JP3135356B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3135356B2
JP3135356B2 JP04103077A JP10307792A JP3135356B2 JP 3135356 B2 JP3135356 B2 JP 3135356B2 JP 04103077 A JP04103077 A JP 04103077A JP 10307792 A JP10307792 A JP 10307792A JP 3135356 B2 JP3135356 B2 JP 3135356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給紙装置に係り、特に印
刷機に好適な用紙重送防止機構に特徴のある給紙装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙重送防止機構を有する給
紙装置は多数の方式のものが提案されている。
【0003】例えば、給紙ローラにフリクシヨンパツド
やゴムローラなどの摩擦部材を圧接してそのニツプ部で
重送紙を捌く給紙装置は、特開昭61−263541号
公報、特開昭62−249842号公報などでよく知ら
れている。
【0004】また、フリクシヨンパツドを用いたものの
中には、その形状を、凹形状、即ち給紙ローラの外形に
沿つた形状にして、より長い範囲で分離を行おうとする
ものもあるが、一度に進入してきた複数枚の紙束の勢い
には、必ずしも勝てるものではなく、重送してしまう場
合がある。
【0005】上記の用紙重送防止機構は、論理的には2
枚の用紙が給紙ローラと摩擦部材との間に進入した場合
のみ分離の条件が満たされるのであつて、3枚以上の進
入に対しては1枚のみを分離させるのは不可能であつ
た。
【0006】摩擦部材を上記のように単に給紙ローラに
押し付けたものではなくて、必要な時、つまり複数枚の
用紙が給紙ローラと摩擦部材(この場合リバースロー
ラ)の間、即ち分離部に進入した場合のみ、そのリバー
スローラを連続的に逆転させるようにした方式も広く知
られている。
【0007】この方式は、リバースローラを連続的に逆
転させるため、複数枚の用紙が分離部に進入しても下側
の用紙が給紙方向とは逆方向に次々に押し戻され、残り
が1枚になつた時にリバースローラがその用紙により逆
転を阻止され、正転に転じてその用紙のみの給紙を行う
ことができるようになつている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一般的に
は、この機構は中低速給紙の場合にのみ有効な手段であ
り、印刷機のような高速給紙には重送された用紙を戻し
切れずに重送してしまう場合があつた。
【0009】このように従来の重送防止装置は、いずれ
の機構においても複数枚(3枚以上)が同時に分離部に
進入した場合、1枚ずつ確実に分離することは難しいも
のであつた。
【0010】そもそも重送というのは給紙台に積載され
た状態から、複数枚が互いに多少ずれるか、あるいは全
くずれない状態で一度に給紙ローラによつて送り出さ
れ、それが分離部で完全に分離できない状態を言うので
あり、用紙によつては、10数枚がまとまつてずれてし
まうことがある。
【0011】そのずれが発生する原因としては、給紙台
上に積載された用紙束の用紙間の摩擦係数が、場所によ
つて極端に小さくなることが考えられるが、これは用紙
の裁断して積み重ねたり、給紙台に用紙を継ぎ足したり
した際の境界に多く見られる。
【0012】また、多色刷り等を行うために一度印刷し
た紙を揃えて、給紙台に数回に分けて積載した場合や、
異種の用紙が混在している場合も、その重ね合わせ面が
滑り易くなる。滑り易い面を探して、その境界の上下1
枚ずつを取り除けば、用紙のずれは防げることは判つて
いたが、オペレータはその度に、その操作を強いられて
いた。
【0013】つまり、印刷機を使つていく上で、この用
紙ずれから避けては通れないと言つても過言ではない。
【0014】本発明は、上記のような重送の原因となる
用紙のまとまつたずれを、極めて簡単で安価な機構で防
止し、かつ従来の分離機構でも十分分離動作が行える給
紙装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、用紙を積載
する給紙台と、該給紙台上に積載された用紙の先端側を
位置規制するガイド部材と、前記給紙台上に積載された
用紙を送出するために、その用紙に対し所定の圧力を作
用させた状態で、外部からの駆動力により所定方向に回
転する給紙ローラと、該給紙ローラに圧接された摩擦部
材とを備え、前記給紙ローラと用紙、前記摩擦部材と用
紙、用紙どうしのそれぞれの摩擦係数の差により、前記
給紙台上に積載された用紙を1枚ずつ分離して送り出す
給紙装置において、前記給紙ローラの回転中心の直下よ
り給紙方向の上流側で、かつ前記給紙ローラの両側方の
ガイド部材の上端に一対の突起を備え、前記給紙ローラ
と前記摩擦部材による用紙分離動作前の、用紙先端が前
記一対の突起に当接して用紙の停止位置を揃えるように
した手段によって達成される。
【0016】
【作用】給紙ローラの回転中心の直下より給紙方向の上
流側で、かつ給紙ローラの両側方のガイド部材の上端
設けられた一対の突起は、給紙ローラの軸方向と直交す
る方向に移動可能であり、また、突起は給紙ローラ側が
ガイド板の角部の高さに向かつて下方に傾斜している。
【0017】用紙束に滑り易い面が存在していると、そ
の上方の用紙はまとまつて給紙方向にずれようとする
が、突起の前縁部に突き当たり分離部への進入が一時的
に妨げられ、その用紙束の最上位紙あるいは上部の数枚
のみが分離部へ搬送される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は第1の実施例に係る給紙装置の概略
構成図、図2はその要部拡大図、図3は給紙ローラ部の
正面図である。
【0020】図において、1は給紙ローラであり、図示
されない駆動装置によつて図の矢印方向に回転駆動され
る。下方には、フリクシヨンパツド2がホルダ3に固定
され、分離圧スプリング4により給紙ローラ1の方向に
弾力的に付勢されて用紙分離部を形成している。また、
前記のフリクシヨンパツド2に代えて、ゴムローラ等の
摩擦部材でもよい。分離圧スプリング4の他端は、ガイ
ド板5の一部の係合部5aにセツトされている。また、
ガイド板5の一部には窓があり、その裏側に設けたリブ
の一部5bに沿つてホルダ3がスライド可能に支持され
ている。給紙台8は、軸10の回りに回転可能なように
支持されており、給紙圧スプリング9により、時計回り
方向に付勢されている。
【0021】ガイド板5の角部5cには、一対の突起6
が給紙ローラ1の外周面から所定の隙間を持つて設けら
れている。また、突起6は給紙ローラ1の両サイドに位
置し、給紙ローラ1に対面する側が角部5cの高さに向
かつて下方に傾斜している(図3参照)。なお、5dは
ガイド板5の表面に所定間隔をおいて帯状に設けたリブ
で、用紙7の先端部を案内保持している。
【0022】次にこの給紙装置の重送防止動作について
説明する。
【0023】給紙動作が始まると、給紙ローラ1は所定
のタイミングで、図示されない駆動装置により図の矢印
方向に回転駆動される。それに伴い、給紙台8上に積載
された用紙7の最上位の用紙が給紙され始め、分離部を
通過し、図示されないレジストローラまで送られた後、
給紙ローラ1の駆動が停止する。給紙ローラ1にはワン
ウエイクラツチが内蔵されているため、レジストローラ
によりその用紙が送られ始めても、給紙ローラ1は用紙
7に引つ張られた形となり連れ回りする。
【0024】ここで、積載されている用紙7に図4のよ
うに滑りやすい面11が存在していると仮定すると、給
紙されるに従つて、まとまつて給紙方向にずれようとす
る。しかし、そのまとまつた用紙束は、ガイド板5の角
部5cに設けた突起6の前縁部6aに図5のように突き
当たり、分離部への進入が一時的に妨げられ、その用紙
束の最上位の用紙のみが分離部へ搬送される。給紙され
るに従い、その用紙束の枚数も徐々に薄くなつた時点で
始めてその紙束が分離部へ進入することになるが、既
に従来の分離機構でも分離できる枚数になつているので
重送の心配もなくなる。
【0025】もちろん、給紙ローラ1と突起6との隙間
は通常給紙の妨げにならない程度になつている。また、
その突起6は実施例では固定式にしたが、図6に示した
ように用紙によつて給紙ローラ1との隙間を可変できる
方向に移動可能にしてもよい。即ち、突起6を形成した
固定板17に上下方向の一対の長穴17aを形成し、上
下に移動可能とすればよい。
【0026】図7は第2の実施例に係る給紙装置の概略
構成図である。
【0027】基本的には第1の実施例の装置と同様であ
るが、用紙7に対する給紙圧の作用の仕方が、第1の実
施例の場合は給紙台8を給紙圧スプリング9によつて下
から持ち上げて、用紙7を給紙ローラ1に押し付けるこ
とによつて、給紙圧を発生させているのに対して、第2
の実施例の場合は、用紙分離部と給紙圧作用部を分割さ
せたタイプで、ピツクアツプローラ12はアーム15に
よつて給紙ローラ1の回りに揺動自在に支持されてい
て、ピツクアツプローラ12部の自重とスプリング13
の力の差が用紙7に給紙圧として働く。また、給紙ロー
ラ1とピツクアツプローラ12は、タイミングベルト1
4でつながつており、給紙ローラ1が外部から駆動力を
受けると、同時にピツクアツプローラ12も回転を始め
る。
【0028】給紙動作が始まり、所定の枚数が給紙され
ると、ピツクアツプローラ12はそれに応じて給紙ロー
ラ1を中心に反時計回りに回転する。それが、図示しな
い検知手段により検知されると、図示しない駆動手段に
より給紙台8が上昇し、ピツクアツプローラ12が元の
位置になると、前記検知手段が働き上昇動作が終了し、
給紙動作が継続される。
【0029】以上において、本発明を特定の実施例につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるのでなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者において明らかである。
【0030】
【発明の効果】請求項1,3記載の発明によれば、給紙
ローラの回転中心の直下より給紙方向の上流側で、かつ
給紙ローラの両側方のガイド部材の上端に一対の突起を
備え、給紙ローラと摩擦部材による用紙分離動作前の、
用紙先端が前記一対の突起に当接して用紙の停止位置を
揃えるようにしたため、給紙されるに従つて、まとまつ
て給紙方向にずれようとする場合、そのまとまつた用紙
束は突起に突き当たり、分離部への進入が一時的に妨げ
られ、その用紙束の最上位の用紙のみが分離部へ搬送さ
れることになり、つまり、給紙ローラと摩擦部材からな
る用紙分離部前で、用紙を予め停止して用紙を揃えるの
で、用紙分離部での重送の原因となる用紙束のずれを未
然に防ぐことができる。また、オペレータは一々滑りや
すい面を探して、その上下1枚ずつを取り除く必要がな
くなり、安心して操作に専念できる。さらに、機構が非
常に簡単なので、信頼性も高くローコストで実現でき
る。
【0031】請求項2記載の発明によれば、突起と給紙
ローラの隙間を可変としたので、用紙の状態に応じて、
対処する用紙のずれ量を自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る給紙装置の概略構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る給紙装置の要部拡
大図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る給紙装置の要部正
面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る給紙装置の重送防
止動作の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る給紙装置の重送防
止動作の説明図である。
【図6】突起の移動機構を示す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る給紙装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 給紙ローラ 2 フリクシヨンパツド 3 ホルダ 4 分離圧スプリング 5 ガイド板 5a 係合部 5b リブの一部 5c 角部 5d リブ 6 突起 6a 突起の前縁部 7 用紙 8 給紙台 9 給紙圧スプリング 10 軸 11 用紙の滑り面 12 ピツクアツプローラ 13 スプリング 14 タイミングベルト 15 アーム 16 偏心カム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積載する給紙台と、該給紙台上に
    積載された用紙の先端側を位置規制するガイド部材と、
    前記給紙台上に積載された用紙を送出するために、その
    用紙に対し所定の圧力を作用させた状態で、外部からの
    駆動力により所定方向に回転する給紙ローラと、該給紙
    ローラに圧接された摩擦部材とを備え、前記給紙ローラ
    と用紙、前記摩擦部材と用紙、用紙どうしのそれぞれの
    摩擦係数の差により、前記給紙台上に積載された用紙を
    1枚ずつ分離して送り出す給紙装置において、 前記給紙ローラの回転中心の直下より給紙方向の上流側
    で、かつ前記給紙ローラの両側方のガイド部材の上端に
    一対の突起を備え、 前記給紙ローラと前記摩擦部材による用紙分離動作前
    の、用紙先端が前記一対の突起に当接して用紙の停止位
    置を揃えるようにした ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記突起を前記
    給紙ローラの軸方向と直交する方向に移動可能に設け、
    両者の隙間を可変できるようにしたことを特徴とする給
    紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記突起は、給
    紙方向の下流側が下方に傾斜していることを特徴とする
    給紙装置。
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