JP3152033B2 - Icカードのicモジュール実装構造 - Google Patents
Icカードのicモジュール実装構造Info
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Description
ICモジュールの実装構造の改良に関する。
実装は、図4に示すように、カード基材41の凹部42
にICモジュール43を嵌め込んでいた。
4、ICチップ45、封止樹脂部46、外部端子、ボン
ディングワイヤ等を含んで構成されている。プリント基
板44は、矩形の平板状で、その一面にはICチップ4
5が樹脂封止されて固着されている。ICチップ45は
ボンディングワイヤを介してプリント基板44上の配線
パターンに接続されている。この配線パターンはプリン
ト基板44の他面の外部端子に接続されている。
で、その厚さは約0.76mmである。このカード基材
41の一面に、ICモジュール43が嵌合する凹部42
が形成されている。この凹部42は、ICモジュール4
3の形状に対応して、ICチップ45および封止樹脂部
46が嵌入される深い部分と、プリント基板44の周縁
部が嵌入される浅い部分との2段凹部によって形成され
ている。
に、例えばシート状の接着材47を貼着した後、ICモ
ジュール43を上記凹部42に嵌め込み、この接着材部
分を加熱する。この結果、接着材47によりプリント基
板44の周縁部が凹部42の浅い部分に接着され、IC
モジュール43はカード基材41に装着される。
うな従来のICモジュールの実装構造にあっては、装着
時に発生する熱によりICモジュールが破壊してしまう
ことがあった。すなわち、熱応力に起因して(封止樹脂
の膨張等)ボンディングワイヤの断線、ボンディングパ
ッドの剥離等が生じていたのである。また、カード基材
が曲げられると、カード基材の断面積の急変部分に曲げ
応力が集中する。この結果、当該部分のひび割れ、接着
材の剥離、プリント基板の破損、ボンディングワイヤの
断線等が生じることがある。
けるICモジュールの破損、接着材の剥離等を防止した
ICカードのICモジュールの実装構造を提供すること
を、その目的としている。
は、ICカードは、凹部を有するカード基材と、この凹
部に嵌入されたICモジュールとを有し、このICモジ
ュールは、平板状のモジュール基材と、このモジュール
基材の中央部に固着されたICチップと、このICチッ
プを被覆する封止樹脂部とを有し、このモジュール基材
の周縁部が接着剤により上記凹部の内壁に固着されたI
CカードのICモジュール実装構造にあって、上記凹部
の内部で上記封止樹脂部との間に画成される空洞部に、
高い放熱性を有する樹脂製の充填材を充填したICカー
ドのICモジュール実装構造である。
ール実装構造は、ICカードは、凹部を有するカード基
材と、この凹部に嵌入されたICモジュールとを有し、
このICモジュールは、平板状のモジュール基材と、こ
のモジュール基材の中央部に固着されたICチップと、
このICチップを被覆する封止樹脂部とを有し、このモ
ジュール基材の周縁部が接着剤により上記凹部の内壁に
固着されたICカードのICモジュール実装構造にあっ
て、上記凹部の内部で上記封止樹脂部との間に画成され
る空洞部に、放熱材を介装したことを特徴としている。
っては、高い放熱性を有する樹脂からなる充填材を空洞
部に充填しているため、この充填材により放熱がなされ
封止樹脂部に熱応力が残留することはない。また、IC
カードを曲げると、凹部形成部にその曲げ応力が集中す
る。この凹部形成部は断面が急変しているからである。
この凹部形成部を介して充填材に大きな曲げ力が作用す
るが、この曲げ力は、充填材にて吸収される。または、
この充填材に作用した曲げ力は一部に集中することはな
く、分散して作用する。この結果、ICモジュールの剥
離、破損は少なくなる。
では、放熱材により空洞部を介して放熱がなされる。し
たがって、その封止樹脂部等からの放熱、冷却作用が高
められ、残留熱応力によるモジュール破壊等は防止され
る。
する。図1は本発明に係るICカードのICモジュール
実装構造の第1実施例を示すその断面図である。図2は
同じく第2実施例に係る実装構造を示す断面図である。
図3は第3実施例に係るICモジュール実装部分の断面
図である。
材11と、これに搭載されるICモジュール12とを有
している。
BS樹脂、ポリエステル、ポリプロピレン、スチレン系
樹脂、アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体等のプラスティック樹脂よりなり、単層
もしくは複数層を熱ラミネートまたは接着剤により積層
した、厚さが約0.76mmの平板形状を有している。
図では単層の状態で説明している。このカード基材11
の上面には、ICモジュール12を嵌合するための凹部
13が形成されている。
ジュール基材)14と、ICチップ15と、樹脂モール
ド部16と、外部端子と、ボンディングワイヤと、プリ
ント基板14のICチップ15装着側に印刷された配線
パターンと、配線パターンと外部端子とを電気的に接続
するスルーホールと、を含んで構成されている。
であって、その下面中央部には、ICチップ15が固
着、搭載されている。ICチップ15はボンディングワ
イヤによって、プリント基板14上の配線パターンに接
続されている。この配線パターンは、さらに、スルーホ
ールを通じて外部端子に接続されている。この外部端子
を介して、外部機器との間でデータの授受が行われる。
ボンディングワイヤとICチップ15はモールド用樹脂
にて封止され、略台形の樹脂モールド部16を形成して
おり、この樹脂モールド部16はプリント基板14より
所定高さだけ突出している。なお、ICモジュールの形
状は、矩形の他に円形状、楕円形状、多角形状でもよ
い。また、図示はしないが、平板状のICモジュール基
材をリードフレーム形状の導体とし、ICチップと直接
接続することにより、スルーホールを不用とし、外部接
続用端子を兼用する構造としてもよい。
される接着材17はシート状であって、その中央部に、
上記樹脂モールド部16が嵌合するよう、矩形の窓が設
けられている。この接着材17によりプリント基板14
はカード基材11の凹部13底壁に固着されている。こ
の接着材17は、例えば、アクリル、SBR等の熱接着
フィルム、或は、(感圧型)接着剤が塗布された両面接
着シートを使用している。また、このシート状の接着材
17に代えてシリコン等の合成ゴム系接着剤等も用いる
ことができる。
3底壁との間には空洞部18が形成されており、この空
洞部18には充填材19が充填されている。充填材19
としては、例えばシリコン系の樹脂のように放熱作用が
高いものが使用されている。
順について以下説明する。まず、矩形平板状で、その中
央部に矩形の窓を備えた接着材17を準備する。また、
ICモジュール12をプリント基板14にICチップ1
5を樹脂モールドしたものとして準備する。さらに、カ
ード基材11には所定形状の凹部13を加工しておく。
プ15をモールドした面)にこの接着材17を重ね合わ
せる。そして、これらを加圧し、プリント基板14の周
縁部に接着材17を固着する。
面に所定の厚さにペースト状の充填材19を塗布する。
次に、ICモジュール12を、樹脂モールド部16を下
にして、カード基材11の凹部13に嵌入する。そし
て、樹脂モールド部16の表面が充填材19に当接した
ら所定の力を加えて押圧する。すると、ペースト状の充
填材19は凹部13の空洞部18内に回り込み、充填さ
れる。
材17によりICモジュール12をカード基材11に実
装する。この充填材19は上記接着材17による固着時
に加えられた熱の放熱作用とともに、外力がICモジュ
ール、特にICチップ15に作用する場合、その外力の
緩衝作用をも果たしている。
18すなわち凹部13の底部に例えばアルミニウム箔等
の放熱材31が配設されている。この放熱材31により
上記接着時の熱を外部に放出するものである。放熱材3
1の空洞部18への装着は、凹部13と略同一形状の放
熱材31をその凹部13底壁に載置し、その後ICモジ
ュール12を接着剤17で接着することにより、行って
いる。その他の構成作用は上記実施例の場合と同じであ
る。
損、接着材の剥離等を防止することができる。
ジュール装着部を示す断面図である。
ジュール装着部を示す断面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ICカードは、凹部を有するカード基材
と、この凹部に嵌入されたICモジュールとを有し、 このICモジュールは、平板状のモジュール基材と、こ
のモジュール基材の中央部に固着されたICチップと、
このICチップを被覆する封止樹脂部とを有し、 このモジュール基材の周縁部が接着剤により上記凹部の
内壁に固着されたICカードのICモジュール実装構造
にあって、 上記凹部の内部で上記封止樹脂部との間に画成される空
洞部に、高い放熱性を有する樹脂製の充填材を充填した
ことを特徴とするICカードのICモジュール実装構
造。 - 【請求項2】 ICカードは、凹部を有するカード基材
と、この凹部に嵌入されたICモジュールとを有し、 このICモジュールは、平板状のモジュール基材と、こ
のモジュール基材の中央部に固着されたICチップと、
このICチップを被覆する封止樹脂部とを有し、 このモジュール基材の周縁部が接着剤により上記凹部の
内壁に固着されたICカードのICモジュール実装構造
にあって、 上記凹部の内部で上記封止樹脂部との間に画成される空
洞部に、放熱材を介装したことを特徴とするICカード
のICモジュール実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26412793A JP3152033B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Icカードのicモジュール実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26412793A JP3152033B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Icカードのicモジュール実装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789279A JPH0789279A (ja) | 1995-04-04 |
JP3152033B2 true JP3152033B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17398850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26412793A Expired - Fee Related JP3152033B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Icカードのicモジュール実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3152033B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010028221A2 (en) * | 2008-09-04 | 2010-03-11 | Jim Lee Murray | Universal back box for mounting in wall components and method of use |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0939379A4 (en) * | 1997-07-18 | 2002-01-30 | Dainippon Printing Co Ltd | Chip module, chip card, encapsulating resin for chip module and method of manufacturing a chip module |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP26412793A patent/JP3152033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010028221A2 (en) * | 2008-09-04 | 2010-03-11 | Jim Lee Murray | Universal back box for mounting in wall components and method of use |
WO2010028221A3 (en) * | 2008-09-04 | 2010-07-01 | Jim Lee Murray | Universal back box for mounting in wall components and method of use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0789279A (ja) | 1995-04-04 |
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