JP3140570B2 - 内燃機関の脱硝装置 - Google Patents
内燃機関の脱硝装置Info
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- JP3140570B2 JP3140570B2 JP04218797A JP21879792A JP3140570B2 JP 3140570 B2 JP3140570 B2 JP 3140570B2 JP 04218797 A JP04218797 A JP 04218797A JP 21879792 A JP21879792 A JP 21879792A JP 3140570 B2 JP3140570 B2 JP 3140570B2
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- Japan
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- reducing agent
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- internal combustion
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は往復動内燃機関、特に陸
舶用ディーゼルエンジンに適用される脱硝装置に関す
る。
舶用ディーゼルエンジンに適用される脱硝装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来例では図２に示すように脱硝触媒層
４は排気過給機タービン１４の下流の排気管部１５に設
置されており、還元剤供給装置７も排気過給機タービン
１４の下流で脱硝触媒層４の上流に装着されている。
４は排気過給機タービン１４の下流の排気管部１５に設
置されており、還元剤供給装置７も排気過給機タービン
１４の下流で脱硝触媒層４の上流に装着されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが熱効率が高
く、新気吹き抜けが多い低速２サイクルディーゼルエン
ジンでは一般に排気が仕事をした上に、温度の低い新気
と混合してしまうので過給機下流の排気温度が低く、ア
ンモニア（ＮＨ3 ）あるいはアンモニア誘導体（例えば
尿素）を還元剤として使用する場合には、燃料中に硫黄
（Ｓ）分が含まれていると排ガス中のＳＯ2 が発生し排
ガス温度が低い場合には、酸性硫安を作り、触媒上に吸
着してしまい触媒性能が劣化すると言う問題点があっ
た。
く、新気吹き抜けが多い低速２サイクルディーゼルエン
ジンでは一般に排気が仕事をした上に、温度の低い新気
と混合してしまうので過給機下流の排気温度が低く、ア
ンモニア（ＮＨ3 ）あるいはアンモニア誘導体（例えば
尿素）を還元剤として使用する場合には、燃料中に硫黄
（Ｓ）分が含まれていると排ガス中のＳＯ2 が発生し排
ガス温度が低い場合には、酸性硫安を作り、触媒上に吸
着してしまい触媒性能が劣化すると言う問題点があっ
た。
【０００４】本発明の目的は前記問題点を解消し、燃料
中に硫黄（Ｓ）分が多く含まれる場合にも酸性硫安を発
生して触媒機能を低下させることなく、排ガス中の窒素
酸化物（ＮＯx ）を還元剤により触媒上で還元できるよ
うにした内燃機関の脱硝装置を提供するにある。
中に硫黄（Ｓ）分が多く含まれる場合にも酸性硫安を発
生して触媒機能を低下させることなく、排ガス中の窒素
酸化物（ＮＯx ）を還元剤により触媒上で還元できるよ
うにした内燃機関の脱硝装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内燃機関の
脱硝装置は、各シリンダの排気出口からの排ガスが合流
する排気マニホールド内の前記排気出口に対向する部位
に触媒層を設けるとともに、前記排気出口の該触媒層よ
りも上流側部位に排気出口毎に還元剤投入装置を設けた
ことを特徴としている。
脱硝装置は、各シリンダの排気出口からの排ガスが合流
する排気マニホールド内の前記排気出口に対向する部位
に触媒層を設けるとともに、前記排気出口の該触媒層よ
りも上流側部位に排気出口毎に還元剤投入装置を設けた
ことを特徴としている。
【０００６】
【作用】排気過給機の上流で排ガスの温度が十分に高い
部分、即ちシリンダカバーの各排気出口と排気過給機の
間のマニホールド３内の前記排気出口に対向する部位に
触媒層４を設け、かつ各シリンダカバーの各排気出口に
それぞれ還元剤投入弁７を設けているので、各シリンダ
から排出された高温の排ガスとそれと同期して投入され
た還元剤がよく混合して直ちに触媒層４を通過するよう
になり、触媒層の表面上で比較的高い温度を保持でき、
触媒表面に酸性硫安を生じさせるような不具合な反応を
さけることができ、触媒層が十分に機能してＮＯＸの排
出を十分に抑制することが可能となる。
部分、即ちシリンダカバーの各排気出口と排気過給機の
間のマニホールド３内の前記排気出口に対向する部位に
触媒層４を設け、かつ各シリンダカバーの各排気出口に
それぞれ還元剤投入弁７を設けているので、各シリンダ
から排出された高温の排ガスとそれと同期して投入され
た還元剤がよく混合して直ちに触媒層４を通過するよう
になり、触媒層の表面上で比較的高い温度を保持でき、
触媒表面に酸性硫安を生じさせるような不具合な反応を
さけることができ、触媒層が十分に機能してＮＯＸの排
出を十分に抑制することが可能となる。
【０００７】
【実施例】図１を参照し、本発明の一実施例について説
明する。図１は本発明を４シリンダの２サイクルエンジ
ンに適用した場合であり、１２はシリンダカバー、１は
排気弁、２は排気ポート、即ち排気出口、３０は各シリ
ンダからの排ガスが合流する排気マニホールド、９は掃
気タンク、８は排気管、４０は前記排気マニホールド３
０内に設けられた触媒層、７０は各シリンダカバー１２
の排気ポート２出口の触媒層４０の前に設けられた還元
剤投入弁、６は還元剤投入用のポンプ、５は還元剤用タ
ンク、５０は排気弁開弁センサ、６０は還元剤投入弁７
０の開弁コントローラ、１０は各シリンダの燃料噴射弁
を示している。１３は排気過給機ブロア、１４は排気過
給機タービンを示している。前記触媒層４０は、図１に
示すように、マニホールド２０内のシリンダカバー１２
の各排気ポート２に接続される排気出口に対向するよう
に設けられている。
明する。図１は本発明を４シリンダの２サイクルエンジ
ンに適用した場合であり、１２はシリンダカバー、１は
排気弁、２は排気ポート、即ち排気出口、３０は各シリ
ンダからの排ガスが合流する排気マニホールド、９は掃
気タンク、８は排気管、４０は前記排気マニホールド３
０内に設けられた触媒層、７０は各シリンダカバー１２
の排気ポート２出口の触媒層４０の前に設けられた還元
剤投入弁、６は還元剤投入用のポンプ、５は還元剤用タ
ンク、５０は排気弁開弁センサ、６０は還元剤投入弁７
０の開弁コントローラ、１０は各シリンダの燃料噴射弁
を示している。１３は排気過給機ブロア、１４は排気過
給機タービンを示している。前記触媒層４０は、図１に
示すように、マニホールド２０内のシリンダカバー１２
の各排気ポート２に接続される排気出口に対向するよう
に設けられている。
【０００８】次に前記実施例の作用について説明する。
各シリンダの排気弁１が開弁すると開弁センサ５０がこ
れを検知して還元剤投入弁７０を開弁して適量のＮＨ3
等の還元剤を投入する。この時、排気弁１の開弁直後で
あるのと、排気弁１近くであって排気過給機タービン１
４の上流であるので、排ガスは比較的高温に保たれてお
り、その状態で還元剤と直接混合されて排気過給機ター
ビン１４と各シリンダカバー１２の排気ポート２出口と
の間の排気マニホールド３０内に各排気ポート２出口に
対向して設置された触媒層４０の表面に十分な温度を保
ったまま接触するため、硫黄（Ｓ）分の多い燃料を使用
した場合においても、酸性硫黄が発生して触媒層の性能
を劣化させ、脱硝機能を低下させることはない。
各シリンダの排気弁１が開弁すると開弁センサ５０がこ
れを検知して還元剤投入弁７０を開弁して適量のＮＨ3
等の還元剤を投入する。この時、排気弁１の開弁直後で
あるのと、排気弁１近くであって排気過給機タービン１
４の上流であるので、排ガスは比較的高温に保たれてお
り、その状態で還元剤と直接混合されて排気過給機ター
ビン１４と各シリンダカバー１２の排気ポート２出口と
の間の排気マニホールド３０内に各排気ポート２出口に
対向して設置された触媒層４０の表面に十分な温度を保
ったまま接触するため、硫黄（Ｓ）分の多い燃料を使用
した場合においても、酸性硫黄が発生して触媒層の性能
を劣化させ、脱硝機能を低下させることはない。
【０００９】
【発明の効果】本発明に係る内燃機関の脱硝装置は、排
気過給機の前で、排ガスの温度が十分に高い部分、即ち
シリンダカバーの排気出口と排気過給機の間のマニホー
ルド内の前記排気出口に対向する部位に触媒層を設け、
且つ、シリンダカバーの排気出口に還元剤投入用弁を設
け、しかも排ガスが必ず触媒層を通過してから排気過給
機へ送られるようにしたので、各シリンダから排出され
た高温の排ガスとそれと同期して添加された還元剤が混
合されて比較的高温の状態で送られてくるので、触媒層
表面が低温になりにくく、酸性硫安などの生成の不具合
がなく触媒層により十分な酸化窒素の還元作用が得られ
る。
気過給機の前で、排ガスの温度が十分に高い部分、即ち
シリンダカバーの排気出口と排気過給機の間のマニホー
ルド内の前記排気出口に対向する部位に触媒層を設け、
且つ、シリンダカバーの排気出口に還元剤投入用弁を設
け、しかも排ガスが必ず触媒層を通過してから排気過給
機へ送られるようにしたので、各シリンダから排出され
た高温の排ガスとそれと同期して添加された還元剤が混
合されて比較的高温の状態で送られてくるので、触媒層
表面が低温になりにくく、酸性硫安などの生成の不具合
がなく触媒層により十分な酸化窒素の還元作用が得られ
る。
【図１】本発明の第１実施例に係る４シリンダ２サイク
ルエンジンの適用例の図。
ルエンジンの適用例の図。
【図２】従来例の図１応当図。
１…排気弁、２…排気ポート、７…還元剤投入弁、８…
排気管、９…掃気タンク、１０…燃料噴射弁、１１…掃
気室、１２…シリンダカバー、４０…触媒層、７０…還
元剤投入弁、６…還元剤投入ポンプ、５…還元剤用タン
ク、５０…排気弁開弁センサ、６０…還元剤投入弁の開
弁コントローラ、３０…排気マニホールド、１３…排気
過給機ブロア、１４…排気過給機タービン。
排気管、９…掃気タンク、１０…燃料噴射弁、１１…掃
気室、１２…シリンダカバー、４０…触媒層、７０…還
元剤投入弁、６…還元剤投入ポンプ、５…還元剤用タン
ク、５０…排気弁開弁センサ、６０…還元剤投入弁の開
弁コントローラ、３０…排気マニホールド、１３…排気
過給機ブロア、１４…排気過給機タービン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−63908（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−137326（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−39715（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−130522（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−34321（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−130613（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−103218（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−726（ＪＰ，Ｕ) 欧州特許出願公開468919（ＥＰ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F01N 3/08
Claims (1)
- 【請求項１】 各シリンダの排気出口からの排ガスが合
流する排気マニホールド内の前記排気出口に対向する部
位に触媒層を設けるとともに、前記排気出口の該触媒層
よりも上流側部位に排気出口毎に還元剤投入装置を設け
たことを特徴とする内燃機関の脱硝装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04218797A JP3140570B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 内燃機関の脱硝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04218797A JP3140570B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 内燃機関の脱硝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650133A JPH0650133A (ja) | 1994-02-22 |
| JP3140570B2 true JP3140570B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=16725520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04218797A Expired - Fee Related JP3140570B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 内燃機関の脱硝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3140570B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20120132411A (ko) * | 2011-05-26 | 2012-12-05 | 베르트질레 슈바이츠 악티엔게젤샤프트 | 배기 가스 후처리용 장치 및 방법 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2796102B1 (fr) * | 1999-07-07 | 2002-08-16 | Renault | Procede et dispositif de purge en oxydes de soufre d'un pot catalytique de traitement des gaz d'echappement d'un moteur a combustion interne |
| DE10053904C2 (de) * | 2000-10-31 | 2003-05-22 | Emitec Emissionstechnologie | Kleinvolumiger NO¶x¶-Adsorber |
| JP5781290B2 (ja) * | 2010-11-02 | 2015-09-16 | 日立造船株式会社 | 排ガス浄化装置 |
| KR101801629B1 (ko) * | 2011-09-09 | 2017-11-27 | 히다치 조센 가부시키가이샤 | 배기가스 정화장치 |
| CN114151178A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-08 | 中船动力(集团)有限公司 | 一种船用scr***还原剂喷射及控制方法 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP04218797A patent/JP3140570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20120132411A (ko) * | 2011-05-26 | 2012-12-05 | 베르트질레 슈바이츠 악티엔게젤샤프트 | 배기 가스 후처리용 장치 및 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0650133A (ja) | 1994-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001114 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071215 Year of fee payment: 7 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
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