JP3149597U - 嵌め込み式緑化舗装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】緑化舗装用ブロックを所定の路床部エリアに嵌め込み式に設置するだけでブロック本体内の植生マットの植物を大地に根付かせることができと共にその植物が車や人により踏みつけられて摩滅するおそれがなく、ヒートアイランド対策及び緑化対策を十分に且つ容易に図ることができる嵌め込み式緑化舗装構造を提供する。【解決手段】地面を所定広さ及び所定深さで掘り下げて形成された路床部3に複数の緑化舗装用ブロック4を隣接して設置することにより形成される嵌め込み式緑化舗装構造において、上記緑化舗装用ブロック4は、上部及び下部が開放された中空のブロック本体6と、該ブロック本体6の上部に設けられた通気用及び採光用の孔部7を有する上部覆い体8と、上記ブロック本体6内の下部に取付部材9を介して取付けられた植生マット10とを備えている。【選択図】図2

Description

本考案は、嵌め込み式緑化舗装構造に関するものである。
都市部においては、地表がコンクリート舗装やアスファルト舗装で覆われているため、ヒートアイランド現象が発生し易い。このヒートアイランド現象の緩和を図るために、特許文献1に記載の緑化舗装の施工方法が知られている。
この緑化舗装の施工方法ないし舗装構造は、即時脱形方法で製造したコンクリートブロックの表層部及び基層部に保水機能を持つ骨材を混入することにより保水機能を有するブロックを形成し、これら複数のブロック同士を目地幅を保つ目地スぺーサと組合せ、上記目地幅内に土等を充填して芝、草等を植生したものである。
特開2003−184010号公報
しかしながら、上記緑化舗装の施工方法ないし舗装構造においては、ブロック間の目地幅内に土等を充填して芝、草等を植生しているに過ぎないため、この舗装構造を駐車スペースや車両通路に適用した場合、植生した芝、草等の植物が車の車輪により踏みつけられて摩滅するおそれがあり、ヒートアイランド対策及び緑化対策が十分に図れない。
そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、緑化舗装用ブロックを所定の路床部エリアに嵌め込み式に設置するだけでブロック本体内の植生マットの植物を大地に根付かせることができると共にその植物が車や人により踏みつけられて摩滅するおそれがなく、ヒートアイランド対策及び緑化対策を十分に且つ容易に図ることができる嵌め込み式緑化舗装構造を提供するにある。
上記目的を達成するために、本考案は、地面を所定範囲及び所定深さで掘り下げて形成された路床部に複数の緑化舗装用ブロックを隣接して設置することにより形成される嵌め込み式緑化舗装構造において、上記緑化舗装用ブロックは、上部及び下部が開放された中空のブロック本体と、該ブロック本体の上部に設けられた通気用及び採光用の孔部を有する上部覆い体と、上記ブロック本体内の下部に取付部材を介して取付けられた植生マットとを備えていることを特徴とする。
上記取付部材は、植生マットに串刺し状に挿通されて取付けられる串又は紐からなり、上記ブロック本体には上記串又は紐を通して保持するための保持孔が形成されていることが好ましい。
本考案によれば、緑化舗装用ブロックを所定の路床部エリアに嵌め込み式に設置するだけでブロック本体内の植生マットの植物を大地に根付かせることができると共にその植物が車や人により踏みつけられて摩滅するおそれがなく、ヒートアイランド対策及び緑化対策を十分に且つ容易に図ることができる。
本考案に係る嵌め込み式緑化舗装構造の実施形態を概略的に示す断面図である。 嵌め込み式緑化舗装構造を構成する緑化舗装用ブロックの拡大断面図である。 緑化舗装用ブロックの分解斜視図である。 緑化舗装用ブロック本体内の下部に植生マットを取付ける際に用いる補助器具の一例を示す概略的斜視図である。
以下に、本考案を実施するための最良の形態を添付図面に基いて詳述する。
図1に示すように、本実施形態に係る嵌め込み式緑化舗装構造1は、地面2を所定範囲及び所定深さで掘り下げて形成された路床部3に複数の緑化舗装用ブロック4を隣接して設置することにより形成されている。先ず、地面を路盤部5まで掘り下げ、この路盤部5上に植栽土を充填することにより所定厚さ例えば300mm程度の路床部3を形成する。この路床部3上に形成された高さが150mm程度で且つ所定面積の空間が緑化舗装用ブロック4の嵌め込みスペースになっている。上記路床部3は、目の細かい粒子状の黒土を植栽土として用いており、緑化舗装用ブロック4の上面を水平に保つために、ローラや転圧機で十分に転圧されていることが好ましい。
上記緑化舗装用ブロック4は、図2ないし図3に示すように上部及び下部が開放された中空の成形体であるブロック本体6と、該ブロック本体6の上部に設けられた通気用及び採光用の孔部7を有する上部覆い体8と、上記ブロック本体6内の下部に取付部材である例えば串9を介して取付けられた植生マット10とから主に構成されている。上記ブロック本体6は、鋼製又は合成樹脂製の成形体であり、例えば縦aが330mm、横bが330mm、高さhが150mm、厚さtが5mmであり、車両等の荷重に耐え得る構造とされている。
上記ブロック本体6の上部には通気用及び採光用の孔部7を有する上部覆い体8が設けられている。上部覆い体8としては、網目板(エックスパンデッドメタル)が好ましいが、グレーチングであってもよい。上部覆い体8の裏面にはブロック本体6の内縁部に係合する位置決め用の凸部11が設けられていてもよい。また、上部覆い体8は、ブロック本体6の上部に固着具例えばネジ等で着脱可能に固定されていることが好ましい。
上記ブロック本体6内の下部には緑化材である植生マット10が取付部材である例えば串9を介して取付けられている。ブロック本体6内に組み込まれる緑化材としては、タマリュウなどの日本芝や、西洋芝、その他の低層植物が好適である。この緑化材は、例えばタマリュウを育成地からマット状に切り取ったタマリュウの植生マット10として形成されている。この植生マット10は、上記ブロック本体6の内側に嵌る大きさに形成されている。
上記ブロック本体内6の下部に植生マット10を串9で串刺し状にした状態で取付けるために、ブロック本体6の下部周縁部には串9を左右方向及び前後方向に挿通して保持するための保持孔12が複数個ずつ穿設されている。串9を串刺し状に刺す刺し方としては、図3に示すような一列刺しであってもよく、或いは交差刺しであってもよい。串9の材料としては、時間の経過により土に返る自然界材料である竹や木が好ましい。植生マット10は、その下面がブロック本体6の下面に略面一になるようにブロック本体6内に取付けられる。植生マット10の下面がブロック本体6の下面よりも上方に引っ込んでいると根付きにくいので、植生マット10の下面はブロック本体6の下面と同一か若干下方に突出していることが好ましい。
このように構成された緑化舗装用ブロック4を上記路床部3上の嵌め込みスペース内に並べて嵌め込んだ状態に設置すればよく、これにより緑化舗装構造を容易に施工することができる。この場合、緑化舗装用ブロック4を水平に保つためにブロック本体6と路床部3との間、又はブロック本体6とブロック本体6との間にライナを入れてもよい。ライナは、鋼製、樹脂製、ゴム製、木製の何れであってもよい。緑化舗装用ブロック4内の植生マット10の下面が路床部3の上面に接しているため、植生マット10の植物10aであるタマリュウが根付き、発育することができる。なお、植生マット10の植物10aが根付き易くするために、路床部3の表面を細い棒状の突起を並べたブラシ状の道具で掻いて起毛状にすることが好ましい。
上記嵌め込み式緑化舗装構造1によれば、緑化舗装用ブロック4内で植生マット10の植物10aが大地に根付いて発育するため、植生マット10の植物が車両や人に踏まれて摩滅するおそれがなく、大地とこの大地に根付いた植物10aとにより周囲の温度上昇を抑えることができる。また、上記嵌め込み式緑化舗装構造1によれば、その上部のスペースを、車両の通行や人の歩行、駐車場や物資を置く場所として有効に活用することができる。
図4はブロック本体6内の下部に植生マット10を取付ける際に用いる補助器具13の一例を示す概略的斜視図である。この補助器具13は、内部に植生マット10を嵌め込んだブロック本体6を長手方向の一端に載置して位置決めする溝状のガイド枠14と、このガイド枠14内にその長手方向に沿って摺動自在に支持された断面L字状のスライド枠15とから主に構成されている。
上記ガイド枠14の長手方向の一端にはブロック本体6を位置決めするストッパー枠16が設けられている。上記スライド枠15の水平部15aにはこれをスライド操作するための把手17が設けられ、スライド枠15の垂直部15bには上記ブロック本体6に形成された保持孔12に挿通される複数のガイドパイプ18が突設されている。ガイドパイプ18内に串9が挿入される。ガイドパイプ18の先端部は上記保持孔12に挿入し易いように尖らせるために斜めに切断されている。
上記各ガイドパイプ18内に串9をセットし、スライド枠15を前進させて各ガイドパイプ18を前面の各保持孔12から後面の各保持孔12に貫通させたなら、串9の先端を保持して串9を残した状態でスライド枠15を後退させてガイドパイプ18をブロック本体6の保持孔12から抜き去ればよく、これにより串9をブロック本体6及び植生マット10に対して容易に串刺し状に挿通することができ、作業性が向上する。なお、ガイドパイプ18に串9を予めセットしないで、ガイドパイプ18をブロック本体6の保持孔12に貫通させてから、ガイドパイプ18内に串9を挿入してもよい。
以上、本考案の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。例えば、植生マットの取付部材としては、紐であってもよい。また、紐は自然界に返る素材で形成されていることが好ましい。なお、紐を用いる場合にも、上記補助器具13を利用することが可能である。
1 嵌め込み式緑化舗装構造
2 地面
3 路床部
4 緑化舗装用ブロック
5 路盤部
6 ブロック本体
7 孔部
8 上部覆い体
9 串(取付部材)
10 植生マット
11 凸部
12 保持孔
13 補助器具
14 ガイド枠
15 スライド枠
15a 水平部
15b 垂直部
16 ストッパー枠
17 把手
18 ガイドパイプ

Claims (2)

  1. 地面を所定範囲及び所定深さで掘り下げて形成された路床部に複数の緑化舗装用ブロックを隣接して設置することにより形成される嵌め込み式緑化舗装構造において、上記緑化舗装用ブロックは、上部及び下部が開放された中空のブロック本体と、該ブロック本体の上部に設けられた通気用及び採光用の孔部を有する上部覆い体と、上記ブロック本体内の下部に取付部材を介して取付けられた植生マットとを備えていることを特徴とする嵌め込み式緑化舗装構造。
  2. 上記取付部材は、植生マットに串刺し状に挿通されて取付けられる串又は紐からなり、上記ブロック本体には上記串又は紐を通して保持するための保持孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の嵌め込み式緑化舗装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184580A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 道路構造

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