JP3147052B2 - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP3147052B2
JP3147052B2 JP28656397A JP28656397A JP3147052B2 JP 3147052 B2 JP3147052 B2 JP 3147052B2 JP 28656397 A JP28656397 A JP 28656397A JP 28656397 A JP28656397 A JP 28656397A JP 3147052 B2 JP3147052 B2 JP 3147052B2
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正美 大崎
善正 松田
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正実 松井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知の実開昭61−31034号公
報、実開昭55−45753号公報及び特開昭55−8
8625号公報には、周面に多数の扱歯を立設した左右
方向の軸に軸装される扱胴を有する扱室を設け、該扱室
の前側に穀稈供給装置を設け、前記扱室の下方位置に
は、左右方向に揺動して左右の一側から他側に向けて移
送選別する揺動風選装置を設けた脱穀装置において、該
揺動風選装置の始端側に移送棚を設け、該移送棚を前後
方向に水平に取り付けた脱穀装置について記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の脱穀装置の
扱室内からの脱穀落下物は、扱胴と共回りする関係で、
扱室の前側より後側の方に多く落下するから、揺動風選
装置の始端部の移送棚には、前側よりも後側の方に多く
供給される。それゆえ、落下物は偏ったまま移送棚より
風選室に供給され、風選室における処理に問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、簡単な構成により移送棚
上の落下物を均して、風選部へ均等に供給できるように
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、正面視にお
いて、多数の扱歯3を設けて左右方向に長い軸5に軸装
した扱胴4を有する扱室2を設け、該扱室2を挾んで前
側には穀稈供給装置6を設けると共に後側には多数の処
理歯27を設けて軸5と同方向に長い軸に軸装した処理
胴26を有する処理室25を設け、前記扱室2及び処理
室25の下方位置には、前記軸5の長手方向に揺動して
左右方向一側から他側に向けて移送選別する揺動風選装
置17を設け、側面視において、揺動風選装置17の始
端側に前側11を低く後側12を高くして傾斜させると
共に移送方向に複数の突面10を有する移送棚9を取り
付け、前記処理室25の下方には落下物を後側12から
前側11に向けて案内しながら複数の突面10に供給す
る傾斜案内ガイド35を設けた脱穀装置としたものであ
る。
【0006】
【作用及び効果】前側の穀稈供給装置6で穀稈の根部を
挾持し、穂先を扱室2内に供給して脱穀すると、扱胴4
により脱穀された脱穀物は扱室2から必然的に後方に飛
ばされ、扱室2の前側部分よりも後側部分に多く飛ばさ
れながら、下方の移送棚9上に落下する。また、扱室2
から処理室25に送られた未処理物は処理胴26によっ
て処理され、処理室25から落下した処理物は傾斜案内
ガイド35で後側12から前側11に案内されながら移
送棚9の後側12部分に供給される。
【0007】しかし、本発明の複数の突面10を設けた
移送棚9は、前側11を低く後側12を高く前後方向に
傾斜させると共にそれ自体が揺動していることから、突
面10によって低い前側11に向けて分散されながら左
右方向一側に移送されて、グレンチャフシーブ15に至
るときは、前後方向での偏りの少ない状態で移送供給さ
れる。したがって、風選室8の全幅に亘り略均等風選で
きるので、効率よく選別処理できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面により説
明すると、1はコンバイン等の脱穀装置であり、図2に
示したように脱穀装置1内の上部前側には扱室2を設け
る。該扱室2内には外周面に多数の扱歯3を有する扱胴
4を左右方向の軸5により軸装する。6は前記扱室2に
穀稈を供給する穀稈供給装置である。
【0009】前記扱胴4の下面は、該扱胴4と同芯状の
扱網7により包囲し、該扱網7の下方には風選室8を形
成する。図1は、前記扱室2を省略してあるが、前記扱
網7の下方には、左右方向に揺動する移送棚9を設け
る。移送棚9の上面には、移送棚9上に前記扱室2から
落下した落下物を終端側に移送しうるように突面10を
有する波板状に形成する。
【0010】図2に示したように、移送棚9は、前記穀
稈供給装置6のある前側11を低く、後側12が高くな
るように傾斜させて脱穀装置1の前後板13,14に取
り付ける。15は前記移送棚9の終端部に取り付けたグ
レンチャフシーブ、16は前記グレンチャフシーブ15
の終端に続けて設けたチャフシーブ、18はチャフシー
ブ16の終端に続けて設けたストローラックであり、前
記グレンチャフシーブ15とチャフシーブ16とストロ
ーラック18により揺動風選装置17を構成し、揺動風
選装置17は揺動装置により左右方向に揺動する。
【0011】19は前記風選室8内に選別風を送風する
送風ファン、20は送風ファン19のケ−ス、21は前
記グレンチャフシーブ15の下方に設けた選別網、22
は1番コンベア、23は2番コンベア、24は横断流吸
引ファンである。前記脱穀装置1内の扱室2の後側に
は、処理室25を設ける。該処理室25内には前記扱胴
4と軸心方向が平行な多数の処理歯27を有する処理胴
26を軸装する。前記処理胴26の下面には、該処理胴
26と同芯状の処理網28により包囲する。
【0012】処理室25には、前記2番コンベア23の
終端部に設けた2番スロワ−29の上端を接続する。処
理室25は、前記2番スロワ−29から供給された2番
物を回転する処理胴26により処理しながら移送する
が、処理室25内の処理物の移動は、前記扱室2と反対
に、扱室2の左右の他側30から2番物が供給され、一
側31に移送される。処理室25の一側31の下部に
は、落下口32が形成され、落下口32より処理物が風
選室8内に落下する。
【0013】しかして、処理室25の側部の後板14
は、後方に膨出部33に形成され(図2)、膨出部33
は下部を前側11に屈曲させて傾斜案内板部34を形成
する。傾斜案内板部34の前記一側31側の下部には、
傾斜案内板部34に続く傾斜案内ガイド35を設ける。
傾斜案内ガイド35は後側12を高く前側11に至るに
従い低くなるように傾斜させて形成する(図2)。
【0014】傾斜案内板部34の前端部は、前記処理室
25の落下口32の下方では、前記扱室2側に突出する
ように移送棚9の上方に臨む始端側案内部37に形成
し、始端側案内部37より終端側は、その前端縁が終端
に至るに従い前記扱室2より離れ、かつ高くなる終端側
案内部38に形成する。次に作用を述べる。
【0015】圃場を前進し、穀稈を分草体で分草し、分
草された穀稈を引起装置で引起し、刈刃で根部を切断
し、搬送装置により穀稈供給装置6に引継ぎ、穀稈供給
装置6により穀稈の根部を挾持し、穂先を扱室2に供給
する。穀稈は穀稈供給装置6により移送されている間に
扱室2内で回転する扱胴4により脱穀され、扱網7によ
り藁屑と穀粒の脱穀物が下方の風選室8内に落下する。
【0016】前記扱室2の扱網7より下方の風選室8内
に落下した脱穀物のうちの穀粒は、移送棚9上に落下
し、揺動する移送棚9の突面10によりグレンチャフシ
ーブ15に送られ、グレンチャフシーブ15と選別網2
1から下方に落下し、一番物は1番コンベア22に、二
番物は2番コンベア23に入り、軽い塵埃等は送風ファ
ン19からの選別風により飛ばされ、横断流吸引ファン
24より機外に吸引排除される。
【0017】しかして、2番コンベア23内に落下した
二番物は、2番コンベア23の終端部まで移送され、2
番コンベア23の終端部に接続した2番スロワ−29に
より処理室25内に戻され、処理胴26の回転により一
側31側に送られながら処理され、二番物と塵埃等が処
理網28より下方に落下し、それよりも大量の処理室2
5内に残った処理物は、落下口32より下方に落下す
る。
【0018】処理室25の下方には、傾斜案内ガイド3
5が設けられ、傾斜案内ガイド35は前側に至るに従い
低くなるように傾斜させて形成され、落下口32の下方
の傾斜案内ガイド35の前端縁は、前記前側11に突出
するようにして移送棚9の上方に臨む始端側案内部37
に形成され、始端側案内部37の終端より後方の下端縁
は終端に至るに従い前記扱室2より離れ、かつ高くなる
終端側案内部38に形成されているから、落下口32か
らの大量の落下物は始端側案内部37により前側11の
移送棚9上に誘導され、処理網28からの落下物は終端
側案内部38により後側12の移送棚9上に効率よく分
散されながら誘導される。
【0019】しかして、本発明では、移送棚9は、前記
穀稈供給装置6のある前側11を低く、後側12が高く
なるように傾斜させて脱穀装置1の前・後板13,14
に取り付けてあるから、傾斜案内ガイド35により移送
棚9上に案内された落下物は、傾斜案内ガイド35の下
端部附近に滞留することなく移送棚9の傾斜により低い
前側11に向けて分散されながら、左右方向に揺動する
突面10によりグレンチャフシーブ15へ向けて移送さ
れる。
【0020】したがって、移送棚9上の落下物は、グレ
ンチャフシーブ15に至る前の移送棚9上で均され、グ
レンチャフシーブ15には前後に均一状態で移送供給さ
れるから、風選室8の全幅を使用して風選されるので、
効率よく選別処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断正面図
【図2】縦断側面図
【図3】平面図 1…脱穀装置,2…扱室,3…扱歯,4…扱胴,5…
軸,6…穀稈供給装置, 7…扱網,8…風選室,9…移送棚,10…突面,11
…前側,12…後側, 13…前板,14…後板,15…グレンチャフシーブ,
16…チャフシーブ, 17…揺動風選装置,18…ストローラック,19…送
風ファン, 20…ケ−ス,21…選別網,22…1番コンベア,2
3…2番コンベア, 24…横断流吸引ファン,25…処理室,26…処理
胴,27…処理歯, 28…処理網,29…2番スロワ−,30…他側,31
…一側, 32…落下口,33…膨出部,34…傾斜案内板部,3
5…傾斜案内ガイド, 37…始端側案内部,38…終端側案内部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−87627(JP,U) 実開 昭55−81545(JP,U) 実開 昭61−110243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/18 A01F 12/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面視において、多数の扱歯3を設けて
    左右方向に長い軸5に軸装した扱胴4を有する扱室2を
    設け、該扱室2を挾んで前側には穀稈供給装置6を設け
    ると共に後側には多数の処理歯27を設けて軸5と同方
    向に長い軸に軸装した処理胴26を有する処理室25を
    設け、前記扱室2及び処理室25の下方位置には、前記
    軸5の長手方向に揺動して左右方向一側から他側に向け
    て移送選別する揺動風選装置17を設け、側面視におい
    て、揺動風選装置17の始端側に前側11を低く後側1
    2を高くして傾斜させると共に移送方向に複数の突面1
    0を有する移送棚9を取り付け、前記処理室25の下方
    には落下物を後側12から前側11に向けて案内しなが
    ら複数の突面10に供給する傾斜案内ガイド35を設け
    た脱穀装置。
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