JP3137903U - Aids for embroidery - Google Patents
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Abstract
【課題】刺繍ミシンによる帽子の刺繍において帽子をセットするために広く慣用されている環状保持枠の利用性を高めると共に帽子の取り付け作業を簡便に行えるようにする。
【解決手段】刺繍用補助具３０は環状保持枠１０に位置関係を規定して取り付ける弧状の基部と該基部より延出し被刺繍物を下面より支持するための板状支持部よりなり、板状支持部には刺繍領域と対応させる開孔部を有し且つ開孔部周囲には被刺繍物の刺繍領域の外周縁を接着支持する接着部材３８を取り付ける接着領域を設けて被刺繍物を確りと取り付けるようにしている。
【選択図】図７An object of the present invention is to improve the usability of an annular holding frame which is widely used for setting a hat in embroidery of a hat by an embroidery sewing machine, and to make it possible to easily perform the attaching operation of the hat.
An auxiliary tool for embroidery 30 includes an arcuate base portion that is attached to an annular holding frame 10 with a positional relationship defined, and a plate-like support portion that extends from the base portion and supports an embroidery object from the lower surface. The support portion has an opening portion corresponding to the embroidery region, and an adhesion region for attaching an adhesive member 38 that adheres and supports the outer peripheral edge of the embroidery region of the embroidery object is provided around the opening portion to secure the embroidery object. I am trying to install it.
[Selection] Figure 7
Description
本考案は帽子などのような円筒形状物に刺繍ミシンにより刺繍を施す際に円筒形状物を簡便に接着支持できるようにした刺繍用補助具に関するものである。具体的には、刺繍ミシンによる帽子の刺繍において帽子をセットするために広く慣用されている環状保持枠に本考案の刺繍用補助具を取り付けることにより、一層環状保持枠の利用性を高めると共に帽子の取り付け作業が簡便に行えるようにした刺繍用補助具に関するものである。 The present invention relates to an auxiliary tool for embroidery that can be easily bonded and supported when a cylindrical object such as a hat is embroidered by an embroidery sewing machine. Specifically, by attaching the auxiliary tool for embroidery of the present invention to an annular holding frame widely used for setting a hat in embroidery of a hat by an embroidery sewing machine, the usability of the annular holding frame is further enhanced and the hat is used. The present invention relates to an embroidery aid that can be easily attached.
従来帽子などの円筒形状物（以下帽子を例に説明する）の刺繍においては、制御手段により駆動制御される支持リングに帽子を予めセットした環状保持枠を装着して帽子の正面又は側面に刺繍を施している。図１はその概要を模式的に示したもので、ミシン本体１には制御手段により矢印で示す回転方向Ｙおよび回転軸の方向Ｘに同期制御される支持リング２が設けられており、この支持リング２に予め帽子Ｗを取り付けた環状保持枠１０を位置関係を規定して固着し、制御手段を駆動して針３、布抑え４、縫製機構５により任意のパターンの刺繍ができるようなっている。
In the conventional embroidery of a cylindrical object such as a hat (hereinafter described as an example of a hat), an annular holding frame in which a hat is set in advance on a support ring that is driven and controlled by a control means is mounted on the front or side of the hat. Has been given. FIG. 1 schematically shows the outline, and the sewing machine main body 1 is provided with a
図２は帽子の側周面のほぼ全域に刺繍できるようにした環状保持枠１０を表した斜視図である。環状保持枠１０は例えば帽子の開口部が被せ付けられる円筒形状の受け枠１０Ａと、帽子の開口部外周を受け枠１０Ａに押さえ付けて保持する帯状の押え体１０Ｂとから構成されている。受け枠１０Ａは前記支持リング２に取付け可能であり、上部中央の後側端部には支持リング２の位置決め部（
図示外）が入り込む凹部１１が形成されており、支持リング２のクランプ部材（ 図示外）により位置関係を規制して固定されるように構成されている。
FIG. 2 is a perspective view showing an
A
受け枠１０Ａにおける外周の上部中央には帽子の前後方向のセット位置を決めるための位置決めブロック１３が受け枠１０Ａの外周面との間に隙間を形成するように設けられている。一方受け枠１０Ａの下部の左右両側にはそれぞれ保持扞１４を備えたロッド１５、１６が固定されている。
A
前記押え体１０Ｂの一端部は受け枠１０Ａの一方のロッド１５に連結されているとともに、他端部には係止錠１７が結合されている。この係止錠１７は、受け枠１０Ａの他方のロッド１６に取付けられたフック１８に引っ掛けてロックできるようになっている。なお押え体１０Ｂは帽子Ｗのひさし部を通すための窓１９を有するとともに、受け枠１０Ａの外周に固定されているピン２０に係合して押え体１０Ｂの前後方向のずれを防止するための係合孔２１を備えている。
One end of the
つぎに前記環状保持枠１０に帽子Ｗをセットする作業について説明する。
Next, an operation of setting the hat W on the
図３で示すように前記環状保持枠１０における受け枠１０Ａの外周に帽子Ｗの開口部を被せ付けるとともに、押さ体１０Ｂの前後方向のずれを防止するために係合孔にピンを係合させて、開口部の外側に前記押え体１０Ｂを巻き付け、前記係止錠１７
をフック１８に引っ掛けてロックする。この際、帽子Ｗのひさし部７０は押え体１０Ｂの前記窓１９に通されており、これによって帽子Ｗはひさし部７０の付け根及びそれに続く開口部の縁が受け枠１０Ａと押え体１０Ｂとに挟み付けられた状態で環状保持枠１０にセットされる。
As shown in FIG. 3, the opening of the cap W is put on the outer periphery of the
Is hooked on the
なお、この際、帽子の内側のスベリは位置決めブロック１３と受け枠１０Ａの隙間に差し込まれるように引き出して刺繍域に入り込まないようにしておく必要がある。
At this time, the slip inside the cap needs to be pulled out so as to be inserted into the gap between the
帽子Ｗの側周面のほぼ全域に刺繍をする場合には、さらに帽子Ｗの後ろ側を前記保持扞１４に対して図示外のクリップで止めることが必要である。以上のように従来の環状保持枠１０の場合には帽子の取り付け作業が煩雑で、且つ押え体１０Ｂが金属性であるためパートタイマーにはキツイ作業となっていた。
In the case of embroidering almost the entire area of the side surface of the hat W, it is necessary to further stop the rear side of the hat W with a clip (not shown) with respect to the
また押え体１０Ｂには帽子Ｗのズレを防止するために鋸歯状のギザギザ部が設けられており、これがために、受け枠１０Ａと押え体１０Ｂとにより帽子を強固に挟み付けたとき、帽子に鋸歯状のギザギザ部の跡形が残ることがあった。
In addition, the
また、以上のような環状保持枠１０では、帽子の開口部側は押え体１０Ｂにより確りと保持されているが開口部の反対側、即ち帽子の頂部側は自由端となっているため、刺繍域の頂部側の張り具合は帽子の布地の張り力に依存することになり、布地によって刺繍の出来映えが大きく異なることがあった。
Further, in the
加えて上述の環状保持枠は帽子を確りと取り付けることを目的としているために融通性に乏しく大きさ或いは部位によっては刺繍ができないなどの欠点があった。
解決しようとする課題は、締め付けによる跡形が付かず、簡単な操作で取り付けが可能であり且つ種々の大きさの或いは部位の被刺繍物にも対応できる刺繍用補助具の提供である。 The problem to be solved is to provide an embroidery auxiliary tool that does not have a traced shape due to tightening, can be attached by a simple operation, and can be used for embroidery objects of various sizes or parts.
刺繍領域と対応させる開孔部を有し被刺繍物を下面より接着支持するようにしたシンプルな板状の刺繍用補助具を、慣用されている刺繍保持枠に位置関係を規定して取り付けて刺繍を行うようにしたことを最も主要な特徴としている。 A simple plate-shaped embroidery auxiliary tool that has an opening corresponding to the embroidery area and that supports the object to be embroidered from the lower surface is attached to a commonly used embroidery holding frame with a specified positional relationship. The main feature is that embroidery is performed.
本考案の刺繍用補助具によれば、簡単な取り付け作業で刺繍保持枠に帽子をセットでき、帽子などの被刺繍物の側周面全域を布地の張り力に左右されることなく綺麗に刺繍することが出来る。また、本考案による場合には、刺繍完了毎に環状保持枠に帽子を取り付ける煩雑でキツイ仕事が少なくなることは勿論、押え体による跡形が付かない等の利点がある。更に本考案の刺繍補助具は極めて安価に製造できるので、種々の大きさの支持部を有する刺繍用補助具を用意しておけば、種々の大きさ或いは形状の被刺繍物への刺繍も可能となり高価な環状保持枠の利用性が飛躍的に向上する効果がある。 According to the embroidery auxiliary tool of the present invention, a hat can be set on the embroidery holding frame with a simple attachment work, and the entire side surface of the embroidered object such as a hat can be embroidered without being affected by the tension of the fabric. I can do it. In addition, according to the present invention, there is an advantage that a cap is not attached to the annular holding frame every time the embroidery is completed, and the work of tightening is reduced. Furthermore, since the embroidery aids of the present invention can be manufactured at a very low cost, embroidery on embroidery objects of various sizes or shapes is possible if embroidery aids with various sizes of support parts are prepared. Thus, the usability of the expensive annular holding frame is greatly improved.
以下、本願考案を実施例に基づいて説明する。 The present invention will be described below based on examples.
本考案を、実施例を基に具体的に説明する。図４は本考案の第一実施例である刺繍用補助具３０の斜視図でさる。刺繍用補助具３０は硬質プラスチックよりなる部分円筒面を形成する板状体よりなり、基端部３１と基端部３１より延出する支持部３６より構成されている。基端部３１は、板状体の上に端部に位置決め部３２となる欠き部を設けた弾性板３３と硬質プラスチック板３５とを積み重ね固着部材３４により固定された積層構造となっている。
The present invention will be specifically described based on examples. FIG. 4 is a perspective view of the embroidery
この基端部３１は前記受け枠１０Ａと前記押え体１０Ｂとに挟み付けられた状態で環状保持枠１０取り付けられる部分であり、弾性板３３を介在させることにより確りと環状保持枠10に取り付けられるようになっている。また、基端部３１の位置決め部３２は前記位置決めブロック１３と受け枠１０Ａの外周面との間の隙間に挿入するために設けられたもので、位置決め部３２と前記位置決めブロック１３とにより刺繍用補助具３０と環状保持枠１０の位置関係が規定される。
The
支持部３６は帽子を支持固定する部分で、支持部３６には開孔部３７が設けられており開孔部３７の周縁は両面接着テープを貼り付けることができるように板状となっている。この板状の部位に両面接着テープを貼り付けた上に帽子の刺繍域を取り付けることにより、帽子はその刺繍域を開孔部３７と一致するように刺繍用補助具３０に確りと張りを持って支持固定されるようになっている。
The
図５は刺繍用補助具３０を環状支持枠１０に取り付けた状態を示したものである。取り付けは、まず、刺繍用補助具の位置決め部３２を前記位置決めブロック１３と受け枠１０Ａの外周面との間の隙間に差し込んで両者の位置決めを行った後、受け枠１０Ａと刺繍用補助具の基端部３１の外側に記押え体１０Ｂを巻き付け、前記係止錠１７
をフック１８に引っ掛けてロックすることにより行う。
FIG. 5 shows a state in which the embroidery
Is carried out by hooking on the
以上の環状保持枠１０への刺繍用補助具３０の取り付け作業は、ほぼ同種の帽子の刺繍の場合は最初の一回目にのみ行う作業で、以後の被刺繍物即ち帽子の取替えは、補助具３０への両面接着テープの張替えと開孔部３７に対応した位置に帽子の刺繍域を貼り付けることのみの作業となる。図中３８は帽子取り付けの際に貼り付けられる両面接着テープを示しており、被刺繍物はこの両面接着テープ３８により刺繍全域の外側を支持部３６に確りと接着支持される。
The above-described work of attaching the embroidery
図７は、環状保持枠１０に取り付けられた刺繍用補助具３０に、帽子Ｗの側周面を刺繍するために帽子Ｗを取り付けた状態を示したもので、７０は帽子Ｗのひさし部である。帽子Ｗは両面接着テープ３８により刺繍用補助具３０に接着支持され、環状保持枠１０を介して支持リング２に位置関係を規定して取り付けられているので、制御手段により適宜駆動されて所要の刺繍が施される。
FIG. 7 shows a state in which the hat W is attached to the
以上は、帽子のような比較的大きい開口部を有する被刺繍物について説明したが、リストバンドの様な開口部の小さいもの或いはワイシャツなどの胸ポケット、手袋の甲側部など奥行きのない袋状の物への刺繍の需要も多い。本考案の場合はこの様な需要にも応えられる。 The above has described an embroidery item having a relatively large opening such as a hat, but a bag having a small depth, such as a wrist pocket or a chest pocket such as a shirt, or the back of a glove. There is also a great demand for embroidery on other items. The present invention can meet such demands.
図６は本考案の第二実施例の斜視図で、刺繍用補助具３０の基端部に比べ支持部３６を小さくしている。これはリストバンド、ワイシャツなどの胸ポケット、手袋の甲側部など奥行きのない袋状のような小さな被刺繍物のサイズに合わせられるようにしたもので、支持部３６を小さくした点を除いて図４の実施例と同じであるので他の説明は省略する。
FIG. 6 is a perspective view of a second embodiment of the present invention, in which the
シンプルな構成の本考案の刺繍用補助具は安価に製造できるで、種々の大きさの被刺繍物を接着支持する板状支持部を持った刺繍用補助具を用意しておけば、高価な割には限られた被刺繍物にしか対応できなかった環状保持枠の利用性を飛躍的に高めることが出来きる。 The embroidery aid of the present invention having a simple configuration can be manufactured at low cost, and it is expensive if an embroidery aid having a plate-like support portion for bonding and supporting embroidery objects of various sizes is prepared. However, it is possible to dramatically improve the usability of the annular holding frame that can deal only with limited embroidery objects.
２ 支持リング
１０ 環状保持枠
３１ 基端部
３２ 位置決め部
３０ 刺繍用補助具
３６ 支持部
３７ 開孔部
３８ 両面接着テープ
2
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