JP3149275B2 - 離型シート及びその製造方法 - Google Patents
離型シート及びその製造方法Info
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Description
着テープ等の台紙としての用途を有する離型シート及び
該離型シートの製造方法に関する。
いる離型シートは、離型シート用支持基材に離型剤層を
積層させた積層シートからなる。
は、離型シート用支持基材に対して低密度ポリエチレン
樹脂層からなる離型剤層を、該低密度ポリエチレン樹脂
層における離型面の酸化を抑制しながら押し出し積層し
たものや、離型シート用支持基材に対して低密度ポリエ
チレン樹脂層を積層した後、この低密度ポリエチレン樹
脂層の表面にシリコーン樹脂を0.3〜1.0g/m2
程度に塗布し、これを熱硬化させたもの等が知られてい
る。
シートや粘着テープは、離型シート用支持基材に対して
離型剤層の反対側に粘着剤層を形成することによって得
られる。また、枚葉状状態で流通させる粘着シートや粘
着テープ、例えばラベルのような形態のものは、粘着剤
層を有する粘着シートの粘着剤層面と離型シートの離型
剤層面とが接当するようにして、粘着シートと離型シー
トとを積層させた状態で流通される。
ートを利用した粘着シートや粘着テープにおいて、ポリ
エチレン樹脂による離型剤層を該離型剤層の離型面の酸
化を抑制しながら押し出し成形した離型シートを利用す
るものは、離型剤層の離型面の離型性能が低く、例えば
強粘着力を有する粘着剤層を適用したときに、離型シー
トの離型面と粘着剤層との間の剥離の際に粘着剤の糊残
りが発生する。
シリコーン樹脂の硬化層を形成した離型剤層を有する離
型シートを利用したものは、離型シートの離型剤層面に
対して粘着剤層を接当,貼着すると、離型剤層における
シリコーン樹脂が粘着剤層面に移行するため、離型シー
トから引き剥した後の粘着剤層面の粘着力が十分ではな
くなる。
粘着剤層面に移行する現象は、離型シート用支持基材に
積層されている低密度ポリエチレン樹脂層の軟化点が7
0〜80℃程度であるため、離型シート用支持基材に離
型剤層を形成する工程において、該低密度ポリエチレン
樹脂層の表面に塗布したシリコーン樹脂を硬化させる際
に高温を適用することができないことから、低密度ポリ
エチレン樹脂層とシリコーン樹脂層との間の接着強度が
不十分であることに起因している。
する離型シートを利用した粘着シートや粘着テープは、
離型剤層の離型面と粘着剤層との間の界面の剥離強度が
10〜100g/(15mm幅)程度の軽いものである
ことから、例えば医療用材料として利用される絆創膏等
の場合には、離型剤層と粘着剤層との間の界面の剥離力
が軽すぎるために、これらの界面での剥離を行なうと離
型シート用支持基材が指先に絡まり易く、さらには消費
者に対して露出した粘着剤層の粘着力が軽いのではない
かとの印象を与える等の欠点を有する。
離型シートは、該離型シートの離型面の剥離性能の調節
を、シリコーン樹脂の付着量の調節によって行なわなけ
ればならなく、その制御が極めて困難であり、目的とす
る剥離力を有する離型シートにすることが難しい。
離型面の離型性能が良好で、かつ離型剤層面に接当,貼
着される粘着剤層の粘着力の低下がなく、しかも離型剤
層を粘着剤層に接当したときのこれらの両者の界面の剥
離力の調整を容易に行ない得る、つまり離型剤層の離型
性能の調節を容易に行ない得る離型シート及びその製造
方法を提供する。
する構成による本発明の離型シート及びその製造方法に
よって達成される。すなわち本発明の離型シートは、離
型シート用支持基材と、該離型シート用支持基材の片面
に積層されている離型剤層とを有し、該離型剤層が、オ
レフィン系ポリマーに対してオルガノシロキサンをグラ
フト共重合させたシリコーン変性ポリオレフィン系樹脂
と、非変性のポリオレフィン系樹脂とを混合してなる混
合樹脂の押し出し樹脂層からなっており、しかも前記オ
ルガノシロキサンをグラフト共重合させる前のオレフィ
ン系ポリマーの種類と非変性のポリオレフィン系樹脂を
なすオレフィン系ポリマーの種類とが共通するものであ
る。
ては、離型剤層が、離型シート用支持基材に押し出し積
層されている低密度ポリエチレン樹脂層を介して形成さ
れていることが好ましい。
ーに対してオルガノシロキサンをグラフト共重合させた
シリコーン含有量40〜80重量%のシリコーン変性ポ
リオレフィン系樹脂と、非変性のポリオレフィン系樹脂
とを混合してなるシリコーン含有量15〜50重量%の
混合樹脂層からなることが好ましい。
系ポリマーと混合樹脂中の非変性のポリオレフィン系樹
脂をなすオレフィン系ポリマーとは、低密度ポリエチレ
ン,線状低密度ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレ
ン・アクリル酸エチル共重合体及びエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体から選ばれた1種において共通するものであ
ることが好ましい。
ート用支持基材の片面に、オレフィン系ポリマーに対し
てオルガノシロキサンをグラフト共重合させたシリコー
ン含有量40〜80重量%のシリコーン変性ポリオレフ
ィン系樹脂と、非変性のポリオレフィン系樹脂とを混合
してなるシリコーン含有量15〜50重量%の混合樹脂
であって、しかも前記オルガノシロキサンをグラフト共
重合させる前のオレフィン系ポリマーの種類と非変性の
ポリオレフィン系樹脂をなすオレフィン系ポリマーの種
類とが共通する混合樹脂を、押し出し成形することによ
って離型剤層を形成する方法からなる。
型シート用支持基材の片面に、低密度ポリエチレン樹脂
層と離型剤層をなす樹脂層との共押し出し積層樹脂層
を、前記離型シート用支持基材面と共押し出し積層樹脂
層における低密度ポリエチレン樹脂層面とが接当するよ
うにして押し出し成形することにより、離型シート用支
持基材の片面に低密度ポリエチレン樹脂層を介して離型
剤層が形成されている離型シートを製造する方法におい
て、前記離型剤層をなす樹脂層を、オレフィン系ポリマ
ーに対してオルガノシロキサンをグラフト共重合させた
シリコーン含有量40〜80重量%のシリコーン変性ポ
リオレフィン系樹脂と、非変性のポリオレフィン系樹脂
とを混合してなるシリコーン含有量15〜50重量%の
混合樹脂であって、しかも前記オルガノシロキサンをグ
ラフト共重合させる前のオレフィン系ポリマーの種類と
非変性のポリオレフィン系樹脂をなすオレフィン系ポリ
マーの種類とが共通する混合樹脂によって形成する方法
からなる。
の製造方法において、離型シート用支持基材の積層面に
は、該離型シート用支持基材と該離型シート用支持基材
に積層される樹脂層との間の接着強度を高めてこれらの
層間の接着強度を安定化させるために、例えばポリエチ
レンイミン,有機チタン,ウレタン系樹脂等によるアン
カーコート剤の処理や、オゾン酸化処理等の接着性改良
処理を予め行なって置くことが好ましい。
おいて、離型シート用支持基材としては、例えば紙、熱
可塑性ポリエステル,ナイロン,ポリプロピレン,高密
度ポリエチレン,ポリイミド等による2軸延伸プラスチ
ックフィルム、硬質ポリ塩化ビニルフィルム、セロファ
ン等が使用される。
て形成される低密度ポリエチレン樹脂層は、離型シート
の強度補強層である共に離型剤層の厚さ補充層であり、
密度0.910〜0.930のポリエチレン樹脂により
厚さ10〜100μ程度に形成される。なおこの低密度
ポリエチレン樹脂層は、離型シート用支持基材との間に
強固な接着強度が得られるように、押出しダイス直下の
温度310〜330℃程度の押出し成形によって形成さ
れることが好ましい。
てオルガノシロキサンをグラフト共重合させたシリコー
ン変性ポリオレフィン系樹脂と、非変性のポリオレフィ
ン系樹脂とを混合してなる混合樹脂の押し出し樹脂層か
らなるものであって、しかも前記シリコーン変性ポリオ
レフィン系樹脂のオルガノシロキサンをグラフト共重合
させる前のオレフィン系ポリマーの種類と非変性のポリ
オレフィン系樹脂をなすオレフィン系ポリマーの種類と
が共通する混合樹脂層からなり、通常厚さ3〜15μ程
度に形成される。
樹脂中の非変性のポリオレフィン系樹脂をなすオレフィ
ン系ポリマーとは、シリコーン変性したオレフィン系ポ
リマーではない、という意味である。
例えば低密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,
ポリプロピレン,エチレン・アクリル酸エチル共重合
体,エチレン・酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系ポ
リマーに対して、オルガノシロキサンを直鎖状にグラフ
ト共重合させたものである。
層との間の界面の剥離力の重さとがバランスして具備さ
れ得るように、離型剤層をなす混合樹脂層中のシリコー
ン含有量を10〜50重量%の範囲内にすることが好ま
しく、シリコーン変性ポリオレフィン系樹脂に対して非
変性のポリオレフィン系樹脂の混合量を調節することに
より、所望のシリコーン含有量の離型剤層、すなわち剥
離強度の異なる所望の離型面を有する離型剤層を、極め
て容易に形成することができる。
密度ポリエチレンの押し出し樹脂層を介して離型剤層が
積層されている積層構成は、低密度ポリエチレン樹脂層
と離型剤層とを共押し出し成形することによって容易に
形成し得る。
と離型剤層とを具備しており、前記離型剤層が、オレフ
ィン系ポリマーに対してオルガノシロキサンをグラフト
共重合させたシリコーン変性ポリオレフィン系樹脂と、
非変性のポリオレフィン系樹脂とを混合してなる混合樹
脂の押し出し樹脂層からなるものであって、しかも前記
シリコーン変性ポリオレフィン系樹脂のオルガノシロキ
サンをグラフト共重合させる前のオレフィン系ポリマー
の種類と非変性のポリオレフィン系樹脂をなすオレフィ
ン系ポリマーの種類とが共通する混合樹脂層からなって
いる。
ては、離型剤層の離型性能が、オルガノシロキサンがグ
ラフト共重合しているシリコーン変性ポリオレフィン系
樹脂によって果たされるものであり、例えば強粘着力を
有する粘着剤層を適用した場合にも、離型シートの離型
面と粘着剤層との間の剥離の際に粘着剤の糊残りが発生
するようなことが無い。
おける離型剤層の離型性能に直接関るシリコーン部分
が、オルガノシロキサンがグラフト共重合しているシリ
コーン変性ポリオレフィン系樹脂のオルガノポリシロキ
サンであるために、離型剤層の離型面へのシリコーンオ
イルのブリードアウトの問題が無く、離型シートの離型
剤層面に対して粘着剤層を接当,貼着した場合にも、シ
リコーン樹脂が粘着剤層面に移行するようなことが無
く、離型シートから引き剥した後の粘着剤層面の粘着力
の低下が無い。
ートにおける離型剤層面の離型性能の調節を、離型剤層
に利用する混合樹脂中のシリコーン変性ポリオレフィン
系樹脂に基づくシリコーンの含有量によって調節するも
のであることから、離型面の離型性能の調節が容易であ
る。
層が接当,貼着される側の離型剤層が、オルガノシロキ
サンがグラフト共重合しているシリコーン変性ポリオレ
フィン系樹脂と非変性のポリオレフィン系樹脂との混合
樹脂によって形成されているので、該離型シートを利用
して得られる粘着シートや粘着テープにおいて、粘着剤
層と離型剤層との間に適度に重い剥離力が得られるた
め、粘着剤層の粘着力に対する安定感を消費者に与える
ことができる。
よれば、前述の各特性を有する離型シートが、容易かつ
的確に得られる。
施例を以って説明する。 実施例1〜実施例3 晒クラフト紙「80g/m2 :紀州製紙 (株) 」からな
る離型シート用支持基材の片面にポリエチレンイミン系
のアンカーコート剤によるコート層を形成した。
て、密度0.918g/cm3 ,MI:6.0の低密度
ポリエチレン樹脂「日本ユニカ (株) :NUC800
5」による厚さ25μの第1樹脂層と、オルガノシロキ
サンがグラフト共重合されているシリコーン含有量50
重量%のシリコーン変性ポリオレフィン系樹脂「日本ユ
ニカ (株) :SILGRAFT210,密度0.95g
/cm3 ,MI:2.0」と低密度ポリエチレン樹脂
「日本ユニカ (株) :NUC8005」とを、これらの
両者の混合比率を変えて混合したシリコーン含有量20
重量%、10重量%及び5重量%の3種類の混合樹脂に
よる厚さ10μの第2の樹脂層としての離型剤層とを、
共押し出し積層することにより、離型シート用支持基材
−第1の樹脂層−離型剤層(第2の樹脂層)の積層構成
からなる本発明の実施例品である3種類の離型シートを
得た。
の樹脂層と、オルガノシロキサンがグラフト共重合して
いるシリコーン変性ポリオレフィン系樹脂と低密度ポリ
エチレン樹脂との混合樹脂による第2の樹脂層との共押
し出し成形は、第1の樹脂層をなす低密度ポリエチレン
樹脂の押出しダイス直下の温度320℃、第2の樹脂層
をなすシリコーン変性ポリオレフィン系樹脂と低密度ポ
リエチレン樹脂との混合樹脂の押出しダイス直下の温度
290℃で行なった。
る離型シート用支持基材の片面にポリエチレンイミン系
のアンカーコート剤を塗工した後、該アンカーコート層
面に対して、密度0.918g/cm3 ,MI:6.0
の低密度ポリエチレン樹脂「日本ユニカ (株) :NUC
8005」による厚さ35μの押し出し樹脂層からなる
離型剤層を形成することにより、比較のための離型シー
トを得た。
る離型シート用支持基材の片面にポリエチレンイミン系
のアンカーコート剤を塗工した後、該アンカーコート層
面に対して、密度0.918g/cm3 ,MI:6.0
の低密度ポリエチレン樹脂「日本ユニカ (株) :NUC
8005」による厚さ35μの押し出し樹脂層を形成
し、さらに該低密度ポリエチレン樹脂層にコロナ放電処
理を行なって該処理面を38dyne−cmにした後、
オルガノポリシロキサン樹脂を3g(dry)/m2 の
割合に塗工し、これを熱硬化させることによって離型剤
層を形成し、比較のための離型シートを得た。
シートの離型剤層面に市販のセロファン粘着テープの粘
着剤層面を圧接して積層シートを作成した後、該積層シ
ートの粘着剤層面と離型シートの離型剤層面との界面を
剥離する際の剥離力を測定した。各離型シートの離型面
の剥離力の測定結果を、離型剤層のシリコーン含有量
(重量%)と共に、[表1]に示す。
シートに対して手揉み試験を行ない、離型剤層に浮きが
発生するか否かを試験することにより、離型剤層の接着
強度を確認した。結果を[表1]に併記する。
で、しかも糊残りが無く、また、強粘着剤層に対しても
適度の剥離力を有する品質特性に優れたものになる。
層を形成しているシリコーン変性ポリオレフィン系樹脂
と非変性のポリオレフィン系樹脂との両者の混合比率を
変えることによって離型面の剥離強度を調節することが
できるために、離型シートの製造の際の作業性に優れた
効果が奏される。
れば、前記品質特性に優れた効果を奏する離型シートが
容易かつ的確に得られる。
Claims (6)
- 【請求項1】 離型シート用支持基材と、該離型シート
用支持基材の片面に積層されている離型剤層とを有し、
該離型剤層が、オレフィン系ポリマーに対してオルガノ
シロキサンをグラフト共重合させたシリコーン変性ポリ
オレフィン系樹脂と、非変性のポリオレフィン系樹脂と
を混合してなる混合樹脂の押し出し樹脂層からなってお
り、しかも前記オルガノシロキサンをグラフト共重合さ
せる前のオレフィン系ポリマーの種類と非変性のポリオ
レフィン系樹脂をなすオレフィン系ポリマーの種類とが
共通するものであることを特徴とする離型シート。 - 【請求項2】 離型剤層が、離型シート用支持基材に押
し出し積層されている低密度ポリエチレン樹脂層を介し
て形成されていることを特徴とする請求項1に記載の離
型シート。 - 【請求項3】 離型剤層が、オレフィン系ポリマーに対
してオルガノシロキサンをグラフト共重合させたシリコ
ーン含有量40〜80重量%のシリコーン変性ポリオレ
フィン系樹脂と、非変性のポリオレフィン系樹脂とを混
合してなるシリコーン含有量15〜50重量%の混合樹
脂層からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載の離型シート。 - 【請求項4】 オレフィン系ポリマーの種類が、低密度
ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,エチレン・アクリル酸エチル共重合体及びエチレン
・酢酸ビニル共重合体から選ばれた1種であることを特
徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の離型
シート。 - 【請求項5】 離型シート用支持基材の片面に、オレフ
ィン系ポリマーに対してオルガノシロキサンをグラフト
共重合させたシリコーン含有量40〜80重量%のシリ
コーン変性ポリオレフィン系樹脂と、非変性のポリオレ
フィン系樹脂とを混合してなるシリコーン含有量15〜
50重量%の混合樹脂であって、しかも前記オルガノシ
ロキサンをグラフト共重合させる前のオレフィン系ポリ
マーの種類と非変性のポリオレフィン系樹脂をなすオレ
フィン系ポリマーの種類とが共通する混合樹脂を、押し
出し成形することによって離型剤層を形成することを特
徴とする離型シートの製造方法。 - 【請求項6】 離型シート用支持基材の片面に、低密度
ポリエチレン樹脂層と離型剤層をなす樹脂層との共押し
出し積層樹脂層を、前記離型シート用支持基材面と共押
し出し積層樹脂層における低密度ポリエチレン樹脂層面
とが接当するようにして押し出し成形することにより、
離型シート用支持基材の片面に低密度ポリエチレン樹脂
層を介して離型剤層が形成されている離型シートを製造
する方法において、前記離型剤層をなす樹脂層を、オレ
フィン系ポリマーに対してオルガノシロキサンをグラフ
ト共重合させたシリコーン含有量40〜80重量%のシ
リコーン変性ポリオレフィン系樹脂と、非変性のポリオ
レフィン系樹脂とを混合してなるシリコーン含有量15
〜50重量%の混合樹脂であって、しかも前記オルガノ
シロキサンをグラフト共重合させる前のオレフィン系ポ
リマーの種類と非変性のポリオレフィン系樹脂をなすオ
レフィン系ポリマーの種類とが共通する混合樹脂によっ
て形成することを特徴とする離型シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21468192A JP3149275B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 離型シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21468192A JP3149275B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 離型シート及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631865A JPH0631865A (ja) | 1994-02-08 |
JP3149275B2 true JP3149275B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=16659824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21468192A Expired - Lifetime JP3149275B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 離型シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149275B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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DE19745624A1 (de) * | 1997-10-16 | 1999-04-22 | 4 P Folie Forchheim Gmbh | Kunststoff-Schicht |
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JP2009166308A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層剥離フィルム |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP21468192A patent/JP3149275B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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