JP3136148U - ゴルフクラブパター、手袋およびパッティング方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ゴルフ競技において、熟練した高い精度や技術を必要とするパッティングのスイングを、容易に真っ直ぐで正確な円軌道のスイングを可能とすることができるパターとパッティング方法を提供する。
【解決手段】長尺や中尺とよばれる、通常より長いパターのグリップで、断面を四角形または円形としフェース面と平行する部分に、親指と中指または人差し指で強く摘むことで、球面に窪む部位を配置した構造とするパターである。
本パターのパッティング方法は、右利きの場合、球面に窪む部位を左手により摘まみ、スイングの円運動の支点とするべく左手腕部を固定する。右手の親指と人差し指によりグリップ下部を挟みパターを優しく打ち出す。
【選択図】図１

Description

本考案は、ゴルフ競技に使用するパタークラブに関する。

ゴルフ競技においてパッティングの打数は重要であり、今までにパタークラブはさまざまな形状が考案されてきた。またパッティング方法も競技者により千差万別であるが、そのスイングには熟練した競技者の高い精度や技術、精神力が必要である。

グリップに膨らみや窪みをつけて、振り子円運動をさせようとするゴルフクラブの特許も出願されているが、ゴルフ協会の規則に適合しないために実用化されていない。
特許公開 ２００５−３４５６２

考案が解決しようとする課題

本考案は、熟練した高い精度や技術、精神力を必要とするパッティングのスイングを、簡単な構造とパッティング方法により、容易に真っ直ぐで正確な円軌道のスイングにすることを課題とする。

課題を解決するための手段

本考案は、ゴルフクラブのグリップにおいて、断面を四角形または円形としフェースと平行する部分に、指により摘む力を加えることで球面に窪む構造をもった部位を持つことを特徴とする。

グリップは、摩擦抵抗の少ない素材を使用することで、指により摘まれたことによる窪んだ部位が、ゴルフクラブのスイングの円運動の支点としての滑らかな動きを可能にすることを特徴とする。

〔０００５〕〔０００６〕の効果を得る他の方法として、ゴルフに使用する手袋において、摘まむ指の腹部分を摩擦抵抗の少ない素材とすることや、摩擦抵抗が少ない突起を設けることにより、グリップを摘まんだ部位を回転運動の支点とすることができることを特徴とする。

グリップの形状は、断面をパターのフェース面と平行する辺が長い長方形の形状とすることで、グリップの面や角の動きによりスイングが目標方向に打ち出されていることを確認しながら調整することができる。グリップの面や角は目線に近い手元にあるため視認しやすく正確なスイングを可能にすることができることを特徴とする。

以下に、本考案の実施の形態を図面により説明する。
（図１）は本考案のグリップの実施例の正面図である。
ゴルフクラブのグリップにおいて、断面を四角形または円形とし、グリップの頂部２よりやや下の部分にフェース面１と平行した円筒状の空洞３を設ける。その部分を指で摘まむことで、球面状の窪みを形成しスイングの円運動の支点４とする。さらにゴルフに使用する手袋において摘まむ指の腹部分を摩擦抵抗の少ない素材とすることでより滑らかな円運動を得ることができる。
球面状の窪みを形成する手段として、円筒状の空洞３のほかに、グリップ全体が軟らかく摩擦抵抗の少ない材料を使用するなど他の方法をとっても良い。
（図２）は本考案のパッティング方法の実施例を右利きの場合で説明する。
左手１の指で摘まれた球面状の窪み２をスイング回転の支点とするために、グリップ３を摘まんだ左上腕部４を右胸の前で固定する。グリップ３は軽く伸ばした右手５の親指の付け根あたりまでの長さを有し、右手５の親指と人差し指でグリップ３を挟みシャフト６とパターヘッド７を、フェース面８が目標に直角に円運動することに留意しながらボール９を打ち出す。

（図３）は本考案のゴルフに使用する手袋の実施例である。パターのフェース面１と平行になる部分を指で摘まみ滑らかに回転させるために、摘まむ指２の腹部分を摩擦抵抗が少ない素材とするか、摩擦抵抗の少ない突起３を設ける。そのことにより摘ままれる部位４をスイングの回転運動の支点とすることができる。

考案の効果

従来のパターおよびパッティング方法は、窮屈な姿勢のなかで全身と両腕を使って、ボールへの打点の高さ、方向性、強弱などを微妙に調整しなければならず、カップインするためには熟練した技術と精神力が必要であった。本考案では右利きの場合、左手で摘まんだ球面の窪みをスイングの円運動の支点として固定することができるため、スイングが円軌道となることでボールへの打点の高さや方向性が安定し、強弱の調整を利き腕だけによりコントロールすることで微妙な調整も容易になり、カップインの可能性を高めることができる。

本考案のグリップの実施例の正面図 本考案のパッティング方法の実施例 本考案のゴルフに使用する手袋の実施例

Claims (2)

1. パターのグリップにおいて、グリップ断面を四角形または円形としパターのフェース面と平行する部分に、親指と中指または人差し指で強く摘むことで球面に窪む部位を配置した構造とするもので、右利きの場合、左手の指で作る球面に窪む部位を支点としてスイングの回転中心とし、右手で優しく送り出すことで、正確な円軌道を得られることを特徴としたゴルフパター。
2. ゴルフに使用する手袋において、右利きの場合、左手のグリップを摘まむ指の腹部分を摩擦抵抗の少ない素材とすることや、摩擦抵抗が少ない突起した部位を設けることにより、その部位によりグリップを摘まんだ点を支点としてスイングの回転中心とし、右手で優しく送り出すことで、正確な円軌道を得られることを特徴としたゴルフ手袋。

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