JP3150852U - 関節可動式人形 - Google Patents

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ちどり 林
ちどり 林
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Abstract

【課題】関節を曲げる角度によって、その角度が確実に保持、静止ができ、各関節部において細かな角度調整ができ、さらには、より広範囲に亘る可動性、その保持力及び耐久性の向上の実現により、極力人体の動きをリアルに模倣、再現可能な関節可動式人形を提供する。【解決手段】第一関節構成部材2と、第二関節構成部材3と、回動基体4と、を備え、第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3が連結された回動基体4より各々独自に回動可能とされ、膝部及び/または肘部が二段階回動の構成とされたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この考案は、一般的な人型フィギュアなど人形の脚部材における膝部、腕部材における肘部、手首、足首及び肩部の各部位の関節箇所に可動関節部材が使用された関節可動式人形に関するものである。
従来一般的に、フィギュアに代表されるこの種の関節可動式人形における関節部は、人体の動きを模倣するように構成されており、前記関節部の可動が広範囲でワイドに回動するように、例えば、球型ジャーナル部材と球面軸受部材とをはめ込む構成からなるボールジョイントを用いたものなどが一般的には知られている。
実公平6−47505号公報
しかしながら、上記の従来の関節部材では、繰り返しの使用によって、曲げるとへたるという症状が生じてしまい、関節の可動部において、保持力低下が見受けられ、関節を曲げる角度によっては、その角度が保持出来ず、静止できずに可動してしまうとの課題があった。
また、関節可動式人形における前記関節部材と、該関節部材を人形の各部パーツ材に連結する際、その連結保持力についても、例えば、連結部分の形状などから考察すると、従来では、前記各部パーツ材と前記関節部材の連結力が弱いものであり、長期間の繰り返し使用によっては連結離脱を生じてしまうとのおそれがあった。
さらに、近年の関節可動式人形においては、極力人体の動きをリアルに模倣、再現すべく、より広範囲に亘る関節の可動、その保持力及び耐久性が求められており、従来の関節部材を用いた場合の回動範囲では、その回動角度やその耐久性に限界が見受けられ、より広範囲に亘る回動が困難であった。
かくして、本考案は、前記従来の課題に対処すべく案出されたものであり、繰り返し関節可動によってもへたるという症状が生じず、もって関節可動部において、保持力が低下せず、関節を曲げる角度によって、その角度が確実に保持、静止ができ、各関節部において細かな角度調整ができ、さらには、より広範囲に亘る可動性、その保持力及び耐久性の向上の実現により、極力人体の動きをリアルに模倣、再現可能な関節可動式人形を提供することを目的とするものである。
本考案による関節可動式人形は、第一回動基部第1ユニット部材と、
該第一回動基部第1ユニット部材より突設された第一差し込み部と、
前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と、
該第一嵌合凹部から突設された連結体と、
を有する第一関節構成部材と、
第二回動基部第1ユニット部材と、
該第二回動基部第1ユニット部材より突設された第二差し込み部と、
前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第二嵌合凹部と、
該第二嵌合凹部から突設された連結体と、
を有する第二関節構成部材と、
前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と嵌合する第一嵌合凸部を接続フラット面一方端部側に有すると共に、前記第一嵌合凸部には、前記第一嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第一回動基部第1ユニット部材と連結されて、第一回動基部を構成する第一回動基部第2ユニット部材と、
前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第二嵌合凹部と嵌合する第二嵌合凸部を接続フラット面他方端部側に有すると共に、前記第二嵌合凸部には、前記第二嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第二回動基部第1ユニット部材と連結されて、第二回動基部を構成する第二回動基部第2ユニット部材と、
前記第一回動基部と第二回動基部との間に設けられた非回動部と、を有する回動基体と、
を備え、
前記第一関節構成部材及び第二関節構成部材が連結された前記回動基体より各々独自に回動可能とされ、膝部及び/または肘部が二段階回動の構成とされた、
ことを特徴とし、
または、
略半球状をなす第一回動基部第1ユニット部材と、
該第一回動基部第1ユニット部材より突設された丸棒状第一差し込み部と、
前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面中央部に形成された第一嵌合凹部と、
該第一嵌合凹部中央から垂直に向けて突出する略円柱状連結体と、
を有する第一関節構成部材と、
略円盤状をなす第二回動基部第1ユニット部材と、
該第二回動基部第1ユニット部材より突設された角柱状第二差し込み部と、
前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面中央部に形成された第二嵌合凹部と、
該第二嵌合凹部中央から垂直に向けて突出する略円柱状連結体と、
を有する第二関節構成部材と、
前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と嵌合する第一嵌合凸部を接続フラット面一方端部側に有すると共に、前記第一嵌合凸部には、前記第一嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第一回動基部第1ユニット部材と連結されて、第一回動基部を構成する略半球状の第一回動基部第2ユニット部材と、
前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第二嵌合凹部と嵌合する第二嵌合凸部を接続フラット面他方端部側に有すると共に、前記第二嵌合凸部には、前記第二嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第二回動基部第1ユニット部材と連結されて、第二回動基部を構成する略円盤状をなす第二回動基部第2ユニット部材と、
前記第一回動基部と第二回動基部との間に設けられた非回動部と、を有する回動基体と、
を備え、
前記第一関節構成部材及び第二関節構成部材が連結された前記回動基体より各々独自に回動可能とされ、膝部及び/または肘部が二段階回動の構成とされた、
ことを特徴とし、
または、
前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と嵌合する第三嵌合凸部を接続フラット面に有すると共に、前記第三嵌合凸部には、前記第一嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第一回動基部第1ユニット部材と連結されて、第三回動基部を構成する略半球状の第三回動基部第2ユニット部材と、
該第三回動基部第2ユニット部材より突設された第三差し込み部とにより可動可能な第三関節構成部材が構成され、
該第三関節構成部材は、肩部及び/または足首部に使用された、
ことを特徴とし、
または、
少なくとも前記第一関節構成部材、第二関節構成部材、第三関節構成部材または回動基体のいずれか、あるいはいずれかの組み合わせをポリカーボネート樹脂部材で製造した、
ことを特徴とするものである。
本考案による関節可動式人形であれば、繰り返しの関節可動によってもへたるという症状が生じず、もって関節可動部において保持力が低下せず、関節を曲げる角度によって、その角度が確実に保持、静止ができ、各関節部において細かな角度調整ができ、さらには、より広範囲に亘る可動性、その保持力及び耐久性の向上の実現により、極力人体の動きをリアルに模倣、再現できるとの優れた効果を奏する。
(a)は本考案における二段階可動関節部材を説明する側面図である(その1)。(b)は本考案における二段階可動関節部材を説明する正面図である(その1)。 (a)は二段階可動関節部材における第一関節構成部材の可動構造説明図である(その1)。(b)は二段階可動関節部材における第二関節構成部材の可動構造説明図である(その1)。 (a)は本考案における二段階可動関節部材を説明する側面図である(その2)。(b)は本考案における二段階可動関節部材を説明する正面図である(その2)。 (a)は二段階可動関節部材における第一関節構成部材の可動構造説明図である(その2)。(b)は二段階可動関節部材における第二関節構成部材の可動構造説明図である(その2)。 (a)は本考案における可動関節部材を説明する側面図である(その1)。(b)は本考案における可動関節部材を説明する正面図である(その1)。 (a)は可動関節部材における第一関節構成部材の可動構造説明図である(その1)。(b)は可動関節部材における第三関節構成部材の可動構造説明図である(その1)。 (a)は本考案における可動関節部材を説明する側面図である(その2)。(b)は本考案における可動関節部材を説明する正面図である(その2)。 (a)は可動関節部材における第一関節構成部材の可動構造説明図である(その2)。(b)は可動関節部材における第三関節構成部材の可動構造説明図である(その2)。 本考案の関節可動式人形における二段階可動関節部材及び可動関節部材の使用状態の説明図である。 本考案の関節可動式人形における脚部の関節可動構造の説明図である。 本考案の関節可動式人形における腕部の関節可動構造の説明図である。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
本考案は関節が広範囲に亘り回動可能な関節可動式人形であり、図1乃至図8には、本考案に係る関節可動式人形の各関節部に取り付けられる可動関節部材を各々説明する図面である。
以下に本考案に係る関節可動式人形の各関節部に用いられる可動関節部材可動関節部材の構成につき説明をする。
まず、図1及び図2に示されるタイプの可動関節部材について説明をする。
図1及び図2において理解されるように、符号1は二段階可動関節部材を示す。
該二段階可動関節部材1は、第一関節構成部材2、第二関節構成部材3及び回動基体4を有して構成される。
同図において理解されるように、まず、前記第一関節構成部材2は、略半球状をなす第一回動基部第1ユニット部材5と、該第一回動基部第1ユニット部材5より突設された丸棒状の第一差し込み部6と、前記第一回動基部第1ユニット部材5の接続フラット面7中央部に形成された第一嵌合凹部8と、該第一嵌合凹部8中央から突設する略円柱状の連結体9とを有して形成される。
なお、前記第一差し込み部6の先端部には略スカート状抜け止め片10を有して構成される。
また、前記連結体9の先端部においても抜け止め部11を有して構成される。
それぞれ、連結時の部材の抜け防止のため施されるものである。
次に、前記第二関節構成部材3は略円盤状をなす第二回動基部第1ユニット部材12と、該第二回動基部第1ユニット部材12より突設された角柱状の第二差し込み部13と、前記第二回動基部第1ユニット部材12の接続フラット面14中央部に形成された第二嵌合凹部15と、該第二嵌合凹部15中央から突設する略円柱状の連結体16とを有して形成される。
なお、前記第二差し込み部13の外周所定箇所には凹状の抜け止め溝17が形成される。
また、前記連結体16の先端部においても抜け止め部18を有して構成される。それぞれ、連結時の部材抜け防止のため施されるものである。
次に、前記回動基体4は、接続フラット面19一方端部側に前記第一嵌合凹部8と嵌合する第一嵌合凸部20を有し、該第一嵌合凸部20には、前記第一嵌合凹部8から突設された連結体9が挿通する連結孔25が形成され、前記第一回動基部第1ユニット部材5と連結されて、もって第一回動基部を構成する略半球状の第一回動基部第2ユニット部材21と、接続フラット面19他方端部側に前記第二嵌合凹部15と嵌合する第二嵌合凸部22を有し、該第二嵌合凸部22には、第二嵌合凹部15から突設された連結体16が挿通する連結孔25が形成され、前記第二回動基部第1ユニット部材12と連結されて、もって第二回動基部を構成する略円盤状の第二回動基部第2ユニット部材23と、前記第一回動基部第2ユニット部材21と第二回動基部第2ユニット部材23との間に設けられた非回動部24とを有して形成される。
ここで、前記第一関節構成部材2、第二関節構成部材3及び回動基体4の材質は何ら限定されるものではないが、本実施例においては、例えば通常ポリカーボネート樹脂で形成してもかまわない。
ポリカーボネート樹脂は強度が高く、価格も比較的安価だからである。
全部の構成部品を、すなわち第一関節構成部材2、第二関節構成部材3及び回動基体4をポリカーボネート樹脂製としてもかまわないし、第一関節構成部材2のみ、あるいは第二関節構成部材3のみ、あるいは第一関節構成部材2、第二関節構成部材3をポリカーボネート樹脂製としてもかまわないものである。
さらに、これら部材をすべてポリアミド製樹脂、例えばナイロン樹脂で形成することもできる。ナイロン樹脂は比較的柔軟性があり、組み立てに適している。
また、ポリカーボネート樹脂製やナイロン樹脂製の部材をそれぞれ組み合わせて形成してもかまわない。
しかして、図1−(b)に示されるとおり、前記第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3がそれぞれ前記回動基体4に連結して二段階可動関節部材1を構成するのである。
また、前記二段階可動関節部材1の大きさは何ら限定されるものではないが、本実施例では、関節可動式人形33の関節部への使用において当該使用箇所に応じた適宜な大きさに決定される。
そして、図2―(a)には前記第一関節構成部材2の可動範囲について、図2―(b)には第二関節構成部材3の可動範囲について明確に表れている。
すなわち、前記第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3が前記回動基体4より各々独自に図示のように回動でき、もって広範囲に亘る回動を可能とするのである。
次に、図3及び図4に示される 前記二段階可動関節部材1の別タイプのものにつき以下に説明する。
まず、図3及び図4において理解されるように、上述のタイプ同様、二段階可動関節部材1は、前記第一関節構成部材2、第二関節構成部材3及び回動基体4を有して構成される。
ここで、同図から理解されるように、前記第二関節構成部材3については、前記第二回動基部第1ユニット部材12を略半球体状に形成し、前記第二差し込み部13を円柱状に形成したタイプのものを用いて構成する。
なお、上記タイプの前記第二差し込み部13の外周所定箇所には、凸状抜け止め片42が形成される。
また、前記連結体16の先端部においても抜け止め部18を有して構成される。それぞれ、連結時の部材抜け防止のため施されるものである。
また、上記タイプの第二関節構成部材3を用いる場合は、前記回動基体4についても第二回動基部第2ユニット部材23が前記第二回動基部第1ユニット部材12の形状に対応した略半球状に形成したタイプのものを用いる。
しかして、図3−(b)には上記のタイプの、第一関節構成部材2及び上記略半球体タイプの第二関節構成部材3が各々上記タイプの回動基体4に連結した二段階可動関節部材1を示す。
そして図4−(a)には前記第一関節構成部材2の可動範囲について、図4−(b)には上記タイプの第二関節構成部材3の可動範囲について明確に表れている。
次に、図5及び図6に示されるタイプの可動関節部材について説明をする。
図5及び図6において理解されるように、符号26は可動関節部材を示す。該可動関節部材26は、前記第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27を有して構成される。
ここで同図から理解されるように、前記第三関節構成部材27については、略半球状をなす第三回動基部第2ユニット部材28と、該第三回動基部第2ユニット部材28より突設された丸棒状の第三差し込み部29と、第三回動基部第2ユニット部材28の接続フラット面30中央部に形成された前記第一嵌合凹部8と勘合するように形成された第三嵌合凸部31により形成される。
ここで前記第三嵌合凸部31には、前記第一嵌合凹部8から突設された連結体9が挿通する連結孔32が形成される。
そして、第三回動基部第2ユニット部材28と前記第一関節構成部材2の第一回動基部第1ユニット部材5と連結され、もって、「第三回動基部」として構成されるのである。
また、前記第三差し込み部29の先端部には略スカート状抜け止め片10を有して構成される。
しかして、図5−(b)には上記のタイプの第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27が各々連結した可動関節部材26を示す。
そして図6−(a)には前記第一関節構成部材2の可動関節部材26における可動範囲について、図6−(b)には前記第三関節構成部材27の可動範囲について明確に表れている。
上述の如く、前記第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27の材質は何ら限定されるものではなく、本実施例においては、例えば通常ポリカーボネート樹脂で形成してもかまわない。
しかして、図5−(b)に示されるとおり、前記第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27が連結して可動関節部材26を構成するのである。
また、前記可動関節部材26の大きさは何ら限定されるものではないが、本実施例では、関節可動式人形の関節部への使用において当該使用箇所に応じた適宜な大きさに決定される。
次に、図7及び図8に示される前記可動関節部材26の別タイプのものにつき以下に説明する。
図7及び図8において理解されるように、上記同様、前記可動関節部材26は、前記第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27を有して構成される。
ここで同図から理解されるように、第一関節構成部材2においては前記第一差し込み部6には抜け止め片を設けず、第三関節構成部材27においては前記第三差し込み部29の先端部に凸状の抜け止め片42を形成して構成してもよい。
しかして、図7−(b)には上記のタイプの、第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27が各々連結した可動関節部材26を示す。
そして、図8−(a)には前記第三関節構成部材27の可動範囲について、図8−(b)には前記第一関節構成部材2の可動関節構成部材26における可動範囲について、明確に表れている。
上述の如く、前記第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27の材質は何ら限定されるものではなく、本実施例においては、例えば通常ポリカーボネート樹脂で形成してもかまわない。
しかして、図7−(b)に示されるとおり、前記第一関節構成部材2及び第三関節構成部材27が連結して可動関節部材26を構成するのである。
また、上記タイプの前記可動関節部材26においても、その大きさは何ら限定されるものではないが、本実施例では、関節可動式人形の関節部への使用において当該使用箇所に応じた適宜な大きさに決定される。
次に、以下に図9乃至図11に基いて、本考案の関節可動式人形の実施例につき説明する。
まず、図9から理解される様に、符号33は関節可動式人形を示す。
該関節可動式人形33の腕部、脚部、肩部における関節部の可動箇所に前記二段階可動関節部材1及び可動関部材26が各々用いられ、可動関節部として使用される。
図9に示される実施例としては、図1及び図2に示すタイプの前記二段階可動関節部材1が左右の「膝関節」として取り付けられる。
具体的には、前記関節可動式人形33の大腿部パーツ部材34及び下腿部パーツ部材35間に可動関節部位となるように各々取り付けられる。
なお、取付方法は何ら限定されるものではないが、本実施例では前記大腿部パーツ部材34及び下腿部パーツ部材35の所定箇所には取付孔36、36が各々設けられており(図示せず)、該取付孔36に前記第一差し込み部6あるいは第二差し込み部13が差し込まれて取り付けられるのである。
この際、上述のとおり、前記スカート状抜け止め片10及び抜け止め溝17が前記取付孔36内で抜け止め効果を奏する。
また、図9に示される実施例として、図3及び図4に示すタイプの前記二段階可動関節部材1が左右の「肘関節」として取り付けられる。
具体的には、前記関節可動式人形33の上腕部パーツ部材37及び前腕部パーツ部材38間に可動関節部位となるように各々取り付けられる。
上記同様、取付方法は何ら限定されるものではなく、本実施例では前記上腕部パーツ部材37及び前腕部パーツ部材38の所定箇所には取付孔36、36が各々設けられており(図示せず)、該取付孔36に前記第一差し込み部6あるいは第二差し込み部13が差し込まれて取り付けられるのである。
この際、上述のとおり前記スカート状抜け止め片10及び、凸状抜け止め片42が前記取付孔36内で抜け止め効果を奏する。
また、図9に示される実施例として、図5及び図6に示すタイプの前記可動関節部材26が左右の「肩部関節」あるいは「足首関節」として取り付けられる。
具体的には、前記関節可動式人形33の上腕部パーツ部材37及び胴体部パーツ部材39間に可動関節部位となるように各々取り付ける。あるいは下腿部パーツ部材35及び足部パーツ部材40間に可動関節部位となるように各々取り付けられる。
上記同様、取付方法は何ら限定されるものではなく、本実施例では前記上腕部パーツ部材37、胴体部パーツ部材39、足部パーツ部材40の所定箇所には取付孔36、36・・・(図示せず)が各々設けられており、該取付孔36に前記第一差し込み部6あるいは第三差し込み部29が差し込まれて取り付けられるのである。
この際、上述のとおり、前記スカート状抜け止め片10が前記取付孔36内で抜け止め効果を奏する。
そして、図7及び図8に示すタイプの前記可動関節部材26が左右の「手首関節」として取り付けられる。
具体的には、前記関節可動式人形33の前腕部パーツ部材38及び手部パーツ部材41間に可動関節部位となるように各々取り付けられる。
上記同様、取付方法は何ら限定されるものではなく、本実施例では前記前腕部パーツ部材38及び手部パーツ部材41の所定箇所には取付孔36、36が各々設けられており(図示せず)、該取付孔36に前記第一差し込み部6あるいは第三差し込み部29が差し込まれて取り付けられるのである。
この際、上述のとおり前記凸状抜け止め片42が前記取付孔36内で抜け止め効果を奏する。
次に、本考案の上記実施例における前記二段階可動関節構成部材1及び可動関節構成部材26の作用による関節可動式人形33の関節可動範囲について図10及び図11に基いて以下に説明する。
まず、図10には前記二段階可動関節部材1を関節可動式人形33の脚部の大腿部パーツ部材34および下腿部パーツ部材35間に取り付け、もって「膝関節」として用い、前記可動関節部材26を関節可動式人形33の脚部の下腿部パーツ部材35および足部パーツ部材40間に取り付け、もって「足首関節」として用いた態様を示すものである。
当該実施例では、前記二段階可動関節部材1が図2―(a)及び図2―(b)に明示した可動範囲で前記第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3が前記回動基体4より各々独自に回動でき、もって広範囲に亘る回動を可能とするのである。
よって、広範囲に亘る可動性の向上により、人体の動きをリアルに模倣、再現できるとの優れた効果を奏する。
また、上記の広範囲に亘る回動構造は上述の如く、前記第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3が前記回動基体4より各々独自に回動する構成を採るため、その可動した際の保持力及び耐久性が向上できるのである。
すなわち、特に可動の多い「膝関節」について、1つの関節可動箇所に、2箇所の回動機構を設けることによって、より広範囲に亘る可動が可能であり、さらに2箇所の回動機構により、回動時の関節部材への負担が軽減され、耐久性が増し、かつ保持力も向上でき、ひいては、「へたり」が予防できるとの優れた効果を奏する。
また、上記実施例で前記可動関節部材26が図6―(a)及び図6―(b)に明示した可動範囲での「足首関節」の回動により上記「膝関節」の可動と相俟って、広範囲に亘る可動ができ、さらには、前記第一関節構成部材2における第一差し込み部6及び前記第三関節構成部材27の第三差し込み部29の形状が「丸棒状」をなし、前記第一回動基部及び第三回動基部の形状が「球体」をなすため、図10に示したように、差し込み部の軸心より垂直方向にも回転が可能であり、人体の動きをリアルに模倣、再現できるとの優れた効果を奏するのである。
なお、上記実施例に用いる前記二段階可動関節部材1のタイプは何ら限定されるものではなく、図10の実施例では、図1に示したタイプの二段階可動関節部材1が膝関節として用いられるが図3に示したタイプの二段階可動関節部材1を用いても構わない。
同様に、上記実施例に用いる前記可動関節部材26のタイプも何ら限定されるものではなく、図10の実施例では、図5に示したタイプの可動関節部材26が用いられるが図7に示したタイプの可動関節部材26を用いても構わない。
次に、図11には図3に示したタイプの前記二段階可動関節部材1を関節可動式人形33の腕部の上腕部パーツ部材37および前腕部パーツ部材38間に取り付け、もって「肘関節」として用い、図7に示したタイプの前記可動関節部材26を関節可動式人形33の腕部の前腕部パーツ部材38および手部パーツ部材41間に取り付け、もって「手首関節」として用いた態様を示すものである。
当該実施例では、前記二段階可動関節部材1が図4―(a)及び図4―(b)に明示した可動範囲で前記第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3が前記回動基体4より各々独自に回動でき、もって広範囲に亘る回動を可能とするのである。
よって、広範囲に亘る可動性向上により、人体の動きをリアルに模倣、再現できるとの優れた効果を奏する。
また、上記の広範囲に亘る回動構造は上述の如く、前記第一関節構成部材2及び第二関節構成部材3が前記回動基体4より各々独自に回動する構成を採るため、可動した際の保持力及び耐久性が向上できるのである。
すなわち、特に可動の多い「肘関節」について、1つの関節可動箇所に、2箇所の回動機構を設けることによって、より広範囲に亘る可動が可能であり、さらに2箇所の回動機構により、回動時の関節部材への負担が軽減され、耐久性が増し、かつ保持力も向上でき、ひいては、「へたり」が予防できるとの優れた効果を奏する。
また、上記実施例で前記可動関節部材26が図8―(a)及び図8―(b)に明示した可動範囲で回動を可能とするので上記「肘関節」の可動と相俟って、広範囲に亘る可動ができ、さらには、前記第一関節構成部材2における第一差し込み部6、第二関節構成部材3における第二差し込み部13及び前記第三関節構成部材27の第三差し込み部29の形状が「丸棒状」をなし、前記第一回動基部、第二回動基部及び第三回動基部の形状が「球体」をなすため、図11に示したように、差し込み部の軸心より垂直方向にも回転が可能であり、人体の動きをリアルに模倣、再現できるとの優れた効果を奏するのである。
なお、上記実施例に用いる前記二段階可動関節部材1のタイプは何ら限定されるものではなく、図11の実施例では、図3に示したタイプの二段階可動関節部材1が用いられるが図1に示したタイプの二段階可動関節部材1を用いても構わない。
同様に上記実施例に用いる前記可動関節部材26のタイプも何ら限定されるものではなく、図11の実施例では、図7に示したタイプの可動関節部材26が用いられるが図5に示したタイプの可動関節部材26を用いても構わない。
1 二段階可動関節部材
2 第一関節構成部材
3 第二関節構成部材
4 回動基体
5 第一回動基部第1ユニット部材
6 第一差し込み部
7 接続フラット面
8 第一嵌合凹部
9 連結体
10 スカート状抜け止め片
11 抜け止め片
12 第二回動基部第1ユニット部材
13 第二差し込み部
14 接続フラット面
15 第二嵌合凹部
16 連結体
17 抜け止め溝
18 抜け止め片
19 接続フラット面
20 第一嵌合凸部
21 第一回動基部第2ユニット部材
22 第二嵌合凸部
23 第二回動基部第2ユニット部材
24 非回動部
25 連結孔
26 可動関節部材
27 第三関節構成部材
28 第三回動基部第2ユニット部材
29 第三差し込み部
30 接続フラット面
31 第三嵌合凸部
32 連結孔
33 関節可動式人形
34 大腿部パーツ部材
35 下腿部パーツ部材
36 取付孔
37 上腕部パーツ部材
38 前腕部パーツ部材
39 胴体部パーツ部材
40 足部パーツ部材
41 手部パーツ部材
42 凸状抜け止め片

Claims (4)

  1. 第一回動基部第1ユニット部材と、
    該第一回動基部第1ユニット部材より突設された第一差し込み部と、
    前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と、
    該第一嵌合凹部から突設された連結体と、
    を有する第一関節構成部材と、
    第二回動基部第1ユニット部材と、
    該第二回動基部第1ユニット部材より突設された第二差し込み部と、
    前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第二嵌合凹部と、
    該第二嵌合凹部から突設された連結体と、
    を有する第二関節構成部材と、
    前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と嵌合する第一嵌合凸部を接続フラット面一方端部側に有すると共に、前記第一嵌合凸部には、前記第一嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第一回動基部第1ユニット部材と連結されて、第一回動基部を構成する第一回動基部第2ユニット部材と、
    前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第二嵌合凹部と嵌合する第二嵌合凸部を接続フラット面他方端部側に有すると共に、前記第二嵌合凸部には、前記第二嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第二回動基部第1ユニット部材と連結されて、第二回動基部を構成する第二回動基部第2ユニット部材と、
    前記第一回動基部と第二回動基部との間に設けられた非回動部と、を有する回動基体と、
    を備え、
    前記第一関節構成部材及び第二関節構成部材が連結された前記回動基体より各々独自に回動可能とされ、膝部及び/または肘部が二段階回動の構成とされた、ことを特徴とする関節可動式人形。
  2. 略半球状をなす第一回動基部第1ユニット部材と、
    該第一回動基部第1ユニット部材より突設された丸棒状第一差し込み部と、
    前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面中央部に形成された第一嵌合凹部と、
    該第一嵌合凹部中央から垂直に向けて突出する略円柱状連結体と、
    を有する第一関節構成部材と、
    略円盤状をなす第二回動基部第1ユニット部材と、
    該第二回動基部第1ユニット部材より突設された角柱状第二差し込み部と、
    前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面中央部に形成された第二嵌合凹部と、
    該第二嵌合凹部中央から垂直に向けて突出する略円柱状連結体と、
    を有する第二関節構成部材と、
    前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と嵌合する第一嵌合凸部を接続フラット面一方端部側に有すると共に、前記第一嵌合凸部には、前記第一嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第一回動基部第1ユニット部材と連結されて、第一回動基部を構成する略半球状の第一回動基部第2ユニット部材と、
    前記第二回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第二嵌合凹部と嵌合する第二嵌合凸部を接続フラット面他方端部側に有すると共に、前記第二嵌合凸部には、前記第二嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第二回動基部第1ユニット部材と連結されて、第二回動基部を構成する略円盤状をなす第二回動基部第2ユニット部材と、
    前記第一回動基部と第二回動基部との間に設けられた非回動部と、を有する回動基体と、
    を備え、
    前記第一関節構成部材及び第二関節構成部材が連結された前記回動基体より各々独自に回動可能とされ、膝部及び/または肘部が二段階回動の構成とされた、ことを特徴とする関節可動式人形。
  3. 前記第一回動基部第1ユニット部材の接続フラット面に形成された第一嵌合凹部と嵌合する第三嵌合凸部を接続フラット面に有すると共に、前記第三嵌合凸部には、前記第一嵌合凹部から突設された連結体が挿通する連結孔を有し、前記第一回動基部第1ユニット部材と連結されて、第三回動基部を構成する略半球状の第三回動基部第2ユニット部材と、
    該第三回動基部第2ユニット部材より突設された第三差し込み部とにより可動可能な第三関節構成部材が構成され、
    該第三関節構成部材は、肩部及び/または足首部に使用された、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の関節可動式人形。
  4. 少なくとも前記第一関節構成部材、第二関節構成部材、第三関節構成部材または回動基体のいずれか、あるいはいずれかの組み合わせをポリカーボネート樹脂部材で製造した、
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の関節可動式人形。

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