JP3147724B2 - 分散形電源装置 - Google Patents

分散形電源装置

Info

Publication number
JP3147724B2
JP3147724B2 JP21661195A JP21661195A JP3147724B2 JP 3147724 B2 JP3147724 B2 JP 3147724B2 JP 21661195 A JP21661195 A JP 21661195A JP 21661195 A JP21661195 A JP 21661195A JP 3147724 B2 JP3147724 B2 JP 3147724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
power
switch
discharge current
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21661195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0946925A (ja
Inventor
孝之 大橋
真澄 小幡
雅英 山口
Original Assignee
日本電池株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電池株式会社 filed Critical 日本電池株式会社
Priority to JP21661195A priority Critical patent/JP3147724B2/ja
Publication of JPH0946925A publication Critical patent/JPH0946925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3147724B2 publication Critical patent/JP3147724B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池等を利用
した発電装置を商用電力系統と連系運転させると共に、
この商用電力系統の異常時には発電装置を自立運転させ
蓄電池と共に非常用の負荷に電力を供給する分散形電源
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や学校等の施設では、省エネルギー
化を図るために分散形電源装置を用いる場合がある。分
散形電源装置は、太陽電池等を利用した発電装置を施設
内に設置し、この発電装置で発電した直流電力をインバ
ータ(直流交流変換装置)で交流に変換し商用電力系統
と連系させて施設内の負荷(一般負荷)に供給するもの
である。そして、この分散形電源装置には、災害等によ
り商用電力系統に停電等の異常が発生したときにも、発
電装置を自立運転させて、この発電装置の直流電力をイ
ンバータで交流に変換し非常用の負荷(自立運転負荷)
に供給できるようにしたものがある。また、太陽電池等
を用いた発電装置では日射量等に応じて発電電力が変動
するため、この自立運転の際には、蓄電池を発電装置に
併設して電力を安定供給できるようにする。
【0003】上記分散形電源装置の従来の構成例を図3
に示す。この分散形電源装置は、発電装置である太陽電
池アレイ1の出力と蓄電池3の出力をインバータ4の直
流入力に共通に接続している。このインバータ4の交流
出力には、電磁接触器5を介して一般負荷6が接続され
ると共に、電磁接触器7を介して自立運転負荷8が接続
される。一般負荷6には、受電点11を介して商用電力
系統からの交流電力も供給されるようになっている。ま
た、蓄電池3には、充電器14が接続され、受電点11
を介して商用電力系統から供給される交流電力と、イン
バータ4の交流出力から電磁接触器5を介して供給され
る交流電力とを直流に変換して蓄電池3に供給すること
により、商用電力系統の正常時にこの蓄電池3の充電を
行うようになっている。
【0004】上記分散形電源装置は、商用電力系統の正
常時に、電磁接触器7をOFFにすると共に電磁接触器
5をONにし、太陽電池アレイ1が発電した直流電力を
インバータ4で交流に変換して、商用電力系統との連系
運転により交流電力を一般負荷6に供給する。また、商
用電力系統の異常時には、電磁接触器7をONにすると
共に電磁接触器5をOFFにし、太陽電池アレイ1が発
電した直流電力と、この発電電力が不足した場合に蓄電
池3を放電させて得た直流電力とをインバータ4で交流
に変換して、自立運転により交流電力を自立運転負荷8
に供給する。そして、太陽電池アレイ1の発電電力が不
足して蓄電池3が放電を行うと、次にこの太陽電池アレ
イ1の発電電力が十分に大きくなったときに、この直流
電力が蓄電池3にも供給されて回復充電が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
分散形電源装置では、太陽電池アレイ1と蓄電池3とを
常時並列接続していたので、端子電圧が変動したり不必
要な充放電電流が流れてこの蓄電池3を適切な状態に保
つことができないという問題があった。また、このよう
に太陽電池アレイ1と蓄電池3とが常時並列接続されて
いると、この蓄電池3の電力が逆潮流されるおそれがあ
るという問題もあった。
【0006】さらに、上記分散形電源装置は、商用電力
系統の正常時にインバータ4を最大電力追跡制御(以下
「MPPT制御」という)によって運転し、太陽電池ア
レイ1での発電電力を最大限に有効利用できるようにす
べきである。しかし、このようなMPPT制御を行うと
太陽電池アレイ1の出力電圧が常に変動する。従って、
蓄電池3をこのように常時並列接続していると、インバ
ータ4をこのMPPT制御によって運転することができ
ないという問題もあった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、蓄電池への充電電流の流入を制御することに
より、この蓄電池を最適な状態に保ちインバータのMP
PT制御による運転も可能にする分散形電源装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明
は、上記課題を解決するために、直流電力を発電する発
電装置と、直流電力を蓄積し供給する蓄電池と、商用電
力系統の正常時に、この発電装置が発電した直流電力を
交流に変換し商用電力系統と連系して一般負荷に供給す
ると共に、商用電力系統の異常時に、これら発電装置及
び/又は蓄電池から出力される直流電力を交流に変換し
て自立運転負荷に供給する直流交流変換装置とを備えた
分散形電源装置において、発電装置の出力が直流交流変
換装置の直流入力に接続されると共に、蓄電池の出力
が、この蓄電池の充放電電流をしゃ断する状態と放電電
流のみを導通させる状態と充放電電流又は充電電流のみ
を導通させる状態とが切り換え可能な切換回路を介して
直流交流変換装置の直流入力に接続され、この切換回路
が、蓄電池の放電電流に対して順方向となるダイオード
と第1開閉器との並列回路と、突入電流制限用の抵抗器
と第2開閉器との直列回路と第3開閉器とが並列に接続
された回路とが、直列に接続された回路からなり、商用
電力系統の正常時には、蓄電池の充放電電流をしゃ断す
る状態に切換回路を切り換え、商用電力系統の異常時に
は、まず最初に第2開閉器を閉じて、抵抗器を通して蓄
電池の放電電流を導通させ、次に第3開閉器を閉じて、
抵抗器を通さずに蓄電池の放電電流を導通させると共
に、その後、蓄電池の端子電圧低下時に、第1開閉器を
閉じて充放電電流を導通させる状態に切換回路を切り換
える切換回路制御手段が設けられたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、直流電力を発電
する発電装置と、直流電力を蓄積し供給する蓄電池と、
商用電力系統の正常時に、この発電装置が発電した直流
電力を交流に変換し商用電力系統と連系して一般負荷に
供給すると共に、商用電力系統の異常時に、これら発電
装置及び/又は蓄電池から出力される直流電力を交流に
変換して自立運転負荷に供給する直流交流変換装置とを
備えた分散形電源装置において、発電装置の出力が直流
交流変換装置の直流入力に接続されると共に、蓄電池の
出力が、この蓄電池の充放電電流をしゃ断する状態と放
電電流のみを導通させる状態と充放電電流又は充電電流
のみを導通させる状態とが切り換え可能な切換回路を介
して直流交流変換装置の直流入力に接続され、この切換
回路が、蓄電池の放電電流に対して順方向となるダイオ
ードと第1開閉器との並列回路と、突入電流制限用の抵
抗器と第3開閉器との並列回路と、第2開閉器とが直列
接続された回路からなり、商用電力系統の正常時には、
蓄電池の充放電電流をしゃ断する状態に切換回路を切り
換え、商用電力系統の異常時には、まず最初に第2開閉
器を閉じて、抵抗器を通して蓄電池の放電電流を導通さ
せ、次に第3開閉器を閉じて、抵抗器を通さずに蓄電池
の放電電流を導通させると共に、その後、蓄電池の端子
電圧低下時に、第1開閉器を閉じて充放電電流を導通さ
せる状態に切換回路を切り換える切換回路制御手段が設
けられたことを特徴とする。
【0010】請求項1と請求項2の発明によれば、商用
電力系統の正常時には、切換回路を蓄電池の充放電電流
をしゃ断する状態に切り換えることにより、発電装置の
発電電力のみを直流交流変換装置に供給して、商用電力
系統との連系運転を行うことができる。そして、この場
合には、蓄電池が切り離されるので、直流交流変換装置
をMPPT制御によって運転することができるようにな
る。
【0011】また、商用電力系統の異常時には、まず第
2開閉器を閉じることによって、蓄電池からの放電電流
を直流交流変換装置に供給し運転を開始させる。しか
も、この運転開始の際には、蓄電池からの放電電流が抵
抗器を介して供給されるので、直流交流変換装置に大き
な突入電流が流れるのを防止することができる。そし
て、直流交流変換装置が運転を開始した後には、第3開
閉器を閉じることによって、蓄電池からの放電電流を直
接供給することができる。
【0012】さらに、直流交流変換装置の運転が開始さ
れても、発電装置から蓄電池に充電電流が流入するのを
ダイオードによって阻止することができるので、この蓄
電池を常に適切な状態に保つと共に、この蓄電池の電力
が逆潮流されるのを防ぐこともできる。そして、蓄電池
が放電電流の供給により端子電圧が低下した場合にの
み、第1開閉器を閉じることによって、発電装置からの
充電電流を蓄電池に供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の一実施形態を示す
ものであって、図1は分散形電源装置の構成を示す回路
ブロック図、図2は切換回路の他の構成を示す部分回路
ブロック図である。
【0015】本実施形態では、病院や学校等の施設に設
置した、太陽電池を利用する分散形電源装置について説
明する。この施設には、野外や屋上等の太陽光が照射す
る場所に発電装置として太陽電池アレイ1が設置されて
いる。太陽電池アレイ1は、太陽光を受光することによ
り直流電力を発電する太陽電池を平面状に多数配列させ
たものである。この太陽電池アレイ1には、切換回路2
を介して蓄電池3が併設されている。そして、この太陽
電池アレイ1の正極出力と切換回路2を介した蓄電池3
の正極とがインバータ4の直流入力に接続されている。
インバータ4は、直流電力を交流に変換する静止型の直
流交流変換装置である。
【0016】上記切換回路2は、電磁接触器2a(第1
開閉器)とダイオード2bの並列回路と、電磁接触器2
c(第2開閉器)と抵抗器2dの直列回路に並列に電磁
接触器2e(第3開閉器)を接続した回路とを直列に接
続したものである。従って、全ての電磁接触器2a,2
c,2eがOFFの場合には、蓄電池3と太陽電池アレ
イ1やインバータ4との間が切り離されて、充放電電流
がしゃ断された状態となる。また、電磁接触器2cのみ
をONにすると、蓄電池3の放電電流が抵抗器2dとダ
イオード2bを介してインバータ4に供給されるので、
放電電流のみが抵抗器2dに制限されて流れる状態とな
る。次に、電磁接触器2eをONにすると、蓄電池3の
放電電流がダイオード2bを介してインバータ4に供給
され、放電電流のみが抵抗器2dに制限されることなく
流れる状態となる。そして、電磁接触器2aもONにす
ると、蓄電池3の放電電流が直接インバータ4に供給さ
れると共に、太陽電池アレイ1からの充電電流がこの蓄
電池3に供給されるようになり、充放電電流が流れる状
態となる。
【0017】上記インバータ4の交流出力には、電磁接
触器5を介して一般負荷6,6が接続されると共に、電
磁接触器7を介して自立運転負荷8が接続されている。
また、このインバータ4の交流出力には、これらの電磁
接触器5,7と電磁切換接触器9を介して連系自立共用
負荷10が接続されている。一般負荷6,6は、商用電
力系統の正常時に使用される施設内の一般的な負荷であ
り、これら一般負荷6,6と電磁接触器5との間に商用
電力系統の受電点11からの配電線が接続されることに
より、この商用電力系統からも電力の供給を受けるよう
になっている。また、これら一般負荷6,6と電磁接触
器5との間には、系統連系保護継電器12が接続され、
商用電力系統の異常を検出して電磁接触器5,7のON
/OFFと電磁切換接触器9の切り換えを制御できるよ
うになっている。自立運転負荷8は、商用電力系統の異
常時に使用される施設内の非常用の負荷である。そし
て、連系自立共用負荷10は、商用電力系統の正常時と
異常時に共通に使用される施設内の負荷である。
【0018】上記蓄電池3と切換回路2との間には、継
電器回路13が接続され、この蓄電池3の端子電圧を検
出して切換回路2の電磁接触器2aのON/OFFを制
御できるようになっている。また、この蓄電池3と切換
回路2との間には、充電器14の直流出力が接続されて
いる。この充電器14は、受電点11からの配電線を介
して供給される交流電力とインバータ4の交流出力から
電磁接触器5を介して供給される交流電力とを直流に変
換して蓄電池3に供給する充電回路であり、商用電力系
統の正常時に、この蓄電池3の自己放電分の電力を充電
するようになっている。
【0019】上記構成の分散形電源装置の動作を説明す
る。商用電力系統の正常時には、系統連系保護継電器1
2が電磁接触器5をONにすると共に電磁接触器7をO
FFにし、電磁切換接触器9を一般負荷6側に切り換え
る。また、切換回路2の電磁接触器2a,2c,2eは
全てOFFとなって蓄電池3が切り離される。すると、
太陽電池アレイ1が発電した直流電力は、インバータ4
で交流に変換され電磁接触器5を介して一般負荷6,6
に供給されると共に、さらに電磁切換接触器9を介して
連系自立共用負荷10に供給されるので、商用電力系統
との連系運転が行われる。従って、一般負荷6,6や連
系自立共用負荷10は、日中の発電電力が十分な場合に
は太陽電池アレイ1から電力の供給を受け、夜間や日中
であっても日射量が少ないためにこの発電電力が不足す
る場合には、受電点11を介して商用電力系統から不足
分の電力の供給を受ける。また、この際には、蓄電池3
が切換回路2により太陽電池アレイ1やインバータ4か
ら切り離されて、太陽電池アレイ1の出力電圧の変動の
影響を受けないようになるので、このインバータ4をM
PPT制御によって運転することができるようになる。
【0020】商用電力系統に例えば停電による異常が発
生すると、系統連系保護継電器12がこれを検出して、
インバータ4の運転を停止させると共に、電磁接触器5
をOFFにする。そして、まず切換回路2の電磁接触器
2cをONにして蓄電池3の放電電流を抵抗器2dとダ
イオード2bを介して供給しインバータ4の運転を再開
させる。また、数秒後には、電磁接触器2eをONにし
蓄電池3の放電電流をダイオード2bのみを介してイン
バータ4に供給すると共に、電磁接触器7をONにし、
電磁切換接触器9を自立運転負荷8側に切り換える。す
ると、インバータ4は、自立運転を開始して、太陽電池
アレイ1が発電した直流電力や蓄電池3から供給される
直流電力を交流に変換し自立運転負荷8と連系自立共用
負荷10に供給するようになる。また、このインバータ
4の運転再開時には、蓄電池3の放電電流が最初の数秒
間だけ抵抗器2dを介して供給されるので、大きな突入
電流が流れるのを防止することができる。このようにし
て自立運転が開始されると、自立運転負荷8や連系自立
共用負荷10は、日中の発電電力が十分な場合には太陽
電池アレイ1から電力の供給を受け、夜間や日中であっ
ても日射量が少ないためにこの発電電力が不足する場合
には、蓄電池3から不足分の電力の供給を受ける。
【0021】上記商用電力系統の異常時には、蓄電池3
が切換回路2を介して太陽電池アレイ1やインバータ4
に接続される。ただし、切換回路2は、電磁接触器2a
がOFFのままであるため、蓄電池3からの放電電流は
流出させるが、充電電流はダイオード2bによってしゃ
断される。従って、この蓄電池3は、太陽電池アレイ1
やインバータ4に接続した場合にも、通常はこれらから
充電電流が流入するのを防ぐことができる。
【0022】上記蓄電池3の端子電圧が放電により所定
値以下に低下すると、継電器回路13がこれを検出して
切換回路2の電磁接触器2aをONにする。継電器回路
13は、例えば蓄電池3が鉛蓄電池の場合には、この蓄
電池3のセル単位の端子電圧が2.10V以下に低下す
ると、電磁接触器2aをONにする。すると、ダイオー
ド2bがバイパスされて蓄電池3が直接太陽電池アレイ
1の出力に接続されるので、この太陽電池アレイ1の発
電電力が十分に大きければ、蓄電池3に充電電流が流入
して充電が行われる。また、蓄電池3の端子電圧がこの
充電により所定値以上まで回復すると、継電器回路13
がこれを検出して切換回路2の電磁接触器2aをOFF
に戻して充電を完了する。継電器回路13は、上述のよ
うに蓄電池3が鉛蓄電池の場合には、この蓄電池3のセ
ル単位の端子電圧が2.45V以上に上昇すると、電磁
接触器2aをOFFに戻す。そして、以降も蓄電池3が
放電して端子電圧が所定値以下に低下する度に同様の動
作で充電が行われる。
【0023】従って、本実施形態の分散形電源装置によ
れば、商用電力系統の正常時には、切換回路2によって
蓄電池3が切り離されるので、インバータ4をMPPT
制御によって運転し、太陽電池アレイ1の発電電力を有
効利用できるようになる。また商用電力系統の異常時に
は、切換回路2のダイオード2bによって充電電流がし
ゃ断されるので、この蓄電池3を常に適切な状態に保つ
と共に、この蓄電池3の電力が逆潮流されるのを防ぐこ
ともできる。さらに、この商用電力系統の異常時には、
蓄電池3がある程度以上放電した場合にのみ、太陽電池
アレイ1からの充電電流を切換回路2を介してこの蓄電
池3に供給し充電を行うことができる。
【0024】図2に切換回路2の他の構成例を示す。こ
の切換回路2は、電磁接触器2a(第1開閉器)とダイ
オード2bの並列回路と、電磁接触器2e(第3開閉
器)と抵抗器2dの並列回路と、電磁接触器2cとを直
列に接続したものである。この切換回路2の場合にも、
商用電力系統の正常時に、電磁接触器2a,2c,2e
を全てOFFにすれば、蓄電池3を切り離すことができ
る。また、商用電力系統の異常時には、まず電磁接触器
2cをONにすれば、蓄電池3の放電電流が抵抗器2d
を介して供給される。さらに、数秒後に電磁接触器2e
をONにすれば、蓄電池3の放電電流を直接インバータ
4に供給することができる。そして、電磁接触器2aを
ONにすると、ダイオード2bがバイパスされて、太陽
電池アレイ1から蓄電池3に充電電流が流入し充電が行
われる。即ち、この図2に示した切換回路2の場合に
も、図1に示した切換回路2の場合と同じ制御により電
磁接触器2a,2c,2eのON/OFFを切り換える
ことにより同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の分散形電源装置によれば、商用電力系統の異常時に、
切換回路によって蓄電池を直流交流変換装置に放電電流
のみが流れる状態で接続するので、この蓄電池を常に適
切な状態に保つと共に、この蓄電池の電力が逆潮流され
るのを防ぐこともできる。また、商用電力系統の正常時
には、切換回路によって蓄電池が切り離されるので、直
流交流変換装置をMPPT制御によって運転することが
可能となり、発電装置が発電した電力を最大限に有効利
用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、分散
形電源装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、切換
回路の他の構成を示す部分回路ブロック図である。
【図3】従来例を示すものであって、分散形電源装置の
構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 太陽電池アレイ 2 切換回路 2a 電磁接触器 2b ダイオード 2c 電磁接触器 2d 抵抗器 2e 電磁接触器 3 蓄電池 4 インバータ 6 一般負荷 8 自立運転負荷 11 商用電力系統の受電点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−178461(JP,A) 特開 平1−103128(JP,A) 特開 平4−251531(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/35 H02J 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を発電する発電装置と、直流電
    力を蓄積し供給する蓄電池と、商用電力系統の正常時
    に、この発電装置が発電した直流電力を交流に変換し商
    用電力系統と連系して一般負荷に供給すると共に、商用
    電力系統の異常時に、これら発電装置及び/又は蓄電池
    から出力される直流電力を交流に変換して自立運転負荷
    に供給する直流交流変換装置とを備えた分散形電源装置
    において、 発電装置の出力が直流交流変換装置の直流入力に接続さ
    れると共に、蓄電池の出力が、この蓄電池の充放電電流
    をしゃ断する状態と放電電流のみを導通させる状態と充
    放電電流又は充電電流のみを導通させる状態とが切り換
    え可能な切換回路を介して直流交流変換装置の直流入力
    に接続され、この切換回路が、蓄電池の放電電流に対し
    て順方向となるダイオードと第1開閉器との並列回路
    と、突入電流制限用の抵抗器と第2開閉器との直列回路
    と第3開閉器とが並列に接続された回路とが、直列に接
    続された回路からなり、商用電力系統の正常時には、蓄
    電池の充放電電流をしゃ断する状態に切換回路を切り換
    え、商用電力系統の異常時には、まず最初に第2開閉器
    を閉じて、抵抗器を通して蓄電池の放電電流を導通さ
    せ、次に第3開閉器を閉じて、抵抗器を通さずに蓄電池
    の放電電流を導通させると共に、その後、蓄電池の端子
    電圧低下時に、第1開閉器を閉じて充放電電流を導通さ
    せる状態に切換回路を切り換える切換回路制御手段が設
    けられたことを特徴とする分散形電源装置。
  2. 【請求項2】 直流電力を発電する発電装置と、直流電
    力を蓄積し供給する蓄電池と、商用電力系統の正常時
    に、この発電装置が発電した直流電力を交流に変換し商
    用電力系統と連系して一般負荷に供給すると共に、商用
    電力系統の異常時に、これら発電装置及び/又は蓄電池
    から出力される直流電力を交流に変換して自立運転負荷
    に供給する直流交流変換装置とを備えた分散形電源装置
    において、発電装置の出力が直流交流変換装置の直流入
    力に接続されると共に、蓄電池の出力が、この蓄電池の
    充放電電流をしゃ断する状態と放電電流のみを導通させ
    る状態と充放電電流又は充電電流のみを導通させる状態
    とが切り換え可能な切換回路を介して直流交流変換装置
    の直流入力に接続され、この切換回路が、蓄電池の放電
    電流に対して順方向となるダイオードと第1開閉器との
    並列回路と、突入電流制限用の抵抗器と第3開閉器との
    並列回路と、第2開閉器とが直列接続された回路からな
    り、商用電力系統の正常時には、蓄電池の充放電電流を
    しゃ断する状態に切換回路を切り換え、商用電力系統の
    異常時には、まず最初に第2開閉器を閉じて、抵抗器を
    通して蓄電池の放電電流を導通させ、次に第3開閉器を
    閉じて、抵抗器を通さずに蓄電池の放電電流を導通させ
    ると共に、その後、蓄電池の端子電圧低下時に、第1開
    閉器を閉じて充放電電流を導通させる状態に切換回路を
    切り換える切換回路制御手段が設けられたことを特徴と
    する分散形電源装置。
JP21661195A 1995-08-01 1995-08-01 分散形電源装置 Expired - Fee Related JP3147724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21661195A JP3147724B2 (ja) 1995-08-01 1995-08-01 分散形電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21661195A JP3147724B2 (ja) 1995-08-01 1995-08-01 分散形電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0946925A JPH0946925A (ja) 1997-02-14
JP3147724B2 true JP3147724B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=16691148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21661195A Expired - Fee Related JP3147724B2 (ja) 1995-08-01 1995-08-01 分散形電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3147724B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5401003B2 (ja) * 2006-01-27 2014-01-29 シャープ株式会社 太陽光発電システム
JP4801109B2 (ja) * 2008-03-07 2011-10-26 日本電信電話株式会社 電力供給制御システム、電力供給制御装置および交通情報機器
CN101938123B (zh) * 2010-07-06 2012-11-21 中达电通股份有限公司 利用型风光发电控制***及控制方法
JP2013121255A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Toyota Home Kk 電力供給システム
JP6412757B2 (ja) * 2014-09-30 2018-10-24 Fdk株式会社 電源装置
JP7213731B2 (ja) * 2019-03-26 2023-01-27 大阪瓦斯株式会社 突入電流抑制回路及び突入電流抑制回路を備える分散型発電システム
CN111092471B (zh) * 2019-12-28 2023-05-09 天津易鼎丰动力科技有限公司 一种储能电池组用过充过放保护电路的使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0946925A (ja) 1997-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3687464B2 (ja) 太陽光発電装置
JP4846597B2 (ja) Dc/dcコンバータおよびこれを具える分散型発電システム
JP3147257B2 (ja) 系統連系電源システム
JP3254839B2 (ja) 系統連系用インバータの並列運転制御方法
JPH1031525A (ja) 太陽光発電システム
JPH11127546A (ja) 太陽光発電システム
JP3470996B2 (ja) 燃料電池発電装置の操作方法
JPH1023671A (ja) パワーコンディショナおよび分散型電源システム
JP2001008383A (ja) 太陽光発電装置
JP2004357377A (ja) 分散型発電システム
JPH07322504A (ja) 電力供給システム
JPH1023673A (ja) パワーコンディショナおよび分散型電源システム
JP3147724B2 (ja) 分散形電源装置
JP3581699B2 (ja) 給電システム及びその制御方法
JP3469678B2 (ja) 直流電源システム
JPH0951638A (ja) 分散形電源装置
JPH1169659A (ja) 太陽発電充電システム
JP3820757B2 (ja) 分散型電源設備
JPH09163626A (ja) 太陽光発電装置
JPH0946926A (ja) 分散形電源装置
JPH0965582A (ja) 太陽電池を利用した電源システム
JP3578911B2 (ja) 携帯型太陽光発電装置
CN216489879U (zh) 一种可灵活扩展的卫星能源装置
JP3208284B2 (ja) 太陽電池発電システム
JP2002010495A (ja) 電力供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees