JP3139440B2 - アンテナおよびその受信回路異常検出装置 - Google Patents

アンテナおよびその受信回路異常検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナおよびそ
の受信回路の異常を検出するアンテナおよびその受信回
路異常検出装置に係わり、詳細にはアンテナの全系ある
いは系毎の異常を検出するようにしたアンテナおよびそ
の受信回路異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電波を送受信する場合、電波の伝播する
経路に妨害物や反射および回折物などが全くないような
理想的な環境では、電波は自由空間伝播を行う。しか
し、電波が妨害物や反射および回折物により伝播経路が
異なるために多数の波が到達するような多重波として伝
播する環境では、受信側はフェージングの影響を受け
る。フェージングとは、電波の伝播経路のゆるやかな変
化によって時間とともに電波の受信強度が変化する現象
のことであり、フェージングの影響を受けると伝送品質
が著しく劣化する。
【0003】さらに、それ自体が移動して電波の送受信
を行う移動体通信では、このようなフェージングの影響
を強く受けるため、受信側ではできるだけフェージング
の影響を軽減するための技術が必須となっている。この
ような技術の1つにダイバーシチ受信がある。ダイバー
シチ受信とは、複数のアンテナを空間的に離すなどして
複数の受信系を設け、これら受信系の出力を合成あるい
は切り替えることによってフェージングの影響を軽減
し、単一の受信系で受信した場合よりも良好な受信品質
を得る技術である。
【0004】図7は、このようなダイバーシチ受信の概
念を説明するためにその構成を模式的に表わしたもので
ある。この無線基地局はダイバーシチ受信を行ってお
り、複数の受信アンテナのうち良好な受信品質が得られ
る受信アンテナを選択して切り替えることができる。す
なわち、複数のアンテナ21、22を有し、それぞれのア
ンテナからの受信信号を復調して受信レベルを検出する
受信機および復調器31、32を介して接続されているア
ンテナ切替器4を備えている。さらにレベル比較器5を
備え、受信機および復調器31、32により、それぞれの
アンテナの受信信号から検出した受信レベルが通知され
るようになっている。レベル比較器5は、これら通知さ
れた各アンテナの受信レベルを比較し、複数のアンテナ
1、22のいずれかの受信信号を選択して用いることが
できるようにアンテナ切替器4を切り替えることができ
る。アンテナ切替器4から選択出力された受信信号は符
号判定器6に入力され、レベル比較器5によってアンテ
ナ切替器4で選択出力したアンテナからの受信信号をこ
の無線基地局の受信情報として用いることができる。レ
ベル比較器5は、例えばある時間毎に複数のアンテナ2
1、22の受信レベルを監視して受信レベルの高い方を選
択するように、アンテナ切替器4を制御する。このよう
に、アンテナ21、22による受信信号のうち受信レベル
の高いほうがアンテナ切替器4で選択されるようにし
て、符号判定器6で符号判定を行う。これにより、電波
の伝播状況に応じてより受信レベルの高い方で受信した
信号で符号判定を行うことができるので、受信品質を向
上させることができる。
【0005】この他にも、複数のアンテナでのフェージ
ングの影響が独立していれば、それらを合成することに
よって、受信レベルが低下したアンテナ系の符号判定へ
の寄与を減少させることができる。しかし、歩行中の移
動体端末など、フェージングが緩慢で、受信中に複数の
アンテナでの受信レベルの変動が小さい場合は、図7に
示したアンテナ切り替えダイバーシチ受信が適している
場合が多い。
【0006】ところで、従来の単一のアンテナを有する
無線機において、そのアンテナおよび受信回路に異常が
あると、受信強度が微弱になったり、あるいは受信その
ものができなくなったりするので容易に異常を検出する
ことができる。しかし、これまで説明したダイバーシチ
受信を行う無線機は、複数のアンテナを有し、受信強度
の良好な方を常に選択するようにしている。したがっ
て、複数のアンテナおよび受信回路のうち1つのアンテ
ナあるいは受信回路が異常である場合、アンテナあるい
は受信回路の異常であることを検出することや、異常を
検出できたとしてもどのアンテナあるいは受信回路が異
常であるかを特定することは非常に難しい。
【0007】ダイバーシチ受信では、複数のアンテナお
よび受信回路のうちの1つが異常であっても、電波を受
信することはできる。しかし、伝送品質をできるだけ劣
化させないために、すべてのアンテナおよび受信回路が
正常に機能し、有効なリソースを活用することが望まし
い。
【0008】従来、このようなアンテナおよび受信回路
の異常検出としては、アンテナからの反射波を測定
し、ある既定値以上になったら破損と判定する異常検出
技術や、アンテナ自体をDC(Direct Current)的
に短絡状態とし、開放状態になったときにはアンテナ破
損として判定する異常検出技術が用いられている。ま
た、特開平9−83418号公報に開示されているよ
うに無線基地局に、反射波測定や開放状態測定のような
異常検出用の付加ハードウェアを不要とする異常検出技
術が開示されている。
【0009】図8は、特開平9−83418号公報に開
示されているアンテナ異常検出装置の構成の概要を表わ
したものである。このアンテナ異常検出装置10は、複
数のアンテナ111、112、…、11Nを有し、アンテ
ナ111、112、…、11Nそれぞれからの受信信号を
電気信号に変換する受信回路121、122、…、12N
と、これら受信回路121、122、…、12Nによって
変換された電気信号のレベルを検出する受信レベル検出
器131、132、…、13Nと、これら受信レベル検出
器131、132、…、13Nによって検出された受信レ
ベルをディジタル化するA/D変換器141、142
…、14Nとを備えている。さらに、アンテナ111、1
2、…、11Nによって受信され、ディジタル化された
受信信号が入力される中央処理装置(Central Process
ing Unit:以下、CPUと略す。)15を有し、メモ
リ16に記憶されている所定のプログラムにしたがって
異常検出処理を行う。メモリ16には、CPU15によ
る処理途中結果の待避や、処理結果も記憶することがで
きるようになっている。CPU15によって検出された
異常は、回線インタフェース17を介して、図示しない
監視システムに対して異常検出通知信号18として通知
され、適切な処理が施されるようになっている。
【0010】図9は、図8に示したアンテナ異常検出装
置の異常検出の処理手順の概要を表わしたものである。
このような処理手順は、メモリ16に記憶されており、
図示しないアンテナおよび受信回路に対応したカウンタ
値に基づいて、移動体端末などの送信端末との通信開始
後、所定の周期でCPU15によって順次処理が行われ
るようになっている。
【0011】まず、アンテナ111、112、…、11N
で受信した信号をそれぞれ受信回路121、122、…、
12Nと、受信レベル検出器131、132、…、13
Nと、A/D変換器141、142、…、14Nを介して受
信レベルを検出する(ステップS20)。次に、このス
テップS20で検出された各アンテナの受信レベルの中
から最高受信レベルを求め、各アンテナ系で検出された
受信レベルとの差を算出後、所定の閾値と比較を行う
(ステップS21)。ここで算出した差が所定の閾値を
越えたときには(ステップS21:N)、この系のアン
テナおよび受信回路は正常として、この系のアンテナお
よび受信回路に対応したカウンタ値をクリアする(ステ
ップS22)。また、算出した差がこの所定の閾値より
低いときには(ステップS21:Y)、このカウンタを
カウントアップし(ステップS23)、カウントアップ
結果と所定の既定値との比較を行う(ステップS2
4)。このカウントアップ結果が所定の規定値を越えな
いときには(ステップS24:N)、そのままカウント
アップ結果が既定値を越えるまで、これまで説明した検
出処理を繰り返す。また、カウントアップ結果が所定の
既定値を越えたときには(ステップS24:Y)、この
アンテナおよび受信回路を異常として検出する(ステッ
プS25)。
【0012】このようにアンテナおよび受信回路の異常
検出をソフトウェアで処理するので、異常検出用の付加
ハードウェアを不要とし、低コスト化を実現することが
できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これまで説明したアン
テナおよびその受信回路の異常検出技術のうち、アン
テナからの反射波を測定して既定値との比較により異常
を検出するようにすると、工事の都合等の諸事情により
アンテナフィーダ線を長くせざるを得ないような場所で
は次のような不都合が生じる。すなわち、このような場
所で測定対象となる反射波が無線機のアンテナ端まで戻
ってこないとき、アンテナ破損を検出できない場合があ
るという問題がある。
【0014】また、アンテナ自体をDC的に短絡状態
として、開放状態の検出により異常を検出するようにす
ると、無線機に破損検出回路のようなハードウェアの追
加が必要であり、ハードウェアの変更が必要となるとと
もにそのハードウェア挿入損失の影響とコストが高くな
ってしまう等の問題がある。
【0015】上記の2つの異常検出技術では、複数のア
ンテナを有するダイバーシチ受信を行う無線基地局に対
して、各アンテナそれぞれに対して上述の異常検出作業
を行う必要がある。
【0016】さらに、特開平9−83418号公報に
開示されている最高受信レベルと各アンテナの受信レベ
ルとの差に応じて異常を検出するようにすると、ソフト
ウェアによる異常検出により柔軟な検出処理が可能でコ
スト的にも優れている。しかし、最高受信レベルに基づ
いて異常検出を行っているため、例えばアンテナ全系の
異常の場合には、最高受信レベルが無い、あるいは検出
した最高受信レベルがもはや信頼性を欠くものとなって
しまい、異常検出結果も当然信頼性を欠いてしまう。さ
らに、他の系とのレベル差がないときには異常検出がで
きなくなるという問題がある。
【0017】そこで本発明の目的は、アンテナ異常検出
によりダイバーシチ受信などで用いられる複数のアンテ
ナの全系の異常あるいは異常のある系の特定を行い、無
線機側のハードウェアの変更を不要として様々なアンテ
ナに共通に用いることを可能にするアンテナおよびその
受信回路異常検出装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)送信端末からの信号を受信する複数のアンテ
ナと、(ロ)これら複数のアンテナにそれぞれ対応して
1つずつ配置され、受信された信号受信信号に変換す
る受信回路と、(ハ)これらの受信回路によって変換さ
れた複数の受信信号の受信レベルの中の最大受信レベル
を検出するとともにこの最大受信レベルの信号を受信し
たアンテナを選択するアンテナ選択手段と、(ニ)送信
端末と通信を行うたびに通信を行った回数を計数する計
数手段と、(ホ)この計数手段による計数結果が所定の
回数を越えたか否かを判定する計数結果判定手段と、
(へ)この計数結果判定手段によって計数手段による計
数結果がこの所定の回数を越えたと判定されたときには
アンテナ選択手段で選択されたアンテナの最大受信レベ
ルが予め定められたレベルを越えているか否かを判定す
る受信レベル判定手段と、(ト)この受信レベル判定手
段によってアンテナ選択手段で選択されたアンテナの最
大受信レベルが予め定められたレベルを越えていないと
判定されたときには複数のアンテナおよびこれらアンテ
ナからの信号を受信信号に変換する受信回路全てを異常
として検出する異常検出手段とをアンテナおよびその受
信回路異常検出装置に具備させる。
【0019】
【0020】
【0021】すなわち請求項記載の発明では、複数の
アンテナで送信端末からの信号を受信し、これら複数の
アンテナで受信された信号のうち最大受信レベルを受信
したアンテナをアンテナ選択手段で選択するようにして
いる。そして、この送信端末との通信を行うたびに計数
した計数結果が所定の回数をえたときには、受信レベ
ル判定手段によりアンテナ選択手段で選択されたアンテ
ナの最大受信レベルが所定のレベルをえていないと判
定された場合は異常検出手段により複数のアンテナ全系
を異常として検出するようにしている。
【0022】請求項記載の発明では、(イ)送信端末
からの信号を受信する複数のアンテナと、(ロ)これら
複数のアンテナにそれぞれ対応して1つずつ配置され、
受信された信号受信信号に変換する受信回路と、
(ハ)これらの受信回路によって変換された複数の受信
信号の受信レベルの中の最大受信レベルを検出するとと
もにこの最大受信レベルの信号を受信したアンテナを選
択するアンテナ選択手段と、(ニ)前記した複数のアン
テナそれぞれに対応してアンテナ選択手段によって選択
されたアンテナが通信中に一度でも最大受信レベルとな
ったかを履歴として記憶する選択履歴記憶手段と、
(ホ)アンテナ選択手段によって選択されたアンテナに
対応して選択履歴記憶手段の選択有無の履歴を有に、そ
れ以外を無にそれぞれ設定する選択履歴設定手段と、
(へ)送信端末と通信を行うたびに通信を行った回数を
計数する計数手段と、(ト)この計数手段による計数結
果が所定の回数を越えたか否かを判定する計数結果判定
手段と、(チ)この計数結果判定手段によって計数手段
による計数結果がこの所定の回数を越えたと判定された
ときにはアンテナ選択手段で選択されたアンテナの最大
受信レベルが予め定められたレベルをえているか否か
を判定する受信レベル判定手段と、(リ)この受信レベ
ル判定手段によってアンテナ選択手段で選択されたアン
テナの最大受信レベルが予め定められたレベルをえて
いると判定されたときには選択履歴記憶手段の選択有無
の履歴が無であるアンテナおよびこのアンテナからの信
号を受信信号に変換する受信回路を異常として検出する
異常検出手段とをアンテナおよびその受信回路異常検出
装置に具備させる。
【0023】すなわち請求項記載の発明では、複数の
アンテナで送信端末からの信号を受信し、これら複数の
アンテナで受信された信号のうち最大受信レベルを受信
したアンテナをアンテナ選択手段で選択するようにして
いる。さらに、複数のアンテナそれぞれにアンテナ選択
手段による選択有無の履歴を選択履歴記憶手段に記憶す
るようにしている。そして、この送信端末との通信を行
うたびに計数した計数結果が所定の回数をえたときに
は、受信レベル判定手段によりアンテナ選択手段で選択
されたアンテナの最大受信レベルが所定のレベルを
ていると判定された場合は異常検出手段により選択履歴
記憶手段の選択有無が無であるアンテナ系を異常として
検出するようにしている。
【0024】請求項記載の発明では、(イ)送信端末
からの信号を受信する複数のアンテナと、(ロ)これら
複数のアンテナにそれぞれ対応して1つずつ配置され、
受信された信号受信信号に変換する受信回路と、
(ハ)これらの受信回路によって変換された受信信号
最大受信レベルを検出するとともにこの最大受信レベル
の信号を受信したアンテナを選択するアンテナ選択手段
と、(ニ)前記した複数のアンテナそれぞれに対応して
アンテナ選択手段によって選択されたアンテナの選択回
数を記憶する選択履歴記憶手段と、(ホ)アンテナ選択
手段によって選択されたアンテナに対応して選択履歴記
憶手段の選択回数を設定する選択履歴設定手段と、
(へ)送信端末と通信を行うたびに通信を行った回数を
計数する計数手段と、(ト)この計数手段による計数結
果が所定の回数を越えたか否かを判定する計数結果判定
手段と、(チ)この計数結果判定手段によって計数手段
による計数結果がこの所定の回数を越えたと判定された
ときにはアンテナ選択手段で選択されたアンテナの最大
受信レベルが予め定められたレベルをえているか否か
を判定する受信レベル判定手段と、(リ)この受信レベ
ル判定手段によってアンテナ選択手段で選択されたアン
テナの最大受信レベルが予め定められたレベルをえて
いると判定されたときには選択履歴記憶手段に記憶され
たアンテナの選択回数のうち最多選択回数と最少選択回
数の差に基づいて最少選択回数のアンテナおよびこのア
ンテナからの信号を受信信号に変換する受信回路を異常
として検出する異常検出手段とをアンテナおよびその受
信回路異常検出装置に具備させる。
【0025】すなわち請求項記載の発明では、複数の
アンテナで送信端末からの信号を受信し、これら複数の
アンテナで受信された信号のうち最大受信レベルを受信
したアンテナをアンテナ選択手段で選択するようにして
いる。さらに、複数のアンテナそれぞれにアンテナ選択
手段による選択回数を選択履歴記憶手段に記憶するよう
にしている。そして、この送信端末との通信を行うたび
に計数した計数結果が所定の回数をえたときには、受
信レベル判定手段によりアンテナ選択手段で選択された
アンテナの最大受信レベルが所定のレベルをえている
と判定された場合は異常検出手段により選択履歴記憶手
段に記憶されているアンテナ選択手段による選択回数の
うち最多選択回数と最少選択回数の差に基づいて最少選
択回数のアンテナ系を異常として検出するようにしてい
る。
【0026】請求項記載の発明では、請求項または
請求項記載のアンテナおよびその受信回路異常検出装
置で、アンテナおよびその受信回路の異常を検出後に計
数結果および最大受信レベルおよび選択履歴記憶手段の
記憶情報を所定の初期値に設定する初期値設定手段
備することを特徴としている。
【0027】すなわち請求項記載の発明では、アンテ
ナおよびその受信回路の異常検出後に計数手段による計
数結果とアンテナ選択手段により検出された最大受信レ
ベルと選択履歴記憶手段に記憶されている記憶情報を所
定の初期値に設定するようにしている。
【0028】請求項記載の発明では、請求項1〜請求
記載のアンテナおよびその受信回路異常検出装置
で、アンテナおよびその受信回路の異常を検出したとき
には、その異常を外部に通知する通知手段具備するこ
とを特徴としている。
【0029】すなわち請求項記載の発明では、アンテ
ナの異常を検出したときには、その異常を外部に通知す
るようにしている。
【0030】
【発明の実施の形態】
【0031】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0032】第1の実施例
【0033】図1は本発明の第1の実施例におけるアン
テナ異常検出装置の構成の概要を表わしたものである。
このアンテナ異常検出装置30は、移動体端末と搬送波
の送受を行う複数のアンテナ311、312、…、31N
を有し、各アンテナでの受信信号がそれぞれ第1の系無
線機321、第2の系無線機322、…、第Nの系無線機
32Nを介して入力される復調器33とを備えている。
復調器33で各アンテナからの受信信号が復調されて、
受信信号等の異常検出処理を行うための各種情報が、異
常検出処理を実行する信号処理部34に入力される。信
号処理部34には、復調器33より通知された異常検出
処理を行うための各種情報を記憶するメモリ35と、信
号処理部34における異常検出処理により検出された異
常を外部に通知するアンテナ異常通知部36が接続され
ている。
【0034】アンテナ311、312、…、31Nは、対
応する第1の系無線機321、第2の系無線機322
…、第Nの系無線機32Nからの搬送波を空中に放射す
るとともに、移動体端末からの搬送波を捕捉して各アン
テナに対応する無線機に伝達する。各系無線機は、アン
テナより受信した信号の受信電界レベルを検出して、受
信電界レベル情報として復調器33に通知する。
【0035】各アンテナを介して各系無線機より受信信
号の受信電界レベル情報を通知された復調器33は、通
知された各系の受信電界レベルの中で最大の受信レベル
値の選択を行う。この選択された受信レベルのうち最大
の受信レベルを「最大受信レベル情報」として、最大受
信レベルとして選択された系を「選択系情報」としてそ
れぞれ信号処理部34に通知する。
【0036】移動体端末との通信は、このようなダイバ
ーシチ受信により、ある所定の時間毎に選択された系か
らの受信情報を用いて行うことになる。
【0037】ところで信号処理部34は、異常検出処理
手順を記憶したROM(Read OnlyMemory)37と、こ
のROM37の処理手順にしたがって処理を実行するC
PU38で構成することができる。このような構成の信
号処理部34では、復調器33から通知される最大受信
レベルや選択系情報をメモリ35に記憶しておき、適時
読み出すことによって適切な検出処理を行う。
【0038】図2は、図1に示したアンテナ異常検出装
置の要部を構成するメモリ35に記憶される異常検出処
理情報の概要を表わしたものである。メモリ35には、
異常検出処理情報40が記憶されており、移動体端末と
の間で通信した回数である通信総数カウント値41と、
復調器33により通知された各アンテナでの受信レベル
のうち最大受信レベルの最大受信レベル値42と、最大
受信レベル値42を受信した系として第1の系から第N
の系の受信系で選択されたことがあるか否かの履歴を有
無で示した選択有無履歴情報43とで構成されている。
この選択有無履歴情報43は、受信系である第1の系4
1、第2の系442、…、第Nの系44Nごとに過去、
選択されたことがあるか否かの履歴を有無情報として記
憶している。
【0039】通信総数カウント値41は、移動体端末と
の間で通信要求および許可信号の送受を正常に行い、音
声回線が開通したことを契機としてCPU38によって
カウントすることができる。また、通信開始後にCPU
38の指示によって公知のハードウェアによりカウント
アップさせることもできる。
【0040】最大受信レベル値42は、復調器33によ
り検出された最大受信レベル値が通知されたものであ
り、後述するCPU38による異常検出処理に用いられ
る。
【0041】各受信系の選択有無情報441、442
…、44Nは、最大受信レベル値42を受信した受信系
として過去に選択されたか否かの履歴を記憶しており、
復調器33によって通知される選択系情報に基づいて、
CPU38により最大受信レベルとなった受信回路が変
わるたびに更新される。
【0042】通信総数カウント値41と、最大受信レベ
ル値42と、選択有無履歴情報43から構成される異常
検出処理情報40は、後述する所定の条件により記憶内
容を初期値にリセットすることができる。
【0043】このような異常検出処理情報40に基づい
て、信号処理部34は以下に示すように受信系であるア
ンテナおよびその受信回路の異常を検出する。
【0044】図3は、このような第1の実施例における
異常検出処理の手順の概要を表わしたものである。この
処理手順は、これまで説明したように信号処理部34に
よって実施される。すなわち、この処理手順が信号処理
部34の構成要部であるROM37に記憶され、同様に
構成要部であるCPU38によって順次読み込まれるこ
とによって、受信系の異常検出が行われる。
【0045】まず、移動体端末との通信が開始されると
通信総数カウンタがカウントアップされ、メモリ35の
通信総数カウント値41が更新される。また、復調器3
3により通知された「最大受信レベル情報」や「選択系
情報」に基づいて、メモリ35の最大受信レベル値42
や選択有無履歴情報43も更新される。そして、所定の
時間ごとにメモリ35の通信総数カウント値41を読み
出し、予め設定していた規定カウント回数との比較を行
う(ステップS50)。読み出した通信総数カウント値
41が、この規定カウント回数を越えていないとき(ス
テップS50:N)には、異常検出処理は行われず、通
信総数カウント値41が規定カウント回数を越えるま
で、このようなカウントアップおよび規定カウント回数
との比較処理を繰り返す。
【0046】また、この通信総数カウント値41が、規
定カウント回数を越えているとき(ステップS50:
Y)には、メモリ35の最大受信レベル値42を読み出
し、予め設定した第1の規定レベル値との比較を行う
(ステップS51)。読み出した最大受信レベル値42
が、この第1の規定レベル値を越えていないとき(ステ
ップS51:N)には、アンテナ311、312、…、3
Nおよびその受信回路を含む全受信系を異常として判
定し通知する(ステップS52)。
【0047】また、最大受信レベル値42が、この第1
の規定レベル値を越えているとき(ステップS51:
Y)には、選択有無履歴情報43により選択履歴が無で
ある受信系があるか否かの判定を行う(ステップS5
3)。選択有無履歴情報43に、選択履歴が無である受
信系があるとき(ステップS53:Y)には、選択履歴
が無である受信系を異常であると判定し、この受信系の
アンテナおよび受信回路に対して適切な処理を促すよう
に外部などに通知する(ステップS54)。
【0048】このようなアンテナおよびその受信回路全
系(ステップS52)あるいは特定のアンテナ系(ステ
ップS54)の異常検出を通知する場合と、選択有無履
歴情報43に選択履歴が無である受信系がないとき(ス
テップS53:N)には、メモリ35の異常検出処理情
報40の記憶内容を全て初期化して、次の異常検出処理
に備える(ステップS55、S56、S57)。この記
憶内容の初期化は、通信総数カウント値41を“0”に
(ステップS55)、最大受信レベル値42を“0”に
それぞれ設定し(ステップS56)、各系の選択有無履
歴情報を“無”に設定する(ステップS57)ことによ
って行う。
【0049】これまで説明したようなアンテナ異常検出
装置は、移動体端末との通信を行う無線基地局に組み込
むことによってその受信系の異常検出を行うことができ
る。
【0050】次に、これまで説明したアンテナ異常検出
装置を有する無線基地局と移動体端末との間の通信のシ
ーケンスについて説明する。
【0051】図4は、このような無線基地局と移動体端
末との間の通信接続シーケンスの概要を表わしたもので
ある。ここでは、移動体端末からの通信要求に対して無
線基地局が応答して通話後、この移動体端末からこの通
話の切断要求が発生した場合を説明する。まず、移動体
端末から通信要求60が発生すると、無線基地局に対し
て通信要求信号61が送信される。無線基地局では、移
動体端末からの通信要求信号61を受信すると、所定の
通信要求受信処理に応じて通信に使用できるチャネルを
確保することによって通信許可62を得て、この移動体
端末に対して通信許可信号63を送信する。移動体端末
が通信要求に対する応答として所定の通信許可信号63
を受信することによって、この移動体端末と無線基地局
との通話64が開始される。
【0052】通話64が開始されたときには、信号処理
部34によりメモリ35の通信総数カウント値41のカ
ウントアップと、復調器33により通知された最大受信
レベル情報と選択系情報によりメモリ35の最大受信レ
ベル値42と各系の選択有無履歴情報43が更新される
(図4の65、66、67)。これらの通信総数カウン
ト値や最大受信レベル値や各系選択有無履歴情報によ
り、図3に示した異常検出処理手順にしたがってアンテ
ナおよび受信回路の異常検出および異常系の特定を行
う。さらに、通話中は所定の時間ごとに再び各系からの
最大受信レベル値や各系選択情報により、同様にして異
常検出を行う。
【0053】通話開始後、移動体端末より通話の切断要
求68が発生したときには、無線基地局に対して切断要
求信号69を送信する。この切断要求信号69を受信し
た無線基地局は、所定の切断許可70を得ると、移動体
端末に対して切断許可信号71を送信することによって
確保していたチャネルを解放するなどの所定の切断処理
を行って通話の切断を行う。
【0054】これまで説明したように第1の実施例にお
けるアンテナ異常検出装置は、アンテナ311、312
…、31Nから第1の系無線機321、第2の系無線機3
2、…、第Nの系無線機32Nを介して受信した受信信
号の受信レベルを検出後、最大受信レベル値とその最大
受信レベル値を受信した系を識別する選択系情報に基づ
いて、最大受信レベル値とダイバーシチ受信として各系
の選択有無の履歴を記憶するようにした。すなわち送信
端末との通信開始後、通信総数カウント値をカウントア
ップするとともにダイバーシチ受信での最大受信レベル
値と各系の選択履歴情報を更新する。通信総数カウント
値が所定の規定回数をえているときに受信系のアンテ
ナ異常検出処理を開始し、最大受信レベル値が所定の規
定値をえていないときにはアンテナおよびその受信回
路全系の異常として検出し、えているときには、各系
の選択有無履歴により無である系についてアンテナおよ
びその受信回路の異常として検出するようにした。これ
により、無線基地局のハードウェアを変更することなく
様々なアンテナに共通にアンテナおよび受信回路の全系
の異常や、異常があるアンテナおよび受信回路の系の特
定を容易に行うことができるようになる。
【0055】第2の実施例
【0056】これまで説明した第1の実施例におけるア
ンテナ異常検出装置では、ダイバーシチ受信で最大受信
レベル値を受信した系を選択し、その選択有無の履歴に
基づいてアンテナおよびその受信回路の異常を検出する
ようにしていた。しかし、各系の選択有無履歴情報は初
期化されない間、例えば通信総数カウント値のカウント
アップ開始直後に選択有無履歴が有として記憶された系
が、その直後アンテナの破損が発生すると、各系の選択
有無履歴情報が初期化されない限り、その系の異常を検
出することができない場合がある。
【0057】そこで、第2の実施例におけるアンテナ異
常検出装置では、ダイバーシチ受信で最大受信レベル値
を受信した系を選択するとともに、その選択回数を保持
するようにしている。第2の実施例におけるアンテナ異
常検出装置は、図1に示す第1の実施例におけるアンテ
ナ異常検出装置の要部構成と同一構成であり、その図示
および説明を省略する。しかし、第2の実施例および第
1の実施例におけるアンテナ異常検出装置の相違する点
は、メモリ35に記憶する異常検出処理情報の記憶構成
と、ROM37に記憶される異常検出処理手順にある。
【0058】図5は、このような第2の実施例における
アンテナ異常検出装置のメモリ35に記憶される異常検
出処理情報の概要を表わしたものである。メモリ35に
は、異常検出処理情報80が記憶されており、移動体端
末との間で通信した回数である通信総数カウント値81
と、復調器33により通知された各アンテナでの受信レ
ベルのうち最大受信レベルの最大受信レベル値82と、
最大受信レベル値82を受信した系として各系ごとに選
択された回数を示す選択回数履歴情報83とで構成され
ている。この選択回数履歴情報83は、受信系である第
1の系841、第2の系842、第Nの系84Nごとに過
去に選択された回数を記憶している。
【0059】通信総数カウント値81は、移動体端末と
の間で通信が開始されるとCPU38によってカウント
することができる。また、通信開始後にCPU38の指
示によって公知のハードウェアによりカウントアップさ
せることもできる。
【0060】最大受信レベル値82は、復調器33によ
り検出された最大受信レベル値が通知されたものであ
り、後述するCPU38による異常検出処理に用いられ
る。
【0061】各受信系の選択有無情報841、842
…、84Nは、最大受信レベル値82を受信した受信系
として過去に選択された回数を記憶しており、復調器3
3によって通知される選択系情報に基づいて、CPU3
8により最大受信レベルとなった受信回路が変わるたび
更新される。
【0062】通信総数カウント値81と、最大受信レベ
ル値82と、選択回数履歴情報83から構成される異常
検出処理情報80は、後述する所定の条件により記憶内
容を初期値にリセットすることができる。
【0063】このような異常検出処理情報80に基づい
て、信号処理部34は以下に示すように受信系であるア
ンテナおよびその受信回路の異常を検出する。
【0064】図6は、このような第2の実施例における
異常検出処理の手順の概要を表わしたものである。この
処理手順は、第1の実施例と同様に信号処理部34によ
って実施される。すなわち、この処理手順が信号処理部
34の構成要部であるROM37に記憶され、同様に構
成要部であるCPU38によって順次読み込まれること
によって、受信系の異常検出が行われる。
【0065】まず、移動体端末との通信が開始されると
カウントアップされ、メモリ35の通信総数カウント値
81が更新される。また、復調器33により通知された
「最大受信レベル情報」や「選択系情報」に基づいて、
メモリ35の最大受信レベル値82や選択有無履歴情報
83も更新される。そして、所定の時間ごとにメモリ3
5の通信総数カウント値81を読み出し、予め設定して
いた規定カウント回数との比較を行う(ステップS9
0)。読み出した通信総数カウント値81が、この規定
カウント回数を超えていないとき(ステップS90:
N)には、異常検出処理は行われず、通信総数カウント
値81が規定カウント回数を超えるまで、このようなカ
ウントアップおよび規定カウント回数との比較処理を繰
り返す。
【0066】また、この通信総数カウント値81が、規
定カウント回数を超えているとき(ステップS90:
Y)には、メモリ35の最大受信レベル値82を読み出
し、予め設定した第2の規定レベル値との比較を行う
(ステップS91)。読み出した最大受信レベル値82
が、この第2の規定レベル値を超えていないとき(ステ
ップS91:N)には、アンテナ311、312、…、3
Nおよびその受信回路を含む全受信系を異常として判
定し通知する(ステップS92)。これまでの異常検出
処理は、第1の実施例における異常検出処理と同一であ
る。
【0067】しかし、最大受信レベル値82が、この第
3の規定レベル値を超えているとき(ステップS91:
Y)には、選択回数履歴情報83により選択回数が最多
の系と選択回数が最少の系との間で選択回数の差分を算
出する(ステップS93)。そして、ステップS93で
算出した差分と所定の既定値との比較を行う(ステップ
S94)。この差分が所定の既定値を超えているとき
(ステップS94:Y)には、ある特定の受信系のみ選
択されていないとして最少選択回数の系のアンテナおよ
びその受信回路を異常として検出して通知する(ステッ
プS95)。これにより、前述した通信総数カウント値
のカウントアップ開始後に発生したアンテナおよびその
受信回路の異常検出ができないという場合を回避するこ
とができるようになる。
【0068】このようなアンテナおよびその受信回路全
系(ステップS92)あるいは特定の系(ステップS9
5)の異常検出を通知する場合と、選択回数履歴情報8
3により選択回数が最多の系と選択回数が最少の系との
間で算出した選択回数の差分が所定の既定値を超えてい
ない(ステップS94:N)には、メモリ35の異常検
出処理情報80の記憶内容を全て初期化して、次の異常
検出処理に備える(ステップS96、S97、S9
8)。この記憶内容の初期化は、通信総数カウント値8
1を“0”に(ステップS96)、最大受信レベル値8
2を“0”にそれぞれ設定し(ステップS97)、各系
の選択回数履歴情報を“0”に設定する(ステップS9
8)ことによって行う。
【0069】これまで説明した第2の実施例におけるア
ンテナ異常検出装置は、第1の実施例におけるアンテナ
異常検出装置同様、移動体端末との通信を行う無線基地
局に組み込むことによってその受信系の異常検出を行う
ことができる。
【0070】また、移動体端末との通信接続シーケンス
については、図4に示した第1の実施例における通信接
続シーケンスの各系選択履歴情報67では、各系の選択
回数の更新が行われる点を除いて同一であるため、説明
を省略する。
【0071】これまで説明したように第2の実施例にお
けるアンテナ異常検出装置は、アンテナ311、312
…、31Nから第1の系無線機321、第2の系無線機3
2、…、第Nの系無線機32Nを介して受信した受信信
号の受信レベルを検出後、最大受信レベル値とその最大
受信レベル値を受信した系を識別する選択系情報に基づ
いて、最大受信レベル値とダイバーシチ受信として各系
の選択回数の履歴を記憶するようにした。すなわち送信
端末との通信開始後、通信総数カウント値をカウントア
ップするとともにダイバーシチ受信での最大受信レベル
値と各系の選択回数履歴を更新する。通信総数カウント
値が所定の規定回数を超えているときに受信系のアンテ
ナ異常検出処理を開始し、最大受信レベル値が所定の既
定値を超えていないときにはアンテナおよびその受信回
路全系の異常として検出し、超えていないときには、選
択回数履歴により最多の系と最少の系との間で選択回数
の差分により選択回数が最少である系についてアンテナ
およびその受信回路の異常として検出するようにした。
これにより、第1の実施例と同様に無線基地局のハード
ウェアを変更することなく様々なアンテナに共通にアン
テナおよび受信回路の全系の異常や、異常があるアンテ
ナおよび受信回路の系の特定を容易に行うことができる
ようになる。さらに、前述した通信総数カウントアップ
値のカウントアップ開始直後に発生したアンテナおよび
その受信回路の異常を検出することができる。さらに、
アンテナおよびその受信回路の選択回数が少ないという
観点でその受信系が有効なダイバーシチ動作を行ってい
ないと判断することができるので、アンテナおよびその
受信回路のみでなく電波伝播を含めた無線伝播路として
の異常を把握することができるようになり、アンテナ工
事の見直しなどの重要な判断材料として活用することが
できるようになる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数のアンテナで送信端末からの信号を受信
し、これら複数のアンテナで受信された信号のうち最大
受信レベルを受信したアンテナをアンテナ選択手段で選
択するようにした。そして、この送信端末との通信を行
うたびに計数した計数結果が所定の回数を越えたときに
は、受信レベル判定手段によりアンテナ選択手段で選択
されたアンテナの最大受信レベルが所定のレベルを越え
ていないと判定された場合は異常検出手段により複数の
アンテナおよびその受信回路全系を異常として検出する
ようにした。これにより、無線基地局のハードウェアを
変更することなく様々な形態のアンテナおよびその受信
回路に共通してアンテナおよびその受信回路全系の異常
を検出することができるようになる。
【0073】
【0074】また、請求項記載の発明によれば、複数
のアンテナで送信端末からの信号を受信し、これら複数
のアンテナで受信された信号のうち最大受信レベルを受
信したアンテナをアンテナ選択手段で選択するようにし
た。さらに、複数のアンテナそれぞれにアンテナ選択手
段による選択有無の履歴を選択履歴記憶手段に記憶する
ようにした。そして、この送信端末との通信を行うたび
に計数した計数結果が所定の回数をえたときには、受
信レベル判定手段によりアンテナ選択手段で選択された
アンテナの最大受信レベルが所定のレベルをえている
と判定された場合は異常検出手段により選択履歴記憶手
段の選択有無が無であるアンテナおよびその受信回路を
異常として検出するようにした。これにより、アンテナ
自体でなくその使用頻度で異常を検出することができ、
無線基地局のハードウェアを変更することなく様々なア
ンテナに共通に、複数のアンテナ系から異常であるアン
テナ系を特定することができるようになる。
【0075】また、請求項記載の発明によれば、複数
のアンテナで送信端末からの信号を受信し、これら複数
のアンテナで受信された信号のうち最大受信レベルを受
信したアンテナをアンテナ選択手段で選択するようにし
た。さらに、複数のアンテナそれぞれにアンテナ選択手
段による選択回数を選択履歴記憶手段に記憶するように
した。そして、この送信端末との通信を行うたびに計数
した計数結果が所定の回数をえたときには、受信レベ
ル判定手段によりアンテナ選択手段で選択されたアンテ
ナの最大受信レベルが所定のレベルをえていると判定
された場合は異常検出手段により選択履歴記憶手段に記
憶されているアンテナ選択手段による選択回数のうち最
多選択回数と最少選択回数の差に基づいて最少選択回数
のアンテナおよびその受信回路を異常として検出するよ
うにした。これにより、選択有無の履歴でのみアンテナ
およびその受信回路の異常を検出しているときにカウン
トアップ開始後に選択履歴を有に設定した直後に発生し
たアンテナ異常が検出できないという問題を回避するこ
とができるようになる。また、有効なダイバーシチ動作
が行われていないとして、アンテナおよびその受信回路
単体のみでなく電波伝播を含めた無線伝送路としての異
常を把握することができ、アンテナ工事見直しのための
判断材料として活用することができる。
【0076】さらに、請求項記載の発明によれば、ア
ンテナおよびその受信回路の異常検出後にカウントアッ
プ手段によるカウントアップ結果とアンテナ選択手段に
より検出された最大受信レベルと選択履歴記憶手段に記
憶されている記憶情報を所定の初期値に設定するように
した。これにより、アンテナ異常検出によるリセット操
作を不要とすることができる。
【0077】さらに、請求項記載の発明によれば、ア
ンテナおよびその受信回路の異常を検出したときには、
その異常を外部に通知するようにした。これにより、異
常検出時は迅速に対応することができ、信頼性を向上さ
せることができる。したがって、ダイバーシチ動作のた
めの資源活用を有効にすることができ、絶えず伝送品質
の劣化しない受信レベルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1および第2の実施例におけるア
ンテナ異常検出装置の構成の概要を表わしたブロック図
である。
【図2】 本発明の第1の実施例における異常検出処理
情報の記憶構成の概要を表わしたメモリ構成図である。
【図3】 本発明の第1の実施例における異常検出処理
手順の概要を表わしたフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施例における移動体端末と
無線基地局との通信接続シーケンスの概要を表わした説
明図である。
【図5】 本発明の第2の実施例における異常検出処理
情報の記憶構成の概要を表わしたメモリ構成図である。
【図6】 本発明の第2の実施例における異常検出処理
手順の概要を表わしたフローチャートである。
【図7】 ダイバーシチ受信の概念を説明するためにそ
の構成を表わした模式図である。
【図8】 従来提案されたアンテナ異常検出装置の構成
の概要を表わしたブロック図である。
【図9】 従来提案されたアンテナ異常検出装置の異常
検出処理手順の概要を表わしたフローチャートである。
【符号の説明】
30 アンテナ異常検出装置 311、312、…、31N アンテナ 321、322、…、32N 無線機 33 復調器 34 信号処理部 35 メモリ 36 アンテナ異常通知部 37 ROM 38 CPU
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/60 H04B 3/46 - 3/48 H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04B 17/00 - 17/02 H04L 1/02 - 1/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信端末からの信号を受信する複数の
    ンテナと、これら複数の アンテナにそれぞれ対応して1つずつ配置
    され、受信された信号受信信号に変換する受信回路
    と、これらの 受信回路によって変換された複数の受信信号の
    受信レベルの中の最大受信レベルを検出するとともにこ
    の最大受信レベルの信号を受信したアンテナを選択する
    アンテナ選択手段と、 前記送信端末と通信を行うたびに通信を行った回数を
    数する計数手段と、 この計数手段による計数結果が所定の回数を越えたか否
    かを判定する計数結果判定手段と、 この計数結果判定手段によって前記計数手段による計数
    結果がこの所定の回数を越えたと判定されたときには前
    アンテナ選択手段で選択されたアンテナの最大受信レ
    ベルが予め定められたレベルを越えているか否かを判定
    する受信レベル判定手段と、 この受信レベル判定手段によって前記アンテナ選択手段
    で選択されたアンテナの最大受信レベルが前記予め定め
    られたレベルを越えていないと判定されたときには前記
    複数の アンテナおよびこれらアンテナからの信号を受信
    信号に変換する前記受信回路全てを異常として検出する
    異常検出手段とを具備することを特徴とするアンテナお
    よびその受信回路異常検出装置。
  2. 【請求項2】 送信端末からの信号を受信する複数のア
    ンテナと、 これら複数のアンテナにそれぞれ対応して1つずつ配置
    され、受信された信号受信信号に変換する受信回路
    と、これらの 受信回路によって変換された複数の受信信号の
    受信レベルの中の最大受信レベルを検出するとともにこ
    の最大受信レベルの信号を受信したアンテナを選択する
    アンテナ選択手段と、前記複数のアンテナそれぞれに対応してアンテナ選択手
    段によって選択されたアンテナが通信中に一度でも最大
    受信レベルとなったかを履歴として記憶する選択履歴記
    憶手段と、 前記アンテナ選択手段によって選択されたアンテナに対
    応して選択履歴記憶手 段の選択有無の履歴を有に、それ
    以外を無にそれぞれ設定する選択履歴設定手段と、 前記送信端末と通信を行うたびに通信を行った回数を
    数する計数手段と、 この計数手段による計数結果が所定の回数を越えたか否
    かを判定する計数結果判定手段と、 この計数結果判定手段によって前記計数手段による計数
    結果がこの所定の回数を越えたと判定されたときには前
    記アンテナ選択手段で選択されたアンテナの最大受信レ
    ベルが予め定められたレベルをえているか否かを判定
    する受信レベル判定手段と、 この受信レベル判定手段によって前記アンテナ選択手段
    で選択されたアンテナの最大受信レベルが前記予め定め
    られたレベルをえていると判定されたときには前記
    択履歴記憶手段の選択有無の履歴が無であるアンテナお
    よびこのアンテナからの信号を受信信号に変換する前記
    受信回路異常として検出する異常検出手段とを具備す
    ることを特徴とするアンテナおよびその受信回路異常検
    出装置。
  3. 【請求項3】 送信端末からの信号を受信する複数のア
    ンテナと、 これら複数のアンテナにそれぞれ対応して1つずつ配置
    され、受信された信号受信信号に変換する受信回路
    と、これらの 受信回路によって変換された受信信号最大受
    信レベルを検出するとともにこの最大受信レベルの信号
    を受信したアンテナを選択するアンテナ選択手段と、 前記複数のアンテナそれぞれに対応してアンテナ選択手
    段によって選択されたアンテナの選択回数を記憶する選
    択履歴記憶手段と、 前記アンテナ選択手段によって選択されたアンテナに対
    応して選択履歴記憶手段の選択回数を設定する選択履歴
    設定手段と、 前記送信端末と通信を行うたびに通信を行った回数を
    数する計数手段と、 この計数手段による計数結果が所定の回数を越えたか否
    かを判定する計数結果判定手段と、 この計数結果判定手段によって前記計数手段による計数
    結果がこの所定の回数を越えたと判定されたときには前
    記アンテナ選択手段で選択されたアンテナの最大受信レ
    ベルが予め定められたレベルをえているか否かを判定
    する受信レベル判定手段と、 この受信レベル判定手段によって前記アンテナ選択手段
    で選択されたアンテナの最大受信レベルが前記予め定め
    られたレベルをえていると判定されたときには前記選
    択履歴記憶手段に記憶されたアンテナの選択回数のうち
    最多選択回数と最少選択回数の差に基づいて最少選択回
    数のアンテナおよびこのアンテナからの信号を受信信号
    に変換する前記受信回路を異常として検出する異常検出
    手段とを具備することを特徴とするアンテナおよびその
    受信回路異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナおよびその受信回路の異常
    を検出後に前記計数結果および前記最大受信レベルおよ
    び前記選択履歴記憶手段の記憶情報を所定の初期値に設
    定する初期値設定手段を具備することを特徴とする請求
    項2または請求項3記載のアンテナおよびその受信回路
    異常検出装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナおよびその受信回路の異常
    検出したときには、その異常を外部に通知する通知手
    段を具備することを特徴とする請求項1〜請求項4記載
    のアンテナおよびその受信回路異常検出装置。
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