JP3144170B2 - インストルメントパネルの取付構造 - Google Patents

インストルメントパネルの取付構造

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JP3144170B2
JP3144170B2 JP20387993A JP20387993A JP3144170B2 JP 3144170 B2 JP3144170 B2 JP 3144170B2 JP 20387993 A JP20387993 A JP 20387993A JP 20387993 A JP20387993 A JP 20387993A JP 3144170 B2 JP3144170 B2 JP 3144170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインストルメントパネ
ルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインストルメントパネルの取付構
造としては、例えば図5、図6に示すものがある(19
91年10月トヨタ自動車株式会社発行の「E−JZS
141系修理書下巻」12−109頁参照)。
【0003】すなわち、図5のように、インストルメン
トパネル1は上部の複数の位置決め部3において車体側
パネルに位置決められ、その他の箇所においてボルト5
等により車体側に固定されている。位置決め部3は例え
ば図5のVI−VI線矢視における断面で示す図6のように
なっている。すなわち、車体側パネルであるダッシュア
ッパーパネル7にはロケート穴9が設けられ、インスト
ルメントパネル1側にはロケートピン11が設けられて
いる。そして、ロケート穴9に樹脂製のキャップ13を
介してロケートピン11が差し込まれ、インストルメン
トパネル1の上部がダッシュアッパーパネル7に対して
位置決められている。
【0004】このように、キャップ13の存在により、
ロケートピン11とロケート穴9とのメタル接触を避け
ることができ、車体振動等によるロケート穴9及びロケ
ートピン11のメタル接触による低級音の発生を防止す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャッ
プ13はインストルメントパネル1の取付けに際して予
めロケート穴9に嵌入係止させておく必要があり、作業
が煩雑であるという問題があった。また、キャップ13
は中空形状をしており多数個を部品としてストックして
おく場合にその容積が嵩み、多くのスペースを必要とす
るという問題があった。
【0006】このような問題に対し、樹脂製のキャップ
13に代えて図7に示すようなシート材15を用いるこ
とが考えられる。このシート材15は、例えば所定の厚
さの不織布で全体形状が矩形に形成され、中央部に十字
の切れ目17を有している。この十字の切れ目17によ
って斜め上下に4つの舌片19a,19b,19c,1
9dを形成している。このシート材15をロケート穴9
を閉塞するように配置し、十字の切れ目17を突き抜け
るようにしてロケートピン11をロケート穴9に嵌合さ
せる。これによって図8、図9のようにシート材15の
舌片19a,19b,19c,19dがロケート穴9内
に入り込み、上記キャップ13と略同様の機能を奏させ
ることが可能である。そして、シート材15を用いるこ
とによりインストルメントパネル1の取付けに際し、前
記キャップ13のように予めロケート穴9に嵌入係止さ
せる作業が不要となり、作業性が向上する。また、シー
ト材15はストック状態において図7のように平板であ
るため、ストックスペースを大幅に減少させることが可
能である。
【0007】しかしながら、シート15の切れ目17が
十字であると、図9のようにロケートピン11の上下1
1a,11bの部分に舌片19a,19b,19c,1
9dが存在しない状態となる恐れがあり、この部分でロ
ケート穴9との間にメタル接触が起って低級音を招く恐
れがある。
【0008】また、十字の切れ目17が図9のように開
かれた時、その先端17aの強度を保つため、先端17
aからの距離が最短距離となるシート材15の上下左右
の辺21a,21b,21c,21dまでの距離Sを所
定以上に確保する必要がある。このためシート材15の
上下左右の辺21a,21b,21c,21dの長さは
十字の切れ目17の長さ+2倍のSが最低限必要とな
り、シート材15の面積減少に限界がある。
【0009】なお、シート材15を図9の点線図示のよ
うにカットすれば切れ目17の先端17aの周囲あらゆ
る方向に距離Sを確保することができ、シート材の強度
を保ちながらシート材15を小さくすることができ、コ
スト低減を図ることができる。しかしながらこのような
カットを行なうとシート材15の形状が特殊なものとな
り、その組付けに際して取付方向を配慮する必要があ
り、作業性が損なわれる恐れがある。
【0010】そこでこの発明は、ロケート穴とロケート
ピンとのメタル接触を確実に防止しながら組付け作業性
の向上を図り、しかもシート材の強度を確保し、ストッ
クスペースの減少を図ることが可能なインストルメント
パネルの取付構造の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、車体側パネルに設けたロケート穴に、イ
ンストルメントパネルのロケートピンを嵌入させて位置
決めを行なうインストルメントパネルの取付構造におい
て、前記ロケート穴に、対角線上にX字状の切れ目を有
し上下左右に舌片を形成した略正方形のシート材を設
け、前記ロケートピンを、前記シート材のX字状の切れ
目の略中央部を貫通させて前記上下左右の舌片をロケー
ト穴とロケートピンとの嵌合間に介在させ、上下の舌片
をロケートピンの上下に位置させたことを特徴とする。
【0012】
【作用】インストルメントパネルの組付けに際してロケ
ート穴に略正方形のシート材を配置し、X字状の切れ目
を押し開くようにしてロケートピンをロケート穴に嵌入
させる。これにより、ロケートピンの上下左右側でシー
ト材の舌片がロケート穴との間に介在することとなる。
インストルメントパネルの装着に際し、シート材は予め
ロケート穴に嵌入係止させる必要はなく、またロケート
穴に対しては略正方形の上下左右の辺をそのまま上下左
右に沿わせて配置すればよい。X字状の切れ目は略正方
形のシート材の対角線上に有するため、切れ目の先端か
らシート材周囲との間に最低限度の距離を確保する場合
でもシート材を小さくすることができる。シート材のス
トック時には単なる平板状態でストックすることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。なお、
図5〜図9と、同一構成部分には同符号を付して説明
し、また重複した説明は省略する。
【0014】図1はこの発明の一実施例に係るシート材
23を示している。このシート材23は、不織布で成形
され、上下左右の辺25a,25b,25c,25dが
略同一長さの略正方形を呈している。このシート材23
には対角線上にX字状の切れ目27が設けられている。
これにより、シート材23には上下左右に舌片28a,
28b,28c,28dが形成されている。切れ目27
の中心には目印用の小孔29が設けられている。切れ目
27の各先端27aと上下左右の辺25a〜25dとの
上下左右方向の距離は最低距離Sが保たれている。
【0015】かかるシート材23は上下の辺25a,2
5bが図2の車体側パネルであるダッシュアッパーパネ
ル7に対し、図3のように上下に向けられ、左右の辺2
5c,25dが左右に向けられてロケート穴9に配置さ
れている。そして、ロケート穴9に嵌入しているロケー
トピン11との間に上下左右の舌片28a,28b,2
8c,28dが介在している。
【0016】組付けに際しては図4のように、ダッシュ
アッパーパネル7のロケート穴9周囲の取付面29に合
わせてシート材23を配置する。すなわち、シート材2
3の上下の辺25a,25bを上下に沿わせ、左右の辺
25c,25dを左右に沿わせて配置する。この場合、
取付面29に対しシート材23を接着などによって仮り
止めすることもできる。そして、ロケートピン11によ
りX字状の切れ目27を押し開き、ロケートピン11を
ロケート穴9へ嵌入させる。これによって、図2、図3
のように、ロケートピン11とロケート穴9との間にシ
ート材23の各舌片28a〜28dが介在する状態とな
る。そして、舌片28a,28bはロケートピン11の
上下に位置し、舌片28c,28dは同左右に位置す
る。
【0017】従って車体振動などによってロケートピン
11が上下に振動してもロケート穴9との間のメタル接
触を防止し、低級音の発生を防止することができる。ま
た、シート材23はインストルメントパネル1の組付け
に際してロケート穴9に予め嵌入係止させる必要はなく
作業性が向上する。更に、シート材23は略正方形を呈
しているため、その正方形が傾かないように取付面29
に配置すればよいだけであるためこの点からも作業性が
向上する。
【0018】また、切れ目27はシート材23の対角線
上にX字状に配置されているため、図1のように最低距
離Sを保ちながらシート材23の大きさを小さくするこ
とができる。したがって、シート材23の強度を保ちな
がらコストダウンを図ることができる。さらに、シート
材23はストック状態では単なる平板となるためストッ
クスペースの著しい減少を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上より明らかなようにこの発明の構成
によれば、車体振動などによってロケートピンが上下振
動してもロケートピンの上下に位置する舌片によりロケ
ート穴とロケートピンとのメタル接触を防止することが
できる。また、作業性の著しい向上を図ることができ
る。しかも、シート材の強度を保ちながら小型化を図
り、コストダウンを図ることができる。更に、ストック
スペースの著しい減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に用いるシート材の平面図
である。
【図2】要部の断面図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視における一部省略断面
図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】従来例を説明するインストルメントパネルの斜
視図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】十字の切れ目を有するシート材の斜視図であ
る。
【図8】要部の断面図である。
【図9】図8のIX−IX線矢視における一部省略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 7 ダッシュアッパーパネル(車体側パネル) 9 ロケート穴 11 ロケートピン 23 シート材 27 X字状の切れ目 28a,28b,28c,29d 舌片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 65/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側パネルに設けたロケート穴に、イ
    ンストルメントパネルのロケートピンを嵌入させて位置
    決めを行なうインストルメントパネルの取付構造におい
    て、 前記ロケート穴に、対角線上にX字状の切れ目を有し上
    下左右に舌片を形成した略正方形のシート材を設け、 前記ロケートピンを、前記シート材のX字状の切れ目の
    略中央部を貫通させて前記上下左右の舌片をロケート穴
    とロケートピンとの嵌合間に介在させ、上下の舌片をロ
    ケートピンの上下に位置させたことを特徴とするインス
    トルメントパネルの取付構造。
JP20387993A 1993-08-18 1993-08-18 インストルメントパネルの取付構造 Expired - Lifetime JP3144170B2 (ja)

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KR100522870B1 (ko) * 2003-08-13 2005-10-20 현대모비스 주식회사 에어백 케이스의 조립구조

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