JP3141930B2 - 取付け装置、荷物収納空間用インナバッグおよび荷物収納空間用濡損防止幕 - Google Patents

取付け装置、荷物収納空間用インナバッグおよび荷物収納空間用濡損防止幕

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JP3141930B2
JP3141930B2 JP09178728A JP17872897A JP3141930B2 JP 3141930 B2 JP3141930 B2 JP 3141930B2 JP 09178728 A JP09178728 A JP 09178728A JP 17872897 A JP17872897 A JP 17872897A JP 3141930 B2 JP3141930 B2 JP 3141930B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Slide Fasteners (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、取付け装置など
に関し、特に、取付け部材が移動可能な取付け装置、こ
の取付け装置を備えた荷物収納空間用インナバッグ、お
よび、荷物収納空間用濡損防止幕に関する。
【0002】
【従来の技術】取付けるべき物(取付け物)を、取付け
るべき場所(取付け部)に取付ける方法として、取付け
物にフックなどの取付け物側取付け部材を設け、この取
付け物側取付け部材を、壁などの取付け部に設けられた
フックなどの取付け部側取付け部材に連結する方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方法では、
取付け物側取付け部材あるいは取付け部側取付け部材が
設けられた位置が不適切であるため、取付け部側取付け
部材と取付け物側取付け部材とを連結して、取付け物を
取付け部に取付けると、取付け物の取付け状態が不適切
になる場合がある。
【0004】しかしながら、通常、取付け物側取付け部
材は取付け物に固定されており、また、取付け部側取付
け部材は取付け部に固定されている。したがって、取付
け物側取付け部材を取付け物上で移動させ、あるいは、
取付け部側取付け部材を取付け部上で移動させて、取付
け物側取付け部材と取付け部側取付け部材との連結位置
を、取付け物あるいは取付け部に対して移動させ、取付
け物を適当な取付け状態にすることはできず、問題であ
った。
【0005】この問題を、荷物収納空間用インナバッグ
をコンテナの内面に取付ける場合を例として具体的に説
明する。荷物収納空間用インナバッグは、例えば、実開
平5−62490号公報などに記載されている、粒状体
あるいは粉状体などをコンテナなどで輸送する際に、コ
ンテナ内の荷物収納空間に取付けられる袋体である。
【0006】このような荷物収納空間用インナバッグ
は、袋体を備えている。この袋体は、展張された状態で
コンテナ内の荷物収納空間に取付けられる略直方体形状
を有している。また、このインナバッグでは、コンテナ
の左右両側壁を覆う左右両側面のそれぞれと、コンテナ
の天井を覆う天面との間の稜線部近傍に、インナバッグ
側取付け部材(取付け物側取付け部材)としてフック状
取付け部材が固定されている。そして、このインナバッ
グは、フック状取付け部材を、コンテナの天井と左右両
側壁のそれぞれとの接合部近傍に設けられたコンテナ側
取付け部材(取付け部側取付け部)に連結して、袋体を
コンテナ内で展張し、コンテナ内に取付けられる。
【0007】ここで、コンテナ奥行方向におけるコンテ
ナ側取付け部材の取付け位置は、コンテナのメーカある
いは機種間で統一されていない。このため、このインナ
バッグは、インナバッグに固定されたフック状取付け部
材を、コンテナ側取付け部材に連結して、インナバッグ
をコンテナ内に取付けようとすると、袋体がたるんでし
まうことがあった。この結果、インナバッグを、適切な
状態でコンテナ内に取付けることができない場合がある
という問題があった。
【0008】このように袋体が弛んだ不適切な状態でイ
ンナバッグがコンテナ内に取付けられると、袋体内に荷
物を搬入するブロア、コンベアなど荷物搬入機材が、荷
物搬入時に、袋体に接触し、袋体が破損することがあ
る。また、弛んだ袋体に、荷物が入れられると、袋体に
不均一な力が加わり、袋体が、破れることがある。した
がって、インナバッグを適切な状態で、コンテナなどの
内部の荷物収納空間に取付けることは極めて重要であ
る。
【0009】また、コンテナ内の荷物がコンテナ内壁の
結露によって濡れることを防止するための荷物収納空間
用濡損防止幕を、コンテナなどの内部の荷物収納空間内
に取付ける場合にも、これと同様の問題があった。
【0010】この発明は上記問題点に鑑みなされたもの
であり、取付け部材の位置を移動可能とすることによ
り、取付け物を所望の状態で取付けることができる取付
け装置、および、このような取付け装置を備えた荷物収
納空間用インナバッグあるいは荷物収納空間用濡損防止
幕を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、従
来、開閉手段として用いられていた、柔軟な軌道部を備
えたファスナを、取付け部材の位置を移動させるために
使用している点に特徴がある。
【0012】この出願の第1の発明の取付け装置は、少
なくとも1つのスライダと、スライダが摺動することに
よって開閉される柔軟な軌道部とを有するファスナと、
スライダに連結された取付け部材とを備えている。
【0013】このような構成とすれば、ファスナの柔軟
な軌道部に沿って、スライダを摺動させることによっ
て、取付け部材が柔軟な軌道部に沿って移動する。
【0014】この発明の取付け装置が取付け物または取
付け部に取付けられると、この発明の取付け装置の取付
け部材は、取付け物側取付け部材または取付け部側取付
け部材となる。したがって、この発明によれば、取付け
物側取付け部材および取付け部側取付け部材を、ファス
ナの柔軟な軌道部に沿って移動させることができる。こ
の移動により、取付け物の取付け状態を、所望の取付け
状態にできる。
【0015】また、この取付け装置は、軌道部が柔軟で
あるので、この発明の取付け装置が取付けられた取付け
物あるいは取付け部が折りたたみ可能であるときには、
取付け装置が、この取付け物あるいは取付け部の折りた
たみ可能な性質を損わせることがない。
【0016】なお、この取付け部材は、この取付け部材
が取付け物側取付け部材である時には、取付け部側取付
け部材と係合可能であり、一方、この取付け部材が取付
け部側取付け部材である時には、取付け物側取付け部材
と係合可能であるように構成されている。
【0017】この発明の実施にあたり、好ましくは、フ
ァスナをスライドファスナとしても良い。
【0018】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダと取付け部材との間に、伸縮可能な弾性部材を設
けてもよい。弾性部材としては例えば環状のゴムあるい
はバネなどがある。
【0019】このような構成とすれば、取付け物側取付
け部材あるいは取付け部側取付け部材が、伸縮可能な弾
性部材を介してスライダに連結されることになる。この
結果、取付け物側取付け部材を取付け部側取付け部材
に、あるいは、取付け部側取付け部材を取付け物側取付
け部材に連結する作業が容易になる。
【0020】さらに、弾性部材が、取付け部とスライダ
の間に緩衝材として機能するので、ファスナが破損しに
くくなる。
【0021】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダに引き手を設け、取付け部材を引き手に連結して
もよい。
【0022】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライドファスナに少なくとも2つのスライダを設け、2
つのスライダを、対として、柔軟な軌道部上で、隣接し
て配置し、さらに、1つの取付け部材を、隣接して配置
された2つのスライダの双方に連結してもよい。
【0023】このような構成とすれば、取付け部材にか
かる荷重が、2つのスライダに分散される。また、1つ
の取付け部材が、2つのスライダに連結されるので、取
付け部材が、軌道部に沿って、不用意に動くことが少な
くなる。
【0024】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダの対を、複数、軌道部上に配置し、取付け部材
を、各スライダの対のそれぞれに、1つずつ連結しても
よい。
【0025】このような構成とすれば、複数の取付け部
材が、柔軟な軌道上に、移動可能に配置される。
【0026】この発明の実施にあたり、好ましくは、対
となった2つのスライダを、2つのスライダ間で柔軟な
軌道部が開状態となるように、柔軟な軌道部上で、隣接
して配置してもよい。 このような構成とすれば、隣接
して配置された2つのスライダの前後では、柔軟な軌道
部は、常に、閉状態となっている。
【0027】この発明の実施にあたり、好ましくは、取
付け部材が、フック部を備えているのがよい。
【0028】この発明の実施にあたり、好ましくは、取
付け部材が、環状部材であるのがよい。
【0029】この出願の第2の発明の荷物収納空間用イ
ンナバッグは、荷物収納空間に取付けられる袋体と、該
袋体を、展張した状態でコンテナ内に取付けるための連
結部とを備えた荷物収納空間用インナバッグを前提とし
ている。この発明のインナバッグでは、少なくとも1つ
のスライダとスライダが摺動することによって開閉され
る柔軟な軌道部とを有するファスナと、前記スライダに
連結されると共に荷物収納空間に設けられた取付け部側
取付け部材、すなわち荷物収納空間側取付け部材に係合
可能な取付け部材と、を備えた取付け装置が、連結部に
設けられている。
【0030】このような構成とすれば、ファスナの柔軟
な軌道部に沿って、スライダを摺動させることにより、
取付け部材が柔軟な軌道部に沿って、インナバッグ上を
移動する。したがって、荷物収納空間側取付け部材の位
置に合わせて、インナバッグ側の取付け部材を移動させ
ることができる。この結果、袋体が適切に展張された状
態で、インナバッグが荷物収納空間内に取付けられる。
また、軌道部は、柔軟であるので、インナバッグを収納
するために折りたたむ際に、障害とならない。
【0031】この発明の実施にあたり、好ましくは、フ
ァスナをスライドファスナとしてもよい。
【0032】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダと取付け部材との間に、伸縮可能な弾性部材を設
けてもよい。この弾性部材としては、例えば環状ゴムあ
るいはバネがある。
【0033】このような構成とすれば、荷物収納空間側
取付け部材に、インナバッグ側の取付け部材を連結する
作業が容易になる。
【0034】さらに、弾性部材が、取付け部とスライダ
の間に緩衝材として機能するので、ファスナが破損しに
くくなる。
【0035】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダに引き手を設け、取付け部材を引き手に連結して
もよい。
【0036】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライドファスナに少なくとも2つのスライダを設け、2
つのスライダを、対として、柔軟な軌道部上で、隣接し
て配置し、さらに、1つの取付け部材を、隣接して配置
された2つのスライダの双方に連結してもよい。
【0037】このような構成とすれば、取付け部材にか
かる荷重が、2つのスライダに分散される。また、1つ
の取付け部材が、2つのスライダに連結されるので、取
付け部材が、軌道部に沿って、不用意に動くことが少な
くなる。
【0038】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダの対を、複数、軌道部上に配置し、取付け部材
を、各スライダの対のそれぞれに、1つずつ連結しても
よい。
【0039】このような構成とすれば、複数の取付け部
材が、柔軟な軌道上に、移動可能に配置される。
【0040】この発明の実施にあたり、好ましくは、対
となった2つのスライダを、2つのスライダ間で柔軟な
軌道部が開状態となるように、柔軟な軌道部上で、隣接
して配置してもよい。
【0041】このような構成とすれば、隣接して配置さ
れた2つのスライダの前後では、柔軟な軌道部は、常
に、閉状態となっている。
【0042】この発明の実施にあたり、好ましくは、取
付け部材が、荷物収納空間側取付け部材に係合可能なフ
ック部を備えているのがよい。
【0043】この発明の実施にあたり、好ましくは、取
付け部材が、荷物収納空間側取付け部材に係合可能な環
状部材であるのがよい。
【0044】この出願の第3の発明の荷物収納空間用濡
損防止幕は、荷物収納空間の天井部に沿う頂面と、荷物
収納空間の左右両側部に沿う左右両側面と、荷物収納空
間の幅方向の後部に沿う後面と、荷物収納空間の前部に
沿う前面とを備えた幕体と、前記幕体を展張した状態で
荷物収納空間内に取付ける連結部とを備えた荷物収納空
間用濡損防止幕を前提としている。この発明の濡損防止
幕では、少なくとも1つのスライダとスライダが摺動す
ることによって開閉される柔軟な軌道部とを有するファ
スナと、スライダに連結され荷物収納空間に設けられた
取付け部材、すなわち荷物収納空間側取付け部材に係合
可能な取付け部材と、を備えた取付け装置が、連結部に
設けられている。
【0045】このような構成とすれば、ファスナの柔軟
な軌道部に沿って、スライダを摺動させることにより、
取付け部材が柔軟な軌道部に沿って、濡損防止幕上を移
動する。したがって、荷物収納空間側取付け部材の位置
に合わせて、濡損防止幕側の取付け部材を移動させるこ
とができる。この結果、袋体が適切に展張された状態
で、濡損防止幕が荷物収納空間内に取付けられる。ま
た、軌道部は、柔軟であるので、濡損防止幕を収納する
ために折りたたむ際に、障害とならない。
【0046】この発明の実施にあたり、好ましくは、フ
ァスナをスライドファスナとしてもよい。
【0047】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダと取付け部材との間に、伸縮可能な弾性部材を設
けてもよい。弾性部材としては、例えば、環状ゴムある
いはバネがある。
【0048】このような構成とすれば、荷物収納空間側
取付け部材に、濡損防止幕側の取付け部材を連結する作
業が容易になる。
【0049】弾性部材が、取付け部とスライダの間に緩
衝材として機能するので、ファスナが破損しにくくな
る。
【0050】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダに引き手を設け、取付け部材を引き手に連結して
もよい。
【0051】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライドファスナに少なくとも2つのスライダを設け、2
つのスライダを、対として、柔軟な軌道部上で、隣接し
て配置し、さらに、1つの取付け部材を、隣接して配置
された2つのスライダの双方に連結してもよい。
【0052】このような構成とすれば、取付け部材にか
かる荷重が、2つのスライダに分散される。また、1つ
の取付け部材が、2つのスライダに連結されるので、取
付け部材が、軌道部に沿って、不用意に動くことが少な
くなる。
【0053】この発明の実施にあたり、好ましくは、ス
ライダの対を、複数、軌道部上に配置し、取付け部材
を、各スライダの対のそれぞれに、1つずつ連結しても
よい。
【0054】このような構成とすれば、複数の取付け部
材が、柔軟な軌道上に、移動可能に配置される。
【0055】この発明の実施にあたり、好ましくは、対
となった2つのスライダを、2つのスライダ間で柔軟な
軌道部が開状態となるように、柔軟な軌道部上で、隣接
して配置してもよい。
【0056】このような構成とすれば、隣接して配置さ
れた2つのスライダの前後では、柔軟な軌道部は、常
に、閉状態となっている。
【0057】この発明の実施にあたり、好ましくは、取
付け部材が、荷物収納空間側取付け部材と係合可能なフ
ック部を備えているのがよい。
【0058】この発明の実施にあたり、好ましくは、取
付け部材が、荷物収納空間側取付け部材と係合可能な環
状部材であるのがよい。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。なお、各図は、この発
明を理解できる程度に、構成要素の大きさ、形状および
位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。したがっ
て、この発明は、図面に示された実施の形態に限定され
るものではない。
【0060】<第1の実施の形態>図1は、この発明の
第1の実施の形態のコンテナ用インナバッグ10をコン
テナ50内に取付けた状態を示す斜視図である。図2
は、図1のインナバッグ10に設けられている取付け装
置38の拡大図である。
【0061】図1から理解できるように、この発明の第
1の実施の形態のコンテナ用のインナバッグ10は、一
点鎖線で示される直方体の貨物輸送用コンテナ50内の
荷物収納空間に取付けられるように構成されている。ま
た、インナバッグ10は、内部に、穀類、麦芽(モル
ト)、各種合成樹脂またはその原料の粉末あるいはペレ
ットなどの粒状体または粉状体などの内容物を収容する
ことができるように構成されている。
【0062】インナバッグ10は、袋体12と、袋体1
2をコンテナ50と連結する連結部14とを備えてい
る。インナバッグ10は、袋体12が、連結部14を介
してコンテナ50と連結されて展張した状態で、コンテ
ナ内に取付けられる。
【0063】袋体12は、直方体のコンテナ50に内装
されたとき、コンテナ50内の荷物収納空間を囲う略直
方体形状を有している。すなわち、袋体12は、コンテ
ナ50の天井52を覆う頂面16と、コンテナ50の床
部54を覆う底面18と、コンテナ50の長手方向の左
側壁56および右側壁58を、それぞれ、覆う、左側面
20および右側面22と、コンテナ50の後壁60を覆
う後面24と、コンテナ50の前壁62を覆う前面26
とを備えている。袋体12は、例えばポリエチレンで作
られているが、材質は収容する内容物の種類などの使用
条件に応じて適宜変更される。なお、このコンテナ50
では、前壁62が、開閉可能となっている。
【0064】袋体12の前面26の上部には、投入部2
8が設けられている。一方、袋体12の前面26の下部
には、排出部30が設けられている。投入部28および
排出部30は、いずれも、袋体12の内部空間に連通し
た筒状部であり、袋体12内に、内容物を出し入れする
際に使用される。また、投入部28および排出部30
は、図示しない閉鎖手段によって、必要のない時には、
閉鎖することができるように構成されている。
【0065】袋体12の左右の側面20、22の上部に
は、複数の換気口32が設けられている。
【0066】連結部14は、袋体12の左側面20と頂
面16との間の稜線および右側面22と頂面16との間
の稜線に沿って設けられている。この連結部14には、
スライドファスナ34と取付け部材36とを備えた取付
け装置38が設けられている。
【0067】図2から理解されるように、スライドファ
スナ34は、ジップファスナ、ジッパあるいはチャック
とも呼ばれる、公知のスライドファスナである。スライ
ドファスナ34は、軌道部344を備えている。この軌
道部344は、一対のテープ340、340と、このテ
ープに埋め込まれた複数の務歯すなわち歯342によっ
て形成されている。このテープ340は、布などの柔軟
な素材で構成されているので、軌道部344は、柔軟で
ある。スライドファスナ34は、テープ340を、袋体
12に縫い付けることによって、インナバッグ10に取
付けられている。なお、この取付け方法は、縫い付けに
限定されるものではなく、例えば、溶着あるいは接着剤
による接着であってもよい。
【0068】また、スライドファスナ34は、引き手3
46を備えたスライダ348を備えている。スライダ3
48は、軌道部344に沿って摺動可能に構成されてい
る。公知のスライドファスナと同様に、このスライドフ
ァスナ34においても、スライダ348が、軌道部34
4に沿って摺動することにより、互いに対向して配置さ
れた務歯342が互いに係合したり、あるいは、離脱し
たりして、軌道部344が開閉する。この実施の形態で
は、スライドファスナ34の務歯342とスライダ34
8は合成樹脂製であるが、これらを金属あるいは他の材
料で作ってもよい。
【0069】引き手346には、開口346aが形成さ
れている。この開口346aには、取付け部材36が取
付けられている。この実施の形態のインナバッグ10で
は、2つのスライダ348が、これらの2つのスライダ
348の間で軌道部344が開状態となるように、軌道
部344上に、隣接して配置されている。そして、互い
に隣接して配置された2つのスライダ348、348か
らなるスライダの対に対して、1つの取付け部材36
が、取付けられている。
【0070】図2から理解されるように、取付け部材3
6は、リング状部分36aと、フック部36bとを備え
ている。この実施の形態のインナバッグ10では、取付
け部材36のリング状部分36aが、隣接して配置され
た一対のスライダ348、348のそれぞれの引き手3
46の開口346aに挿通されることにより、取付け部
材36がスライダ348、348の対に連結されてい
る。
【0071】取付け部材36の材質は、特に限定される
ものではなく、金属あるいは合成樹脂などの種々の材料
から目的に応じて適宜選択される。
【0072】また、インナバッグ10は、図1から理解
できるように、取付け部材36のフック部36bが、コ
ンテナ50の左右側壁56、58の上部に設けられた、
フックあるいはC字状のコンテナ側取付け部材、すなわ
ち荷物収納空間側取付け部材64に連結されることによ
り、袋体12が展張した状態で、コンテナ50に取付け
られる。
【0073】したがって、インナバッグ側の取付け部材
の形状は、取付け部材36の形状に限定されるものでは
なく、コンテナ側取付け部材64の形状に応じて、適宜
選択される。
【0074】この実施の形態のインナバッグ10では、
取付け部材36は、引き手346を介してスライダ34
8に連結されているので、スライドファスナ34の軌道
部344に沿って、移動可能である。さらに、スライド
ファスナ34は、テープ340が、柔軟な素材から構成
されているので、袋体12を折りたたむ際の妨げになら
ない。
【0075】次に、図3(A)、(B)、(C)に沿っ
て、コンテナ50へのインナバッグ10の取付けを説明
する。
【0076】まず、図3(A)に示されるように、イン
ナバッグ10を、ロール状に巻いて、コンテナ50の奥
に配置する。ついで、インナバッグ10を巻き戻しなが
ら、図3(B)に示されるように、コンテナ50の奥す
なわち後壁側から取付け部材36のフック部36bを、
コンテナ50の左右側壁の上部に設けられたコンテナ側
取付け部材64に引っかけ、インナバッグ10をコンテ
ナ50内に取付けていく(図3(C))。
【0077】上述したように、コンテナ50の奥行方向
における、コンテナ側取付け部材64の配置位置は、コ
ンテナ毎に異なっている場合があるが、このインナバッ
グ10では、コンテナ側取付け部材64に連結される取
付け部材36が移動可能である。このため、コンテナ側
取付け部材64の位置に合わせて、取付け部材36を移
動させて、袋体12を好ましい展張状態として、インナ
バッグ10を、コンテナ50内に取付けることができ
る。
【0078】また、取付け部材36あるいはスライダ3
48の引き手346などを引っ張るだけで取付け部材3
6を移動させることができるので、インナバッグ10の
取付け作業が極めて簡単におこなえる。
【0079】この実施の形態の取付け装置38に取付け
られるスライダ348または取付け部材36の数は、イ
ンナバッグ10の大きさ、使用状態に応じて、適宜決定
される。
【0080】図4は、インナバッグ10の変形例である
インナバッグ100が、コンテナ500内に取付けられ
ている状態を示す斜視図である。
【0081】インナバッグ100は、頂面16と後面2
4との間の稜線にも、取付け装置38が設けられている
点で、インナバッグ10と異なる。
【0082】このような構成のインナバッグ100は、
後壁60の上部にもコンテナ側取付け部材64が設けら
れたコンテナ500に取付けられるときには、頂面16
と後面24との間の稜線に設けられた取付け装置38の
取付け部材36が、後壁60の上部に設けられたコンテ
ナ側取付け部材64と連結される。このとき、頂面16
と後面24との間の稜線に設けられた取付け装置38の
取付け部材36は、後壁60に設けられたコンテナ側取
付け部材64の位置に合わせて、袋体12の幅方向に、
移動させられる。
【0083】また、頂面16と左側面20との間の稜線
に設けられた取付け装置38、頂面16と後面24との
間の稜線に設けられた取付け装置38および頂面16と
右側面22との間の稜線に設けられた取付け装置38
を、一体化してもよい。すなわち、一本のスライドファ
スナ34を、頂面16と左側面20との間の稜線から、
頂面16と後面24との間の稜線を通って、頂面16と
右側面22との間の稜線に延びるように配置してもよ
い。このように構成すると、取付け部材36が取付けら
れたスライダ348が、頂面16と左側面20との間の
稜線、頂面16と後面24との間の稜線および頂面16
と右側面22との間の稜線上を、自由に移動できる。
【0084】さらに、必要に応じて、インナバッグ10
あるいはインナバッグ100の構成に加えて、図5に示
されるように、頂面16と前面26との間の稜線に、取
付け装置38を設けたインナバッグ101を構成しても
よい。この場合にも、頂面16と前面26との間の稜線
に設けられた取付け装置38を、頂面16と左側面20
との間の稜線に設けられた取付け装置38および頂面1
6と右側面22との間の稜線に設けられた取付け装置3
8と一体化してもよい。
【0085】図6は、インナバッグ10のもう一つの変
形例であるインナバッグ102が、コンテナ502内に
取付けられている状態を示す斜視図である。
【0086】インナバッグ102は、底面18と左側面
20との間の稜線および底面18と右側面22との間の
稜線にも、取付け装置38が設けられている点で、イン
ナバッグ10と異なる。
【0087】このような構成のインナバッグ102は、
左右側壁56、58の下部にもコンテナ側取付け部材6
4が設けられたコンテナ502に取付けられるときに
は、底面18と左側面20との間の稜線および底面18
と右側面22との間の稜線に設けられた取付け装置38
の取付け部材36が、コンテナ502の左右側壁56、
58の下部に設けられたコンテナ側取付け部材64と連
結される。
【0088】このとき、底面18と左側面20との間の
稜線および底面18と右側面22との間の稜線に設けら
れた取付け装置38の取付け部材36は、コンテナ50
2の左右側壁56、58の下部に設けられたコンテナ側
取付け部材64の位置に合わせて、移動させられる。
【0089】<第2の実施の形態>図7は、この発明の
第2の実施の形態のコンテナ用濡損防止幕70をコンテ
ナ50内に取付けた状態を示す斜視図である。
【0090】図7から理解できるように、この発明の第
2の実施の形態のコンテナ用の濡損防止幕70は、第1
の実施の形態のインナバッグ10と同様に、一点鎖線で
示される直方体のコンテナ50内の荷物収納空間に取付
けられるように構成されている。ここで、濡損防止幕
は、コンテナ内の荷物が、コンテナ内壁の結露などによ
って濡れることを防止するために、コンテナ内に取付け
られる公知の幕体である。
【0091】濡損防止幕70は、幕体72と、幕体72
をコンテナ50と連結する連結部74とを備えている。
濡損防止幕70は、連結部74を介してコンテナ50と
連結され、幕体72が展張した状態で、コンテナ内に取
付けられる。なお、連結部74には、上述した、インナ
バッグ10の連結部14に設けられた取付け装置38と
同じ構成を有する取付け装置38が、第1の実施の形態
と同様の方法で、設けられている。
【0092】幕体72は、直方体のコンテナ50に内装
されたとき、コンテナ50の内側を覆う略直方体形状を
有している。すなわち、幕体72は、コンテナ50の天
井52を覆う頂面76と、コンテナ50の長手方向の左
側壁56および右側壁58を、それぞれ、覆う、左側面
78および右側面80と、コンテナ50の後壁60を覆
う後面82と、コンテナ50の前壁62を覆う前面84
とを備えている。幕体72は、防水製の材料、例えばポ
リエチレンで作られている。しかしながら、この材料
は、収容する内容物の種類などの使用条件に応じて適宜
変更される。なお、このコンテナ50では、前壁62
が、開閉可能となっている。また、幕体72の前面84
は、左側面78および右側面80と、連結されていな
い。
【0093】幕体72の左右側面78、80の上部に
は、複数の換気口82が設けられている。
【0094】この濡損防止幕70は、コンテナ50の床
面を覆う底面を備えていない点、コンテナ50の前壁6
2に沿った前面84が、コンテナ50の側壁56、58
に沿った左右側面78、80と連結されいない点および
投入部、排出部が設けられていない点などが、インナバ
ッグ10と異なっている。
【0095】しかしながら、取付け装置38の構成、取
付け位置、さらには、コンテナ50への取付け方法など
はインナバッグ10と同じである。
【0096】したがって、コンテナ側取付け部材、すな
わち荷物収納空間側取付け部材64の位置に合わせて、
取付け装置38の取付け部材36を移動させて、幕体7
2を好ましい展張状態として、濡損防止幕70を、コン
テナ50内に取付けることができる。
【0097】また、取付け部材36あるいはスライダの
引き手などを引っ張るだけで取付け部材36を移動させ
ることができるので、コンテナ50への濡損防止幕70
の取付け作業が極めて簡単におこなえる。
【0098】この実施の形態の取付け装置38に取付け
られる取付け部材36の数は、濡損防止幕70の大き
さ、使用状態に応じて、適宜決定される。
【0099】図8は、濡損防止幕70の変形例である濡
損防止幕700が、コンテナ500内に取付けられてい
る状態を示す斜視図である。
【0100】濡損防止幕700は、頂面76と後面82
との間の稜線にも、取付け装置38が設けられている点
で、濡損防止幕70と異なる。
【0101】このような構成のコンテナ用濡損防止幕7
00は、後壁60の上部にもコンテナ側取付け部材64
が設けられたコンテナ500に取付けられるときには、
頂面76と後面82との間の稜線に設けられた取付け装
置38の取付け部材36が、後壁60の上部に設けられ
たコンテナ側取付け部材64と連結される。このとき、
頂面76と後面82との間の稜線に設けられた取付け装
置38の取付け部材36は、後壁60にコンテナ側取付
け部材64の位置に合わせて、幕体72の幅方向に、移
動可能させられる。
【0102】また、頂面76と左側面78との間の稜線
に設けられた取付け装置38、頂面76と後面82との
間の稜線に設けられた取付け装置38および頂面76と
右側面80との間の稜線に設けられた取付け装置38
を、一体化してもよい。すなわち、一本のスライドファ
スナ34を、頂面76と左側面78との間の稜線から、
頂面76と後面82との間の稜線を通って、頂面76と
右側面80との間の稜線に延びるように配置してもよ
い。このように構成すると、取付け部材36が取付けら
れたスライダ348が、頂面76と左側面78との間の
稜線、頂面76と後面82との間の稜線および頂面76
と右側面80との間の稜線上を、自由に移動できる。
【0103】さらに、必要に応じて、濡損防止幕70あ
るいは濡損防止幕700の構成に加えて、図9に示すよ
うに、頂面76と前面84との間の稜線に、取付け装置
38を設けた濡損防止幕701を構成してもよい。この
場合にも、頂面76と前面84との間の稜線に設けられ
た取付け装置38を、頂面76と左側面78との間の稜
線に設けられた取付け装置38および頂面76と右側面
80との間の稜線に設けられた取付け装置38と一体化
してもよい。
【0104】図10は、濡損防止幕70のもう一つの変
形例である濡損防止幕702が、コンテナ502内に取
付けられている状態を示す斜視図である。
【0105】濡損防止幕702は、左右側面78、80
の下部にも、取付け装置38が設けられている点で、濡
損防止幕70と異なる。
【0106】このような構成の濡損防止幕702は、左
右側壁56、58の下部にもコンテナ側取付け部材64
が設けられたコンテナ502に取付けられるときには、
左右側面78、80の下部に設けられた取付け装置38
の取付け部材36が、コンテナ502の左右側壁56、
58の下部に設けられたコンテナ側取付け部材64と連
結される。
【0107】このとき、左右側面78、80の下部に設
けられた取付け装置38の取付け部材36は、コンテナ
502の左右側壁56、58の下部に設けられたコンテ
ナ側取付け部材64の位置に合わせて、移動させられ
る。
【0108】<第3の実施の形態>図11は、この発明
の第3の実施の形態のコンテナ用濡損防止シート90を
コンテナ501内に取付けた状態を示す斜視図である。
【0109】図11から理解できるように、この発明の
第3の実施の形態のコンテナ用の濡損防止シート90
は、第1の実施の形態のインナバッグ10の頂面16に
相当する。すなわち、この濡損防止シート90は、コン
テナ501内の荷物収納空間の上方を覆う防水シートで
あり、コンテナ内での結露によって生じた水分が、コン
テナ501内の天井52から落ちて、コンテナ501内
に収容された貨物を濡らすことを防ぐように構成されて
いる。
【0110】この濡損防止シート90は、長方形の形状
を有し、その4辺の全体に、第1の実施の形態のインナ
バッグ10に取付けられた取付け装置38と同じ構成を
有する取付け装置38が、第1の実施の形態と同様の方
法で、設けられている。
【0111】このような構成を備えた濡損防止シート9
0は、左右側壁56、58、後壁60および前壁62の
上部にコンテナ側取付け部材、すなわち荷物収納空間側
取付け部材64が設けられたコンテナ501に、取付け
られる。すなわち、濡損防止シート90は、各辺に設け
られた取付け装置38の取付け部材36を、コンテナ側
取付け部材64に連結することにより、コンテナ501
内の荷物収納空間の上部に取付けられる。
【0112】このとき、取付け装置38の取付け部材3
6は、コンテナ501の左右側壁56、58、後壁60
および前壁62の上部に設けられたコンテナ側取付け部
材64の位置に合わせて、スライドファスナ34上を移
動させられる。
【0113】また、各辺に設けられた取付け装置38の
スライドファスナ34は、全てあるいは一部が一体化さ
れていても、または、それぞれが独立していてもよい。
【0114】さらに、この実施の形態では、シート90
の各辺に取付け装置38を設けたが、シートの寸法によ
っては、3辺、あるいは、対向する2辺に取付け装置3
8を設けてもよい。
【0115】<第4の実施の形態>図12は、この発明
の第4の実施の形態のコンテナ用汚損防止幕92をコン
テナ501内に取付けた状態を示す斜視図である。
【0116】図12から理解できるように、この発明の
第4の実施の形態のコンテナ用の汚損防止幕92は、第
1の実施の形態のインナバッグ10の左右側面20、2
2、後面24、および前面26の4面に、それぞれ、相
当する左右側面93、94、後面95および前面96か
ら構成された幕体である。この汚損防止幕92は、コン
テナ501内の荷物収納空間の周囲を覆うシートであ
り、荷物収納空間に収容された荷物が、コンテナの内壁
に接触して汚れることを防ぐように構成されている。こ
の汚損防止幕92では、左右側面93、94と前面96
との間の稜線部に、前面96を開閉するための開閉用ス
ライドファスナ97、98が取付けられている。
【0117】汚損防止幕92は、各面93、94、9
5、96の上端のほぼ全体に、第1の実施の形態のイン
ナバッグ10に取付けられた取付け装置38と同じ構成
を有する取付け装置38が、第1の実施の形態と同様の
方法で、設けられている。
【0118】このような構成を備えた汚損防止幕92
は、左右側壁56、58、後壁60および前壁62の上
部にコンテナ側取付け部材64が設けられたコンテナ5
01に、取付けられる。すなわち、汚損防止幕92は、
各面の上端に設けられた取付け装置38の取付け部材3
6を、コンテナ側取付け部材64に連結することによ
り、コンテナ501内の荷物収納空間の周囲に取付けら
れる。
【0119】このとき、取付け装置38の取付け部材3
6は、コンテナ501の左右側壁56、58、後壁60
および前壁62の上部に設けられたコンテナ側取付け部
材64の位置に合わせて、スライドファスナ34上を移
動させられる。
【0120】また、各面の上端に、それぞれ、設けられ
た取付け装置38のスライドファスナ34は、全てがあ
るいは一部が一体化されていても、または、それぞれが
独立していてもよい。
【0121】さらに、この実施の形態の汚損防止幕92
では、各面93、94、95、96の上端のみに取付け
装置38を設けたが、これに加えて、各面93、94、
95、96の、全てあるいは一部の、下端にも取付け装
置38を設けてもよい。このような構成の汚損防止幕
を、各壁の下部にもコンテナ側取付け部材64が設けら
れたコンテナの荷物収納空間に取付ける際には、下端側
の取付け装置38を、コンテナの壁の下部に設けられた
コンテナ側取付け部材64に連結する。この結果、汚損
防止幕は、上下で、コンテナと連結され、弛みの無い状
態で、荷物収納空間に取付けられる。
【0122】<第5の実施の形態>図13は、この発明
の第5の実施の形態の荷台用バッグ200をトラックの
上方に向かって開口した荷台に取付けた状態を示す斜視
図である。
【0123】図13から理解できるように、この発明の
第5の実施の形態の荷台用バッグ200は、トラックの
荷台の上方に向かって開口した荷物収納空間に取付けら
れるように構成されている。また、荷台用バッグ200
は、内部に、穀類、麦芽(モルト)、各種合成樹脂また
はその原料の粉末あるいはペレットなどの粒状体または
粉状体などの種々の内容物を収容することができるよう
に構成されている。
【0124】荷台用バッグ200は、第1の実施の形態
のインナバッグ10と同様に、袋体202と、袋体20
2をトラックTの荷台と連結する連結部204とを備え
ている。荷台用バッグ200は、袋体202が、連結部
204を介してトラックの荷台と連結されて展張した状
態で、荷台内の荷物収納空間に取付けられる。このよう
に、荷台用バッグ200は、基本的には、インナバッグ
10と同様の構成を有するが、使用状態などの差異か
ら、形状、材質などのいくつかの点で、インナバッグ1
0とは異なっている。
【0125】袋体202は、直方体の荷台内に取付けら
れたとき、荷台内の荷物収納空間を覆う略直方体形状を
有している。すなわち、袋体202は、荷台の荷物収納
空間の上方を覆う頂面206と、荷台の床部を覆う底面
208と、荷台の左側壁および右側壁を、それぞれ、覆
う、左側面210および右側面212と、荷台の後壁を
覆う後面214と、荷台の前壁を覆う前面216とを備
えている。袋体202は、例えばポリエチレンで作られ
ているが、材質は、収容する内容物の種類などの使用条
件に応じて適宜変更される。
【0126】袋体202の頂面206には、投入部21
8および排出部220が設けられている。投入部218
および排出部220は、いずれも、袋体202の内部空
間に連通した筒状部であり、袋体202内に、内容物を
出し入れする際に使用される。また、投入部218およ
び排出部220は、図示しない閉鎖手段によって、必要
のない時には、閉鎖することができるように構成されて
いる。
【0127】連結部204は、袋体202の頂面206
と、左側面210、右側面212、後面214および前
面216の各面との間の稜線に沿って設けられている。
図13から理解できるように、この連結部204には、
スライドファスナ34と取付け部材36とを備えた、第
1の実施の形態に設けられた取付け装置38と同一の構
成を有する取付け装置38が、第1の実施の形態と同様
の方法で、設けられている。
【0128】このような構成のバッグ200を、荷台の
左右側壁、および、前後の壁の上部に荷台側取付け部
材、すなわち荷物収納空間側取付け部材64が設けられ
たトラックの荷台に取付けるときには、袋体202の頂
面206と、左側面210、右側面212、後面214
および前面216との間の稜線に沿って設けられた取付
け装置38の取付け部材36を、荷台に設けられた取付
け部材64と連結する。
【0129】このとき、袋体202に設けられた取付け
装置38の取付け部材36は、荷台に設けられた取付け
部材64の位置に合わせて、移動させられる。
【0130】さらに、袋体202の底面208と、左側
面210、右側面212、後面214および前面216
の各面の全てあるいは一部との間の稜線に沿って、取付
け装置38を設けてもよい。
【0131】この実施の形態では、バッグ200を、ト
ラックの上方に向かって開口する荷台に取付けたが、こ
のような構成のバッグ200を、いわゆるパネル車の荷
物収納部内に取付けてもよい。
【0132】取付け装置を設ける位置は、上記各実施の
形態の例に限定されるものではなく、インナバッグ、濡
損防止幕などの使用態様に応じて、適宜変更される。
【0133】また、上記実施の形態では、取付け部材3
6は、リング状部分36aと、フック部36bとを備え
ていた。しかしながら、取付け部材36は、コンテナ側
取付け部材などの取付け部側取付け部材に連結可能であ
れば、どのような形態でもよい。例えば、D環、カラビ
ナなどの環状の部材または、C環などであってもよい。
【0134】さらに、上記実施の形態では、取付け部材
36が、間で軌道部が開状態となるようにして隣接配置
された一対のスライダ348、348に連結されてい
た。しかしながら、この発明では、取付け部材36を、
間で軌道部が閉状態となるように隣接配置された一対の
スライダ348、348に、あるいは 1つのスライダ
348に連結したものでもよい。
【0135】図14ないし図16は、取付け装置38の
変形例を示す図面である。
【0136】上記実施の形態の取付け装置38では、取
付け部材36が、スライド348の引き手346の開口
346aに挿通されることにより、取付け部材36がス
ライド348と連結されていたが、取付け部材とスライ
ダの連結も、どのような態様でおこなわれていてもよ
い。例えば、図14に示されるような、引き手を備えて
いないスライダ448の1つまたは対に、1つの取付け
部材36を直接連結した取付け装置380も、この発明
に含まれる。
【0137】また、例えば、図15に示されるように、
取付け部材36とスライダ348、448の間に伸縮可
能な弾性部材としての環状ゴム381を介在させて取付
け装置382としたり、あるいは、図16に示されるよ
うに、取付け部材36とスライダ348、448の間に
伸縮可能な弾性部材としてのバネ384を介在させて取
付け装置386としてもよい。環状ゴム381あるいは
バネ384は、引き手346を備えているスライダ34
8の場合には、引き手346と取付け部材36との間
に、また、引き手を備えていないスライダ448の場合
には、スライダ448と取付け部材36との間に設けら
れるのがよい。また、1つのスライダ348(448)
に対して、1つの環状ゴム381あるいはバネ384を
連結しても、あるいは、対となった2つのスライダ34
8、348(448、448)に対して1つの環状ゴム
381あるいはバネ384を連結してもよい。
【0138】このような構成を有する取付け装置38
2、386では、取付け部材36を、例えば、コンテナ
などの取付け部に設けられた取付け部側取付け部材64
に連結するとき、取付け部材36を引くことにより、環
状ゴム381あるいはバネ384を伸ばして、スライド
ファスナ34と取付け部材36との距離を大きくするこ
とができる。この結果、取付け部材36と、例えば取付
け部側取付け部材64との連結作業が、容易になる。さ
らに、取付け部材36が、例えば取付け部側取付け部材
64と連結されたときには、伸縮可能な弾性部材である
環状ゴム381あるいはバネ384が、取付け部材36
とスライダ348、448との間の緩衝材として機能す
る。すなわち、取付け部材36がスライダ348、44
8が離れる方向に引っ張られたり、あるいは、スライダ
348、448が取付け部材36から離れる方向に引っ
張られたりすると、環状ゴム381あるいはバネ384
が伸びる。この結果、スライダ348、448にかかる
力が緩和され、スライダ348、448が破損しにくく
なる。
【0139】図17は、他の形態のファスナを示す図面
である。
【0140】上述した実施の形態では、ファスナは、ジ
ップファスナ、ジッパあるいはチャックとも呼ばれる、
スライドファスナであった。しかしながら、この発明の
取付け装置に用いられるファスナは、スライドファスナ
に限定されるものではなく、スライダと、このスライダ
が摺動することによって開閉される柔軟な軌道部とを有
するファスナであれば、どのようなファスナであっても
よい。例えば、図17に示されるような、対向する面
に、それぞれ、凸条400と凹条402とを備えた柔軟
な一対のレール404、406を備えた軌道部408
と、この軌道部408に沿って摺動するスライダ410
とを備え、このスライダ410が軌道部408に沿って
摺動することにより、軌道部408の凸条400と凹条
402が係合あるいは離脱して、軌道部408が開閉す
るファスナ412であってもよい。取付け部材414
は、スライダ410に連結されることになる。
【0141】また、上記実施の形態では、取付け装置を
インナバッグあるいは濡損防止幕などに設けたが、取付
け装置を、気密バッグ、断熱性のバッグなどの他の種類
の取付け物、または、壁などの取付け部に設けてもよ
い。特に、取付け部が、幕体による構造物のように柔軟
である場合には、取付け装置も、該柔軟な取付け部の形
状に従って変形できるので、有効である。
【0142】さらに、上記実施の形態では、インナバッ
グおよび濡損防止幕に、換気口が設けられていたが、こ
の換気口が設けられていない、インナバッグあるいは濡
損防止幕も、この発明の範囲に含まれる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、取付け部材の位置を移動させることにより、取付け
物を適切な状態で取付けることができる取付け装置、お
よび、このような取付け装置を備えた荷物収納空間用イ
ンナバッグおよび荷物収納空間用濡損防止幕が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のコンテナ用イン
ナバッグをコンテナ内に取付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のインナバッグに設けられている取付け装
置の一部分を示す拡大図である。
【図3】図3の(A)、(B)、(C)は、インナバッ
グのコンテナへの取付けを説明する図面である。
【図4】図1のインナバッグの変形例のインナバッグ
を、コンテナ内に取付けた状態を示す斜視図である。
【図5】図1のインナバッグの他の変形例のインナバッ
グを、コンテナ内に取付けた状態を示す斜視図である。
【図6】図1のインナバッグのもう一つの変形例のイン
ナバッグを、コンテナ内に取付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図7】この発明の第2の実施の形態のコンテナ用濡損
防止幕をコンテナ内に取付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図8】図7の濡損防止幕の変形例の濡損防止幕を、コ
ンテナ内に取付けた状態を示す斜視図である。
【図9】図7の濡損防止幕の他の変形例の濡損防止幕
を、コンテナ内に取付けた状態を示す斜視図である。
【図10】図7の濡損防止幕のもう一つの変形例の濡損
防止幕を、コンテナ内に取付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図11】この発明の第3の実施の形態のコンテナ用濡
防止シートをコンテナ内に取付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図12】この発明の第4の実施の形態のコンテナ用汚
損防止幕をコンテナ内に取付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図13】この発明の第5の実施の形態の荷台用バッグ
をトラックの上方に向かって開口した荷台に取付けた状
態を示す斜視図である。
【図14】図2の取付け装置の変形例の取付け装置を示
す図面である。
【図15】図2の取付け装置の他の変形例の取付け装置
を示す図面である。
【図16】図2の取付け装置のもう一つの変形例の取付
け装置を示す図面である。
【図17】他の形態のファスナを示す斜視図である。
【符号の説明】
10:インナバッグ 12:袋体 14:連結部 16:頂面 18:底面 20:左側面 22:右側面 24:後面 26:前面 32:換気口 34:スライドファスナ 344:軌道部 346:引き手 346a:開口 348:スライダ 36:取付け部材 38:取付け装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−72079(JP,A) 実開 平3−9478(JP,U) 実開 平3−92107(JP,U) 実開 平3−108689(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 A44B 19/26 - 19/30 B65D 65/02 - 65/36

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのスライダと、該スライ
    ダが摺動することによって開閉される柔軟な軌道部とを
    有するファスナと、 前記スライダに連結された取付け部材とを備え、 前記ファスナが、スライドファスナであり、 前記スライダと、前記取付け部材との間に、伸縮可能な
    弾性部材が設けられていることを特徴とする取付け装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取付け装置であって、 前記スライダが引き手を備え、 前記取付け部材が前記引き手に連結されていることを特
    徴とする取付け装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の取付け装置で
    あって、 前記スライドファスナが少なくとも2つのスライダを有
    し、 2つのスライダが対となって、前記柔軟な軌道部上で、
    隣接して配置され、 1つの前記取付け部材が、隣接して配置された2つのス
    ライダの双方に連結されていることを特徴とする取付け
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の取付け装置であって、 前記スライダの対が、複数、前記柔軟な軌道部上に配置
    され、 前記取付け部材が、各スライダの対のそれぞれに、1つ
    ずつ連結されていることを特徴とする取付け装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の取付け装置で
    あって、 前記対となった2つのスライダが、該2つのスライダ間
    で前記柔軟な軌道部が開状態となるように、該柔軟な軌
    道部上で、隣接して配置されていることを特徴とする取
    付け装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載の取付け装置であって、 前記取付け部材が、フック部を備えていることを特徴と
    する取付け装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の取付け装置であって、 前記取付け部材が、環状部材であることを特徴とする取
    付け装置。
  8. 【請求項8】 荷物収納空間内に取付けられる袋体と、
    該袋体を、展張した状態で荷物収納空間に取付けるため
    の連結部と、を備えた荷物収納空間用インナバッグであ
    って、 少なくとも1つのスライダと該スライダが摺動すること
    によって開閉される柔軟な軌道部とを有するファスナ
    と、前記スライダに連結されると共に荷物収納空間に設
    けられた荷物収納空間側取付け部材に係合可能な取付け
    部材と、を備えた取付け装置が、前記連結部に設けられ
    ていることを特徴とする荷物収納空間用インナバッグ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の荷物収納空間用インナ
    バッグであって、 前記ファスナが、スライドファスナであることを特徴と
    する荷物収納空間用インナバッグ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の荷物収納空間用イン
    ナバッグであって、 前記スライダと、前記取付け部材との間に、伸縮可能な
    弾性部材が設けられていることを特徴とする荷物収納空
    間用インナバッグ。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の荷物収納
    空間用インナバッグであって、 前記スライダが引き手を備え、 前記取付け部材が前記引き手に連結されていることを特
    徴とする荷物収納空間用インナバッグ。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    1項に記載の荷物収納空間用インナバッグであって、 前記スライドファスナが少なくとも2つのスライダを有
    し、 2つのスライダが対となって、前記柔軟な軌道部上で、
    隣接して配置され、 1つの前記取付け部材が、隣接して配置された前記2つ
    のスライダの双方に連結されていることを特徴とする荷
    物収納空間用インナバッグ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の荷物収納空間用イ
    ンナバッグであって、 前記スライダの対が、複数、前記柔軟な軌道部上に配置
    され、 前記取付け部材が、各スライダの対のそれぞれに、1つ
    ずつ連結されていることを特徴とする荷物収納空間用イ
    ンナバッグ。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の荷物収
    納空間用インナバッグであって、 前記対となった2つのスライダが、該2つのスライダ間
    で前記柔軟な軌道部が開状態となるように、該柔軟な軌
    道部上で、隣接して配置されていることを特徴とする荷
    物収納空間用インナバッグ。
  15. 【請求項15】 請求項8ないし請求項14のいずれか
    1項に記載の荷物収納空間用インナバッグであって、 前記袋体が、荷物収納空間の天井部を覆う頂面と、荷物
    収納空間の床部を覆う底面と、荷物収納空間の左右両側
    部を覆う左右両側面と、荷物収納空間の後部を覆う後面
    と、荷物収納空間の前部を覆う前面とを備えた略直方体
    形状を有し、 前記取付け装置が、前記袋体の頂面と左側面との間の稜
    線および前記袋体の頂面と右側面との間の稜線に沿っ
    て、それぞれ、設けられていることを特徴とする荷物収
    納空間用インナバッグ。
  16. 【請求項16】 請求項8ないし請求項15のいずれか
    1項に記載の荷物収納空間用インナバッグであって、 前記取付け部材が、荷物収納空間に設けられた荷物収納
    空間側取付け部材と係合可能なフック部を備えているこ
    とを特徴とする荷物収納空間用インナバッグ。
  17. 【請求項17】 請求項8ないし請求項15のいずれか
    1項に記載の荷物収納空間用インナバッグであって前記
    取付け部材が、荷物収納空間に設けられた荷物収納空間
    側取付け部材と係合可能な環状部材であることを特徴と
    する荷物収納空間用インナバッグ。
  18. 【請求項18】 荷物収納空間の天井部に沿う頂面と、
    荷物収納空間の左右両側部に沿う左右両側面と、荷物収
    納空間の幅方向の後部に沿う後面と、荷物収納空間の前
    部に沿う前面とを備えた幕体と、前記幕体を展張した状
    態で荷物収納空間内に取付ける連結部とを備えた荷物収
    納空間用濡損防止幕であって、 少なくとも1つのスライダと該スライダが摺動すること
    によって開閉される柔軟な軌道部とを有するファスナ
    と、前記スライダに連結されると共に荷物収納空間に設
    けられた荷物収納空間側取付け部材に係合可能な取付け
    部材と、を備えた取付け装置が、前記連結部に設けられ
    ていることを特徴とする荷物収納空間用濡損防止幕。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の荷物収納空間用濡
    損防止幕であって、 前記ファスナが、スライドファスナであることを特徴と
    する荷物収納空間用濡損防止幕。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の荷物収納空間用濡
    損防止幕であって、 前記スライダと、前記取付け部材との間に、伸縮可能な
    弾性部材が設けられていることを特徴とする荷物収納空
    間用濡損防止幕。
  21. 【請求項21】 請求項19または20に記載の荷物収
    納空間用濡損防止幕であって、 前記スライダが引き手を備え、 前記取付け部材が前記引き手に連結されていることを特
    徴とする荷物収納空間用濡損防止幕。
  22. 【請求項22】 請求項19ないし請求項21のいずれ
    か1項に記載の荷物収納空間用濡損防止幕であって、 前記スライドファスナが少なくとも2つのスライダを有
    し、 2つのスライダが対として、前記柔軟な軌道部上で、隣
    接して配置され、 1つの前記取付け部材が、隣接して配置された前記2つ
    のスライダの双方に連結されていることを特徴とする荷
    物収納空間用濡損防止幕。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の荷物収納空間用濡
    損防止幕であって、 前記スライダの対が、複数、前記柔軟な軌道部上に配置
    され、 前記取付け部材が、各スライダの対のそれぞれに、1つ
    ずつ連結されていることを特徴とする荷物収納空間用濡
    損防止幕。
  24. 【請求項24】 請求項22または23に記載の荷物収
    納空間用濡損防止幕であって、 前記対となったスライダが、該2つのスライダ間で前記
    柔軟な軌道部が開状態となるように、該柔軟な軌道部上
    で隣接して配置されていることを特徴とする荷物収納空
    間用濡損防止幕。
  25. 【請求項25】 請求項18ないし請求項24のいずれ
    か1項に記載の荷物収納空間用濡損防止幕であって、 前記取付け装置が、前記幕体の頂面と左側面との間の稜
    線および頂面と右側面との間の稜線に沿って、それぞ
    れ、設けられていることを特徴とする荷物収納空間用濡
    損防止幕。
  26. 【請求項26】 請求項18ないし請求項25のいずれ
    か1項に記載の荷物収納空間用濡損防止幕であって、 前記取付け部材が、荷物収納空間に設けられた荷物収納
    空間側取付け部材と係合可能なフック部を備えているこ
    とを特徴とする荷物収納空間用濡損防止幕。
  27. 【請求項27】 請求項18ないし請求項25のいずれ
    か1項に記載の荷物収納空間用濡損防止幕であって、 前記取付け部材が、荷物収納空間に設けられた荷物収納
    空間側取付け部材と係合可能な環状部材であることを特
    徴とする荷物収納空間用濡損防止幕。
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