JP3147168U - 警報装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両に設けられる警報装置において、歩行者等による自動車の接近の聴覚的な認識性を向上させる警報装置を提供する。
【解決手段】警報装置の構成を、警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置10と、車両の速度を検出する速度検出装置20と、警告音を車両の外部に出力する音響出力装置30と、音響変更操作装置の操作による警告音の出力形態の設定と速度検出装置により検出される車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、音響出力装置からの警告音の出力を制御する音響制御装置40とを備える構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】警報装置の構成を、警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置10と、車両の速度を検出する速度検出装置20と、警告音を車両の外部に出力する音響出力装置30と、音響変更操作装置の操作による警告音の出力形態の設定と速度検出装置により検出される車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、音響出力装置からの警告音の出力を制御する音響制御装置40とを備える構成とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、自動車等の車両の外部に警報を発する警報装置に関し、詳しくは、歩行者等に対して車両の接近を警告する警報装置に関する。
従来の典型的な自動車は、エンジンを搭載しており、エンジンが作動している場合、特に車両が進行している場合には、エンジンや動力伝達機構の大きな作動音が発生していた。これによって、歩行者等は、歩行者等の視野の範囲外の自動車に対しても自動車が近づいて来ることや自動車が発進する可能性があることを聴覚的に良好に認識できた。しかし、近年になり、エンジンを搭載せず電気的なモータの駆動によって走行する電気自動車やエンジンと共にモータとを搭載し、エンジン及びモータの選択的な駆動によっても走行するハイブリッド自動車が知られるようになってきた(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。電気自動車の走行時やハイブリッド自動車のモータ駆動による走行時において、そのモータの作動音が、エンジン駆動の自動車の走行時におけるエンジンや動力伝達機構の作動音に比べて極めて低騒音であり、また、二酸化炭素やその他の有害な排気ガスが実質的に放出されないために、環境的に極めて好ましい。
電気自動車の走行時やハイブリッド自動車のモータ駆動による走行時のモータの作動音の低下は環境的には極めて好ましいことではあるが、一方で、その作動音が極めて小さいことによって、歩行者等の視野の範囲外からそれらの自動車が歩行者等に接近した場合に、歩行者等がその接近を認識することが極めて困難となってしまう。
そこで、本考案に係る警報装置では、歩行者等による自動車の接近の聴覚的な認識性を向上させる。
上記の課題を解決するために、本考案に係る警報装置は、
モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両に設けられる警報装置であって、
警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置と、
前記車両の速度を検出する速度検出装置と、
前記警告音を前記車両の外部に出力する音響出力装置と、
前記音響変更操作装置の操作による前記警告音の出力形態の設定と前記速度検出装置により検出される前記車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、前記音響出力装置からの前記警告音の出力を制御する音響制御装置と、
を備えることを特徴としている。
モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両に設けられる警報装置であって、
警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置と、
前記車両の速度を検出する速度検出装置と、
前記警告音を前記車両の外部に出力する音響出力装置と、
前記音響変更操作装置の操作による前記警告音の出力形態の設定と前記速度検出装置により検出される前記車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、前記音響出力装置からの前記警告音の出力を制御する音響制御装置と、
を備えることを特徴としている。
本考案に係る警報装置では、所定の速度範囲内における走行において車両の外部に警告音が報知されるために、歩行者等による車両の接近の聴覚的な認識性が向上する。
本考案に係る警報装置の最良の形態について説明する。なお、本発明の概念的な構成について説明した後に、具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
[概念的構成]
本考案に係る警報装置は、モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両に設けられる警報装置であって、警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置と、車両の速度を検出する速度検出装置と、警告音を車両の外部に出力する音響出力装置と、音響変更操作装置の操作による警告音の出力形態の設定と速度検出装置により検出される車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、音響出力装置からの警告音の出力を制御する音響制御装置とを備えている。
本考案に係る警報装置は、モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両に設けられる警報装置であって、警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置と、車両の速度を検出する速度検出装置と、警告音を車両の外部に出力する音響出力装置と、音響変更操作装置の操作による警告音の出力形態の設定と速度検出装置により検出される車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、音響出力装置からの警告音の出力を制御する音響制御装置とを備えている。
ここで、「モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両」とは、走行時の全てにおいて車輪がモータ駆動される車両に限らず、走行時の一部において車輪がモータ駆動される車両を意味する。また、「車両」としては、例えば、2輪自動車、乗用車やトラックや牽引機構を備える牽引車等の一般的な自動車、トラクタやフォークリフト等の特殊自動車が挙げられる。「警告音」としては、例えば、単純機械音、音楽、音声、各種の移動装置や動物の走行音等の機械の走行を推察できる環境音が挙げられる。「出力形態」とは、出力契機、出力間隔、音源、音量等の相違によって識別される形態を意味する。「車両の速度を検出する」には、具体的な車両の速度を検出する場合に限らず、モータの回転数や車軸の回転数等によって車両の速度を実質的に指標する物理量が検出される場合や、車両の速度を概ね指標するその他の物理量が検出される場合を含意している。「所定の速度範囲」としては、例えば、0以上の範囲、0を超えて大きい範囲、0以上で所定の速度以下の範囲、0を超えて大きく所定の速度以下の範囲が挙げられる。
上記の構成であれば、所定の速度範囲内における走行において車両の外部に警告音が報知されるために、歩行者等による車両の接近の聴覚的な認識性が向上する。
音響変更操作装置は、警告音を自動的に発生させる自動警告モードを含む複数種類のモードから1つのモードを選択する自動警告選択操作部と、警告音の音源を複数種類の音源から選択する音源選択操作部と、警告音の音量を調節する音量調節操作部とを含む構成であることが好ましい。また、音響制御装置は、自動警告選択操作部の操作及び速度検出装置による検出に基づいて、自動警告モードが選択され、車両の速度が閾速度以下である場合に警告音を出力することを決定する警報作動決定部と、複数種類の音源に対応する音源情報を保持する音源情報保持部と、警報作動決定部における警告音の報知の決定に応じて、音源情報保持部を参照して、音源選択操作部の操作に基づいて設定された種類の音源及び音量調節操作部の操作に基づいて設定された音量の警告音に対応する制御信号を生成する制御信号生成部とを含む構成であることが好ましい。
上記の構成において、音響出力装置は、自動警告選択操作部の操作によって自動警告モードが選択されており、車両の走行速度が閾速度以下である場合に、音源選択部で選択された音源及び音量調節部で調節された音量に対応する警告音を出力する。
上記の構成であれば、走行速度が所定の閾速度以下である場合のみにおいて警告音が出力されるために、歩行者等に近接して走行する場合のような低速度の走行時において歩行者等による車両の接近の聴覚的な認識性を向上させることができ、また、幹線道路を走行する場合のような高速度の走行時における警告音に起因する騒音の発生を防止することができる。
また、上記の構成であれば、音響変更操作装置が自動警告選択操作部を備え、音響制御装置が自動警告選択操作部を参照して警告音を自動的に出力するか否かを決定できるために、走行場所や走行時間帯の周辺環境に応じて柔軟に警告音の自動的な出力の有無を変更することによって、多様な周辺環境において、環境騒音の発生を抑制しつつ、歩行者等による車両の接近の識別性を向上させることができる。
また、上記の構成であれば、音響変更操作装置が音源を選択できる音源選択部を備え、音響出力装置が自動警告選択操作部に保持された複数種類の音源のうち所望の1種類の音源に対応する警告音を出力できるために、走行場所や走行時間帯の周辺環境に応じて柔軟に警告音の音源を変更することによって、多様な周辺環境における歩行者等による車両の接近の聴覚的な認識性を更に向上させることができる。
また、上記の構成であれば、音響変更操作装置が音量を変更できる音量選択部を備え、音響出力装置が所望の音量で警告音を出力できるために、走行場所や走行時間帯の周辺環境に応じて柔軟に警告音の音量を変更することによって、多様な周辺環境における歩行者等による車両の接近の聴覚的な認識性を更に向上させることができる。
[具体的構成]
本考案に係る警報装置について、具体例に基づいて図面を参照しながら説明する。図1は、警報装置の一例を表すブロック図である。
本考案に係る警報装置について、具体例に基づいて図面を参照しながら説明する。図1は、警報装置の一例を表すブロック図である。
本考案に係る警報装置は、図1に示されたように、電気自動車(図示せず)に設けられ、警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置10と、電気自動車の走行速度を検出する速度検出装置20と、警告音を電気自動車の外部に出力する音響出力装置30と、音響変更操作装置10の操作による警告音の出力形態の設定と速度検出装置20により検出される電気自動車の走行速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、音響出力装置30からの警告音の出力を制御する音響制御装置40とを備えている。
音響変更操作装置10は、警告音を自動的に発生させる自動警告モードと警告停止モードから1つのモードを選択する自動警告選択操作部11と、警告音の音源を複数種類の音源から選択する音源選択操作部12と、警告音の音量を調節する音量調節操作部13とを含んでいる。例えば本形態においては、自動警告選択操作部11は、回転つまみ(図示せず)の操作に応じて2種類の回転位置に設定できる2値選択スイッチ(図示せず)であり、回転位置の種類に応じて自動警告モードと警告停止モードとの何れか一方を選択でき、回転位置の種類に応じた信号を出力する。また、音源選択操作部12は、回転つまみ(図示せず)の操作に応じて4種類の回転位置に設定できる4値選択スイッチ(図示せず)であり、回転位置の種類に応じて互いに音質、音色、メロディ、音声等が異なる第1音源、第2音源、第3音源及び第4音源から何れか1つの音源を選択でき、回転位置の種類に応じた信号を出力する。また、音量調節操作部13は、回転つまみ(図示せず)の操作に応じて4種類の回転位置に設定できる4値選択スイッチ(図示せず)であり、回転位置の種類に応じて大音量、中音量及び小音量から何れか1つの音量を選択でき、回転位置の種類に応じた信号を出力する。
速度検出装置20は、電気自動車の駆動モータ(図示せず)の回転数を検出し、その回転数に応じた電圧の信号を出力する。
音響制御装置40は、自動警告選択操作部10の操作及び速度検出装置20による検出に基づいて、自動警告モードが選択され、電気自動車の走行速度が所定の閾速度以下である場合に警告音を出力することを決定する警報作動決定部41と、4種類の音源に対応する音源情報を保持する音源情報保持部42と、警報作動決定部31における警告音の報知の決定に応じて、音源情報保持部32を参照して、音源選択操作部12の操作に基づいて設定された種類の音源及び音量調節操作部13の操作に基づいて設定された音量の警告音に対応する制御信号を生成する制御信号生成部43とを含んでいる。また、音響出力装置30は、制御信号生成部43からの制御信号に基づいて警告音を出力する。例えば本形態において、音響出力装置30は、一般的に各種の自動車に搭載されるクラクション(図示せず)とは別に設けられるスピーカであり、音響制御装置40は、演算処理部(図示せず)と、制御プログラム及び各種の固定情報を記憶する第1記憶部(図示せず)と、制御プログラムの実行過程で一時的に情報を保持する第2記憶部(図示せず)とを備えるマイクロコンピュータ(図示せず)である。なお、音源情報保持部42は、第1記憶部の一部の記憶領域である。
警報作動決定部41は、上述のように、自動警告モードが選択され、電気自動車の走行速度が所定の閾速度以下である場合に警告音を出力することを決定し、一方、警告停止モードが選択されている場合には、電気自動車の走行速度に依存せず警告音を停止することを決定する。例えば本形態においては、警報作動決定部41における所定の速度範囲として、0km/hを越えて大きく25km/h(〔閾速度〕の一種)以下の速度範囲が設定されており、警報作動決定部41は、速度検出装置20からの信号の電圧を検出して、その電圧が0km/hに対応する電圧を超えて大きく、25km/hに対応する電圧以下であるか否かを検知する。また、警報作動決定部41は、自動警告選択操作部11からの信号を検出して、自動警告モードが選択されているか警告停止モードが選択されているかを検知する。
制御信号生成部42は、上述のように、警報作動決定部41における警告音の報知の決定に応じては制御信号を生成するが、警報作動決定部41における警告音の停止の決定に応じては制御信号を生成しない。つまり、音響出力装置30は、自動警告モードが選択されていない場合や、自動警告モードが選択されていたとしても、電気自動車が停止している場合やその走行速度が所定の閾速度を超えて大きい場合においては警告音を出力しない。
上記の警報装置1であれば、電気自動車が歩行者等に近接して走行する場合のような0km/hを越えて大きく25km/h以下の速度範囲における走行において電気自動車の外部に警告音が出力されるために、歩行者等による車両の接近の聴覚的な認識性が向上する。また、電気自動車が停止している場合のように0km/hであるときや、電気自動車が幹線道路を走行する場合のような25km/hを超える高速度の走行時においては警告音が出力されないために、警告音に起因する騒音の発生を抑制できる。
また、上記の警報装置1であれば、音響変更操作装置10が自動警告選択操作部11を備え、音響制御装置40が自動警告選択操作部11を参照して警告音を出力するか否かを決定するために、走行場所や走行時間帯の周辺環境に応じて柔軟に警告音の自動的な出力の有無を変更でき、多様な周辺環境において、環境騒音の発生を抑制しつつ、歩行者等による電気自動車の接近の識別性を向上させることができる。具体的には、住宅街における夜間の走行においては、低速度の走行であっても警告音を発しない方がよいこともあり、また、見通しの極めてよい田舎道であって歩行者の通行量が極めて少ない場合等であれば警告音を発する必要性が極めて低い場合もあるために、警告音の出力の有無を変更できれば、多様な周辺環境において、環境騒音の発生を抑制しつつ、歩行者等による電気自動車の接近の聴覚的な識別性が確保できる。
また、上記の警報装置1であれば、音響変更操作装置10が音源を選択できる音源選択操作部12を備え、音響出力装置30が音源情報保持部42に保持された複数種類の音源のうち所望の1種類の音源に対応する警告音を出力するために、走行場所や走行時間帯の周辺環境に応じて柔軟に警告音を変更することによって、多様な周辺環境における歩行者等による電気自動車の接近の聴覚的な認識性を更に向上させることができる。具体的には、同一音源であっても走行場所によって警告音の識別性が異なる場合、例えば、警告音が単純機械音のみであるときには工事現場等の近傍における走行において市街地における走行の場合よりも警告音の識別性が低下する場合や、警告音が鳥の鳴き声のみであるときに郊外や田舎における走行において市街地における走行の場合よりも警告音の識別性が低下する場合等があり、警告音の音源を変更できれば、多様な周辺環境において歩行者等による電気自動車の接近の聴覚的な認識性が確保できる。更に、音響制御装置40がマイクロコンピュータであるために、多様な音源に基づく警告音を簡便に出力することができる。
また、上記の警報装置1であれば、音響変更操作装置10が音量を変更できる音量調節操作部13を備え、音響出力装置30が所望の音量で警告音を出力するために、走行場所や走行時間帯の周辺環境に応じて柔軟に警告音を変更することによって、多様な周辺環境における歩行者等による電気自動車の接近の聴覚的な認識性が更に向上する。具体的には、同一音量であっても走行場所や走行時間によって警告音の識別性が異なる場合、例えば、市街地や工事現場付近等の喧騒な場所における昼間の走行において同一音量であっても閑静な場所における走行の場合よりも警告音の識別性が低下する場合があり、警告音の音量を変更できれば、多様な周辺環境において歩行者等による電気自動車の接近の聴覚的な認識性が確保できる。
上記の警報装置1においては、自動警告選択操作部11が、自動警告モードと警告停止モードとの2種類のモードから所望のモードを選択する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、自動警告モードと手動警告モードとの2種類のモードから所望のモードを選択する構成や、自動警告モード及び警告停止モード共に手動警告モード等の他のモードを含む3種類以上のモードから所望のモードを選択する構成とすることもできる。なお、手動警告モードが選択できる場合においては、警報装置は警告音を出力する契機となる操作を実行する警告音出力操作装置を更に備える構成とする。更に、上記においては、自動警告選択操作部11を備える構成について説明したが、本考案の警報装置においては、自動警告選択操作部11を備えない構成とすることもできる。この場合には、警報作動決定部は、速度検出装置20による検出のみに基づいて、制御信号を出力することを決定することとなる。
上記の警報装置1においては、音源選択操作部12が互いに音質、音色、メロディ、音声等が異なる4種類の音源から1つの音源を選択する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、それらの4種類の音源の少なくとも1つの音源が他の音源の音質、音色、メロディ、音声等の少なくとも一部と同一である構成とすることもできる。また、上記の警報装置1においては、音源選択操作部12が4種類の音源から1つの音源を選択する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、4種類以外の複数種類の音源から1つの音源を選択する構成とすることもできる。また、上記の警報装置1においては、音源選択操作部12を備える構成について説明したが、本考案の警報装置においては、音源選択操作部12を備えない構成とすることもできる。この場合には、音源情報保持部には1つの音源情報を保持する構成となり、制御出力制御部は、音源情報保持部を参照すると共に音量調節操作部13の操作のみに基づいて制御信号を生成することとなる。更に、警告音が単純機械音である場合には、音源情報保持部42を備えない構成とすることもできる。また、単純機械音のみを出力する場合には、音響出力装置30として一般的に車両に搭載されている警告音出力装置としてのクラクションで兼用する構成であってもよい。
上記の警報装置1においては、警告音の発生に関する走行速度条件の判定において走行速度の速度範囲が0km/hを越えて大きく25km/h以下である構成について説明したが、本考案の警報装置においては、他の速度範囲とすることもできる。この場合の速度範囲には、0km/hを越えて大きく、歩道等が無く歩行者等の近隣を通行しなければならない道路における法定速度以下である範囲が含まれていることが好ましい。
上記の警報装置1においては、音量調節部13が3種類の音量から1つの音量を選択する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、3種類以外の複数種類の音量から1つの音量を選択する構成とすることもできる。また、上記の警報装置1においては、音量調節部13が段階的に音量を調節する構成について説明したが、本考案の警報装置において、音量調節部として、可変抵抗装置を備え連続的に音量を調節する構成とすることもできる。更に、上記の警報装置1においては、音量調節部13を備える構成について説明したが、本考案の警報装置においては、音量調節部を備えない構成とすることもできる。この場合には、制御出力制御部は、音源情報保持部を参照すると共に音源選択操作部12の操作のみに基づいて制御信号を生成することとなる。
上記の警報装置1においては、自動警告選択操作部11、音源選択操作部12及び音量調節操作部13が個別の機構的なスイッチである構成について説明したが、本考案の警報装置においては、音響変更操作装置10がモードと音源と音量との組合せを一括して選択する機構的なスイッチを備える構成やモードと音源と音量との組合せを個別に又は一括して選択できるタッチパネルを備える構成とすることもできる。
上記の警報装置1においては、速度検出装置20が駆動モータの回転数に基づきその回転数に応じて電圧の変化する信号を出力する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、回転数に応じて電流の変化する信号を出力する構成とすることもできる。また、上記の警報装置1においては、速度検出装置20が電気自動車の走行速度に応じて連続的に変化する信号を出力する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、速度検出装置がその内部において電気自動車の走行速度が所定の速度範囲内の速度であるか否かを判断して所定の速度範囲内の走行速度であるか否かに応じてオン状態又はオフ状態を表す電圧の信号を出力する構成とすることもできる。この場合には、警報作動決定部は、速度検出装置からの信号の電圧がオン状態を表す電圧であるかオフ状態を表す電圧であるかの2値判断を行う。また、上記の警報装置1においては、速度検出装置20が駆動モータの回転数を検出する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、電気自動車の車輪(図示せず)の車軸(図示せず)や車輪自体の回転数を検出する構成や、駆動モータへの供給電流量や供給電圧値等の動力源の物理量を検出する構成とすることもできる。なお、一般的に電気自動車には、速度メータ(図示せず)へ表示する走行速度を検知する走行速度検知装置(図示せず)が設けられているために、本考案における速度検出装置は、その走行速度検出装置と兼用で用いられる構成とすることもできるし、その走行速度検出装置とは別に設けられて警報装置で専用に用いられる構成とすることもできる。
上記の警報装置1においては、音響出力装置30がスピーカである構成について説明したが、本考案の警報装置においては、音響出力装置がスピーカ以外の音を発生させる装置である構成とすることもできる。
上記の警報装置1においては、警報作動決定部41がマイクロコンピュータによるソフトウェア的な制御に基づいて警告音の作動及び停止を決定する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、警報作動決定部41がハードウェア的に警告音の作動及び停止を決定するスイッチ回路である構成とすることもできる。同様に、制御信号生成部43がマイクロコンピュータによるソフトウェア的な制御に基づいて制御信号を生成する構成について説明したが、本考案の警報装置においては、制御信号生成部の少なくとも一部の機能がハードウェア的に実現される構成とすることもできる。
上記の警報装置1においては、音響制御部10が警報作動決定部41、音源情報保持部42及び制御信号生成部43を含む構成について説明したが、同等の機能を発現できる限りにおいて他の構成とすることもできる。
上記においては、本考案に係る警報装置を電気的なモータ駆動のみによって走行する電気自動車に適用する場合について説明したが、本考案に係る警報装置を一部の走行において電気的なモータ駆動によって走行するハイブリッド自動車に適用することもできる。
上記においては警報装置の具体例及びその変化例について説明したが、本考案に係る警報装置は、上記の具体例や変化例の構成に限定されず、本考案の技術思想を損なわない限りにおいて適宜に変更された構成とすることもできる。
1: 警報装置
10: 音響変更操作装置
11: 自動警告選択操作部
12: 音源選択操作部
13: 音量調節操作部
20: 速度検出装置
30: 音響出力装置
40: 音響制御装置
41: 警報作動決定部
42: 音源情報保持部
43: 制御信号生成部
10: 音響変更操作装置
11: 自動警告選択操作部
12: 音源選択操作部
13: 音量調節操作部
20: 速度検出装置
30: 音響出力装置
40: 音響制御装置
41: 警報作動決定部
42: 音源情報保持部
43: 制御信号生成部
Claims (2)
- モータによる車輪の電気的な駆動に基づいて走行する車両に設けられる警報装置であって、
警告音の出力形態を変更する音響変更操作装置と、
前記車両の速度を検出する速度検出装置と、
前記警告音を前記車両の外部に出力する音響出力装置と、
前記音響変更操作装置の操作による前記警告音の出力形態の設定と前記速度検出装置により検出される前記車両の速度が所定の速度範囲内であることの検知とに基づいて、前記音響出力装置からの前記警告音の出力を制御する音響制御装置と、
を備えることを特徴とする警報装置。 - 前記音響変更操作装置は、
前記警告音を自動的に発生させる自動警告モードを含む複数種類のモードから1つのモードを選択する自動警告選択操作部と、
前記警告音の音源を複数種類の音源から選択する音源選択操作部と、
前記警告音の音量を調節する音量調節操作部と、
を含み、
前記音響制御装置は、
前記自動警告選択操作部の操作及び前記速度検出装置による検出に基づいて、前記自動警告モードが選択され、前記車両の速度が前記閾速度以下である場合に前記警告音を出力することを決定する警報作動決定部と、
前記複数種類の音源に対応する音源情報を保持する音源情報保持部と、
前記警報作動決定部における前記警告音の報知の決定に応じて、前記音源情報保持部を参照して、前記音源選択操作部の操作に基づいて設定された種類の音源及び前記音量調節操作部の操作に基づいて設定された音量の警告音に対応する制御信号を生成する制御信号生成部と、
を含み、
前記音響出力装置は、前記制御信号に基づいて警告音を出力する請求項1に記載の警報装置。
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