JP3148196U - 陶磁製スピーカー - Google Patents
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Abstract
【課題】陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合が極めて容易でかつ接合性に優れると共に、陶磁製外装部が共鳴体として機能して音響性能が極めて高く、安価に作製できる陶磁製スピーカーを提供する。【解決手段】陶磁製スピーカー1は、陶磁製外装部2と、陶磁製外装部2に取り付けられたスピーカーユニット3とを有し、スピーカーユニット3は両面粘着テープ4を介して陶磁製外装部2に接合されている。このため、陶磁製外装部2とスピーカーユニット3との接合が極めて容易でかつ接合性に優れると共に、陶磁製外装部2が共鳴体として機能して音響性能が極めて高く安価な陶磁製スピーカーを作製できる。【選択図】図2
Description
本考案は、スピーカーの外装部を陶磁材料にて形成した陶磁製スピーカーに関するものである。
従来より、スピーカーの外装部を陶磁材料にて形成した陶磁製スピーカーが提案されている(例えば特開昭48−66825号公報)。
陶磁材料自体は音響性能が高く、成形自在性に富み、インテリア性も付与できる一方で、他の構成部材や異種材料との接合性に難点がある。このため、従来の陶磁製スピーカーは、陶磁材料の寸法精度を高めることで、主として高級スピーカーの分野で制作されてきた。
陶磁材料自体は音響性能が高く、成形自在性に富み、インテリア性も付与できる一方で、他の構成部材や異種材料との接合性に難点がある。このため、従来の陶磁製スピーカーは、陶磁材料の寸法精度を高めることで、主として高級スピーカーの分野で制作されてきた。
また、近年、ポータブルミュージックプレーヤーやパソコンなどから手軽に音楽を聴取できる技術が進展すると共に、これらに接続して使用するコンパクトで低廉なスピーカーユニット(例えばパッシブ型スピーカーまたはアクティブ型スピーカー)が提供され、このスピーカーユニットを組み込んだ陶磁製スピーカーも提案されている。
特開昭48−66825号公報
しかし、このスピーカーユニットを組み込んだ陶磁製スピーカーは、陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合性に難点があり、陶磁製外装部が共鳴体として機能せず、音響性能が極めて低いものであった。具体的には、この陶磁製スピーカーは、スピーカーユニットが陶磁製外装部に対して螺子込み或いは嵌め込みにて接合されており、陶磁製外装部の寸法のバラツキなどにより十分に両者が接合されておらず、陶磁製外装部が共鳴体として機能せず、音響性能が極めて低いものとなっていた。
そこで、本考案の課題は、陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合が極めて容易でかつ接合性に優れると共に、陶磁製外装部が共鳴体として機能して音響性能が極めて高く、安価に作製できる陶磁製スピーカーを提供することにある。
上記課題を解決するものは、陶磁製外装部と、該陶磁製外装部に取り付けられたスピーカーユニットとを有し、前記スピーカーユニットは両面粘着テープを介して前記陶磁製外装部に接合されていることを特徴とする陶磁製スピーカーである。
前記両面粘着テープは、スポンジ層を有していることが好ましい。前記スピーカーユニットは、パッシブ型スピーカーであることが好ましい。前記陶磁製外装部は空洞部を有しており、前記スピーカーユニットは前記空洞部の開口部に接合されていることが好ましい。
請求項1に記載の考案によれば、陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合が容易でかつ接合性に優れると共に、陶磁製外装部が共鳴体として機能して音響性能が極めて高い陶磁製スピーカーを安価に作製できる。
請求項2に記載の考案によれば、音響性能がより高い陶磁製スピーカーとなる。
請求項3に記載の考案によれば、ポータブルミュージックプレーヤーやパソコンを音源とする陶磁製スピーカーを極めて安価に作製できる。
請求項4に記載の考案によれば、音響性能がより高い陶磁製スピーカーとなる。
請求項2に記載の考案によれば、音響性能がより高い陶磁製スピーカーとなる。
請求項3に記載の考案によれば、ポータブルミュージックプレーヤーやパソコンを音源とする陶磁製スピーカーを極めて安価に作製できる。
請求項4に記載の考案によれば、音響性能がより高い陶磁製スピーカーとなる。
本考案の陶磁製スピーカーは、陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合を両面粘着テープにて行うことで、陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合性に優れ陶磁製外装部が共鳴体として機能して音響性能が極めて高く安価に作製できる陶磁製スピーカーを実現した。
図1は本考案の陶磁製スピーカーの一実施例の正面図であり、図2は図1のA−A線断面図であり、図3は図1に示した陶磁製スピーカーの平面図であり、図4は図3のB−B線断面図であり、図5は図1に示した陶磁製スピーカーで使用される両面粘着テープの縦断面図である。
この実施例の陶磁製スピーカー1は、図2に示すように、陶磁製外装部2と、陶磁製外装部2に取り付けられたスピーカーユニット3とを有し、スピーカーユニット3は両面粘着テープ4を介して陶磁製外装部2に接合されていることを特徴とする陶磁製スピーカーである。以下、各構成について順次詳述する。
陶磁製外装部2は、共鳴体として機能すると共に置物としてインテリア性を高める部位であり、陶磁原料を所望の形態に成形し、乾燥、施釉、および焼成工程を経て作製されている。この実施例の陶磁製外装部2は、豚の擬態に成形されているが、これに限定されるのではなく、どのような形態のものも本考案の範疇に包含される。
陶磁製外装部2の内部には空洞部5が設けられており、この空洞部5内に音が伝わり共鳴体としてより音響性能を高めるように作用する。また、陶磁製外装部2(空洞部5)の下部(図2中下側)には開口部6が設けられており、この開口部6を覆うようにスピーカーユニット3が取り付けられることにより、空洞部5内に音が拡がり共鳴体としてより音響性能を高めることができる。
さらに、陶磁製外装部2の後部(図2中右側)には、スピーカーユニット3のコード7を外部に導出するためのコード導出穴8が設けられている。そして、このコード導出穴8からコード7が導出されることにより、コード7が豚の尻尾を想起させる形態となっている。
スピーカーユニット3は、陶磁製スピーカー1において音を発生するためのものであり、この実施例ではパッシブ型スピーカーが使用されている。このパッシブ型スピーカーは音源装置(ポータブルミュージックプレイヤーやパソコンなど)のアンプ機能と駆動エネルギーを利用するスピーカーユニットであり、コード7の先端に設けられたステレオミニプラグ9を音源装置のステレオヘッドホン端子等に差し込み音源装置を操作するのみでスピーカーとして音を発生させることができるように構成されている。なお、本考案の陶磁製スピーカーは、主としてポータブルミュージックプレイヤーやパソコンなどのスピーカーとして製作されたものであり、スピーカーユニットとしてはこのパッシブ型スピーカーが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、音源装置に接続して音を発生できるものであればどのようなものでもよく、例えばアクティブ型スピーカー(パワーアンプを自蔵する一般的なスピーカー)などを使用したものなども本考案の範疇に包含される。
そして、陶磁製スピーカー1は、図2ないし図4に示すように、陶磁製外装部2とスピーカーユニット3とが両面粘着テープ4を介して接合されている。これにより、陶磁製外装部に高い寸法精度が要求される螺子込み構造や嵌め込み構造などを形成する必要がなく、スピーカーユニットとの接合を極めて容易かつ安価に行うことができると共に、接合性にも優れ陶磁製外装部が共鳴体として機能して音響性能が極めて高く低廉な陶磁製スピーカーを製作できる。
具体的には、この実施例では、図3に示すように、開口部6を形成する端縁部10に4枚の両面粘着テープ4が貼着され、これらの両面粘着テープ4に下方からスピーカーユニット3が押し当てられて接合されている。このように、本考案の陶磁製スピーカーにおける陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合は極めて容易であり、また、両面粘着テープの技術進歩により、通常の使用方法ではスピーカーユニットが外れることがない接合強度を備えたものにすることができる。他方、例えば故障などによりスピーカーユニットを取り替える場合には、例えばドライバーなどを用いて取り外すことも可能でメンテナンスも容易である。なお、この実施例では、両面粘着テープ4は開口部6を形成する端縁部10に点在させているが、端縁部9全体を環状の両面粘着テープを貼着してスピーカーユニットを接合してもよい。
両面粘着テープとしては、通常の使用方法ではスピーカーユニットが外れることがない程度の強力な粘着性を備えるものであればどのようなものでもよいが、この実施例では、株式会社ニチバン製のナイスタック(登録商標)が使用されている。
また、両面粘着テープ4は、図5に示すように、剥離紙層4aと、粘着層4b,4cと、粘着層4b,4cとの間の基材層4dを有し、この基材層4dがスポンジ層(この実施例では発泡ポリエチレン層)で構成されたものであることが好ましい。これにより、スポンジ層4dが、異種材料である陶磁製外装部2とスピーカーユニット3との緩衝機能を奏して音響性能が極めて高い陶磁製スピーカーを製作することができる。
以上のように、本考案は、元来音響性能が高い材料とされてきた陶磁材料の長年の懸案事項(陶磁製外装部とスピーカーユニットとの接合困難性)を極めて簡素な手段で解決したものであり、これにより安価で音響性能が極めて高い陶磁製スピーカーを実現したものである。
1 陶磁製スピーカー
2 陶磁製外装部
3 スピーカーユニット
4 両面粘着テープ
5 空洞部
6 開口部
7 コード
8 コード導出穴
9 ステレオミニプラグ
10 端縁部
2 陶磁製外装部
3 スピーカーユニット
4 両面粘着テープ
5 空洞部
6 開口部
7 コード
8 コード導出穴
9 ステレオミニプラグ
10 端縁部
Claims (4)
- 陶磁製外装部と、該陶磁製外装部に取り付けられたスピーカーユニットとを有し、前記スピーカーユニットは両面粘着テープを介して前記陶磁製外装部に接合されていることを特徴とする陶磁製スピーカー。
- 前記両面粘着テープは、スポンジ層を有している請求項1に記載の陶磁製スピーカー。
- 前記スピーカーユニットは、パッシブ型スピーカーである請求項1または2に記載の陶磁製スピーカー。
- 前記陶磁製外装部は空洞部を有しており、前記スピーカーユニットは前記空洞部の開口部に接合されている請求項1ないし3のいずれかに記載の陶磁製スピーカー。
Priority Applications (1)
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JP2008008169U JP3148196U (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | 陶磁製スピーカー |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019216335A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 英継 赤星 | スピーカ装置 |
JP2023022701A (ja) * | 2021-08-03 | 2023-02-15 | 株式会社しょうざん | 音響装置 |
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2008
- 2008-11-21 JP JP2008008169U patent/JP3148196U/ja not_active Expired - Fee Related
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