JP3146803U - 遠赤外線全身温熱器 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で持ち運びが簡便な、寝袋式全身温熱治療器を提供する。
【解決手段】掛面部Aと敷面部BはチヤックCの開閉で身体の出入ができる。身体に接触する掛面部A及び敷面部Bの表面は、断熱性・防水性の布地で構成されている。遠赤外線放射体であるカーボン面発熱体aは、電気加工の上絶縁・防水保護され、表面布地の下面に内設されている。発熱体aから電源コードcが配線され中間にコントローラーdと先端にプラグeが具備されている。又掛面部Aの内部には織布状カーボン抵抗体bが内設され、寝袋上・下面から遠赤外線が放射される。
【選択図】図1

Description

本考案の遠赤外線全身温熱器は、局所温熱療法よりガン撲滅に対して治療効果は高い。ガン細胞の発生は身体の如何なる箇所でも発生する。全身温熱治療は身体内のエンドルフィン物質が分泌され免疫能力が高められる効果を有し、深達力のある遠赤外線を全身に放射する全身温熱治療器は、免疫系が活発になり自己治癒力が強化され、ガン細胞を攻撃消滅させる治療効果をもつ画期的な治療器に関する。
従来から、日本ハイバーサーミア学会は局所温熱療法が治療効果が高いと成績発表をしている。セラミック放射体は、ヒーター熱を透過し遠赤外線熱を放射する放射体である。近年、炭素系面発熱体から放射する遠赤外線が採用されている。
然し、炭素系面発熱体でも身体に巻き付ける遠赤外線放射体は今だ見ることはない。
考案が解決しょうとする課題
温熱治療器は局所より全身温熱装置の方がはるかに有効である。発汗作用も身体の深い部位の老廃物を排出する方が良い。ガン細胞の発生する場所又は転移を防止するにも、全身温熱が効果が高い。近年、西洋医学による抗ガン剤治療、モルヒネによる緩和治療も副作用により末期ガン患者の3割は痛みで苦しみながら亡くなる例が多い。この緩和治療こそ全身温熱治療が必要であり今後の課題でもある。
課題を解決するための手段
ガン細胞は42℃の温度で撲滅できる。全身温熱治療で大切な事は、水分補給が重要である。更に全身温熱治療は37℃から50℃までの加温時間を3段階に分けて2〜3時間で弱、強、弱の治療が効果的である。注意する事は体温を43℃以上にすると正常細胞まで影響する事である。
温熱治療で有効な熱は、8μm〜10μm波長範囲の遠赤外線熱放出量の半分を占める放射体である。すなわちセラミックス、炭素系面抵抗体を熱源を通じて透過する波長の内、下表ー1のごとき黒体曲線と遠赤外線曲線を描く中で、有効な波長は身体内深達力を有し、身体悪性疾患部位まで影響するからである。
Figure 0003146803
請求項1は寝袋式全身温熱器の敷面部と掛面部に内設する遠赤外線放射体の形状は、綿織布の両側縁部に電極帯を具え、カーボン塗料を含浸・乾燥させ軟質樹脂で被着した可撓性(柔軟性)カーボン面発熱体又は炭素系線面発熱体を放射体として採用し、該放射体を寝袋の敷面部に内設させる構成とし、反面掛面部には綿織布にカーボン塗料を含浸・乾燥した織布状抵抗体を内設するか又はトルマリンを含浸させた遠赤外線放射体を具えた掛面部構造としたしえで、寝袋側面をチヤック方式で開閉可能にし身体の出入りが自由な組合せ構成にした遠赤外線放射体をコントローラーで37℃〜50の温度範囲で治療するが身体内温度を42℃以上にしない温度とする。表ー1の如く遠赤外線熱放出量の半分を占める8μm〜10μm波長が有効で、身体疾患部位まで深達する効果を有する遠赤外線全身温熱器を提供する。
請求項2は、寝袋上掛部に可撓性カーボン発熱体を内設し、その発熱体部を身体腹部上半身面から離れた位置にある収納形網目式半円状カバーの上から覆い照射する構造として、寝袋敷面部には炭素系織布状抵抗体を内設した組合せの寝袋照射型温熱器は、こもり熱で遠赤外線を放射する機能を有し、遠赤外線熱放出量の半分を占める8μm〜10μm波長範囲を大量に放射させ、37℃〜50℃の範囲内温度で発汗作用をもたらすと共に、身体内疾患腫瘍部位を減少又は消滅し、緩和効果をもたらす請求項1の遠赤外線全身温熱器を提供する。
請求項3は、特徴として電磁波を一切発生しない構成は、熱源を温水パイプとして遠赤外線を放射する形状は、寝袋敷面部の上面に炭素系織布状抵抗体を身長大に内設し、該織布状抵抗の下面にセラミック塗料を装着した循環式温水ゴム状パイプが前記敷面部に5cmピッチで蛇行配管され、当該循環式温水ゴム状パイプの挿入口又は端末口は、温水過昇防止・自動温度調整回路を具えた温水発生器に装着され、反面の寝袋掛面部にも炭素系織布状抵抗体又はトルマリンが身長大に内設された組合せの温水パイプから放熱する温度と、こもり温度を含め37℃〜70℃が、前記寝袋上・下面の炭素系織布状抵抗体を透過することで遠赤外線熱放出量の半分を占める8μm〜10μm波長を放射し、発汗作用をもたらすと共に、身体内疾患腫瘍部位の縮小、又は緩和効果をもたらす遠赤外線全身温熱器を提供する。
請求項4は、充電式電池を熱源とする軽量な寝袋式温熱器の構成は、可撓性遠赤外線放射体を内設する形状として、電圧に基づくカーボン抵抗で発熱温度を30℃〜40℃で構成した発熱体を、寝袋式構造の敷面部に足面・腰面・肩面に電気加工の上設置し、挿入、取出しを簡便にするため、挿入口を面ファスナーで装着してなる遠赤外線全身温熱器を提供する。
請求項5は、カイロを熱源とした寝袋式温熱器の機構は、可撓性遠赤外線放射体として効果を有し寝袋敷面部に内設する形状として、綿織布にカーボン塗料を含浸・乾燥した抵抗を、軟質ポリエチレン樹脂で被着した構造とし、当該抵抗体に接着用カイロを熱源として3〜5枚設置して遠赤外線放射体とした形状とし、前記カイロの接着反対面を表面にして寝袋敷面部の足面・腰面・肩面に分離して内設した発熱放射体を、防災用又は野外用に適応してなる遠赤外線全身温熱器を提供する。
考案の効果
本考案の全身温熱器は温熱器としては最終治療器で、身体全身の初期ガンから末期ガンまでが対象となる。全身の老廃物を汗で排出する効果、末期ガン患者の沈痛、緩和効果があり好評である。全身の温度が一定になるため41.5℃〜〜41.8℃までは体温は上昇するが42℃以上の体温の上昇は問題がある。
全身温熱の有効例
肺ガン ……有効30.2%
乳ガン ……有効55.3%
膵臓ガン……有効40.9%
(悪性黒色腫)……有効50.6%
肝・胆嚢ガン……有効63.7%
以上より概ね約半分の患者さんは、回復しており画期的な成果である。
全身温熱治療回数による効果例
・一回だけの加温 ……効果18.5%
・加温二回 ……効果35.6%
・加温三回 ……効果33.9%
・加温四回以上 ……効果50.4%
以上より加温治療の回数に比例して、治療効果が上がることがわかる。
例えば図1は、寝袋敷面部B掛面部Aの斜面図である。掛面部Aと敷面部BはチヤックCの開閉で身体の出入ができる。身体に接触する掛面部A及び敷面部Bの表面は、断熱性・防水性の布地で構成されている。遠赤外線放射体であるカーボン面発熱体aは、電気加工の上絶縁・防水保護され、表面布地の下面に内設されている。発熱体aから電源コードcが配線され中間にコントローラーdと先端にプラグeが具備されている。又掛面部Aの内部には織布状カーボン抵抗体bが内設され、寝袋上・下面から遠赤外線が放射される温熱器として提供する。
例えば図2は、災害用又は野外ピクニッマク用暖房寝具として提案する。
掛面部A及び敷面部Bとの間には身体が出入できるように開閉チヤックCが具備される。敷面部Bには足面f・腰面g・肩面hにそれぞれカーボン抵抗体の裏面の2〜4ケ所に接着用カイロを接着し、表面を身体側にしてそれぞれf・g・hに内設するだけで40℃温度を8時間保温できる温熱器として提供する。
例えば図3は、電磁波の発生がなく遠赤外線の有効波長を放射するカーボン抵抗体と温熱器の組合せ構造である。具体的には温度過昇防止・自動温度制御回路を具えた温水発生器jからの温水は、寝袋敷面部にゴム状バイプiを蛇行配管し、均等に流れる50℃の温度は、パイプ上面に装着したカーボン織布状抵抗体kを透過して生ずる遠赤外線は、有効波長を発生し深達力を有する。
更に、寝袋掛面部には胸部から膀胱までの局所部分にカーボン織布状抵抗体kー1を内設し、全身治療を寝袋上・下面から放射する遠赤外線療法に基づく温熱器として提供する。
身体の疾患部治療又はガン細胞撲滅に有効な温熱治療の中に、部分温熱治療・局所温熱治療・全身温熱治療があり、それぞれ特徴、効果はある。
ガン細胞は全身細胞の治癒力が弱くなつた部位に発生します。従って熱に弱いガン細胞の発生、ガン細胞の転移を防止する方法は、全身温熱治療器で全身を42℃の遠赤外線熱を放射することで、血液の循環に伴い全身細胞が活性化するためガン細胞は減少し、長期治療により消滅する。
近年日本医師会でもガン治療に全身温熱治療が認識されるようになり、特に緩和治療に温熱療法が採用されるようになった。
寝袋上・下面に遠赤外線装置を内設した斜面図である。 寝袋敷面部にカイロを内設した斜面図である。 寝袋敷面部に温水パイプとその上部又は掛面部に遠赤外線放射装置を内設した斜面図である。
符号の説明
A…寝袋掛面部
B…寝袋敷面部
C…開閉チヤック
a…カーボン面発熱体
b…カーボン織布状抵抗体
c…電源コード
d…コントローラー
e…差込みプラグ
f…カイロ式足温部
g…カイロ式腰温部
h…カイロ式肩温部
i…セラミック塗装のゴム式パイプ
j…温水発生器
k…敷面部カーボン織布状抵抗体
kー1…掛面部カーボン織布状抵抗体

Claims (5)

  1. 軽量で持ち運びが簡便な寝袋式全身温熱治療器の形状は、寝袋敷面部又は掛面部に可撓性遠赤外線放射体を内設する機構として、綿織布の両側縁部に電極帯を設けカーボン塗料を含浸・乾燥させ、軟質樹脂で被着した可撓性カーボン面発熱体又は炭素系線面発熱体を採用し、該可撓性カーボン面発熱体に、50℃のサーモスタットと70℃で電源遮断する温度ヒューズを具えた電気加工が施され、全面を発砲樹脂で防水加工をした形状の防水性面発熱体構造で構成し、前記寝袋掛面部には綿織布にカーボン塗料を含浸・乾燥した織布状抵抗体を内設するか又はトルマリンを含浸させた遠赤外線放射体を具えた掛面部構造としたうえで、寝袋側面をチヤック方式で開閉可能にし身体の出入りが自由な組合せ構成にした遠赤外線放射体を、コントローラーで37℃〜50℃の温度範囲で治療すると共に電位治療も可能にしてなる遠赤外線全身温熱器。
  2. 前記可撓性カーボン面発熱体を寝袋上掛部に内設し、身体腹部上半身面から離れた位置での照射型機構として、収納形網目式半円状カバーを腹部上半身面に設置し、その上面から寝袋掛面部を覆う構造とし、反面の寝袋敷面部には炭素系織布状抵抗体を内設した組合せの寝袋照射型温熱器は、遠赤外線熱放出量の半分を占める8μm〜10μm波長範囲を放射し、37℃〜50℃の範囲内温度で発汗作用をもたらすと共に、身体内疾患腫瘍部位の減少又は緩和効果をもたらす請求項1の遠赤外線全身温熱器。
  3. 電磁波を発生しない軽量な寝袋式温熱器の機構は、熱源を温水バイプとし、遠赤外線を放射する形状として、寝袋敷面部の上面に炭素系織布状抵抗体を身長大に内設し、該織布状抵抗体の下面にセラミック塗料を装着した循環式温水ゴム状パイプが前記敷面部に5cmピッチで蛇行配管され、当該循環式温水ゴム状パイプの挿入口は端末口は、温度過昇防止・自動温度調整回路を具えた温水発生器に装着され、反面の寝袋掛面部にも前記炭素系織布状抵抗体又はトルマリンが、身長大に内設された組合せの温水パイプから放熱する形状とし、こもり温度を含め37℃〜70℃が、前記寝袋上・下面の炭素系織布状抵抗体を透過することで遠赤外線熱放出量の半分を占める8μm〜10μm波長を放射し、発汗作用をもたらすと効果と共に、身体内疾患腫瘍部位の縮小、又は緩和効果をもたらす遠赤外線全身温熱器。
  4. 充電式電池を熱源とする軽量な寝袋式温熱器の構成は、可撓性遠赤外線放射体を内設する形状として、電圧に基づくカーボン抵抗を定め、発熱温度を30℃〜40℃で成形した発熱体を、寝袋式構造の敷面部に足面・腰面・肩面に電気加工の上設置し、挿入取出しを簡便にするため挿入口を面ファスナーで装着してなる遠赤外線全身温熱器。
  5. カイロを熱源として軽量な寝袋式温熱器の機構は、可撓性遠赤外線放射体として効果を有し寝袋敷面部に内設する形状として、綿織布にカーボン塗料を含浸・乾燥した抵抗を、軟質ポリエチレン樹脂で被着した抵抗体構造とし、当該抵抗体に接着用カイロを熱源として3〜5枚設置して遠赤外線放射体とした形状とし、前記カイロの接着反対面を表面にして寝袋敷面部の足面・腰面・肩面に分離して内設した発熱放射体を、防災用又は野外用に適応してなる遠赤外線全身温熱器。
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