JP3136549U - スロットマシーン - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触で制御可能なスロットマシーンを提供する。
【解決手段】実ドラム、実レバー及び実ボタンをそれぞれドラム画像36L,36C及び36R、レバー画像32並びに停止ボタン34L,34C及び34Rとして映像で提供し、それらの操作は、手の平を開いたり閉じたりすることにより、入力装置を赤外線フィルタの背後に配置されたイメージセンサに向けたり隠したりすることにより行う。
【選択図】図5
【解決手段】実ドラム、実レバー及び実ボタンをそれぞれドラム画像36L,36C及び36R、レバー画像32並びに停止ボタン34L,34C及び34Rとして映像で提供し、それらの操作は、手の平を開いたり閉じたりすることにより、入力装置を赤外線フィルタの背後に配置されたイメージセンサに向けたり隠したりすることにより行う。
【選択図】図5
Description
本考案は、表示装置に図柄を表示するスロットマシーン及びその関連技術に関する。
特許文献1には、コインゲーム装置が開示されている。このコインゲーム装置では、テレビジョンモニタに、3つのドラム画像が表示される。プレイヤが、コインを投入し、決定ボタンを押下すると、ドラム画像が回転する。そして、プレイヤが、ハンドルを操作して、ドラム画像を選択し、決定ボタンを押下すると、選択したドラム画像が停止する。このようにして、3つのドラム画像を停止させ、同じ図柄が3つ揃えば、投入したコインの枚数に応じた枚数のコインが払い出される。
以上のように、従来では、コインを入れることでドラム画像を回転し、決定ボタンを押すことでドラム画像を停止する。また、一般的なスロットマシーンでは、コインを投入し、レバーを引いて、ドラムを回転し、ボタンを押してドラムを停止する。
そこで、本考案の目的は、非接触で制御可能なスロットマシーン及びその関連技術を提供することである。
本考案の観点によれば、スロットマシーンは、プレイヤの手の平に装着される被写体と、前記被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した前記被写体の像に基づいて、前記被写体の動きを検出し、検出された前記被写体の動きに連動するカーソル、前記カーソルに基づいて操作される第1の***作オブジェクト及び第2の***作オブジェクト、並びに、前記第1の***作オブジェクト及び前記第2の***作オブジェクトに基づいて動きが制御される擬似回転画像を表示装置に表示するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記カーソルが前記第1の***作オブジェクトに重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、停止した前記擬似回転画像に変化を与え、前記カーソルが前記第2の***作オブジェクトに重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、変化中の前記擬似回転画像を停止し、停止した前記擬似回転画像に含まれる図柄に応じて、擬似的な褒賞の供与を行う。
この構成によれば、実ドラム、実レバー及び実ボタンをそれぞれ擬似回転画像、第1の***作オブジェクト及び第2の***作オブジェクト(以下、第1及び第2の***作オブジェクトを総称して「ターゲット」と呼ぶこともある。)として映像で提供し、それらの操作は、手の平を開いたり閉じたりすることにより、被写体を撮像手段に向けたり隠したりすることにより行うので、実ドラム、実レバー及び実ボタン並びにそれらを駆動する機構が不要になり、故障し難い、省スペース、簡易かつ低コストでスロットマシーンを構成できる。また、非接触で操作が可能なスロットマシーンを提供できる。
また、プレイヤは、手の平を開いた状態でカーソルを移動し、ターゲットに重ね、そして、手を握り締めて、被写体を隠すことにより、ターゲットを操作ないしは変化を与えることができる。従って、プレイヤは、あたかもターゲットを握るかのような操作によって入力を与えることができる。その結果、プレイヤにとって、手の運動にもなるし、また、リハビリテーションのために利用することもできる。
さらに、手の平を開いたり閉じたりするだけでスロットマシーンを駆動できるので、幼児、高齢者、及び身体の不自由な人などでも、簡易にスロットマシーンを楽しむことができる。
上記スロットマシーンにおいて、前記擬似回転画像は、各々独立して変化する複数の独立擬似回転画像を含み、前記第2の***作オブジェクトは、前記複数の独立擬似回転画像に対応する複数の***作部を含み、前記プロセッサは、前記カーソルが前記第1の***作オブジェクトに重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、停止した全ての前記独立擬似回転画像に変化を与え、前記カーソルが前記***作部に重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、当該***作部に対応する変化中の前記独立擬似回転画像を停止し、変化中の全ての前記独立擬似回転画像が停止した場合に、全ての前記独立擬似回転画像に含まれる図柄の順番及び組合せに応じて、擬似的な褒賞の供与を行う。
上記スロットマシーンにおいて、前記擬似的な褒賞は、擬似的なコインである。
上記スロットマシーンは、前記被写体に光を照射する発光手段をさらに備え、前記被写体は再帰反射部材を含む。
この構成によれば、再帰反射部材が照射された光を再帰反射するので、撮像画像によりはっきりと再帰反射部材の像が写り込み、再帰反射部材の検出が容易になる。
このスロットマシーンにおいて、前記発光手段は、点灯と消灯とを繰り返し、前記プロセッサは、前記発光手段の点灯時に前記撮像手段により得られた撮像画像と、前記発光手段の消灯時に前記撮像手段により得られた撮像画像と、の差分画像に基づいて、前記被写体の動きを検出する。
この構成によれば、点灯時及び消灯時の差分を求めるので、再帰反射部材からの反射光以外の光によるノイズを極力除去でき、精度良く再帰反射部材を検出できる。
このスロットマシーンにおいて、前記発光手段が発光する光は赤外光であり、前記撮像手段は赤外光にのみ応答する。
この構成によれば、発光手段は赤外光を発光し、撮像手段は赤外光にのみ応答する。このように、撮像手段は赤外光以外の光には応答せず、赤外光以外の光を含む移動光源および点滅光源(蛍光灯など)等のノイズ光源を除去することが可能となる。
上記スロットマシーンにおいて、前記被写体は、プレイヤの右手の平に装着される第1被写部及び左手の平に装着される第2被写部を含み、前記カーソルは、前記第1被写部の動きに連動する第1応答画像及び前記第2被写部の動きに連動する第2応答画像を含む。
この構成によれば、プレイヤは両手を使用することになるので、利き手だけでなく、もう一方の手も均等に動かすことになる。その結果、バランス良く両手の運動ないしはリハビリテーションを行うことができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付してその説明を援用する。
図1は、本考案の実施の形態によるスロットマシーンの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、このスロットマシーンは、情報処理装置1、入力装置3L及び3R、並びにテレビジョンモニタ5を備える。ここで、入力装置3L及び3Rを区別する必要がないときは、入力装置3と表記する。
図2は、図1の入力装置3の斜視図である。図2に示すように、入力装置3は、透明体17の底面側にベルト19を通して、そのベルト19を透明体17の内部で固定してなる。透明体17の内面全体にわたって(底面側を除く)、再帰反射シート15が取り付けられる。
ここで、入力装置3L及び3Rを区別する必要があるときは、入力装置3Lの透明体17および再帰反射シート15を、それぞれ、透明体17Lおよび再帰反射シート15Lと表記し、入力装置3Rの透明体17および再帰反射シート15を、それぞれ、透明体17Rおよび再帰反射シート15Rと表記する。
図1に戻って、情報処理装置1は、AVケーブル7により、テレビジョンモニタ5に接続される。さらに、情報処理装置1には、図示していないが、ACアダプタあるいは電池により電源電圧が供給される。情報処理装置1の背面には、電源スイッチ(図示せず)が設けられる。
情報処理装置1は、その前面側に、赤外光のみを透過する赤外線フィルタ20が設けられ、さらに、赤外線フィルタ20を囲むように、赤外光を発生する4つの赤外発光ダイオード9が露出している。赤外線フィルタ20の背面側には、後述のイメージセンサ54が配置される。
4つの赤外発光ダイオード9は、間欠的に赤外光を発光する。そして、赤外発光ダイオード9からの赤外光は、入力装置3に取り付けられた再帰反射シート15により反射され、赤外線フィルタ20の背面側に設けられたイメージセンサ54に入力される。このようにして、イメージセンサ54により、入力装置3が撮影される。
赤外光は間欠的に照射されるところ、赤外光の非照射時においても、イメージセンサ54による撮影処理は行われている。従って、情報処理装置1は、赤外光照射時の画像信号と非照射時の画像信号との差分を求めて、この差分信号DI(差分画像DI)を基に、入力装置3(つまり再帰反射シート15)の位置等を算出する。
このように、差分を求めることで、再帰反射シート15からの反射光以外の光によるノイズを極力除去でき、精度良く再帰反射シート15を検出できる。
図3は、図1の入力装置3L及び3Rの使用状態の一例を示す説明図である。図1及び図3に示すように、プレイヤは、中指を図2のベルト19に通して、入力装置3を装着する。この場合、透明体17及び再帰反射シート15が、手の平の側にくるようにする。図1のように、プレイヤが、情報処理装置1に向けて、つまり、イメージセンサ54に向けて、手を開くと、透明体17、つまり、再帰反射シート15が現れ、この再帰反射シート15が撮影される。一方、透明体17を握り締めると、透明体17、つまり、再帰反射シート15は、手の中に隠れてしまい、イメージセンサ54に撮影されない。従って、プレイヤは、手を開いたり閉じたりする動作によって、再帰反射シート15を撮影させたり撮影させなかったりすることにより、情報処理装置1に対する入力の制御を行うことができる。本実施の形態では、再帰反射シート15が撮影された場合を撮影状態、撮影されない状態を非撮影状態と呼ぶ。
図4は、図1の情報処理装置1の電気的構成を示す図である。図4に示すように、情報処理装置1は、マルチメディアプロセッサ50、イメージセンサ54、赤外発光ダイオード9、外部メモリ52、及びバス56を含む。外部メモリ52は、ROM、RAM、及び/又はフラッシュメモリなど、システムの仕様に応じて必要なものを備える。
マルチメディアプロセッサ50は、バス56を通じて、外部メモリ52にアクセスできる。従って、マルチメディアプロセッサ50は、外部メモリ52に格納されたプログラムを実行でき、また、外部メモリ52に格納されたデータをリードして処理することができる。この外部メモリ52に、画面の制御、再帰反射シート15L及び15Rの位置検出、並びに入力判定等の各処理を行うアプリケーションプログラム(図8参照)、画像データ、及び音声データ等が予め格納される。
このマルチメディアプロセッサは、図示しないが、中央演算処理装置(以下、「CPU」と呼ぶ。)、グラフィックスプロセシングユニット(以下、「GPU」と呼ぶ。)、サウンドプロセシングユニット(以下、「SPU」と呼ぶ。)、ジオメトリエンジン(以下、「GE」と呼ぶ。)、外部インタフェースブロック、メインRAM、及びA/Dコンバータ(以下、「ADC」と呼ぶ。)などを具備する。
CPUは、外部メモリ52に格納されたプログラムを実行して、各種演算やシステム全体の制御を行う。グラフィックス処理に関するCPUの処理として、外部メモリ52に格納されたプログラムを実行して、各オブジェクトの拡大・縮小、回転、及び/又は平行移動のパラメータ、視点座標(カメラ座標)、並びに視線ベクトルの算出等を行う。ここで、1または複数のポリゴン又はスプライトから構成され、同じ拡大・縮小、回転、及び平行移動の変換が適用される単位を「オブジェクト」と呼ぶ。
GPUは、ポリゴン及びスプライトから構成される三次元イメージをリアルタイムに生成し、アナログのコンポジットビデオ信号に変換する。SPUは、PCM(pulse code modulation)波形データ、アンプリチュードデータ、及びメインボリュームデータを生成し、これらをアナログ乗算して、アナログオーディオ信号を生成する。GEは、三次元イメージを表示するための幾何演算を実行する。具体的には、GEは、行列積、ベクトルアフィン変換、ベクトル直交変換、透視投影変換、頂点明度/ポリゴン明度計算(ベクトル内積)、及びポリゴン裏面カリング処理(ベクトル外積)などの演算を実行する。
外部インタフェースブロックは、周辺装置(本実施の形態ではイメージセンサ54及び赤外発光ダイオード9)とのインタフェースであり、24チャンネルのプログラマブルなデジタル入出力(I/O)ポートを含む。ADCは、4チャンネルのアナログ入力ポートに接続され、これらを介して、アナログ入力装置(本実施の形態ではイメージセンサ54)から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。メインRAMは、CPUのワーク領域、変数格納領域、および仮想記憶機構管理領域等として利用される。
入力装置3L及び3Rは、赤外発光ダイオード9の赤外光に照射され、その赤外光を再帰反射シート15L及び15Rで反射する。この再帰反射シート15L及び15Rからの反射光がイメージセンサ54によって撮影され、したがって、イメージセンサ54からは再帰反射シート15L及び15Rを含む画像信号が出力される。上記のように、マルチメディアプロセッサ50は、ストロボ撮影のために、赤外発光ダイオード9を間欠的に点滅するので、赤外光消灯時の画像信号も出力される。イメージセンサ54からのこれらのアナログ画像信号はマルチメディアプロセッサ50に内蔵されたADCによってデジタルデータに変換される。
マルチメディアプロセッサ50は、イメージセンサ54からADCを介して入力されるデジタル画像信号から上記の差分信号DI(差分画像DI)を生成して、これに基づき、入力装置3L及び3Rによる入力判定、さらに入力装置3L及び3Rの位置等を検出して、演算、グラフィック処理、及びサウンド処理等を実行し、ビデオ信号およびオーディオ信号を出力する。ビデオ信号およびオーディオ信号は、AVケーブル7によりテレビジョンモニタ5に与えられ、応じて、テレビジョンモニタ5に映像が表示され、そのスピーカ(図示せず)から音声が出力される。
後述するが、マルチメディアプロセッサ50は、検出した入力装置3L及び3Rの位置に応じて、カーソル70L及び70Rの移動を制御する。つまり、マルチメディアプロセッサ50は、差分画像DIから再帰反射シート15L及び15Rの像を抽出して、それぞれの注目点の差分画像DI上の座標を算出する。そして、マルチメディアプロセッサ50は、2つの注目点の差分画像DI上の座標を、スクリーン座標に変換することによって、2つの注目点のテレビジョンモニタ5の画面上の位置を求める。マルチメディアプロセッサ50は、この2つの注目点(再帰反射シート15L及び15Rに相当)の画面上の位置に、カーソル70L及び70Rを表示する。なお、スクリーン座標系は、テレビジョンモニタ5に映像を表示する際に用いられる座標系である。
図5は、図1のテレビジョンモニタ5に表示されるプレイ画面の例示図である。図5を参照して、プレイ画面は、ドラム画像(リール画像)36L,36C及び36R、ドラム画像36L,36C及び36Rを回転させるためのレバー画像32、回転中のドラム画像36Lを停止するための停止ボタン34L、回転中のドラム画像36Cを停止するための停止ボタン34C、回転中のドラム画像36Rを停止するための停止ボタン34R、プレイの残り時間を表示する残り時間表示部38、並びにプレイヤのコイン保持枚数を表示するコイン枚数表示部40を含む。さらに、プレイ画面は、入力装置3L及び3Rにそれぞれ連動するカーソル30L及び30Rを含む。
ここで、カーソル30L及び30Rを区別する必要がない場合は、カーソル30と表記する。ドラム画像36L,36C及び36Rを区別する必要がない場合は、ドラム画像36と表記する。停止ボタン34L,34C及び34Rを区別する必要がない場合は、停止ボタン34と表記する。また、ドラム画像36をドラム36と呼ぶこともあるし、レバー画像32をレバー32と呼ぶこともある。
入力装置3が撮影状態にある場合は、対応するカーソル30の形態は、手の平を開いた形状をとる。入力装置3が撮影状態から非撮影状態になった場合は、対応するカーソル30の形態は、一定時間(例えば1秒)、手を握り締めた形状(握りこぶし)をとる。ただし、一定時間の経過後は、再び入力装置3が撮影状態になるまで、対応するカーソル30は消滅する。なお、奥が透けて見えるように、カーソル30の全部又は一部の色彩は半透明である。また、カーソル30の一部が完全透明でもよい。
プレイヤは、入力装置3を撮影状態(手の平を開いた状態)にしてカーソル30を移動し、レバー画像32に重ね、そして、入力装置3を非撮影状態(手握り締めた状態)にして、再帰反射シート15を隠す。これにより、マルチメディアプロセッサ50は、レバー32が操作されたとみなし、ドラム36L,36C及び36Rを回転させる。このような操作を「レバーを握る。」と呼ぶこともある。なお、本実施の形態では、ドラム36L,36C及び36Rの回転とは、現実の物体としてのドラムが存在するわけではないので、ドラムが回転している映像を表示することを意味する。
また、プレイヤは、入力装置3を撮影状態にしてカーソル30を移動し、停止ボタン34に重ね、そして、入力装置3を非撮影状態にして、再帰反射シート15を隠す。これにより、マルチメディアプロセッサ50は、当該停止ボタン34が押されたとみなし、その停止ボタン34に対応するドラム画像36を停止させる。このような操作を「停止ボタンを握る。」と呼ぶこともある。
ここで、プレイヤは、カーソル30L及び30Rのうち、任意のカーソルを使用して、レバー32並びに停止ボタン34L,34C及び34Rを握ることができる。また、プレイヤは、停止ボタン34L,34C及び34Rを任意の順番で握ることができる。
プレイヤが、レバー32を握ってドラム36L,36C及び36Rを回転させると、コイン枚数表示部40のコイン枚数が1つ減る。そして、プレイヤが、停止ボタン34L,34C及び34Rを握って全てのドラム36L,36C及び36Rを停止させた場合、3つのドラム36L,36C及び36Rの中央に付されている3つの図柄の順番及び組合せに応じて、擬似的にコインが払い出され、払い出された分だけコイン枚数表示部40のコイン枚数が増加する。もちろん、3つの図柄の順番及び組合せによってはコインの払い出しが無い場合もある。なお、擬似的なコインの払い出しは、コイン画像が飛び散るような映像で行われる。
さて、次に、再帰反射シート15L及び15Rの検出処理及び左右決定処理を図面を用いて説明する。
図6は、再帰反射シート15L及び15Rの検出処理の説明図である。図6には、赤外光発光時及び消灯時の画像データから生成した差分画像データに基づく差分画像(32×32ピクセル)が図示されている。図中、小さい正方形は1ピクセルを示す。また、左上角をXY座標軸の原点とする。
この画像には、輝度値が大きい2つの領域251及び253が含まれる。領域251及び253は、再帰反射シート15L及び15Rである。ただし、この時点では、どの領域がどの再帰反射シートに対応するかは判別できない。
まず、マルチメディアプロセッサ50は、Y=0を出発点として、X=0からX=31まで、差分画像データをスキャンし、次に、Yをインクリメントし、X=0からX=31まで、差分画像データをスキャンする。このような処理をY=31まで行い、32×32ピクセルの差分画像データをスキャンして、閾値ThLより大きいピクセルデータの上端位置minY、下端位置maxY、左端位置minX、及び右端位置maxXを求める。
次に、マルチメディアプロセッサ50は、座標(minX,minY)を出発点として、X軸の正方向にスキャンを実行して、最初に閾値ThLを超えるピクセルまでの距離LTを算出する。また、マルチメディアプロセッサ50は、座標(maxX,minY)を出発点として、X軸の負方向にスキャンを実行して、最初に閾値ThLを超えるピクセルまでの距離RTを算出する。さらに、マルチメディアプロセッサ50は、座標(minX,maxY)を出発点として、X軸の正方向にスキャンを実行して、最初に閾値ThLを超えるピクセルまでの距離LBを算出する。さらに、マルチメディアプロセッサ50は、座標(maxX,maxY)を出発点として、X軸の負方向にスキャンを実行して、最初に閾値ThLを超えるピクセルまでの距離RBを算出する。
マルチメディアプロセッサ50は、距離LT>RTのときは、座標(maxX,minY)を第1抽出点とし、距離LT≦RTのときは、座標(minX,minY)を第1抽出点とする。また、マルチメディアプロセッサ50は、距離LB>RBのときは、座標(maxX,maxY)を第2抽出点とし、距離LB≦RBのときは、座標(minX,maxY)を第2抽出点とする。
図7は、左右決定処理の説明図である。図7には、前回(1ビデオフレーム前)の再帰反射シート15Lの位置TPL2及び前々回(2ビデオフレーム前)の位置TPL1、並びに、前回(1ビデオフレーム前)の再帰反射シート15Rの位置TPR2及び前々回(1ビデオフレーム前)の位置TPR1が図示されている。位置TPL1,TPL2,TPR1及びTPR2は、差分画像データに基づく差分画像上の位置である。
マルチメディアプロセッサ50は、位置TPL1を始点、位置TPL2を終点とする速度ベクトルVLを算出する。そして、位置TPL2を始点とする速度ベクトルVLの終点を、再帰反射シート15Lの予測位置TPLpとする。一方、マルチメディアプロセッサ50は、位置TPR1を始点、位置TPR2を終点とする速度ベクトルVRを算出する。そして、位置TPR2を始点とする速度ベクトルVRの終点を、再帰反射シート15Rの予測位置TPRpとする。
マルチメディアプロセッサ50は、第1抽出点TPN1と予測位置TPLpとの距離LD1、第1抽出点TPN1と予測位置TPRpとの距離RD1、第2抽出点TPN2と予測位置TPLpとの距離LD2、及び、第2抽出点TPN2と予測位置TPRpとの距離RD2を求める。
マルチメディアプロセッサ50は、距離LD1>RD1ならば、第1抽出点TPN1を再帰反射シート15Rの今回の位置とし、距離LD1≦RD1ならば、第1抽出点TPN1を再帰反射シート15Lの今回の位置とする。また、マルチメディアプロセッサ50は、距離LD2>RD2ならば、第2抽出点TPN2を再帰反射シート15Rの今回の位置とし、距離LD2≦RD2ならば、第2抽出点TPN2を再帰反射シート15Lの今回の位置とする。
このように、左右の予測位置TPLp及びTPRpに基づいて、第1抽出点TPN1及び第2抽出点TPN2に左右を割り当てているため、再帰反射シート15Lと再帰反射シート15Rとの左右が入れ替わった場合でも(クロスした場合でも)、マルチメディアプロセッサ50は、差分画像データに基づく差分画像上において、再帰反射シート15L及び15Rの各々を的確に認識できる。
さて、次に、マルチメディアプロセッサ50による処理の流れをフローチャートを用いて説明する。
図8は、図4のマルチメディアプロセッサ50による全体処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照して、ステップS1にて、マルチメディアプロセッサ50は、各種変数の初期化等、システムの初期設定を実行する。ステップS3にて、マルチメディアプロセッサ50は、外部メモリ52に格納されたアプリケーションプログラムに従った処理を実行する。ステップS5にて、マルチメディアプロセッサ50は、ビデオ同期信号による割り込みが発生するまで待機する。つまり、マルチメディアプロセッサ50は、ビデオ同期信号による割り込みが発生していない場合は、同じステップS5に戻り、ビデオ同期信号による割り込みが発生した場合は、ステップS7に進む。例えば、ビデオ同期信号による割り込みは、1/60秒ごとに発生する。この割り込みに同期して、ステップS7及びステップS9にて、マルチメディアプロセッサ50は、テレビジョンモニタ5に表示する画像を更新すると共に、音声の再生を行う。そして、マルチメディアプロセッサ50は、ステップS3に戻る。
ステップS3の処理を制御するアプリケーションプログラムは、複数のプログラムを含む。この複数のプログラムに、下記するフローチャートが示す処理を実行するプログラムが含まれる。
図9は、図8のステップS3におけるアプリケーションプログラムによる処理の主要部分の流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、ステップS21にて、マルチメディアプロセッサ50は、再帰反射シート15L及び15Rの撮影処理を実行する。ステップS23にて、マルチメディアプロセッサ50は、ステップS21で得られた画像に基づいて、再帰反射シート15L及び15Rの像を検出する。ステップS25にて、マルチメディアプロセッサ50は、プレイヤがターゲットを握る操作を行った否かを判定する。ここで、ターゲットとは、プレイヤが握る対象のことを意味し、上記例では、レバー画像32並びに停止ボタン34L,34C及び34Rである。ステップS26にて、マルチメディアプロセッサ50は、停止した3つのドラム画像36L,36C及び36Rの中央に付されている3つの図柄に基づいて、コインの払い出し枚数を決定する。ステップS27にて、マルチメディアプロセッサ50は、テレビジョンモニタ5に表示する映像の制御や、その他の必要な演算を実行する。
図10は、図9のステップS21における撮影処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示すように、ステップS41において、マルチメディアプロセッサ50は、赤外発光ダイオード9を点灯する。ステップS43で、マルチメディアプロセッサ50は、イメージセンサ54から、赤外光点灯時の画像データを取得して、メインRAMに格納する。
ここで、本実施の形態では、イメージセンサ54の例として、32ピクセル×32ピクセルのCMOSイメージセンサを使用する。従って、イメージセンサ54からは、画像データとして、32ピクセル×32ピクセルのピクセルデータが出力される。このピクセルデータは、A/Dコンバータにより、デジタルデータに変換されて、メインRAM上の二次元配列P1[X][Y]の要素として格納される。
ステップS45で、マルチメディアプロセッサ50は、赤外発光ダイオード9を消灯する。ステップS47にて、マルチメディアプロセッサ50は、イメージセンサ54から、赤外光消灯時の画像データ(32ピクセル×32ピクセルのピクセルデータ)を取得して、メインRAMに格納する。この場合、このピクセルデータは、メインRAM上の二次元配列P2[X][Y]の要素として格納される。
以上のようにして、ストロボ撮影が行われる。ここで、イメージセンサ54による画像を構成する各ピクセルの位置を表す二次元座標系では、水平方向をX軸、垂直方向をY軸とする。また、原点Oを画像の左上角とする。本実施の形態では、32ピクセル×32ピクセルのイメージセンサ54を用いているため、X=0〜31、Y=0〜31である。この点、差分画像DIについても同じである。また、ピクセルデータは輝度値である。
図11は、図9のステップS23におけるシート検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11に示すように、ステップS61にて、マルチメディアプロセッサ50は、赤外光発光時のピクセルデータP1[X][Y]と、赤外光消灯時のピクセルデータP2[X][Y]と、の差分を算出して、配列Dif[X][Y]に代入する。ステップS63にて、マルチメディアプロセッサ50は、32×32ピクセル分の差分を算出した場合は、ステップS65に進み、そうでなければ、ステップS61に進む。このように、マルチメディアプロセッサ50は、ステップS61の処理を繰り返して、赤外光発光時の画像データと、赤外光消灯時の画像データと、の差分画像データを生成する。このように、差分画像データ(差分画像)を求めることで、再帰反射シート15L及び15Rからの反射光以外の光によるノイズを極力除去でき、再帰反射シート15L及び15Rを精度良く検出できる。
ステップS65にて、マルチメディアプロセッサ50は、図6で説明した左右上下端(minX、maxX、minY、maxY)検出処理を実行する。
図12は、図11のステップS65における左右上下端検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図12に示すように、ステップS91にて、マルチメディアプロセッサ50は、「X」、「Y」、「maxX」、「maxY」、「k」、及び「SN」に「0」を代入する。また、マルチメディアプロセッサ50は、「minX」及び「minY」に「31」を代入する。
ステップS93にて、マルチメディアプロセッサ50は、配列Dif[X][Y]の要素を所定の閾値ThLと比較する。ステップS95にて、マルチメディアプロセッサ50は、配列Dif[X][Y]の要素が所定の閾値ThLより大きい場合は、ステップS97に進み、所定の閾値ThL以下の場合は、ステップS121に進む。
ステップS93,S95の処理は、再帰反射シート15L,15Rが撮影されたか否かを検出するための処理である。再帰反射シート15L,15Rが撮影されると、差分画像上では、再帰反射シート15L,15Rに相当するピクセルの輝度値が大きくなる。このため、閾値ThLにより、輝度値の大小を峻別して、閾値ThLより大きい輝度値を持つピクセルを、撮影された再帰反射シート15L,15Rの一部であると認識する。
ステップS97にて、マルチメディアプロセッサ50は、カウント値kを1つインクリメントする。ステップS99にて、マルチメディアプロセッサ50は、カウント値kが「1」か否かを判断し、k=1であれば、ステップS101に進み、それ以外では、ステップS103に進む。
ステップS101では、マルチメディアプロセッサ50は、最小Y座標minYに、現在のY座標を代入する。つまり、スキャンは、(X,Y)=(0,0)から開始して、X=0〜31まで行い、Yをインクリメントして、再び、X=0〜31まで行う、という処理を繰り返すので(後述のステップS121〜S129参照)、最初に閾値ThLを超えた要素(つまりピクセル)を持つ配列Dif[X][Y]の「Y」が最小Y座標minYとなる。
ステップS103では、マルチメディアプロセッサ50は、現在の最大Y座標maxYと現在のY座標とを比較する。ステップS105にて、マルチメディアプロセッサ50は、現在の最大Y座標maxYより現在のY座標が大きい場合は、ステップS107に進み、それ以外はステップS109に進む。ステップS107では、マルチメディアプロセッサ50は、最大Y座標maxYに、現在のY座標を代入する。
ステップS109では、マルチメディアプロセッサ50は、現在の最小X座標minXと現在のX座標とを比較する。ステップS111にて、マルチメディアプロセッサ50は、現在の最小X座標minXより現在のX座標が小さい場合は、ステップS113に進み、それ以外はステップS115に進む。ステップS113では、マルチメディアプロセッサ50は、最小X座標minXに、現在のX座標を代入する。
ステップS115では、マルチメディアプロセッサ50は、現在の最大X座標maxXと現在のX座標とを比較する。ステップS117にて、マルチメディアプロセッサ50は、現在の最大X座標maxXより現在のX座標が大きい場合は、ステップS119に進み、それ以外はステップS121に進む。ステップS119では、マルチメディアプロセッサ50は、最大X座標maxXに、現在のX座標を代入する。
ステップS121では、マルチメディアプロセッサ50は、「X」を1つインクリメントする。ステップS123にて、マルチメディアプロセッサ50は、X=32のときは(つまり、差分画像のピクセル1行分の処理が終了したときは)ステップS125に進み、それ以外はステップS93に進む。
ステップS125では、マルチメディアプロセッサ50は、「X」に「0」を代入する。ステップS127にて、マルチメディアプロセッサ50は、「Y」を1つインクリメントする。ステップS125,S127の処理は、差分画像の1行分の処理が終了したため、次の1行分の処理を進めるために実行される。
ステップS129にて、マルチメディアプロセッサ50は、Y=32のときは(つまり、差分画像の32×32ピクセル分の処理が終了したときは)、ステップS131に進み、それ以外はステップS93に進む。
上記ステップS93〜S129を繰り返すことにより、Y=32となった時点で、最小X座標minX、最大X座標maxX、最小Y座標minY、及び最大Y座標maxYが全て確定する。
ステップS131では、「maxX」、「maxY」、「minX」及び「minY」が初期値のままであるか否かを判断し、初期値の場合はステップS133に進み、それ以外はリターンする。「maxX」、「maxY」、「minX」及び「minY」の全てが初期値ということは、差分画像の全ピクセルが閾値ThL以下であり、再帰反射シート15L及び15Rが撮影されなかったことを意味する。従って、ステップS133では、マルチメディアプロセッサ50は、撮影された再帰反射シートの数を示すシート数フラグSNに「01」(撮影された再帰反射シートの数が0であることを示す。)を代入する。そして、ステップS135にて、マルチメディアプロセッサ50は、左オープンフラグOL及び右オープンフラグORをオフにして、図11のステップS77に進む。左オープンフラグOL及び右オープンフラグORは、それぞれ、再帰反射シート15L及び15Rが撮影されたことを示すフラグである。
図11に戻って、ステップS67にて、マルチメディアプロセッサ50は、図6で説明した2点位置(第1抽出点(Xtp[0],Ytp[0])、第2抽出点(Xtp[1],Ytp[1]))の決定処理を実行する。
図13は、図11のステップS67における2点位置決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13に示すように、マルチメディアプロセッサ50は、ステップS151にて、「M」に「0」を代入して、ステップS153からステップS185までの処理を繰り返す。ここで、ステップS153に示すように、一回目のループのときは、Ytb=minY、二回目のループのときは、Ytb=maxY、である。ステップS155にて、マルチメディアプロセッサ50は、座標(minX,Ytb)を始点としてスキャンを開始する。
ステップS157にて、マルチメディアプロセッサ50は、カウント値Clに「0」を代入する。ステップS159にて、マルチメディアプロセッサ50は、差分データDif[X][Y]と閾値ThLとを比較して、差分データが閾値より大きい場合は、ステップS165に進み、それ以外は、ステップS161に進む。ステップS161では、マルチメディアプロセッサ50は、カウント値Clを1つインクリメントする。ステップS163にて、マルチメディアプロセッサ50は、座標Xを1つインクリメントして、ステップS159に進む。
ステップS159で、Dif[X][Y]>ThLと判断された時点のカウント値Clは、図6の距離LTあるいはLBに相当する。ステップS155で、Ytb=minYのときは、Cl=LTであり、Ytb=maxYのときは、Cl=LBである。
ステップS165にて、マルチメディアプロセッサ50は、座標(maxX,Ytb)を始点としてスキャンを開始する。ステップS167にて、マルチメディアプロセッサ50は、カウント値Crに「0」を代入する。ステップS169にて、マルチメディアプロセッサ50は、差分データDif[X][Y]と閾値ThLとを比較して、差分データが閾値より大きい場合は、ステップS175に進み、それ以外は、ステップS171に進む。ステップS171では、マルチメディアプロセッサ50は、カウント値Crを1つインクリメントする。ステップS173にて、マルチメディアプロセッサ50は、座標Xを1つデクリメントして、ステップS169に進む。
ステップS169で、Dif[X][Y]>ThLと判断された時点のカウント値Crは、図6の距離RTあるいはRBに相当する。ステップS165で、Ytb=minYのときは、Cr=RTであり、Ytb=maxYのときは、Cr=RBである。
ステップ175では、マルチメディアプロセッサ50は、距離ClとCrとを比較する。ステップS177にて、距離Clが距離Crより大きい場合は、ステップS179に進み、それ以外は、ステップS181に進む。
ステップS181では、「Xtp[M]」に「minX」を代入するとともに、「Ytp[M]」に「Ytb」を代入する。一方、ステップS179では、「Xtp[M]」に「maxX」を代入するとともに、「Ytp[M]」に「Ytb」を代入する。
ここで、座標(Xtp[0],Ytp[0])は、図6で説明した第1抽出点の座標であり、座標(Xtp[1],Ytp[1])は、第2抽出点の座標である。
ステップS183では、マルチメディアプロセッサ50は、「M」を1つインクリメントして、ステップS185へ進む。ステップS153からステップS185までのループが終了するとリターンする。
図11に戻って、ステップS69にて、マルチメディアプロセッサ50は、第1抽出点及び第2抽出点に左右を割り当てる処理を実行する。
図14は、図11のステップS69における左右決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、再帰反射シート15Lの位置を左抽出点、再帰反射シート15Rの位置を右抽出点と呼ぶ。
図14に示すように、ステップS201にて、マルチメディアプロセッサ50は、過去(前回及び前々回)の左抽出点の位置(XL,YL)からの今回の左抽出点の位置(Xnl,Ynl)を予測する。ステップS203にて、マルチメディアプロセッサ50は、過去(前回及び前々回)の右抽出点の位置(XR,YR)からの今回の右抽出点の位置(Xnr,Ynr)を予測する。ここで、左抽出点(Xnl,Ynl)は、図7の予測位置TPLpに相当し、右抽出点の位置(Xnr,Ynr)は、予測位置TPRpに相当する。
ステップS205にて、マルチメディアプロセッサ50は、「M」に「0」を代入する。ステップS207にて、マルチメディアプロセッサ50は、予測位置(Xnl,Ynl)と抽出点(Xtp[M],Ytp[M])との間の距離Dlを算出する。ステップS209にて、マルチメディアプロセッサ50は、予測位置(Xnr,Ynr)と抽出点(Xtp[M],Ytp[M])との間の距離Drを算出する。
ここで、抽出点(Xtp[0],Ytp[0])は、図13のルーチンで求めた第1抽出点であり、抽出点(Xtp[1],Ytp[1])は、図13のルーチンで求めた第2抽出点である。M=0のときは、距離Dlは、図7の距離LD1に相当し、距離Drは、距離RD1に相当する。M=1のときは、距離Dlは、図7の距離LD2に相当し、距離Drは、距離RD2に相当する。
ステップS211にて、マルチメディアプロセッサ50は、距離Dlと距離Drとを比較する。ステップS213にて、マルチメディアプロセッサ50は、Dl>DrならばステップS215に進み、それ以外はステップS217に進む。
ステップS217では、マルチメディアプロセッサ50は、今回の左抽出点の位置(XL,YL)を、座標(Xtp[M],Ytp[M])とする。
一方、ステップS215では、マルチメディアプロセッサ50は、今回の右抽出点の位置(XR,YR)を、座標(Xtp[M],Ytp[M])とする。
ステップS219では、マルチメディアプロセッサ50は、「M」を1つインクリメントする。ステップS221にて、マルチメディアプロセッサ50は、M=2か否かを判断し、M=2であればリターンし、それ以外はステップS207に進む。
図11に戻って、ステップS71にて、マルチメディアプロセッサ50は、左抽出点(XL,YL)と右抽出点(XR,YR)との中点(XM,YM)を算出する。
そして、ステップS73にて、マルチメディアプロセッサ50は、検出した再帰反射シートの数を決定する処理を実行する。
図15は、図11のステップS73における検出シート数決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図15を参照して、ステップS241にて、マルチメディアプロセッサ50は、左抽出点のY座標YLと右抽出点のY座標YRとを比較する。ステップS243にて、マルチメディアプロセッサ50は、Y座標YLが大きい場合は、ステップS251に進み、それ以外はステップS247に進む。
ステップS251では、マルチメディアプロセッサ50は、差分画像を、その右上がりの対角線に沿ってスキャンする。一方、ステップS247では、マルチメディアプロセッサ50は、差分画像を、その右下がりの対角線に沿ってスキャンする。
ステップS253では、マルチメディアプロセッサ50は、ステップS247又はS251でのスキャンの結果、閾値ThL以下のピクセルを検出した場合は、2つの再帰反射シート15L及び15Rが撮影されたとみなして、ステップS255に進み、閾値ThL以下のピクセルを検出しなかった場合は、再帰反射シート15L及び15Rのうちのいずれか一方のみが検出されたとみなして、ステップS259に進む。
ステップS255では、マルチメディアプロセッサ50は、シート数フラグSNに「11」(2つの再帰反射シート15L及び15Rが撮影されたことを示す。)をセットする。そして、ステップS257にて、マルチメディアプロセッサ50は、左オープンフラグOL及び右オープンフラグORをオンする。一方、ステップS259では、マルチメディアプロセッサ50は、シート数フラグSNに「10」(再帰反射シート15L及び15Rのうちのいずれか一方のみが撮影されたことを示す。)をセットする。
図11に戻って、ステップS75にて、マルチメディアプロセッサ50は、再帰反射シート15L及び15Rのうちのいずれか一方のみが撮影された場合に、どちらが撮影されたかを特定する処理(1点特定処理)を実行する。
図16は、図11のステップS75における一点特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図16を参照して、ステップS271にて、マルチメディアプロセッサ50は、シート数フラグSNが「10」か否か、つまり、再帰反射シート15L及び15Rのうちのいずれか一方のみが撮影されたか否かを判断して、YESの場合、左右どちらの再帰反射シートかを特定するためにステップS273に進み、それ以外はリターンする。
ステップS273にて、マルチメディアプロセッサ50は、予測位置(Xnl,Ynl)と中点(XM,YM)との間の距離Dlmを算出する。ステップS275にて、マルチメディアプロセッサ50は、予測位置(Xnr,Ynr)と中点(XM,YM)との間の距離Drmを算出する。なお、中点(XM,YM)は、図11のステップS71で求めたものである。また、予測位置(Xnl,Ynl)は、図14のステップS201で求めたものである。予測位置(Xnr,Ynr)は、図14のステップS203で求めたものである。
ステップS277にて、マルチメディアプロセッサ50は、距離Dlmと距離Drmとを比較する。ステップS279にて、マルチメディアプロセッサ50は、Dlm>DrmならばステップS281に進み、それ以外はステップS285に進む。
ステップS281では、マルチメディアプロセッサ50は、今回の左抽出点の位置(XL,YL)を、座標(0,0)とし、今回の右抽出点の位置(XR,YR)を、座標(XM,YM)とする。そして、ステップS283にて、マルチメディアプロセッサ50は、左オープンフラグOLをオフにし、右オープンフラグORをオンにして、リターンする。
一方、ステップS285では、マルチメディアプロセッサ50は、今回の左抽出点の位置(XL,YL)を、座標(XM,YM)とし、今回の右抽出点の位置(XR,YR)を、座標(0,0)とする。そして、ステップS287にて、マルチメディアプロセッサ50は、左オープンフラグOLをオンにし、右オープンフラグORをオフにして、リターンする。
図11に戻って、ステップS77にて、マルチメディアプロセッサ50は、左抽出点(XL,YL)及び右抽出点(XR,YR)をスクリーン座標に変換してリターンする。なお、図12のステップS135に続く場合は、マルチメディアプロセッサ50は、左抽出点(XL,YL)及び右抽出点(XR,YR)をそれぞれ(0,0)として、スクリーン座標に変換する。
図17は、図9のステップS25における入力判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図17を参照して、ステップS301にて、マルチメディアプロセッサ50は、レバートリガ及びドラム停止トリガをオフにする。レバートリガは、3つのドラム画像36L,36C及び36Rの全てが停止しており、かつ、レバー画像32が握られた場合にオンになるフラグであり、次のビデオフレームでオフにされる。別の言い方をすれば、レバートリガは、3つのドラム画像36L,36C及び36Rの回転開始を指示するトリガである。ドラム停止トリガは、ドラム画像36L,36C及び36Rの回転中に停止ボタン34L,34C及び34Rが押されて、全てのドラム画像36L,36C及び36Rが停止したことを示すフラグであり、次のビデオフレームでオフにされる。別の言い方をすれば、ドラム停止トリガは、3つのドラム画像36L,36C及び36Rの回転停止を通知するトリガである。なお、ステップS1において、レバートリガ及びドラム停止トリガはオフに初期化される。
ステップS303にて、マルチメディアプロセッサ50は、カーソル30Lに基づいてどのような握り操作が行われたかを判定する。詳細は次の通りである。
ステップS310にて、マルチメディアプロセッサ50は、左オープンフラグOLがオンからオフへ遷移したか否かを判断し、遷移した場合は、プレイヤが左手を握り締めたとみなしてステップS312に進み、それ以外はステップS305に進む。ステップS312では、マルチメディアプロセッサ50は、直前の左抽出点がレバー画像32に重なったか否かを判断し、重なった場合、レバー画像32が握られたとみなしてステップS314に進み、それ以外はステップS318に進む。ステップS314にて、マルチメディアプロセッサ50は、停止中フラグを参照して、全てのドラム画像36L,36C及び36Rが停止中か否かを判断して、全てが停止中の場合ステップS316に進み、それ以外はステップS305に進む。停止中フラグは、3つのドラム画像36L,36C及び36Rの全てが停止している間中オンになるフラグであり、1つでも回転しているときはオフである。なお、停止中フラグはステップS1でオンに初期化される。
ステップS314で「YES」が判断された後、ステップS316にて、マルチメディアプロセッサ50は、レバートリガをオンにする。そして、ステップS317にて、左停止フラグ、中央停止フラグ、及び右停止フラグをオフにすると共に、停止中フラグをオフにする。左停止フラグ、中央停止フラグ、及び右停止フラグは、それぞれ、左ドラム画像36Lが停止している間中オンになるフラグであり、中央ドラム画像36Cが停止している間中オンになるフラグであり、右ドラム画像36Rが停止している間中オンになるフラグである。これらのフラグは、ステップS1でオンに初期化される。
ステップS312で「NO」が判断された後、ステップS318では、マルチメディアプロセッサ50は、直前の左抽出点が左停止ボタン34Lに重なったか否かを判断し、重なった場合、左停止ボタン34Lが握られたとみなしてステップS320に進み、それ以外はステップS324に進む。ステップS320にて、マルチメディアプロセッサ50は、左停止フラグを参照して、ドラム画像36Lが回転中か否かを判断して、回転中の場合ステップS322に進み、それ以外はステップS305に進む。ステップS322では、マルチメディアプロセッサ50は、左停止フラグをオンにする。
ステップS318で「NO」が判断された後、ステップS324では、マルチメディアプロセッサ50は、直前の左抽出点が中央停止ボタン34Cに重なったか否かを判断し、重なった場合、中央停止ボタン34Cが握られたとみなしてステップS326に進み、それ以外はステップS330に進む。ステップS326にて、マルチメディアプロセッサ50は、中央停止フラグを参照して、ドラム画像36Cが回転中か否かを判断して、回転中の場合ステップS328に進み、それ以外はステップS305に進む。ステップS328では、マルチメディアプロセッサ50は、中央停止フラグをオンにする。
ステップS324で「NO」が判断された後、ステップS330では、マルチメディアプロセッサ50は、直前の左抽出点が右停止ボタン34Rに重なったか否かを判断し、重なった場合、右停止ボタン34Rが握られたとみなしてステップS332に進み、それ以外はステップS305に進む。ステップS332にて、マルチメディアプロセッサ50は、右停止フラグを参照して、ドラム画像36Rが回転中か否かを判断して、回転中の場合ステップS334に進み、それ以外はステップS305に進む。ステップS334では、マルチメディアプロセッサ50は、右停止フラグをオンにする。
ステップS317,S322,S328若しくはS334の後、又は、ステップS330若しくはS332で「NO」と判断された後、ステップS305では、マルチメディアプロセッサ50は、カーソル30Rに基づいてどのような握り操作が行われたかを判定する。詳細はステップS303と同様である。ただし、ステップS310では、「左オープンフラグOL」を「右オープンフラグOR」と読み替え、ステップS312,S318,S324及びS330では、「左抽出点」を「右抽出点」と読み替える。
ステップS341では、マルチメディアプロセッサ50は、停止中フラグがオンか否かを判断し、オンの場合リターンし、オフの場合ステップS342に進む。ステップS342では、マルチメディアプロセッサ50は、左停止フラグ、中央停止フラグ及び右停止フラグの全てがオンか否かを判断し、全てがオンの場合ステップS343に進み、それ以外はリターンする。ステップS343にて、マルチメディアプロセッサ50は、ドラム停止トリガをオンにする。そして、ステップS345にて、マルチメディアプロセッサ50は、停止中フラグをオンにしてリターンする。
図18は、図9のステップS26における当り判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図18を参照して、マルチメディアプロセッサ50は、ドラム停止トリガがオンか否かを判断し、オンの場合ステップS352に進み、それ以外はリターンする。ステップS352にて、マルチメディアプロセッサ50は、停止した3つのドラム画像36L,36C及び36Rの中央の3つの図柄の順番及び組合せが、当りに該当するか否かを判定する。ステップS354にて、マルチメディアプロセッサ50は、ステップS352の結果に応じて、当りフラグに値をセットする。当りフラグは当りの種類(はずれを含む。)を示すフラグである。
図19は、図9のステップS27における映像制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図19を参照して、ステップS370にて、マルチメディアプロセッサ50は、スクリーン座標に変換された左抽出点(XL,YL)に対応する位置にカーソル30Lの座標を設定し、スクリーン座標に変換された右抽出点(XR,YR)に対応する位置にカーソル30Rの座標を設定する。また、マルチメディアプロセッサ50は、左オープンフラグOLがオンの場合は、手の平を開いた形態のカーソル30Lの画像データを設定し、左オープンフラグOLがオフの場合は、手を握り締めた形態のカーソル30Lの画像データを設定する。さらに、マルチメディアプロセッサ50は、右オープンフラグORがオンの場合は、手の平を開いた形態のカーソル30Rの画像データを設定し、右オープンフラグORがオフの場合は、手を握り締めた形態のカーソル30Rの画像データを設定する。
ステップS372にて、マルチメディアプロセッサ50は、ドラム画像36L,36C及び36Rの回転を制御する。つまり、マルチメディアプロセッサ50は、レバートリガがオンの場合、全てのドラム画像36L,36C及び36Rの回転アニメーションを設定する。また、マルチメディアプロセッサ50は、左停止フラグがオフの場合左ドラム画像36Lを停止する設定を行う。マルチメディアプロセッサ50は、中央停止フラグがオフの場合中央ドラム画像36Cを停止する設定を行う。マルチメディアプロセッサ50は、右停止フラグがオフの場合右ドラム画像36Rを停止する設定を行う。
ステップS374にて、マルチメディアプロセッサ50は、当りフラグ(S354)に設定された値に基づいて、エフェクト画像のアニメーションの設定を行う(例えばコインが飛び散るアニメーション)。そして、ステップS376にて、マルチメディアプロセッサ50は、上記以外の画像を制御(座標や画像データの設定等)する。例えば、この制御の対象となる画像は、背景画像並びに画像38,40等である。
さて、以上のように、本実施の形態によれば、実ドラム、実レバー及び実ボタンをそれぞれドラム画像36L,36C及び36R、レバー画像32及び停止ボタン34L,34C及び34Rとして映像で提供し、それらの操作は、手の平を開いたり閉じたりすることにより、入力装置3をイメージセンサ54に向けたりイメージセンサ54から隠したりすることにより行うので、実ドラム、実レバー及び実ボタン並びにそれらを駆動する機構が不要になり、故障し難い、省スペース、簡易かつ低コストでスロットマシーンを構成できる。また、非接触で操作が可能なスロットマシーンを提供できる。
また、プレイヤは、手の平を開いた状態でカーソル30を移動し、ターゲットに重ね、そして、手を握り締めて、入力装置3を隠すことにより、ターゲットを操作ないしは変化を与えることができる。従って、プレイヤは、あたかもターゲットを握るかのような操作によって入力を与えることができる。その結果、プレイヤにとって、手の運動にもなるし、また、リハビリテーションのために利用することもできる。
さらに、手の平を開いたり閉じたりするだけでスロットマシーンを駆動できるので、幼児、高齢者、及び身体の不自由な人などでも、簡易にスロットマシーンを楽しむことができる。
また、本実施の形態では、プレイヤは両手を使用するので、利き手だけでなく、もう一方の手も均等に動かすことになる。その結果、バランス良く両手の運動ないしはリハビリテーションを行うことができる。
さらに、本実施の形態では、入力装置3の再帰反射シート15が照射された赤外光を再帰反射するので、撮像画像によりはっきりと再帰反射シート15の像が写り込み、再帰反射シート15の検出が容易になる。また、点灯時及び消灯時の差分画像に基づき再帰反射シート15を検出するので、再帰反射シート15からの反射光以外の光によるノイズを極力除去でき、精度良く再帰反射シート15を検出できる。
さらに、本実施の形態では、発光手段として赤外発光ダイオード9を設け、さらに、イメージセンサ54は赤外線フィルタ20を介して赤外光のみに応答する。このように、イメージセンサ54は、赤外光以外の光には応答せず、赤外光以外の光を含む移動光源および点滅光源(蛍光灯など)等のノイズ光源を除去することが可能となる。
なお、本考案は、上記の実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、以下のような変形も可能である。
(1)透明体17の透明には、半透明や有色透明が含まれる。
(2)上記では、入力装置3に、中指を通す例を挙げたが、挿入する指及びその数はこれに限定されない。
(3)入力装置の形状は、上記した入力装置3の形状に限定されない。また、プレイヤが負荷状態で手を動かすことができるように、入力装置の内部に、所定重量の重りを内蔵することもできる。
(4)入力装置3に、再帰反射シート15のような反射部材を取り付ける代わりに、赤外発光ダイオードのような自発光装置を取り付けることもできる。この場合は、情報処理装置1には、赤外発光ダイオード9は不要である。また、入力装置を使用せずに、イメージセンサやCCDなどの撮像装置により、被写体(例えば手そのもの)を撮影し、画像解析して、動きを検出することもできる。
(5)上記では、撮影状態でカーソル30をターゲットに重ね、さらに、非撮影状態にすることにより、「握る」動作をプレイヤに行わせたが、単に、カーソルをターゲットに重ねるだけの操作を行わせることもできる。
(6)上記では、両手を使ってプレイを行わせたが、片手ずつプレイを行わせることもできる。
1…情報処理装置、3,3L,3R…入力装置、5…テレビジョンモニタ、7…AVケーブル、9…赤外発光ダイオード、15,15L,15R…再帰反射シート、50…マルチメディアプロセッサ、52…外部メモリ、54…イメージセンサ、56…バス。
Claims (7)
- プレイヤの手の平に装着される被写体と、
前記被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した前記被写体の像に基づいて、前記被写体の動きを検出し、検出された前記被写体の動きに連動するカーソル、前記カーソルに基づいて操作される第1の***作オブジェクト及び第2の***作オブジェクト、並びに、前記第1の***作オブジェクト及び前記第2の***作オブジェクトに基づいて動きが制御される擬似回転画像を表示装置に表示するプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、前記カーソルが前記第1の***作オブジェクトに重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、停止した前記擬似回転画像に変化を与え、前記カーソルが前記第2の***作オブジェクトに重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、変化中の前記擬似回転画像を停止し、停止した前記擬似回転画像に含まれる図柄に応じて、擬似的な褒賞の供与を行う、スロットマシーン。 - 前記擬似回転画像は、各々独立して変化する複数の独立擬似回転画像を含み、前記第2の***作オブジェクトは、前記複数の独立擬似回転画像に対応する複数の***作部を含み、
前記プロセッサは、前記カーソルが前記第1の***作オブジェクトに重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、停止した全ての前記独立擬似回転画像に変化を与え、前記カーソルが前記***作部に重なった直後に、前記被写体の像が得られなかった場合に、当該***作部に対応する変化中の前記独立擬似回転画像を停止し、変化中の全ての前記独立擬似回転画像が停止した場合に、全ての前記独立擬似回転画像に含まれる図柄の順番及び組合せに応じて、擬似的な褒賞の供与を行う、請求項1記載のスロットマシーン。 - 前記擬似的な褒賞は、擬似的なコインである、請求項1又は2記載のスロットマシーン。
- 前記被写体に光を照射する発光手段をさらに備え、
前記被写体は再帰反射部材を含む、請求項1から3のいずれかに記載のスロットマシーン。 - 前記発光手段は、点灯と消灯とを繰り返し、
前記プロセッサは、前記発光手段の点灯時に前記撮像手段により得られた撮像画像と、前記発光手段の消灯時に前記撮像手段により得られた撮像画像と、の差分画像に基づいて、前記被写体の動きを検出する、請求項4記載のスロットマシーン。 - 前記発光手段が発光する光は赤外光であり、
前記撮像手段は赤外光にのみ応答する、請求項4又は5記載のスロットマシーン。 - 前記被写体は、プレイヤの右手の平に装着される第1被写部及び左手の平に装着される第2被写部を含み、
前記カーソルは、前記第1被写部の動きに連動する第1応答画像及び前記第2被写部の動きに連動する第2応答画像を含む、請求項1から6のいずれかに記載のスロットマシーン。
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JP2012179418A (ja) * | 2012-05-25 | 2012-09-20 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
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2007
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