JP3139692U - 座椅子付きの幼児用自転車 - Google Patents

座椅子付きの幼児用自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP3139692U
JP3139692U JP2007009280U JP2007009280U JP3139692U JP 3139692 U JP3139692 U JP 3139692U JP 2007009280 U JP2007009280 U JP 2007009280U JP 2007009280 U JP2007009280 U JP 2007009280U JP 3139692 U JP3139692 U JP 3139692U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
bicycle
infant
hanger
chair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007009280U
Other languages
English (en)
Inventor
秀雄 野中
Original Assignee
株式会社野中製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社野中製作所 filed Critical 株式会社野中製作所
Priority to JP2007009280U priority Critical patent/JP3139692U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3139692U publication Critical patent/JP3139692U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】幼児用三輪車の代用品としても長く使える便利な座椅子付きの幼児用自転車を提供する。
【解決手段】座面30から前向き一体的に張り出す座面受け持ちフレーム33と、その前端部へ水平な支点軸35を介して回動自在に枢着された左右一対のハンガー支柱34と、その両ハンガー支柱の左右相互間から前向きに張り出すセンターヒッチ37とから成る骨組の幼児用座椅子Cを、その両ハンガー支柱がハンドルバー10へ掛脱自在に吊り掛けられる2点P1、P2と、センターヒッチがメインパイプ1又はヘッドパイプ2へ抜き差し自在に挟み付けられる1点P3との少なくとも合計3点P1、P2、P3において、車体フレームFへ取り付け一体化することにより、座椅子の座面30をサドル11上へ搭載させた。
【選択図】図2

Description

本考案は低年令から高年令までの幼児に広く使用でき、保護者にとって購買経費の節減となる座椅子付きの幼児用自転車に関する。
一般に、幼児用三輪車は自力でペダルの踏み廻しや操向を行なえない低年令(3歳程度まで)の幼児を対象としており、そのために幼児の保護者が後方から操向する押し手を常備している通例である。
他方、幼児用自転車(二輪車)は三輪車を言わば卒業した高年令の幼児に、引き続き自転車を慣れさせるためのものとして、そのハンドルバーやサドルが三輪車よりも高い位置にあるが、左右一対の転倒防止用補助車輪を備えており、その補助車輪はやがて取りはずして使用されることになる。
更に言えば、三輪車のような保護者の操向用押し手が取り付けられた幼児用自転車も、実用新案登録第3048550号公報に開示されている。
実用新案登録第3048550号公報
ところが、幼児用の三輪車と自転車(二輪車)を比較した場合、そのハンドルバーやサドルの位置に高低差があるとしても、転倒のおそれがなく、保護者の操向用押し手を具備する限りでは、その機能上互いに同一であると言えるにも拘らず、幼児の保護者としてはその2種の各別な購買経費を余儀なくされる。
特に少子化が進んでいる現代では、三輪車を購買しても長く使用しないため、その購買上敬遠される傾向にあり、三輪車の機能も備えた長く使える幼児用自転車が待望されている。
本考案はこのような要望に応えることを目的としており、その目的を達成するために、請求項1では車体フレームの後方から操向する押し手と、左右一対の転倒防止用補助車輪とを備えた幼児用自転車において、
座面から前向き一体的に張り出す座面受け持ちフレームと、その前端部へ水平な支点軸を介して回動自在に枢着された左右一対のハンガー支柱と、その両ハンガー支柱の左右相互間から前向きに張り出すセンターヒッチとから成る骨組の幼児用座椅子を、
その両ハンガー支柱がハンドルバーへ掛脱自在に吊り掛けられる2点と、上記センターヒッチがメインパイプ又はヘッドパイプへ抜き差し自在に挟み付けられる1点との少なくとも合計3点において、車体フレームへ取り付け一体化することにより、上記座椅子の座面をサドル上へ搭載させたことを特徴とする。
又、請求項2ではサドルの底面、そのサドル支持ポスト又は上側リヤーフォークから、座椅子用受け止めマストを上向き一体的に曲げ起す一方、
その座椅子用受け止めマストと対応する係合板を、座椅子の背面に付属設置して、
その係合板と上記受け止めマストとが後方からボルトを介して着脱自在に締結される1点でも、座椅子を車体フレームへ横振れ不能に取り付け一体化したことを特徴とする。
請求項3では座椅子における両ハンガー支柱の上端部を吊り掛けフックの左右一対として、その左右相互間をハンドルバーへ覆いかぶさるセンターカバーにより連結一体化すると共に、
両ハンガー支柱の吊り掛けフックをハンドルバーへ吊り掛けることにより、そのハンドルバーを左右方向への操向不能に固定維持したことを特徴とする。
請求項4では座椅子における両ハンガー支柱の上端部から、水平部が幼児用握りバーとなるほぼ門字形の手摺り支持杆を立設すると共に、
その手摺り支持杆を中途高さ位置から約90度だけ後方へ折り倒せるように枢支したことを特徴とする。
請求項5では座椅子における両ハンガー支柱の下端部へ、設置高さの調整可能な幼児用フットレストを取り付けたことを特徴とする。
更に、請求項6では前車軸の両端部へ左右一対のキャスターを着脱自在に取り付けて、その両キャスターにより前輪を接地面から一定高さだけ浮上する状態に保ったことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、幼児用自転車のハンドルバーへ座椅子の両ハンガー支柱を吊り掛けると共に、同じく自転車のメインパイプ又はヘッドパイプへ座椅子のセンターヒッチを挟み付けることにより、その座椅子の座面が自転車のサドル上へ搭載した状態として、自転車の車体フレームへ座椅子を安定良く取り付け一体化することができ、その座椅子付きの幼児用自転車を言わば三輪車の代用品として、未だ自力ではペダルの踏み廻しや操向を行なえない低年令の幼児を、その座椅子に座乗させ乍ら、保護者が後方からの押し手により操向し得る効果がある。
そして、幼児が上記ペダルの踏み廻しや操向を自力で行なえる高年令に達したならば、上記座椅子を自転車の車体フレームから取りはずすと共に、保護者の操向用押し手も取りはずすことにより、通常の転倒防止用補助車輪を備えた幼児用自転車として、引き続き長く便利に使用することができるのであり、冒頭に述べた従来技術の課題が解決される。
特に、請求項2の構成を採用するならば、自転車のサドルへ搭載した状態にある座椅子の背面が係合板を介して、そのサドル若しくはサドル支持ポスト又は上側リヤーフォークから上向き一体的に曲げ起された座椅子用受け止めマストと、後方からのボルトによって締結されるため、自転車の車体フレームに対する座椅子の取付状態がますます安定・強固となり、不慮に左右横方向へ振れ動いたり、浮き上がったりするおそれはない。
請求項3の構成を採用するならば、座椅子の骨組をなす両ハンガー支柱の吊り掛けフックが、自転車のハンドルポストを挟む位置関係の左右一対として、ハンドルバーへ吊り掛けられるため、そのハンドルバーを左右方向への操向不能に固定維持することができ、座椅子に座乗した幼児の振り廻されるおそれがない。
しかも、その左右一対の吊り掛けフックを連結一体化した状態にあるセンターカバーが、ハンドルバーとハンドルポストとの交点やその周辺部を被覆するため、幼児にとって安全な直進操向状態を得られるのであり、その状態のもとで保護者が後方からの押し手により、自転車を人為強制的に左右方向へ旋回(操向)させれば良い。
又、請求項4の構成を採用するならば、座椅子に座乗した幼児が手摺り支持杆の水平な握りバーを把持することにより、その姿勢状態を正しく安定裡に保てるほか、上記手摺り支持杆を後方へ折り倒せば、その水平な握りバーを幼児の胸当てとして活用することもでき、安全性と利便性がますます向上する。
請求項5の構成を採用するならば、座椅子に座乗した幼児の両足を、その体格の大小に拘らず、フットレストへ常時安定良く載置させることができ、やはり安全性の向上に役立つ。
更に、請求項6の構成を採用するならば、自転車のハンドルバーが両ハンガー支柱における上記吊り掛けフックの吊り掛けにより、左右方向への旋回(操向)不能に固定維持されていても、左右一対のキャスターが操向自在輪として機能するため、保護者の押し手による後方からの操向を軽く円滑に行なえる効果がある。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1〜7はその座椅子付きの幼児用自転車を示しており、(F)は車体フレームの総称であって、従来からの常法に基き、メインパイプ(1)やヘッドパイプ(2)、サドル支持ポスト(立パイプ)(3)、上下一対のリヤーフォーク(4)(5)などから剛性に組立一体化されている。
(6)は上記ヘッドパイプ(2)に受け持ち貫通されたハンドルポストであり、これから分岐したフロントフォーク(7)の下端部には、前車軸(8)を介して前輪(9)が遊転自在に軸支されている一方、同じくハンドルポスト(6)の上端部には、その前輪(9)を操向するハンドルバー(10)が連結一体化されている。
(11)は上記サドル支持ポスト(3)の上端部に固定設置されたサドル、(12)は同じくサドル支持ポスト(3)とメインパイプ(1)並びに下側リヤーフォーク(5)の交叉部に貫通横架されたクランク軸であり、その張り出し両端部に左右一対のペダル(13)を具備している。(14)は上側リヤーフォーク(4)と下側リヤーフォーク(5)との交叉部へ、後車軸(15)を介して軸支された後輪であり、上記ペダル(13)の踏み廻しによって駆動されることとなる。(16)はその駆動用のチエンやスプロケットを内蔵したチエンケースであり、下側リヤーフォーク(5)に沿って取り付け固定されている。
尚、上記ハンドルバー(10)の両端部には前輪(9)のブレーキレバー(17)と後輪(14)のブレーキレバー(18)とが付属しているが、そのブレーキ機構の全体は図示省略してある。
又、(19)は上記後車軸(15)の両端部へ着脱自在に取り付け固定された左右一対の補助車輪用支持ステーであって、これらが車体フレーム(F)から張り出す先端部には、転倒防止用の補助車輪(20)が各々軸支されており、その車体フレーム(F)が傾斜した時に一早く接地する。
(21)は上記上側リヤーフォーク(4)と下側リヤーフォーク(5)との基端部同士に亘って、斜め後上方への起立状態に固定設置された押し手用受け入れ口筒であり、ここへ保護者の操向用押し手(22)が抜き差し自在に差し込まれ、その押し手(22)を把持した保護者が、幼児用自転車を後方から操向できるようになっている。
但し、このような押し手用受け入れ口筒(21)の設置を省略して、背面視のほぼ門字形に枠組みした押し手(22)の下端部を、上記後車軸(15)の両端部へ着脱自在に取り付けてもさしつかえない。車体フレーム(F)の後方から幼児用自転車の操向を行なえることに変りはないからである。
更に、(23)は上記サドル支持ポスト(3)の上端部付近に嵌合された状態のもとで、サドル(11)の底面へ軸受ボス(24)とその植付けボルト(25)並びにナット(26)を介して固定設置された左右一対の金属製座板であり、その両座板(23)からは座椅子用受け止めマスト(27)がサドル(11)の背後を経て、一定高さだけ上向き一体的に曲げ起されている。
しかも、その座椅子用受け止めマスト(27)は金属パイプから、背面視のほぼ門字形に折り曲げられており、自転車のサドル(11)に座乗する幼児のバックレストとしても機能し得るようになっている。(28)はその受け止めマスト(27)の枠内に固着一体化された背金であり、これにはネジ孔(29)が開口形成されている。
但し、このようなバックレストとしても機能する座椅子用受け止めマスト(27)は図17の変形実施形態に示す如く、上記車体フレーム(F)の上側リヤーフォーク(4)からサドル(11)の背後を経て、上向き一体的に曲げ起しても良く、そうすれば上記座板(23)の設置を省略することができる。
次に、座椅子(C)の構成を説明すると、これは上記幼児用自転車に付属使用できる別個な金網製品又は高強度の合成樹脂製品として、図10〜16に抽出して示す如く、フラットな座面(30)とその周縁部から連続一体に起立する背面(31)並びに両サイド面(32)とを備えた平面視の前向き開放するほぼU字形に造形されており、自転車のサドル(11)よりも安全に幼児を座乗させることができるようになっている。
しかも、その自転車への取り付け用骨組となる剛性な枠状の座面受け持ちフレーム(33)が、上記座面(30)から前向き一体的に張り出し延長されており、その前端部には左右一対のハンガー支柱(34)が水平な支点軸(35)を介して、前後方向への回動自在に枢着されている。その支点軸(35)は両ハンガー支柱(34)の下端部へ片寄った中途高さ位置にある。
又、(36)は両ハンガー支柱(34)の左右相互間に介在する水平の横架状態として、上記支点軸(35)の兼用により枢着された回動可能なリンクアームであり、そのリンクアーム(36)の中間部からは平面視の前向き開放するほぼU字形をなすセンターヒッチ(37)が、前向き一体的に張り出している。
そのセンターヒッチ(37)は回動可能なリンクアーム(36)から、自転車の車体フレーム(F)をなすメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)に向かって張り出しているため、これをそのメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)へ後方からすばやく確実に差し込んで、挟み付け固定維持することができ、座椅子(C)の取付作業性に優れる。
この点、図示の実施形態では座椅子(C)の座面(30)から、左右一対の金属製座面受け持ちフレーム(33)を前向き一体的に張り出し延長させると共に、これらと対応する左右一対のハンガー支柱(34)と、上記センターヒッチ(37)が溶接された金属枠板のリンクアーム(36)とを、共通する左右一対の支点軸(35)により枢着しているが、上記座椅子(C)を特定の幼児用自転車だけに付属使用できる専用品とするような場合には、その座面受け持ちフレーム(33)を例えば1枚物の台盤形態として、その前端部から上記センターヒッチ(37)を自転車のメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)に向かい一体的に張り出すと共に、同じく座面受け持ちフレーム(33)の前端部と両ハンガー支柱(34)の中途高さ位置とを、短かい左右一対又は長い1本の水平な支点軸(35)によって枢着するにとどめ、上記リンクアーム(36)の介挿設置を省略してもさしつかえない。
尚、このような構成の何れを採用する場合でも、上記自転車のメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)に対するセンターヒッチ(37)の差し込み先端部には、その不慮な抜け出しを防止するため、開閉レバーや閂などの前側ロック金具(図示省略)を取り付けておくことができる。
上記ハンガー支柱(34)は金属パイプ又は高強度な合成樹脂パイプから成り、その上端部には自転車のハンドルバー(10)に対する吊り掛けフック(38)が各々差し込み一体化されている。(39)はそのハンガー支柱(34)に対する吊り掛けフック(38)の固定ビスである。
茲に、吊り掛けフック(38)は高強度な合成樹脂から、図12、14のような側面視のほぼ倒立J字形に一体成形されており、その入口部の常時閉塞状態にある弾性爪(40)を、ハンガー支柱(34)への差込み口筒(41)に対応形成された爪逃し入れ窓(42)へ、押し込む如く弾性変形させることによって、自転車のハンドルバー(10)に吊り掛け又は取りはずすことができるようになっている。
上記弾性爪(40)の押し込み操作手を放せば、自づと復元する弾性爪(40)が吊り掛けフック(38)の入口部を閉塞すると共に、上記ハンドルバー(10)を下方から拘束することになる結果、そのハンドルバー(10)から不慮に脱落するおそれはない。
又、上記ハンガー支柱(34)の上端部を形作る吊り掛けフック(38)同士の左右相互間はセンターカバー(43)として、両吊り掛けフック(38)と連続一体に成形されており、その両ハンガー支柱(34)の吊り掛けフック(38)を自転車のハンドルバー(10)へ吊り掛けた時、そのセンターカバー(43)がハンドルバー(10)とハンドルポスト(6)との交点及びその周辺部へ覆いかぶさるようになっている。
そのため、上記センターヒッチ(37)が自転車のメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)へ挟み付け一体化されることとも相俟って、その自転車のハンドルバー(10)は左右方向への旋回(操向)不能な直進状態に固定維持される結果となり、座椅子(C)に座乗した低年令の幼児を振り廻されるおそれなく、安全に保つことができるのである。
(44)は両ハンガー支柱(34)の吊り掛けフック(38)へ上方から差し込み一体化されることにより、一定高さだけ起立する手摺り支持杆であって、金属パイプから正面視のほぼ門字形に折り曲げられており、その水平部に差し込み套嵌されたクッション筒の握りバー(45)を、上記座椅子(C)に座乗した幼児が把持して、その姿勢状態を安定良く保てるようになっている。
その場合、上記手摺り支持杆(44)を図示実施形態のような上下に分割して、その中途高さ位置での水平な支点軸(46)を介して連結することにより、その上側を座椅子(C)が存在する後方に向かってのみ、約90度(α)だけ折り倒せるように枢支することが好ましい。
そうすれば、その折り倒した手摺り支持杆(44)の水平な握りバー(45)を、座椅子(C)に座乗した幼児の胸当てとして活用することができ、その低年令の幼児を弾力的に拘束し得る効果があり、体格の大小に応じて起伏操作する使い分けも可能となる。
更に、(47)は両ハンガー支柱(34)の下端部から横外方へ各々一体的に張り出された左右一対の幼児用フットレストであるが、これらも幼児における体格の大小に応じて、図示するような設置高さの調整自在に取り付けることが望ましい。(48)はその取り付け用のネジ締結具であり、上記ハンガー支柱(34)に開口分布する複数段の貫通孔(49)へ、選択的に差し替えられることとなる。
尚、図示の実施形態では上記ハンドルバー(10)への吊り掛けフック(38)とセンターカバー(43)とを、ハンガー支柱(34)と別個な合成樹脂製品として一体成形しているが、金属パイプから成るハンガー支柱(34)の上端部をほぼ門字形の手摺り支持杆(44)として、連続的に折り曲げ1本化し、そのハンガー支柱(34)の中途高さ位置へ前方から左右一対の金属製吊り掛けフック(38)を固着一体化すると共に、同じくハンガー支柱(34)の左右相互間へハンドルバー(10)に覆いかぶさる金属板のセンターカバー(43)を、固定横架させてもさしつかえない。
他方、(50)は上記座椅子(C)における背面(31)のほぼ中央部に付属一体化された係合板であって、上記座椅子用受け止めマスト(27)と対応位置しており、その受け止めマスト(27)の背金(28)に開口するネジ孔(29)へ、着脱自在に螺合締結するためのノブボルト(51)が、その係合板(50)の先端部に予じめ後方から差し込み保持されている。
座椅子(C)の背面(31)から後向きに張り出す係合板(50)を、その座椅子用受け止めマスト(27)へ上方から覆いかぶさるように係合させて、その先端部のノブボルト(51)を背金(28)のネジ孔(29)へ螺入することにより、座椅子(C)の背面(31)においても自転車の車体フレーム(F)へ、その座椅子(C)を横振れや浮上のおそれなく取り付け一体化できるようになっている。
但し、このような効果を得られる限りでは、上記背金(28)を逆に座椅子(C)の背面(31)から後向き突出する状態に設けておき、その背金(28)が上記座椅子用受け止めマスト(27)の枠内へ嵌まり込むように対応させると共に、上記係合板(50)を座椅子(C)の背面(31)へ回動自在に枢着して、その受け止めマスト(27)へ覆いかぶさるように回動させた係合板(50)のノブボルト(51)を、上記背金(28)のネジ孔(29)へ後方から螺入締結するように構成しても良い。
上記構成の幼児用自転車を座椅子(C)付きとして使用する際には、先ずその座椅子(C)における両ハンガー支柱(34)の就中吊り掛けフック(38)を、自転車のハンドルバー(10)へ左右並列状態に吊り掛け、次いで座面受け持ちフレーム(33)の前端部に位置しているセンターヒッチ(37)を、そのリンクアーム(36)が回動する融通性により、自転車のメインパイプ(1)(図示実施形態の場合)又はヘッドパイプ(2)へ正しく指向させて、これに後方から差し込み、安定良く確固に挟み付ければ良い。
そうすれば、図3から明白なように座椅子(C)を、その両ハンガー支柱(34)の吊り掛けフック(38)がハンドルバー(10)へ吊り掛けられる2点(P1)(P2)と、上記センターヒッチ(37)がメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)に挟み付けられる1点(P3)との合計3点(P1)(P2)(P3)において、自転車の車体フレーム(F)へ取り付け一体化することができ、その状態において上記座椅子(C)の座面(30)は自転車のサドル(11)上へ搭載することとなる。
その結果、未だ自力ではペダル(13)の踏み廻しや操向が行なえない低年令の幼児を、その幼児用自転車の座椅子(C)に座乗させることができ、その幼児は直前位置にある手摺り支持杆(44)の握りバー(45)を把持する一方、両足をフットレスト(47)に載せた安定な姿勢状態に保たれる。
更に、上記した合計3点(P1)(P2)(P3)に加えて、自転車のサドル(11)上へ搭載した状態にある座椅子(C)の背面(31)を、図4のように、サドル(11)の底面やそのサドル支持ポスト(3)から上向き一体的に曲げ起された座椅子用受け止めマスト(27)へ、その係合板(50)とノブボルト(51)により着脱自在に締結一体化することが好ましい。
そうすれば、図6から明白なように、その締結される1点(P4)も含む合計4点(P1)(P2)(P3)(P4)において、座椅子(C)は自転車の車体フレーム(F)へますます安定・堅牢に取り付け固定されることとなり、走行中の振動や衝撃などを受けるも、左右方向へ振れ動いたり、ましてサドル(11)から浮上したりするおそれはない。
何れにしても、座椅子(C)を取り付けた使用状態にある自転車のハンドルバー(10)は、これに吊り掛けられたハンガー支柱(34)の左右一対により、左右方向への旋回(操向)不能に固定維持されているため、幼児の保護者が押し手(22)を把持し乍ら、人為強制的に左右方向への旋回を行なうことになる。
そこで、図18、19の別な変形実施形態に示す如く、上記幼児用自転車における前車軸(8)の両端部へ、左右一対のキャスター用支持ステー(52)を着脱自在に取り付けると共に、その両支持ステー(52)の張り出し先端部へキャスター(53)を各々軸支して、その両キャスター(53)により自転車の前輪(9)を接地面(G)から一定高さ(h)だけ浮上する状態に保つことが好ましい。
そうすれば、左右一対の接地するキャスター(53)が操向自在輪として機能するため、上記自転車のハンドルバー(10)が直進状態に拘束されていても、幼児の保護者としてはその自転車を左右方向へ無理なく軽快に旋回(操向)させることができることとなる。
やがて、幼児が自力でペダル(13)の踏み廻しや操向を行なえる高年令に達したならば、上記幼児用自転車から座椅子(C)を初め、キャスター(53)や押し手(22)も取りはずすことにより、図8、9のような言わば通常の幼児用自転車として、そのサドル(11)上へ幼児を座乗させれば良い。幼児がその自転車に慣れ次第、上記転倒防止用補助車輪(20)も取りはずして、長く使用することができることは言うまでもない。
本考案に係る座椅子付きの幼児用自転車を示す平面図である。 図1の一部切り欠き側面図である。 図1の部分拡大正面図である。 図3の背面図である。 図4の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 図6から座椅子を取りはずす過程の断面図である。 座椅子を取りはずした幼児用自転車の図1に対応する平面図である。 図8の側面図である。 座椅子を抽出して示す正面図である。 図10の背面図である。 図10の側面図である。 図12の平面図である。 図10の14−14線断面図である。 図10の15−15線断面図である。 図12の16−16線断面図である。 座椅子用受け止めマストの変形実施形態を示す図6に対応する断面図である。 キャスターを取り付けた別な変形実施形態を示す図2に対応する側面図である。 図18の拡大正面図である。
符号の説明
(1)・メインパイプ
(2)・ヘッドパイプ
(3)・サドル支持ポスト
(4)・上側リヤーフォーク
(5)・下側リヤーフォーク
(6)・ハンドルポスト
(7)・フロントフォーク
(8)・前車軸
(9)・前輪
(10)・ハンドルバー
(11)・サドル
(12)・クランク軸
(13)・ペダル
(14)・後輪
(15)・後車軸
(16)・チエンケース
(19)・補助車輪用支持ステー
(20)・補助車輪
(21)・受け入れ口筒
(22)・押し手
(23)・座板
(24)・軸受ボス
(25)・植付けボルト
(26)・ナット
(27)・座椅子用受け止めマスト
(28)・背金
(29)・ネジ孔
(30)・座面
(31)・背面
(32)・両サイド面
(33)・座面受け持ちフレーム
(34)・ハンガー支柱
(35)・支点軸
(36)・リンクアーム
(37)・センターヒッチ
(38)・吊り掛けフック
(39)・固定ビス
(40)・弾性爪
(41)・差込み口筒
(42)・爪逃し入れ窓
(43)・センターカバー
(44)・手摺り支持杆
(45)・握りバー
(46)・支点軸
(47)・フットレスト
(48)・ネジ締結具
(49)・貫通孔
(50)・係合板
(51)・ノブボルト
(52)・キャスター用支持ステー
(53)・キャスター
(C)・座椅子
(F)・車体フレーム
(α)・屈折角度
(P1)(P2)(P3)(P4)・固定点

Claims (6)

  1. 車体フレーム(F)の後方から操向する押し手(22)と、左右一対の転倒防止用補助車輪(20)とを備えた幼児用自転車において、
    座面(30)から前向き一体的に張り出す座面受け持ちフレーム(33)と、その前端部へ水平な支点軸(35)を介して回動自在に枢着された左右一対のハンガー支柱(34)と、その両ハンガー支柱(34)の左右相互間から前向きに張り出すセンターヒッチ(35)とから成る骨組の幼児用座椅子(C)を、
    その両ハンガー支柱(34)がハンドルバー(10)へ掛脱自在に吊り掛けられる2点(P1)(P2)と、上記センターヒッチ(37)がメインパイプ(1)又はヘッドパイプ(2)へ抜き差し自在に挟み付けられる1点(P3)との少なくとも合計3点(P1)(P2)(P3)において、車体フレーム(F)へ取り付け一体化することにより、上記座椅子(C)の座面(30)をサドル(11)上へ搭載させたことを特徴とする座椅子付きの幼児用自転車。
  2. サドル(11)の底面、そのサドル支持ポスト(3)又は上側リヤーフォーク(4)から、座椅子用受け止めマスト(27)を上向き一体的に曲げ起す一方、
    その座椅子用受け止めマスト(27)に対応する係合板(50)を、座椅子(C)の背面(31)に付属設置して、
    その係合板(50)と上記受け止めマスト(27)とが後方からボルト(51)を介して着脱自在に締結される1点(P4)でも、座椅子(C)を車体フレーム(F)へ横振れ不能に取り付け一体化したことを特徴とする請求項1記載の座椅子付きの幼児用自転車。
  3. 座椅子(C)における両ハンガー支柱(34)の上端部を吊り掛けフック(38)の左右一対として、その左右相互間をハンドルバー(10)へ覆いかぶさるセンターカバー(43)により連結一体化すると共に、
    両ハンガー支柱(34)の吊り掛けフック(38)をハンドルバー(10)へ吊り掛けることにより、そのハンドルバー(10)を左右方向への操向不能に固定維持したことを特徴とする請求項1記載の座椅子付きの幼児用自転車。
  4. 座椅子(C)における両ハンガー支柱(34)の上端部から、水平部が幼児用握りバー(45)となるほぼ門字形の手摺り支持杆(44)を立設すると共に、
    その手摺り支持杆(44)を中途高さ位置から約90度(α)だけ後方へ折り倒せるように枢支したことを特徴とする請求項1記載の座椅子付きの幼児用自転車。
  5. 座椅子(C)における両ハンガー支柱(34)の下端部へ、設置高さの調整可能な幼児用フットレスト(47)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の座椅子付きの幼児用自転車。
  6. 前車軸(8)の両端部へ左右一対のキャスター(53)を着脱自在に取り付けて、その両キャスター(53)により前輪(9)を接地面(G)から一定高さ(h)だけ浮上する状態に保ったことを特徴とする請求項1記載の座椅子付きの幼児用自転車。
JP2007009280U 2007-12-03 2007-12-03 座椅子付きの幼児用自転車 Expired - Fee Related JP3139692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007009280U JP3139692U (ja) 2007-12-03 2007-12-03 座椅子付きの幼児用自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007009280U JP3139692U (ja) 2007-12-03 2007-12-03 座椅子付きの幼児用自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3139692U true JP3139692U (ja) 2008-02-28

Family

ID=43289886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007009280U Expired - Fee Related JP3139692U (ja) 2007-12-03 2007-12-03 座椅子付きの幼児用自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3139692U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200447805Y1 (ko) 2009-04-20 2010-02-22 송명희 사이클이 구비된 의자
CN105383614A (zh) * 2015-12-04 2016-03-09 无锡普瑞明思机械制造有限公司 一种稳定性好的高强度儿童自行车
CN105480331A (zh) * 2015-12-11 2016-04-13 无锡利凯儿童用品有限公司 一种能调节高度具有照明功能的儿童自行车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200447805Y1 (ko) 2009-04-20 2010-02-22 송명희 사이클이 구비된 의자
CN105383614A (zh) * 2015-12-04 2016-03-09 无锡普瑞明思机械制造有限公司 一种稳定性好的高强度儿童自行车
CN105480331A (zh) * 2015-12-11 2016-04-13 无锡利凯儿童用品有限公司 一种能调节高度具有照明功能的儿童自行车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI265109B (en) Wheeled vehicle with foot guide
US6874802B2 (en) Tricycle and guide handle
US8998232B2 (en) Recumbant style powered unicycle
US5306030A (en) Child riding vehicle and control handle
US6464238B2 (en) Passenger carrier that nests with a cart basket
EP2837551A2 (en) Bicycle frame and bicycle, and baby carriage using same capable of two-wheel and three-wheel conversion
CN201506424U (zh) 母婴两用自行车
US20150035248A1 (en) Extendable bicycle
US4830388A (en) Ridable multi-functional wheelchair assembly
US8157279B2 (en) Trailing cycle
US20100052287A1 (en) Running bike with foot rests
JP3139692U (ja) 座椅子付きの幼児用自転車
GB2474731A (en) Child seat attachment for an adult's bicycle
US6010140A (en) Child bicycle seat and training system
US7044541B1 (en) Child's bicycle seat
KR200448196Y1 (ko) 어린이용 삼륜 자전거
EP1717139B1 (en) Combination vehicle frame
JPH11180369A (ja) 多機能自転車
KR101047730B1 (ko) 이인승 삼륜자전거
US20020014755A1 (en) Recumbent vehicle & apparatus for forming same
JP3149735U (ja) 座椅子付きの幼児用自転車
KR200428429Y1 (ko) 보조 조향장치를 갖는 세발자전거용 안장
JP3138894U (ja) 幼児用三輪車の操向装置
JP3018647U (ja) 押し手付きの幼児用三輪車
KR200327708Y1 (ko) 탈부착이 가능한 2인용 삼륜 유모차

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees