JP3146487U - 圧造成形機 - Google Patents

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芳一 阪村
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株式会社阪村機械製作所
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Abstract

【課題】軸芯が一致した高精度な穴部を有する成形品を成形しながら、パンチの冷却とブランク端面への冷却液の放射とを行って焼き付きを防止する。
【解決手段】ダイ4の成形孔4a入口にパンチ誘導用テーパ部4bを形成する。パンチ6はパンチケース7に固定のセンターパンチ61と、これの外周に摺動自在に嵌挿される筒状ガイド体62とを備え、筒状ガイド体62先端にテーパ部4bに嵌合するテーパ部62aを設ける。筒状ガイド体62を所定の流体圧によりダイ側に付勢する第1押出手段8と、圧造成形後、筒状ガイド体62を押出ロッド13によりダイ側に押動させてパンチ後退時成形品をダイ内に留まらせる第2押出手段10とを設ける。筒状ガイド体62にセンターパンチ61を冷却する冷却液収容凹部62cを設ける。筒状ガイド体62先端部に収容凹部62c内の冷却液をブランクA端面に向かって放出する放出孔62dを形成する。パンチケース7に冷却液を収容凹部62cに送り込む冷却液供給装置14を設けた。
【選択図】図2

Description

本考案は、機台に設けられたダイと、該ダイに対向するようにラムの前面にパンチケースを介して取り付けられたパンチとの間でブランクを圧造加工することにより所定形状の成形品を成形する圧造成形機に関するものである。
従来、この種の圧造成形機において、例えば柱状のブランクから中央部に穴部が形成された有底筒状の成形品を圧造成形する場合、ブランクよりも小径のパンチを用い、このパンチによりチャックにて挟持されたブランクをブランクとほぼ同径の成形孔を有するダイ内に圧入することにより、中央部に穴部が形成された有底筒状の成形品を圧造成形するようになされている。
ところが、上記した圧造成形機によれば、パンチのダイへの打ち込みによりチャックに挟持されたブランクをダイの成形孔内に圧入する際、パンチの先端部のみでブランクを保持しながらダイの成形孔内に圧入して成形する構造であるため、パンチの先端部のみではブランクの保持が行いにくく、パンチに対してブランクがふらつき易い問題があり、また、パンチのダイへの圧入時におけるパンチとダイの同芯度についても狂い易く、そのため成形品の軸芯と穴部の軸芯とが正確に一致した高精度な成形品を成形しずらいものであった。
また、パンチがブランクをダイの成形孔内に圧入する際に発生する摩擦熱によりパンチが高温となり、パンチの先端部と成形品とにおいて焼き付きが発生するといった問題を有していた。
そこで、本考案は、軸芯が一致した高精度な穴部を有する成形品を成形することができながら、パンチの冷却とブランク端面への冷却液の放射とを同時に行って焼き付きを効果的に防止できる圧造成形機の提供を課題とする。
上記問題を解決するため本考案は、機台に設けられたダイと、該ダイに対向するようにラムの前面にパンチケースを介して取り付けられたパンチとの間でブランクを圧造加工することにより所定形状の成形品を成形する圧造成形機であって、ダイの成形孔の入口側先端部にパンチを誘導するテーパ部が形成されていると共に、パンチがパンチケースに固定状に取り付けられるセンターパンチと、該センターパンチの外周に摺動自在に嵌挿される筒状ガイド体とを備え、筒状ガイド体の先端にはダイのテーパ部に嵌合するテーパ部が形成され、かつ、パンチケースの奥部側に筒状ガイド体を所定の流体圧により常時はダイ側に付勢する第1押出手段が設けられると共に、圧造成形後、筒状ガイド体を押出ロッドにより強制的にダイ側に押動させてパンチの後退時に成形品をダイ内に留まらせる第2押出手段が設けられている一方、筒状ガイド体の内面に冷却液を収容してセンターパンチを冷却する収容凹部が形成されていると共に、筒状ガイド体の先端部に収容凹部内の冷却液をブランク端面に向かって放出する放出孔が形成され、かつ、パンチケースに、筒状ガイド体のダイ側への前進時に冷却液を外部側から収容凹部に送り込む冷却液供給装置が設けられていることを特徴とする。
本考案によれば、センターパンチと筒状ガイド体とでブランクを保持した状態でダイ内にブランクをふらつきなく圧入することができると共に、ダイの入口先端部と筒状ガイド体との先端部には、同角度のテーパ部が形成されているので、筒状ガイド体のテーパ部のダイのテーパ部への嵌合によりダイと筒状ガイド体との同芯度、ひいてはダイとセンターパンチとの同芯度が得られ、この嵌合状態のままセンターパンチがブランクに圧入されて成形できるので、軸芯が一致した高精度な穴部を有する成形品を成形することができる。しかも、筒状ガイド体の内面に冷却液を収容してセンターパンチを冷却する収容凹部が形成されていると共に、筒状ガイド体の先端部に収容凹部内の冷却液をブランク端面に向かって放出する放出孔が形成され、かつ、パンチケースに、筒状ガイド体のダイ側への前進時に冷却液を外部側から収容凹部に送り込む冷却液供給装置が設けられているので、積極的にパンチの冷却とブランク端面への冷却液の放射とを行ってセンターパンチと成形品との焼き付きを効果的に防止することができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本考案の圧造成形機の概略平面図を示し、この圧造成形機1には、機台2の所定位置に固設されたダイブロック3に複数のダイ4が備えられていると共に、このダイブロック3に対して前進、後退するラム5が備えられており、該ラム5の前面には、ダイ4と同数のパンチ6がそれぞれパンチケース7を介して対向配置されている。この場合、上記ダイ4とパンチ6とにより複数の圧造ステーションが構成されており、ダイ4に対するパンチの進退動と、チャック移送手段による各圧造ステーション間の素材移送とに伴ってダイ4とパンチ6との間で実行される圧造成形によって、供給されたブランクBはチャック移送手段により順次各圧造ステーションに送られて、段階的に所望形状の成形品Bへと成形されるようになっている。なお、圧造成形機1は図示したように多段式の他、単段式のものであってもよいことは勿論である。
そして、図2に示すように、例えば最終段のダイ4の成形孔4aの入口先端部にパンチ6を誘導するテーパ部4bが形成されている。一方、パンチ6は、パンチケース7に固定状に設けられるセンターパンチ61と、該センターパンチ61の外周に摺動自在に嵌挿される筒状ガイド体62とを備え、筒状ガイド体62の先端にはダイ4のテーパ部4bに嵌合するテーパ部62aが形成されている。また、パンチケース7の奥部側には、筒状ガイド体62を所定の流体圧により常時はダイ側に付勢する第1押出手段8が設けられると共に、圧造成形後、筒状ガイド体62を押し出しロッド9により強制的にダイ側に押動させてパンチ6の後退時に成形品Bをダイ4内に留まらせる第2押出手段10が設けられている。
第1押出手段8としては、パンチケース7における筒状ガイド体62の摺動通路内にエアーシリンダ室7aが形成されると共に、筒状ガイド体62の後端部にエアーシリンダ室7aの内面に沿うように挿嵌される鍔部62bが形成され、エアーシリンダ室7aへのエアーの供給により筒状ガイド体62がピストン作用でパンチケース7の前方側へ移動するようになされている。エアーシリンダ室7aには、エアー供給通路7bを介してエアー供給装置81が接続されている。なお、筒状ガイド体62の第1押出手段8としてはエアーシリンダ機構による他、例えば油圧シリンダ機構などの流体押出機構を用いてもよい。
また、第2押出手段10としては、センターパンチ61の後端部に設けられる受圧部材11及びセンターパンチ61の固定部材12を貫通した複数の押出ロッド13で筒状ガイド体62の鍔部62b後端を押し出すように構成している。押出ロッド13は、通常はエアーシリンダ室7aのエアー供給通路7b近くに待機しており、センターパンチ61によるブランクAの成形後、押出ロッド13はセンターピン61が後退するタイミングで、適宜押出機構(図示せず)の移動軸10aにより筒状ガイド体62側に押し出され、筒状ガイド体62の鍔部62aの後端をダイ側に押し出して成形品Bのダイ4からの抜け出しを阻止するようになされている。なお、押出機構としては、圧造成形機の駆動系に連動する例えばカム機構を採用したり、或いはシリンダ等の駆動機構を用いてもよい。
そして、図2及び図3に示すように筒状ガイド体62の内面には、たとえばオイルクーラントなどの冷却液を収容してセンターパンチ61を冷却する収容凹部62cが形成されていると共に、筒状ガイド体62の先端部に収容凹部62c内の冷却液をブランクA端面に向かって放出する多数の放出孔62dが形成される一方、パンチケース7に、筒状ガイド体62のダイ側への前進位置にて収容凹部62cに設けられた放射方向に延びる通孔62eに連通し、冷却液を外部側から収容凹部62cに送り込む供給通路7cが設けられ、この供給通路7cに冷却液供給装置14が接続されている。
次に、上記した実施の形態の作用について説明する。
まず、図2に示すように、ダイ4に対しパンチ側が後退した位置にあるときには、エアー供給装置81からエアーシリンダ室7aにエアーが供給されているので、筒状ガイド体62がセンターパンチ61の先端側に押し出された状態にある。次に、ラム5が前進移動すると、図4の上半部側に示すように、まず筒状ガイド体62の先端部がチャック移送手段のチャック15に保持されたブランクAにあたり、その当接による抵抗が作用すると筒状ガイド体62はセンターパンチ61に対して後退することになる。次に、センターパンチ61がブランクAにあたると、センターパンチ61と筒状ガイド体62とは一緒にブランクAを保持しながらブランクAをダイ4の成形孔4a内にふらつかせることなく押し入れる。
また、ダイ4の成形孔4aの入口先端部と筒状ガイド体62先端部には、同角度のテーパ部4b,62aが形成されているので、図4の下半部側及び図5に示すように、筒状ガイド体62のテーパ部62aのダイ4のテーパ部4bへの嵌合によりダイ4と筒状ガイド体62との同芯度、ひいてはダイ4とセンターパンチ61との同芯度が得られることになる。そして、このように筒状ガイド体62のテーパ部62aがダイ4のテーパ部4bに嵌合してダイ4とセンターパンチ61との同芯度が得られた状態のままセンターパンチ61がブランクAに圧入されて成形品ができるので、軸芯が一致した高精度な穴部を有する成形品Bを成形することができる。
一方、筒状ガイド体62の内面には、冷却液を収容してセンターパンチ61を冷却する収容凹部62cが形成されていると共に、筒状ガイド体62の先端部に収容凹部62c内の冷却液をブランクA端面に向かって放出する放出孔62dが形成され、かつ、パンチケース7に、筒状ガイド体62のダイ側への前進位置にて収容凹部62cに設けられた放射方向に延びる通孔62eに連通し、冷却液を外部側から収容凹部62cに送り込む冷却液供給装置14が設けられているので、収容凹部62c内の冷却液により成形時に摩擦熱で高温化するセンターパンチ61を冷却できると共に、次のブランクAの成形を行う場合には、そのブランク端面に冷却液を放射したうえで上記した圧造成形を行うことになる。これにより、センターパンチ61と成形品Bとの焼き付きを効果的に防止することができる。
本考案に係る圧造成形機の概略説明図である。 同圧造成形機の要部の縦断面図である。 同パンチの側面図である。 同圧造成形機の動作を説明する要部の拡大縦断面図である。 同圧造成形機によるブランクのダイへの圧入状態の説明図である。
符号の説明
1 圧造成形機
2 機台
4 ダイ
4b テーパ部
5 ラム
6 パンチ
7 パンチケース
8 第1押出手段
10 第2押出手段
61 センターパンチ
62 筒状ガイド体
62a テーパ部
62c 収容凹部
62d 放出孔
A ブランク
B 成形品

Claims (1)

  1. 機台に設けられたダイと、該ダイに対向するようにラムの前面にパンチケースを介して取り付けられたパンチとの間でブランクを圧造加工することにより所定形状の成形品を成形する圧造成形機であって、ダイの成形孔の入口側先端部にパンチを誘導するテーパ部が形成されていると共に、パンチがパンチケースに固定状に取り付けられるセンターパンチと、該センターパンチの外周に摺動自在に嵌挿される筒状ガイド体とを備え、筒状ガイド体の先端にはダイのテーパ部に嵌合するテーパ部が形成され、かつ、パンチケースの奥部側に筒状ガイド体を所定の流体圧により常時はダイ側に付勢する第1押出手段が設けられると共に、圧造成形後、筒状ガイド体を押出ロッドにより強制的にダイ側に押動させてパンチの後退時に成形品をダイ内に留まらせる第2押出手段が設けられている一方、筒状ガイド体の内面に冷却液を収容してセンターパンチを冷却する収容凹部が形成されていると共に、筒状ガイド体の先端部に収容凹部内の冷却液をブランク端面に向かって放出する放出孔が形成され、かつ、パンチケースに、筒状ガイド体のダイ側への前進時に冷却液を外部側から収容凹部に送り込む冷却液供給装置が設けられていることを特徴とする圧造成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111112533A (zh) * 2019-12-31 2020-05-08 安徽省巢湖市冠来模具有限责任公司 一种具有内冷却功能的热锻模具上模及其冷却方法

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