JP3146813B2 - 温度検出装置 - Google Patents

温度検出装置

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JP3146813B2 JP30400593A JP30400593A JP3146813B2 JP 3146813 B2 JP3146813 B2 JP 3146813B2 JP 30400593 A JP30400593 A JP 30400593A JP 30400593 A JP30400593 A JP 30400593A JP 3146813 B2 JP3146813 B2 JP 3146813B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各所の温度検出を行う
ために用いられる温度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の温度検出装置は、一端が閉成され
た筒状の金属ケースと、この金属ケース内の一端部に収
納された温度検出素子とこの温度検出素子にその一端側
が接続された第1のリード線と、前記金属ケース内にお
いて第1のリード線の他端にその一端側が電気的に接続
された第2のリード線とを備えた構成となっていた。
【0003】すなわち、温度検出素子の高温劣化を防ぐ
為に、この温度検出素子は、金属ケース内に収納され、
その検出信号は第1,第2リード線を介して金属ケース
の他端外に引出されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成で問題となる
のは、温度検出素子の機械的衝撃による損傷であった。
すなわち、この温度検出素子は、金属ケース内におい
て、ガタつくのを防止する為に、その外周に充填材が充
填されるのであるが、温度検出による金属ケースの伸縮
がそのまま充填材を介して温度検出素子に伝達されると
この温度検出素子が損傷してしまうのであった。そこで
本発明は、この温度検出素子の損傷を防止することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、前記温度検出素子の外周部に充填材
を設けるとともに、この充填材と温度検出素子との間、
あるいは、充填材と金属ケースの内面との間の少なくと
も一方にコーティング材を設けたものである。
【0006】
【作用】以上の構成とすれば、温度検出素子と充填材の
間、あるいは、充填材と金属ケースの内面との間の少な
くとも一方に設けたコーティング材により、金属ケース
と充填材と温度検出素子の三者が一体化されることはな
くこの結果として、金属ケースの熱による伸縮がそのま
ま充填材を介して温度検出素子に伝達されることはなく
なるのでこの温度検出素子の損傷はなくなるのである。
【0007】
【実施例】図1において1は厚さが0.55mmのステ
ンレス材よりなる金属ケースで、その先端側は閉成さ
れ、後端側は開口されている。この金属ケース1の先端
内部には図2に示すごとく温度検出素子2が収納されて
いる。この温度検出素子2は、サーミスタ素子3とその
外周を覆ったアルカリ質からなるガラス4とにより構成
されている。サーミスタ素子3の両面には、Fe−Ni
合金にNiメッキをほどこした断面が円状の第1のリー
ド線5の先端が溶接されており、ガラス4は、この第1
のリード線5の先端部も同時に覆っている。第1のリー
ド線5の後端は図2に示すごとく、アルミナで形成され
た碍管6に設けた、貫通孔7を貫通して図1に示す中継
端子8を介して第2のリード線5Aの一端と電気的に接
続される。中継端子8は図3,図4に示すごとくその先
端側が図4のごとく直角に曲げられた状態で端子固定体
9に一体化されている。端子固定体9は、絶縁樹脂によ
り形成されるものであり、その先端側には、碍管6の後
端部が挿入される受け口10が設けられ、この受け口1
0に、碍管6の後端が挿入されると内面に設けた図5に
示す4本のリブ11が変形させられ、その反作用で碍管
6の後端が固定されるのである。つまり、この受け口1
0内に碍管6の後端を圧入固定するのである。さて、こ
の端子固定体9の受け口10内には2個の貫通孔12が
設けられており、その間にはしきり部13が設けられ、
このしきり部13に向けて貫通孔12の先端は拡開させ
られている。すなわち、第1のリード線5の後端はそれ
ぞれしきり部13で分離された後、それぞれ傾斜に沿っ
て、それぞれの貫通孔12を貫通し中継端子8上に押し
出されるのである。この第1のリード線5が押し出され
る中継端子8部分には図3,図4に示すごとく長さの異
なる溶接部14,15が設けられている。これらの溶接
部14,15は中継端子8を表面側に所定間隔をおいて
押し出して形成したものである。従って、ここに押し出
された第1のリード線5を抵抗溶接すると、溶接部1
4,15が一体化されている時よりも個々の溶接部1
4,15における溶接時抵抗が大きくなりその結果とし
て個々の溶接部14,15の温度は高温となり、第1の
リード線5の後端と確実に溶接することができるのであ
る。次に、この中継端子8の後端の接続部16には第2
のリード線5Aの先端が溶接後、さらにかしめて固定さ
れている。尚、中継端子8と第2のリード線5Aの先端
部は、防水の為にゴム製の防水チューブ17の貫通孔1
8内に収納されている。次にこの防水構造について説明
する。すなわち、防水チューブ17の先端は図1に示す
ごとく、端子固定体9の後端に当接させられその部分の
外周には、厚さを0.3mmと金属ケース1よりも薄く
したアルミニウム製の金属管19が装着されている。こ
の場合、端子固定体9の先端側に位置する金属ケース1
は図1に示すごとくそれより先端側を径小とするような
絞り加工をしておりその結果として、端子固定体9の先
端は金属ケース1の段部20に当接している。従って、
金属管19の後端に位置する金属ケース1を図1に示す
ごとく、全周にわたって径小となるように、絞り加工を
施せば、この絞り部21によって金属管19を介して端
子固定体9は段部20に押しつけられて固定される。そ
してこの状態において、絞り部21によってその内方の
防水チューブ17は圧縮されこれによって絞り部21、
防水チューブ17、第2のリード線5Aの外被22が圧
着され、これによって金属ケース1内面の防止が図られ
る。又、この機械によれば、第2のリード線5Aに引張
力が加わったとしてもその力は端子固定体9に一体化さ
れている中継端子8に迄しか到達せず、よって、細い第
1のリード線5が切断されることはない。尚、金属管1
9の後端は、絞り部21によって、一部内方に変形させ
られるがその内方には防水チューブ17が設けられてい
るので、また、この変形部に対応する部分は、第2のリ
ード線5Aの外被22先端までとなっているので決して
通電部への接触は起きない。尚、図1において、23は
保護用チューブである。24は取付ネジで、この取付ネ
ジ24により、温度検出素子2を、例えば、エンジンの
高温部分に望ませるような取付けを行うのである。25
がその時のガスケットである。上記構成において、温度
検出素子2の外周に位置する金属ケース1内には図2に
示すごとく、アルミナ・シリカよりなる充填材26が充
填されている。この充填材26は図1,図2に示すごと
く、碍管6の後方部分外周にまで充填させられている。
それでは、次にこの充填材26の充填方法について説明
する。まず、注射針状の治具により液状の充填材26を
金属ケース1内に入れる。次に、ガラス4の外周にリン
酸塩よりなるコーティング材27を用いて塗膜を形成し
た温度検出素子2を碍管6、端子固定体9、防水チュー
ブ17、金属管19とともに図2に示すごとく挿入す
る。そして、この状態で200℃、1hr加熱すること
によって充填材26中の溶剤を金属ケース1の後端より
排出、固化させる。しかし、コーティング材27により
充填材26とガラス4との間は実質的に一体化されな
い。つまり、ガラス4とコーティング材27は上記高温
処理により強固に一体化されるがコーティング材27と
充填材26とは一体化されない。このため、金属ケース
1の温度による伸縮がそのまま温度検出素子2に伝達さ
れることはなく、その結果として、温度検出素子2の損
傷はおきないのである。尚、ガラス4を鉛ガラスとし充
填材26として、アルカリ性の溶剤を含むものを用いた
場合にはコーティング材27を用いなくても、ガラス4
と充填材26との間は一体化されず、同等の効果が得ら
れる。又、図2において、コーティング材27は、充填
材26と金属ケース1との間に設けてもよい。さらに、
図2において、碍管6の貫通孔7はその両端側を拡開さ
せれば第1のリード線5の挿入および第1のリード線5
の貫通孔12への分配が行いやすくなるので好ましい。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明は温度検出素子の外
周部に充填材を設けるとともに、この充填材と温度検出
素子との間、あるいは、充填材と金属ケースの内面との
間の少なくとも一方にコーティング材を設けたものであ
る。そして以上の構成とすれば、温度検出素子と充填材
の間、あるいは、充填材と金属ケースの内面との間の少
なくとも一方に設けたコーティング材により、金属ケー
スと充填材と温度検出素子の三者が一体化されることは
なくこの結果として、金属ケースの熱による伸縮がその
まま充填材を介して温度検出素子に伝達されることはな
くなるのでこの温度検出素子の損傷はなくなるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半分を断面とした正面
【図2】その拡大断面図
【図3】その端子固定体の半分を断面として示した平面
【図4】その正面図
【図5】その側面図
【符号の説明】
1 金属ケース 2 温度検出素子 5 第1のリード線 5A 第2のリード線 6 碍管 8 中継端子 9 端子固定体 26 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−233334(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 7/22

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉成された筒状の金属ケースと、
    この金属ケース内の一端部に収納された温度検出素子
    と、この温度検出素子にその一端側が接続された第1の
    リード線と、前記金属ケース内において第1のリード線
    の他端にその一端側が電気的に接続された第2のリード
    線とを備え、前記温度検出素子の外周部に充填材を設け
    るとともに、この充填材と温度検出素子との間、あるい
    、充填材と金属ケースの内面との間の少なくとも一方
    にコーティング材を設けてなり、前記第1のリード線の
    他端と第2のリード線の一端は、中継端子を介して電気
    的に接続し、この中継端子は、端子固定体に固定した
    度検出装置。
  2. 【請求項2】 第1のリード線は碍管の貫通孔を介して
    中継端子に電気的に接続し前記碍管の温度検出素子とは
    反対側の端部を端子固定体に固定した請求項1に記載の
    温度検出装置。
  3. 【請求項3】 碍管の貫通孔は、その両端部を内部より
    も径を大きくした請求項2に記載の温度検出装置。
  4. 【請求項4】 端子固定体の温度検出素子とは反対側の
    端部に金属管を装着し、この金属管の端子固定体とは反
    対側の端部に位置する金属ケース部分を内方に絞った請
    求項1に記載の温度検出装置。
  5. 【請求項5】 端子固定体の温度検出素子側に位置する
    金属ケースは、この端子固定体部分よりも径小とした
    求項4に記載の温度検出装置。
  6. 【請求項6】 金属管は金属ケースよりも肉厚を薄くし
    請求項4に記載の温度検出装置。
  7. 【請求項7】 金属ケースをステンレス材で形成すると
    ともに金属管はアルミニウム材で形成した請求項4に記
    載の温度検出装置。
  8. 【請求項8】 端子固定体は二つの貫通孔を有し、これ
    らの貫通孔の温度検出素子側端部においては、それぞれ
    貫通孔を拡開させた請求項1に記載の温度検出装置。
  9. 【請求項9】 一端が閉成された筒状の金属ケースと、
    この金属ケース内の一端部に収納された温度検出素子と
    この温度検出素子にその一端側が接続された第1のリー
    ド線と、前記金属ケース内において第1のリード線の他
    端にその一端側が電気的に接続された第2のリード線と
    を備え、前記温度検出素子は素子の外周を鉛ガラスで被
    覆して構成し、この鉛ガラスの外周には、アルカリ分を
    有する充填材を設けた温度検出装置。
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JP2010261860A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Shibaura Electronics Co Ltd 温度センサ及び温度センサシステム

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