JP3146202U - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温の排気ガスによって二次空気供給管が熱せられることを防止し、排気管内に流れ込む酸素量の低下を抑制する排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】排気ガス浄化装置20は、エンジンに接続される排気管15と、排気管15内に配置される触媒22と、排気管15における触媒22が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管23と、二次空気供給管23と排気管15との接続部分と排気ガスを排出する排気管15の端部15iとを収容する消音器30とを備える。消音器30は、排気管15の端部15iと接続部分との間に、排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材(内壁部材35)を有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、エンジンから排出される排気ガスを、二次空気を混合させることにより浄化する排気ガス浄化装置に関する。
従来、自動二輪車の排気ガス浄化装置として、エンジンに接続された排気管内に触媒を配置し、当該触媒の上流側に二次空気供給管を接続して二次空気と排気ガスとを混合することにより、触媒の作用を活性化するものがある(例えば、特許文献1)。しかし、従来の排気ガス浄化装置では、排気管と二次空気供給管との接続部分が外部に露出している。そのため、当該接続部分の塗装が排気管内を流通する排気ガスの熱により劣化して、外観が悪化するという懸念がある。
この点、二次空気供給管を消音器内に導入し、排気管と二次空気供給管との接続部分を消音器内に収容することにより、当該接続部分の露呈を防止する排気ガス浄化装置が考えられる。
実用新案登録第2504008号公報
しかしながら、二次空気供給管を消音器内に導入する排気ガス浄化装置では、排気管の端部から排出される高温の排気ガスが、二次空気供給管側へ直接的に噴流すると、二次空気供給管が過度に熱せられてしまう。この場合、二次空気供給管内部を流通する空気は、その流通過程で熱せられ膨張してしまう。そのため、排気管内に流れ込む酸素量が低下する恐れがある。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高温の排気ガスによって二次空気供給管が熱せられることを防止し、排気管内に流れ込む酸素量の低下を抑制する排気ガス浄化装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る排気ガス浄化装置は、エンジンに接続される排気管と、前記排気管内に配置される触媒と、前記排気管における前記触媒が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管と、前記二次空気供給管と前記排気管との接続部分と、排気ガスを排出する前記排気管の端部とを収容する消音器とを備え、前記消音器は、前記排気管の前記端部と前記接続部分との間に、排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材を有することを特徴とする。
本考案では、消音器内に、排気ガスを放出する前記排気管の端部と前記接続部分との間に排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材が設けられている。そのため、排気管の端部から放出された排気ガスが直接的に二次空気供給管側へ噴流することが防止される。その結果、二次空気供給管が過度に熱せられることがなくなり、二次空気供給管から排気管内に流れ込む酸素量の低下が抑制される。また、排気管内に触媒が配置されているため、排気ガスの熱の大部分が排気管外に漏れずに触媒に供されることとなり、触媒の作用が活性化する。
ここで、流通抑制部材は、排気管の端部と接続部分との間に配置されるものであって、例えば、排気管の端部が配置される膨張室と二次空気供給管とを隔離する隔壁や、排気管の端部から噴流する排気ガスが直線的に接続部分に達することを制限する遮蔽物などである。また、流通抑制部材の形状は、消音器の短手方向の断面形状に合わせた円形や楕円形に限られず、例えば、半円形など種々の形状であってよい。また、流通抑制部材は、消音器の全内周面に接合されることで支持されてもよいし、消音器の内周面の一部又は消音器内に配置された配管などによって支持されてもよい。また、流通抑制部材は、板状の部材でもよいし、消音器内部の膨張室の大きさを鑑みて、その一部に凸部や凹部を有する部材であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本考案に係る他の排気ガス浄化装置は、エンジンに接続される排気管と、前記排気管内に配置される触媒と、前記排気管における前記触媒が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管と、前記二次空気供給管と前記排気管との接続部分と、排気ガスを排出する前記排気管の端部とを収容する消音器と、を備え、前記消音器は、前記排気管の前記端部と前記二次空気供給管の前記消音器内に収容される部分との間に、排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材を有することを特徴とする。この考案では、排気管の端部から放出された排気ガスが直接的に二次空気供給管側へ噴流することはないため、二次空気供給管が過度に熱せられることはなく、二次空気供給管から排気管内に流れ込む酸素量の低下が抑制される。
また、本考案の一態様では、前記消音器は、少なくともその外壁の一部が内壁部材と外壁部材の2重構造をなし、前記二次空気供給管は、前記内壁部材と前記外壁部材の間を通って前記消音器内に導入され、前記流通抑制部材は前記内壁部材であることを特徴とする。この態様では、二次空気供給管は、前記内壁部材と前記外壁部材の間を通って前記消音器内に導入されている。そのため、内壁部材が、排気ガスが二次空気供給管側に直接的に噴流することを抑制するので、二次空気供給管が過度に高温となることが防止されている。また、外壁部材によって、二次空気供給管の排気管側の下流部が外気に曝されることが防止される。その結果、消音器内に保持されている熱により、低温の二次空気はわずかに昇温されて排気管内に流れ込むようになり、触媒の作用がより活性化する。
また、この態様では、前記消音器は、中空胴部と該中空胴部の開口部に接合される蓋部材とを含んで構成され、前記蓋部材が内壁部材と外壁部材の2重構造をなすようにしてもよい。このようにすれば、蓋部材が内壁部材と外壁部材の2重構造であり、内壁部材が流通抑制部材として機能するので、例えば、消音器内に排気ガスの流通を抑制する専用の部材を配置する場合に比べ、組み立てが容易な排気ガス浄化装置が実現される。
また、本考案の一態様では、前記消音器はその内部に複数の膨張室を備え、前記流通抑制部材は前記消音器の前記膨張室を隔てる隔壁としても用いられていることを特徴とする。この態様によれば、消音器の膨張室を隔てる隔壁を、排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材として用いているので、排気ガス浄化装置の部品点数を増やすことなく、二次空気供給管から排気管内に流れ込む酸素量の低下を抑制できる。
また、上記課題を解決するために、本考案に係る他の排気ガス浄化装置は、エンジンに接続される排気管と、前記排気管内に配置される触媒と、前記排気管の前記触媒が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管と、前記二次空気供給管と前記排気管との接続部分と、排気ガスを排出する前記排気管の端部とを収容する消音器と、を備え、前記二次空気供給管の前記消音器内に収容される部分は、前記排気管の前記端部から排出される排気ガスが直接的に噴流する領域以外の部分に配置されていることを特徴とする。本考案によれば、二次空気供給管の消音器内に収容される部分は、排出された排気ガスが直接的に噴流する領域以外の部分に配置される。そのため、二次空気供給管が過度に熱せられることはなく、二次空気供給管から排気管内に流れ込む酸素量の低下が抑制される。
また、本考案の一態様では、前記排気管は、端部から排気ガスを排出する直管部を有し、前記消音器は、前記直管部の前記端部を収容し、前記二次空気供給管は、前記直管部の端部から該直管部の延伸方向に伸びる前記消音器内の空間領域との交差を回避するように、設けられることを特徴とする。この態様によれば、二次空気供給管が、直管部の延伸方向の空間領域との交差を回避して、消音器内に設けられている。そのため、直管部の端部から排出された排気ガスが直接的に二次空気供給管側へ排出されることはなく、二次空気供給管が過度に熱せられることが防止される。つまり、排気ガスは、直管部から排出され膨張し、その温度が低下した後に、初めて二次空気供給管に触れる。その結果、二次空気供給管が過度に熱せられることは防止される。
また、本考案の一態様では、前記二次空気供給管は、前記排気管の端部よりも、該端部から排出される排気ガスの排出方向とは逆方向の側に配設される。この態様によれば、二次空気供給管が、排気管の端部よりも、端部から排出される排気ガスの排出方向とは逆側に位置する排気管に接続されている。そのため、排気管の端部から排出された排気ガスが直接的に二次空気供給管側へ達することは抑制され、二次空気供給管が過度に熱せられることは防止されている。
また、本考案に係る鞍乗型車両は、上記いずれかの排気ガス浄化装置を備えたものである。鞍乗型車両は、例えば自動二輪車(スクータを含む)、四輪バギー、スノーモービル等である。本考案では、排気管の端部から放出された排気ガスが直接的に二次空気供給管側に噴流することが防止されている。そのため、二次空気供給管の温度が過度に上昇することが防止され、排気ガスに混合する二次空気中の酸素量の低下が抑制される。そして、触媒の作用がより活性化するので、よりクリーンな排気ガスが消音器から排出されるようになり、環境に良い鞍乗型車両が実現される。
以下、本考案の一実施形態について図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は、本考案の第1の実施形態に係る排気ガス浄化装置を説明するための図である。図1は本考案に係る鞍乗型車両の一形態である自動二輪車の外観側面図、図2は、第1の実施形態に係る排気ガス浄化装置20の断面図であり、図3は排気ガス浄化装置20の車両進行方向に対して前方部分を示す斜視図である。図4は、図2のIV−IV線断面図である。
図1において、自動二輪車1のアンダボーン型の車体フレーム2の前端部は、フロントフォーク3を左右回動可能に支持する。車体フレーム2の中央部は、ユニットスイング式エンジンユニット4を上下揺動可能に支持している。該エンジンユニット4の上方には、シート5が取り付けられている。フロントフォーク3の下端には前輪6が配設され、上端にはハンドル7が配設されている。エンジンユニット4の後端部には後輪8が配設されている。エンジンユニット4は、4サイクル水冷式エンジンとVベルト式無段変速機を備えた伝動ケースとを一体化した構造のものであり、エンジン10は気筒軸を概ね水平前方に向けて搭載されている。
エンジン10には、エンジン10の駆動により排出される排気ガスを車両進行方向(同図においてFrが示す方向)後方へ排出する排気管15が接続されている。排気管15はエンジン10との接続部分から車両進行方向に対して右側に延びた後,車体後方に概ね直線状に延びている。該排気管15の下流部15a(以下において排気管下流部とする、図2参照)は消音器30に収容されている。消音器30には、車両進行方向後方に排気ガスを排出するテールパイプ17が接続されている。
後輪8の車両進行方向右側には、エンジン10から排出された排気ガス中のNOx、CO、HCを浄化する排気ガス浄化装置20が配置されている。排気ガス浄化装置20は消音器30と排気管下流部15aとを備えている。排気ガス浄化装置20の上部にはブラケット18が接合されており、該ブラケット18はエンジンユニット4にボルト締め固定されている。これにより、排気ガス浄化装置20はエンジンユニット4と共に上下揺動するようになっている。排気ガス浄化装置20を構成する消音器30内部には二次空気供給管23が導入されており、二次空気供給管23の端部は排気管下流部15aに接続されている(図2乃至図4参照)。
二次空気供給管23の消音器30の外部に突出している他端部には二次空気導入パイプ25の一端側が接続されており、該二次空気導入パイプ25の他端側はリードバルブアッシィ26に接続されている。このリードバルブアッシィ26は、後部カバーの内側であって、シート5後部下方に、且つ、後輪8の上方に配置されている。リードバルブアッシィ26は、二次空気の後述する触媒側への流れのみを許容し、反対方向への流れを阻止する機能を有している。
図2乃至図4に基づいて、本考案の第1の実施形態に係る排気ガス浄化装置20について詳細に説明する。
図2に示すように、排気ガス浄化装置20を構成する消音器30は、横断面概ね楕円形状をなす筒体である中空胴部32と、該中空胴部32の車両進行方向前方の開口部と接合される前方蓋部材34と、車両進行方向後方の開口部と接合される後方蓋部材36とを含んで構成されている。中空胴部32、前方蓋部材34及び後方蓋部材36は、それぞれ2重構造をなしている。中空胴部32の外側の部材と内側の部材の間にはグラスウール32aが装填されており、消音器30の遮熱性を高めている。
消音器30内部は、第1隔壁57と第2隔壁58とによって、車両進行方向前方から順に、1次膨張室50、2次膨張室51、3次膨張室52に区画されている。1次膨張室50と2次膨張室51には、第1隔壁57を貫通して、1次膨張室50から2次膨張室51への排気ガスの流通を可能にする第1配管56が設けられている。また、2次膨張室51と3次膨張室52には、第2隔壁58を貫通して、2次膨張室51から3次膨張室52への排気ガスの流通を可能にする第2配管54が設けられている。
前方蓋部材34は、外壁部材39と、内壁部材(流通抑制部材)35と、筒状蓋部材33とから構成されている。外壁部材39は、概略椀状に形成され、その底部に排気管下流部15aの導入口39aが形成されている。筒状蓋部材33は、筒状に形成され、その一端部33bが外壁部材39の導入口39aの縁部39dに接合されている。
内壁部材35は、概略椀状に形成され、その縁部35cは外壁部材39の縁部39cと同型となっており、外壁部材39の縁部39cの内側に接合している。内壁部材35は、その底面のうち半円形状の部分に、他の部分より深い底部35aを有している(図4参照)。内壁部材35は、外壁部材39の内側に填め込まれ、その縁部35cの複数箇所で外壁部材39の縁部39cの内側に接合している。なお、内壁部材35にも、排気管下流部15aを挿通するための挿通孔35dが形成されている。
排気管下流部15aは、筒状蓋部材33の他端側の排気管導入口33aから消音器30内に導入されている。排気管下流部15aは、車両進行方向前方から後方に向けて、消音器30の長手方向に延伸し、排気管下流部15aの車両進行方向最後部15cがU字状に曲げられている。そして、排気ガスを放出する端部15iは、車両進行方向の最前方に位置する1次膨張室50に位置している。これにより、消音器30内に収容される排気管下流部15aの長さが維持されつつも、消音器30の長手方向の長さは短くなっている。
排気管下流部15aの内部には、主として還元作用を為す上流側触媒21と、主として酸化作用を為す下流側触媒22の二つの触媒が配置されている。上流側触媒21は筒状蓋部材33の内側に位置するように、排気管下流部15a内に配置されている。排気管15の上流側から供給された排気ガスは、上流側触媒21と下流側触媒22を流通した後、排気管下流部15aの端部15iから1次膨張室50内に放出される。なお、筒状蓋部材33の排気管導入口33aの端部にはテーパ部が形成されており、該テーパ部の先端部は排気管下流部15aの側部を支持している。
排気管下流部15aの外壁部材39と内壁部材35との間に位置する部分であって、上流側触媒21より下流側の部分には、二次空気供給管23が接続されている。ここで、図4及び図3を参照して、二次空気供給管23の排気管下流部15aへの接続について説明する。なお、図4においては排気ガス浄化装置20の左側に車両の後輪8が表されている。同図に示すように、外壁部材39の車体側上方に挿通孔39bが設けられており、該挿通孔39bから二次空気供給管23が消音器30内部に挿通されている。
二次空気供給管23は、第1の部分供給管23dと第2の部分供給管23eとから構成されている。図4では、内壁部材35の底部35aの断面が半円状に示されている。第1の部分供給管23dは、この内壁部材35の底部35aの側面に沿うようにして消音器30内部に導入されている。第1の部分供給管23dの一端部23gは、消音器30内の下部に配設されている排気管下流部15aと接続している。排気管下流部15aには二次空気流入口15fが設けられており、第1の部分供給管23dの一端部23gと該二次空気流入口15fの周縁とが溶接接合される。
なお、排気管下流部15aの二次空気流入口15fの近傍においては、排気管下流部15aは、略半円筒状の下側半円筒部材15gと、同じく略半円筒状の上側半円筒部材15hとを有している(図2参照)。下側半円筒部材15gは排気管下流部15aの下側を構成し、上側半円筒部材15hは排気管下流部15aの上側を構成している。上側半円筒部材15hの側部と下側半円筒部材15gの側部とが接合することにより、筒状の排気管下流部15aが形成されている。上側半円筒部材15hに二次空気流入口15fが形成されている。また、第1の部分供給管23dの他端部23hと第2の部分供給管23eの側部23e´とは、消音器30外側で溶接接合されている。これにより、排気ガス浄化装置20の組み立て時には、第1の部分供給管23dを消音器30内に収容した後、第1の部分供給管23dの他端部23hに第2の部分供給管23eを接続させることができ、排気ガス浄化装置20の組み立てが容易となっている。
図2に示すように、二次空気供給管23は、消音器30の外側から内壁部材35と外壁部材39との間を通って消音器30内に導入され、内壁部材35と外壁部材39との間で排気管下流部15aに接続されている。排気管下流部15aと二次空気供給管23との接続部分と、排気管下流部15aの該接続部分より下流側(端部15iを含む)とが、消音器30内部に収容されている。また、排気管下流部15aのうち、排気管下流部15aと二次空気供給管23との接続部分より下流側の排気管下流部15aは、内壁部材35に設けられた挿通孔35dから、内壁部材35と中空胴部32と後方蓋部材36が構成する筒状本体内に導入されている。
上述したように、排気管下流部15aの端部15iは、消音器30内部の車両進行方向最前方に設けられた1次膨張室50内部に配置されている。また、図2乃至図4に示すように、第1の部分供給管23dは、消音器30の外側から内壁部材35と外壁部材39の間を通って、消音器30内部に導入されている。そのため、排気管下流部15aの端部15iと第1の部分供給管23dとの間に内壁部材35が設けられることとなる。そして、この内壁部材35は、排気管下流部15aから放出された排気ガスが第1の部分供給管23d側へ直接的に噴流することを抑制する流通抑制部材として機能している。
すなわち、本実施形態において、内壁部材35としての流通抑制部材は、排気管下流部15aの端部15iから、消音器30内に収容されている第1の部分供給管23dの側部に至る全方向を遮蔽している。そのため、該端部15iから排出され、第1の部分供給管23d側へ向けて噴流した排気ガスは、該内壁部材35に衝突するので、排気ガスの第1の部分供給管23dへの直接的な噴流は抑制されている。
さらに、上述したように、内壁部材35の縁部35cは、外壁部材39の縁部39cと同型に形成され、縁部35cの外側と外壁部材39の縁部39cの内側とが複数個所で接合されている。したがって、1次膨張室50で膨張し温度の下がった少量の排気ガスのみが、内壁部材35と外壁部材39との間の隙間から、内壁部材35の外側に流れ出る。そのため、第1の部分供給管23dが構成する二次空気供給管23が過度に熱せられることはなく、二次空気中の酸素量の低下が抑制されている。
また、内壁部材35は、断面が半円状となるように形成された概略椀状の底部35aを有しており、該底部35aは、排気管下流部15aの端部15iの対向する位置に配置されている。そのため、排気管下流部15aの端部15iから底部35a方向に噴流した排気ガスは、底部35aに衝突し、排気ガスの二次空気供給管23側への流出は抑制されている。また、底部35aの形状が概略椀状に形成されているため、排気ガスは底部35aに滞留することなく、スムーズに噴流方向を反転させて、第1配管56側へ流れるようになっている。
また、二次空気供給管23内を流通する空気は、外壁部材39、筒状蓋部材33及び中空胴部32の内部に保持されている熱によって、第1の部分供給管23d内を流通する間に、外気に比べわずかに昇温される。その結果、触媒が活性化温度へ達する時間が短縮されている。
なお、上記実施形態では、二次空気供給管23は、外壁部材39の車体側上方に形成された挿通孔39bから消音器30内に導入されて、上側半円筒部材15hに形成された二次空気導入口15fの周縁に接続されている。しかしながら、二次空気供給管23の導入経路はこれに限られない。例えば、挿通孔39bが外壁部材39の下方に形成されるとともに、二次空気導入口15fが下側半円筒部材15gに形成されてもよい。そして、二次空気供給管23は、該挿通孔39bから消音器30内に導入され、下側半円筒部材15gに形成された二次空気導入口15fの周縁に接続されてもよい。この場合、排気管下流部15aの端部15iと二次空気供給管23の消音器30内に収容される部分との間に、排気管下流部15a自身(上側半円筒部材15h)が位置することとなる。したがって、流通抑制部材としての内壁部材35を消音器30内に設けることなく、排気管下流部15a自体を排気ガスの流通抑制部材として機能させることができる。
次に、図5及び図6に基づいて、本考案の第2の実施形態に係る排気ガス浄化装置200について説明する。図5は本考案の第2の実施形態に係る排気ガス浄化装置200であり、図6は図5のVI−VI線断面図である。ここでは、第2の実施形態に係る排気ガス浄化装置200のうち、第1の実施形態に係る排気ガス浄化装置20と同様の箇所については、同一符号を付し、以下では詳細な説明は省略する。また、本実施形態においても、二次空気供給管23は、第1の部分供給管23dと第2の部分供給管23eとから構成されているが、これについては、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
排気管下流部15aは直管部15kを有し、該直管部15kの端部15iから排気ガスを消音器30内に排出する。直管部15kの端部15iから該直管部15kの延伸方向に伸びる消音器30内の空間領域Vとの交差を回避するように、二次空気供給管23は設けられている。
具体的には、図5に示すように、排気管下流部15aは、筒状蓋部材33の排気管導入口33aから消音器30内に導入され、消音器30内の下側において、車両進行方向後方に向けて延伸している。排気管下流部15aの車両進行方向後方に延伸する部分の内部には、まず上流側に上流側触媒21が配置されている。そして、該上流側触媒21の下流側に二次空気導入口15fが形成され、二次空気導入口15fの下流側に下流側触媒22が収容されている。排気管下流部15aの車両進行方向最後部15cはU字状に曲げられ、当該車両進行方向最後部15cに連なる直管部15kは車両進行方向前方に向けて延伸している。直管部15kの端部15iは、上述した二次空気導入口15fより車両進行方向後方に位置している。
直管部15k内部を流通する排気ガスは、車両進行方向前方(同図Gに示す方向)に向けて流通し、該直管部15kの端部15iから消音器30内に排出される。排出された排気ガスは、消音器30内で膨張しつつさらに車両進行方向前方にむけて噴流する。特に、該直管部15kの延伸方向に伸びる消音器30内の空間領域V内では、未だ膨張しきれていない高温の排気ガスが噴流する。そのため、消音器30内で該空間領域Vと交差する位置に二次空気供給管23が配設されると、二次空気供給管23は過度に熱せられることとなる。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、二次空気供給管23は、直管部15kの端部15iに対向する位置を回避して消音器30内に導入されている。具体的には、二次空気供給管23は、車両進行方向前方であって外壁部材39の車体側上方に形成された挿通孔39bから消音器30内に導入されている。そして、二次空気供給管23は、消音器30の中心軸方向にむけて延伸した後、曲部23d´にて僅かに下方に向けて曲がり、さらに延伸している。そして、二次空気供給管23の端部23gは、上側半円筒部材15hに形成された二次空気導入口15fの周縁と接合している。
排気管下流部15aは、消音器30内の下側で延伸し、車両進行方向最後部15cでU字状に曲がっている。そのため、直管部15kの端部15iは、図6に示すように、消音器30内の下側で延伸する排気管下流部15aの上方に位置している。二次空気供給管23は、上述したように、直管部15kの端部15iの対向する位置を回避して消音器30内に導入されている。そして、二次空気供給管23は、該直管部15kの延伸方向に伸びる空間領域Vと交差することのないように、消音器30内に配置され、その端部23gは、端部15iより車両進行方向前方に形成された二次空気導入口15fの周縁部に接続されている。これによって、流通抑制部材(内壁部材35)を消音器30内に配置することなく、二次空気供給管23が排気ガスにより過度に熱せられることを防止できている。なお、挿通孔39bが形成される位置は、例えば、外壁部材39のさらに車体側又は消音器30の下部を構成する壁部材など、直管部15kの端部15iの対向する位置を回避する任意の位置であってよい。
次に、図7及び図8に基づいて、本考案の第3の実施形態に係る排気ガス浄化装置201について詳細に説明する。図7は、本考案の第3の実施形態に係る排気ガス浄化装置201であり、図8は図7のVIII−VIII線断面図である。ここでは、第3の実施形態に係る排気ガス浄化装置201のうち、第1の実施形態に係る排気ガス浄化装置20と同様の箇所については、同一符号を付し、以下では詳細な説明は省略する。なお、図8においては、隔壁を貫通して各膨張室間の排気ガスの流通を可能にする配管、及びテールパイプは省略されている。また、図7においては、二次空気供給管23は、二点鎖線で示されている。
図7に示すように、排気ガス浄化装置201を構成する消音器30は、中空胴部32と、該中空胴部32の車両進行方向前方の開口部と接合される椀状の前方蓋部材34と、車両進行方向後方の開口部と接合される後方蓋部材36とを含んで構成されている。
中空胴部32、前方蓋部材34及び後方蓋部材36は、それぞれ2重構造をなしている。中空胴部32の外側の部材と内側の部材との間にはグラスウール32aが装填されている。前方蓋部材34は、消音器30の外壁を構成する椀状の外壁部材61と、該外壁部材61の内側に配置され消音器30の内壁を構成する椀状の内壁部材63と含んで構成されている。両部材には挿通孔34aが設けられている。該挿通孔34aには、車両進行方向前方から後方に向けて、消音器30の長手方向に延伸する排気管下流部15aが挿通されている。排気管下流部15aの全体が、消音器30内部に収容されている。排気管下流部15aの内部には上流側触媒21と下流側触媒22が配置され、これらは消音器30の内側に位置している。
消音器30内部は、第1隔壁57と第2隔壁58とによって、車両進行方向後方から順に、1次膨張室50、2次膨張室51、3次膨張室52に区画されている。1次膨張室50と2次膨張室51には、第1隔壁57を貫通する第1配管56が設けられている。また、2次膨張室51と3次膨張室52とには、第2隔壁58を貫通する第2配管54が設けられている。第1隔壁57の縁部57´及び第2隔壁58の縁部58´は、中空胴部の内周面と溶接接合されている。また、第1隔壁57は第1配管56の側部と溶接接合され、第2隔壁58は第2配管54の側部と溶接接合されている。なお、排気管下流部15aは第1隔壁57及び第2隔壁58を貫通して、これらの隔壁によって消音器30の内部で支持されている。また、3次膨張室52で膨張した排気ガスを車両後方へ排出する第3配管55は、第2隔壁58及び第1隔壁57を貫通して、テールパイプ17と接続されている。
図8に示すように、二次空気供給管23は、消音器30の3次膨張室52内及び2次膨張室51内で、排気管下流部15aの軸線方向と同一方向に延伸している。そして、二次空気供給管23は、2次膨張室51内に配置される屈曲部23cにて排気管下流部15a側へ屈曲し、二次空気供給管23の端部23aは2次膨張室51内で排気管下流部15aに接続している。
具体的には、二次空気供給管23の端部23aは、図8に示すように、排気管下流部15aの上流側触媒21と下流側触媒22との間に設けられた二次空気流入口15fに接合されている。この二次空気流入口15fは、2次膨張室51内に位置している。二次空気供給管23の端部23aには、円環状の補強部材42が嵌められている。補強部材42は、二次空気供給管23の端部23aに溶接接合されるとともに、排気管下流部15aの側壁に設けられる二次空気流入口15fの周辺部15f´にも溶接接合されている。これにより、排気管下流部15aによる二次空気供給管23の支持強度が増している。また、二次空気供給管23は、第2隔壁58を貫通し、該第2隔壁58によって支持されている。これにより、二次空気供給管23は消音器30内で揺動することが防止され、耐久性に優れた排気ガス浄化装置201が実現されている。
図7及び図8に示すように、排気ガスを1次膨張室50に放出する排気管下流部15aの端部15iと、二次空気供給管23が排気管下流部15aに接続する接続部分との間に、第1隔壁57は設けられている。これにより、第1隔壁57は、排気管下流部15aの端部15iから排出された排気ガスが二次空気供給管23側へ直接的に噴流することを抑制する流通抑制部材として機能している。
すなわち、第1隔壁57は、排気管下流部15aの端部15iから、消音器30内に収容される二次空気供給管23の側部に至る全方向を遮蔽している。本実施形態では、排気管下流部15aの端部15iは、1次膨張室50に配置されている。また、上述したように、二次空気供給管23は、それとは異なる膨張室、すなわち2次膨張室51と3次膨張室52とに配置され、2次膨張室51で排気管下流部15aと接続している。1次膨張室50と2次膨張室51とを隔てる第1隔壁57の縁部57´は、中空胴部32の内周面と溶接接合されている。このため、第1隔壁57が障壁となり、排気ガスが二次空気供給管23側へ直接的に噴流することはなくなり、第1配管56を流通し、2次膨張室51で膨張した排気ガスが、二次空気供給管23と接触するようになっている。このため、二次空気供給管23内を流通する二次空気が過度に熱せられることはなく、二次空気中の酸素量が低下することが防止されている。
また、2次膨張室51で膨張した排気ガスは第2配管54を流通して、3次膨張室52へ流入して再び膨張する。3次膨張室52で膨張した排気ガスは、二次空気供給管23の3次膨張室52に位置する部分23i(二次空気供給管上流部)と接触する。そして、その熱が二次空気供給管上流部23iに伝達される。3次膨張室52で膨張する排気ガスは、排気管下流部15a内を流通している排気ガスより低温であり、二次空気供給管上流部23iが過度に熱せられることも防止されている。
また、上述したように、二次空気供給管23は2次膨張室51及び3次膨張室52内を通って、排気管下流部15aに接続されている。そのため、各膨張室内の排気ガスによって、二次空気供給管23内を流通する空気は、外気に比べわずかながら昇温されており、触媒が活性化温度へ達する時間が短縮されている。
次に図9に基づいて、本考案の第4の実施形態について詳細に説明する。図9は、本考案の第4の実施形態に係る排気ガス浄化装置202を示す図であり、排気ガス浄化装置202の車両進行方向後方の断面図である。ここでは、第4の実施形態に係る排気ガス浄化装置202のうち、第3の実施形態に係る排気ガス浄化装置201と同一の箇所については、同一符号を付し、以下では詳細な説明は省略する。なお、図9においては、隔壁を貫通して各膨張室間の排気ガスの流通を可能にする配管、テールパイプ及び3次膨張室は省略されている。
本実施形態では、排気管下流部15aの端部15iより、該端部15iから排出される排気ガスの排出方向とは逆方向(ここでは、車両進行方向前方)に位置する排気管下流部15aに、二次空気供給管23は接続されている。以下、詳細に説明する。図9に示すように、消音器30内部は、第1隔壁57と第2隔壁(不図示)によって、車両進行方向後方から、順次1次膨張室50、2次膨張室51、3次膨張室(不図示)に区画されている。なお、本実施形態では、消音器30の消音性能を向上させるため、1次膨張室50の容積が上記実施形態より大きく形成されている。
排気管下流部15aは、消音器30内で車両進行方向前方から後方に向けて延伸している。排気管下流部15aの内部には、上流側に上流側触媒21が配置され、その下流側に二次空気導入口15fが形成され、該二次空気導入口15fの下流側には下流側触媒22が配置されている。そして、排気管下流部15aの端部15iは、車両進行方向最後部に設けられた1次膨張室50に配置されている。排気管下流部15aを流通する排気ガスは、排気管下流部15aの端部15iから車両進行方向後方(同図Gが示す方向)に向けて排出され、第1膨張室50内で膨張し、その温度が低下する。
二次空気供給管23は、排気管下流部15aと離間しつつ、車両進行方向前方から後方に向けて該排気管下流部15aと平行に配設されている。そして、3次膨張室及び2次膨張室51を通って、1次膨張室50まで延伸している。二次空気供給管23は、1次膨張室50に位置する屈曲部23cにおいて排気管下流部15a側へ屈曲している。そして、二次空気供給管23は、排気管下流部15aの端部15iより車両進行方向前方に形成される二次空気導入口15fの周縁と、補強部材42とに接合されている。そして、二次空気供給管23は、排気管下流部15aの端部15iより、排気ガスの排出方向と逆方向に配置される排気管下流部15aに接続されている。これによって、二次空気供給管23のいずれの部分も、排気管下流部15aの端部15iから排出された直後の排気ガスとは、端部15iを挟んで反対側に位置することとなる。そのため、排気ガスは端部15iから排出され膨張し、その温度が低下した後に、二次空気供給管23と触れることとなる。これによって、二次空気供給管23が過度に熱せられることが防止されている。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、以上説明した排気ガス浄化装置20乃至202では、流通抑制部材は、内壁部材又は膨張室を区画する隔壁としても機能している。しかしながら、排気管15の端部15iから放出された排気ガスが二次空気供給管23側へ直接的に噴流することを防止する専用の部材が、流通抑制部材として消音器30内部に配置されてもよい。
また、以上説明した排気ガス浄化装置20乃至202では、流通抑制部材として機能する内壁部材又は隔壁は、その外周縁が消音器30の内周面と接合されることで、支持されていた。しかしながら、流通抑制部材の支持方法はこれに限られない。例えば、流通抑制部材は、消音器30の内壁の一部分や、排気管下流部15aや、各膨張室間の排気ガスの流通を可能にしている配管などによって支持されてもよい。
本考案の第1の実施形態による排気ガス浄化装置が配設された自動二輪車の側面図である。 上記排気ガス浄化装置の断面図である。 上記排気ガス浄化装置の車両進行方向前方の斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 第2の実施形態による排気ガス浄化装置の断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 第3の実施形態による排気ガス浄化装置の断面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 第4の実施形態による排気ガス浄化装置の車両進行方向後方の断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車、2 車体フレーム、3 フロントフォーク、4 エンジンユニット、5 シート、6 前輪、8 後輪、10 エンジン、15 排気管、15a 排気管下流部、15i 排気管下流部の端部(排気管の端部)、17 テールパイプ、18 ブラケット、20,200,201,202 排気ガス浄化装置、21 上流側触媒、22 下流側触媒、23 二次空気供給管、23d 第1の部分供給管、23e 第2の部分供給管、25 二次空気導入パイプ、26 リードバルブアッシィ、30 消音器、32 中空胴部、33 筒状蓋部材、34 前方蓋部材、35 内壁部材(流通抑制部材)、35a 内壁部材の底部、36 後方蓋部材、39 外壁部材、50 1次膨張室、51 2次膨張室、52 3次膨張室、54 第2配管、56 第1配管、57 第1隔壁(流通抑制部材)、58 第2隔壁、61 外壁部材、63 内壁部材。

Claims (9)

  1. エンジンに接続される排気管と、
    前記排気管内に配置される触媒と、
    前記排気管における前記触媒が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管と、
    前記二次空気供給管と前記排気管との接続部分と、排気ガスを排出する前記排気管の端部とを収容する消音器と、を備え、
    前記消音器は、前記排気管の前記端部と前記接続部分との間に、排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材を有する、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. エンジンに接続される排気管と、
    前記排気管内に配置される触媒と、
    前記排気管における前記触媒が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管と、
    前記二次空気供給管と前記排気管との接続部分と、排気ガスを排出する前記排気管の端部とを収容する消音器と、を備え、
    前記消音器は、前記排気管の前記端部と前記二次空気供給管の前記消音器内に収容される部分との間に、排気ガスの流通を抑制する流通抑制部材を有する、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 請求項1又は2に記載の排気ガス浄化装置において、
    前記消音器は、少なくともその外壁の一部が内壁部材と外壁部材の2重構造をなし、
    前記二次空気供給管は、前記内壁部材と前記外壁部材の間を通って前記消音器内に導入され、
    前記流通抑制部材は前記内壁部材である、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  4. 請求項3に記載の排気ガス浄化装置において、
    前記消音器は、中空胴部と該中空胴部の開口部に接合される蓋部材とを含んで構成され、
    前記蓋部材が内壁部材と外壁部材の2重構造をなしている、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  5. 請求項1又は2に記載の排気ガス浄化装置において、
    前記消音器はその内部に複数の膨張室を備え、
    前記流通抑制部材は前記消音器の前記膨張室を隔てる隔壁である、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  6. エンジンに接続される排気管と、
    前記排気管内に配置される触媒と、
    前記排気管の前記触媒が配置された位置よりも上流側に接続される二次空気供給管と、
    前記二次空気供給管と前記排気管との接続部分と、排気ガスを排出する前記排気管の端部とを収容する消音器と、を備え、
    前記二次空気供給管の前記消音器内に収容される部分は、前記排気管の前記端部から排出される排気ガスが直接的に噴流する空間領域以外の部分に配置されている、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  7. 請求項6に記載の排気ガス浄化装置において、
    前記排気管は、端部から排気ガスを排出する直管部を有し、
    前記消音器は、前記直管部の前記端部を収容し、
    前記二次空気供給管は、前記直管部の端部から該直管部の延伸方向に伸びる前記消音器内の空間領域との交差を回避するように、設けられる、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  8. 請求項6に記載の排気ガス浄化装置において、
    前記二次空気供給管は、前記排気管の端部よりも、該端部から排出される排気ガスの排出方向とは逆方向の側に配設される、
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の排気ガス浄化装置を備えた鞍乗型車両。
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