JP3147318B2 - 前方スキャン型体内用超音波プローブ - Google Patents

前方スキャン型体内用超音波プローブ

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JP3147318B2 JP22756092A JP22756092A JP3147318B2 JP 3147318 B2 JP3147318 B2 JP 3147318B2 JP 22756092 A JP22756092 A JP 22756092A JP 22756092 A JP22756092 A JP 22756092A JP 3147318 B2 JP3147318 B2 JP 3147318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラカール等を介し
て、被検体内例えば、腹腔内の肝臓等の臓器等を超音波
診断するための前方スキャン型体内用超音波プローブの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の体腔内プローブとして、実開昭6
3−169111号公報や特開平1−244739号公
報のように、挿入軸に対し側方に超音波送受波面を向け
て、側方方向の超音波断層像を得ようとしたものと、挿
入軸の前方方向に超音波送受波面を向けて、前方方向の
超音波断層像を得ようとしたものがある。
【0003】前者のものとしては、超音波プローブの手
元側に、軟性チューブ等から成る軟性部や湾曲管等から
成る湾曲部を有しているものがある。これらの軟性部や
湾曲部は、側面に向けた超音波送受波面を目的部位に、
平行に向けるために設けられたもので、常に軟性であっ
たり、手元側操作部の湾曲操作により積極的に湾曲させ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】腹腔内超音波プローブ
を用いて開腹しなくても、触診感覚で超音波診断をした
いというニーズがある。このためには、挿入軸は硬質
で、超音波プローブは前方走査ができるように配置した
ものの方が、側方走査タイプより適している。しかし、
指で臓器を押さえる触診と違って、棒状のものを介する
と接触圧の把握が難しく、良好な超音波画像を得ようと
熱中しているうちに、臓器を先端で圧迫しすぎて損傷す
るという不具合が、硬質のものではあった。
【0005】また、超音波ヘッドと硬質部の間に軟性チ
ューブ等を設けたものは、軟性チューブにより臓器から
の感触が消され、触診感覚のレンポンスのより感触を得
ることはできなかった。
【0006】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、トラカール等を介して、被検体内、例えば腹腔内臓
器などの超音波診断を行なう際、プローブから圧力が加
わっても被検体の被検部や組織表面を損傷させることな
く、良好な触診感覚と共に、良好な超音波画像を安全に
得ることができる前方スキャン型体内用超音波プローブ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前方スキャン型
体内用超音波プローブは、被検体内に挿入する挿入部を
有し、この挿入部は、その先端側に前方方向の超音波断
層像を得るように超音波送受波手段を配置した超音波ヘ
ッド部と、予め規定した一定圧力以下で押し付けても硬
質を保つ一方、一定圧力を越えると屈曲する弾性シース
部と、硬質の硬質シース部とから構成されている。
【0008】
【作用】本発明は、挿入部に設けた弾性シース部によ
り、予め規定した一定圧力以下では損傷を与えないで硬
質を保つ一方、一定圧力を越えると屈曲するようになっ
ているので、被検体を損傷させることなく、被検体の良
好な触診感覚と共に、良好な超音波画像を安全に得るこ
とができる。
【0009】
【実施例】図を参照して、本発明の実施例について説明
する。図1ないし図3は第1実施例に係り、図1は前方
スキャン型腹腔内超音波プローブ先端の構成図、図2は
図1のA−A線断面図、図3は形状記憶コイルの変形状
態を示す説明図である。
【0010】図1には、本実施例に係る前方スキャン型
腹腔内超音波プローブ1の挿入部の先端側を示してい
る。図1に示す腹腔内超音波プローブ1は、腹壁4に、
トラカール等のガイド管2を介して、被検体内の肝臓等
の腹腔内臓器3の超音波診断を行なうものである。この
腹腔内超音波プローブ1は、体腔内に挿入される細長の
挿入部9と、図示しない把持部とを有している。
【0011】この挿入部9は、先端より順に、その内部
に前方の超音波像を得るように回転自在に配置した超音
波送受波部5を持つ超音波ヘッド部6と、弾性シース部
7と、硬質の硬質シース8とを有している。
【0012】前記弾性シース部7は、予め規定した一定
圧力以下で押し付けても硬質を保ち、一定圧力を越える
と屈曲するように構成されている。
【0013】前記硬質シース8の手元側には、図示しな
い前記把持部から信号ケーブルと、図示しないコネクタ
とを介して、超音波診断装置を構成する観測装置に接続
されている。前記観測装置は、超音波送受波部5の出力
信号を処理して図示しないモニタに出力し、このモニタ
は超音波断層像を表示するようになっている。
【0014】図2は、前記挿入部9の先端付近の詳細断
面図である。図2に示すように、前記超音波ヘッド部6
は、先端が半球状で筒状に形成されたヘッドカバー6a
と、このヘッドカバー6aの後端側に装着されたヘッド
本体部材6bとを有している。前記超音波ヘッド部6
は、その内部中途に、信号ケーブル10に接続された超
音波振動子11に対向させて、超音波モータ等の小型モ
ータ12の回転軸12aに取り付けた反射ミラー14が
取り付けてある。前記超音波振動子11及び小型モータ
12は、ヘッドカバー6aとヘッド本体部材6bとによ
り挟持されている。前記超音波振動子11、及び回転軸
12aは、前記ヘッド本体部材6bに対し、Oリング等
のシール部材15により水密に保持されている。
【0015】前記超音波振動子11は、信号ケーブル1
0及び前記コネクタを介して、前記観測装置に接続され
ており、観測装置の制御の基で、超音波を送受波するよ
うになっている。超音波振動子11から出射された超音
波は、回転する反射ミラー14で反射され、腹腔内臓器
3に出射されるようになっている。また、腹腔内臓器3
からの超音波の反射エコーは、反射ミラー14で反射さ
れ、超音波振動子11で受信されるようになっている。
尚、超音波振動子11は、その走査範囲が図1に示すよ
うに前方であり、セクタスキャン型のものである。
【0016】また、前記超音波ヘッド部6のヘッドカバ
ー6aは、その先端に形成された半球状のドームが音響
窓を兼ねるようになっており、ドーム内部には超音波伝
達媒体液17が充填してある。
【0017】前記超音波ヘッド部6のヘッド本体部材6
bは、その後端に、連結部材6cを介して、前記弾性シ
ース部7が連結されている。この弾性シース部7は、そ
の外周囲に、水密・保護用の軟性チューブまたは弾性ゴ
ム等の被覆層18が形成されている。この被覆層18の
先端は、前記連結部材6cに装着されている一方、その
後端は前記硬質シース8に連結されている。
【0018】前記弾性シース部7の被覆層18は、その
内部に、図3(a)に示すように、通電時は密着し硬質
となり、図3(b)に示すように、通電を解除すると延
びて粗巻となり可撓性を有する形状記憶合金コイル20
が、4本等間隔で、軸方向に挿通されている。前記形状
記憶合金コイル20は、それぞれ、先端がヘッド本体部
材6bと連結部材6cとにより固定されている。また、
形状記憶合金コイル20の後端は、それぞれ、前記硬質
シース8に挟まれて固定されている。
【0019】前記ヘッドカバー6aは、圧力検知性樹脂
または圧力センサを組み込んだ構造となっており、圧力
を感知するようになっている。ヘッドカバー6aの例え
ば圧力センサは、検知信号電送ケーブル21a及び前記
コネクタを介して、前記把持部または観測装置内に設け
た通電制御部22に、電気的に接続されている。また、
前記形状記憶合金コイル20は、通電制御用ケーブル2
1a及び前記コネクタを介して、通電制御部22に電気
的に接続され、図示しない電源からの通電が制御される
ようになっている。
【0020】前記通電制御部22は、前記圧力センサの
検知信号を受け、予め定めた一定圧力を越えると形状記
憶合金コイル20への通電を切り、一定圧力以内になる
と通電する制御を行うようになっている。
【0021】前記構成で、超音波振動子11から出射さ
れた超音波は、回転する反射ミラー14で反射され、腹
腔内臓器3に出射される。腹腔内臓器3からの超音波の
反射エコーは、反射ミラー14で反射され、超音波振動
子11で受信される。
【0022】超音波振動子11で受信された反射エコー
信号は、信号ケーブル10介して、前記観測装置に入力
される。観測装置は、腹腔内臓器3の断層画像をモニタ
にて表示する。
【0023】ところで、超音波の通りをよくし、良好な
断層画像を得るため、超音波振動子11の超音波ヘッド
部6は、腹腔内臓器3に接触させた状態で、走査が行わ
れる。また、断層画像を得る前に、超音波ヘッド部6を
被検体に接触し、その触診感覚で、被検体の患部を探る
ことも行われる。
【0024】予め患者に対して安全で、良好な触診感覚
や超音波断層画像を得るには、腹腔内臓器3に加わる圧
力が、一定の圧力以内であれば良いので、この一定圧力
を通電制御部22にセットしておく。つまり、このセッ
トした圧力値は、被検体を傷つけない程度の圧力である
と共に、良好な触診感覚と良好な断層画像が得られるに
十分な範囲であれば良い。
【0025】例え術者が熱中しすぎて、腹腔内臓器3に
ヘッド部6を強く押し付けすぎても、一定圧力を越える
と、通電制御部22は、四つの形状記憶合金コイル20
への通電を解除するので、形状記憶合金コイル20は、
延びて粗巻となり可撓性が生じる。弾性シース部7は屈
曲し、腹腔内臓器3にかかる圧力が軽減されるので、腹
腔内臓器3が損傷することが防止でき、患者は安全であ
る。そして、本実施例では、良好な超音波断層画像を患
者の臓器などを損傷させることなく、安全に得ることが
できる。
【0026】また、本実施例では、超音波検査と合わせ
て、安全に腹腔内臓器の触診感覚の反応を得ることがで
きる。
【0027】尚、検査対象としては、腹腔内臓器に限定
されるものではない。
【0028】図4ないし図8は本発明の第2実施例に係
り、図4は超音波プローブの先端構成図、図5は図4の
B−B線断面図、図6は図5のC方向矢視図、図7はモ
ニタ表示の一例を示す説明図、図8はモニタ表示の他の
一例を示す説明図である。
【0029】図4に示す本実施例のプローブ25は、弾
性シース部が、第1実施例の形状記憶合金コイル20に
代えて、カゴ状支柱23で形成されている。その他、第
1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を
付して説明を省略する。
【0030】図4に示すように、超音波プローブ25
は、弾性シース部7Aの骨格が、竹や弾性プラスチック
等のようにある一定圧力までは屈曲せず、ある一定圧力
以上になるとしなる材質でできたカゴ状支柱23で形成
されている。カゴ状支柱23には、軸方向に複数のスリ
ットが形成されている。このため、図4(b)に示すよ
うに、カゴ状支柱23は、軸方向の一定圧力以上で、ス
リットが形成された部分が、カゴ状に開き、加わった圧
力を吸収するようになっている。すなわち、ヘッド部か
ら被検体に加わる圧力を軽減できる。
【0031】前記カゴ状支柱23の内側には、可撓性を
有すると共に、防水のための前記被覆層18が形成さ
れ、内部の部材などが被覆されている。
【0032】また、先端の超音波ヘッド部6Aは、図5
に示すように、先端側から順に、表面の保護とシール層
を兼ねたシリコン等の材質で形成され、かつ最先端がド
ーム状の音響レンズ部24と、複数の短冊状(アレイ
状)の音響整合層25と、複数の振動子群からなる超音
波振動子26と、支持台を兼ねたダンパー層27と、ヘ
ッド本体部材6b′とを有している。ドーム状の音響レ
ンズ部24に沿って配置された複数の音響整合層25に
は、対向して複数の超音波振動子26が配置されてい
る。複数の超音波振動子26は、ケーブル28の複数の
信号線が接続され、このケーブル28は、前記観測装置
に電気的に接続されている。
【0033】前記音響レンズ部24と、音響整合層25
と、超音波振動子26と、ダンパー層27とから、コン
ベックス状電子走査型の超音波送受波部29が構成され
ている。この超音波送受波部29は、ヘッド本体部材6
b′に、接着剤30により固定されている。そして、前
記観測装置では、図5に示す超音波走査範囲Dの間で、
図7に示す超音波断層像32が得られるようになってい
る。
【0034】また、超音波ヘッド部6には、先端方向
(C方向矢視)から見た図6の如く、音響レンズ部33
の中央に固定した圧力センサ33と、音響レンズ部24
の周囲に固定した二つの圧力センサ34と、先端ドーム
から側面の境界付近に固定した二つ圧力センサ35が装
着、固定されている。これら圧力センサ33ないし34
は、ケーブル28を介して、前記観測装置に電気的に接
続されて、一定圧力以上であることを知らせる警告用の
センサとして用いられている。
【0035】本実施例では、術者が強く、腹腔内臓器3
表面に超音波ヘッド部6を押し付けても、カゴ状支柱2
3がある一定圧以上になると、しなるので臓器を損傷す
ることがない。
【0036】また、本実施例では、超音波ヘッド部6A
に設けた圧力センサ33ないし35の圧力検知により、
図7に示す押し付け力量の数値表示36や、図8に示す
青→黄→赤のような色表示37や、加えて警告ブザーに
より、視覚、聴覚的に危険を知らせる安全機構を設けて
いるので、より安全に検査できる。数値表示36は、例
えば圧力センサ33が検知した圧力量である。あるい
は、圧力センサ33ないし35の検知量の加算値でも良
い。
【0037】また、色表示37は、圧力センサ33の検
知量に応じて色を変えるようにしても良い。あるいは、
圧力センサ33、34、35と圧力が検出されるに従っ
て、色を変えるようにしても良い。すなわち、圧力セン
サ33のみの接触は青、圧力センサ34も接触すると
黄、圧力センサ35も接触すると赤色の表示をする。加
えて、圧力センサ35も接触すると、警告ブザーが鳴る
ように構成しても良い。
【0038】その他の効果は、第1実施例と同様で、説
明を省略する。
【0039】図9ないし図10は第3実施例に係り、図
9は超音波プローブの先端構成図、図10は湾曲動作と
連動した超音波走査の説明図である。
【0040】図9に示す超音波プローブ37は、前記各
実施例と異なり、側視型のものである。その他、第1実
施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0041】図9に示す電子リニア走査型の超音波プロ
ーブ38は、腹腔内臓器3の表面に、先端側面の超音波
走査面を安定して密着させ、広い範囲の良好な超音波画
像を得るためのものである。
【0042】図9(a)に示すように、超音波プローブ
37の挿入部9は、先端から順に、側面方向に超音波走
査面を向けた超音波送受波部38を内蔵する超音波ヘッ
ド部39と、軟性シース部40と、湾曲部41と、硬性
シース部8とで構成されている。
【0043】図9(b)の側断面図に示すように、前記
挿入部9には、超音波ヘッド部39において、超音波送
受波部38の超音波走査面の背面側に、超音波ヘッド部
39を屈曲させる牽引ワイヤ42を挿通している。超音
波送受波部38には、ケーブル28Aを介して、前記観
測装置に接続されている。
【0044】図9(a)に示すように、前記ガイド管2
へのプローブ37の挿脱時は、挿入部9の全長にわたっ
てストレートにする。図9(b)に示すように、腹腔内
で、牽引ワイヤ42を引っぱり、臓器3表面に超音波送
受波部38側面を対向させた後、図9(c)の如く牽引
ワイヤ42の牽引力を解除する。軟性シース部40の弾
性力により、常に臓器表面に圧力が加わり、超音波送受
波部38の走査面側が、適度な力で臓器3に接触する。
【0045】また、前記湾曲部41は、超音波走査と、
左右方向に屈曲する湾曲動作とが連動する図示しない構
成となっており、本実施例では、図10に示すように左
右に屈曲させて振ることで、広い範囲の良好な超音波断
層像が得られる。
【0046】図11は、第4実施例に係る超音波プロー
ブの先端構成図である。
【0047】本実施例は、第3実施例と同様の目的で、
構成が第3実施例と異なっている。異なる点は、前記超
音波走査面の背面側に、超音波ヘッド部39、軟性シー
ス部40、湾曲部41を真直ぐにする付勢棒(スタイレ
ット)43が、挿脱自在に挿入できる長孔(またはチャ
ンネル)44を設けていることである。また、本実施例
では、超音波プローブ38の走査面側が内側に向くよう
に屈曲する、板バネ等の屈曲付勢バネ45が、軟性シー
ス部40内に設けられている。
【0048】前記構成で、軟性シース部40に付勢棒4
3が位置していない時は、屈曲付勢バネ45の働きによ
り、軟性シース部40が、超音波プローブ38の走査面
側が内側に向くように屈曲する。
【0049】挿脱時はプローブ部39の先端まで付勢棒
43が位置しているので、挿入部9は、図11(a)の
如く真直ぐとなる。また、超音波検査時は、付勢棒43
を抜き、鉗子等の把持具46で、図11(b)の如く臓
器3を持ち上げて、その下に超音波ヘッド部39をもぐ
り込ませる。このことにより、臓器3の裏側にて、常超
音波送受波部38の走査面側が、適度な力で臓器3に接
触する。
【0050】尚、本実施例では、付勢棒43の代わり
に、形状記憶合金コイルに通電することで、硬,軟の切
り換えを行なうようにしてもよい。
【0051】また、本発明の超音波プローブは、メカセ
クタ、電子リニア、コンベックス以外にも電子セクタタ
イプや格子形の2走査断面タイプでもよい。あるいは、
先端にバルーン等の弾性水袋を設けたタイプでもよい。
安全に良好な画像を得られるように種々変形実施が可能
である。
【0052】
【発明の効果】本発明の前方スキャン型体内用超音波プ
ローブによれば、トラカール等を介して、被検体内、例
えば腹腔内の臓器などの超音波診断を行なう際、プロー
ブから圧力が加わっても被検体の被検部や組織表面を損
傷させることなく、良好な触診感覚と共に、良好な超音
波画像を安全に得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は第1実施例に係り、図1は腹
腔内超音波プローブ先端の構成。
【図2】図2は図1のA−A線断面図。
【図3】図3は形状記憶コイルの変形状態を示す説明
図。
【図4】図4ないし図8は第2実施例に係り、図4は超
音波プローブの先端構成図。
【図5】図5は図4のB−B線断面図。
【図6】図6は図5のC方向矢視図。
【図7】図7はモニタ表示の一例を示す説明図。
【図8】図8はモニタ表示の他の一例を示す説明図。
【図9】図9ないし図10は第3実施例に係り、図9は
超音波プローブの先端構成図。
【図10】図10は湾曲動作と連動した超音波走査の説
明図。
【図11】図11は第4実施例に係る超音波プローブの
先端構成図。
【符号の説明】
1…超音波プローブ 2…ガイド管 3…体腔内臓器 4…腹壁 6…超音波ヘッド部 7…弾性シース部 8…硬質シース部 11…超音波振動子 20…形状記憶合金コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−107149(JP,A) 特開 昭58−185139(JP,A) 特開 昭62−227334(JP,A) 特開 昭63−115546(JP,A) 特開 平1−305935(JP,A) 特開 平2−142548(JP,A) 実開 昭57−90115(JP,U) 実開 昭57−170707(JP,U) 実開 昭59−172404(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内に挿入する挿入部を有し、この
    挿入部は、その先端側に前方方向の超音波断層像を得る
    ように超音波送受波手段を配置した超音波ヘッド部と、
    予め規定した一定圧力以下で押し付けても硬質を保つ一
    方、一定圧力を越えると屈曲する弾性シース部と、硬質
    の硬質シース部とから構成されていることを特徴とする
    前方スキャン型体内用超音波プローブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013180202A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Cook Medical Technologies Llc ポートアクセス可視化プラットフォーム

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JP2013180202A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Cook Medical Technologies Llc ポートアクセス可視化プラットフォーム

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