JP3139425U - 洋式便器 - Google Patents

Abstract

【課題】洋式便器の縁部の汚れが衣服へ付着することを防止することを目的と
する。
【解決手段】便座（２）の便器に接して開閉する接合部を残して全周に亘って側縁カバー（３）を設けるものとする。この側縁カバー（３）は便座（２）と一体に成形されていて、この側縁カバーの形状は、正面側の高さを側辺側より高く形成して便器（１）の縁とのかぶりを深くすることによって衣服への接触をなくすことが可能となる。
【選択図】図１

Description

本考案は、便座の周囲に側縁カバーを設けた洋式便器に関する。

一般に洋式便器は、便器と便座と便蓋から構成されている。そして男子の小便の場合は、便座を上げて便器のみとして用を済ませる。また男子の大便の場合と女子の場合は便座を用いて用を済ませている。また便座そのものに布製のカバーを掛けることも見受けられる。
特開平２００１−１７３５４号公報

男子が小便をするとき小便が飛散して便器の縁にかかり、この縁を汚す場合がしばしばあり、特に子供の場合にこの傾向がみられる。

このように便器の縁を汚したまま便座を閉じてしまうと、後から用をたす人は、この汚れが便座でかくれているため気付かずに座るため衣服の裾やズボンの腰の部分が汚れに触れる結果となり不快感を受けるばかりか不潔である。

考案者はこの点に鑑み鋭意研究を続けた結果本考案に到達したものであって、本考案は図示するように便座（２）の側縁全周に亘って側縁カバー（３）を設けることによって、この側縁カバー（３）が便器（１）の縁全体を覆うこととなり、この結果前記衣服の汚れの付着を防ぎ、不快で不潔な問題を解決することに成功したものである。

上述のように本考案は、洋式便器において便座全周に側縁カバーを設けることによって、便器の縁全体を覆うこととなり、便座に座って用をたすとき、衣服の裾やスボンが便器の縁に触れることなく、たとえ便器の縁が汚れていたとしても衣服が汚れることがなく、不快で不潔な思いをすることなく気持ちよく用を済すことができるという清潔感を得る効果はきわめて大きい。

添付図面により本考案を実施するための最良の形態を説明すると、図１は本考案の便器使用時の斜視図であって、（１）は便器、（２）は便座であって、この便座（２）は接合部を除いて全周に亘って側縁カバー（３）を設けるものである。（４）は便蓋を示し、（５）は開口部である。また図２は便器全体の側面図、図３は便器全体の正面図を示している。

図１により本考案の実施例を説明すると、（１）は便器、（２）は便座、（４）は便蓋であって、これらは通常に使用されている洋式便器であり、本考案は便座（２）の便器に接して開閉する接合部を残して全周に亘って側縁カバー（３）を設けるものとする。

この側縁カバー（３）は便座（２）と一体に成形されていて、この側縁カバーの形状は図２の側面図に示すように、正面側の高さを側辺側より高く形成して便器（１）の縁とのかぶりを深くすることによって衣服への接触をなくすことが可能となる。

一般に男子小便による便器縁部の汚れは飛散による横方向の汚れより、小便のきれの悪さによる滴下の方が多く、したがって側縁カバー（３）の形状も図示のような形状とすることが好ましい。

本考案の洋式便器は、使用に当って清潔を第一とするため家庭用としての使用はもとより、公共施設等での使用にも適しているため、この便器の利用可能性は大きい。

本考案の全体を現わす斜視図 側面図 正面図

符号の説明

１ 便器
２ 便座
３ 側縁カバー
４ 便蓋
５ 開口部

Claims (1)

1. 便器（１）便座（２）便蓋（４）からなる洋式便器において、便座（２）の接合部を除いた全周に側縁カバー（３）を設けたことを特徴とした洋式便器。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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