JP3139173U - 自転車用屋根 - Google Patents
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- B62J17/00—Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
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Abstract
【解決手段】乗員の上方及び前方を覆うシェードとこれを保持するフレームとを備える屋根であり、フレームが、曲率状の剛質部分と、変形自在でかつ可変長な可曲性部分から構成され、剛質部分は自転車のサドルレベルより上方から先がサドルの近傍後方を通りバックステーの下位部分を横切り、下端部分が第1の金具でダウンパイプに固定され、サドル近傍の中間領域が、シートポストが差し込まれているバックステー上端部に第2の金具により固定され、可曲性部分は風防部を先端に有し、ハンドル中央部位に立ち上がる第3の金具に揺動可能に連結されている。
【選択図】図1
Description
可曲性部分は直線状から楕円状に変形自在でかつ長さも可変であるので、駐輪時には長さを短く格納することができるとともに、使用時には乗員の座高などに応じた最適な大きさのアーチ屋根を自在に形成することができ、また、シェードに所望の文言や装飾を施すことにより、駐輪時に直線状に延在させれば「のぼり」や「捨て看板代替品」として効果的に機能させることができる。
また、可曲性部分は、先端の風防部先端中央部位がハンドル中央位置の上方に立ち上がる第3の金具に揺動可能に連結されるので、ハンドルが回動されて自転車の方向が転換されても屋根は自転車中心軸線から外れにくく、胸部から上に対する適切な覆い状態を形成することができ、しかも前方からの風に対して自在に変形して風圧を自動的に逃がすことができるので自転車の運転に余分な負荷をかけることが少ない。
これによれば、運転者と後方の同乗者あるいは買物かごを別々に覆って日除けや雨除けすることができ、また、大きなアーチ状の屋根と小さなアーチ状の屋根が背中合わせにあるユニークな形態となるのでよく目立ち、商品価値が高くなる。
これによれば、剛質部分が補強されるだけでなくて背もたれとして機能することが可能であり、しかも補強手段としての補助パイプを利用して小面積の補助屋根を挿脱可能に取り付けているので、運転者のみならず荷物台あるいはチャイルドシート側の同乗者の日除けや雨除けを行なうことができる。
これによれば、屋根の可曲性部分をワンタッチで簡単に着脱することができ、また、使用時に乗員の顔の前に風防を対峙させ、不使用時には短く格納して視界の邪魔にならないようにすることができ、しかも可曲性部分の揺動運動を円滑にし、風圧の吸収、逃がしを効果的に行なうことができる。
図1ないし図3は本考案による自動車用屋根を装着した自転車を示し、図4ないし図10は各部の詳細を示し、図11と図12は効果的な使用態様を例示している。
図1ないし3において、Aは自転車、Bは本考案による自転車用屋根であり、本体(主屋根)1と、これを自転車に対して3点で取り付け支持する第1、第2および第3の金具2,3,4を備えている。
さらにこの実施例では、本体1と背中合わせをなし逆向きに張り出してリアキャリアの上方を覆うことが可能な比較的小面積の補助屋根1´を備えている。
そして、剛質部分10の先端から所要の長さ下の部位まで、すなわち直線状領域100にかけてもう1本の短い補助剛質部材12が平行状に添接固定されており、この補助剛質部材12を固定した領域は、使用時に背もたれを兼ねさせるべく帯板などからなる剛質の横部材13で連結されている。横部材13はウレタンなどの軟質部材で覆われていてもよい。
なお、パイプ材の後端は開口ままでもよいが、左右の開きを防止するため、この実施例では、U状棒14を差し込んでいる。
それら骨110,110は、図4のように、後端部分から前記剛質部分10を構成するパイプ材の上端から内部に進退自在に挿入され、長さが可変となっている。
前記補助屋根1´のフレーム1a´は、グラスファイバーなどで代表される軽量で可撓性に富む材料の2本の骨110´、110´で構成され、やはり前記補助パイプ12、12に挿脱自在となっている。
この張り方は任意であるが、前述のように可曲性部分11が剛質部分10に対して伸縮自在であることから、シェード1bは幅方向両端に左右の骨を包囲するように筒部を設け、可曲性部分11の短縮時に図5のように折り畳まれ、伸長時に繰り出すことでピンと張られるようになっている。
そして好適には、シェード1bの後端部には、図5の仮想線で示すように折り畳んだシェードを巻装して体裁をよくする垂れ部1b1を連接しておく。
詳述すると、風防部14は、U字状に形成したアルミニウムなどの軽量性の枠パイプ140にアクリルなどのプラスチック板141の周縁を留め具142にて固定してなり、枠パイプ140の後端部は可曲性部分11を構成する左右の骨に嵌合固定され、一体化している。
そして、風防部14の先端中央部位には、自転車Aのハンドル中央部に樹立された第3の金具4に対する連結片143たとえばリングが枢動可能に取り付けられている。
補助屋根1´のフレーム1a´も先端部にU字状に形成したアルミニウムなどの軽量性パイプ140´を有し、これに2本の骨110´、110´が連結されており、これらの骨110´、110´により補助屋根は湾曲させた状態で軽量性パイプ140´の先端中央部に取り付けた連結片143´が、買い物籠あるいはチャイルドシートCから延びる可曲性連結片cなどによりに連結されるようになっている。
第2の金具3は、図8のように、U字状をなし所定間隔で調整用穴300を配した並行状の縦向き第1アーム30と、調整用の穴310を所定間隔で有し、選択した穴を利用して第1アーム30にボルト32で連結され、リアキャリア方向に延出するように横方向に延びる平面コ字状の第2アーム31とを備えている。
第2アーム31はシートポストa4の両側方から延出し、端部プレート311が背もたれ用横部材13より下の左右パイプ材を結合した横プレート15と当接し、ボルトナット34で連結される。これにより、フレーム1aの中間部分がしっかりと自転車の車体に組み付けられる。
この第3の金具4は、図10に詳細が示されており、ハンドルポストa8の上端のハンドル中央に対するハンドル固定部体40と、これを貫通し上部付近が固定された軸状アーム部体41からなっており、ハンドル固定部体40はハンドルa7の中央の膨出部a71に対する凹部を有するプレート400と、これの左右部位に後端部がねじ留めされハンドル巻き固定バンド401とを有している。軸状アーム部体41は、前記プレート400を貫通し溶接などにより固定されることが好ましい固定パイプ410と、この固定パイプに入子式に伸縮可能な軸411を有し、固定パイプ410は300mm程度の長さを有し、ハンドルの高さよりたとえば5cm程度高めに先端が位置している。
前記軸411はたとえば330mmといった長さを有し、使用時には固定パイプ410から大きく上方に引き出されるが、軸の上端部には、風防部14の先端の連結片143を着脱自在に連結するための可動連結具43を有している。可動連結具43は、たとえば軸にはめられた環430とこれに交合し開閉自在なリング431たとえばカラビナからなっている。
また、剛質部分10の上端部分を前記第2の金具3により図9のように固定し、フレーム1aの剛性質部分を自転車と一体化させる。ついで、フレーム1aの可曲部分11を構成する骨110,110を、剛質部分10の左右パイプに差込む。この差込みはシェード1bを骨に沿って手繰って折畳みながら行なえばよく、この状態が図2(a)である。
後方のチャイルドシートや買い物籠の日除けや防水を必要とするときには、補助屋根1´を用意し、可曲性の骨110´、110´を剛質部分10に固定されている補助パイプ12,12に挿入し、前方のシェードと同様にシェード1b´を必要長延ばして子供や買い物籠の大きさにあうように湾曲させ、連結部材143´をチャイルドシートや買い物籠にかける。これで図1、図11の状態になる。
風防部14の先端中央部が第3の金具4の軸状アーム部体4によりハンドル中央の主軸線上に支持されているため、ハンドルa7を回転させて進行方向を変換してもシェードb1の位置が常に自転車の中心線上にあって左右にぶれにくく、運転者の胸部から上の領域を常に確実に覆うことができる。
そして、駐輪するときなど屋根として使用しないときには、風防部14と第3の金具4の軸状アーム部体41との連結を解き、可曲性部分11のシェードb1を骨に沿って移動させつつ骨を剛質部分10のパイプ中に侵入させるもので、これによりシェードが図2(a)のような格納状態となるので、邪魔にならず、転倒も防止できる。駐輪を終えて再び走行するときには、可曲性部分11を引き出し、風防部14を第3の金具4の軸状アーム部体41に連結する簡単な操作で、屋根付自転車として機能できる。
1)シェードは、フレームに対して面ファスナーやホックなどで着脱可能に装着されてもよい。
2)シェードは幅方向両側に側面用フードを着脱できるようにしてもよい。
B 本考案の屋根
1 本体(主屋根)
1´補助屋根
1a、1a´ フレーム
1b、1b´シェード
2 第1の金具
3 第2の金具
4 第3の金具
10 剛質部分
11 可曲性部分
12 補助剛質部材(補助パイプ)
14 風防部
15 横プレート
110、110´ 骨
20 帯プレート
21 Uボルト
22 ナット部材
30 第1アーム
30a 片側アーム板
30b 他側アーム板
300,310 調整用穴
31 第2アーム
40 ハンドル固定部体
41 軸状アーム部体
411 軸
43 可動連結具
a2 バックステー
a3 ダウンパイプ
a6 サドルロック
a61 ロックボルト頭部
a62 ハンドル付きナット
a7 ハンドル
a8 ハンドルポスト
Claims (5)
- 乗員の上方及び前方を覆うシェードとこれを保持するフレームとを備え、自転車の車体に取り付けられる屋根において、前記フレームは、側面から見て曲率状をなす剛質部分と、これから延在して直線状から楕円状に変形自在でかつ長さも可変な可曲性部分から構成され、前記剛質部分は上端がサドルレベルより上方に位置し、それから先がサドルの近傍後方を通って下降し、バックステーの下位部分を横切り、ダウンパイプに下端部位が位置するように自転車に配され、前記下端部分が第1の金具でダウンパイプに固定され、サドル近傍の中間領域が、シートポストが差し込まれているバックステー上端部に角度調整自在な第2の金具により固定され、可曲性部分は風防部を先端に有し、該風防部先端中央部位がハンドル中央部位に立ち上がる第3の金具に揺動可能に連結されていることを特徴とする自転車用屋根。
- 屋根は、剛質部分からハンドル方向に延在する可曲性部分にシェードを張った主屋根に加え、剛質部分の上端付近からリアキャリアの上方を覆う小面積のシェードを張った可曲性の補助屋根を有している請求項1に記載の自動車用屋根。
- フレームの剛質部分が左右2本のパイプを有し、前記左右パイプの先端から所要長さ下の部位まで補助パイプが平行状に添接固定されるとともに、左右のパイプ間を剛質横部材で連結しており、可曲性部分は腰が強く柔軟で可撓性に富む平行状の2本の骨を有し、前記骨は前記パイプに対し突出長さ調整自在に挿入されており、かつ前記補助パイプに、補助屋根用の腰が強く柔軟で可撓性に富む平行状の2本の骨が挿脱可能に取り付けられている請求項2に記載の自転車用屋根。
- 第2の金具は、所定間隔で調整用穴を配した縦向き第1アームと、調整用の穴を所定間隔で有し、選択した穴を利用して第1アームにボルトで連結され、リアキャリア方向に延出するように横方向に延びる第2アームとを備え、前記第1アームの片側アーム部の調整穴がサドルロックを構成するロックボルト頭部下の軸に嵌められ、他側アーム部の調整穴がロックボルトと螺合下ハンドル付きナットに嵌められることで取り付けられ、第2アームはシートポストの両側方から延出し、端部プレートが背もたれ用横部材より下の左右パイプ材を結合した横プレートと当接し、ボルトナットで連結される請求項1または3に記載の自転車用屋根。
- 第3の金具は、プレートを有しハンドル中央に固定されるハンドル固定部体と、上部付近がプレートに固定された軸状アーム部体からなっており、軸状アーム部体は、使用時に上方に引き出される入子式に伸縮可能な軸を有し、軸の上端部には、風防部の連結片を着脱自在に連結するための可動連結具を有している請求項1に記載の自転車用屋根。
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JP5914740B1 (ja) * | 2015-08-23 | 2016-05-11 | 光雄 大西 | 車両用簡易屋根 |
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2007
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