JP3147597B2 - モノリシック集積回路 - Google Patents

モノリシック集積回路

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JP3147597B2 JP19105093A JP19105093A JP3147597B2 JP 3147597 B2 JP3147597 B2 JP 3147597B2 JP 19105093 A JP19105093 A JP 19105093A JP 19105093 A JP19105093 A JP 19105093A JP 3147597 B2 JP3147597 B2 JP 3147597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に係わ
り、特に可変減衰器を含んだフィードバック型の広帯域
可変利得増幅器を構成するモノリシック集積回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可変減衰回路を含んだフ
ィードバック型広帯域可変利得増幅器1bをブロック図
で示した図7を参照すると、接合形電界効果トランジス
タ(FET)11とFET12と減衰回路13と抵抗素
子14とを備え、FET11のソース電極は低位電源側
に接続され、ドレイン電極の一方は減衰回路13の可変
抵抗成分131および可変位相成分132を介してFE
T12のゲート電極に接続され、さらにドレイン電極の
他方は抵抗素子14および容量素子15を介してFET
11のゲート電極にフィードバックするように接続され
ている。
【0003】この構成による広帯域可変利得増幅器1b
は、増幅段を広帯域化するためのフィードバック系路と
可変減衰回路13とが完全に分離した構成をとってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の可変減
衰回路13を含んだフィードバック形広帯域可変利得増
幅器1bでは、利得を変化させていくときに、可変減衰
回路13の周波数特性がそのまま出力特性に影響し、ま
た、主として可変減衰回路13に内蔵されるFETのゲ
ート・ソース間容量(Cgs)のために高い周波数では
利得のダイナミックレンジを大きくとることが出来なか
った。
【0005】また、広帯域増幅段のフィードバック系路
において、FET11のドレイン電極からそのゲート電
極に抵抗素子14を介してフィードバックしているた
め、直流電流しゃ断用の容量素子15が必要となり、低
い周波数で動作させる場合は容量が大きくなり、容量素
子15の配置に広いチップレイアウト面積が必要とな
る。したがってモノリシック集積回路全体のチップサイ
ズも大きくなるという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、上述の欠点に鑑みなされ
たものであり、可変減衰回路を有するフィードバック形
広帯域可変利得増幅器における高い周波数でのダイナミ
ックレンジを大きくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のモノリシック集
積回路は、無線周波数信号を増幅するための第1の接合
形電界効果トランジスタと、このトランジスタで増幅さ
れた前記無線周波数信号の電圧レベルを減衰させる第2
の接合形電界効果トランジスタまたはダイオードを用い
た可変減衰器と、この可変減衰器の出力を受ける第3の
接合形電界効果トランジスタと、前記可変減衰器で減衰
された前記無線周波数信号をフィードバック用抵抗素子
を介して前記第1の接合形電界効果トランジスタのゲー
ト電極へフィードバックする帰還回路とを同一半導体基
板上に形成するとともに、前記可変減衰器の通過位相
を、前記可変減衰器の減衰量を最大にした場合に前記フ
ィードバックされた信号と前記無線周波数信号との位相
差が180゜となるように設定して、増幅器全体の利得
可変量を増加させる可変利得広帯域増幅器の構成とする
ことを特徴とする。また、前記可変減衰器は、その入力
端と出力端との間に第1の容量素子と第4の接合形電界
効果トランジスタと第2の容量素子とを直列接続し、そ
れぞれの直列接続点との間に第1および第2の抵抗素子
からなる直列回路を前記第の接合形電界効果トランジ
スタと並列に接続するとともに、前記第1および前記第
2の抵抗素子の直列接続点と低位電源側との間に第5の
接合形電界効果トランジスタを挿入接続して前記第4お
よび前記第5の接合形電界効果トランジスタのゲート電
極をそれぞれ所定の制御手段に接続して構成することが
できる。さらに、前記可変減衰器は、自身の入力端子お
よび出力端子の間に第1および第2の容量素子を直列接
続し、その直列接続点に第4の接合形電界効果トランジ
スタのドレイン電極を接続しソース電極を低位側電源に
接続しゲート電極を所定の制御手段に接続して構成して
もよい。さらにまた、前記可変減衰器は、自身の入力端
子および出力端の間に第1の容量素子と第4の接合形電
界効果トランジスタと第2の容量素子とをソース電極が
前記第1の容量素子側と接続する状態で直列接続し、前
記第4の接合形電界効果トランジスタのゲート電極は所
定の制御手段に接続して構成してもよい。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。
【0009】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。同図を参照すると、無線周波数(RF)信号を
ゲート電極に入力するFET11のソース電極が低位電
源側に接続され、ドレイン電極が減衰回路13aの可変
抵抗成分131および可変位相成分132を介してFE
T12のゲート電極およびフィードバック用抵抗素子1
4の一端に接続され、その他端はFET1のゲート電極
に接続されている。
【0010】RF信号はFET11で増幅された後に減
衰回路13aの可変抵抗成分131と可変位相成分13
2とにより減衰され、その信号はフィードバック用の抵
抗素子14によりFET11のゲート電極に帰還され
る。この可変減衰回路13aを定インピーダンス型で構
成した回路図を示す図2,およびその通過位相の周波数
特性を示す図4を併せて参照すると、可変減衰回路13
aは、その入力端と出力端との間に容量素子133とF
ET137と容量素子134とが直列接続され、それぞ
れの直列接続点との間に抵抗素子135および136の
直列回路がFET138と並列に接続され、この抵抗素
子135および136の直列接続点と低位電源側との間
にFET138が挿入されている。FET137および
138のゲート電極はそれぞれ設定のための制御回路
(図示せず)に接続されている。
【0011】図3を参照すると、この可変減衰回路13
aの通過位相は、周波数に対する減衰量最大および最小
特性によれば減衰量が大きいほどその位相差は大きく、
また周波数が高いほど位相差は大きくなることが明らか
であり、この場合は9GHzで位相差は約50°変化す
る。
【0012】したがって、図1において可変減衰回路1
3aの減衰量を最小としたとき、例えばFET11のゲ
ート電極へフィードバックしてくるRF信号の位相を、
9GHzで180°−50°=130°に設定して広帯
域可変利得増幅器1a全体の周波数特性を設計する。そ
の場合、可変減衰回路13aの減衰量を最大とすると、
フィードバック信号およびRF信号の位相差は180°
の逆相となり、広帯域可変利得増幅器1aの利得可変量
は図7に示した従来例の構成による増幅器よりも大きく
とれることになる。
【0013】増幅器と可変減衰回路13aを5段従属接
続した本発明と、同様に可変減衰回路13を5段従属接
続した従来例のフィードバック型広帯域利得増幅器1a
の特性を比較した図4を参照すると、本発明の構成によ
る増幅器の方が利得のダイナミックレンジを5dB以上
大きくとれることが分る。
【0014】また、低い周波数においても利得のダイナ
ミックレンジの改善が得られた。ここで、可変減衰回路
13aにおける高い周波数での減衰量の最小と最大との
位相差が、低い周波数での位相差よりも大(3GHzと
9GHzで約20°の位相差)であることを利用する
と、高い周波数で減衰量が最大となるように位相設定を
精度よく行えば、減衰量最大における周波数特性は、高
い周波数の減衰量が大きくなるため、その特性改善が期
待できる。
【0015】また、本発明のフィードバック型広帯域可
変利得増幅器1aは、FET11およびFET12のゲ
ート電極間において、同電位でフィードバックループを
形成できるために従来例で必要とした直流電流しゃ断用
の容量素子15が不要となり、モノリシック集積回路の
チップサイズも小さくできる。なお、可変減衰回路13
aは、シャント型減衰回路13bを示す図5、およびシ
リーズ型減衰回路13cを示す図6の構成を用いること
も可能である。
【0016】このシャント型減衰器13bは、入力端子
と出力端子との間に容量素子133および134を直列
接続し、その直列接続点と低位側電源との間にFET1
39を接続し、ゲート電極は図示されない制御回路に接
続して構成される。またシリーズ型減衰器13cは入力
端子と出力端との間に容量素子133とFET139と
容量素子134とを直列接続し、ゲート電極は図示され
ない制御回路に接続されて構成される。また、フィード
バック系のRF信号位相調整はフィードバック線路長を
所定の長さに調整して設定することにより行うことがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモノリシ
ック集積回路は、RF信号増幅用のFETと、RF信号
減衰用のFETまたはダイオードで構成された可変減衰
回路と、可変減衰回路からのRF信号出力とをフィード
バック用抵抗素子を介して増幅用FETのゲート電極に
帰還する帰還回路とを組み合せて構成した。したがっ
て、可変減衰回路の減衰量に対する位相の変化を利用し
て減衰量を最大としたときに、増幅用FETのゲート電
極にフィードバックするRF信号の位相を主RF信号と
180°異るように設定することにより、フィードバッ
ク増幅器の可変減衰量のダイナミックレンジを大きくす
ることができるという効果を有する。
【0018】また、可変減衰器の周波数に対する位相変
化量の違いを利用することにより、減衰量最大のときに
フィードバック増幅器の周波数特性を改善することもで
きる。さらにまた、従来の帰還回路で必要とした直流電
流しゃ断用の容量素子が不要となるためモノリシック集
積回路のチップサイズの縮小化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例における減衰回路を示すインピーダンス
型減衰回路の回路図である。
【図3】図2に示した減衰回路の通過位相の周波数特性
を示す図である。
【図4】図2に示した可変減衰回路を5段従属したとき
のフィードバック型広帯域利得増幅器の周波数特性を従
来例と比較した図である。
【図5】図2に示した可変減衰回路の他の構成図であ
る。
【図6】図2に示した可変減衰回路のさらに他の構成図
である。
【図7】従来の可変利得広帯域増幅器のブロック図であ
る。
【符号の説明】
11,12,137,138,139 FET 13a 可変減衰回路 14,135,136 抵抗素子 15,133,134 直流しゃ断用容量素子 131 可変抵抗成分 132 可変容量素子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線周波数信号を増幅するための第1の
    接合形電界効果トランジスタと、このトランジスタで
    幅された前記無線周波数信号の電圧レベルを減衰させる
    第2の接合形電界効果トランジスタまたはダイオードを
    用いた可変減衰器と、この可変減衰器の出力を受ける第
    3の接合形電界効果トランジスタと、前記可変減衰器で
    減衰された前記無線周波数信号をフィードバック用抵抗
    素子を介して前記第1の接合形電界効果トランジスタの
    ゲート電極へフィードバックする帰還回路とを同一半導
    体基板上に形成するとともに、前記可変減衰器の通過位
    相を、前記可変減衰器の減衰量を最大にした場合に前記
    フィードバックされた信号と前記無線周波数信号との位
    相差が180゜となるように設定して、増幅器全体の利
    得可変量を増加させる可変利得広帯域増幅器の構成と
    ることを特徴とするモノリシック集積回路。
  2. 【請求項2】 前記可変減衰器は、その入力端と出力端
    との間に第1の容量素子と第4の接合形電界効果トラン
    ジスタと第2の容量素子とを直列接続し、それぞれの直
    列接続点との間に第1および第2の抵抗素子からなる直
    列回路を前記第の接合形電界効果トランジスタと並列
    に接続するとともに、前記第1および前記第2の抵抗素
    子の直列接続点と低位電源側との間に第5の接合形電界
    効果トランジスタを挿入接続して前記第4および前記第
    5の接合形電界効果トランジスタのゲート電極をそれぞ
    れ所定の制御手段に接続して構成する請求項1記載のモ
    ノリシック集積回路。
  3. 【請求項3】 前記可変減衰器は、自身の入力端子およ
    び出力端子の間に第1および第2の容量素子を直列接続
    し、その直列接続点に第4の接合形電界効果トランジス
    タのドレイン電極を接続しソース電極を低位側電源に接
    続しゲート電極を所定の制御手段に接続して構成する請
    求項1記載のモノリシック集積回路。
  4. 【請求項4】 前記可変減衰器は、自身の入力端子およ
    び出力端の間に第1の容量素子と第4の接合形電界効果
    トランジスタと第2の容量素子とをソース電極が前記第
    1の容量素子側と接続する状態で直列接続し、前記第4
    の接合形電界効果トランジスタのゲート電極は所定の制
    御手段に接続して構成する請求項1記載のモノリシック
    集積回路。
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