JP3137240U - 電磁調理用釜 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り返し使用可能で耐久性の高い電磁調理用釜を提供する。
【解決手段】釜本体2が、陶磁器から成り、ペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を焼成して成っている。釜本体2は、底部22の内面の上に第1漆層25aを有し、第1漆層25aの上に発熱層25bを有し、発熱層25bの上にシリコン樹脂層25cを有し、シリコン樹脂層25cの上に第2漆層26を有している。発熱層25bは、第1漆層25aの上に導電性の金属粉末を均一に撒いて形成される。金属粉末は、好ましくは鉄粉、銀粉、金粉の混合物から成る。第2漆層26は、シリコン樹脂層25cの上から釜本体2の内面全体に塗布され、シリコン樹脂層25cを挟んで発熱層25bを覆っている。蓋3が釜本体2の上で開口21を塞ぐ。
【選択図】図1

Description

本考案は、電磁調理用釜に関する。
従来の電磁調理用の容器として、陶器から成る容器の底部の表面に、金属銀粉末を含む銀ペーストを焼き付けて形成される薄層金属銀膜を設けたもの(例えば、特許文献1参照)や、非金属材料から成る容器本体の底部に、導電性金属を主体とする金属粉末を焼結して形成される発熱層を有するもの(例えば、特許文献2参照)がある。
特許第2653314号公報 特許第3871571号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の電磁調理用の容器では、電磁調理器で繰り返し使用するうちに、薄層金属銀膜や発熱層が外れやすくなるという課題があった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、繰り返し使用可能で耐久性の高い電磁調理用釜を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る電磁調理用釜は、陶磁器から成る釜本体の底部内面に導電性の金属粉末から成る発熱層を有し、前記釜本体の内面に前記発熱層を覆う漆層を有することを、特徴とする。
本考案に係る電磁調理用釜は、電磁誘導加熱調理器により導電性の金属粉末を含む発熱層を発熱させ、調理に使用することができる。釜本体の底部内面に発熱層を覆う漆層を有するので、漆は700℃程度の耐熱性を有することから、熱に対する安定性が高い。このため、繰り返し使用可能で耐久性が高い。漆層により、箸やヘラで釜本体や発熱層が傷つくのを防ぐことができ、見た目も良好である。
本考案に係る電磁調理用釜は、電磁誘導加熱調理器の上に載せて、例えば、炊飯釜としてお米を炊いたり、サツマイモをふかしたり、カレーやシチュー、煮物などを煮込んだりするのに使用することができる。導電性の金属粉末は、例えば、鉄粉、銀粉、金粉、アルミニウム粉などから成る。
本考案に係る電磁調理用釜で、前記釜本体はペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を焼成して成り、前記釜本体の底部内面の上に第1漆層を有し、前記第1漆層の上に前記発熱層を有し、前記発熱層の上にシリコン樹脂層を有し、前記シリコン樹脂層の上に第2漆層を有することが好ましい。この場合、ペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を焼成して釜本体を形成するため、急に加熱したり急冷したりしても、釜本体が割れにくい。第1漆層の上に発熱層を有するので、発熱層の金属粉末を第1漆層の上に定着させることができ、さらにシリコン樹脂層により発熱層の金属粉末を固定することができる。発熱層の金属粉末を均一に撒くことにより、釜全体を均一に加熱することができる。シリコン樹脂も700℃程度の耐熱性を有することから、熱に対する安定性が高い。このため、繰り返し使用可能で耐久性が高い。
本考案によれば、繰り返し使用可能で耐久性が高い電磁調理用釜を提供することができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態の電磁調理用釜を示している。
図1に示すように、電磁調理用釜1は、釜本体2と蓋3とを有している。
図1(a)に示すように、釜本体2は、陶磁器から成り、下に凸で水平断面が円形の形状を成し、上部に開口21を有している。釜本体2は、底部22が平坦形状を成し、開口21の周縁部に平坦な蓋載せ面23を有している。また、釜本体2は、開口21の周縁に沿って、外側に向かって伸びるフランジ24を有している。
図1(b)に示すように、釜本体2は、ペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を1200℃で焼成して成っている。釜本体2は、底部22の内面の上に第1漆層25aを有し、第1漆層25aの上に発熱層25bを有し、発熱層25bの上にシリコン樹脂層25cを有し、シリコン樹脂層25cの上に第2漆層26を有している。第1漆層25aは、底部22の内面の上に塗布して形成される。発熱層25bは、第1漆層25aの上に導電性の金属粉末を均一に撒いて形成される。金属粉末は、好ましくは鉄粉、銀粉、金粉の混合物から成る。シリコン樹脂層25cは、発熱層25bの上に塗布して形成される。第2漆層26は、シリコン樹脂層25cの上から釜本体2の内面全体に塗布され、シリコン樹脂層25cを挟んで発熱層25bを覆っている。釜本体2は、外面全体にも漆が塗布され、漆層27が形成されている。
蓋3は、釜本体2と同じペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を焼成して成っており、円盤状を成している。蓋3は、周縁部が下方に滑らかに曲げられており、中央部に上方に突出した持ち手31を有している。蓋3は、釜本体2の上で開口21を塞ぎ、周面32が釜本体2の蓋載せ面23にぴったりと合うようになっている。
なお、具体的な一例では、釜本体2は、炊飯用であり、その大きさは、2合用として、内部の深さが14cm、半径が7cm、3合用として、内部の深さが15cm、半径が10cm、5合用として、内部の深さが18cm、半径が12cmである。釜本体2の厚さは約0.5cm、発熱層25bの厚さは約0.02cm、シリコン樹脂層25cの厚さは0.05cm、第1漆層25a、第2漆層26、漆層27の厚さはそれぞれ約0.03cmである。
次に、作用について説明する。
電磁調理用釜1は、電磁誘導加熱調理器により導電性の金属粉末から成る発熱層25bを発熱させることができ、調理に使用することができる。釜本体2の底部22の内面にシリコン樹脂層25cを挟んで発熱層25bを覆う第2漆層26を有するので、漆は700℃程度の耐熱性を有することから、熱に対する安定性が高い。また、第1漆層25aの上に発熱層25bを有するので、発熱層25bの金属粉末を第1漆層25aの上に定着させることができ、さらにシリコン樹脂層25cにより発熱層25bの金属粉末を固定することができる。
発熱層25bの金属粉末を均一に撒いてあるため、釜全体を均一に加熱することができる。第2漆層26のほか、第1漆層25a、漆層27およびシリコン樹脂層25cも700℃程度の耐熱性を有するため、熱に対する安定性が高く、繰り返し使用可能で耐久性が高い。ペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を焼成して釜本体2および蓋3を形成しているため、急に加熱したり急冷したりしても、釜本体2および蓋3が割れにくい。
内面全体に塗布された第2漆層26により、箸やヘラで釜本体2や発熱層25bが傷つくのを防ぐことができる。また、内面全体に第2漆層26を、外面全体に漆層27を塗布しているため、見た目も良い。電磁調理用釜1は、電磁誘導加熱調理器の上に載せて、例えば、炊飯釜としてお米を炊いたり、サツマイモをふかしたり、カレーやシチュー、煮物などを煮込んだりするのに使用することができる。
本考案の実施の形態の電磁調理用釜を示す(a)縦断面図、(b)底部の拡大断面図である。
符号の説明
1 電磁調理用釜
2 釜本体
3 蓋
21 開口
22 底部
23 蓋載せ面
24 フランジ
25a 第1漆層
25b 発熱層
25c シリコン樹脂層
26 第2漆層
27 漆層
31 持ち手
32 周面

Claims (2)

  1. 陶磁器から成る釜本体の底部内面に導電性の金属粉末から成る発熱層を有し、前記釜本体の内面に前記発熱層を覆う漆層を有することを、特徴とする電磁調理用釜。
  2. 前記釜本体はペタライトと粘土とを混合した陶磁器用材料を焼成して成り、
    前記釜本体の底部内面の上に第1漆層を有し、前記第1漆層の上に前記発熱層を有し、前記発熱層の上にシリコン樹脂層を有し、前記シリコン樹脂層の上に第2漆層を有することを、
    特徴とする請求項1記載の電磁調理用釜。
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