JP3136008B2 - おこわ類の製法及びおこわ製造用セット - Google Patents

おこわ類の製法及びおこわ製造用セット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短時間で風味及び食感
の良好なおこわ類を製造しうる方法とそれに用いるおこ
類の製造用セットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】赤飯、
五目おこわ、山菜おこわのようなおこわ類を製するに
は、一般に、生、あるいは炊飯時間を短縮できるように
加工(早炊加工)した糯米(もちごめ)と粳米(うるち
まい)を3:1程度の割合で混合し、調味液に浸漬した
後具材とともにせいろで蒸して製している。例えば、赤
飯を製する場合には、調味液はアズキあるいはササゲの
煮汁であり、具材はアズキあるいはササゲである。ま
た、五目おこわを製する場合には、しょう油、みりんを
主体として調味液を調製し、具材は人参、しいたけ、コ
ンニャクなどである。
【0003】しかしながら、せいろで蒸して製する場
合、調味液への浸漬が少なくとも1時間、蒸し時間も3
0〜60分程度かかる(早炊米でも15〜20分)上、
ある程度、量的に多量でないと蒸すことができず、一食
分など少量を製することができないという問題があっ
た。おこわの製法としては、他に一般の炊飯器を用いて
製することができる。この場合、せいろを用いる場合よ
り粳米の割合を少し多めにした糯と粳の混合米と調味液
と具材を同時に炊飯器に入れて加熱する。
【0004】しかしながら、炊飯器を用いた場合、米が
吸水し過ぎて、べたついた食感になってしまうばかりで
なく、加熱時間が30分程度、早炊米を用いても20分
程度はかかるという難点があった。また、近年、おこわ
類を耐熱性樹脂容器などに封入して加熱殺菌した製品が
市販されている。このような製品は、電子レンジなどで
再加熱するだけで食することができるため便利なもので
はあるが、一度製したおこわ類をさらに加熱殺菌したも
のであるため、米が完全にふやけて芯のない食感となっ
ているばかりでなく、むれ臭が生じていて作りたてのお
いしさがないという問題があった。すなわち、従来の技
術では、短時間で風味の良好なおこわ類を製することが
できなかった。したがって本発明は、短時間で風味の良
好なおこわ類を製することができ、しかも少量の製造に
も好適で、インスタント性に優れたおこわ類の製法及び
それに用いるおこわ類製造用セットを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みなされたものであり、 (1)含水量30〜50重量%、澱粉のα化度70%以
上である早炊米に対し30〜60重量%の調味液を加
え、次いでマイクロ波加熱することを特徴とするおこわ
類の製法、 (2)増粘材を添加し、加熱することを特徴とする
(1)項記載のおこわ類の製法、 (3)含水量30〜50重量%、澱粉のα化度70%以
上である包装した早炊米と、早炊米に対し30〜60重
量%の調味液を封入した調味料液包装体とを有してなる
ことを特徴とするおこわ製造用セット、及び (4)調味液に増粘材を添加してあることを特徴とする
(3)項記載のおこわ製造用セットを提供するもので
ある。
【0006】本発明において早炊米とは、生米に比べて
炊飯時間を短縮できるようにした加工米をいい、一般に
は生米(含水量約15重量%、澱粉はほとんどα化して
いない)を蒸し機などで数分間加熱して、含水量30
50重量%(以下単に%という。)程度に高めるととも
に、澱粉のα化度を約70%以上に高めることにより得
られる本発明で用いる早炊米は、糯米を主体としたも
のであることが好ましく、特に糯米の割合を60〜10
0%としておけば、おこわらしい極めて良好な風味・食
感となる。また、早炊米は必ずしも精白米である必要は
なく、玄米や早炊米を製する際におこわの味や色をつけ
たようなものであってもよい。調味液は、目的に応じて
適宜調製すればよい。例えば、赤飯の場合には、アズキ
あるいはササゲの煮汁に少量の食塩を加えたものであ
り、五目おこわや山菜おこわの場合には、しょう油、み
りんを主体に調製したものである。また、すでに味付け
や色付けがなされている早炊米については、調味液とし
ては単なる清水を用いればよい。
【0007】使用する調味液の量は、早炊米に対し30
〜60%とする。30%未満とすると製したおこわに芯
が硬く残ってしまう。また60%を越えると早炊米が吸
水し過ぎてべたついた食感となる。より好ましい調味液
の量は、早炊米に対し約40〜53%である。また調味
液には澱粉や各種ガム類等の増粘材を添加しておくこと
が好ましい。増粘材を添加しておくことにより、おこわ
を製する際に調味液が早炊米に程良くからみつき、おこ
わを製した容器の底に調味液が残ることがなく、また、
おこわのつやもよくなる。調味液に添加しておく増粘材
としては、おこわの風味・食感を損なわないために、馬
鈴薯澱粉やトウモロコシ澱粉等の澱粉類、又はキサンタ
ンガムやタマリンドガム等のガム類が好ましい。調味液
への増粘材の添加量は、澱粉の場合には調味液に対し1
〜4%、ガム類の場合には0.1〜0.4%が適当であ
る。それは、澱粉では1%未満であると効果が十分でな
く、4%を越えるとおこわがべたついた重い食感になっ
て好ましくないからであり、ガム類では、0.1%未満
であると効果が十分でなく、0.4%を越えるとおこわ
がねばねばした糸を引くような食感となり、やはり好ま
しくないからである。
【0008】本発明においては、以上の早炊米と調味液
とを混ぜ、マイクロ波加熱するが、マイクロ波加熱は、
一般には電子レンジを用いればよい。加熱時間は、50
0〜600W程度の小型の電子レンジでは約3〜4分、
1000W程度の大型の電子レンジでは約2〜3分であ
る。加熱する際には、まず、早炊米と調味液とをいっし
ょにマイクロ波加熱可能な容器などに入れるが、この
際、容器などは開封状態としておく必要があり、より好
ましくは、軽く蓋を被せた程度の開封状態である。次
に、電子レンジなどでマイクロ波加熱を行う。すると1
分程度で調味液が沸騰し始め、大量の泡が発生し、早炊
米全体を包み込むような状態となる。この状態がしばら
く継続するが、調味液が早炊米に吸い込まれ、また蒸発
することによって少なくなってくると次第に泡が減少し
始める。泡があまり発生しなくなったらマイクロ波加熱
を止め、そのまま蒸らしとして約1分間静置すると、お
こわを得ることができる。おこわに具材を加える場合に
は、マイクロ波加熱の前に加えるか、おこわを製した
後、まだおこわが熱くねばり気が少ないうちに混合すれ
ばよい。
【0009】以上の製法によれば、加熱前に早炊米を調
味液に浸漬する必要もなく、ほんの数分間という短い加
熱時間でおいしいおこわ類を製することができる。この
製法で製したおこわ類は、適度に歯ごたえがあり、炊飯
器で製した場合のようなべたつきは感じられない。これ
は、マイクロ波加熱により短時間で調味液を沸騰させ泡
状とするため、早炊米を炊飯器で加熱するように調味液
に漬けた状態でなく、せいろで蒸すような水蒸気加熱の
状態で加熱できるためと思われる。しかし、早炊米をせ
いろで蒸しておこわを製する場合には、前述のとおり、
調味液に1時間以上浸漬した後15〜20分程度蒸す必
要があるので、マイクロ波による加熱は、せいろによる
加熱ともまた相当異なるものと考えられる。
【0010】次に、本発明のおこわ類の製法を実施する
のに好適なおこわ製造用セットを説明する。このおこわ
製造用セットは早炊米を封入してある包装体と、早炊米
の30〜60%の調味液を封入してある包装体とからな
る。このおこわ製造用セットの一実施態様を図1に示
す。図1(A)は本発明のおこわ製造セットの分解図で
あり、図中1は容器本体、2は調味液の包装体、3は早
炊米の包装体、4は割り箸、5は容器本体の蓋体であ
る。図1(B)は図1(A)の早炊米の包装体3、調味
液の包装体2及び割り箸4を容器本体1に収納し、蓋体
5をかぶせて透明なシュリンクフィルム6で密封して得
られる製品の斜視図を示す。
【0011】本発明のおこわ類の製法によれば、一食分
といったような少量でも家庭用の小型電子レンジを用い
て簡単に製することができるので、あらかじめ1人〜数
人分の早炊米と調味液を計量包装しておこわ製造用セッ
トとしておけば大変便利である。本発明のおこわ製造用
セットを用いる際には、早炊米を封入してある包装体
と、調味液を封入してある包装体のそれぞれを開封し
て、マイクロ波加熱可能な容器に移して、マイクロ波加
熱すればよい。なお、本発明のおこわ製造用セットにお
いて、その中に入れる具材は、早炊米あるいは調味液の
包装体にいっしょに封入しておいてもよいし、別に具材
だけを封入した包装体を添付するようにしてもよい。い
ずれの態様も本発明の範囲に包含される。また、本発明
のおこわ製造用セットは、おこわ類の製造に使用できる
マイクロ波加熱可能な容器及び箸などを添付しておけ
ば、さらにインスタント性の高いものとなり好ましい。
【0012】
【実施例】次に本発明を参考例、試験例及び実施例に基
づきさらに詳細に説明する。 参考例 (早炊米の製造)精米済の糯米及び粳米を3:1の割合
で混合したものを水に約2時間浸漬した後水切りする。
これを連続式スチーマーに供給し、約7分間加熱を行っ
た。スチーマーに吹き込む水蒸気の温度は約120℃と
し、水蒸気加熱において一時的に120℃の昇温加熱部
を通過させたが、その他の部分の温度は約90℃以上約
120℃未満である。連続式スチーマーから排出された
早炊米を真空冷却機で急速冷却し、品温を約30℃以下
にする。こうして得られた早炊米をポリエチレン性の袋
に150gずつ充填し、脱酸素剤(三菱瓦斯化学(株)
製)を入れて密封した。最後に加圧加熱殺菌機を用いて
102℃で30分間の殺菌を行った。このようにして得
られた包装済みの早炊米は、含水量約40%(ケット社
製赤外線水分計で測定、熱源400℃、測定時間30
分)澱粉のα化度約93%であった。
【0013】試験例1 参考例で得られた早炊米(糯米75%、粳米25%)1
50gに対し表1に示すように所定量の調味液(アズキ
の煮汁、トウモロコシ澱粉を3%添加)を混ぜた。早炊
米と調味液をマイクロ波加熱可能な容器に入れ、電子レ
ンジ(600W)により加熱して赤飯(具材なし)を製
する。電子レンジによる加熱時間は4分、その後の蒸ら
しは1分である。こうして得られたおこわの食感を試験
した。その結果を表1に示した。
【0014】
【表1】 (注)評価は5人のパネラーによる3点評価法により行
った。すなわち、5人がそれぞれ 0点・・・食感が悪い 1点・・・食感があまり良くない 2点・・・食感が比較的良好 3点・・・食感が良好 の基準で評点をつけ、その評点の平均値をとった。
【0015】表1より、調味液の量が45〜90gの範
囲で良好な結果が出ている。この調味液の量は早炊米に
対して30〜60%の割合である。また、より好ましい
範囲は60〜80g(約40〜53%)であることが分
かる。
【0016】試験例2 上記参考例で得られた早炊米(糯米75%、粳米25
%)150gに対し、トウモロコシ澱粉を表2に示すよ
うな所定濃度となるように添加してある調味液(アズキ
の煮汁)70gを混ぜた。早炊米と調味液をマイクロ波
加熱可能な容器に入れ、電子レンジ(600w)により
加熱して赤飯(具材なし)を製する。電子レンジによる
加熱時間は4分、その後の蒸らしは1分である。こうし
て得られたおこわの外観及び食感を試験した。その結果
を表2に示した。
【0017】
【表2】 (注)食感の評価は試験例1と同じ3点評価法によっ
た。
【0018】表2より明らかなように、調味液のトウモ
ロコシ澱粉濃度が1〜4%の範囲で良好な結果が出てい
る。
【0019】実施例1 (赤飯製造セット及びそれを用いた赤飯の製造) 1)赤飯製造セットの作製 ア.早炊米・・・・・・参考例で得られた早炊米を用いた(ポリエチレン製の 袋に150g充填密封してある。糯米75%、粳米2 5%。脱酸素剤が封入してある。加熱殺菌してあり室 温で長期保存が可能。) イ.調味液・・・・・・アルミ蒸着したポリエチレン製の袋に充填密封してあ (具材入り) る。調味液としてアズキの煮汁(キサンタンガム濃度 約0.23重量%)が78g、具材としてアズキが 16gである。 加熱殺菌してあり室温で長期保存が可能。 ウ.その他・・・・・・表面を樹脂コーティングし防水加工した厚紙製の容器 及び割り箸。 以上ア、イ、ウを1食分セットとしてまとめて透明樹脂
フィルムでシュリンク包装してある。
【0020】上記イの調味液(具材入り)は次のように
して製造した。アズキ8g、食塩1g、キサンタンガム
0.2g、清水84.8gをアルミ蒸着してあるポリエ
チレン製の袋に充填密封する。次いでこれを加圧加熱殺
菌機を用いて115℃で20分間の殺菌を行う。ここで
殺菌中にアズキが煮えて、清水にアズキの色及び風味が
移る(アズキの煮汁になる)とともに、アズキが吸水す
るため、アズキ約16g、アズキの煮汁約78gとな
る。
【0021】2)赤飯の製造 上記の赤飯製造セットのシュリンクフィルムを取り除
く。蓋体を取って容器本体から割り箸、早炊米の包装
体、調味液の包装体を取り出す。早炊米の包装体を開封
し、早炊米を容器本体内に取り出す。さらに調味液の包
装体を開封し、調味液(具材を含む)を容器本体内に取
り出す。容器本体に蓋体を被せ電子レンジ(600W)
内に入れ4分間加熱した。なお、この際、容器本体に蓋
体は被せてはあるが、密閉状態とせず、水蒸気を容器本
体外に良好に排出できる程度に開封状態としておく必要
がある。そのため、蓋体に複数の孔や切り欠きなどを設
けておけば確実である。3分間の加熱が終わった後、蒸
らしのために1分間そのまま放置した。蒸らしが終わっ
たら容器本体を電子レンジから取り出し、割り箸を用い
て具材(アズキ)が均一に散らばるように混ぜる。な
お、赤飯が冷めると、赤飯特有のねばり気が生じて混ぜ
ることができなくなるので、赤飯が熱いうちに手速く混
ぜる。できた赤飯はつややかな外観で美しく、試食して
みたところ、適度に芯のある食感で、生米をせいろで蒸
して製した赤飯と全く同じ風味であり、炊飯器で製した
赤飯のようなべたつきもなかった。また、容器本体の底
に調味液が残ることもなかった。
【0022】実施例2 (五目おこわ製造セット及びそれを用いた五目おこわの
製造) 1)五目おこわ製造セットの作製 ア.早炊米・・・・・・ポリエチレン製の袋に150g充填密封してある。糯 米100%。加熱殺菌してあり室温で長期間保存が可 能。(脱酸素剤は入れない。) イ.調味液・・・・・・アルミ蒸着したポリエチレン製の袋に充填密封してあ (具材入り) る。しょう油、みりん、トウモロコシ澱粉、清水を主 体として製した調味液と、人参、干しいたけ、筍、油 揚、コンニャクを具材として封入してある。(調味液 80g、具材30g)加熱殺菌してあり室温で長期保 存が可能。 ウ.その他・・・・・・実施例1と同じ容器及び割り箸。 以上ア、イ、ウを一食分セットとして実施例1と同様に
シュリンク包装した。
【0023】ここで用いたアの早炊米は次のように製造
した。精米済みの糯米を水に約2時間浸漬する。浸漬後
水切りした糯米136gと清水14gをポリエチレン製
の袋に充填密封した。次いで、この袋詰品を加圧加熱殺
菌機を用いて105℃で25分間の殺菌を行う。殺菌中
に糯米は吸水し、早炊米となる。得られた包装済みの早
炊米は、含水量約42%(実施例1と同じ条件で測定)
であった。調味液(具材入り)は次のようにして調製し
た。下記の配合の原料をアルミ蒸着してあるポリエチレ
ン製の袋に充填密封する。次いで加圧加熱殺菌機を用い
て115℃で20分間の殺菌を行った。本実施例の配合
の場合、殺菌中に具材はほとんど吸水しないので、殺菌
後調味液(トウモロコシ澱粉濃度約2.5重量%)は約
80g、具材は約30gである。
【0024】2)五目おこわの製造 本実施例により五目おこわセットを用いて五目おこわを
製造する。手順は実施例1の赤飯セットの場合と同じで
ある。ただし、電子レンジ(600W)での加熱時間は
3分間である。生米をせいろで蒸して製した五目おこわ
と全く同じつややかな外観を有し、風味・食感のよい五
目おこわが得られた。また、容器本体の底に調味液が残
ることもなかった。
【0025】
【発明の効果】本発明のおこわ類の製造法によれば、量
の多少にかかわらず、短時間で風味の良好なおこわを製
造することができる。その際、本発明のおこわ製造用セ
ットを用いれば、おこわを簡便に製造することができ、
さらに、早炊米の包装体及び調味液の包装体を殺菌品と
しておけば、室温での長期保存が可能であるため、極め
て便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のおこわ製造用セットの分解
図、(B)はおこわ製造用セットの収納後の状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 調味液の包装体 3 早炊米の包装体 4 割り箸 5 蓋体 6 シュリンクフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−141563(JP,A) 特開 昭62−228237(JP,A) 特開 昭63−248360(JP,A) 特開 平2−76546(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水量30〜50重量%、澱粉のα化度
    70%以上である早炊米に対し30〜60重量%の調味
    液を加え、次いでマイクロ波加熱することを特徴とする
    おこわ類の製法。
  2. 【請求項2】 増粘材を添加し、加熱することを特徴と
    する請求項1記載のおこわ類の製法。
  3. 【請求項3】 含水量30〜50重量%、澱粉のα化度
    70%以上である包装した早炊米と、早炊米に対し30
    〜60重量%の調味液を封入した調味料液包装体とを有
    してなることを特徴とするおこわ製造用セット。
  4. 【請求項4】 調味液に増粘材を添加してあることを特
    徴とする請求項3記載のおこわ製造用セット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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