JP3140605B2 - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JP3140605B2
JP3140605B2 JP05102563A JP10256393A JP3140605B2 JP 3140605 B2 JP3140605 B2 JP 3140605B2 JP 05102563 A JP05102563 A JP 05102563A JP 10256393 A JP10256393 A JP 10256393A JP 3140605 B2 JP3140605 B2 JP 3140605B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
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    • H03K19/01707Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデジタル信号を出力す
る出力バッファ回路に関するものである。近年の半導体
集積回路ではその動作速度の高速化及び消費電力の低減
が益々要請されている。このため、このような半導体集
積回路で使用される出力バッファ回路でも、その動作速
度の高速化及び消費電力の低減が必要となっている。
【0002】
【従来の技術】従来の出力バッファ回路の一例を図24
に従って説明する。NチャネルMOSトランジスタTr1
のドレインは出力端子To に接続され、ソースはグラン
ドGNDに接続されている。
【0003】前記トランジスタTr1のゲートには論理制
御回路1から入力信号INが入力されている。上記のよ
うなオープンドレイン型出力バッファ回路では入力信号
INがHレベルとなると、前記トランジスタTr1がオン
されて出力端子To からLレベルの出力信号OUTが出
力され、入力信号INがLレベルとなると、前記トラン
ジスタTr1がオフされて、出力信号OUTはハイインピ
ーダンス状態となる。
【0004】このような出力バッファ回路の出力端子T
o には、前記出力信号OUTがLレベルであるか、ハイ
インピーダンス状態であるかに基づいて動作する負荷回
路2aが接続されている。
【0005】すなわち、前記出力端子To には負荷回路
2aに設けられる高抵抗値の終端抵抗Rの一端が接続さ
れ、同終端抵抗Rの他端は電源Vccに接続されている。
このような構成により、前記トランジスタTr1がオンさ
れると、終端抵抗Rによる電圧降下に基づいて出力信号
OUTがLレベルとなる。前記トランジスタTr1がオフ
されると、出力端子To には電源Vccから終端抵抗Rを
介して電荷が供給されて、出力信号OUTはHレベルと
なる。
【0006】このような出力バッファ回路では、出力信
号OUTがハイインピーダンス状態となった時の出力信
号OUTの電位の上昇は終端抵抗Rに依存する。すなわ
ち、終端抵抗Rの抵抗値が大きくなると、出力信号OU
Tの立ち上がり速度が低下する。また、終端抵抗Rの抵
抗値が小さくなると、出力信号OUTの立ち上がり速度
は向上するが、出力信号OUTのLレベル出力時の消費
電力が増大する。
【0007】そこで、上記のような出力バッファ回路の
不具合を解消するために、図25に示すトライステート
型出力バッファ回路が提案されている。すなわち、NM
OS構成の出力バッファ回路は、プルアップ側トランジ
スタであるNチャネルMOSトランジスタTr2と、プル
ダウン側トランジスタであるNチャネルMOSトランジ
スタTr3とから構成される。
【0008】前記トランジスタTr2のドレインは高電位
側電源Vccに接続され、同トランジスタTr2のソースは
出力端子To 及び前記トランジスタTr3のドレインに接
続され、同トランジスタTr3のソースは低電位側電源で
あるグランドGNDに接続されている。
【0009】前記トランジスタTr2,Tr3のゲートには
論理制御回路1からそれぞれ入力信号IN1,IN2が
入力されている。このような出力バッファ回路では、入
力信号IN1がLレベル、入力信号IN2がHレベルと
なれば、トランジスタTr2がオフされるとともに、トラ
ンジスタTr3がオンされて、出力信号OUTはLレベル
となる。
【0010】また、入力信号IN1がHレベル、入力信
号IN2がLレベルとなれば、トランジスタTr2がオン
されるとともに、トランジスタTr3がオフされて、出力
信号OUTはHレベルとなる。
【0011】また、入力信号IN1,IN2がともにL
レベルとなれば、前記トランジスタTr2,Tr3がともに
オフされて、出力信号OUTはハイインピーダンス状態
となる。
【0012】このようなトライステート型出力バッファ
回路の出力端子To には、前記出力信号OUTがLレベ
ル若しくはHレベル、あるいはハイインピーダンス状態
であるかに基づいて動作する負荷回路2bが接続されて
いる。
【0013】すなわち、前記出力端子To には負荷回路
2bに設けられる終端抵抗Ru,Rdの一端が接続さ
れ、同終端抵抗Ruの他端は電源Vccに接続され、同終
端抵抗Rdの他端はグランドGNDに接続されている。
【0014】このような構成により、前記トランジスタ
Tr2がオンされると、終端抵抗Rdの電圧降下に基づい
て出力信号OUTがHレベルとなる。また、前記トラン
ジスタTr3がオンされると、終端抵抗Ruの電圧降下に
基づいて出力信号OUTがLレベルとなる。
【0015】前記トランジスタTr2,Tr3がオフされる
と、出力端子To には電源VccとグランドGNDとの間
に介在される終端抵抗Ru,Rdの中間電位が供給され
て、出力信号OUTはハイインピーダンス状態となる。
【0016】従って、このような出力バッファ回路で
は、出力信号OUTをLレベルから引き上げる場合に
は、トランジスタTr2がオンされるので、終端抵抗Ru
の抵抗値を小さくすることなく、出力信号OUTはLレ
ベルからHレベルに高速に引き上げられる。また、終端
抵抗Ruの抵抗値を小さくする必要がないので、出力信
号OUTのLレベル出力時の消費電力が増大することも
ない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な出力バッファ回路では、出力信号OUTをLレベルか
ら引き上げる際には、トランジスタTr2がオンし続ける
ので、同トランジスタTr2のドレイン電流が負荷回路2
bの終端抵抗Rdを介してグランドGNDに流れて消費
電力が増大する。
【0018】また、トランジスタTr2がオンされている
状態で出力端子To が負荷回路2bを介してグランドG
NDに短絡される状態となると、同トランジスタTr2を
介して電源VccからグランドGNDに貫通電流が流れ、
消費電力が増大するという問題点がある。
【0019】この発明の目的は、出力信号がLレベルか
らハイインピーダンス状態へ移行する際に、その動作速
度を向上させ、かつ出力信号がハイインピーダンス状態
にあるとき、その消費電力を低減し得る出力バッファ回
路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】図2に示す出力バッファ
回路は、出力端子と高電位側電源との間に配置され、入
力信号によって制御されるプルアップ側トランジスタ
と、前記出力端子と低電位側電源との間に配置され、前
記入力信号によって制御されるプルダウン側トランジス
タと、出力信号がLレベルからハイインピーダンス状態
となるときに該出力信号がHレベルとなるまで前記プル
アップ側トランジスタをオンさせるプルアップ回路とを
有する。前記プルアップ回路は、前記出力信号を遅延さ
せる遅延回路と、前記遅延させた出力信号が供給される
インバータ回路と、前記高電位側電源と前記プルアップ
側トランジスタとの間に接続され、前記インバータ回路
の出力が供給されるトランジスタとを有する。 図8に示
す出力バッファ回路は、出力端子と高電位側電源との間
に配置され、入力信号によって制御されるプルアップ側
トランジスタと、前記出力端子と低電位側電源との間に
配置され、前記入力信号によって制御されるプルダウン
側トランジスタと、出力信号がLレベルからハイインピ
ーダンス状態となるときに、該出力信号がHレベルとな
るまで前記プルアップ側トランジスタをオンさせるプル
アップ回路とを有する。前記プルアップ回路は、前記プ
ルダウン側トランジスタをオフさせる前記入力信号に基
づいて、前記プルアップ側トランジスタをオンさせて、
前記出力信号がHレベルとなると該プルアップ側トラン
ジスタをオフさせる制御信号を出力する論理制御回路
と、前記制御信号を遅延させて、前記プルアップ側トラ
ンジスタのゲートに供給する遅延回路とを有する。
【0021】図10に示す出力バッファ回路は、出力端
子と高電位側電源との間に配置され、入力信号によって
制御されるプルアップ側トランジスタと、前記出力端子
と低電位側電源との間に配置され、前記入力信号によっ
て制御されるプルダウン側トランジスタと、出力信号が
Lレベルからハイインピーダンス状態となるときに、該
出力信号がHレベルとなるまで前記プルアップ側トラン
ジスタをオンさせるプルアップ回路とを有する。前記プ
ルアップ回路は、前記プルアップ側トランジスタと前記
出力端子との間に配置されたスイッチ素子と、前記出力
信号がLレベルになると、前記スイッチ素子を導通させ
るとともに、該出力信号がHレベルになるとスイッチ素
子を不導通とする論理回路と、前記出力信号を遅延させ
て前記論理回路に供給する遅延回路とを有する。 図22
に示す出力バッファ回路は、出力端子と高電位側電源と
の間に配置され、入力信号によって制御されるプルアッ
プ側トランジスタと、前記出力端子と低電位側電源との
間に配置され、前記入力信号によって制御されるプルダ
ウン側トランジスタと、出力信号がLレベルからハイイ
ンピーダンス状態となるときに、該出力信号がHレベル
となるまで前記プルアップ側トランジスタをオンさせる
プルアップ回路とを有する。前記プルアップ回路は、遅
延させた信号に基づいて前記プルアップ側トランジスタ
をオンさせる論理制御回路と、前記遅延させた信号を前
記論理制御回路に供給する遅延回路とを有する。
【0022】
【作用】図2に示す出力バッファ回路では、出力信号が
Lレベルからハイインピーダンス状態となるとき、イン
バータ回路の出力が供給されるトランジスタが、遅延回
路で遅延された出力信号に基づいてオンされて、出力信
号がHレベルに引上げられる。出力信号がHレベルに引
上げられると、インバータ回路の出力が供給されるトラ
ンジスタがオフされて、出力信号がハイインピーダンス
となる。 図8に示す出力バッファ回路では、出力信号が
Lレベルからハイインピーダンス状態となるとき、プル
ダウン側トランジスタをオフさせる入力信号に基づい
て、プルアップ側トランジスタがオンされて、出力信号
がHレベルとなる。出力信号がHレベルとなると、プル
アップ側トランジスタがオフされて、出力信号がハイイ
ンピーダンスとなる。
【0023】図10に示す出力バッファ回路では、出力
信号がLレベルからハイインピーダンス状態となると
き、プルアップ側トランジスタがオンされるとともに、
スイッチ素子が導通して、出力信号がHレベルに引上げ
られ、出力信号がHレベルとなると、スイッチ素子が不
導通となって、出力信号がハイインピーダンスとなる。
図22に示す出力バッファ回路では、出力信号がLレベ
ルからハイインピーダンス状態となるとき、遅延回路に
より遅延させた信号に基づいて、プルアップ側トランジ
スタがオンされて、出力信号がHレベルとなる。その
後、プルアップ側トランジスタがオフされて、出力信号
がハイインピーダンスとなる。
【0024】
【実施例】
(第一の実施例)図2及び図3はこの発明を具体化した
出力バッファ回路の第一の実施例を示す。図2に示すよ
うに論理制御回路1には入力信号L/Hと制御信号CN
TLが入力され、同論理制御回路1は入力信号L/Hと
制御信号CNTLに基づいて、プルアップ側のNチャネ
ルMOSトランジスタTr4と、プルダウン側のNチャネ
ルMOSトランジスタTr5とを駆動する。
【0025】すなわち、前記トランジスタTr4,Tr5の
ゲートは前記論理制御回路1に接続され、同トランジス
タTr4のソースは出力端子To 及びトランジスタTr5の
ドレインに接続され、同トランジスタTr5のソースはグ
ランドGNDに接続されている。
【0026】前記トランジスタTr4のドレインはNチャ
ネルMOSトランジスタTr6のソースに接続され、同ト
ランジスタTr6のドレインは電源Vccに接続されてい
る。前記トランジスタTr6のゲートには前記出力端子T
o から出力される出力信号OUTが複数段のバッファ回
路からなる遅延回路3とインバータ回路4aを介して入
力されている。
【0027】このように構成された出力バッファ回路の
動作を図3に従って説明すると、前記入力信号L/Hと
制御信号CNTLがともにHレベルの状態では、論理制
御回路1によりトランジスタTr4,Tr5はともにオフさ
れ、出力信号OUTはハイインピーダンス状態となる。
【0028】次いで、制御信号CNTLがLレベルとな
ると、トランジスタTr4がオフ状態に維持された状態
で、トランジスタTr5がオンされて、出力信号OUTは
Lレベルとなる。
【0029】すると、トランジスタTr6のゲートに入力
されるゲート信号SG1は遅延回路3による遅延時間後
に立ち上がり、トランジスタTr6はオンされる。従っ
て、この状態ではトランジスタTr4に電源Vccが供給さ
れる状態となる。
【0030】次いで、入力信号L/HがLレベルとなる
と、論理制御回路1によりトランジスタTr4がオンされ
るとともに、トランジスタTr5がオフされる。すると、
出力信号OUTはHレベルに速やかに引き上げられる。
次いで、トランジスタTr6のゲート信号SG1は遅延回
路3による遅延時間t1後に立ちさがり、トランジスタ
Tr6がオフされる。
【0031】この結果、トランジスタTr4への電源Vcc
の供給は遮断され、出力信号OUTはハイインピーダン
ス状態となる。以上のように、この出力バッファ回路で
は出力信号OUTをLレベルからハイインピーダンス状
態に移行させる場合、その出力信号OUTがLレベルか
らHレベルに速やかに引き上げられる。そして、出力信
号OUTが引き上げられた後は、プルアップ側トランジ
スタTr4への電源Vccの供給が遮断されて、出力信号O
UTがハイインピーダンス状態となり、そのレベルは負
荷回路の終端抵抗に依存する。
【0032】この状態で、出力端子To が負荷回路を介
してグランドGNDに短絡される状態となっても、トラ
ンジスタTr4への電源Vccの供給が遮断されているの
で、電源VccからグランドGNDに大きな貫通電流が流
れることはない。
【0033】従って、この出力バッファ回路では出力信
号OUTをLレベルからハイインピーダンス状態に移行
させる場合、その動作速度を向上させることができると
ともに、出力信号OUTがハイインピーダンス状態時に
おける消費電力を低減することができる。
【0034】(第二の実施例)図4及び図5はこの発明
を具体化した出力バッファ回路の第二の実施例を示す。
図4に示すように論理制御回路1には制御信号CNTL
が入力され、同論理制御回路1は制御信号CNTLに基
づいて、プルダウン側のNチャネルMOSトランジスタ
Tr7を駆動する。
【0035】すなわち、前記トランジスタTr7のゲート
には論理制御回路1から出力されるゲート信号SG2が
入力され、同トランジスタTr7のソースはグランドGN
Dに接続され、ドレインは出力端子To に接続される。
【0036】前記ゲート信号SG2はOR回路5aの一
方の入力端子に入力され、同OR回路5aの他方の入力
端子には前記出力端子To から出力される出力信号OU
Tが入力される。
【0037】前記OR回路5aの出力信号SG3は、P
チャネルMOSトランジスタTr8とNチャネルMOSト
ランジスタTr9とから構成されるインバータ回路4bに
入力され、同インバータ回路4bの出力信号は、抵抗R
1及び容量C1からなる微分回路を介して前記出力端子
To に接続されている。
【0038】このように構成された出力バッファ回路の
動作を図5に従って説明すると、制御信号CNTLに基
づいて論理制御回路1から出力されるゲート信号SG2
がHレベルとなると、トランジスタTr7がオンされ、出
力信号OUTはLレベルとなる。
【0039】この状態では、OR回路5aの出力信号S
G3はHレベルとなり、インバータ回路4bのトランジ
スタTr9がオンされて、図4に示す矢印A方向に電流が
流れて、容量C1に充電されている電荷は抵抗R1及び
同トランジスタTr9を介してグランドGNDに抜かれ
る。従って、容量C1の抵抗R1側の端子レベルすなわ
ちノードN1はグランドGNDレベルとなる。
【0040】次いで、論理制御回路1から出力されるゲ
ート信号SG2がLレベルとなると、トランジスタTr7
がオフされる。また、前記Lレベルの出力信号OUT
と、Lレベルのゲート信号SG2により、OR回路5a
の出力信号SG3はLレベルとなり、インバータ回路4
bのトランジスタTr9がオフされるとともに、トランジ
スタTr8がオンされる。
【0041】すると、トランジスタTr8のドレイン電流
が抵抗R1及び容量C1を介して出力端子To に流れ、
同抵抗R1及び容量C1に基づく時定数に基づいてノー
ドN1の電位及び出力信号OUTがほぼ電源Vccレベル
まで上昇する。
【0042】出力信号OUTがHレベルとなると、OR
回路5aの出力信号SG3がHレベルとなり、インバー
タ回路4bのトランジスタTr8がオフされるとともに、
トランジスタTr9がオンされる。
【0043】すると、容量C1の充電電荷は抵抗R1及
びトランジスタTr9を介してグランドGNDに抜かれ、
ノードN1の電位がグランドGNDレベルまで低下す
る。この状態では、出力信号OUTはハイインピーダン
ス状態となり、電源Vccから出力端子To への電流の供
給は遮断された状態となる。
【0044】従って、この出力バッファ回路では出力信
号OUTをLレベルからハイインピーダンス状態に移行
させる場合、前記微分回路により出力信号OUTの電位
が速やかに引き上げられるので、その動作速度を向上さ
せることができるとともに、出力信号OUTの電位が引
き上げられた後は、出力端子To への電流の供給が遮断
されて、ハイインピーダンス状態時における消費電力を
低減することができる。
【0045】(第三の実施例)図6及び図7はこの発明
を具体化した出力バッファ回路の第三の実施例を示す。
図6に示すように論理制御回路1には入力信号L/Hと
制御信号CNTLが入力され、同論理制御回路1は入力
信号L/Hと制御信号CNTLに基づいて、プルアップ
側のPチャネルMOSトランジスタTr10 と、プルダウ
ン側のNチャネルMOSトランジスタTr11 とを駆動す
る。
【0046】すなわち、前記トランジスタTr10 ,Tr1
1 のゲートは前記論理制御回路1の出力信号SG4,S
G5で駆動され、同トランジスタTr10 のドレインは出
力端子To 及びトランジスタTr11 のドレインに接続さ
れ、同トランジスタTr11 のソースはグランドGNDに
接続されている。
【0047】前記出力信号SG4はOR回路5bの一方
の入力端子に入力され、同OR回路5bの他方の入力端
子には出力端子To から出力される出力信号OUTが入
力される。
【0048】前記OR回路5bの出力信号SG6は、P
チャネルMOSトランジスタTr12とNチャネルMOS
トランジスタTr13 とから構成されるインバータ回路4
cに入力され、同インバータ回路4cの出力信号は、抵
抗R2及び容量C2からなる微分回路を介して前記トラ
ンジスタTr10 のソースに接続されている。
【0049】次に、上記のように構成された出力バッフ
ァ回路の動作を図7に従って説明する。Hレベルの入力
信号L/Hに基づいて、論理制御回路1の出力信号SG
4,SG5がHレベルとなると、トランジスタTr11 が
オンされるとともに、トランジスタTr10 がオフされ、
出力信号OUTはLレベルとなる。
【0050】このとき、OR回路5bの出力信号SG6
はHレベルとなり、インバータ回路4cのトランジスタ
Tr13 がオンされるため、容量C2に充電された電荷は
抵抗R2及びトランジスタTr13 を介してグランドGN
Dに抜かれる。
【0051】次いで、入力信号L/HがLレベルとなっ
て、論理制御回路1の出力信号SG4,SG5がLレベ
ルとなると、トランジスタTr10 がオンされる。また、
OR回路5bの入力信号はともにLレベルとなって、同
OR回路5bの出力信号SG6はLレベルとなる。
【0052】すると、インバータ回路4cのトランジス
タTr12 がオンされるとともに、トランジスタTr13 が
オフされるため、同トランジスタTr12 のドレイン電流
が抵抗R2及び容量C2からなる微分回路及びトランジ
スタTr10 を介して出力端子To に流れる。
【0053】この結果、容量C2の抵抗R2側端子すな
わちノードN2と、出力信号OUTの電位はほぼ電源V
ccレベルまで引き上げられる。次いで、出力信号OUT
がHレベルとなると、OR回路5bの出力信号SG6は
Hレベルとなり、インバータ回路4cのトランジスタT
r12 がオフされるとともに、トランジスタTr13 がオン
されて電流が矢印B方向に流れるため、容量C2に充電
された電荷は抵抗R2及びトランジスタTr13 を介して
グランドGNDに抜かれる。
【0054】この結果、トランジスタTr10 への電源V
ccの供給は遮断され、出力信号OUTはハイインピーダ
ンス状態となる。従って、この出力バッファ回路では出
力信号OUTをLレベルからハイインピーダンス状態に
移行させる場合、前記微分回路により出力信号OUTの
電位が速やかに引き上げられるので、その動作速度を向
上させることができるとともに、出力信号OUTの電位
が引き上げられた後は、トランジスタTr10 への電源V
ccの供給は遮断されて、ハイインピーダンス状態時にお
ける消費電力を低減することができる。
【0055】(第四の実施例)図8及び図9はこの発明
を具体化した出力バッファ回路の第四の実施例を示す。
図8に示すように、出力バッファ回路のプルアップ側ト
ランジスタはNチャネルMOSトランジスタTr14 で構
成され、プルダウン側トランジスタはNチャネルMOS
トランジスタTr15 で構成される。
【0056】前記トランジスタTr14 のドレインは電源
Vccに接続され、前記トランジスタTr15 のソースはグ
ランドGNDに接続されている。そして、トランジスタ
Tr14 のソースが出力端子To 及びトランジスタTr15
のドレインに接続され、その出力端子To から出力信号
OUTが出力される。
【0057】入力信号L/HはNAND回路8と、NO
R回路7aと、インバータ回路4dに入力され、制御信
号CNTLはOR回路5cの一方の入力端子に入力され
る。前記インバータ回路4dの出力信号はAND回路6
aに入力され、同AND回路6aには、前記出力端子T
o から出力される出力信号OUTが入力されている。
【0058】前記AND回路6aの出力信号SG8は前
記OR回路5cに入力され、同OR回路5cの出力信号
SG7はインバータ回路4e及び前記NOR回路7aに
入力されている。前記インバータ回路4eの出力信号は
前記NAND回路8に入力されている。
【0059】前記NAND回路8の出力信号はインバー
タ回路4fに入力され、同インバータ回路4fの出力信
号は4段のインバータ回路4gを介して前記トランジス
タTr15 のゲートに入力されている。また、インバータ
回路4fの出力信号は前記NOR回路7aに入力されて
いる。
【0060】前記NOR回路7aの出力信号は6段のイ
ンバータ回路4hを介して前記トランジスタTr14 のゲ
ートに入力されている。次に、上記のように構成された
出力バッファ回路の動作を図9に従って説明する。
【0061】制御信号CNTL及び入力信号L/HがH
レベルの状態では、OR回路5cの出力信号SG7はH
レベルとなり、AND回路6aの出力信号SG8はLレ
ベルとなる。
【0062】すると、インバータ回路4eの出力信号は
Lレベルとなり、NAND回路8の出力信号はHレベル
となる。従って、インバータ回路4gの出力信号はLレ
ベルとなり、トランジスタTr15 がオフされる。
【0063】また、Hレベルの入力信号L/H及びHレ
ベルのOR回路5cの出力信号SG7に基づいて、NO
R回路7aの出力信号はLレベルとなる。従って、イン
バータ回路4hの出力信号はLレベルとなり、トランジ
スタTr14 がオフされる。
【0064】この結果、トランジスタTr14 ,Tr15 は
ともにオフされて、出力信号OUTはハイインピーダン
ス状態となる。次いで、制御信号CNTLがLレベルと
なると、AND回路6aの出力信号SG8は依然として
Lレベルであるため、OR回路5cの出力信号SG7が
Lレベルとなる。
【0065】すると、NAND回路8の出力信号はLレ
ベルとなり、インバータ回路4gの出力信号がHレベル
となって、トランジスタTr15 がオンされる。また、H
レベルの入力信号L/HによりNOR回路7aの出力信
号はLレベルとなり、トランジスタTr14 はオフ状態に
維持される。従って、出力信号OUTはLレベルとな
る。
【0066】次いで、入力信号L/HがLレベルとなる
と、NAND回路8の出力信号はHレベルとなり、イン
バータ回路4gの出力信号はLレベルとなって、トラン
ジスタTr15 がオフされる。
【0067】また、NOR回路7aの各入力信号は全て
Lレベルとなるため、同NOR回路7aの出力信号はH
レベルとなり、インバータ回路4hの出力信号はHレベ
ルとなって、トランジスタTr14 がオンされる。
【0068】このとき、インバータ回路4hの出力信号
の立ち上がりは、インバータ回路4gの出力信号の立ち
下がりより遅れるため、トランジスタTr14 はトランジ
スタTr15 がオフされた後にオンされて、トランジスタ
Tr14 ,Tr15 を貫通する貫通電流の発生は防止され
る。
【0069】出力信号OUTがHレベルとなると、イン
バータ回路4dの出力信号はHレベルであるため、AN
D回路6aの出力信号SG8がHレベルとなり、その出
力信号SG8に基づいて、OR回路5cの出力信号SG
7がHレベルとなる。
【0070】すると、NOR回路7aの出力信号はLレ
ベルとなって、トランジスタTr14はインバータ回路4
hの動作時間に基づく遅延時間t2後にオフされ、NA
ND回路8の出力信号は引き続いてHレベルとなって、
トランジスタTr15 はオフ状態に維持される。この結
果、出力信号OUTはハイインピーダンス状態となる。
【0071】従って、この出力バッファ回路では出力信
号OUTをLレベルからハイインピーダンス状態に移行
させる場合、トランジスタTr14 のオン動作により出力
信号OUTの電位が速やかに引き上げられるので、その
動作速度を向上させることができる。
【0072】また、出力信号OUTの電位が引き上げら
れた後は、トランジスタTr14 がオフされて、電源Vcc
から出力端子To への電流の供給は遮断されるので、ハ
イインピーダンス状態時における消費電力を低減するこ
とができる。
【0073】また、トランジスタTr14 ,Tr15 を駆動
するための上記各回路は、前記第一〜第三の実施例に示
すような論理制御回路1内に形成することもできるの
で、トランジスタTr14 ,Tr15 からなる既存の出力バ
ッファ回路を変更することなく、上記動作を行う出力バ
ッファ回路を構成することが可能となる。
【0074】(第五の実施例)図10及び図11はこの
発明を具体化した出力バッファ回路の第五の実施例を示
す。図10に示すように論理制御回路1には入力信号L
/Hと制御信号CNTLが入力され、同論理制御回路1
は入力信号L/Hと制御信号CNTLに基づいて、プル
アップ側のPチャネルMOSトランジスタTr16 と、プ
ルダウン側のNチャネルMOSトランジスタTr17 とを
駆動する。
【0075】すなわち、前記トランジスタTr16 ,Tr1
7 のゲートは前記論理制御回路1に接続され、同トラン
ジスタTr16 のソースは電源Vccに接続され、同トラン
ジスタTr16 のドレインはリーク電流防止用のNチャネ
ルMOSトランジスタTr18のドレインに接続されてい
る。
【0076】前記トランジスタTr18 のソースは出力端
子To 及び前記トランジスタTr17のドレインに接続さ
れ、同トランジスタTr17 のソースはグランドGNDに
接続されている。
【0077】前記出力端子To から出力される出力信号
OUTはインバータ回路4i及び前記第一の実施例と同
様に複数段のバッファ回路を直列に接続して構成される
遅延回路3を介してAND回路6bの一方の入力端子に
入力されている。
【0078】前記AND回路6bの他方の入力端子に
は、電源Vccが入力され、同電源Vccとして例えば5V
の所定の電圧が供給されている状態では、同AND回路
6bに常時Hレベルの信号が入力され、同電源Vccが遮
断されれば、同AND回路6bにLレベルの信号が入力
される。
【0079】前記AND回路6bの出力信号SG9は前
記トランジスタTr18 のゲートに入力されている。ま
た、トランジスタTr18 のバックゲートはグランドGN
Dに接続されて、そのしきい値が調整されている。
【0080】このように構成された出力バッファ回路の
動作を図11に従って説明すると、前記入力信号L/H
と制御信号CNTLがともにHレベルの状態では、論理
制御回路1によりトランジスタTr16 ,Tr17 はともに
オフされ、出力信号OUTはハイインピーダンス状態と
なる。
【0081】このとき、インバータ回路4iの出力信号
はLレベルとなり、AND回路6bの出力信号SG9は
Lレベルとなって、トランジスタTr18 はオフされる。
次いで、制御信号CNTLがLレベルとなると、トラン
ジスタTr16 がオフ状態に維持された状態で、トランジ
スタTr17 がオンされて、出力信号OUTはLレベルと
なる。
【0082】すると、インバータ回路4iの出力信号は
Hレベルとなり、AND回路6bの出力信号SG9はH
レベルとなって、トランジスタTr18 がオンされるが、
トランジスタTr16 はオフされているため、出力信号O
UTには影響はない。
【0083】次いで、入力信号L/HがLレベルとなる
と、トランジスタTr16 がオンされるとともに、トラン
ジスタTr17 がオフされる。すると、トランジスタTr1
8 は上記動作によりオンされているので、出力信号OU
TはHレベルとなる。
【0084】次いで、上記動作により出力信号OUTが
Hレベルとなると、インバータ回路4iの出力信号はL
レベルとなり、遅延回路3による遅延時間後にAND回
路6bの出力信号SG9がLレベルとなり、トランジス
タTr18 はオフされる。
【0085】この結果、出力端子To へのトランジスタ
Tr16 のドレイン電流の供給は遮断され、出力信号OU
Tはハイインピーダンス状態となる。以上のように、こ
の出力バッファ回路では出力信号OUTをLレベルから
ハイインピーダンス状態に移行させる場合、トランジス
タTr16 ,Tr18 のオン動作により、その出力信号OU
TがLレベルからHレベルに速やかに引き上げられる。
【0086】そして、出力信号OUTが引き上げられた
後は、トランジスタTr18 がオフされて、出力信号OU
Tがハイインピーダンス状態となり、そのレベルは負荷
回路の終端抵抗に依存する。
【0087】この状態で、出力端子To が負荷回路を介
してグランドGNDに短絡される状態となっても、出力
端子To への電流の供給が遮断されているので、電源V
ccからグランドGNDに大きな貫通電流が流れることは
ない。
【0088】従って、この出力バッファ回路では出力信
号OUTをLレベルからハイインピーダンス状態に移行
させる場合、その動作速度を向上させることができると
ともに、出力信号OUTがハイインピーダンス状態時に
おける消費電力を低減することができる。
【0089】また、電源Vccの供給が遮断されると、A
ND回路6bの出力信号SG9はLレベルとなってトラ
ンジスタTr18 がオフされる。従って、この状態で外部
負荷回路により出力端子To がHレベルとなっても、同
出力端子To からトランジスタTr16 を介して電源Vcc
に流れるリーク電流を遮断することができる。
【0090】ここで、上記リーク電流防止用トランジス
タTr18 を設けるに至った背景を説明する。図12に示
すように、PチャネルMOSトランジスタTr19 のソー
スに電源Vccが供給され、同トランジスタTr19 のドレ
インが出力端子To に接続された状態において、同トラ
ンジスタTr19 のゲートにLレベルの入力信号INが入
力されると、同トランジスタTr19 がオンされて出力信
号OUTはHレベルとなる。
【0091】また、前記トランジスタTr19 のゲートに
Hレベルの入力信号INが入力されると、同トランジス
タTr19 がオフされて、出力端子To から出力される出
力信号OUTはハイインピーダンス状態となる。
【0092】上記のようなトランジスタTr19 は図13
に示すように構成され、P型基板9上にN型ウェル10
が形成され、そのN型ウェル10内にP型拡散領域11
a,11bが形成されている。そして、一方のP型拡散
領域11aが出力端子To に接続されてドレインとな
り、他方のP型拡散領域11bが電源Vccに接続されて
ソースとなる。
【0093】前記P型拡散領域11a,11b間の上部
にはゲート電極12が形成され、同ゲート電極12に入
力信号INが入力される。上記トランジスタTr19 にお
いて、ソースへの電源Vccの供給が遮断されるととも
に、電源Vccの遮断にともなって入力信号INがLレベ
ルとなった状態で、外部負荷回路の動作により出力端子
To がHレベルとなることがある。
【0094】このような場合には、出力端子To から電
源Vccを供給する配線に向かって、図13に示す矢印方
向にリーク電流が流れてしまう。そこで、図14に示す
出力バッファ回路を構成すると、上記のような不具合を
防止することが可能となる。すなわち、プルアップ側の
PチャネルMOSトランジスタTr20 とプルダウン側の
NチャネルMOSトランジスタTr21 が論理制御回路1
から出力される入力信号IN1,IN2で駆動され、同
トランジスタTr20 のソースはリーク電流防止用のPチ
ャネルMOSトランジスタTr22 を介して電源Vccに接
続されている。
【0095】前記トランジスタTr22 のゲートは出力端
子To に接続され、バックゲートは前記トランジスタT
r20 のバックゲートに接続されて、しきい値が調整され
ている。
【0096】前記トランジスタTr20 ,Tr21 のドレイ
ンは出力端子To に接続され、同トランジスタTr21 の
ソースはグランドGNDに接続されている。上記出力バ
ッファ回路を構成するトランジスタTr20 〜Tr22 は図
15に示すように構成される。すなわち、P型基板9上
に前記トランジスタTr20 〜Tr22が形成され、トラン
ジスタTr20 は図13に示すトランジスタTr19 と同様
に構成されて、そのゲート12に入力信号IN1が入力
される。
【0097】トランジスタTr21 はP型基板9上にN型
拡散領域13a,13bが形成され、そのN型拡散領域
13a,13b間の上部にはゲート電極14が形成さ
れ、同ゲート電極14に入力信号IN2が入力される。
【0098】そして、N型拡散領域13bはグランドG
NDに接続され、N型拡散領域13aは出力端子To に
接続される。トランジスタTr22 は前記トランジスタT
r20 と同様に、P型基板9上に形成されたN型ウェル1
0内にP型拡散領域15a,15bが形成され、そのP
型拡散領域15a,15b間の上部にはゲート電極16
が形成され、同ゲート電極16は出力端子To に接続さ
れている。
【0099】前記P型拡散領域15aには電源Vccが供
給され、P型拡散領域15bはトランジスタTr20 のソ
ースであるP型拡散領域11bに接続される。また、ト
ランジスタTr20 のドレインであるP型拡散領域11a
は出力端子To に接続される。
【0100】このような出力バッファ回路では、論理制
御回路1の動作によりトランジスタTr20 がオフされ、
トランジスタTr21 がオンされると、出力信号OUTは
Lレベルとなる。
【0101】この状態では、トランジスタTr22 はオン
され、トランジスタTr20 のソースに電源Vccが供給さ
れた状態となる。次いで、論理制御回路1の動作により
トランジスタTr20 がオンされ、トランジスタTr21 が
オフされると、電源VccからトランジスタTr22 ,Tr2
0 を介して出力端子To に電流が流れ、出力信号OUT
はHレベルとなる。
【0102】すると、トランジスタTr22 がオフされ、
出力信号OUTはハイインピーダンス状態となり、出力
信号OUTのレベルは出力端子To に接続される終端抵
抗により規定される。
【0103】従って、出力信号OUTがLレベルからH
レベルに立ち上がる際に、同出力信号OUTにリンギン
グが発生することはない。また、外部負荷回路により出
力端子To がHレベルとなった状態で、電源Vccの供給
が遮断された場合にも、トランジスタTr22 はオフされ
るので、出力端子To から電源Vccの供給配線へのリー
ク電流は同トランジスタTr22 により遮断される。
【0104】従って、図15において出力端子To から
矢印方向に流れようとする電流はトランジスタTr22 に
より遮断されるので、リーク電流の発生を確実に防止す
ることができる。
【0105】よって、このようなリーク電流防止用トラ
ンジスタにおいて、上記第五の実施例ではリーク電流防
止用トランジスタTr18 のゲート信号を制御することに
より、出力バッファ回路でのリーク電流の発生防止と、
動作速度の向上及び消費電力の低減を図っている。
【0106】上記図14及び図15に示す出力バッファ
回路では、出力信号OUTのリンギングと出力端子To
から電源Vccへのリーク電流の防止を図る構成とした
が、リーク電流を防止するためには、次のような構成と
することもできる。
【0107】図16に示すように、プルアップ側のPチ
ャネルMOSトランジスタTr20 とプルダウン側のNチ
ャネルMOSトランジスタTr21 が論理制御回路1から
出力される入力信号IN1,IN2で駆動されている。
トランジスタTr20 のソースはリーク電流防止用のダイ
オードDのカソードに接続され、同ダイオードDのアノ
ードは電源Vccに接続されている。
【0108】前記トランジスタTr20 ,Tr21 のドレイ
ンは出力端子To に接続され、同トランジスタTr21 の
ソースはグランドGNDに接続されている。上記出力バ
ッファ回路を構成するトランジスタTr20 ,Tr21 及び
ダイオードDは図17に示すように構成される。すなわ
ち、P型基板9上に前記トランジスタTr20 ,Tr21 が
形成され、トランジスタTr20 は図13に示すトランジ
スタTr19 と同様に構成されて、そのゲート12に入力
信号IN1が入力される。
【0109】トランジスタTr21 はP型基板9上にN型
拡散領域13a,13bが形成され、そのN型拡散領域
13a,13b間の上部にはゲート電極14が形成さ
れ、同ゲート電極14に入力信号IN2が入力される。
【0110】そして、N型拡散領域13bはグランドG
NDに接続され、N型拡散領域13aは出力端子To に
接続される。ダイオードDは、P型基板9上に形成され
たN型ウェル17内にP型拡散領域18が形成され、そ
のP型拡散領域18は電源Vccに接続され、N型ウェル
17はトランジスタTr20 を構成するP型拡散領域11
bに接続されている。
【0111】このような出力バッファ回路では、論理制
御回路1の動作によりトランジスタTr20 がオフされ、
トランジスタTr21 がオンされると、出力信号OUTは
Lレベルとなる。
【0112】次いで、論理制御回路1の動作によりトラ
ンジスタTr20 がオンされ、トランジスタTr21 がオフ
されると、電源VccからトランジスタTr20 を介して出
力端子To に電流が流れ、出力信号OUTはHレベルと
なる。
【0113】トランジスタTr20 ,Tr21 がともにオフ
されると、出力信号OUTはハイインピーダンス状態と
なる。また、電源Vccが遮断された状態で、出力端子T
o がHレベルとなっても、ダイオードDの動作により、
出力端子To から電源Vccへのリーク電流は防止され
る。
【0114】(第六の実施例)図18及び図19はこの
発明を具体化した出力バッファ回路の第六の実施例を示
す。図18に示すように論理制御回路1には入力信号L
/Hと制御信号CNTLが入力され、同論理制御回路1
は入力信号L/Hと制御信号CNTLに基づいて、出力
信号SG10,SG11を出力し、プルアップ側のNチ
ャネルMOSトランジスタTr23 と、プルダウン側のN
チャネルMOSトランジスタTr24 とを駆動する。
【0115】すなわち、前記トランジスタTr24のゲー
トには前記論理制御回路1から出力される出力信号SG
10が入力され、同トランジスタTr24のドレインは出
力端子To及び前記トランジスタTr23のソースに接続さ
れ、同トランジスタTr24のソースはグランドGNDに
接続されている。
【0116】前記出力信号SG11はインバータ回路4
jに入力され、同インバータ回路4jの出力信号SG1
2はPチャネルMOSトランジスタTr25 のゲートに入
力されている。
【0117】前記出力端子To から出力される出力信号
OUTは、PチャネルMOSトランジスタTr26 とNチ
ャネルMOSトランジスタTr27 とから構成されるイン
バータ回路4kに入力される。
【0118】前記インバータ回路4kの出力信号は、抵
抗R3を介して前記トランジスタTr25のソースに接続
され、同トランジスタTr25のドレインは前記トランジ
スタTr23のゲートに接続されている。
【0119】前記トランジスタTr23 のドレインは電源
Vccに接続されている。また、前記トランジスタTr25
のソース、すなわちノードN3は容量C3を介してグラ
ンドGNDに接続されている。従って、前記抵抗R3と
容量C3とにより、積分回路が構成されている。
【0120】次に、上記のように構成された出力バッフ
ァ回路の動作を図19に従って説明する。Hレベルの入
力信号L/H及び制御信号CNTLに基づいて、論理制
御回路1の出力信号SG10,SG11はともにLレベ
ルとなる。すると、トランジスタTr24 がオフされると
ともに、トランジスタTr25 がオフされてトランジスタ
Tr23 がオフされることにより、出力信号OUTはハイ
インピーダンス状態となる。 次いで、制御信号CNT
LがLレベルとなると、論理制御回路1の出力信号SG
10がHレベルとなり、トランジスタTr24 がオンされ
て、出力信号OUTはLレベルとなる。
【0121】すると、インバータ回路4kのトランジス
タTr26 がオンされ、抵抗R3を介して容量C3に充電
電流が流れ、同抵抗R3と容量C3との時定数に基づい
てノードN3の電位が上昇する。
【0122】次いで、入力信号L/HがLレベルとなる
と、論理制御回路1の出力信号SG10がLレベルとな
るとともに、出力信号SG11がHレベルとなる。する
と、インバータ回路4jの出力信号SG12がLレベル
となって、トランジスタTr25 がオンされ、ノードN3
の電位がトランジスタTr23 のゲートに入力されて、同
トランジスタTr23 がオンされる。
【0123】トランジスタTr23 のオン動作に基づい
て、出力信号OUTがHレベルとなる。すると、インバ
ータ回路4kのトランジスタTr27 がオンされて容量C
3の充電電荷が抵抗R3及び同トランジスタTr27 を介
してグランドGNDに抜かれ、ノードN3の電位が同抵
抗R3及び容量C3に基づく時定数に基づいて低下す
る。
【0124】この結果、トランジスタTr23 がオフされ
て、出力信号OUTはハイインピーダンス状態となる。
従って、この出力バッファ回路では出力信号OUTをL
レベルからハイインピーダンス状態に移行させる場合、
前記積分回路によりトランジスタTr23 がオンされて出
力信号OUTがHレベルに速やかに引き上げられるの
で、その動作速度を向上させることができる。
【0125】また、出力信号OUTの電位が引き上げら
れた後は、トランジスタTr23 はオフされて、出力端子
To への電流供給は遮断されるので、ハイインピーダン
ス状態時における消費電力を低減することができる。
【0126】(第七の実施例)図20及び図21はこの
発明を具体化した出力バッファ回路の第七の実施例を示
す。図20に示すように入力信号L/Hは論理制御回路
1及びインバータ回路4mに入力される。制御信号CN
TLはOR回路5dの一方の入力端子に入力され、同O
R回路5dの出力信号SG13は、前記論理制御回路1
に入力される。
【0127】前記論理制御回路1は出力信号SG14,
SG15を出力し、プルアップ側のNチャネルMOSト
ランジスタTr28 と、プルダウン側のNチャネルMOS
トランジスタTr29 とを駆動する。
【0128】すなわち、前記トランジスタTr28 のゲー
トには前記論理制御回路1から出力される出力信号SG
14が入力され、同トランジスタTr28 のドレインは電
源Vccに接続され、同トランジスタTr28 のソースは出
力端子To 及び前記トランジスタTr29 のドレインに接
続されている。
【0129】また、前記トランジスタTr29 のゲートに
は前記論理制御回路1から出力される出力信号SG15
が入力され、同トランジスタTr29 のソースはグランド
GNDに接続されている。
【0130】前記論理制御回路1は前記入力信号L/H
がHレベル、入力信号SG13がLレベルとなったと
き、前記トランジスタTr29 をオンさせるとともに、前
記トランジスタTr28 をオフさせて、出力信号OUTを
Lレベルとするように動作する。
【0131】また、前記入力信号L/HがLレベル、入
力信号SG13がLレベルとなったとき、前記トランジ
スタTr29 をオフさせるとともに、前記トランジスタT
r28をオンさせて、出力信号OUTをHレベルとするよ
うに動作する。
【0132】また、前記入力信号L/HがLレベル若し
くはHレベル、入力信号SG13がHレベルとなったと
き、前記トランジスタTr28 ,Tr29 をともにオフさせ
て、出力信号OUTをハイインピーダンス状態とするよ
うに動作する。
【0133】前記出力信号OUTは、複数段のバッファ
回路を直列に接続して構成される遅延回路3を介してA
ND回路6cの一方の入力端子に入力され、同AND回
路6cの他方の入力端子には、前記インバータ回路4m
の出力信号が入力されている。
【0134】前記AND回路6cの出力信号SG16は
前記OR回路5dに入力されている。次に、上記のよう
に構成された出力バッファ回路の動作を図21に従って
説明する。
【0135】Hレベルの入力信号L/Hが論理制御回路
1に入力され、Hレベルの制御信号CNTLがOR回路
5dに入力されて、同OR回路5dからHレベルの出力
信号SG13が論理制御回路1に入力されると、同論理
制御回路1の出力信号SG14, SG15はLレベルと
なる。
【0136】すると、トランジスタTr28 ,Tr29 はと
もにオフされて、出力信号OUTはハイインピーダンス
状態となる。このとき、AND回路6cの出力信号SG
16はLレベルとなる。
【0137】次いで、制御信号CNTLがLレベルとな
ると、OR回路5dの出力信号SG13はLレベルとな
り、論理制御回路1の出力信号SG15がHレベルとな
って、トランジスタTr29 がオンされて、出力信号OU
TはLレベルとなる。
【0138】次いで、入力信号L/HがLレベルとなる
と、論理制御回路1の出力信号SG15がLレベルとな
るとともに、出力信号SG14がHレベルとなる。する
と、トランジスタTr28 がオンされ、トランジスタTr2
9 がオフされる。
【0139】トランジスタTr28 のオン動作に基づい
て、出力信号OUTがHレベルとなる。すると、遅延回
路3に基づく遅延時間後にAND回路6cの出力信号S
G16がHレベルとなり、その出力信号SG16に基づ
いてOR回路5dの出力信号SG13はHレベルとな
る。
【0140】この結果、トランジスタTr28 がオフされ
て、出力信号OUTはハイインピーダンス状態となる。
従って、この出力バッファ回路では出力信号OUTをL
レベルからハイインピーダンス状態に移行させる場合、
トランジスタTr28 がオンされて出力信号OUTがHレ
ベルに速やかに引き上げられるので、その動作速度を向
上させることができる。
【0141】また、出力信号OUTの電位が引き上げら
れた後は、トランジスタTr28 はオフされて、出力端子
To への電流供給は遮断されるので、ハイインピーダン
ス状態時における消費電力を低減することができる。
【0142】また、入力信号L/H及び制御信号CNT
Lに基づいて前記出力信号SG13を生成するための上
記回路は、論理制御回路1の前段の内部回路に組み込む
ことができるので、論理制御回路1及びトランジスタT
r28 ,Tr29 からなる既存の出力バッファ回路を変更す
ることなく、上記動作を行う出力バッファ回路を構成す
ることが可能となる。
【0143】(第八の実施例)図22及び図23はこの
発明を具体化した出力バッファ回路の第八の実施例を示
す。図22に示すように入力信号L/Hは論理制御回路
1とインバータ回路4n及びOR回路5eに入力され
る。
【0144】制御信号CNTLは前記OR回路5eの一
方の入力端子に入力され、同OR回路5eの出力信号S
G17は、OR回路5fの一方の入力端子に入力され
る。4段のフリップフロップ回路FF1〜FF4には内
部回路から出力されるクロック信号CLKとリセット信
号RSがそれぞれ入力される。
【0145】前記フリップフロップ回路FF1には前記
OR回路5eの出力信号SG17が入力データDIとし
て入力される。そして、フリップフロップ回路FF1は
クロック信号CLKの立ち上がりに基づいて、入力デー
タDIと同相の出力信号DO1を次段のフリップフロッ
プ回路FF2に出力する。
【0146】前記フリップフロップ回路FF2はクロッ
ク信号CLKの立ち上がりに基づいて、前記フリップフ
ロップ回路FF1から入力される入力データDIと同相
の出力信号DO2を次段のフリップフロップ回路FF3
に出力する。
【0147】前記フリップフロップ回路FF3はクロッ
ク信号CLKの立ち上がりに基づいて、前記フリップフ
ロップ回路FF2から入力される入力データDIと逆相
の出力信号バーDO3を次段のフリップフロップ回路F
F4に出力する。
【0148】前記フリップフロップ回路FF4はクロッ
ク信号CLKの立ち上がりに基づいて、前記フリップフ
ロップ回路FF3から入力される入力データDIと同相
の出力信号DO4を前記OR回路5fの他方の入力端子
に出力する。
【0149】従って、フリップフロップ回路FF1に入
力された入力データDIは、クロック信号CLKが4ク
ロック経過後に、フリップフロップ回路FF4から同入
力データDIを反転した出力信号DO4として出力され
る。
【0150】例えば、クロック信号CLKを100MH
Z とすれば、前記4クロックの経過時間t3は40ns
となる。前記OR回路5fの出力信号SG18はAND
回路6dの一方の入力端子に入力され、同AND回路6
dの他方の入力端子には前記インバータ回路4nの出力
信号が入力される。前記AND回路6dの出力信号SG
19は前記論理制御回路1に入力される。
【0151】前記論理制御回路1は出力信号SG20,
SG21を出力し、プルアップ側のNチャネルMOSト
ランジスタTr30 と、プルダウン側のNチャネルMOS
トランジスタTr31 とを駆動する。
【0152】すなわち、前記トランジスタTr30 のゲー
トには前記論理制御回路1から出力される出力信号SG
20が入力され、同トランジスタTr30 のドレインは電
源Vccに接続され、同トランジスタTr30 のソースは出
力端子To 及び前記トランジスタTr31 のドレインに接
続されている。
【0153】また、前記トランジスタTr31 のゲートに
は前記論理制御回路1から出力される出力信号SG21
が入力され、同トランジスタTr31 のソースはグランド
GNDに接続されている。
【0154】前記論理制御回路1は前記入力信号L/H
がHレベル、入力信号SG19がLレベル若しくはHレ
ベルとなったとき、前記トランジスタTr31 をオンさせ
るとともに、前記トランジスタTr30 をオフさせて、出
力信号OUTをLレベルとするように動作する。
【0155】また、前記入力信号L/HがLレベル、入
力信号SG19がLレベルとなったとき、前記トランジ
スタTr31 をオフさせるとともに、前記トランジスタT
r30をオンさせて、出力信号OUTをHレベルとするよ
うに動作する。
【0156】また、前記入力信号L/HがLレベル、入
力信号SG19がHレベルとなったとき、前記トランジ
スタTr30 ,Tr31 をともにオフさせて、出力信号OU
Tをハイインピーダンス状態とするように動作する。
【0157】次に、上記のように構成された出力バッフ
ァ回路の動作を図23に従って説明する。Lレベルの入
力信号L/Hが論理制御回路1とOR回路5e及びイン
バータ回路4nに入力され、Hレベルの制御信号CNT
LがOR回路5eに入力されると、同OR回路5eの出
力信号SG17はHレベルとなる。
【0158】すると、OR回路5fの出力信号SG18
はHレベルとなる。また、インバータ回路4nの出力信
号はHレベルとなるため、AND回路6dの出力信号S
G19はHレベルとなる。
【0159】Hレベルの出力信号SG19及びLレベル
の入力信号L/Hに基づいて、論理制御回路1の出力信
号SG20, SG21はLレベルとなる。すると、トラ
ンジスタTr30 ,Tr31 はともにオフされて、出力信号
OUTはハイインピーダンス状態となる。
【0160】次いで、入力信号L/HがLレベルに維持
された状態で、制御信号CNTLがLレベルとなると、
OR回路5eの出力信号SG17はLレベルとなる。す
ると、OR回路5fの出力信号SG18はLレベルとな
り、AND回路6dの出力信号SG19がLレベルとな
る。
【0161】Lレベルの出力信号SG19及びLレベル
の入力信号L/Hに基づいて、論理制御回路1の出力信
号SG20はHレベル、出力信号SG21はLレベルと
なる。
【0162】すると、トランジスタTr30 はオン、トラ
ンジスタTr31 はオフされて、出力信号OUTはHレベ
ルとなる。次いで、クロック信号CLKが4クロック経
過後にフリップフロップ回路FF4の出力信号DO4が
Hレベルとなるため、OR回路5fの出力信号SG18
はHレベルとなる。
【0163】すると、AND回路6dの出力信号SG1
9はHレベルとなり、論理制御回路1の出力信号SG2
0, SG21はLレベルとなり、トランジスタTr30 ,
Tr31 はともにオフされて、出力信号OUTはハイイン
ピーダンス状態となる。
【0164】次いで、制御信号CNTLがLレベルに維
持された状態で入力信号L/HがHレベルとなると、O
R回路5eの出力信号SG17はHレベルとなる。する
と、OR回路5fの出力信号SG18はHレベルとな
り、AND回路6dの出力信号SG19がLレベルとな
る。
【0165】Lレベルの出力信号SG19及びHレベル
の入力信号L/Hに基づいて、論理制御回路1の出力信
号SG20はLレベル、出力信号SG21はHレベルと
なる。
【0166】すると、トランジスタTr30 はオフ、トラ
ンジスタTr31 はオンされて、出力信号OUTはLレベ
ルとなる。次いで、制御信号CNTLがLレベルに維持
された状態で入力信号L/HがLレベルとなると、OR
回路5eの出力信号SG17はLレベルとなる。する
と、OR回路5fの出力信号SG18はLレベルとな
り、AND回路6dの出力信号SG19はLレベルに維
持された状態となる。
【0167】Lレベルの出力信号SG19及びLレベル
の入力信号L/Hに基づいて、論理制御回路1の出力信
号SG20はHレベル、出力信号SG21はLレベルと
なる。
【0168】すると、トランジスタTr30 はオン、トラ
ンジスタTr31 はオフされて、出力信号OUTはHレベ
ルとなる。次いで、クロック信号CLKが4クロック経
過後にフリップフロップ回路FF4の出力信号DO4が
Hレベルとなるため、OR回路5fの出力信号SG18
はHレベルとなる。
【0169】すると、AND回路6dの出力信号SG1
9はHレベルとなり、論理制御回路1の出力信号SG2
0, SG21はLレベルとなり、トランジスタTr30 ,
Tr31 はともにオフされて、出力信号OUTはハイイン
ピーダンス状態となる。
【0170】従って、この出力バッファ回路では出力信
号OUTをハイインピーダンス状態に移行させる場合、
トランジスタTr30 がオンされて出力信号OUTがHレ
ベルに速やかに引き上げられるので、その動作速度を向
上させることができる。
【0171】また、出力信号OUTの電位が引き上げら
れた後は、トランジスタTr30 はオフされて、出力端子
To への電流供給は遮断されるので、ハイインピーダン
ス状態時における消費電力を低減することができる。
【0172】また、入力信号L/H及び制御信号CNT
Lに基づいて前記出力信号SG19を生成するための上
記回路は、論理制御回路1の前段の内部回路に組み込む
ことができるので、論理制御回路1及びトランジスタT
r30 ,Tr31 からなる既存の出力バッファ回路を変更す
ることなく、上記動作を行う出力バッファ回路を構成す
ることが可能となる。
【0173】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は出力信
号がLレベルからハイインピーダンス状態へ移行する際
に、その動作速度を向上させ、かつ出力信号がハイイン
ピーダンス状態にあるとき、その消費電力を低減し得る
出力バッファ回路を提供することができる優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第一の実施例を示す回路図である。
【図3】第一の実施例の動作を示す波形図である。
【図4】第二の実施例を示す回路図である。
【図5】第二の実施例の動作を示す波形図である。
【図6】第三の実施例を示す回路図である。
【図7】第三の実施例の動作を示す波形図である。
【図8】第四の実施例を示す回路図である。
【図9】第四の実施例の動作を示す波形図である。
【図10】第五の実施例を示す回路図である。
【図11】第五の実施例の動作を示す波形図である。
【図12】リーク電流を発生するトランジスタを示す回
路図である。
【図13】リーク電流を発生するトランジスタを示す断
面図である。
【図14】リーク電流防止用トランジスタを備えた出力
バッファ回路を示す回路図である。
【図15】リーク電流防止用トランジスタを備えた出力
バッファ回路を示す断面図である。
【図16】リーク電流防止用ダイオードを備えた出力バ
ッファ回路を示す回路図である。
【図17】リーク電流防止用ダイオードを備えた出力バ
ッファ回路を示す断面図である。
【図18】第六の実施例を示す回路図である。
【図19】第六の実施例の動作を示す波形図である。
【図20】第七の実施例を示す回路図である。
【図21】第七の実施例の動作を示す波形図である。
【図22】第八の実施例を示す回路図である。
【図23】第八の実施例の動作を示す波形図である。
【図24】従来例を示す回路図である。
【図25】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
To 出力端子 OUT 出力信号 Vcc 高電位側電源 GND 低電位側電源 Trpu プルアップ側トランジスタ Trpd プルダウン側トランジスタ IN,IN1,IN2 入力信号 P1,P2 プルアップ回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端子と高電位側電源との間に配置さ
    れ、入力信号によって制御されるプルアップ側トランジ
    スタと、 前記出力端子と低電位側電源との間に配置され、前記入
    力信号によって制御されるプルダウン側トランジスタ
    と、 出力信号がLレベルからハイインピーダンス状態となる
    ときに該出力信号がHレベルとなるまで前記プルアップ
    側トランジスタをオンさせるプルアップ回路とを有し、 前記プルアップ回路は、 前記出力信号を遅延させる遅延回路と、 前記遅延させた出力信号が供給されるインバータ回路
    と、 前記高電位側電源と前記プルアップ側トランジスタとの
    間に接続され、前記インバータ回路の出力が供給される
    トランジスタとを有する ことを特徴とする出力バッファ
    回路。
  2. 【請求項2】 出力端子と高電位側電源との間に配置さ
    れ、入力信号によって制御されるプルアップ側トランジ
    スタと、 前記出力端子と低電位側電源との間に配置され、前記入
    力信号によって制御されるプルダウン側トランジスタ
    と、 出力信号がLレベルからハイインピーダンス状態となる
    ときに、該出力信号がHレベルとなるまで前記プルアッ
    プ側トランジスタをオンさせるプルアップ回路とを有
    し、 前記プルアップ回路は、 前記プルダウン側トランジスタをオフさせる前記入力信
    号に基づいて、前記プルアップ側トランジスタをオンさ
    せて、前記出力信号がHレベルとなると該プルアップ側
    トランジスタをオフさせる制御信号を出力する論理制御
    回路と、 前記制御信号を遅延させて、前記プルアップ側トランジ
    スタのゲートに供給する遅延回路とを有する ことを特徴
    とする出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 出力端子と高電位側電源との間に配置さ
    れ、入力信号によっ て制御されるプルアップ側トランジ
    スタと、 前記出力端子と低電位側電源との間に配置され、前記入
    力信号によって制御されるプルダウン側トランジスタ
    と、 出力信号がLレベルからハイインピーダンス状態となる
    ときに、該出力信号がHレベルとなるまで前記プルアッ
    プ側トランジスタをオンさせるプルアップ回路とを有
    し、 前記プルアップ回路は、 前記プルアップ側トランジスタと前記出力端子との間に
    配置されたスイッチ素子と、 前記出力信号がLレベルになると、前記スイッチ素子を
    導通させるとともに、該出力信号がHレベルになるとス
    イッチ素子を不導通とする論理回路と、 前記出力信号を遅延させて前記論理回路に供給する遅延
    回路とを有することを特徴とする出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 出力端子と高電位側電源との間に配置さ
    れ、入力信号によって制御されるプルアップ側トランジ
    スタと、 前記出力端子と低電位側電源との間に配置され、前記入
    力信号によって制御されるプルダウン側トランジスタ
    と、 出力信号がLレベルからハイインピーダンス状態となる
    ときに、該出力信号がHレベルとなるまで前記プルアッ
    プ側トランジスタをオンさせるプルアップ回路とを有
    し、 前記プルアップ回路は、 遅延させた信号に基づいて前記プルアップ側トランジス
    タをオンさせる論理制御回路と、 前記遅延させた信号を前記論理制御回路に供給する遅延
    回路とを有することを特徴とする出力バッファ回路。
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