JP3142327B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

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JP3142327B2
JP3142327B2 JP03278542A JP27854291A JP3142327B2 JP 3142327 B2 JP3142327 B2 JP 3142327B2 JP 03278542 A JP03278542 A JP 03278542A JP 27854291 A JP27854291 A JP 27854291A JP 3142327 B2 JP3142327 B2 JP 3142327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷転送素子(C
CD)を用いた固体撮像装置に係わり、特に遮光層の改
良をはかった固体撮像装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CCD撮像装置の多画素化が進
み、素子特性は飛躍的に向上し、各種用途に幅広く展開
しつつある。2次元CCD撮像装置は通常、光電変換し
て信号電荷を蓄積するフォトダイオード・アレイと、こ
のフォトダイオード・アレイの信号電荷を読出し転送す
る垂直CCD及び水平CCDにより構成される。
【0003】従来のCCD撮像装置の断面構造を、図3
0に示す。図中80はp型のSi基板、81はn型のフ
ォトダイオード、82はn型の垂直CCDチャネル、8
4,85は転送電極、86,87は遮光層、88,89
は絶縁膜である。
【0004】CCD撮像装置の多画素化及び微細化のた
めに、フォトダイオード81は信号電荷を読出すゲート
(転送電極85)に対しセルフアラインで形成されてい
る。しかし、フォトダイオード81を形成する際のイオ
ン注入によりイオンがゲートを突き抜けポテンシャルポ
ケットを形成する場合があるため、読出し電位が変わっ
たり、残像が発生すると言う問題がしばしば生じてい
た。
【0005】また、CCD撮像装置を用いたビデオカメ
ラにおいては、カメラを電子シャッタ動作させる際のス
ミアによる画質劣化や、スミアによる画像データの入力
エラー等の問題も生じている。スミアの原因は、入射光
により発生した電荷の一部がCCDチャネル82に漏れ
込むこと、さらに読出しゲートを透過した光が直接CC
Dチャネル82を感光し、CCDチャネル82内に雑音
電荷を発生させことである。
【0006】これに対し、チャネルの周囲をp+ 層で囲
み、電荷がCCDチャネル82に漏れ込まないようにし
た2重構造を取ったり、アルミニウムやモリブデンシリ
サイド等の遮光膜86,87を設け、CCDチャネル8
2内に光が漏れ込まないようにしている。
【0007】しかし、この方法では遮光膜86とSi基
板80との間から光が漏れ込み、CCDチャネル82内
に雑音電荷を発生させたり、Si基板80の表面で反射
された光の一部が遮光膜86の裏面で再び反射されて遮
光膜86の下へと漏れ込み、CCDチャネル82内に雑
音電荷を発生させるという問題がある。
【0008】また、この問題を解決するためにSi基板
80と遮光膜86との間の絶縁膜88を薄くして光がC
CDチャネル82内に漏れ込まないようにすると、読出
しゲート(転送電極85)と遮光膜86との間の耐圧を
劣化させるという問題があった。
【0009】なお、スミアの発生要因となる光の漏れこ
みの様子を、図31を参照して説明しておく。図中90
はSi基板、91はp型ウェル、92はフォトダイオー
ドを形成するn型領域、93はフォトダイオード部の基
板界面で発生する暗電流を抑制するためのp型領域、9
4はn型垂直CCDチャネル、95はゲート絶縁膜、9
6は転送電極、97は絶縁膜、98は遮光電極、99は
絶縁膜である。
【0010】このような構成において、Si基板表面と
遮光電極裏面とにより光が多重反射し、この多重反射し
た光がCCDチャネル94に漏れ込んでくることによっ
てスミアは生じるのである。このような原因によって生
じるスミアは、現在の遮光電極構造では防止することが
極めて困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のC
CD撮像装置にあっては、フォトダイオードを形成する
際のイオン注入により読出しゲート下にポテンシャルポ
ケットが形成され、読出し電位が変わったり、残像が発
生するという問題があった。
【0012】また、遮光膜とSi基板の間から光が漏れ
込み垂直CCDチャネル内に雑音電荷を発生させたり、
Si基板表面で反射された光の一部が遮光膜裏面で再び
反射されて遮光膜の下へと漏れ込み、垂直CCDチャネ
ル内に雑音電荷を発生させるという問題があった。
【0013】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、垂直CCDチャネル内
への光の漏れこみをなくして、スミアを十分に抑制する
ことのできる固体撮像装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、フォトダイオ
ードを形成する際のイオン注入によるゲート電極の突き
抜けをなくし、且つ読出しゲートと遮光膜との間の耐圧
を劣化させることなく、垂直CCDチャネルへの光の漏
れ込みによるスミアを十分低減することのできる固体撮
像装置及びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、遮光電
極構造の改良により、スミアの低減及びイオン注入によ
る読出しゲートの付き抜けの防止をはかることにある。
【0016】即ち、本発明(請求項1)は、半導体基板
上に設けられた複数個の光電変換部と、これらの光電変
換部の間に設けられた複数列の信号電荷転送部と、これ
らの信号電荷転送部をそれぞれ覆う遮光電極とを備えた
固体撮像装置において、遮光電極の一部が光電変換部の
基板表面のp型不純物拡散領域に接触してなり、前記遮
光電極に印加される電位をこのp型不純物拡散領域の電
よりも高く設定してなることを特徴としている。
【0017】また、本発明(請求項2)は、CCD型の
固体撮像装置において、第1導電型の半導体基板上に2
次元状に配置された第2導電型の光電変換領域と、これ
らの光電変換領域の間に縦列状に配置された第2導電型
の信号電荷転送領域と、これらの転送領域上にそれぞれ
形成された信号電荷転送電極と、転送領域を覆うように
転送電極上に形成された膜厚の厚い第1の絶縁膜と、第
1の絶縁膜及び転送電極の側壁部を覆うように形成され
た膜厚の薄い第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜を覆うよう
に形成された遮光層と、これらの遮光層及び光電変換領
域上に形成された第3の絶縁膜とを具備してなり、前記
第1の絶縁膜は、前記転送電極のうちの信号電荷読出し
ゲートを兼ねる信号電荷転送電極上のみに形成されてい
ることを特徴としている。
【0018】また、本発明(請求項3)は、CCD型の
固体撮像装置の製造方法において、第1導電型の半導体
基板の表面に第2導電型の信号電荷転送領域を縦列状に
形成したのち、転送領域上にそれぞれ信号電荷転送電極
を形成し、次いで転送領域を覆うように転送電極上に膜
厚の厚い第1の絶縁膜を形成し、次いで少なくとも第1
の絶縁膜をマスクとして基板表面に不純物をイオン注入
し、該基板表面に第2導電型の光電変換領域を2次元状
に形成し、次いで第1の絶縁膜及び転送電極の側壁部を
覆うように膜厚の薄い第2の絶縁膜を形成し、次いで第
2の絶縁膜上に遮光層を形成し、しかるのち第1の遮光
層及び光電変換領域上に第3の絶縁膜を形成することを
特徴としている。
【0019】また、本発明(請求項4)は、CCD型の
固体撮像装置の製造方法において、第1導電型の半導体
基板の表面に第2導電型の信号電荷転送領域を縦列状に
形成したのち、転送領域上にそれぞれ信号電荷転送電極
を形成すると共に、この転送電極上に層間絶縁膜を介し
て第1の遮光膜を該転送電極とセルフアラインで形成
し、次いで基板の表面に不純物をイオン注入して該基板
表面に第2導電型の光電変換領域を2次元状に形成し、
次いで転送電極及び第1の遮光膜の側部に側壁絶縁膜を
セルフアラインで形成し、しかるのち第1の遮光膜及び
側壁絶縁膜を覆い一部が前記基板の表面と接触するよう
に第2の遮光膜を形成するようにした方法である。
【0020】
【作用】本発明(請求項1)によれば、信号電荷転送部
の上部に設けられた遮光電極の一部が、不純物拡散領域
(例えばp型領域)であるシリコン基板表面の一部に接
触している。このため、光がシリコン基板表面と遮光電
極裏面とにより多重反射することはない。従って、垂直
CCDチャネル内に光が漏れ込むことはなく、スミアを
十分に抑制することができる。さらに、遮光電極に与え
る電位をp型不純物拡散領域の電位より高くしているの
で、遮光電極からシリコン基板に電子が注入されること
はなく、再生画面上で画像欠陥が生じることもない。
【0021】また、本発明(請求項2,3)によれば、
フォトダイオードを形成する際のイオン注入による読出
しゲートの突き抜けがなくなるため、読出し電位が変わ
ったり残像が発生するという問題をなくすことが可能と
なる。さらに、ゲート電極と遮光層との間の耐圧を劣化
させることなく、遮光層とシリコン基板との間から垂直
CCDチャネル内への光の漏れ込みを十分低減できるた
め、スミアの抑制も可能となる。
【0022】また、本発明(請求項4)によれば、第2
の遮光膜の基板表面と接触する位置が転送電極と第1の
遮光膜の側部にセルフアラインで形成した絶縁膜により
決めることができる。このため、従来のように遮光膜と
基板表面とが接触する位置を転送電極に対して余裕を持
つ位置に形成する必要がない。従って、遮光膜の端部の
位置を従来よりも転送電極側に設けることができ、感光
部の開口面積を大きくすることができる。また、転送電
極上では遮光膜が2層となり、さらに第1の遮光膜は十
分厚くすることができるので、遮光膜を透過して転送チ
ャネルに漏れ込む光をより確実に抑制することが可能と
なる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0024】図1は本発明の第1の実施例に係わる固体
撮像装置の一画素構成を示す平面図で、図2は図1の矢
視A−A′断面図である。図において、10はn型のシ
リコン基板であり、この基板10上にはp型のウェル1
1が設けられている。pウェル11内にはフォトダイオ
ード(光電変換部)を形成するn型領域12が設けら
れ、フォトダイオード部の基板表面には暗電流の発生を
抑制するためにp型領域13が形成されている。ここ
で、図ではフォトダイオード部は2つしか示さないが、
実際にはマトリックス状に多数個設けられている。
【0025】pウェル11の表面部には、n型の垂直C
CDチャネル(信号電荷転送部)14が縦列方向に設け
られている。CCDチャネル14上にはゲート酸化膜1
5を介して転送電極16が設けられている。転送電極1
6の上部及び側部には、絶縁膜17を介して金属材料か
らなる遮光電極18が設けられている。遮光電極18の
一部は、フォトダイオード部の基板表面のp型領域13
の一部に接触している。そして、基板上の全面には絶縁
保護膜19が設けられている。
【0026】ここで、遮光電極18をp型領域13と接
触させるのは、遮光電極18とフォトダイオード部のn
型領域12とを電気的に分離するためである。また、遮
光電極18には、フォトダイオード部の基板表面のp型
領域13の電位(通常は基準電位が印加されている)
りも高い電位が与えられている。
【0027】次に、上記実施例装置の製造方法につい
て、図3を参照して説明する。
【0028】まず、図3(a)に示すように、n型シリ
コン基板10の表面にボロン(B)をイオン注入し、そ
の後熱拡散することにより、p型のウェル11を形成す
る。続いて、図3(b)に示すように、熱酸化によりゲ
ート酸化膜15を形成したのち、図示しないレジストを
マスクにn型不純物のイオン注入を行い、信号電荷転送
部の埋込みチャネル(垂直CCDチャネル)14を形成
する。
【0029】次いで、図3(c)に示すように、転送電
極16となる多結晶シリコン膜を堆積した後、これを電
極パターンに選択エッチングする。続いて、図3(d)
に示すように、転送電極16の表面を熱酸化して酸化膜
17を形成した後、図示しないレジストをマスクにイオ
ン注入を行い、光電変換部となるn型領域12を形成す
る。また、同様にしてp型領域13を形成する。
【0030】次いで、図4(a)に示すように、レジス
ト21をマスクに、フォトダイオード部の基板表面に設
けられたp型領域13上のシリコン酸化膜15を選択エ
ッチングし、フォトダイオード部を露出させる。続い
て、図4(b)に示すように、レジスト21を除去した
のち、全面にアルミニウム又はタングステン等の高融点
金属、又は高融点金属のシリサイド等の遮光電極18を
堆積する。
【0031】次いで、図4(c)に示すように、信号電
荷転送部を覆うように遮光電極18上にレジスト22を
形成し、このレジスト22をマスクに遮光電極18を選
択エッチングする。その後、図4(d)に示すように、
全面に保護膜となる絶縁膜19を堆積することにより、
前記図2に示す構造が得られることになる。
【0032】このようにして作成された固体撮像装置に
おいては、遮光電極18と基板表面のp型領域13とが
直接接触することになり、従来のように光が基板表面と
遮光電極裏面とにより多重反射されることはない。この
ため、垂直CCDチャネル14内に光が漏れ込むことは
なく、スミアを十分に抑制することができる。また、遮
光電極18にp型領域13の電位よりも高い電位を与え
ているので、遮光電極18からフォトダイオード部に電
子が注入されることはなく、再生画面上で白キズ等の欠
陥が生じるのを未然に防止できる。
【0033】また、本実施例では、遮光電極18を基板
表面のp型領域13の一部に接触させていることから、
遮光電極18をフォトダイオード部の内側に延長する必
要がなく、画素の微細化に有効である利点もある。この
効果について、図5を参照して説明する。
【0034】図5(a)に示すように、スミアを十分に
抑制するためには、転送電極16の端部から遮光電極1
8をPD側に1.2μmほど延ばす必要がある。信号電
荷転送部の大きさにもよるが、例えば7μmで1画素を
構成するとした場合、フォトダイオード部の開口幅は
1.5μm程度となる。なお、このときのスミアは−8
0dBであった。
【0035】画素を微細化して、例えば5μmで1画素
を構成する場合、従来と同じ方法では、図5(b)に示
すように、遮光電極18の延長部が大きな比重を占める
ことになり、フォトダイオード部の開口幅は極めて小さ
くなる。信号電荷転送部も小さくなるので一該には言え
ないが、一般にこの場合のフォトダイオード部の開口幅
は0.6μm程度と極めて小さいものとなる。なお、こ
のときのスミアは−80dBより劣化する。
【0036】これに対し、本実施例のように遮光電極1
8を基板表面のp型領域13に接触させる場合、フォト
ダイオード部における遮光電極18の延長部が不用とな
り、図5(c)に示すように、フォトダイオード部の開
口幅は1.2μm程度と、図5(b)に比して約2倍に
大きくなる。そしてこの場合のスミアは、−100dB
より向上する。
【0037】つまり、本実施例のように遮光電極18を
基板表面のp型領域13に接触させる構成としたことに
より、画素を微細化した場合のフォトダイオードの開口
面積を拡大することができ、受光感度の大幅な向上と共
にスミアの低減をはかることが可能となる。
【0038】第1の実施例は、フォトダイオード部の基
板表面に設けられたp型領域の上部のシリコン酸化膜の
みをエッチングした場合についての一例であるが、次の
例のようにシリコン基板表面のp型領域の一部もエッチ
ングするとさらに効果が大きくなる。
【0039】図6は第1の実施例の変形例の要部構成を
示す平面図、図7は図6の矢視B−B′断面図である。
なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付して、
その詳しい説明は省略する。遮光電極18の一部をシリ
コン基板表面のp型領域13の一部に接触させることは
第1の実施例と同じであるが、本変形例では、シリコン
基板表面のp型領域上部のシリコン酸化膜と共にシリコ
ン基板表面のp型領域13の一部も同時にエッチングし
ている。
【0040】図8は、本変形例の製造工程を示す断面図
である。転送電極16及び光電変換部を設けるところま
では、第1の実施例と同様である。次いで、本変形例で
は、図8(a)に示すように、シリコン基板表面のp型
領域13上部のシリコン酸化膜15をエッチングする際
に、同時にp型領域13の途中までエッチングを行う。
その後、図8(b)に示すように遮光電極材料を堆積
し、これを選択エッチングして遮光電極18を形成し、
さらに図8(c)に示すように絶縁保護膜19を堆積す
ることで図7に示すような構造を得ている。
【0041】このような構成であれば、遮光電極18の
基板側端部が第1の実施例よりも深い位置に設けられる
ことになる。このため、素子に対して斜めに入射してく
る光が、垂直CCDチャネル14内に入り難くなるた
め、第1の実施例以上にスミアを抑制することができ
る。
【0042】図9は本発明の第の実施例に係わる固体
撮像装置の一画素構成を示す平面図で、図10は図9の
矢視X−X′断面図である。この実施例の特徴とする点
は、信号電荷転送電極上に厚い絶縁膜を、信号電荷転送
電極の側壁部に薄い絶縁膜を形成したことにある。
【0043】このような構造を得るためには、まずp型
シリコン基板30の表面領域に、n型の不純物領域から
なる垂直CCDチャネル(信号電荷転送領域)32及び
p型の素子分離領域33を形成する。次いで、CCDチ
ャネル32上にゲート絶縁膜41を介して第1の転送電
極34を積層し、後に形成する第2の転送電極35と重
なる部分をエッチング除去する。
【0044】次いで、転送電極34の上に絶縁膜42を
介して例えば多結晶シリコンからなる読出しゲートを兼
ねる第2の転送電極35を積層し、この転送電極35の
転送電極34と重なる部分をエッチング除去する。続い
て、転送電極34,35上に膜厚の厚い絶縁膜(第1の
絶縁膜)43を、例えば0.3〜0.6μmの厚さに堆
積する。その後、所望のマスクにより絶縁膜43及び転
送電極34,35を同時に選択エッチングする。
【0045】次いで、厚い絶縁膜43及び図示しないレ
ジスト等をマスクとして用い、基板30の表面に不純物
をイオン注入してn型のフォトダイオード(光電変換領
域)31を形成する。続いて、絶縁膜43上及び転送電
極34,35の側壁部に膜厚の薄い絶縁膜(第2の絶縁
膜)44を、例えば0.05〜0.3μmの厚さに堆積
させる。さらに、絶縁膜44上に例えばモリブデンシリ
サイドなどの第1の遮光膜36を形成する。その後、全
面に絶縁膜(第3の絶縁膜)45を堆積して表面を平坦
化し、この絶縁膜45上に例えばアルミニウム等の第2
の遮光膜37を選択的に形成する。
【0046】このように本実施例においては、読出しゲ
ートを兼ねる第2の転送電極35上に膜厚の厚い絶縁膜
43を形成した後に、フォトダイオード31となるイオ
ン注入を行っているので、イオンが転送電極35を通り
抜け転送電極35下のシリコン基板30へ注入するとい
うことがなくなる。このため、読出しゲート下にポテン
シャルポケットが形成されることがなくなり、読出し電
位が変わったり残像が発生するという問題をなくすこと
が可能となる。
【0047】また、この厚い絶縁膜43により遮光膜3
6と転送電極34,35との間の耐圧は向上し、しかも
薄い絶縁膜44の形成により遮光膜36はフォトダイオ
ード31の表面近くまで十分落とし込まれる。このた
め、遮光膜36とシリコン基板30との間から垂直CC
Dチャネル32への光の漏れ込みがなくなり、スミアを
十分低減することができる。さらに、転送電極34,3
5と遮光膜36との間は薄い絶縁膜44で分離されてい
るため、光電変換領域を広く取ることができる利点もあ
る。
【0048】次に、本発明の他の実施例及び参考例を説
明する。図11は参考例、図12及び図13は本発明の
の実施例の改良であり、図10と同符号のものは同
一機能を有するものである。
【0049】図11に示す第1の参考例の特徴とすると
ころは、図10に示した構造に対して、薄い絶縁膜44
の代わりに側壁絶縁膜44′を設けたことにある。即
ち、転送電極34,35及び厚い絶縁膜43の側壁に、
絶縁膜44′をRIEなどのエッチバック技術によりセ
ルフアラインで形成したことにある。具体的には、厚い
絶縁膜43上及び転送電極34,35の側壁部に絶縁膜
44′を堆積した後、全面をエッチバックして側壁部の
みに絶縁膜44′を残す。この参考例にあっても、第
の実施例と同様の効果があると共に、絶縁膜44′を転
送電極34,35に対しセルフアラインで形成できるた
め、光電変換領域を広くすることが可能となる。
【0050】図12に示す第の実施例の特徴とすると
ころは、読出しゲートを兼ねる転送電極35のみに厚い
絶縁膜43を積層させることにある。ここでは、第2の
転送電極35を読出しゲートに使っているが、第1の転
送電極34を使って読出しゲートを形成し、この電極3
4の上に厚い絶縁膜43を形成してもよい。
【0051】図13に示す第の実施例の特徴とすると
ころは、2層電極34,35の代わりに単層電極34,
34′を持つ構造にしたことにある。図12及び図13
に示す実施例にあっても、第の実施例と同様の効果が
ある。
【0052】なお、第の実施例以降では、第1の遮光
膜36及び第2の遮光膜37にモリブデンシリサイド及
びアルミニウムを使用しているが、これらの遮光膜にモ
リブデンシリサイド・タングステンシリサイド・アルミ
ニウムなどの各種シリサイド及び各種金属を使用するこ
とも可能である。また、転送電極34,35として、多
結晶シリコン膜の代わりに、モリブデンシリサイド・タ
ングステンシリサイドなどの各種シリサイド及び各種金
属を使用することも可能である。
【0053】次に、本発明の第2の参考例について説明
する。本参考例の特徴とする点は、転送電極と遮光膜と
の間に、窒化シリコン膜を設けたことにある。
【0054】図14は、同参考例の概略構成を示す断面
図である。n型のシリコン基板50上にイオン注入若し
くは拡散によってp型のウェル51が形成され、このp
ウェル51の表面に受光部となるn型領域52,p型領
域53及びn型の垂直CCDチャネル54が形成されて
いる。この基板上には酸化シリコン膜55a,窒化シリ
コン膜55b及び酸化シリコン膜55の3層の絶縁膜
55を介して転送電極56a,56bが形成されてい
る。転送電極56a,56b上には酸化シリコン膜5
7,窒化シリコン膜58及び酸化シリコン膜59の3層
の絶縁膜が形成されている。そして、受光部上が開口さ
れ、この開口の側面及び基板の最上部を覆うように遮光
膜60が形成されている。
【0055】上記参考例の製造工程について説明する。
図15は平面図、図16及び図17は図15の矢視C−
C′断面に相当する工程断面図である。
【0056】まず、図16(a)に示すように、CCD
チャネル54が形成されたpウェル51上に、酸化シリ
コン膜55a,窒化シリコン膜55b及び酸化シリコン
膜55cの3層の絶縁膜55を形成する。次いで、絶縁
膜55上に気相成長法により多結晶シリコン膜からなる
2層の転送電極56a,56bを形成する。多結晶シリ
コン膜の膜厚は200〜600nmとする。次いで、多
結晶シリコン膜を酸化して酸化シリコン膜57を形成
し、さらにその上に気相成長法により厚さ50〜300
nmの窒化シリコン膜58を堆積する。
【0057】次いで、図16(b)に示すように、窒化
シリコン膜58上に所望パターンのレジスト61を形成
し、このレジスト61をマスクとして反応性イオンエッ
チングにより、窒化シリコン膜58及び酸化シリコン膜
57を選択的にエッチングする。
【0058】次いで、図16(c)に示すように、レジ
スト61を除去した後、窒化シリコン膜58をマスク
に、多結晶シリコンと窒化シリコンとの選択比を例えば
15〜20程度に保って、多結晶シリコン膜を反応性イ
オンエッチングで除去する。
【0059】次いで、図17(a)に示すように、転送
電極56a,56b間の絶縁膜を弗化アンモニウム等で
除去する。次いで、図17(b)に示すように、再び多
結晶シリコンと窒化シリコンとの選択比を先と同様に保
って、残りの多結晶シリコン膜を除去し、さらに露出し
た酸化シリコン膜55cを除去する。これにより、酸化
シリコン膜55aをエッチングすることなく、受光部の
上部に開口部を形成する。
【0060】次いで、図17(c)に示すように、多結
晶シリコン膜の端部を酸化した後、開口部に自己整合で
フォトダイオードのn型領域52をイオン注入で形成
し、さらに表面シールド層のp型領域53を同じくイオ
ン注入等で形成する。この後、遮光膜60を例えばアル
ミニウムで形成し、所定の部分をエッチングすることに
より、図14に示す構造の固体撮像装置が得られる。
【0061】図14に示す参考例によれば、転送電極5
6a,56bと遮光膜60との間に窒化シリコン膜58
を設けることにより、絶縁破壊を招くことなく、転送電
極56a,56bと遮光膜60との間の絶縁膜(57,
58,59)を薄膜化することができ、遮光膜60の段
切れを防止することができる。しかも、基板と遮光膜6
0との距離を短くして多重反射によるスミアを低減させ
ることができる。従って、製造歩留りの向上と共に良好
な再生画像を得ることができる。また、窒化シリコン膜
58をマスクとして受光部を1回のエッチングで開口で
きるため、受光部の開口率を向上させることができ、高
感度の固体撮像装置を実現することが可能となる。
【0062】図18は、本発明の第3の参考例に係わる
固体撮像装置の基本構成を示す平面図である。図示しな
いシリコン基板上に、感光部101 がマトリクス状に設け
られている。これら感光部101 には、それぞれ信号電荷
読出し部102 が設けられており、感光部101 に蓄積され
た信号電荷は、それぞれ感光部間に設けられた垂直CC
Dレジスタ103 に読出される。垂直CCDレジスタ103
の転送電極は、後述するように金属又は金属シリサイド
等の光透過率の低い材料からなり、垂直転送チャネル上
に該チャネルに平行に且つ一体で形成されている。
【0063】垂直CCDレジスタ103 に読出された信号
電荷は順次転送され、インターレース走査を行うための
信号電荷加算部104 に送られる。信号電荷加算部104 で
は、隣接する感光部に蓄積されていた信号電荷が加算さ
れ、且つ1フィールド毎に加算する画素が変えられる。
これにより、インターレース走査が行われる。信号電荷
加算部104 で加算された信号電荷は、水平CCDレジス
タ105 に並列的に送られる。そして、水平CCDレジス
タ105 により転送された信号電荷は出力部106に送ら
れ、出力信号として取り出される。
【0064】図19は第3の参考例の単位画素当りの平
面図、図20は図19の矢視A−A′断面図、図21は
図19の矢視B−B′断面図を示している。図中121 は
垂直CCDレジスタの転送電極であり、この転送電極12
1 は金属又は金属シリサイド等の光透過率の低い材料か
らなり、垂直転送チャネル上に該チャネルと平行、且つ
一体で形成されている。122 はn型のシリコン基板、12
3 はp型のウェル領域、124 は転送チャネルを埋め込み
チャネルとするためのn型拡散層領域、125 はフォト・
ダイオードを形成するn型領域、126 はフォト・ダイオ
ード表面で発生する暗電流を抑制するためのp型領域で
ある。127 は転送チャネルの一部の表面に設けられたp
型領域であり、素子分離のために画素間に設けられたp
型領域を兼ねている。このp型領域127 及びフォト・ダ
イオード表面のp型領域126 には基準電位が印加され
る。また、128(128-1,128-2,128-3)は転送チャネルの電
位に段差付けを行うために設けられたn型領域、129 は
ゲート絶縁膜である。
【0065】このような構成であれば、転送電極121 は
光透過率の低い材料からなり、しかも垂直転送チャネル
平行に且つ一体で形成されているため、垂直転送チャネ
ルに直接光が漏れ込むことはない。このため、垂直転送
電極121 は遮光膜を兼ねさせることができる。従って、
特に遮光膜を設ける必要はなく、従来のように転送電極
を覆い、且つ漏れ込み光を防ぐために遮光膜をフォトダ
イオード側に落とし込む必要がない。
【0066】また、転送電極121 はゲート絶縁膜129 上
に形成されるため、従来のように遮光膜と転送電極との
間の層間絶縁膜が不要となり、遮光膜を兼ねた転送電極
下の絶縁膜を従来の場合に比べて大幅に薄くすることが
できる。このため、漏れ込み光を防ぐために遮光膜を兼
ねた転送電極を感光部側に大きく張り出させる必要がな
く、従来の場合より開口面積を大きくすることができ
る。従って従来の場合に比べ、感度を維持し且つスミア
を抑制することが可能であり、画素の微細化が容易とな
る。
【0067】図22は、インターレース走査を行うため
に設けられた信号電荷加算部104 の断面図を示してい
る。信号電荷加算部104 は垂直CCDレジスタ103 と水
平CCDレジスタ105 との接合部にある。図22におい
て、121aは垂直転送電極121 の終端部、133 は水平転送
電極である。信号電荷加算部104 は、信号電荷加算のた
めの電極131 及び信号電荷を蓄積するために設けられた
n型拡散層132 から形成される。そして、信号電荷加算
のための電極131 にはクロックパルスΦA が印加され
る。
【0068】次に、インターレース走査のための信号電
荷加算の方法、及び信号電荷転送の様子を図23、図2
4を用いて説明する。
【0069】図23(a)には垂直転送電極121 に印加
されるクロックパルスΦV を示し、図23(b)(c)
にはクロックパルスΦV と共に、信号電荷加算のための
電極131 に印加されるクロックパルスΦA 、水平CCD
の転送電極131 に印加されるクロックパルスΦH1,ΦH2
のタイミング・チャートを示した。この例では、水平C
CDは互いに逆層の2相のクロックパルスΦH1、ΦH2で
駆動される場合について示している。なお、図23
(b)は奇数フィールド、図23(c)は偶数フィール
ドの場合を示している。
【0070】インターレース走査のための信号電荷加算
は、次のようにして行う。奇数フィールドでは、t=t
2 で各画素から信号電荷を読出した後、図23(b)に
示すように、垂直転送電極121 に2回のクロックパルス
を送り、隣接する2画素に対応する2つの電荷パケット
を信号電荷加算のための電極下に転送し、信号電荷の加
算を行う。その後は、奇数フィールドの各水平ブランキ
ング期間に、図23(b)に示したのと同様のパルス
を、垂直転送電極と信号電荷加算のための電極に印加
し、信号電荷の転送及び信号電荷の加算を行う。
【0071】偶数フィールドでは、t=t2 で各画素か
ら信号電荷を読み出した後、図23(c)に示すよう
に、垂直転送電極に3回クロックパルスを送り、3画素
対応する3つの電荷パケットを信号電荷加算のための電
極下に転送し、それを水平CCDに転送する。その後の
水平ブランキング期間では、奇数フィールドと同様に隣
接する2画素に対応する2つの電荷パケットの加算を行
い、水平CCDへと信号電荷を転送する。
【0072】このようにすることで、奇数フィールドと
偶数フィールドで、加算を行う画素を変えることができ
るため、インターレース走査が可能となる。また、本
例では信号電荷の加算を電極131 で行ったが、このよ
うな電極を設けずとも、信号電荷加算の手段として、垂
直CCDから水平CCDへ信号電荷を転送する際に水平
CCDで信号電荷を加算することもできる。
【0073】図24には、図23(b)に示したタイミ
ングチャートのt1〜t9での、信号電荷が転送される
様子、及び図23(a)での信号電荷が加算される様子
を示した。転送チャネルの一部の表面に設けられたp型
領域127 は基準電位に固定されるため、転送電極121 に
印加するクロックパルスΦV によりn型領域128 の電位
ポテンシャルのみがt1〜t9のように変わり、単相の
パルスでの電荷転送が可能となる。さらに、電極131 に
印加されるクロックパルスΦA により、n型拡散層132
で2画素の加算が行われる。そして、1フィールド毎に
加算する画素を変えることにより、インターレース走査
が行われるようになっている。
【0074】なお、この参考例での信号電荷の転送原理
は、Virtual Phase CCD Technologyとして知られいる
(IEDM Tech.Digest 1979,p611)。本参考例では上記の
原理による電荷伝送の場合を示したが、必ずしもこの方
式に限るものではない。例えば垂直転送電極を抵抗体で
形成し、この転送電極に転送方向に沿って複数の端子を
設け、これらの端子に所定の電圧を印加することにより
拡散層内に電位ポテンシャルを形成して信号電荷を転送
する、いわゆる抵抗性ゲート構造にしてもよい。要する
に、一電極での電荷転送が可能な方法であればよい。
【0075】このように本参考例によれば、垂直CCD
レジスタの転送電極121 が金属等の光透過率の十分低い
材料からなり、且つ垂直CCD転送チャネル上に、それ
と平行に一定で形成されているため、垂直CCDレジス
タの転送電極121 が遮光膜を兼ねることができる。この
ため、特に遮光膜を設ける必要はない。また、遮光膜を
兼ねた転送電極下の絶縁膜の厚さは従来の場合と比べて
十分に薄くすることができるため、遮光膜を兼ねた転送
電極をフォトダイオード側に張り出させる必要がなく、
感光部の開口面積を大きくすることができる。このた
め、画素サイズを微細化した場合に素子の感度を維持し
たまま、スミアを十分に抑制することができる。
【0076】図25は本発明の第の実施例に係わる固
体撮像装置の要部構成を示す平面図で、図26は図25
の矢視A−A′断面図である。n型Si基板201 の上に
p型ウェル領域202 が形成され、このウェル領域202 の
表面に垂直転送チャネル203とフォトダイオード形成の
ためのn型層204 及びp型層205 が形成されている。転
送チャネル203 上には転送電極206 が形成され、転送電
極206 上には絶縁膜を介して第1の遮光膜207 が形成さ
れている。転送電極206 及び第1の遮光膜207の側面に
は後述する側壁絶縁膜が形成されている。第1の遮光膜
207 及び側壁絶縁膜を覆うように第2の遮光膜208 が形
成されている。そして、これらの上に保護用の絶縁膜20
9 が形成されている。
【0077】次に、上記実施例の製造方法を図27乃至
図29の工程断面図を参照して説明する。なお、図27
は転送方向断面、図28及び図29は転送方向と直交す
る方向の断面を示している。
【0078】まず、図27(a)に示すように、n型シ
リコン基板201 上にp型ウェル領域202 を形成し、ウェ
ル領域202 の表面に、n型拡散領域からなる垂直CCD
の埋め込み転送チャネル203 を形成する。続いて、シリ
コン基板を酸化しゲート絶縁膜210 を形成し、その上に
転送電極206 となる第1層目の多結晶シリコン206aを堆
積する。
【0079】次いで、図27(b)に示すように、レジ
スト等をマスクとし多結晶シリコン膜206aを選択的にエ
ッチングする。次いで、図27(c)に示すように、多
結晶シリコン膜206aを熱酸化して絶縁膜211 を形成した
後、第2層目の多結晶シリコン膜206bを堆積する。次い
で、図27(d)に示すように、レジスト等をマスクと
し多結晶シリコン膜206bを選択的にエッチングする。次
いで、図27(e)に示すように、多結晶シリコン膜20
6bの熱酸化を行い絶縁膜212 を形成する。
【0080】ここまでの状態を転送方向と直交する方向
に切った断面が、図28(a)である。次いで、図28
(b)に示すように、絶縁膜212 上にMo,W等の高融
点金属膜213 又はそれら高融点金属のシリサイド膜を堆
積する。この金属膜213 は第1層目の遮光膜207 とな
る。
【0081】次いで、図28(c)に示すように、レジ
スト214 をマスクとして金属膜213,層間絶縁膜 212,21
1,多結晶シリコン膜206a,206b及びゲート絶縁膜210
のエッチングを行う。なお、図には示さないが、この際
に感光部にはフォトダイオードを形成するためn型領域
204 を、基板表面にはp型領域205 を形成する。その
後、図28(d)に示すように、シリコン酸化膜215 の
堆積を行う。
【0082】次いで、図29(a)に示すように、異方
エッチングを行い、感光部基板上のシリコン酸化膜が
なくなるまでエッチングを行う。このとき、金属膜213
,層間絶縁膜211,212 ,多結晶シリコン膜206a,206b
の側壁部には堆積したシリコン酸化膜215 が残存する。
つまり、側壁絶縁膜をセルフアラインで形成することが
できる。
【0083】次いで、図29(b)に示すように、Al
等の金属膜を堆積し、これをレジストをマスクとして選
択的にエッチングし、第2層目の遮光膜208 を形成す
る。次いで、図29(c)に示すように、保護用の絶縁
膜209 を堆積することにより、図26に示した構造が得
られることになる。
【0084】かくして本実施例によれば、遮光膜と基板
とが接触する位置を、自己整合的に決めることができ
る。このため、感光部の開口面積を従来の場合より大き
くすることができる。また、本実施例では、転送電極上
に設けられた第1層目の遮光膜の厚さを十分に厚くする
ことができ、遮光膜を透過して転送チャネルに漏れ込む
光を抑制することができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように本発明(請求項1)
によれば、遮光電極の一部を光電変換部の基板表面の不
純物領域(p型領域)に接触させているので、垂直CC
Dチャネル内への光の漏れこみをなくして、スミアを十
分に抑制することができる。さらに、遮光電極に与える
電位をp型不純物拡散領域の電位よりも高くしているの
で、遮光電極からシリコン基板に電子が注入されること
はなく、再生画面上で画像欠陥が生じることもない。
た、本発明(請求項2,3)によれば、フォトダイオー
ドを形成する際のイオン注入によるゲート電極の突き抜
けがなくなるため、読出し電位が変わったり残像が発生
するという問題をなくすことが可能となる。さらに、ゲ
ート電極と遮光膜間の耐圧を劣化させることなく遮光膜
とシリコン基板間から垂直CCDへの光の漏れ込みを十
分低減できるため、スミアの低減が可能となる。
【0086】また、本発明(請求項)によれば、遮光
膜と感光部基板界面が接触する位置を転送電極に対して
セルフアラインで形成できるので、従来に比べて、より
感光部の開口面積を大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる固体撮像装置の
一画素構成を示す平面図。
【図2】図1の矢視A−A′断面図。
【図3】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図4】第1の実施例の製造工程を示す断面図。
【図5】第1の実施例の効果を説明するための模式図。
【図6】第1の実施例の変形例に係わる固体撮像装置の
一画素構成を示す平面図。
【図7】図6の矢視B−B′断面図。
【図8】図6の変形例の製造工程を示す断面図。
【図9】本発明の第の実施例に係わる固体撮像装置の
一画素構成を示す平面図。
【図10】図9の矢視X−X′断面図。
【図11】本発明の第1の参考例に係わる固体撮像装置
の一画素構成を示す断面図。
【図12】本発明の第の実施例に係わる固体撮像装置
の一画素構成を示す断面図。
【図13】本発明の第の実施例に係わる固体撮像装置
の一画素構成を示す断面図。
【図14】本発明の第2の参考例に係わる固体撮像装置
の一画素構成を示す断面図。
【図15】第2の参考例の概略構成を示す平面図。
【図16】図14の矢視C−C断面に相当する工程断面
図。
【図17】図14の矢視C−C断面に相当する工程断面
図。
【図18】本発明の第3の参考例に係わる固体撮像装置
の基本構成を示す平面図、
【図19】第3の参考例の単位画素当たりの平面図、
【図20】図19の矢視A−A′断面図、
【図21】図19の矢視B−B′断面図、
【図22】第3の参考例における信号電荷加算部の構成
を示す断面図、
【図23】第3の参考例の動作を説明するためのタイミ
ングチャート、
【図24】第3の参考例の動作を説明するためのタイミ
ングチャート、
【図25】本発明の第の実施例に係わる固体撮像装置
の要部構成を示す平面図、
【図26】図25の矢視A−A′断面図、
【図27】第の実施例の製造工程を示すもので転送方
向の断面図、
【図28】第の実施例の製造工程を示すもので転送方
向と直交する方向の断面図、
【図29】第の実施例の製造工程を示すもので転送方
向と直交する方向の断面図、
【図30】従来のCCD撮像装置の断面構造を示す図。
【図31】従来の問題点を説明するための素子構造断面
図。
【符号の説明】
10…n型シリコン基板、11…p型ウェル、12…n
型領域(光電変換領域)、13…p型領域、14…垂直
CCDチャネル(信号電荷転送部)、15…ゲート酸化
膜、16…転送電極、18…遮光電極、19…絶縁保護
膜、21,22…レジスト、30…p型シリコン基板、
31…フォトダイオード(光電変換領域)、32…垂直
CCDチャネル(信号電荷転送領域)、33…素子分離
領域、34,35…転送電極、36…第1の遮光膜、3
7…第2の遮光層、43…第1の絶縁膜、44…第2の
絶縁膜、45…第3の絶縁膜。
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 道夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−142859(JP,A) 特開 昭63−50057(JP,A) 特開 昭58−50874(JP,A) 特開 昭58−157264(JP,A) 実開 平4−65460(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/14 H01L 27/148 H04N 5/335

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に設けられた複数個の光電変
    換部と、これらの光電変換部の間に設けられた複数列の
    信号電荷転送部と、これらの信号電荷転送部をそれぞれ
    覆う遮光電極とを備えた固体撮像装置において、 前記遮光電極の一部が前記光電変換部の基板表面のp型
    不純物拡散領域に接触してなり、前記遮光電極に印加さ
    れる電位をこのp型不純物拡散領域の電位よりも高く設
    定してなることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】第1導電型の半導体基板上に2次元状に配
    置された第2導電型の光電変換領域と、これらの光電変
    換領域の間に縦列状に配置された第2導電型の信号電荷
    転送領域と、これらの転送領域上にそれぞれ形成された
    信号電荷転送電極と、前記転送領域を覆うように前記転
    送電極上に形成された膜厚の厚い第1の絶縁膜と、第1
    の絶縁膜及び前記転送電極の側壁部を覆うように形成さ
    れた膜厚の薄い第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜を覆うよ
    うに形成された遮光層と、これらの遮光層及び前記光電
    変換領域上に形成された第3の絶縁膜とを具備してな
    り、前記第1の絶縁膜は、前記転送電極のうちの信号電
    荷読出しゲートを兼ねる信号電荷転送電極上のみに形成
    されていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】第1導電型の半導体基板の表面に第2導電
    型の信号電荷転送領域を縦列状に形成する工程と、前記
    転送領域上にそれぞれ信号電荷転送電極を形成する工程
    と、前記転送領域を覆うように前記転送電極上にそれぞ
    れ膜厚の厚い第1の絶縁膜を形成する工程と、少なくと
    も第1の絶縁膜をマスクとして前記基板の表面に不純物
    をイオン注入し、該基板表面に第2導電型の光電変換領
    域を2次元状に形成する工程と、第1の絶縁膜及び前記
    転送電極の側壁部を覆うように膜厚の薄い第2の絶縁膜
    を形成する工程と、第2の絶縁膜上に遮光層を形成する
    工程と、前記遮光層及び光電変換領域上に第3の絶縁膜
    を形成する工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】第1導電型の半導体基板の表面に第2導電
    型の信号電荷転送領域を縦列状に形成する工程と、前記
    転送領域上にそれぞれ信号電荷転送電極を形成すると共
    に、この転送電極上に層間絶縁膜を介して第1の遮光膜
    を該転送電極とセルフアラインで形成する工程と、前記
    基板の表面に不純物をイオン注入し、該基板表面に第2
    導電型の光電変換領域を2次元状に形成する工程と、前
    記転送電極及び第1の遮光膜の側部に側壁絶縁膜をセル
    フアラインで形成する工程と、前記第1の遮光膜及び側
    壁絶縁膜を覆い一部が前記基板の表面と接触するように
    第2の遮光膜を形成する工程とを含むことを特徴とする
    固体撮像装置の製造方法。
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