JP3142233B2 - コンバインの刈取部スライド構造 - Google Patents

コンバインの刈取部スライド構造

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JP3142233B2 JP07340184A JP34018495A JP3142233B2 JP 3142233 B2 JP3142233 B2 JP 3142233B2 JP 07340184 A JP07340184 A JP 07340184A JP 34018495 A JP34018495 A JP 34018495A JP 3142233 B2 JP3142233 B2 JP 3142233B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取前処理部にお
ける刈取メインフレームを油圧シリンダにより横軸芯周
りに昇降駆動可能に構成するとともに、前記刈取メイン
フレームの昇降揺動ボス部を機体フレームに対して横方
向にスライド可能に支持し、さらに、前記刈取メインフ
レームを、前記油圧シリンダの作動によって一体的に揺
動駆動される支持部材に装着したスライド駆動機構を介
して横方向に駆動可能に構成してあるコンバインの刈取
部スライド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインの刈取部スライド構造に
おいて、従来では、特開平5‐153841号公報に示
されるように、刈取前処理部の刈取メインフレームの昇
降揺動ボス部を機体フレームに対して横方向にスライド
移動自在に支持するとともに、油圧シリンダを機体フレ
ームに横軸芯周りで相対揺動自在並びに横方向に位置固
定状態で枢支連結し、かつ、シリンダのロッド先端に横
方向に長尺の受止め支持部材を取付けるとともに、前記
刈取メインフレームのシリンダ押圧作用箇所に横方向に
長尺の載置支持部材を取付け、前記受止め支持部材と前
記載置支持部材とを係合金具を介して横方向に相対スラ
イド自在に係合させ、さらに、油圧シリンダ側の受止め
支持部材の長手方向の一端側に、刈取メインフレームの
揺動軸芯周りに揺動自在な支持部材を設け、この支持部
材と前記刈取メインフレームとに亘って刈取メインフレ
ームを横方向にスライド駆動するスライド駆動機構とし
ての横送り用のネジ軸を架設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造は、いわゆる
回り刈り作業形態においては、刈取前処理部を走行機体
に対して極力未刈地側に寄せて、未刈り穀稈に対してク
ローラ走行装置による泥押しを少なくし、かつ、中割り
作業形態においては、刈取前処理部を走行機体の横方向
中央側に位置させて、左右両側においてクローラ走行装
置による未刈り穀稈の押し倒し等の弊害を少なくするよ
うにしたものであり、そして、高い位置に設けられる刈
取メインフレームの揺動枢支部分に、スライド支持機構
を設けることによって、刈取穀稈の搬送中に発生するワ
ラ屑や株元付近に存在する雑草等がスライド支持機構に
絡まったりすることがないようにしたものであるが、上
記従来構造においては、油圧シリンダによって揺動駆動
される支持部材と刈取メインフレームとをネジ軸を介し
て連結してあるから、ネジ軸を、刈取メインフレームの
ボス部のスライド軸に対して平行に組付けなければ、支
持部材に固定されるネジ軸と刈取メインフレーム側に固
定されるコマ部材との間に拗れが発生して、刈取メイン
フレームの円滑なスライドが阻害される為、ネジ軸の組
付けに精度が要求される不都合があり、また、地面の凹
凸により刈取前処理部の下面が地面に接地して下から突
き上げ力を受けた場合、受止め支持部材と載置支持部材
とをスライド自在に係合する係合金具やネジ軸に衝撃力
が作用してスライド駆動機構が損傷する場合がある。本
発明は、上記不具合点を解消して、スライド駆動機構の
組付けの容易化並びに刈取前処理部が下から突き上げ力
を受けた場合のスライド駆動機構の破損の防止を目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したコンバインの刈取部スライド構造におい
て、前記スライド駆動機構に対して前記刈取メインフレ
ームを上方に逃げられる係合支持部材を介して係合連結
してある。
【0005】〔作用〕スライド駆動機構に対して刈取メ
インフレームを、スライド駆動機構から横送り力だけ受
けて上方に逃げれる係合支持部材を介して係合してある
から、スライド駆動機構の組付け精度が低くて、ネジ軸
がボス部のスライド軸に対して斜めに取付けられても、
その組付け誤差を係合支持部材と刈取メインフレームと
の係合部で吸収することができ、刈取メインフレームの
横送りが可能となる。また、地面の凹凸により刈取前処
理部の下面が地面に接地して下から突き上げ力を受けた
場合には、スライド駆動機構に対して刈取メインフレー
ムが上方に逃げることができ、スライド駆動機構に衝撃
力が作用することがない。
【0006】〔効果〕上記構成の結果、刈取メインフレ
ームを横方向にスライド駆動するスライド駆動機構の組
付けに精度が要求されず、スライド駆動機構の組付けが
容易となる。また、地面の凹凸により刈取前処理部の下
面が地面に接地して下から突き上げ力を受けた場合、ス
ライド駆動機構に対して刈取メインフレームが上方に逃
げれることができ、スライド駆動機構の損傷を防止する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を二条刈
りのコンバインに付いて説明する。図1に示すように、
このコンバインは、クローラ走行装置1を装備した走行
機体の前部に、刈取前処理部2を横軸芯X周りで昇降揺
動自在に連結するとともに、走行機体には脱穀装置3を
搭載し、刈取前処理部2の横一側に搭乗運転部4を配設
して構成してある。
【0008】前記刈取前処理部2は、倒伏した植立穀稈
を立姿勢に引き起こす左右一対の引起し装置5、引き起
こされた穀稈の株元を切断するバリカン型刈取装置6、
刈取穀稈を刈幅方向中央後方に向けて掻込み搬送する左
右一対の掻込みパッカー7、立姿勢の刈取穀稈を、株元
側を挟持し、かつ、穂先側を係止しながら徐々に横倒れ
姿勢に姿勢変更させながら後方に搬送して脱穀フィード
チェーン8に受け渡す縦搬送装置9等を備えて構成さ
れ、図3に示すように、油圧シリンダ10により前記横
軸芯X周りで揺動駆動自在に機体フレーム11に支持さ
れる刈取メインフレーム12により支持されるよう構成
されている。
【0009】図5に示すように、前記横軸芯Xと同一軸
芯状態で断面形状が六角形状の横向き伝動軸13を配設
し、この横向き伝動軸13を左右ブラケット14により
回動自在に機体フレーム11に支持してある。そして、
この横向き伝動軸13に対して刈取メインフレーム12
の昇降揺動ボス部12aを、ブッシュ15を介して、相
対回動自在並びに横向き伝動軸13の軸芯方向に沿って
相対スライド自在に外嵌装着してスライド支持機構Aを
構成してある。前記横向き伝動軸13の一方の軸端に取
付けた入力プーリ16を介して原動部側から動力が伝え
られ、この伝動軸13にトルク伝達自在並びに前記昇降
揺動ボス部12aと一体的にスライド自在に外嵌したベ
ベルギア17から前後向き伝動軸18を介して各引起し
装置5、刈取装置6、掻込みパッカー7に夫々動力伝達
され、横向き伝動軸13の他端側に相対回動自在に外嵌
装着したベベルギアケース19内のベベルギア機構20
を介して縦搬送装置9に動力伝達するよう伝動系を構成
してある。
【0010】図2に示すように、前記引起し装置5と刈
取装置6は刈取メインフレーム12を介して機体に対し
て横方向に相対移動自在に構成され、前記縦搬送装置9
は、その搬送終端側の縦軸芯Y周りで始端側が左右に移
動に構成されている。図3に示すように、前記横向き伝
動軸13の近くに横軸芯周りに揺動自在で、且つ、刈取
メインフレーム12を機体フレーム11に対して横移動
可能に支持する支持部材としてのアーチ型の揺動フレー
ム23を設け、そのアーチ型の揺動フレーム23に刈取
メインフレーム12を横方向にスライド駆動する横スラ
イド駆動機構24を設けてある。つまり、機体フレーム
11に左右一対のブラケット25,25を設けて横軸2
6を架設し、この横軸26にアーチ型揺動フレーム23
のパイプ状ボス部23aを相対回動自在に外嵌して、ア
ーチ型揺動フレーム23を横軸芯周りに揺動自在並びに
軸芯方向に位置固定状態で取付け、この揺動フレーム2
3の左右一対のフレーム部分23b,23bに亘ってネ
ジ軸27を架設し、このネジ軸27に揺動フレーム23
に取付け固定した減速機構付き電動モータ28を連結し
て、前記ネジ軸27と電動モータ28とによって横スラ
イド駆動機構24を構成してある。そして、ネジ軸27
に対して上下両側から挟み込み状態で係合するコマ部材
29,29を係合支持部材としての上方開放のコの字状
ブラケット30に固定して、電動モータ28によりネジ
軸27を回動することでコの字状ブラケット30が横方
向にスライド移動可能に構成されている。前記刈取メイ
ンフレーム12は、前記コの字状ブラケット30に対し
て左右両側が抱き込まれる状態で載置されており、ネジ
軸27による横送り力のみ受けてコの字状ブラケット3
0に対して上方に逃げれるように係合されており、地面
の凹凸により刈取前処理部2が地面に接当して下から突
き上げ力を受けた場合、コの字状ブラケット30に対し
て刈取メインフレーム12が上方に浮き上がれるように
なっている。又、図3、図4に示すように、昇降駆動用
油圧シリンダ10は、その基端部を機体フレーム11に
横軸芯周りで揺動自在並びに横方向に位置固定状態で枢
支連結するとともに、他端側を前記揺動フレーム23に
枢支連結してある。又、上記したような刈取部の横スラ
イドに伴って、前記縦搬送装置9がベベルギア機構20
の出力軸31の軸芯Yを支点にして始端側が左右に追従
揺動できるように、前記縦搬送装置9の前端側が、刈取
メインフレーム12と引起し装置5背面の伝動ケース3
2とに亘って架設されたガイド杆33に連結されてい
る。また、前記縦搬送装置9は、その始端側が、前記ガ
イド杆33に対して上下スライド可能に連結されてお
り、横向き伝動軸13の軸芯Xを支点にして縦搬送装置
9の前端側を上下動させると、引起し装置5からの穀稈
の受継ぎ位置が変更され、穀稈の扱深さが調節されるよ
うになっている。
【0011】〔別の実施の形態〕上記実施の形態におい
ては、スライド駆動機構を電動モータによって駆動され
るネジ軸によって構成したが、油圧シリンダであっても
良い。
【0012】また、前記揺動アームは、刈取メインフレ
ーム12の揺動軸芯とは別に構成したが、同芯状に設け
ても良い。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】横スライド状態を示す平面図
【図3】スライド支持機構の切欠側面図
【図4】スライド支持機構の正面図
【図5】スライド支持機構の縦断正面図
【図6】ねじ送り機構の一部切欠き正面図
【図7】ねじ送り機構の一部切欠き側面図
【符号の説明】
2 刈取前処理装置 10 油圧シリンダ 11 機体フレーム 12 刈取メインフレーム 12a 昇降揺動ボス部 23 支持部材 24 スライド駆動機構 30 係合支持部材 X 横軸芯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取前処理部(2)における刈取メイン
    フレーム(12)を油圧シリンダ(10)により横軸芯
    (X)周りに昇降駆動可能に構成するとともに、前記刈
    取メインフレーム(12)の昇降揺動ボス部(12a)
    を機体フレーム(11)に対して横方向にスライド可能
    に支持し、さらに、前記刈取メインフレーム(12)
    を、前記油圧シリンダ(10)の作動によって一体的に
    揺動駆動される支持部材(23)に装着したスライド駆
    動機構(24)を介して横方向に駆動可能に構成してあ
    るコンバインの刈取部スライド構造であって、前記スラ
    イド駆動機構(24)に対して前記刈取メインフレーム
    (12)を上方に逃げられる係合支持部材(30)を介
    して係合連結してあるコンバインの刈取部スライド構
    造。
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