JP3137679B2 - 画像形成処理装置 - Google Patents

画像形成処理装置

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JP3137679B2
JP3137679B2 JP03174700A JP17470091A JP3137679B2 JP 3137679 B2 JP3137679 B2 JP 3137679B2 JP 03174700 A JP03174700 A JP 03174700A JP 17470091 A JP17470091 A JP 17470091A JP 3137679 B2 JP3137679 B2 JP 3137679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像形成装置
から排出されたシートを順次収納、仕分け、あるいは綴
じを行う後処理装置と、画像形成装置を組み合わせた画
像形成処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置の処理速度の高速
化、大容量給紙装置の採用等により、画像形成装置から
排出される用紙を処理する後処理装置を独立した装置と
して構成し、それを画像形成装置に密着接続して大型の
画像形成処理装置として使用されるものが知られてい
る。かかる装置の後処理装置としては、例えば特開昭5
7−4855号公報にゼネバホイールを用いて、用紙を
受け入れるべきビントレイとその上方のビントレイとの
間隔を拡げて用紙の収納を容易にした用紙用丁合い分類
装置が、また、特開昭56−78769号公報にはヘリ
カルカムを利用して同様にビントレイの間隔を拡げるよ
うにした改良型分類装置が開示されている。一般的に、
後処理装置では、画像形成装置から受け入れた用紙を搬
送する搬送路は通常、複数個配設され、後処理装置の使
用形態に応じて切り換えられるようになっている。この
搬送路の途中で紙詰まりを起こした場合、各搬送路の要
所に用紙の侵入または通過を検知するセンサーが備えら
れており、そのセンサーの出力信号に基づいて各搬送路
途中での紙詰まりを検知して表示パネル上で紙詰まりを
起こした各搬送路を表示し、操作者がその表示を視認し
て詰まり紙除去作業を行うべき位置を容易に判断できる
ようになっている。操作者はその判断に従って後処理装
置の扉を開けて紙詰まりを起こした搬送路を形成するガ
イド板を回動させて詰まり紙を取り除く作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来技
術において、搬送路は一般に装置内に収納されている諸
装置間、またはそれと装置の筐体間に配設されることが
多く、さらにガイド板を回動させても十分な作業空間を
確保することは困難であり、狭い空間内に手を差し込ん
で詰まり紙を取り除く作業は操作者の手や衣服を汚す虞
がある等煩わしく困難な作業であった。また、搬送路は
曲線部分を有しているので、その分回動に伴う運動空間
を大きく取らなければならないのに対し、装置全体を小
型化するために余裕空間を可及的に縮小することが要請
されており、回動に伴う十分な運動空間を確保して搬送
路を設計することが次第に困難になってきた。本発明は
従来例のかかる問題点を解決すべく成されたもので、操
作者の手や衣服を汚すことなく、画像形成装置から排出
された用紙の搬送路途中での詰まり紙除去作業を容易に
行うことができると共に、装置の小型化が図れる画像形
成処理装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】記課題を解決するため
に、第1の手段は、画像形成装置と、この画像形成装置
のシート排出口側に接続され、前記排出口から排出され
た前記シートを収納する集積トレイ及びビントレイを備
え、前記画像形成装置に取り付けられた後処理装置とに
よって構成される画像形成処理装置において、前記画像
形成装置の排出口から前記集積トレイへの排紙口及び前
記ビントレイへの排紙口まで搬送する搬送ローラ対と搬
送路とからなる搬送手段を備え、前記後処理装置は前記
搬送路を境に後処理装置本体側と画像形成装置側とに分
離可能であって、前記後処理装置が分離されたとき、前
記搬送路を形成する画像形成装置側の第1のガイド板と
後処理装置本体側の第2のガイド板とが離間するととも
に、対となる搬送ローラも離間し、前記搬送路が全て開
放されることを特徴とする。第2の手段は、第1の手段
と同様の前提の画像形成処理装置において、前記画像形
成装置の排出口から前記集積トレイへの排紙口及び前記
ビントレイへの排紙口まで搬送する搬送ローラ対と搬送
路とからなる搬送手段を備えるとともに前記後処理装置
にはシート排出後、シート揃えを行うシート揃え手段が
設けられ、前記後処理装置は前記搬送路を境に後処理装
置本体側と画像形成装置側とに分離可能であって、前記
後処理装置が分離されたとき、前記シート揃え手段はシ
ートを押圧して保持することを特徴とする。第3の手段
は、第1の手段と同様の前提の画像形成処理装置におい
て、前記画像形成装置の排出口から前記集積トレイへの
排紙口及び前記ビントレイへの排紙口まで搬送する搬送
ローラ対と搬送路とからなる搬送手段を備えるとともに
前記後処理装置にはシート排出後、シート揃えを行うシ
ート揃え手段が設けられ、前記後処理装置は前記搬送路
を境に後処理装置本体側と画像形成装置側とに分離可能
であって、前記シート揃え手段は、前記後処理装置本体
側が前記画像形成装置側から分離され、再度接続された
ときは、揃え動作を行うことを特徴とする。
【0005】
【作用】第1の手段においては、画像形成装置から排出
された画像形成済みシートは搬送手段によって集積トレ
イあるいはビントレイまで搬送される。後処理装置を分
離したときには、画像形成装置側の第1のガイド板と後
処理装置本体側の第2のガイド板とが互いに離間すると
ともに、搬送ローラ対も離間し、搬送路は開放状態にな
る。これによって、搬送路の途中でジャムが発生したと
きのジャム処理を容易に行うことができる。また、第2
の手段においては、後処理装置本体側を画像形成装置側
から分離したときにはトレイ上のシートはシート揃え手
段によって押圧され、トレイ上で整合された状態で保持
されるので、後処理装置本体側を分離したときの振動で
シートが捌けてしまうのを防止することができる。さら
に、第3の手段においては、後処理装置本体側を画像形
成装置側から分離し、再び接続したとき、シート揃え手
段がトレイ上のシートを再び揃える動作を行うので、後
処理装置本体側を分離したときの振動で捌けてしまった
トレイ上のシートを整合させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。本実施例はヒンジ機構を介して接続する
ことにより、該ヒンジ機構を中心に回動可能にした複写
機と用紙処理装置で画像形成装置を構成したものであ
る。図1は実施例に係る用紙処理装置を回動させて複写
機との接続を解除した状態を示す模式図、図2は同じく
その平面図、図3は複写機と用紙処理装置を密着接続し
た時の搬送路近傍を示す要部正面図である。まず、図1
および図3に従って、公知の静電写真プロセスに従って
原稿のコピーを排出する複写機200、および排出され
たコピーを集積、仕分け、若しくは綴じる動作を行う用
紙処理装置100の着脱状態と、複写機200の排出口
50から用紙処理装置100の集積部I、または仕分綴
じ部IIに至る搬送路近傍の構成を説明する。図2に示す
ように、複写機200と用紙処理装置100はそれぞれ
の後端縁近傍に止着された蝶番55で機械的に接続され
ており、装置稼動時は図2に示す解放位置から用紙処理
装置100を反時計回り方向に回動させて複写機200
と密着接続させて図示しない固定具により両者を固定す
る。図3はこの時の状態を示したものであり、複写機2
00の排出口50から用紙処理装置100の集積部Iに
至る搬送路A、および仕分綴じ部IIに至る搬送路Bは用
紙処理装置100側のガイド板52と複写機200側の
ガイド板53,54で形成され、複写機200から排出
された用紙は切換爪51の切り換え動作に従って搬送路
A、または搬送路Bに沿って搬送される。39,40,
41はそれぞれ用紙処理装置100側に設けられた下従
動ローラー、搬送ローラーおよび上排紙ローラーであ
り、36,42,43,44はそれぞれ複写機200側
に設けられた下排紙ローラー、上従動ローラー、搬送ロ
ーラーおよび送出ローラー対である。互いに当接する下
排紙ローラー36と下従動ローラー39、搬送ローラー
対40,43、上排紙ローラー41と上従動ローラー4
2は圧接して回転し得るようになっている。複写機20
0の操作パネル上で、例えば集積モードが選択される
と、本体の制御装置から用紙処理装置100側に制御信
号が送られて、切換爪51が時計回り方向に回動して搬
送路Aを開路し、複写機200から排出された用紙は搬
送路Aに沿って搬送され、上排紙ローラー41で送り出
されて集積トレイ1a上に順次堆積される。また、操作
パネル上で仕分け、または綴じモードが選択されると、
切換爪51が反時計回り方向に回動して搬送路Bを開路
し、複写機200から排出された用紙は搬送路Bに沿っ
て搬送され、下排紙ローラー36で送り出されて、偏倚
部Sに位置するビントレイ1上に排出され、ビントレイ
1を順次移動させることにより後述する仕分け、または
綴じ処理が施される。ところで、複写機200および用
紙処理装置100の稼動中に搬送路A、または搬送路B
で搬送途中の用紙が紙詰まりを起こした時には、複写機
200および用紙処理装置100は直ちに動作を停止す
ると共に、操作パネル上に搬送路A、または搬送路Bで
紙詰まりを起こしたことを表示する警告表示が点灯す
る。そこで、操作者はその警告表示に従って、用紙処理
装置100を複写機200本体に固定する固定具による
固定を解除した後、用紙処理装置100を図2に示すよ
うに、蝶番55を中心に時計回り方向に回動させて、複
写機200本体との搬送路形成位置から解放させる。こ
の時、図1に示すように、用紙処理装置100側のガイ
ド板52と複写機200側のガイド板53,54、搬送
路Aおよび搬送路Bに沿って配設された各ローラー対は
互いに大きく離間して、その間に詰まり紙除去作業を容
易にする空間を形成する。このように、本実施例におい
ては詰まり紙除去作業のために、用紙処理装置100の
内部を解放させる必要がなく、また、複写機200本体
の送出ローラー対44以後で紙詰まりを起こした時に
は、何時でも上記のように用紙処理装置100を回動さ
せて複写機200本体との搬送路形成位置から解放させ
る動作を行えば良く、詰まり紙除去作業も装置内部に手
を差し入れる必要がないことから、操作者の手や衣服を
汚すことがない。
【0007】次に用紙処理装置100の構成および動作
について詳細に説明する。図4は用紙処理装置全体の斜
視図、図5はそのビントレイ近傍の平面図、図6は用紙
処理装置のビントレイの偏倚動作を示す説明図、図7は
同じくその偏倚部を拡大して示した説明図である。用紙
処理装置100は複写機200から排出されたコピー用
紙を仕分けし、さらに綴じる動作を複数部、連続して行
うことができる後処理装置として構成されている。ま
ず、図4ないし図7を参照して用紙処理装置100の構
成の概要を説明する。1は主面が用紙受け入れ側に傾斜
し、各図で右側から搬入される用紙pを受け入れて収納
するビントレイ、10(a,b)はビントレイ1の用紙
受け入れ側の側方と、その反対側の前後側縁にそれぞれ
延設され、積装状態において上下面が水平方向に保持さ
れるスライドカムである。ビントレイ1は上下方向に多
段に積装され、後述する垂直移動装置によって多段積装
状態で上下方向に移動可能であると共に、上下移動によ
って偏倚部Sで後述するカムトラックを含む水平スライ
ド機構より、水平方向に所定距離移動して上側積装群1
Uと、下側積装群1Dに分離可能になっている。ビント
レイ1の後縁側には用紙寄せ装置4が、また、上側積装
群1Uの再下位に位置するビントレイ1の前縁外方の対
向部には、上記ビントレイ1上の用紙束Pの一端に針を
嵌着して綴じる用紙綴じ装置5と、同じく揃えて積載さ
れた用紙束Pを銜え機構によって銜持して、用紙綴じ装
置5の綴じ位置まで引き出すと共に、元の位置まで押し
戻す用紙移動ユニット6が配設されている(図5参
照)。以下、用紙処理装置100の各部分について詳細
に説明する。まず、ビントレイ1において、11は各ス
ライドカム10の上下面にそれぞれ図で左右方向に延び
て設けられた略半円筒状の底面を有する転動コロ溝、1
3はスライドカム10aの前後側縁に突設されたピン1
2に遊嵌されて転動するトラニオン、14はビントレイ
1の用紙受け入れ側に屈曲形成されて用紙の後端位置を
揃える後端揃えフェンス、15は後述する用紙寄せ装置
4のジョガーワイヤーが挿通する挿通孔、16は同じく
後述する用紙移動ユニット6の銜え機構の銜え片が遊挿
される切り欠き部である。転動コロ溝11には球状の転
動コロ31が上下のビントレイ1のスライドカム10間
に挟合されて嵌入している。
【0008】次に、垂直移動装置3と、垂直移動装置3
による垂直方向の駆動力を利用してビントレイ1をスラ
イドカム10に沿って移動させる水平スライド機構につ
いて説明する。2f,2rは前フレームと後フレームで
あり、該前フレーム2fと後フレーム2rの対応箇所に
は用紙受け入れ側に、上垂直部位21U、下垂直部位2
1Dおよびその間の偏倚部位21Sから成る長孔のカム
トラック21、およびその反対側に垂直方向に延びるガ
イド孔22がそれぞれ穿設され、カムトラック21の偏
倚部位21Sは上垂直部位21U下端から下垂直部位2
1D上端に向かって用紙受け入れ側から滑らかに斜行す
る斜行部となっている。カムトラック21内に各ビント
レイ1および後述する第1ビン駆動バーの支持部材に設
けられたトラニオン6が遊嵌されて、カムトラック21
に沿って案内される。カムトラック21の下垂直部位2
1D上方に軸受を介して回転軸23が軸架されており、
前フレーム2fと後フレーム2r外方の上記回転軸23
の両端に巻き取りプーリ24が固定されている。後方の
巻き取りプーリ24の外方には巻き取りギヤ25が回転
軸23に止着され、噛み合わせギヤ群を構成する減速ギ
ヤ26に噛合している。後フレーム3r後部には垂直移
動装置3の駆動源である垂直移動モーター27が配設さ
れ、垂直移動モーター27の駆動力は噛み合わせギヤ群
を介して巻き取りギヤ25に伝達される。カムトラック
21の下垂直部位21D下方およびガイド孔22の上方
に、それぞれ第1および第2方向変換プーリ28,29
が前フレーム2fと後フレーム2rの外方に各々軸支さ
れている。17aおよび17bはそれぞれ第1および第
2ビン駆動バー、30は懸架ワイヤーであり、懸架ワイ
ヤー30は一端が巻き取りプーリ24に巻きつけられ、
他端が第1および第2方向変換プーリ28,29を介し
て第2ビン駆動バー17bの両端19bに固定され、さ
らに、巻き取りプーリ24と第1方向変換プーリ28の
間で第1ビン駆動バー17aの両端19aに止着されて
いる。即ち、懸架ワイヤー30は第1および第2ビン駆
動バー17a,17bを介してその上に多段に積装され
るビントレイ1群を上下方向に平行移動可能に懸架す
る。第1および第2ビン駆動バー17a,17bのそれ
ぞれの両端部近傍にはビントレイ1群を担持する第1お
よび第2支持部材18a,18bが固着されており、そ
れらの上面にもそれぞれ図で左右方向に延びて穿たれた
転動コロ溝11が設けられ、転動コロ溝11内に嵌入さ
れている転動コロ31を介してビントレイ1群を支持す
る。第1支持部材18aの外方側面に突設されたピン2
0にもトラニオン13が遊嵌されて転動可能となってい
る。第1支持部材18aのトラニオン13も各ビントレ
イ1のトラニオン13と共に、カムトラック21に嵌入
しており、カムトラック21に沿って垂直方向に移動す
る時はそれらは一体的に移動する。32は図示しない駆
動機構によって駆動されて反時計回り方向に回動するジ
ョガーアーム、33は上下端をそれぞれジョガーアーム
32の先端間に張架されてビントレイ1上に収納された
用紙pの後端を叩いてビントレイ1の前縁に打ち当てて
紙揃えを行うジョガーワイヤーであり、上記駆動機構と
共に用紙揃え装置4を構成する。用紙処理装置100の
前段に接続される複写機200の下排紙ローラー36は
図7に示すように偏倚部Sに位置するビントレイ1の用
紙受け入れ側端縁に対向する位置に配設され、排紙モー
ター37に駆動されて、下従動ローラー39と共にガイ
ド板52,53,54に沿って搬送されてきたコピー用
紙pを上記ビントレイ1上に排出する(図4参照)。
【0009】以下、用紙処理装置の動作を説明する。図
示しない複写機200のプリントスタート釦が押下され
ると、用紙pに画像が記録された後、下排紙ローラー3
6、下従動ローラー39の搬送により用紙処理装置10
0に送り込まれる。一方、複写機200から用紙処理装
置100に所定のビントレイ1を選択する信号が送ら
れ、用紙処理装置100がその信号を受信すると、指定
のビントレイ1が偏倚部Sに位置するように垂直移動モ
ーター27が所定の回転数だけ正、または逆回転し、懸
架ワイヤー30を介してビントレイ1群を上下動させ
る。ビントレイ1群はそのスライドカム10aの前後端
縁に配設されたトラニオン13のカムトラック21に沿
った案内によって垂直方向に上下動する。例えば、指定
のビントレイ1が下側積装群1D内にあった場合を説明
すると、ビントレイ1群は第1および第2ビン駆動バー
17a,17bの第1および第2支持部材18a,18
bに担持されて所定距離懸架ワイヤー30に引き上げら
れる。ビントレイ1のトラニオン13が転動しつつカム
トラック21の偏倚部位21Sに達すると、用紙受け入
れ側に斜行する偏倚部位21Sによって垂直上方への上
昇が阻止され、偏倚部位21Sの斜行縁に沿って用紙受
け入れ側斜め上方に向かって移動する。ビントレイ1は
トラニオン13の上記動きに対応して、転動コロ溝11
内を転動する転動コロ31に支持されてその転動によっ
て用紙受け入れ側水平方向にスライドする。トラニオン
13が偏倚部位21S右上端に達すると、カムトラック
21の上垂直部位21Uに沿って垂直上方へ案内され
る。こうしてビントレイ1のトラニオン13が順次下垂
直部位21Dから上垂直部位21Uに移行し、それにつ
れてビントレイ1の偏倚部Sでの水平方向への移動が行
われる。やがて、指定のビントレイ1が偏倚部Sに達す
ると垂直移動モーター27が回転を停止し、用紙pの受
け入れ準備が完了する。この時、偏倚部Sより上側に位
置するビントレイ1の下流側端縁は上記偏倚動作によっ
て、偏倚部Sより下側に位置するビントレイ1の下流側
端縁より水平移動距離Hだけ上流側に移動しているの
で、偏倚部Sで用紙pの受け入れ状態にあるビントレイ
1の積載面上の状態が用紙処理装置100の下流側から
視認でき、例えば、コピー用紙の画像形成状態や堆積状
態が確認できる等の利点がある。このように本実施例に
おいては偏倚部Sでのビントレイ1の間隔の拡開動作
は、垂直移動装置3によるビントレイ1群の垂直移動に
伴ってトラニオン13がカムトラック21に案内される
ことによって生じるビントレイ1の水平移動のみによっ
ているので、このビントレイ1の偏倚動作によってもそ
の垂直位置は変化しない。即ち、ビントレイ1間の垂直
間隔Gは常に一定に保たれ、ビントレイ1間の支持部と
なるスライドカム10は互いに離間することがない。図
7に示すように、上記のビントレイ1の下側積装群1D
から上側積装群1Uへ移行する際の距離Hの水平移動に
よって、ビントレイ1間の間隔は上側積装群1Uまたは
下側積装群1D内における間隔GVに対して、偏倚部S
での間隔GSは上記のビントレイ1の水平移動距離とカ
ムトラック21の偏倚部位21Sの傾きに対応して拡大
する。前述のように、この位置のビントレイ1の用紙受
け入れ側端縁に対向して下排紙ローラー36が配設され
ており、用紙pが拡大されたビントレイ1間隔GSの間
に排出されて自重により後端揃えフェンス14に突き当
たって整合する。なお、偏倚部位21Sの傾斜角が小さ
いとビントレイ1の間隔GSは大きくなるが、トラニオ
ン13の下垂直部位21Dから上垂直部位21Uへの滑
らかな移行が困難になる。また、偏倚部位21Sの傾斜
角が大き過ぎると、偏倚部Sのビントレイ1の間隔GS
を十分採ることができないので、これらの兼ね合いを考
慮して適当な角度を設定すれば良い。
【0010】用紙pの後端が揃えられると、用紙揃え装
置4の駆動が開始され、ジョガーアーム32の反時計回
り方向の所定角度の揺動によって(矢印s)、ジョガー
ワイヤー33が挿通孔15内を水平方向に弧を描いて移
動し、ビントレイ1上に収納された用紙pの後端を叩い
て紙揃えを行う(図5参照)。この紙揃え動作によって
用紙pはビントレイ1の前縁に打ち当てられて前縁が揃
えられる。複写機200からの次の用紙pの排出動作に
伴って、用紙処理装置100に次のビントレイ1を指示
する信号が送られると、垂直移動モーター27が所定数
の回転数だけ回転し、第1および第2ビン駆動バー17
a、17bを引き上げて、下側積装群1Dの最上位にあ
ったビントレイ1を上側積装群1Uの最下位の位置まで
移動させる。この垂直移動装置3によるビントレイ1群
の引き上げ動作によって下側積装群1Dの最上位にあっ
たビントレイ1と、直下のビントレイ1の間に幅広間隔
GSが形成されると共に、下側積装群1Dの最上位にあ
ったビントレイ1と上側積装群1Uの最下位にあったビ
ントレイ1との間の間隔は幅狭のGVとなり、用紙pが
湾屈していた場合、あるいは既に一定量の用紙束Pを収
納済であった場合は用紙pが上側積装群1Uの最下位に
あったビントレイ1の裏面に押し当てられて圧延され
る。こうして、一連の垂直移動装置3によるビントレイ
1群の間歇引き上げ動作と、複写機200から排出され
る用紙pのビントレイ1上への収納動作によって、用紙
仕分け動作が完了した時、複写機200から引き続いて
用紙束Pの綴じ動作を実行する指令を受けた場合は、次
に述べる用紙綴じ装置5による用紙綴じ動作に移る。ま
ず、垂直移動モーター27を回転させて最上位にある用
紙束Pを積載したビントレイ1が上側積装群1Uの最下
位に位置するまでビントレイ1群を上または下方向に移
動させる。次に用紙移動ユニット6の銜え片34が用紙
移動モーター35に駆動されて上記ビントレイ1の切り
欠き部16に先端を開いた状態で侵入し、銜え片34の
先端を閉じて用紙束Pを銜持して用紙綴じ装置5の綴じ
位置まで引き出す。用紙束Pは銜え片34によって銜持
されたまま、用紙綴じ装置5により一端に綴じ処理が施
される。用紙束Pへの綴じ処理が終了すると、用紙移動
モーター35が逆回転し、用紙束Pを元の位置へ押し戻
す。上記用紙綴じ装置5および用紙移動ユニット6の構
成は従来例と変わるところがないので説明を省略する。
【0011】複写機200本体から送出されたコピー用
紙pの仕分け動作中に搬送路A、または搬送路Bで紙詰
まりを起こした時は、用紙揃え装置4が駆動され、ジョ
ガーワイヤー33が図5の矢印sの方向に移動して、各
ビントレイ1上に排出され揃えられた用紙束Pをその側
端で保持する。その後、複写機200本体の操作パネル
上に表示された警告表示に従って、操作者が用紙処理装
置100を回動させて複写機200本体の接続状態から
解放させるが、その際、前述の動作によって、ビントレ
イ1が振動して、その上に積載されている揃え済みの用
紙束Pが捌けてしまうのを防止している。詰まり紙除去
作業が終了して、用紙処理装置100が複写機200本
体との接続状態に復帰すると、用紙揃え装置4の駆動も
解除され、用紙束Pを保持していたジョガーワイヤー3
3が初期位置に復帰する。詰まり紙除去作業時に用紙処
理装置100を回動移動させた際、振動により揃え済み
の用紙束Pが捌けてしまうのを防止する方法としては、
上述した本実施例の動作によらず、詰まり紙除去作業終
了後、用紙処理装置100を逆方向に回動させて複写機
200本体と接続させた時に、用紙揃え装置4を駆動さ
せ、各ビントレイ1上の用紙束Pを再度揃えさせるよう
にしても良い。本実施例の用紙処理装置100では、ビ
ントレイ1群の垂直移動装置として懸架ワイヤ30によ
る懸架方式を採用したが、もちろん他の移動装置による
ものであっても良いし、転動コロ31は必ずしも必要で
はなく、カムトラック10の上下面に形成した凹凸溝の
嵌合によるものであっても良い。また、転動コロ31は
球状のものを用いたが、もちろん円柱状のものでも良
い。さらに、ビントレイ1上に収納された用紙pの紙揃
えを行うジョガーワイヤは棒状のジョガーバーであって
も良い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、後処理装置本体側を画像形成装置側から分離
したときには搬送路が搬送ローラ対も含めて全て開放さ
れるので、操作者の手や衣服を汚すことなく、搬送路途
中で詰まったシートの除去作業を容易に行うことができ
ると共に、装置の小型化が図れる。請求項記載の発明
によれば、後処理装置本体側を画像形成装置から分離
した時、トレイ上のシートの一端をシート揃え手段で押
圧するようにしたから、トレイ上で整合されたシートが
分離時の振動で捌けてしまうのを防止することができ
る。請求項記載の発明によれば、後処理装置本体側を
画像形成装置から分離した後に再び結合させた時、
ート揃え手段によりトレイ上のシートを再び揃える動作
を行うようにしたので、分離時の振動で捌けてしまった
ビントレイ上のシートを整合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る用紙処理装置を回動させ
て複写機との結合を解除した状態を示す模式図である。
【図2】同じくその平面図である。
【図3】複写機と用紙処理装置を結合した時の搬送路近
傍を示す要部正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る用紙処理装置全体の斜視
図である。
【図5】用紙処理装置のビントレイ近傍の平面図であ
る。
【図6】用紙処理装置のビントレイの偏倚動作を示す説
明図である。
【図7】用紙処理装置の偏倚部を拡大して示した説明図
である。
【符号の説明】
1 ビントレイ 1a 集積トレイ 3 垂直移動装置 4 用紙寄せ装置 5 用紙綴じ装置 10 スライドカム 11 転動コロ溝 13 トラニオン 17 駆動バー 21 カムトラック 31 転動コロ 36 下排紙ローラー 41 上排紙ローラー 51 切換爪 52,53,54 ガイド板 100 用紙処理装置 200 複写機
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置と、この画像形成装置のシ
    ート排出口側に接続され、前記排出口から排出された前
    記シートを収納する集積トレイ及びビントレイを備え、
    前記画像形成装置に取り付けられた後処理装置とによっ
    て構成される画像形成処理装置において、 前記画像形成装置の排出口から前記集積トレイヘの排紙
    口及び前記ビントレイヘの排紙口まで搬送する搬送ロー
    ラ対と搬送路とからなる搬送手段を備え、 前記後処理装置は前記搬送路を境に後処理装置本体側と
    画像形成装置側とに分離可能であって、前記後処理装置
    が分離されたとき、前記搬送路を形成する画像形成装置
    側の第1のガイド板と後処理装置本体側の第2のガイド
    板とが離間するとともに、対となる搬送ローラも離間
    し、前記搬送路が全て開放されること、 を特徴とする画像形成処理装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置と、この画像形成装置のシ
    ート排出口側に接続され、前記排出口から排出された前
    記シートを収納する集積トレイ及びビントレイを備え、
    前記画像形成装置に取り付けられた後処理装置とによっ
    て構成される画像形成処理装置において、 前記画像形成装置の排出口から前記集積トレイヘの排紙
    口及び前記ビントレイヘの排紙口まで搬送する搬送ロー
    ラ対と搬送路とからなる搬送手段を備えるとともに前記
    後処理装置にはシート排出後、シート揃えを行うシート
    揃え手段が設けられ、 前記後処理装置は前記搬送路を境に後処理装置本体側と
    画像形成装置側とに分離可能であって、前記後処理装置
    が分離されたとき、前記シート揃え手段はシートを押圧
    して保持することを特徴とする画像形成処理装置.
  3. 【請求項3】 画像形成装置と、この画像形成装置のシ
    ート排出口側に接続され、前記排出口から排出された前
    記シートを収納する集積トレイ及びビントレイを備え、
    前記画像形成装置に取り付けられた後処理装置とによっ
    て構成される画像形成処理装置において、 前記画像形成装置の排出口から前記集積トレイヘの排紙
    口及び前記ビントレイヘの排紙口まで搬送する搬送ロー
    ラ対と搬送路とからなる搬送手段を備えるとともに前記
    後処理装置にはシート排出後、シート揃えを行うシート
    揃え手段が設けられ、 前記後処理装置は前記搬送路を境に後処理装置本体側と
    画像形成装置側とに分離可能であって、前記シート揃え
    手段は、前記後処理装置本体側が前記画像形成装置側か
    ら分離され、再度接続されたときは、揃え動作を行うこ
    とを特徴とする画像形成処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10361802B1 (en) 1999-02-01 2019-07-23 Blanding Hovenweep, Llc Adaptive pattern recognition based control system and method

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