JP3147569B2 - 減衰調節アクチュエータ - Google Patents

減衰調節アクチュエータ

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JP3147569B2
JP3147569B2 JP04499593A JP4499593A JP3147569B2 JP 3147569 B2 JP3147569 B2 JP 3147569B2 JP 04499593 A JP04499593 A JP 04499593A JP 4499593 A JP4499593 A JP 4499593A JP 3147569 B2 JP3147569 B2 JP 3147569B2
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岡 博 光
水 克 正 清
尾 浩 二 平
西 正 樹 河
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰力切り換えのためのコントロールロッドを回転駆動
するアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、実開昭6
1−64637号公報に開示される技術がある。これ
は、ロータに切欠部を設け、並びに、この切欠部に当接
するストッパ部を設けることにより、ロータの一方向及
び他方向回転を所定位置において規制することにより、
ロータの回転範囲を特性するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のアクチュエータでは、ショックアブソーバの減衰力を
最大値から最小値に下げる際又は最小値から最大値に上
げる際には、ロータを一方の規制位置から他方の規制位
置まで回転させることによって行うために、減衰力を最
小値又は最大値まで変化させるのに必要な作動時間が長
い。そのため、ショックアブソーバの減衰力を瞬時に減
少又は増加させる必要性のある例えばスカイフック制御
に対応する減衰力調節のアクチュエータとしては不適当
である。
【0004】又、従来の技術に示すアクチュエータで
も、ストッパを無くしてロータを360度回動自在とす
ることによって、ショックアブソーバの減衰力を最大値
から最小値まで瞬時に減少させることのできるアクチュ
エータと成りうるが、この場合、初期設定時にロータの
0点位置が特定できなくなるという不具合が生じる。
【0005】本発明は、ショックアブソーバの減衰力を
最高力から最小力まで瞬時に切り換え制御することが可
能で、且つ0点位置の特定もできる減衰力調節アクチュ
エータの提供を技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、ハウジ
ングと、減衰力可変式ショックアブソーバの減衰力を調
節するコントロールロッドと連動するシャフトに緩挿し
マグネットが固定されているロータと、ロータの周辺に
設けられるヨークと、ヨークに巻回されるコイルとを備
え、コイルに通電することによりヨークにN極とS極と
を発生させ、ヨークとマグネットとの吸引、反発により
回転トルクを得る減衰力調節アクチュエータにおいて、
マグネット及びヨークの軸方向の中心を軸方向にずら
し、ロータに設けられる第1突起と、第1突起と当接す
る第2突起とを備え、第1突起又は第2突起の少なくと
も一方がロータの一方向回転を所定位置において抑制
し、ロータの他方向回転は抑制しない形状を呈している
ことである。
【0007】
【作用】本発明の作用を説明する。ロータに設けられる
第1突起と、第1突起と当接する第2突起とを備え、第
1突起又は第2突起の少なくとも一方がロータの一方向
回転を所定位置において抑制し、ロータの他方向回転は
抑制しない形状を呈していることによって、ロータは、
一方向には第1及び第2突起が当接する位置において回
転が抑制され、他方向には自由に360度回転可能であ
る。
【0008】従って、ロータが一方向に回転して第1突
起及び第2突起が当接することにより、それ以上回転不
能となった位置を0点とすることができる。更に、他方
向に回転する際、例えば第1突起が第2突起を越えると
ショックアブソーバの減衰力が最小値になるように設定
すれば、減衰力が最大値にある時から瞬時にして最小値
に減少させられる。又、マグネット及びヨークの軸方向
の中心をずらし、マグネットとヨークの吸引力によりロ
ータを突起側へ押さえつけることにより、車両の振動等
による突起の飛び越しを防止でき、信頼性もある。
【0009】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は、本実施例の減衰力調節アクチュエ
ータの断面図を示す。同図において、ハウジング10内
には、心棒11、ロータ20、ヨーク30、コイル31
が収容されている。心棒11は、ハウジング10の上端
面に固着されて、ハウジング10内で図中下向きに直立
している。この心棒11には、軸受け12を介してロー
タ20が回動自在に装着されている。ロータ20は、軸
受け12が固定される樹脂部材21と、外周面にロータ
20の軸心に対称な位置に固着されるマグネット22と
から構成され、樹脂部材21には図中A部に示すように
第1突起23が一体成形されている。又、ロータ20
は、ピン13により、ショックアブソーバ(図示省略)
の減衰力を調節するコントロールロッド(図示省略)に
固定されて一体的に回動する出力軸14と一体的に回動
可能に設けられている。ヨーク30には、コイルボビン
31を介してコイル32が巻回されて、電極端子40と
電気的に導通し、この電極端子40は制御装置(図示省
略)と電気的に導通し、この制御装置からコイル32へ
の任意の通電により、ロータ20の周りに磁界を発生さ
せてロータ20の回動を制御し、ショックアブソーバの
減衰力を調節する構成となっている。又、図から分かる
ように、ヨークの軸方向中心線αとマグネット22の軸
方向中心線βは、所定量のずれを有している。更に、ヨ
ーク30の周囲を金属板33が覆い、磁路を形成してい
る。この金属板33には、図中A部に示すように、樹脂
部材21と一体成形されている第1突起24とが干渉し
ないようにするための通路33aが設けられ、この通路
33aを塞ぐように任意の位置に第2突起34(図3)
が設けられている。
【0011】図2は、金属板33及びロータ20の斜視
図である。同図において、ロータ20の第1突起23
は、金属板33に設けられている通路33aに緩挿され
る。又、金属板33の通路33aは3箇所に通路が塞が
れて第2突起34を形成している。
【0012】図3は、図1中A部の拡大断面図を示す。
同図において、ロータ20の樹脂部材21に一体成形さ
れている第1突起23は、のこ歯状を呈しているため傾
斜部23aと直角部23bとからなり、第1突起23は
図中左から右(ロータ20の反時計時計回り)に第2突
起34を越えることは不可能であるが、右から左(ロー
タ20の時計回り)に越えることは可能である。
【0013】尚、上記実施例では、第1突起23は1
個、第2突起34は3個設けられているが、これらの個
数は任意に設定できる。
【0014】次に本発明の作用を説明する。
【0015】制御装置からコイル32への任意の通電に
よりロータ20の回転を制御するが、図3に示すように
ロータ20の第1突起24の形状がのこ歯状を呈してい
るので、ロータ20の時計回り方向の回転運動は360
度回転可能であり、ロータ20の時計回転方向の回転運
動は第2突起34位置において第1突起24と第2突起
34との当接により抑制される。
【0016】このため、ショックアブソーバの減衰力
は、第1突起23の直角部23bが第2突起34に当接
している位置を最小値又は最大値と設定し、ロータ20
が時計回りをすると減衰力が向上又は低下していくよう
に設定する。すると、減衰力が最大値又は最小値に近い
値にあるとき減衰力を急激に減少させようとする場合
に、ロータ20を時計回りに回転させて第1突起23が
第2突起34を越えることにより減衰力を瞬時に最小値
にすることができる。
【0017】又、ヨーク30の軸方向中心線αとマグネ
ット22の軸方向中心線βとがずれているために、ロー
タ20は常時図1中上方向へ動こうとする力Fを発生す
るので、車両の振動等でロータ20が反時計回りに回転
したときに第1突起23が第2突起34を越えることは
ない。
【0018】又、初期設定時にロータを反時計回りに回
転させることにより、第1突起34の直角部23aが第
2突起34に当接するために、0点を特定することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明の効果を説明する。ハウジング
と、減衰力可変式ショックアブソーバの減衰力を調節す
るコントロールロッドと連動するシャフトに緩挿しマグ
ネットが固定されているロータと、ロータの周辺に設け
られるヨークと、ヨークに巻回されるコイルとを備え、
コイルに通電することによりヨークにN極とS極とを発
生させ、ヨークとマグネットとの吸引、反発により回転
トルクを得る減衰力調節アクチュエータにおいて、マグ
ネット及びヨークの軸方向の中心を軸方向にずらし、ロ
ータに設けられる第1突起と、第1突起と当接する第2
突起とを備え、第1突起又は第2突起の少なくとも一方
がロータの一方向回転を所定位置において抑制し、ロー
タの他方向回転は抑制しない形状を呈していることを特
徴とする減衰力調節アクチュエータであって、ロータ
は、一方向には第1及び第2突起が当接する位置におい
て回転が抑制され、他方向には自由に360度回転可能
である。
【0020】従って、ロータが一方向に回転して第1突
起及び第2突起が当接することにより、それ以上回転不
能となった位置を0点とすることができる。更に、他方
向に回転する際、例えば第1突起が第2突起を越えると
ショックアブソーバの減衰力が最小値になるように設定
すれば、減衰力が最大値にある時から瞬時にして最小値
に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の減衰力調節アクチュエ
ータの断面図である。
【図2】金属板及びロータの斜視図である。
【図3】図1中A部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10・・・ハウジング 14・・・出力軸 20・・・ロータ 22・・・マグネット 23・・・第1突起 23a・・・第1突起の傾斜部 23b・・・第1突起の直角部 30・・・ヨーク 32・・・コイル 33・・・金属板 33a・・・通路 34・・・第2突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−242840(JP,A) 特開 平1−110045(JP,A) 実開 昭63−175329(JP,U) 実開 平3−64104(JP,U) 実開 昭61−64537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/46 B60G 17/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、減衰力可変式ショックア
    ブソーバの減衰力を調節するコントロールロッドと連動
    するシャフトに緩挿しマグネットが固定されているロー
    タと、該ロータの周辺に設けられるヨークと、該ヨーク
    に巻回されるコイルとを備え、前記コイルに通電するこ
    とにより前記ヨークにN極とS極とを発生させ、前記ヨ
    ークと前記マグネットとの吸引、反発により回転トルク
    を得る減衰力調節アクチュエータにおいて、前記マグネ
    ット及び前記ヨークの軸方向の中心を軸方向にずらし、
    前記ロータに設けられる第1突起と、該第1突起と当接
    する第2突起とを備え、前記第1突起又は前記第2突起
    の少なくとも一方が前記ロータの一方向回転を所定位置
    において抑制し、前記ロータの他方向回転は抑制しない
    形状を呈していることを特徴とする減衰力調節アクチュ
    エータ。
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