JP3139899B2 - 特別高圧受電装置及びその据付方法 - Google Patents

特別高圧受電装置及びその据付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キュービクル式ガス絶
縁開閉装置と絶縁媒体封入変圧器とからなる特別高圧受
電装置及びその据付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】66/77kV級の特別高圧受電装置に
おいては、その不燃性、安全性、環境調和性等の点か
ら、ガス絶縁機器の採用が増えてきている。例えば開閉
装置では、建設用地の高騰を背景とした小形化への要請
あるいは充電部の耐汚損特性の向上や安全性、騒音面の
向上を目的とした密閉化への要請等々から、開閉機器を
円筒状の金属容器に収納し、SF6 ガスを封入したガス
絶縁開閉装置(GIS)が登場した。さらに66/77
kVのクラスでは、封入ガス圧力を下げて円筒状容器に
代えて角形容器を採用することにより、より一層のコン
パクト化を図ったキュービクル式ガス絶縁開閉装置(C
−GIS)が主流になりつつある。また変圧器において
も、同様の背景からSF6 ガスを封入したガス絶縁変圧
器の採用が増えてきている。
【0003】図5は、66/77kVで2系統から受電
する場合の特別高圧受電装置の代表例について、その配
置と主回路単線結線を示す図である。1系受電盤1、2
系受電盤2、PCT盤3、1号変圧器用一次遮断器盤4
および2号変圧器用一次遮断器盤5からなるC−GIS
と、ガス絶縁式または油絶縁式の1号変圧器6、2号変
圧器7とで構成されている。
【0004】ここで、C−GISの各構成単位ユニット
1〜5は、万一内部事故が生じた際の事故拡大防止の観
点から、相互に金属板で仕切られ、各々ガス区分されて
いる。また各構成単位ユニット1〜5のうち、受電盤1
及び2には、それぞれ真空遮断器VCBと真空遮断器V
CB自身の点検時にそれを主回路から切り離すための断
路器DSが、またPCT盤3には電力量を計量するため
の計器用変圧器PCTが、さらに一次遮断器盤4及び5
には、それぞれ真空遮断器VCBと真空遮断器VCB自
身の点検時にそれを主回路から切り離すための断路器D
Sが収納されている。なお、CTは変流器、ESは接地
断路器である。
【0005】66/77kVクラスでは、これらの収納
機器も大形であり、C−GISを構成する各構成単位ユ
ニット1〜5の外形は、トレーラの輸送限界である長さ
5.5m、幅3.5mを超えてしまう。従って、工場で
の完成試験後に、1系受電盤1と1号変圧器用一次遮断
器盤4、2系受電盤2と2号変圧器用一次遮断器盤5、
PCT盤3のそれぞれに分割して現地に搬入し、別途搬
入される1号変圧器6、2号変圧器7の合計5分割ユニ
ットとして現地で組合わせるのが一般的であった。
【0006】図6は、それに対応する機器配置の平面
図、図7は、図6の矢視正面図であり、図中の番号は図
5に対応して示してある。C−GISの各構成単位ユニ
ット1〜5間及び各変圧器6,7とC−GIS間との間
はガス絶縁母線で接続するのが一般的であるが、この方
法では、高レベルの据付位置精度が要求されるだけでな
く、現地でのガス処理も必要になり、機器据付けに多大
な時間を要し、工期短縮の障害になっていた。そこで、
図6及び図7のように、現地での組合せをガス処理なし
で容易に行えるように、C−GISの各構成単位ユニッ
ト1〜5の天井部に、例えば特開昭60−160309
号公報に開示された機器直結形ケーブル接続部(スリッ
プオン式ケーブル直結端末)8を配置し、各々接続ケー
ブル9で接続すると共に、各変圧器用一次遮断器盤4及
び5と各変圧器6及び7との間も、例えば接続ブッシン
グ(スリップオン式ケーブル直結端末)10を介して接
続ケーブル11で接続する構成のものが普及しつつあ
る。なお、12Aは受電端引込ブッシング、12Bは変
圧器接続ブッシングである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された特別高圧受電装置においても以下に示すよう
な問題点があった。 (1)工期、ケーブル端末処理などの問題点 前述のようにトレーラの輸送制限により、工場から現地
への輸送、搬入にあたっては、C−GISおよび変圧器
を合計5ユニットに分割しなければならないため、現地
にて4箇所の接続が必要になり、工期短縮の障害にな
る。
【0008】この点に関しては、実開昭54−2603
2号公報、実開昭54−26640号公報に開示されて
いるように、ガス絶縁開閉装置と変圧器とを共通ベース
上に設置して予め一体に組立てておくことにより工期短
縮を図ることが考えられているが、しかしながら、本発
明で対象とするところの66/77kVクラスの特別高
圧受電装置においては、上記のようにトレーラの輸送制
限をはるかに超えてしまい、採用できない。
【0009】また図7に示すように、接続ケーブル11
を布設するためのケーブルピットまたはケーブルダクト
の工事が必要になると共に、接続ケーブル11が長く、
しかも予めケーブル長を決定して工場にてケーブル端末
処理をしておくことができないため、ケーブル端末の現
地処理も必要になる。 (2)機器配置、設備据付面積などの問題点 C−GISの内部の機器を点検する際には、図6に示す
ように、装置の前方に扉を開いて作業するためのスペー
スが必要となるため、C−GISと変圧器6,7との間
に所定の離間距離“L”が必要となる。また変圧器6,
7側には、接続ケーブル11を引き込むための接続ブッ
シング10を配設するため、変圧器6,7側面に寸法
“l”の突出部が必要となり、据付面積が大きくなる。
この種特別高圧受電装置は、屋内設備として設置される
ことも多く、この場合、柱や壁の配置による制約がある
ため、据付面積が大きいと設置できない場合がある。
【0010】なお、変圧器とC−GISとを横一列に配
置すると共に、変圧器用一次遮断器盤1,2と変圧器
6,7との接続にも機器直結形ケーブル接続部を用いれ
ば、離間距離“L”の縮小は可能である。しかしながら
変圧器のような重量物はコロ引きによる設置を行なうた
めに据付位置精度が悪く、このため機器直結形ケーブル
接続部を用いても、予めケーブル長を決定し、接続ケー
ブルの端末処理を行なっておくことができないので、工
期短縮を図ることができなかった。
【0011】そこで、本発明の目的は、設置場所の如何
にかかわらず、多様な仕様に容易に対応でき、据付面積
の縮小化及び工期の短縮が図れる特別高圧受電装置及び
その据付方法を得ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、C−GISと絶縁媒体封入変圧器からな
る特別高圧受電装置において、C−GISを、遮断器と
断路器または断路器のみを収納した変圧器一次開閉ユニ
ット部とガス絶縁開閉装置本体部とに区分し、変圧器一
次開閉ユニット部と変圧器とを共通ベース上に配置しか
つ隔壁を挟んで貫通ブッシングを介して取り合う一体形
構成とし、変圧器一次開閉ユニット部に機器直結形ケー
ブル接続部(スリップオン式ケーブル直結端末)を設
け、この機器直結形ケーブル接続部を介して変圧器一次
開閉ユニット部とガス絶縁開閉装置本体とを接続ケーブ
ルにより接続したところに特徴を有する。
【0013】この場合、機器直結形ケーブル接続部は前
後、左右に位置調整可能な構造の取付座に設けるとよ
い。また本発明の特別高圧受電装置の据付にあたって
は、変圧器一次開閉ユニット部とガス絶縁開閉装置本体
部とのケーブル接続に際し、変圧器一次開閉ユニット部
のみ大気開放し、機器直結形ケーブル接続部の取付座
を、前後、左右に移動して予め端末処理しておいた接続
ケーブルが適合するように位置調整した後にケーブル接
続を行ない、しかる後に変圧器一次開閉ユニット部にガ
スを充填する方法を採用することができる。
【0014】さらに絶縁媒体封入変圧器をガス絶縁変圧
器で構成した場合においては、変圧器一次開閉ユニット
部へのガスの充填にあたって、ガス絶縁変圧器内のガス
を変圧器一次開閉ユニット部に吹き流して充填する方法
を採用することができる。
【0015】
【作用】本発明による特別高圧受電装置及び据付方法に
よれば、キュービクル式ガス絶縁開閉装置から変圧器一
次開閉ユニット部を区分したので、残りのガス絶縁開閉
装置本体部は一体でトレーラ輸送が可能な寸法になり、
しかも変圧器一次開閉ユニット部と変圧器も一体でトレ
ーラ輸送が可能な寸法に納まる。従って2系統の場合、
合計3分割ユニットを現地で組み合わせればよく、現地
での再接続箇所を1箇所(ケーブル接続部の6箇所分に
相当)削減できる。なお、変圧器一次開閉ユニット部と
変圧器とは、隔壁を挾んで貫通ブッシングを介して取り
合う構成のため、万一の事故波及を防止する効果は不変
である。
【0016】また変圧器一次開閉ユニット部には、ガス
絶縁開閉装置本体部との接続ケーブルによる接続のため
の機器直結形ケーブル接続部を設けており、しかもこの
機器直結形ケーブル接続部を前後、左右に位置調整可能
な構造の取付座に設けて変圧器の据付位置誤差を吸収す
ることができるようにしたので、接続ケーブルの端末を
予め工場で処理しておくことができ、現地での工期短縮
が図れる。この場合、に変圧器一次開閉ユニット部及び
変圧器のユニットをガス絶縁開閉装置本体部に近接して
配置できるので、据付面積を縮小することができる。
【0017】さらに変圧器一次開閉ユニット部のみ大気
開放して機器直結形ケーブル接続部を前後、左右に位置
調整可能な取付座により位置調整してケーブル接続を行
なった後、変圧器一次開閉ユニット部にガスを充填する
方法を採用することにより、取付座はシンプルかつコン
パクトな構成ですむ。ここで、変圧器一次開閉ユニット
部については遮断器として真空遮断器を用いることによ
り、SF6 ガス濃度90%以上で大気圧より若干高い圧
力でガス封入すればよく、また変圧器のように吸湿し易
い材料も用いていないので、上記の方法で、品質上の問
題もなく、極めて容易にガス充填ができる。
【0018】また変圧器をガス絶縁変圧器で構成した場
合においては、変圧器の封入ガス圧力が変圧器一次開閉
ユニット部の封入ガス圧力よりも高いので、これを利用
して変圧器内のガスを変圧器一次開閉ユニット部に吹き
流して充填する方法を採用することができ、ガス封入用
品を準備しなくても現地ガス処理作業を極めて容易に行
なうことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明による変圧器一次開閉ユニット部
とガス絶縁変圧器の一体化構成を示す部分断面正面図で
ある。また図2は66/77kVで2系統から受電する
特別高圧受電装置に適用した場合の配置と主回路単線結
線を示す図、図3は図2に対応する機器配置の平面図、
図4は図3の正面図である。図中、従来例と同一部分に
は同一番号を付してある。
【0020】図2において、キュービクル式ガス絶縁開
閉装置(C−GIS)は遮断器と断路器または断路器の
みを収納した変圧器一次開閉ユニット部13,14と、
PCT盤15、1系受電盤1及び2系受電盤2からなる
ガス絶縁開閉装置本体部16とに区分されている。ガス
絶縁開閉装置本体部16は中央にPCT盤15を配置
し、その両側に1系受電盤1及び2系受電盤2を配置し
て構成されている。PCT盤15には、電力会社から支
給される取引用計器用変圧器PCTと2バンク分の断路
器DS及び接地断路器ESが一括収納され、1系受電盤
1及び2系受電盤2には、2個の断路器DS、真空遮断
器VCB、変流器CT、接地断路器ESが収納されてい
る。また変圧器一次開閉ユニット部13,14には真空
遮断器VCBと接地断路器ESが収納されている。この
変圧器一次開閉ユニット部13または14は図1に示す
ように変圧器17または18と共通ベース19または2
0上に載置されている。
【0021】すなわち、図1に示すように変圧器17ま
たは18は定格ガス圧力1.25kg/cm2(ゲージ)のガ
ス絶縁変圧器、13または14は定格ガス圧力0.35
kg/cm2(ゲージ)の変圧器一次開閉ユニット部であ
る。変圧器17または18は、伸縮自在なベローズ状ダ
クト21と隔壁22からなる突出部を有し、この隔壁2
2に貫通ブッシング23が取り付けられ、貫通ブッシン
グ23の周囲に貫通形変流器BCTが設けられている。
変圧器17または18の内部には変圧器中身Trが収納
されると共に、前記の突出部を含めてこれらの内部に
1.25kg/cm2(ゲージ)以上の所定の圧力のSF6
ガスが封入されている。
【0022】一方、変圧器一次開閉ユニット部13また
は14は、真空遮断器VCBと接地断路器ESを内蔵し
たガス室部24と機構部25を有し、ガス室部24の天
井部には、ガス絶縁開閉装置本体部16の主回路とケー
ブル接続するためのT字形をなす機器直結形ケーブル接
続部(スリップオン式ケーブル直結端末)8A及びそれ
を取り付けるための取付座26が設けられている。
【0023】ここで、取付座26には、機器直結形ケー
ブル接続部8Aの位置を、前後、左右に移動調整できる
ように大きめのボルト締結用の孔があけられており、ガ
スケットを介してガス室部24の天井部にボルト締結さ
れている。ガス室部24の天井部には、ガス排出用の弁
27も取り付けられている。そして変圧器17または1
8と変圧器一次開閉ユニット部13または14とは共通
ベース19または20の上に組み立てられる。ここで、
貫通ブッシング23は変圧器一次開閉ユニット部13ま
たは14に突っ込む形となり、隔壁22の周囲を変圧器
一次開閉ユニット部13または14にボルト締結される
ことにより変圧器17または18と変圧器一次開閉ユニ
ット部13または14とが一体化される。なお、変圧器
一次開閉ユニット部13または14のガス室部24と変
圧器17または18との間を接続及び遮断するために、
連結弁28の付いた接続管29を設けておく。
【0024】また図4に示すように、ガス絶縁開閉装置
本体部16を構成するPCT盤15、1系受電盤1及び
2系受電盤2の各構成単位ユニットも共通ベース32の
上に組立てられる。各構成単位ユニットは、それぞれ天
井部に機器直結形ケーブル接続部8が設けられており、
これら機器直結形ケーブル接続部8を介して接続ケーブ
ル9により接続される。これらの組立ては工場で前もっ
て行われる。
【0025】変圧器一次開閉ユニット部13,14と変
圧器17,18の各構成単位ユニット及びガス絶縁開閉
装置本体部16を構成するPCT盤15、1系受電盤1
及び2系受電盤2の各構成単位ユニットは、このような
組立て状態で据付現地に搬入され、コロ引き等により、
所定の位置に据え付けられる。そして図3に示すよう
に、現地において変圧器一次開閉ユニット部13,14
の機器直結形ケーブル接続部8AとPCT盤15に設け
られた他の機器直結形ケーブル接続部8とを接続する
が、両者の相互間の寸法が設計上の寸法になるように、
変圧器一次開閉ユニット部13,14の取付座を利用し
て機器直結形ケーブル接続部8Aの位置を、前後、左右
に移動して調整する。この作業は変圧器一次開閉ユニッ
ト部13,14の内部を大気に開放して行なわれる。位
置調整を行なった後、予め端末処理を施しておいた接続
ケーブル11を布設し接続作業を行なう。その後、図1
に示す排出弁27及び連結弁28を操作し、変圧器1
7,18内のガスを変圧器一次開閉ユニット部13,1
4内に吹き流し、規定の圧力0.35kg/cm2(ゲー
ジ)まで充填して据付作業が完了する。
【0026】以上は、変圧器13,14としてガス絶縁
変圧器を適用した場合について述べたが、油入変圧器の
場合は、開放弁27を封入弁とし、変圧器一次開閉ユニ
ット部13,14のガス室部24の容積に見合った少量
のガスボンベを準備して、ケーブル接続を行なった後、
変圧器一次開閉ユニット部13,14内にガスボンベか
らガスを吹き流して充填すれば良く、上記実施例とほぼ
同様の効果が得られる。
【0027】また変圧器の一次側に遮断器が不要な場合
は、変圧器一次開閉ユニット部13,14に断路器のみ
を収納して構成することができ、この場合も上記実施例
と全く同様の作用効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1記
載の特別高圧受電装置によれば、ガス絶縁開閉装置本体
部と、変圧器一次開閉ユニット部及び変圧器とがそれぞ
れ一体でトレーラ輸送が可能な寸法に納まり、現地での
再接続箇所を少なくすることができる。
【0029】また請求項2記載の特別高圧受電装置によ
れば、機器直結形ケーブル接続部を前後、左右に位置調
整可能な構造の取付座に設けて変圧器の据付位置誤差を
吸収することができるようにしたので、接続ケーブルの
端末を予め工場で処理しておくことができ、現地での工
期短縮を図ることができる。しかも変圧器一次開閉ユニ
ット部及び変圧器のユニットはガス絶縁開閉装置本体部
に近接して配置できるので、据付面積を縮小することが
でき、設置場所の如何にかかわらず、多様な仕様に容易
に対応できる。
【0030】さらに請求項3記載の特別高圧受電装置の
据付方法によれば、変圧器一次開閉ユニット部のみ大気
開放し、ケーブル接続を行なった後に変圧器一次開閉ユ
ニット部にガスを充填する方法を採用することにより、
現地ガス処理作業が少なくて済み、しかも変圧器のよう
に吸湿し易い材料も用いていないので、上記の方法で、
品質上の問題もなく、極めて容易にガス充填ができる。
【0031】また請求項4記載の特別高圧受電装置の据
付方法によれば、ガス絶縁変圧器内のガスを変圧器一次
開閉ユニット部に吹き流して充填するので、ガス封入用
品を準備しなくても現地ガス処理作業を極めて容易に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による特別高圧受電装置の一実施例によ
る変圧器一次開閉ユニット部と変圧器の一体化構成を示
す要部断面正面図
【図2】本発明を66/77kVで2系統から受電する
場合の特別高圧受電装置に適用した場合の配置と主回路
単線結線を示す図
【図3】図2に対応する機器配置の平面図
【図4】図3の正面図
【図5】66/77kVで2系統から受電する場合の特
別高圧受電装置の従来の代表例について、その配置と主
回路単線結線を示す図
【図6】図5に対応する機器配置の平面図
【図7】図6の矢視正面図
【符号の説明】
1,2は受電盤、8,8Aは機器直結形ケーブル接続
部、13,14は変圧器一次開閉ユニット部、15はP
CT盤、16はガス絶縁開閉装置本体部、17,18は
変圧器、19,20,32は共通ベース、22は隔壁、
23は貫通ブッシング、26は取付座、27は排出弁、
28は連結弁、29は接続管、VCBは遮断器、DSは
断路器、ESは接地断路器を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−38319(JP,A) 特開 平1−186107(JP,A) 特開 昭60−160309(JP,A) 実開 昭54−26032(JP,U) 実開 昭54−26640(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/02 - 13/075

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キュービクル式ガス絶縁開閉装置と絶縁
    媒体封入変圧器とからなる特別高圧受電装置において、
    キュービクル式ガス絶縁開閉装置を、断路器または遮断
    器と断路器を収納した変圧器一次開閉ユニット部とガス
    絶縁開閉装置本体部とに区分し、前記変圧器一次開閉ユ
    ニット部と前記絶縁媒体封入変圧器とを共通ベース上に
    配置しかつ隔壁を挟んで貫通ブッシングを介して取り合
    う一体形構成とし、前記変圧器一次開閉ユニット部に機
    器直結形ケーブル接続部を設け、この機器直結形ケーブ
    ル接続部を介して前記ガス絶縁開閉装置本体部と前記変
    圧器一次開閉ユニット部とを接続ケーブルによって接続
    したことを特徴とする特別高圧受電装置。
  2. 【請求項2】 変圧器一次開閉ユニット部に設けた機器
    直結形ケーブル接続部を、前後、左右に位置調整が可能
    な取付座に設けたことを特徴とする請求項1記載の特別
    高圧受電装置。
  3. 【請求項3】 ガス絶縁開閉装置本体部と絶縁媒体封入
    変圧器とのケーブル接続に際し、変圧器一次開閉ユニッ
    ト部のみを大気開放し、機器直結形ケーブル接続部の取
    付座を、前後、左右に位置調整してケーブル接続した
    後、前記変圧器一次開閉ユニット部にガスを充填するこ
    とを特徴とする請求項1記載の特別高圧受電装置の据付
    方法。
  4. 【請求項4】 絶縁媒体封入変圧器をガス絶縁変圧器で
    構成し、変圧器一次開閉ユニット部にガスを充填するに
    あたって、ガス絶縁変圧器内のガスを前記変圧器一次開
    閉ユニット部に充填することを特徴とする請求項3記載
    の特別高圧受電装置の据付方法。
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