JP3137081B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
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Description
タに関するものである。
7に示されるように、交叉指状電極IDTとその両側に
配置された反射器GRで構成される。
ポート型弾性表面波(SAW)共振子の交叉指状電極I
DTのla、lbにそれぞれ接続され、この場合の伝送
特性は図8に示したように損失が最小となる共振点fr
と損失が最大となる***振点faを各1個持ち共振点f
rと***振点faの周波数差Δf1(=fa−fr)は
使用する圧電基板によりほとんど一義的に決まる。
性の減衰帯域Δf2の幅は、交叉指状電極IDTの対数
と交叉幅に依存し、減衰帯域Δf2を広げるためには対
数を減らすかまたは交叉幅を狭くする必要がある。
叉幅を狭くすると、損失が最小となる共振点fr付近の
損失の小さい周波数領域(通過帯域)Δf3が狭くな
る。更に伝送特性の共振点fr付近にスプリアスが発生
する問題がある。
列と直列に多段接続したラダー型フィルタ(図10に構
成例を示す)においては周波数領域Δf3がフィルタの
通過帯域、周波数領域Δf2が減衰帯域として利用され
る。このラダー型フィルタでは、通過帯域Δf3が広帯
域でありながら、減衰帯域Δf2もまた広帯域であるこ
とが必要である。
は、ある特定の周波数の信号を取り除くノッチ用フィル
タとしても利用される。この場合には、減衰帯域Δf2
がノッチの幅となるので、減衰帯域Δf2は当然幅が広
いことが望まれる。
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記要望を達成することを可能とした新規な弾性表
面波フィルタを提供することにある。
に、本発明に係る弾性表面波フィルタは、交叉指状電極
と、該交叉指状電極の両側にそれぞれ配設された第1の
反射器と、該各第1の反射器の前記交叉指状電極とは反
対側にそれぞれ配設された第2の反射器とを具備するこ
とを特徴としている。
反射器電極間の間隔は等しいことを特徴としている。
第2の反射器の反射器電極間隔は異なることを特徴とし
ている。
間隔を0.4〜0.5λの範囲内に設定している。
間隔を0.3〜0.4λの範囲内に設定している。
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
一実施の形態を示す概略構成図(正面図)である。
AW)共振子の構造は、従来技術の欄で図7に示したよ
うに、圧電基板上にAl薄膜などにより形成された交叉
指状電極IDTとその両側に反射器GRを配置する構造
となっている。
電極IDTの両側に反射器GR1が配置されている。そ
してさらに、反射器GR1の外側に反射器GR2が配置
されている。
器電極がお互いに間隔Pの等間隔で並べられて配設され
ている。反射器GR2も、反射器GR1と同様に、その
構成要素である反射器電極がお互いに間隔Pの等間隔で
並べられて配設されている。反射器GR1の等間隔Pは
反射器GR2の等間隔Pと異なっていてもよい。例え
ば、反射器GR1の等間隔PはP1で、反射器GR2の
等間隔PはP2であってもよいし、またその逆でも成立
する。
Tと反射器GR1との間隔が0.4λ〜0.5λ、反射
器GR1と反射器GR2との間隔が0.3λ〜0.4λ
にするように調整されたことを特徴としている。
期の波長を表す。
一実施の形態の動作について説明する。
共振子に入力された信号は、交叉指状電極(IDT)で
弾性表面波(SAW)に変換され交叉指状電極(ID
T)の両側に設けられた反射器(GR)に入射する。1
本辺りの反射率が高々数%程度の電極群で構成されてい
る反射器(GR)では、弾性表面波(SAW)をほぼ完
全に反射するように電極を数多く配置する。この結果、
反射器内に等価反射面が形成され、そのキャビティ内に
定在波が発生する。そして交叉指状電極(IDT)で定
在波を電気信号に変換して取り出す。
したように共振周波数(fr)と***振周波数(fa)
を各1個持ち、共振周波数差Δf1(=fa−fr)は
ほぼ使用する圧電基板により決まる。
振fsは、交叉指状電極IDTと反射器GRの間隔を適
当な値にすると発生する縦モードの高次共振スプリアス
であり、一般に副共振と呼ばれる。
子を直列と並列に多段接続したラダー型フィルタでは、
1ポート弾性表面波共振子の共振点fr付近を通過帯域
として***振点fa付近を減衰域として使用される。フ
ィルタの条件としては、当然通過帯域と減衰帯域が広い
ことが必要不可欠である。
よる伝送特性(図8参照)では減衰帯域は狭く、副共振
を利用した図9でも減衰帯域中央に不要波が存在するの
で、十分な伝送特性が得られなかった。
状電極IDTで発生した弾性表面波SAWは反射器GR
1で弾性表面波の30〜70%が反射するように反射器
GR1の本数を調整したものであり、残りの弾性表面波
SAWは反射器GR2でほぼ完全に反射するように反射
器GR2の本数を調整したものである。
間隔による副共振の発生について図面を参照して説明す
る。
を除去した場合の構成を示す正面図である。
面波共振子の構成で示すように、交叉指状電極IDTと
反射器GR1間の間隔を0.4λ〜0.5λにすること
によって、共振モードを調整し、図4の伝送特性のよう
に***振点faよりも若干高域側にfsを配置すること
が可能となる。この交叉指状電極IDTと反射器GR1
間の間隔を0.5λ以上にした場合にはfsは共振点f
r付近、または共振点frよりも低域側に移動し、逆に
0.4λ以下の場合にはfsは***振点faよりも大き
く離れて高域側に移動する。
W)共振子は、反射器GR1と反射器GR2間の間隔を
0.3λ〜0.4λに設定し、反射器GR1を無くした
場合の構成である。
6で示したようにfsを***振点faよりも若干低域側
に配置することが可能となる。この反射器GR1と反射
器GR2の間隔についても、0.4λ以上の場合にはf
sは***振点faよりも大きく離れて低域側に移動し、
0.3λ以下になるとfsは***振点faよりも高域側
に移動してしまい、faとfsの間のスプリアスのレベ
ルが問題となる。
に示すような減衰帯域Δf2の広い1ポート弾性表面波
共振子の伝送特性が得られる。
共振子を使用したラダー型フィルタではフィルタとして
減衰帯域の広い特性を実現することができる(図11を
参照)。
ると、上記実施の形態で述べた理由により1ポート型弾
性表面波共振子の減衰帯域が広がるので、これをフィル
タとして使用した場合には、減衰帯域の広い良好な伝送
特性が得られる。
に、交叉指状電極の両隣に等間隔Pで並設された反射器
GR1を設置し、そして反射器GR1の外側に等間隔P
で並んでいる反射器GR2を設け、更に交叉指状電極I
DTと反射器GR1との間隔を0.4λ〜0.5λと
し、反射器GR1と反射器GR2間の間隔を0.3λ〜
0.4λにすることによって、図2に示された伝送特性
例に見られる如く、***振点fa付近に2つの副共振点
(fs1、fs2)が発生させられる。
共振子の伝送特性は図2に示すように、通過帯域Δf3
を狭くすることなしに、減衰帯域Δf2を広帯域化する
ことができる。
W)共振子を利用したラダー型フィルタでは通過帯域が
広帯域でありながら、減衰帯域の広いフィルタを実現す
ることができる。
共振子を利用したノッチフィルタの場合にも広い範囲の
周波数信号を取り除くことができるノッチフィルタを実
現することができる。
(正面図)である。
性例を示す図である。
場合の構成を示す正面図である。
性例を示す図である。
場合の構成を示す正面図である。
性例を示す図である。
る。
例1を示す図である。
例2を示す図である。
したラダー型フィルタの特性例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 交叉指状電極と、該交叉指状電極の両側
にそれぞれ配設された第1の反射器と、該各第1の反射
器の前記交叉指状電極とは反対側にそれぞれ配設された
第2の反射器とを具備し、前記第1の反射器と前記第2
の反射器との間隔を0.3λ〜0.4λの範囲内に設定
したことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10185298A JP3137081B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10185298A JP3137081B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022491A JP2000022491A (ja) | 2000-01-21 |
JP3137081B2 true JP3137081B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=16168421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10185298A Expired - Fee Related JP3137081B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137081B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100713668B1 (ko) | 2005-03-28 | 2007-05-02 | 쿄세라 코포레이션 | 탄성표면파 공진자, 탄성표면파 필터 및 탄성표면파듀플렉서 및 통신장치 |
JP4734436B2 (ja) * | 2008-04-11 | 2011-07-27 | 日本電波工業株式会社 | デュプレクサ |
WO2018123882A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP10185298A patent/JP3137081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000022491A (ja) | 2000-01-21 |
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