JP3142906B2 - 飲食物、嗜好物、化粧品及び医薬品、並びに澱粉糖含有組成物の製造方法 - Google Patents

飲食物、嗜好物、化粧品及び医薬品、並びに澱粉糖含有組成物の製造方法

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JP3142906B2
JP3142906B2 JP03222161A JP22216191A JP3142906B2 JP 3142906 B2 JP3142906 B2 JP 3142906B2 JP 03222161 A JP03222161 A JP 03222161A JP 22216191 A JP22216191 A JP 22216191A JP 3142906 B2 JP3142906 B2 JP 3142906B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルトヘキサオース、
マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖を含有する
食物、嗜好物、化粧品及び医薬品、並びに澱粉糖含有組
成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、飽食の時代といわれる食生活の変
化に伴ない、甘ければ美味しいといわれる嗜好から、低
甘味で、高級な旨味に近いまろやかな甘味が求められる
ようになってきている。しかし、低甘味にするために、
単に、糖含量を下げると、こく味がなくなってしまうの
で、従来は、糖度を保って甘味を抑えるために、各種デ
キストリンなどの比較的高分子の澱粉糖が用いられてき
た。また、各種デキストリンは、甘味料としてだけでな
く、例えば粉末ジュースなどの飲食物の粉末化基材とし
ても用いられてきた。
【0003】しかしながら、飲食物、医薬品などに、デ
キストリンを添加した場合、粉臭がでる、溶解性が
悪い、低温で老化する等の問題を生じ、低甘味で、高
級な旨味に近いまろやかな甘味を得ることはできなかっ
た。
【0004】そのため、近年、低甘味で、こく味付与、
被膜形成、艶出し等の効果を有する澱粉糖として、デキ
ストリンの他、マルトテトラオース等のマルトオリゴ糖
を含有する澱粉糖が市販されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
澱粉糖は、マルトテトラオース等のマルトオリゴ糖を含
有するものの、マルトヘキサオース、マルトヘプタオー
スなどの含有量は比較的少なく、このため、低甘味で、
こく味付与、被膜形成、艶出し等の効果において、満足
のいくものではなかった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、従来のオリゴ糖にない、低甘味でこく味を有し、か
つ、耐熱・耐酸性、低着色性、被膜形成、艶出し効果を
有し、粉末化基材としても優れた澱粉糖を用いることに
より、新しい味覚、物性を付与した飲食物、嗜好物、化
粧品及び医薬品、並びに澱粉糖含有組成物の製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、マルトヘキサオー
ス、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖を、飲食
物、医薬品などに含有させることにより、低甘味で高級
な旨味に近い甘みが得られることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
【0008】すなわち、本発明の飲食物、嗜好物、化粧
品及び医薬品は、飲食物、嗜好物、化粧品及び医薬品か
ら選ばれた一種の原料と、マルトヘキサオース、マルト
ヘプタオースを主成分とする澱粉糖とを含有し、前記澱
粉糖は、澱粉あるいは澱粉系糖質に、麦芽のα−アミラ
ーゼと、枝切り酵素としてプルラナーゼ及び/又はイソ
アミラーゼとを、活性比で前記α−アミラーゼ1単位に
対して、前記枝切り酵素として、プルラナーゼを用いる
場合は0.225単位以上、イソアミラーゼを用いる場
合は22.5単位以上、プルラナーゼとイソアミラーゼ
とを併用する場合はプルラナーゼの活性単位を100倍
した値と、イソアミラーゼの活性単位との合計が22.
5以上となるような量で添加して酵素反応させることに
より得られた、マルトヘキサオース、マルトヘプタオー
スを合計で30重量%以上含有する澱粉糖であることを
特徴とする。
【0009】また、本発明の澱粉糖含有組成物の製造方
法は、澱粉あるいは澱粉系糖質に麦芽のα−アミラー
ゼと、枝切り酵素としてプルラナーゼ及び/又はイソア
ミラーゼとを、活性比で前記α−アミラーゼ1単位に対
して、前記枝切り酵素として、プルラナーゼを用いる場
合は0.225単位以上、イソアミラーゼを用いる場合
は22.5単位以上、プルラナーゼとイソアミラーゼと
を併用する場合はプルラナーゼの活性単位を100倍し
た値と、イソアミラーゼの活性単位との合計が22.5
以上となるような量で添加して酵素反応させることによ
り、マルトヘキサオース、マルトヘプタオースを主成分
とする澱粉糖を調製し、この澱粉糖を飲食物、嗜好物、
化粧品及び医薬品から選ばれた一種の原料に添加するこ
とを特徴とする。
【0010】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て詳細に説明する。
【0011】本発明において、マルトヘキサオース、マ
ルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖は、本発明者ら
が既に提案した製造方法によって調製することができる
(特願平2−410180号参照)。この方法は、澱粉
あるいは澱粉系糖質に麦芽のα−アミラーゼを作用させ
るに際して、所定活性単位以上の枝切り酵素を添加する
ことにより、反応を長時間継続してもマルトヘキサオー
ス、マルトヘプタオース含量が減少することなく、顕著
に生成し、安定して蓄積すること、及び、枝切り酵素を
大過剰に添加すると、より高い収率でマルトヘキサオー
ス、マルトヘプタオースを得ることができるという事実
に基づいて見出されたものである。
【0012】マルトヘキサオース、マルトヘプタオース
を主成分とする澱粉糖は、具体的には、以下のようにし
て製造するのが好ましい。
【0013】すなわち、澱粉あるいは澱粉系糖質を、麦
芽のα−アミラーゼで加水分解させるに際し、枝切り酵
素の存在下で反応させる。
【0014】原料として用いられる澱粉あるいは澱粉系
糖質としては、特に限定されず、種々のものが使用で
き、例えば馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、コーンスターチ、ワ
キシーコーンスターチ、キャッサバ澱粉等が好ましく用
いられる。また、これらを液化させた澱粉液化液を用い
てもよい。
【0015】麦芽のα−アミラーゼは、澱粉あるいは澱
粉系糖質1g当たり、0.5 〜50単位用いるのが好まし
い。なお、本発明における麦芽のα−アミラーゼの単位
は、ネオアミラーゼテスト(商品名、第一化学薬品株式
会社製)を用いて測定した単位を示す。
【0016】枝切り酵素は、澱粉中のα−1,6−グル
コシド結合を切断する酵素であって、プルラナーゼ及び
/又はイソアミラーゼが好ましく用いられる。これらの
酵素の起源は、特に限定されないが、例えば、クレブシ
ーラ・ニューモニア(Klebsiella pnumoniae)起源のプル
ラナーゼ(H.Bender and K.Wallenfels, BiochemicalJ.,
334, 79 (1961)参照)、シュードモナス・アミノデラ
モサ(Pseudonas amyloderamosa)起源のイソアミラーゼ
(T.Harada et al. Appl.Microbiol., 16, 1439(1968)参
照)等が好ましい。これらのうち、麦芽のα−アミラー
ゼの至適pHを考慮すると、プルラナーゼがより好まし
い。
【0017】枝切り酵素の使用量は、麦芽のα−アミラ
ーゼ1単位に対する活性比で、プルラナーゼを用いる場
合、0.225 単位以上、イソアミラーゼを用いる場合、2
2.5単位以上、プルラナーゼとイソアミラーゼとを併用
する場合、プルラナーゼの活性単位を100 倍した値と、
イソアミラーゼの活性単位との合計が22.5以上となる量
が好ましい。なお、プルラナーゼの活性単位は、プルラ
ンを基質とし、pH6.0、40℃の条件下に、1分間に1
μmol のグルコース当量の還元力を生じる酵素量であ
り、イソアミラーゼの活性単位は、Biochem.Biophys.Ac
ta,212, 458-469(1970)記載の方法により測定した値で
ある。
【0018】加水分解反応は、pH4.5 〜6.5 、温度40
〜70℃の条件下に行なうのが好ましい。また、反応時間
は、麦芽のα−アミラーゼの添加量によって異なるが、
通常、3〜72時間が好ましい。
【0019】上記のようにして、酵素反応を終了した
後、80℃以上に加熱して酵素を失活させ、常法にしたが
って活性炭で脱色し、イオン交換樹脂のカラムを通して
脱塩し、濃縮して、マルトヘキサオース、マルトヘプタ
オースを高含量で含有する澱粉糖の溶液を得ることがで
きる。
【0020】本発明において、マルトヘキサオース、マ
ルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖とは、マルトヘ
キサオースと、マルトヘプタオースの合計が、グルコー
ス、マルトース、他のマルトオリゴ糖、デキストリンな
どに比べて多く含まれているもの、好ましくはマルトヘ
キサオース、マルトヘプタオースを合計で30重量%以
上、更に好ましくは35重量%以上含有するものである。
【0021】このようにして製造されるマルトヘキサオ
ース、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖は、低
甘味で、耐熱・耐酸性の糖質であるので、糖度を保った
まま、飲食物、医薬品などの低甘味化剤として添加する
ことができ、飲食物、医薬品などの本来の味、香りなど
を強調すること、また、加工及び保存下での製品の着色
を低減することができる。また、この澱粉糖は、低甘味
化とともに、飲食物、医薬品などに保湿効果、結晶防止
効果、艶、照りなどの効果も付与することができる。更
に、マルトヘキサオース、マルトヘプタオースを主成分
とする澱粉糖は、マルトオクタオース以上の高分子の糖
の含量が、市販品デキストリンと比べて少ないので、粉
臭のない、溶解性のよい粉末化基材としても使用するこ
とができる。なお、粉末化基材として用いるためには、
粉末化を目的とする素材にもよるが、10〜80重量%、好
ましくは20〜70重量%の代替が最適である。
【0022】本発明においては、飲食物、医薬品など
に、甘味料として、マルトヘキサオース、マルトヘプタ
オースを主成分とする澱粉糖のみを添加することもでき
るが、この澱粉糖と他の甘味料と併用して味覚をより有
効に調整することもできる。
【0023】他の甘味料としては、シュークロース、水
飴、ブドウ糖、マルトース、異性化糖、蜂蜜、ソルビト
ール、マルチトール、ラクチトール、L−アスパラチル
フェニルアラニンメチルエステル、サッカリン、グリチ
ルリチン、ステビオシドからなる群より選ばれた一種又
は二種以上が好ましく用いられる。
【0024】本発明において、飲食物、嗜好物、化粧品
及び医薬品から選ばれた一種としては、具体的には、以
下に示すようなものが挙げられる。
【0025】すなわち、醤油、味噌、マヨネーズ、ドレ
ッシング、食酢、中華の素、天つゆ、ソース、ケチャッ
プ、焼き肉のタレ、カレールウ、シチューの素、スープ
の素、だしの素、複合調味料、みりんなどの各種調味
料、煎餅、あられ、かりんとう、餅類、饅頭、ういろ
う、あん類、羊羮、ゼリー、カステラ、飴玉などの各種
和菓子、パン、ビスケット、クラッカー、クッキー、パ
イ、プリン、バタークリーム、シュークリーム、スポン
ジケーキ、ドーナツ、チョコレート、チューインガム、
キャラメル、ハードキャンディーなどの各種洋菓子、ア
イスクリーム、シャーベットなどの氷菓子、果実のシロ
ップ漬け、氷蜜などのシロップ類、フラワーペースト、
ピーナッツペースト、フルーツペーストなどのペースト
類、ジャム、マーマレード、シロップ漬け、糖果などの
果実加工品、福神漬け、千枚漬け、らっきょう漬けなど
の漬物類、ハム、ソーセージなどの畜肉製品類、蒲鉾、
ちくわなどの魚肉製品、各種珍味類、佃煮の他、リキュ
ール、酒等のアルコール飲料類、コーヒー、紅茶、ココ
ア、ジュース、炭酸飲料、スタミナドリンク、乳酸飲料
などの清涼飲料水、インスタントコーヒー、インスタン
ト紅茶、コーヒーホワイトナー、粉末スープなどの即席
飲食品などの各種飲食品、その他、練り歯磨き、内服
薬、うがい薬などを用いることができる。なお、上記の
他、各種嗜好物、化粧品等、一般的に甘味料を添加して
経口使用するもの全般に適用することができる。
【0026】本発明の飲食品、嗜好物、化粧品及び医薬
は、上記のような飲食品、医薬品などの原料に、マル
トヘキサオース、マルトヘプタオースを主成分とする澱
粉糖と、必要に応じて他の甘味料とを添加し、それぞれ
の製法に従って製造した飲食物、嗜好物、化粧品、医薬
品からなるものである。本発明の飲食品、嗜好物、化粧
品及び医薬品は、それぞれの製品によっても異なるが、
本発明の効果を十分に得るため、前記澱粉糖を1重量%
以上、好ましくは2重量%以上含有することが好まし
い。
【0027】
【作用】マルトヘキサオース、マルトヘプタオースを主
成分とする澱粉糖は、低甘味で、耐熱・耐酸性の糖質で
あるので、糖度を保ったまま、飲食物、医薬品などの低
甘味化剤として添加することができ、原料本来の味、香
りなどを強調すること、また、加工及び保存下での製品
の着色を低減することができる。なお、この澱粉糖を低
甘味化剤として用いる場合、マルトオクタオース以上の
高分子の糖の含量が、市販品デキストリンと比べて少な
いので、粉臭、粘度、溶解性において、デキストリンを
配合した場合のように、品質を損なうことはない。
【0028】また、マルトヘキサオース、マルトヘプタ
オースを主成分とする澱粉糖は、低甘味で良好な旨味に
近い甘味を有し、かつ、こく味を有するので、これを含
有する飲食品などの呈味改善を図ることができる。本発
明においては、飲食物、医薬品などに、甘味料として、
マルトヘキサオース、マルトヘプタオースを主成分とす
る澱粉糖のみを添加することもできるが、この澱粉糖と
他の甘味料と併用することもできるので、味覚をより有
効に調整することができる。
【0029】更に、この澱粉糖は、飲食物、医薬品など
に配合することにより、保湿効果、結晶防止効果、艶、
照りなどの効果も付与することができる。
【0030】その上、マルトヘキサオース、マルトヘプ
タオースを主成分とする澱粉糖は、容易に粉末化するこ
とができ、かつ、マルトオクタオース以上の高分子の糖
の含量が、市販品デキストリンと比べて少ないので、粉
臭のない、溶解性のよい粉末食品を得ることもできる。
【0031】
【実施例】
製造例1、2(マルトヘキサオース、マルトヘプタオー
スを主成分とする澱粉糖の調製) コーンスターチを常法によりα−アミラーゼを用いて液
化させ、濃度 24W/W%、グルコース当量7の液化液を得
た。
【0032】この液化液をpH6.0 に調整した後、澱粉1
g当たり、(A)麦芽のα−アミラーゼ2単位と、プル
ラナーゼ(天野製薬株式会社製)3.3 単位とを添加した
反応系と、(B)麦芽のα−アミラーゼ2単位と、プル
ラナーゼ0.45単位とを添加した反応系との二種の反応系
を調製し、それぞれ、55℃で、40時間加水分解させて、
糖化反応させた。糖化終了後、液温を80℃にし、30分間
熱処理して、酵素を失活させ、常法により、活性炭、イ
オン交換樹脂を用いて精製し、濃度72W/W %まで濃縮し
た。(A)の条件下に製造した澱粉糖水飴を製造例1、
(B)の条件下に製造した澱粉糖水飴を製造例2とす
る。
【0033】これらの澱粉糖水飴の甘味度を、砂糖の甘
味度を100 とした相対甘味度で評価したところ、製造例
1は20、製造例2は19であり、どちらも低甘味澱粉糖で
あることがわかった。
【0034】製造例1、2の糖組成、粘度を測定した。
なお、比較のため、分解率が近い市販のデキストリン2
種の糖組成、粘度を測定した。これらを比較例1、2と
する。これらの結果を表1に示す。
【0035】粘度はBx.40、20℃における粘度を、B
型粘度計により測定した。また、糖組成は、高速液体ク
ロマトグラフィーにより、下記の条件下に分析した。 カラム :アミネックスHPX42A(バイオラッド社
製) 検出器 :示差屈折計 カラム温度:70℃
【0036】
【表1】
【0037】表1の結果から、製造例1、2の澱粉糖
は、市販のデキストリン2種よりも低粘度であり、マル
トヘキサオース、マルトヘプタオース含量が高く、マル
トオクタオース以上の高分子糖質の含量は少ないことが
わかる。
【0038】実施例1(コーヒー飲料の製造) コーヒー豆32.5g を、沸騰水520ml (ミリリットル)で
抽出した後、濾過して得られるコーヒー抽出液487.5ml
と、牛乳32.5mlと、グラニュー糖65g とを混合し、pHを
6.5 に調整し、600ml に定容したものを瓶詰めした。次
いで、この瓶詰めを、120 ℃で、30分間オートクレーブ
処理で殺菌した。これをコーヒーの基本配合とし、基本
配合のグラニュー糖の20重量%、50重量%を、製造例1
で得られた、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース
を主成分とする澱粉糖(固形分換算)で置き換えた配合
のものを調製し、それぞれ、味、香りについて、25人の
パネラーにより官能検査を行なった。
【0039】評価は、基本配合を0点とし、最も好まな
い(−4点)から、最も好む(+4点)までの間で、点
数化し、その平均値を求めた。その結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】表2の結果から、基本配合のグラニュー糖
の20重量%、50重量%を、マルトヘキサオース、マルト
ヘプタオースを主成分とする澱粉糖で置換した配合のコ
ーヒーは、砂糖だけでは得られないすっきりした甘味に
なり、香りも良くなることがわかる。
【0042】実施例2(スポンジケーキの製造) 卵200g、グラニュー糖120g、牛乳15g 、水10.3g をボー
ルに入れ、ミキサーで、9分間高速でミキシングし、比
重を0.23〜0.25にした。これに、予めふるっておいた薄
力粉を100g加え、低速で15秒間混合し、更に、溶かしバ
ターを加えて、比重が0.48〜0.50になるまで混合して、
ケーキ種を調製した。
【0043】この種を、18.0cm径の型に流し込み、上火
160 ℃、下火170 ℃のオーブンで30分間焼成した後、放
冷して、スポンジケーキを製造した。
【0044】この甘味料として砂糖だけを含有するスポ
ンジケーキを基本配合とし、基本配合のグラニュー糖の
20重量%を、製造例1で得られた、マルトヘキサオー
ス、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖(固形分
換算)で置き換えた配合のスポンジケーキも製造した。
【0045】これらのスポンジケーキについて、保湿性
試験、官能試験を行なった。その結果を表3に示す。
【0046】なお、保湿性試験は、スポンジケーキを2.
5 ×2.5 ×2.5cm の大きさに切り、秤量瓶に入れて、相
対湿度76%、25℃で保存して、4日目、7日目の重量を
測定して、重量変化率を求めることにより行なった。
【0047】また、官能試験は、10人のパネラーによ
り、香り、味、食感を評価させた。評価は、基本配合を
0点とし、最も好まない(−4点)から、最も好む(+
4点)までの間で、点数化し、その平均値を求めた。
【0048】
【表3】
【0049】表3の結果から、基本配合のグラニュー糖
の20重量%を、マルトヘキサオース、マルトヘプタオー
スを主成分とする澱粉糖(固形分換算)で置き換えた配
合のスポンジケーキは、甘味料としてグラニュー糖のみ
を含有する基本配合のスポンジケーキと比べて、4日目
も、7日目も重量変化率が小さく、保湿性が優れている
ことがわかる。また、官能試験においても、基本配合の
ものより、澱粉糖で20重量%置換したもののほうが、香
り、味、食感ともに向上し、風味豊かなスポンジケーキ
であると評価された。
【0050】なお、外観も、基本配合のスポンジケーキ
は焼き色が白っぽいのに対し、基本配合のグラニュー糖
の20重量%を、マルトヘキサオース、マルトヘプタオー
スを主成分とする澱粉糖(固形分換算)で置き換えた配
合のスポンジケーキは、焼き色が黄色みをおび、しかも
艶やかであった。
【0051】実施例3(ハードキャンディーの製造) グラニュー糖120g、酵素糖化水飴100g、及び少量の水
を、銅張りスズ鍋に入れ、攪拌しながら強火で煮詰め
た。液の温度が142 ℃になったら火を止め、放置して冷
やした。130 ℃まで下がったら、クエン酸1gを加えてよ
く練り、続いてエッセンス0.7gを加えて、更によく練っ
た後、ステンレスのバットに流し入れ、平にして、トウ
カッターなどできざみ目をいれ、冷水で冷やして、ハー
ドキャンディーを製造した。
【0052】このキャンディーを基本配合とし、基本配
合の酵素糖化水飴を、製造例2で得られた、マルトヘキ
サオース、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖
(固形分換算)で置き換えた配合のハードキャンディー
も製造した。
【0053】これらのキャンディーを、10人のパネラー
に試食させ、味、香りについて評価させた。評価の方法
は実施例1、2と同様である。その結果を表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】表4の結果から、基本配合の酵素糖化水飴
を、マルトヘキサオース、マルトヘプタオースを主成分
とする澱粉糖で置き換えた配合のハードキャンディー
は、基本配合のものより、味、香りともに好ましいこと
がわかる。
【0056】なお、マルトヘキサオース、マルトヘプタ
オースを主成分とする澱粉糖を含有するキャンディー
は、まろやかな、旨味に近い甘味を有し、更に、キャン
ディーの表面の泣き防止効果が、基本配合のものと比較
して顕著であった。
【0057】実施例4(粉末ジュースの製造) オレンジ濃縮還元果汁500gに、比較例1として分析した
デキストリン1500g 、クエン酸0.5g、アスコルビン酸0.
1gを加えてよく混合し、スプレー乾燥機で粉末化して粉
末ジュースを製造した。この粉末ジュースを基本配合と
し、基本配合のデキストリンを、製造例1で得られた、
マルトヘキサオース、マルトヘプタオースを主成分とす
る澱粉糖(固形分換算)で置き換えた配合の粉末ジュー
スも製造した。
【0058】それぞれの粉末ジュース10g に、水100ml
を加えて5分間攪拌し、透明度を観察するとともに、試
飲して、味、香りを比較した。
【0059】その結果、マルトヘキサオース、マルトヘ
プタオースを主成分とする澱粉糖を含有するジュース
は、デキストリンを含有するジュースより、粉臭がな
く、味、香りともに優れ、かつ、透明度も高かった。
【0060】実施例5(蜂蜜レモン飲料の製造) レモン濃縮還元果汁5g、グラニュー糖5g及び蜂蜜5
gを、水に溶解し、100ml に定容し、耐圧瓶に詰めた。
この蜂蜜レモンを基本配合とし、基本配合のグラニュー
糖を、製造例1で得られたマルトヘキサオース、マルト
ヘプタオースを主成分とする澱粉糖(固形分換算)で置
き換えた配合の蜂蜜レモンも製造した。それぞれの蜂蜜
レモンについて、調整時のpHを測定した後、120 ℃で、
20分間のオートクレーブ処理を4回繰り返して行ない、
その際の着色度を測定した。なお、着色度は、10cmセル
を用い、420nm、 720nmにおける吸光度を測定し、下記数
1により求めた。これらの結果を表5に示す。
【0061】
【数1】 着色度=(420nm の吸光度)−(720nm の吸光度)
【0062】
【表5】
【0063】表5の結果から、基本配合の蜂蜜レモン
は、オートクレーブ処理を繰り返すと、グラニュー糖が
分解して着色していくが、グラニュー糖を、マルトヘキ
サオース、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖で
置き換えた配合の蜂蜜レモンの着色度は、オートクレー
ブ処理を繰り返してもほとんど変化しないことがわか
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、飲食品、嗜好物、
化粧品及び医薬品から選ばれた一種の原料と、マルトヘ
キサオース、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖
と、必要に応じて他の甘味料とを含有する本発明の澱粉
糖含有組成物は、低甘味で高級な旨味に近い甘味が付与
される。また、上記の澱粉糖は、耐熱・耐酸性、かつ低
着色性で、被膜形成、艶出し効果も有しているので、良
好な物性、食感、外観を有する飲食品、嗜好物、化粧品
及び医薬品等が得られる。更に、上記の澱粉糖は、粉末
化基材としても優れているので、粉臭のない、溶解性の
よい粉末食品を得ることもできる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A23G 3/00 101 A23G 3/00 101 A23L 1/08 A23L 1/08 1/22 1/22 F 2/06 2/06 2/08 2/08 // C12P 19/14 C12P 19/14 Z 19/16 19/16 (72)発明者 海野 剛裕 静岡県富士市今泉2954 日食木ノ宮社宅 2−201号 (72)発明者 有馬 昌広 群馬県高崎市宮原町3 麒麟麦酒株式会 社医薬開発研究所内 (72)発明者 田辺 耕三 群馬県高崎市宮原町3 麒麟麦酒株式会 社医薬開発研究所内 (72)発明者 山田 克彦 東京都渋谷区神宮前6丁目26番1号 麒 麟麦酒株式会社内 (72)発明者 勝又 範子 静岡県富士市今泉2833−1 (72)発明者 渡辺 あけみ 静岡県富士市石坂201−6 (56)参考文献 特開 昭54−11954(JP,A) 特開 平4−210597(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/05 - 1/09 A23G 3/00 A23L 1/22

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲食物又は嗜好物原料と、マルトヘキ
    サオース、マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖と
    を含有し、前記澱粉糖は、澱粉あるいは澱粉系糖質に、
    麦芽のα−アミラーゼと、枝切り酵素としてプルラナー
    ゼ及び/又はイソアミラーゼとを、活性比で前記α−ア
    ミラーゼ1単位に対して、前記枝切り酵素として、プル
    ラナーゼを用いる場合は0.225単位以上、イソアミ
    ラーゼを用いる場合は22.5単位以上、プルラナーゼ
    とイソアミラーゼとを併用する場合はプルラナーゼの活
    性単位を100倍した値と、イソアミラーゼの活性単位
    との合計が22.5以上となるような量で添加して酵素
    反応させることにより得られた、マルトヘキサオース、
    マルトヘプタオースを合計で30重量%以上含有する
    粉糖であることを特徴とする飲食物又は嗜好物
  2. 【請求項2】 前記澱粉糖とともに、他の甘味料を含有
    する請求項1に記載の飲食物又は嗜好物
  3. 【請求項3】 前記他の甘味料が、シュークロース、水
    飴、ブドウ糖、マルトース、異性化糖、蜂蜜、ソルビト
    ール、マルチトール、ラクチトール、L−アスパラチル
    フェニルアラニンメチルエステル、サッカリン、グリチ
    ルリチン、ステビオシドからなる群より選ばれた一種又
    は二種以上である請求項1又は2に記載の飲食物又は嗜
    好物
  4. 【請求項4】 前記澱粉糖を1重量%以上含有する請求
    項1〜のいずれか一つに記載の飲食物又は嗜好物
  5. 【請求項5】 化粧品の原料と、マルトヘキサオース、
    マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖とを含有し、
    前記澱粉糖は、澱粉あるいは澱粉系糖質に、麦芽のα−
    アミラーゼと、枝切り酵素としてプルラナーゼ及び/又
    はイソアミラーゼとを、活性比で前記α−アミラーゼ1
    単位に対して、前記枝切り酵素として、プルラナーゼを
    用いる場合は0.225単位以上、イソアミラーゼを用
    いる場合は22.5単位以上、プルラナーゼとイソアミ
    ラーゼとを併用する場合はプルラナーゼの活性単位を1
    00倍した値と、イソアミラーゼの活性単位との合計が
    22.5以上となるような量で添加して酵素反応させる
    ことにより得られた、マルトヘキサオース、マルトヘプ
    タオースを合計で30重量%以上含有する澱粉糖である
    ことを特徴とする化粧品。
  6. 【請求項6】 前記澱粉糖とともに、他の甘味料を含有
    する請求項5に記載の化粧品。
  7. 【請求項7】 前記他の甘味料が、シュークロース、水
    飴、ブドウ糖、マルトース、異性化糖、蜂蜜、ソルビト
    ール、マルチトール、ラクチトール、L−アスパラチル
    フェニルアラニンメチルエステル、サッカリン、グリチ
    ルリチン、ステビオシドからなる群より選ばれた一種又
    は二種以上である請求項6に記載の化粧品。
  8. 【請求項8】 前記澱粉糖を1重量%以上含有する請求
    項5〜7のいずれか一つに記載の化粧品。
  9. 【請求項9】 医薬品の原料と、マルトヘキサオース、
    マルトヘプタオースを主成分とする澱粉糖とを含有し、
    前記澱粉糖は、澱粉あるいは澱粉系糖質に、麦芽のα−
    アミラーゼと、枝切り酵素としてプルラナーゼ及び/又
    はイソアミラーゼとを、活性比で前記α−アミラーゼ1
    単位に対して、前記枝切り酵素として、プルラナーゼを
    用いる場合は0.225単位以上、イソアミラーゼを用
    いる場合は22.5単位以上、プルラナーゼとイソアミ
    ラーゼとを併用する場合はプルラナーゼの活性単位を1
    00倍した値と、イソアミラーゼの活性単位との合計が
    22.5以上となるような量で添加して酵素反応させる
    ことにより得られた、マルトヘキサオース、マルトヘプ
    タオースを合計で30重量%以上含有する澱粉糖である
    ことを特徴とする医薬品。
  10. 【請求項10】 前記澱粉糖とともに、他の甘味料を含
    有する請求項9に記載の医薬品。
  11. 【請求項11】 前記他の甘味料が、シュークロース、
    水飴、ブドウ糖、マルトース、異性化糖、蜂蜜、ソルビ
    トール、マルチトール、ラクチトール、L−アスパラチ
    ルフェニルアラニンメチルエステル、サッカリン、グリ
    チルリチン、ステビオシドからなる群より選ばれた一種
    又は二種以上である請求項10に記載の医薬品。
  12. 【請求項12】 前記澱粉糖を1重量%以上含有する請
    求項9〜11のいずれか一つに記載の医薬品。
  13. 【請求項13】 澱粉あるいは澱粉系糖質に、麦芽のα
    −アミラーゼと、枝切り酵素としてプルラナーゼ及び/
    又はイソアミラーゼとを、活性比で前記α−アミラーゼ
    1単位に対して、前記枝切り酵素として、プルラナーゼ
    を用いる場合は0.225単位以上、イソアミラーゼを
    用いる場合は22.5単位以上、プルラナーゼとイソア
    ミラーゼとを併用する場合はプルラナーゼの活性単位を
    100倍した値と、イソアミラーゼの活性単位との合計
    が22.5以上となるような量で添加して酵素反応させ
    ることにより、マルトヘキサオース、マルトヘプタオー
    スを主成分とする澱粉糖を調製し、この澱粉糖を飲食
    物、嗜好物、化粧品及び医薬品から選ばれた一種の原料
    に添加することを特徴とする澱粉糖含有組成物の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記澱粉糖とともに、他の甘味料を添
    加する請求項13に記載の澱粉糖含有組成物の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記他の甘味料が、シュークロース、
    水飴、ブドウ糖、マルトース、異性化糖、蜂蜜、ソルビ
    トール、マルチトール、ラクチトール、L−アスパラチ
    ルフェニルアラニンメチルエステル、サッカリン、グリ
    チルリチン、ステビオシドからなる群より選ばれた一種
    又は二種以上である請求項14に記載の澱粉糖含有組成
    物の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記澱粉糖を1重量%以上添加する請
    求項1315のいずれか一つに記載の澱粉糖含有組成
    物の製造方法。
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