JP3137551B2 - 表示装置及び表示素子ユニット - Google Patents

表示装置及び表示素子ユニット

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JP3137551B2
JP3137551B2 JP5679395A JP5679395A JP3137551B2 JP 3137551 B2 JP3137551 B2 JP 3137551B2 JP 5679395 A JP5679395 A JP 5679395A JP 5679395 A JP5679395 A JP 5679395A JP 3137551 B2 JP3137551 B2 JP 3137551B2
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    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLED(発光ダイオー
ド)を用いた表示装置に関し、LEDで表示素子ユニッ
トを構成し、この表示素子ユニットを複数個用いて所要
パターンの表示を行う表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置、例えば道路標識では、
夜間における視認性を高めるために発光光源として電球
を用いたものが提案されており、表示する表示パターン
を光透過性素材で形成するとともに、その背後に電球を
配設し、電球光により表示パターンを照明することで表
示パターンの表示を行っている。しかしながら、この表
示装置では、電球を点灯させるための消費電力が大きい
ために電源に商用電源やバッテリが必要とされ、電源設
備が複雑かつ大型化するという問題がある。また、電球
の寿命が短いために電球交換のメンテナンスが面倒にな
るという問題がある。
【0003】そこで、近年では光源にLEDを用いたも
のが提案されている。このLEDを用いた表示装置で
は、点光源としての多数個のLEDを表示パターンに沿
って平面状に面配列した上でこれらのLEDを点灯する
ことで、点光源を集合させた面光源として機能させ、こ
れにより所要面積の表示パターンの表示を行っている。
この場合、LEDはLED素子チップを回路基板に配列
したハイブリッド構成のもの、或いは各LED素子チッ
プを個別に樹脂封止したディスクリート構成のもの等が
用いられる。後者の場合には、更に複数個のディスクリ
ートLEDをユニット化したものも提案されている。例
えば、実開昭64−34682号公報、実開平2−29
081号公報、実開平2−38700号公報。このよう
に、LEDを光源として利用することで、消費電力を低
減し、かつ電球に比較して寿命が長いためにメンテナン
スフリーになるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、LEDを
表示パターンに沿って配列した構成の表示装置では、電
球に比較して利点があるものの、LEDが点灯した際の
発光面積が小さいために、大型の表示装置を構成するべ
く表示パターンの面積を大きくしたときには、この表示
パターンの全域にLEDを配設する必要があるため、多
数個のLEDが必要となる。この結果、電球よりも多数
個のLEDが必要とされて表示装置全体としてコスト高
になるとともに、このLEDの数の増加によって前記し
た消費電力の削減効果が低下され、ランニングコストの
低減にも限界が生じるという問題がある。この場合、L
EDの数を低減しようとすると、必然的に隣接するLE
Dの間隔が大きくなるために、LDEの中間部で光量が
低下され、不均一な明るさの表示となり、表示パターン
の見栄えが低下されることになる。
【0005】また、近年では表示内容としての表示パタ
ーンを変更することが要求される場合があり、例えば、
道路工事を表示するための標識では、工事個所の変更に
伴って表示パターンを変更する必要がある。この場合、
表示装置全体を変更することは、種々の工事形態に対応
する多数種類の表示装置を用意する必要があり、経済的
に有効ではない。そこで、前記した従来のLEDを用い
た表示装置では、例えばLEDをマトリクス状、或いは
変更すの表示パターンに共通するパターン形状に平面配
置した上で、LEDを選択的に発光させることで任意の
表示パターンを表示することが行われている(例えば、
実開平1−71807号公報)。しかしながら、この場
合でも、個々のLEDは点光源として機能するものであ
るため、表示装置を大型化して表示パターンが大面積と
される場合には極めて多数個のLEDが必要とされ、前
記したような不具合が生じることになるという問題があ
る。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、表示面積の大きな表示
パターンを可及的に少ない数のLEDを用いて表示を行
うことを可能にした表示装置を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、表示パターンの変更を可能に
するとともに、その際に必要とされるLEDの数の増加
を防止した表示装置を提供する。更に、本発明の目的
は、少ない数のLEDを用いて所要の大きさの面積の光
源として表示装置に利用することが可能な表示素子ユニ
ットを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、
を反射する部材で所要の平面形状に形成された表示パタ
ーンを有し、前記表示パターンの輪郭または中心線に沿
って複数個の光源を配列し、これら光源を点灯させて発
光による表示を行う表示装置であって、前記光源はそれ
ぞれ細長い開口形状のユニットケース内にLEDが配設
され、かつLEDから発光された光を少なくとも前記ユ
ニットケースの長さ方向に拡散するレンズを有する表示
素子ユニットとして構成され、前記表示素子ユニットの
長さ方向を前記表示パターンの前記中心線の線方向に沿
って配置したことを特徴とする
【0008】例えば表示パターンに沿って線状の表示
溝を開設し、複数個の表示素子ユニットをこの表示溝に
沿って配列して表示パターンに取着する構成とされる。
また、表示装置の表示パネルとは別体に設けたアッシー
パネルに表示パターンを形成し、このアッシーパネルを
表示パネルに対して着脱可能に設けることも可能であ
る。更に、表示パターンを再帰反射シートで構成し、
表示素子ユニットの表面色と表示パターンの色とを同
一色とすることが好ましい。
【0009】一方、本発明の表示素子ユニットは、細長
い開口の矩形の筒状に形成された矩形筒部と、この矩形
筒部の一端部に設けられた支持フランジとを備えるユニ
ットケースと、このユニットケースの他端部内に内装支
持されるプリント基板に搭載される2個のLEDと、前
記ユニットケースの一端部内に内装支持されて前記LE
Dで発光された光をユニットケースの長さ方向及び幅方
向に拡散させるレンズとを備え、前記ユニットケースの
長さ方向に沿って前記各LEDが直列状態に配置され、
前記レンズは前記各LEDに光軸が一致されたかまぼこ
部分と、前記かまぼこ部分の表面に形成された断面が鋸
歯状の拡散溝とから構成されて前記各LEDの光を長さ
方向に拡光する拡光部と、この拡光部から射出される光
を長さ方向及び幅方向に拡散させる拡散部とで構成され
ることを特徴とする。また、ユニットケースに設けた支
持フランジはその一側部を狭い幅に形成し、他側部をテ
ーパ状をした広い幅に形成することが好ましい。
【0010】
【作用】少ない数のLEDで比較的に大きな面積での発
光が可能な表示素子ユニットを複数個配列することで、
LEDの数に比較して面積の大きな表示パターンの表示
を可能とし、表示装置のコスト削減及び消費電力の削減
が可能とされる。また、表示パターンを表示装置とは別
体のアッシーパネルに設けることで、表示装置に対して
表示パターンの交換が可能となり、種々の表示パターン
の変更が可能となる。更に、表示素子ユニットはLED
の光を長さ方向及び幅方向に拡散させることで、1個の
LEDで広い面積の照明が可能となり、少ない数のLE
Dで比較的に面積の大きな表示パターンによる表示を可
能とした表示装置の実現が可能となる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明にかかる表示素子ユニットを道路工
事標識に適用した第1実施例の正面図であり、道路の工
事状況に応じて走行車両を右車線または左車線に誘導す
るための標識装置を示している。また、図2はその標識
装置の主要部分を分解して示す概略斜視図である。これ
らの図において、標識装置1は、縦に長い矩形の枠体1
1を有しており、この枠体11の前面側に表示パネル1
2がボルト止めされ、裏面に裏面カバー13がボルト止
めされて薄い箱型に形成されている。前記枠体11は、
例えば断面が「コ」字状に形成されてその強度が高めら
れたアルミニウム等の金属材をボルトで結合して「目」
字状の枠として形成されており、表示パネル12は枠体
に対応して矩形をしたアルミニウム等の金属板で形成さ
れる。また、裏面カバー13は、ここでは3枚の金属板
13a〜13cで構成され、それぞれが枠体11に固定
される。そして、この標識装置は、支柱14により道路
の一側部に立設される。
【0012】前記表示パネル12には、表示パネルを板
厚方向に貫通させた表示溝12aを形成しており、この
表示溝12aによりその上半分には「右」字と「左」字
を重ねたパターンと、「へ」字のパターンとを形成して
いる。また、下半分には、右上向きの矢印と左上向きの
矢印のパターンを形成している。そして、図3に裏面カ
バー13の一部を除去した背面構造を示すように、表示
パネル12の裏面には、前記各表示溝12aに沿って複
数個の表示素子ユニット2を配列し、ネジ3により表示
パネル12に取着している。この表示素子ユニット2
は、詳細を後述するようにLEDを光源としており、各
ユニット2から引き出されたコード2 を表示パネル2
の裏面に沿って延設し、適宜にターミナル4で結線され
た上で前記枠体11の下部に取着された回路部5に電気
接続される。
【0013】この回路部5は、薄型の箱状をした回路ボ
ックス51を有しており、前記枠体11の下部にボルト
52等により固定され、内部には図示を省略するが前記
表示素子ユニット2を選択的に点灯或いは点滅させるた
めの制御回路が構成される。なお、この制御回路の回路
構成については一般に用いられている種々のスイッチン
グ回路で構成されるため、詳細な説明は省略する。ま
た、この回路部5からはコネクタを有するコード53が
引き出されており、前記支柱14の下部に支持された電
池ボックス6に電気接続される。この電池ボックス6内
には電源として乾電池が収納されている。
【0014】図4は前記表示素子ユニットの一例の外観
図であり、図5はその部分分解斜視図、図6(a)及び
(b)は図4のAA線、BB線に沿う拡大断面図であ
る。表示素子ユニット2は樹脂成形されたユニットケー
ス21に組み立てられており、ユニットケース21は前
記表示パネルの溝に略等しい幅で、所要の長さをした細
長い有底の矩形筒として形成されており、このユニット
ケース21の図示上側の一端部には一側部が細幅で他側
部に向けてテーパ状に幅寸法が増大された平面形状が翼
状をした支持フランジ211が一体に形成されている。
そして、この支持フランジ211の裏面の他側部寄りの
位置にはボス212が一体に形成され、このボス212
には支持フランジ211の表面側から盲構造のネジ穴2
13が形成されている。
【0015】前記ユニットケース21の一端部には矩形
開口縁の外側に沿って凹溝214が形成され、かつこの
凹溝214の複数個所には後述するように接着剤を凹溝
214内に注入するための注入凹部215が形成されて
いる。また、ユニットケース21の開口縁の長手方向に
沿って内側の壁部を削成することで内側段部216が形
成されている。更に、前記ユニットケース21の図示下
側の他端部には、矩形開口縁の外側面及び内側面を削成
し、これらにより開口縁に沿って外側段部217と内側
段部218をそれぞれ形成している。また、この他端部
の一部にはコード2 を引き出すためのコード挿通切欠
き219が形成される。また、ユニットケース21の内
底部22にはLEDを挿通させるために2個のLED挿
通穴221が貫通され、かつ内底部の裏面の中央部には
ボス222が一体形成され、このボス222にネジ穴2
23が開設されている。
【0016】また、前記ユニットケース21に内挿可能
な矩形をしたプリント基板23を有しており、このプリ
ント基板23には2個のLED231を搭載して所要の
電気接続を行っており、かつ給電用のコード232が引
き出されている。そして、このプリント基板23は前記
ユニットケース21の内底部22の裏面側に配置され、
その周縁が前記内側段部218に当接されて位置決めさ
れ、かつ搭載したLED231を前記内底部22のLE
D挿通穴221に挿通させた状態で、ネジ穴223に螺
合されるネジ233によりユニットケース21に固定さ
れる。また、前記コード232はユニットケース21の
コード挿通切欠き219からケース外に引き出される。
そして、その裏面側から矩形の浅皿状をした樹脂製の裏
面キャップ24が被せられ、前記ユニットケース21の
外側段部217に係合させた状態で接着剤によりユニッ
トケース21の他端部に取着され、その他端部側を封止
している。
【0017】また、前記ユニットケース21の一端部に
はレンズ25が内装される。このレンズ25は、かまぼ
こ型をした2個の拡光部251と、板状の拡散部252
とを透明樹脂により一体成形した構成とされており、拡
散部252の両側部を拡光部251よりも両側に突出さ
せることで、この突出部分を前記ユニットケース21の
内側段部216に係止させてユニットケース21に保持
させることができる。前記拡光部251は、前記2個の
LED231にそれぞれ光軸が一致される2つのかまぼ
こ型部分を下方に向け、かつ互いに並列状態に一体化さ
れた構成とされ、その凸状の表面には断面が鋸歯状をし
て幅方向に伸びる複数本の拡光溝253をレンズの長さ
方向に並んで形成している。この拡光溝253は光の拡
光機能を助長するものであり、この拡光溝253を前記
拡光部251の表面に設けることにより拡光部251の
下方に向けての厚さ、即ち下方に向けての突出長さを大
きくすることなく実質的な光の拡散角度を大きくする。
したがって、この拡光部251の厚さが小さくできる分
だけLED231と拡光部251との間の間隔寸法が低
減でき、これによりユニット2の小型化が図られる。一
方、拡散部252はその表面に断面形状がV字型をした
拡散溝254を縦横の枡目状に形成した構成とされてお
り、この拡散溝254のV字面において拡散部252を
透過される光をレンズ25の長さ方向及び幅方向に拡散
させる。
【0018】更に、前記レンズ25の上側から前記ユニ
ットケース21の一端部に矩形の浅皿状をした表面キャ
ップ26が被せられ、その周縁部は前記ユニットケース
21の凹溝214内に挿入され、この凹溝214内に充
填された接着剤によりユニットケース21の一端部に固
定される。この表面キャップ26は透明樹脂を成形した
ものであり、前記裏面キャップ24と同じ規格で形成さ
れる。したがって、実際に表示素子ユニット2を構成す
る際には、表裏面の各キャップ24,26で共通部品を
利用することができ、これにより表示素子ユニット2を
構成する部品点数を削減することができる。また、接着
剤は注入凹部215から凹溝214内に充填しており、
その上で表面キャップ26の周縁部を凹溝214に挿入
させて接着を行うが、その際の余剰の接着剤は注入凹部
215に溜められるため、表面キャップ26の表面にま
で溢れてくることはない。この表面キャップ26によ
り、ユニットケース21の表面側は封止され、その防水
が図られる。また、この表面キャップ26はその表面高
さが前記支持フランジ211よりも突出されている。
【0019】したがって、この表示素子ユニット2にコ
ード232を通して給電すると、2個のLED231は
同時に点灯或いは点滅され、赤或いはアンバー色の光を
発光する。この発光された光は、図6に示されるよう
に、LED231の光軸に沿って所要の発光角度でレン
ズ25に到達し、レンズ25の拡光部251がかまぼこ
型でかつその表面に拡光溝253が形成されていること
によってレンズ25の長さ方向の略半分の領域にまで拡
光される。なお、レンズ25の幅方向は寸法が小さいた
め、LED231の発光角度内にレンズ25の前幅が含
まれることになり、この方向に光を拡光させるように拡
光部251を構成する必要はない。したがって、2個の
LED231からの各光は拡光部251によってそれぞ
れ光束がレンズ25の長手方向の略半分の領域に拡大さ
れる。そして、この拡大された光は拡散部252の拡散
溝254によって長さ方向及び幅方向に拡散されるた
め、レンズ25の全面からは略均一な光が照射されるこ
とになる。
【0020】このため、この表示素子ユニット2では、
2個のLED231を光源とするだけで、レンズ25の
表面、即ち表面キャップ26の表面の全体から均一な発
光が行われることになる。例えば、表面キャップ26の
長さを6cm、幅を1cmとすれば、この矩形領域を均
一に照明する素子ユニットとして構成されることにな
る。したがって、直径が5mm程度のLEDを2個用い
ることで、6平方cmの面積を均一に照明することがで
きることになり、おおよそで30倍程度の面積の照明が
可能となる。また、見方を変えれば、太さが1cmで長
さが6cmの線光源として構成することが可能となる。
【0021】この表示素子ユニットは、図7(a)及び
(b)に、図3のCC線、DD線の拡大断面図を示すよ
うに、ユニットケース21に一体に設けた支持フランジ
211を前記表示パネル12の裏面に当接させた状態
で、表示パネル12に設けた表示溝12aに表面キャッ
プ26を挿通させ、しかる上で表示パネル12の対応す
る個所に設けた挿通穴12bを利用して表示パネル12
の表面側から挿通されるネジ3をネジ穴213に螺合さ
せることで表示パネル12に取着される。このとき、両
面テープを利用して取着を行ってもよい。この場合、支
持フランジ211は他側部の形状がテーパ状の幅広に形
成されているため、支持フランジ211と表面パネル1
2との接触面積を大きくして安定した取着状態を確保す
ることができる。
【0022】また、表示パネル12に開設された前記表
示溝12aに前記表示素子ユニット2の表面キャップ2
6を内挿した状態で取着することで、表示素子ユニット
2を表示溝12aに対して幅方向に位置決めすることが
できる。また、前記各表示溝12aは、表示素子ユニッ
ト2の長さ寸法の整数倍の長さに形成されているため、
図1に示したように、各表示溝12aにはその整数倍に
対応する数の表示素子ユニット2が直列状態で取着され
ることになる。例えば、この実施例では、「へ」字を表
示するパターンは、表示素子ユニット2を2個直列配置
した表示溝と、4個直列配置した表示溝12aとで構成
される。したがって、各表示素子ユニット2のユニット
ケース21の側面が互いに当接されることで、長さ方向
の位置決めが行われる。
【0023】更に、このとき、複数個の表示素子ユニッ
ト2が表示パネル12の裏面において表紙溝12aに沿
って密集された状態で配置されるが、支持フランジ21
1はその幅を一側部では極力小さくし、他側部では支持
強度を高めるための幅広の部分をテーパ状に形成してい
るため、隣接する表示素子ユニット2の支持フランジ2
11が相互に干渉されることは少なくなる。このため、
表示パターンの表示溝の設計を容易なものにすることが
できる。特に、図3に示されたように、表示溝12aが
斜めに交差している部分ではこの支持フランジ211の
形状による相互干渉を回避する効果は高いものとなる。
【0024】なお、この実施例では、「右,左」と
「へ」を示す表示パターンの表示素子ユニットには、赤
色LEDを光源としたユニットを用いており、矢印の表
示パターンの表示素子ユニットには、アンバー色LED
を光源としてユニットを用いている。また、複数の表示
素子ユニット2をそれぞれ表示パネル12に取着した後
に、各ユニットから引き出されるコード232を表示パ
ネル12の裏面に這わせ、ターミナル4で結線した上で
コネクタ等を利用して前記回路部5に電気接続すること
は前記した通りである。
【0025】したがって、この標識装置1では、回路部
5において電池電力を供給する表示素子ユニットを選択
し、選択された表示素子ユニットを点灯或いは点滅させ
ることで、図8(a)のように、「右へ」の表示パター
ンと右向き矢印の表示パターンを点灯或いは点滅させる
ことができ、走行車両に対して車線を右方向に変更する
ように表示を行うことができる。また、表示素子ユニッ
トの選択を変更することで、図8(b)のように「左
へ」と左向き矢印の表示パターンを点灯或いは点滅させ
る表示を行うことも可能である。
【0026】そして、この表示に際しては、各表示素子
ユニット2では単に2個のLED231を光源としてい
るのにもかかわらず、各LED231からの光をレンズ
25の作用により長さ方向に拡光し、かつ長さ方向及び
幅方向に拡散させ、レンズ25の表面の全域にわたって
略均一に照明し、細長い矩形、若しくは太い線状に発光
する光源として機能させることが可能となる。このた
め、表示パネル12の正面側から見たときには前記表示
溝12aに沿って線状に発光されることになり、表示溝
12aにより構成される表示パターンに沿って線状に表
示を行うことが可能となる。これにより、表示を行うた
めの表示パターンの長さ寸法に比較して使用するLED
の個数を格段に低減することができ、コストの削減を図
るとともに、消費電力を低減できる。このため、電源に
乾電池を使用しても長時間の表示を行うことができ、電
源設備の簡略化を図る上でも有効となる。
【0027】なお、前記した第1実施例は、車線を右ま
たは左に変更させるための表示を行う例であるが、他の
表示を行う場合でも同様に適用することができる。ま
た、表示を固定的に行う表示装置として構成することが
できることは言うまでもない。
【0028】図9は本発明の第2実施例の正面図であ
り、この実施例は前記第1の実施例の表示素子ユニット
を用いて本発明を道路標識に適用した例であり、車線変
更を表示する標識として構成した例である。図10にそ
の概略構成の部分分解斜視図を示すように、この標識装
置1Aは、断面形状が「コ」字型をしたアルミニウム等
の金属材をボルト等により枠状に形成した枠体71と、
この枠体71の表面側にボルト等により固定したアルミ
ニウム等の板材からなる表面パネル72とを備えてい
る。そして、表面パネル72には、複数個の窓72aを
開設し、この窓72aにそれぞれ表示アッシー8を着脱
可能に構成する。また、前記表面パネル72の前記窓7
2aに臨む領域の必要個所には、例えば蛍光塗料や蛍光
テープ等をデザイン化した表示シート73を形成してい
る。この例では、白色の蛍光テープにより道路の走行区
分線を表示するためのものとして表示シート73を構成
している。
【0029】前記表示アッシー8は表面パネル72に取
着された状態では、各表示アッシー8に接続されている
コード86は表面パネル72の裏面に這わせられ、コー
ド86に接続されたコネクタ87の嵌合により前記実施
例と同様な構成の回路部9に電気接続されている。この
回路部9は回路ボックス91内に組み込まれており、コ
ード92等を介して図外の電池ボックスに電気接続され
ることも前記実施例と同じである。また、標識装置1A
は支柱10により道路の側部に立設される。
【0030】前記表示アッシー8は、ここでは自動車の
走行方向を示す線及び矢印のパターンと、走行できない
車線を示す「X」字のパターンとで構成され、各パター
ンはそれぞれ独立した表示アッシーとして構成されてい
る。これらの表示アッシー8は、表面パネル72の上側
の左右に配置される2個の表示アッシー8a,8bと、
中央に配置される1個の表示アッシー8cと、下側の左
右に配置される2個の表示アッシー8d,8eとで構成
されている。これらの表示アッシー8の基本構成は全て
同じであり、ここでは矢印を表示する表示アッシー8b
を代表して説明する。図11(a)及び(b)にその正
面図と背面図を示すように、表示アッシー8bは、前記
表面パネル72の窓72aよりも若干縦横寸法の大きな
アルミニウム等の金属板からなるアッシーパネル81で
構成され、このアッシーパネル81の表面にはアンバー
色をした蛍光塗料を塗布して矢印型の表示パターン82
を描いている。そして、この表示パターン82内にはア
ッシーパネル81を板厚方向に貫通する表示溝81aを
開設し、これらの表示溝81aで前記表示パターン82
の中心線としての矢印型を構成するようにしている。
【0031】この表示溝81aは前記第1実施例におい
て表示パネル12に開設した表示溝12aと同じ構成で
あり、かつこの表示溝81aに対しては、前記第1実施
例のものと同一構成の複数個の表示素子ユニット2を配
設し、アッシーパネル81の裏面側にネジ3により固定
している。この表示素子ユニット2は、前記第1実施例
において詳細な説明を行っているので、ここではその説
明は省略する。
【0032】そして、このアッシーパネル81を前記表
面パネル72に取着するために、表面パネル72の各窓
72aの上下縁部を表面側に向けてL字状又は逆L字状
に曲げ起こした上下の各係止片74を一体に設け、これ
ら上下の係止片74にそれぞれアッシーパネル81の上
下縁が係止されるようにしてアッシーパネル81を掛装
する。また、アッシーパネル81の上縁の左右2個所に
は回転プラグ83を配設し、表面パネル72の各窓72
aの上部左右に設けたプラグ穴72bに係合させること
で、アッシーパネル81を表面パネル72に固定させて
いる。この回転プラグ83は、既に広く知られているも
のであり、アッシーパネル81の表面側に突出されてい
る摘みを掴んで回転させることで、アッシーパネル81
の裏面側に突出されている先端部に設けた係合部83a
が表面パネル72のプラグ穴72bを挿通され、表面パ
ネル72の裏面側においてプラグ穴72bの周縁部に係
合し、これによりワンタッチ操作でアッシーパネル81
を表面パネル72に密接状態に取着し、或いは離脱させ
ることができる。
【0033】なお、図9に示されるように、前記表示ア
ッシー8のうち、中央の表示アッシー8cでは、表面パ
ネル72に形成した走行区分線73に連続される走行区
分線84を白色の塗料で描いてある。また、前記表示ア
ッシー8b,8eで表示する矢印のパターンはアンバー
色のLEDを用いた表示素子ユニットを取着し、表示ア
ッシー8aで表示する「X」字パターンは赤色のLED
を用いた表示素子ユニットを取着している。また、表示
アッシー8のアッシーパネル81の裏面には、図11
(b)に破線で示すように、裏面カバー85をリベット
やネジ等により取着し、前記表示素子ユニット2を封止
する。また、この裏面カバー85の一部からコード86
を引き出しており、このコード86の先端にコネクタ8
7を接続している。88は各表面素子ユニット2から引
き出されるコード232を結線するターミナルである。
【0034】この第2実施例では、図外の電源から各表
示アッシー8の表示素子ユニット2に電力が供給される
ことにより、各表示素子ユニット2では内装した2個の
LEDがそれぞれ点灯される。この2個のLEDの点灯
により、各表示素子ユニットではレンズの作用により表
面キャップの略全域にわたって均一な照明が行われるこ
とは前記した通りである。これにより、各表示アッシー
8では、表示溝81aに沿って線状の発光が行われ、表
示溝81aで構成される表示パターンの表示が行われ
る。したがって、標識装置1Aの全体では、5個の表示
アッシー8を全て点灯させることで、右車線への変更を
行う旨の表示が行われる。
【0035】一方、この表示を変更したい場合、例え
ば、図12のように、今度は左車線への変更を表示する
場合には、表示アッシー8cを同図の表示アッシー8f
に取り替え、表示アッシー8aと8b、8dと8eの位
置を交換する。表示アッシー8fは表示パターンが左右
対称に形成されている他は、表示アッシー8cと同じ構
成である。この場合には、各表示アッシー8のコード8
6に接続されているコネクタ87の嵌合を外した上で、
回転プラグ83を操作し、更に上下の係止片74の間か
らアッシーパネル81を外すことで、各表示アッシー8
を表面パネル72から離脱することができる。そして、
正しい表示アッシー8を表面パネル72の所定の窓72
aに位置した上で、今度は逆の手順で各表示アッシー8
を表面パネル72に取着し、それぞれのコード86に接
続されているコネクタ87を嵌合することでその交換が
終了される。この結果、今度は同図のように車線を左に
変更させるための表示装置として機能される。
【0036】この第2実施例の表示装置においても、各
表示アッシー8の表示パターン82を線状に発光させて
表示を行うために用いられる複数個の表示素子ユニット
2は、第1実施例において説明したように、それぞれ2
個のLEDを光源とした構成とされていながらも、各L
EDからの光をレンズの作用により幅方向と長さ方向に
拡散させ、レンズ表面の全域にわたって略均一に照明
し、細長い矩形、若しくは線状の光源として機能させる
ことが可能となる。これにより、表示パターンの長さに
比較して使用するLEDの個数を格段に低減することが
でき、コストの削減を図るとともに、消費電力を低減で
き、前記したように電源に乾電池を使用しても長時間の
表示を行うことができる。
【0037】また、この第2実施例では蛍光塗料や蛍光
テープにより表示パターン82を形成しておき、この表
示パターン82の略中央に表示溝81aを開設して表示
素子ユニット2により照明を行うため、この照明光によ
って表示パターン82の表面での反射を利用して表示パ
ターン82の面積全体を表示用に利用することができ
る。このため、表示素子ユニット2のレンズ面のみなら
ず、表示パターン82の表面を含めた全体を発光させた
状態での表示を行うことができ、少ない数のLEDによ
る表示面積の拡大効果を更に高めることが可能となる。
【0038】更に、この実施例では、表示アッシー8を
交換することにより、標識装置1A全体としては、所要
の表示パターンを構成して表示を行うことができるの
で、表示に際して無駄となる表示素子ユニット、即ちL
EDが存在することはなく、LEDの数を第1実施例の
ものよりも低減することができる。また、この表示アッ
シーの交換に際しては、各表示アッシー8が独立した状
態で表面パネル72に対して着脱できるので、交換作業
を極めて簡単に行うことができる。
【0039】なお、この第2実施例においても車線を右
または左に変更させるための表示を行う例を示したが、
他の表示を行う場合でも同様に適用することができる。
特に、この第2実施例は種々の表示アッシーを用意して
おけば、これらの組み合わせを変更することで極めて多
種類の表示を行うことが可能となる。
【0040】図13は第2実施例の変形例を示す正面図
であり、図12に対応する図である。なお、図12と同
一部分には同一符号を付してある。この実施例では、表
示パターン82Aとして積極的に光を反射する再帰反射
シートを用いた例を示しており、この再帰反射シートを
アッシーパネル81の表面に一体的に設けている。な
お、この例では道路の車線区分を示す表示パネルは設け
てはいない。また、ここではアッシーパネル81はその
四隅を回転プラグ83により表面パネル72に着脱可能
に設けている。
【0041】前記再帰反射シート82Aは、図14に断
面構造を示すように、光透過性のベースフィルム101
の表面に多数個の微小なガラスビーズ102を平面配置
して固着し、かつベースフィルム101と一体に平面形
状が例えばハニカム状となるように隔壁101aを設
け、この隔壁101aの表面に光透過性のオーバフィル
ム103を貼り付けたものである。また、前記ベースフ
ィルム101の裏面にはアルミニウム膜104を蒸着等
により形成している。そして、この再帰反射シートを矢
印やX等のような所要のパターンに形成した後、アルミ
ニウム膜104の裏面側を接着剤105により前記アッ
シーパネル81の表面に貼り付けている。
【0042】この再帰反射シートでは、同図のように、
表面側のオーバフィルム103に照射された光は、オー
バーフィルム104を透過した後、ガラスビーズ102
により反射され、オーバフィルム103を逆方向に透過
して反射される。また、このとき、光の一部はアルミニ
ウム膜104によっても反射される。これにより、図1
5に示すように、表示装置として構成されたときには、
表示パターン82Aからは光の照射方向に向けて高い反
射率で光を反射することができる。したがって、前記第
2実施例の蛍光塗料を塗布した表示パターンよりも車両
の運転者に対する着目性を高めることが可能となる。
【0043】なお、この実施例のように、表示パターン
82Aとして再帰反射シートを用いることで、図15の
ように表示素子ユニット2の表面を表面パターン82A
よりも幾分突出させた状態に設けることで、表示素子ユ
ニット2から発光されてレンズの側面から射出される光
を表示パターン82Aにより反射させることも可能とな
り、表示素子ユニット2による発光幅を実質的に増大し
て表示機能を高めることも可能となる。特に、表示素子
ユニット2を表示パターン82Aの中心線に沿って配設
することで、表示素子ユニット2の幅方向の発光幅を拡
げ、表示パターン82Aの略全面を照明して表示するこ
とが可能となる。
【0044】また、前記ベースフィルム101とオーバ
フィルム103は赤色やアンバー色等、共通の色に着色
されたものを用いれば、表示パターン82Aの外観色を
その色に設定することが可能となる。また、図示は省略
するが、表示素子ユニットのレンズ或いは表面キャップ
を表示パターンを構成する再帰反射シートと同一色に構
成すれば、表示装置を離れて見たときに表示素子ユニッ
トと表示パターンとが一体化的に見えるようになり、特
に昼間時における表示効果を高めることも可能となる。
【0045】また、この実施例では、表示素子ユニット
2のユニットケース21に設けた支持フランジ211を
アッシーパネル81の裏面に接着剤により接着してい
る。このため、アッシーパネル81に多数個のネジ穴を
設ける必要がなく、取付用のネジがアッシーパネルの表
面に露呈することがなくなり、外観上の見栄えを改善す
る。しかも、比較的に高価な皿ネジを用いる必要もな
く、コスト削減の点で有利となる。
【0046】この変形実施例の技術を前記第1実施例に
適用すれば、図16に示すような表示装置が構成でき
る。この場合には、「左」「→」のアッシーパネルを交
換可能とすれば、「右へ→」の表示が可能となる。な
お、同図においては、第1及び第2実施例の各部と等価
な部分に同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0047】ここで、前記各実施例では、標識装置を枠
体と標識パネルとで構成しているが、アルミニウム板を
曲げ加工して薄い浅皿状に形成し、その開口側に他のア
ルミニウム板を接着、或いはネジ止めにより固定するこ
とで同様な薄型の箱状に形成してもよい。このようにす
れば、標識装置の軽量化が可能となる。
【0048】また、前記第1実施例及び第2実施例のい
ずれも本発明を道路標識に適用した例であるが、広告表
示装置やその他の用途の表示装置として広く利用するこ
とが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表示装置
は、光を反射する部材で所要の平面形状に形成された表
示パターンを有し、当該表示パターンの輪郭または中心
に沿って配列する複数個の光源として、それぞれ細長
い開口形状のユニットケース内にLEDが配設され、か
つLEDから発光された光を少なくとも前記ケースの長
さ方向に拡散するレンズを有する表示素子ユニットを用
いており、さらに前記表示素子ユニットの長さ方向を前
記表示パターンの前記中心線の線方向に沿って配置して
いるので、表示素子ユニットにより少ない数のLEDで
比較的に大きな面積での発光が可能とされ、これにより
LEDの数に比較して面積の大きな表示パターンの表示
を可能とし、表示装置のコストの削減が実現できるとと
もに、消費電力の削減が実現でできる効果がある。
【0050】また、表示パターンを変更すべく、共通す
る表示パターンに沿って光源を配設し、これらを選択的
に点灯する構成とした場合でも、表示素子パターンを利
用することで総体的なLEDの数を低減し、コスト削減
及び消費電力削減を実現することができる。
【0051】更に、表示装置の表示パネルとは別体に設
けたアッシーパネルに表示パターンを形成し、このアッ
シーパネルを表示パネルに対して着脱可能に設けること
で表示パターンの交換が可能となり、種々の表示パター
ンの変更が可能となり、かつこの際にも少ない数のLE
Dにより表示変更可能な表示装置が実現できる。
【0052】また、表示パターンに再帰反射シートを用
いることで、表示パターンにおける反射光の光量を増大
させて表示効果を高めることが可能となる。特に、表示
パターンの中心線に沿って表示素子ユニットを配設する
ことで、表示素子ユニットからの光を有効に表示パター
ンで反射させ、表示パターンの全面を有効に利用しての
表示が可能となる。
【0053】更に、表示素子ユニットの表面の色と表示
パターンの色とを一致させることで、両者が一体化され
た外観となり、昼間時における表示装置の見栄えを改善
することも可能となる。
【0054】また、本発明の表示素子ユニットは、細長
い開口の矩形の筒状に形成された矩形筒部と、この矩形
筒部の一端部に設けられた支持フランジとでユニットケ
ースを構成し、ユニットケースの他端部内に内装支持さ
れるプリント基板に2個のLEDを搭載し、かつユニッ
トケースの一端部内にLEDで発光された光をユニット
ケースの長さ方向及び幅方向に拡散させるレンズを内装
、前記ユニットケースの長さ方向に沿って前記各LE
Dが直列状態に配置され、前記レンズは前記各LEDに
光軸が一致されたかまぼこ部分と、前記かまぼこ部分の
表面に形成された断面が鋸歯状の拡散溝とから構成され
て前記各LEDの光を長さ方向に拡光する拡光部と、こ
の拡光部から射出される光を長さ方向及び幅方向に拡散
させる拡散部とで構成しているので、レンズによりLE
Dの光を長さ方向及び幅方向に拡散させ、2個のLED
で広い面積の照明が可能となり、少ない数のLEDで比
較的に面積の大きな表示パターンによる表示を可能とし
た表示装置の実現が可能となる。
【0055】更に、ユニットケースに設けられた支持フ
ランジは、その一側部を狭い幅に形成し、他側部をテー
パ状をした広い幅に形成しているので、隣接する表示素
子ユニット間で干渉が生じることなく、複数の表示素子
ユニットを表示パネルに対して配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を道路標識に適用した第1実施例の正面
図である。
【図2】図1の概略構成を示す部分分解斜視図である。
【図3】図1の一部を破断した背面図である。
【図4】表示素子ユニットの斜視図である。
【図5】表示素子ユニットの部分分解斜視図である。
【図6】図4のAA線、BB線に沿う拡大断面図であ
る。
【図7】図3のCC線、DD線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】表示パターンを変更した状態を示す正面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例の正面図である。
【図10】図9の概略構成を示す部分分解斜視図であ
る。
【図11】一部の表示アッシーの正面図と背面図であ
る。
【図12】第2実施例の表示パターンを変更した状態を
示す正面図である。
【図13】第2実施例の変形例の正面図である。
【図14】表示パネルとして用いる再帰反射シートの一
部の断面図である。
【図15】再帰反射シートにおける光の反射状態を示す
模式的な断面図である。
【図16】図13の技術を第1実施例に適用した例を示
す正面図である。
【符号の説明】
1,1A 標識装置 2 表示素子ユニット 3 ネジ 5 回路部 6 電池ボックス 8(8a〜8f) 表示アッシー 12 表示パネル 12a 表示溝 21 ユニットケース 23 プリント基板 25 レンズ 81 アッシーパネル 82,82A 表示パネル 211 支持フランジ 251 拡光部 252 拡散部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−144616(JP,U) 実開 昭63−114398(JP,U) 実開 平6−21083(JP,U) 実開 昭61−190586(JP,U) 実開 昭58−28885(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 13/04,13/16,13/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を反射する部材で所要の平面形状に形
    成された表示パターンを有し、前記表示パターンの輪郭
    または中心線に沿って複数個の光源を配列し、これら光
    源を点灯させて発光による表示を行う表示装置であっ
    、前記光源はそれぞれ細長い開口形状のユニットケー
    ス内にLED(発光ダイオード)が配設され、かつLE
    Dから発光された光を少なくとも前記ユニットケースの
    長さ方向に拡散するレンズを有する表示素子ユニットと
    して構成され、前記表示素子ユニットの長さ方向を前記
    表示パターンの前記中心線の線方向に沿って配置した
    とを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示パターンに沿って線状の表示溝
    を開設し、複数個の前記表示素子ユニットをこの表示溝
    に沿って配列して表示パネルに取着してなる請求項1
    の表示装置。
  3. 【請求項3】 表示装置の表示パネルとは別体に設けた
    アッシーパネルに前記表示パターンを形成し、このアッ
    シーパネルを前記表示パネルに対して着脱可能に設けて
    なる請求項1または2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示パターンを再帰反射シートで構
    成してなる請求項1ないし3のいずれか記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示素子ユニットの表面色と前記
    示パターンの色とを同一色としてなる請求項1ないし4
    のいずれか記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 細長い開口の矩形の筒状に形成された矩
    形筒部と、この矩形筒部の一端部に設けられた支持フラ
    ンジとを備えるユニットケースと、このユニットケース
    の他端部内に内装支持されるプリント基板に搭載される
    2個のLEDと、前記ユニットケースの一端部内に内装
    支持されて前記LEDで発光された光をユニットケース
    の長さ方向及び幅方向に拡散させるレンズとを備え、前
    記ユニットケースの長さ方向に沿って前記LEDが直列
    状態に配置され、前記レンズは前記各LEDにそれぞれ
    光軸が一致されたかまぼこ部分と、前記かまぼこ部分の
    表面に形成された断面が鋸歯状の拡散溝とから構成され
    て前記各LEDの光を長さ方向に拡光する拡光部と、こ
    の拡光部から射出される光を長さ方向及び幅方向に拡散
    させる拡散部とで構成されることを特徴とする表示素子
    ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ユニットケースに設けられた前記
    持フランジはその一側部を狭い幅に形成し、他側部をテ
    ーパ状をした広い幅に形成してなる請求項6記載の表示
    素子ユニット。
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