周波同調
回路において、前記出力端子の一方の端子と他方の端子
との間に接続された第1コイル及び第2コイルの直列回
路と、前記第1コイル及び第2コイルの接続中間点と所
定電位部との間に接続された抵抗及び第1コンデンサの
直列回路と、前記一方の端子及び前記所定電位の間に接
続された第2コンデンサと、前記他方の端子及び前記所
定電位の間に接続された第3コンデンサとを備えている
ことを特徴とする中間周波同調回路。 - 【請求項2】 高周波信号を中間周波信号に変換する周
波数混合回路の出力端子から出力される中間周波信号か
ら、所定周波数の中間周波信号を選択する中間周波同調
回路において、前記出力端子の一方の端子と、他方の端
子との間に接続された第1コイルと第1抵抗と、第2抵
抗と第2コイルとの直列回路と、前記第1抵抗及び第2
抵抗の接続中間点と所定電位部との間に接続された第1
コンデンサと、第1コイル及び第1抵抗の直列回路に並
列接続された第2コンデンサと、第2抵抗及び第2コイ
ルの直列回路に並列接続された第3コンデンサとを備え
ていることを特徴とする中間周波同調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18952395A JP3152592B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 中間周波同調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18952395A JP3152592B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 中間周波同調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946182A JPH0946182A (ja) | 1997-02-14 |
JP3152592B2 true JP3152592B2 (ja) | 2001-04-03 |
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ID=16242719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18952395A Expired - Fee Related JP3152592B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 中間周波同調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3152592B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP18952395A patent/JP3152592B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0946182A (ja) | 1997-02-14 |
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