JP3134756U - 和服帯 - Google Patents

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しをり 斉藤
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Abstract

【課題】和服を着付ける際、補助者を必要とせずに着用者単独で帯結びを短時間かつ簡単に行うことができ、その結び状態を長時間維持して、着崩れがしない和服帯を提供する。
【解決手段】横方向には細幅な帯部と、縦方向には太幅な太鼓部により偏平な略逆T字状を形成する帯本体において、太鼓部はやや一方偏りに位置すると共にその両端には仮紐が取り付けられ、帯部の略中央には掛けボタンを取り付けると共に着脱穴を有し偏平な略四角形状に形成される手を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、和服を着付ける際の帯結びの装着を短時間かつ容易に行うことができると共にその結び状態を長時間維持して、形崩れがしない和服帯に関する。
従来から、和服を着付ける際の帯結びを一人で行うには、その結び目が背中側に位置するため困難な作業であり、特に自分自身で和服帯を結ぼうとすると長時間を要し、仮に、和服帯が結べてもその形状を長時間維持することができるようにするためには非常な熟練を要し、このことはまた高齢者には特に困難な事であった。そこで、例えば、誰でも簡単に帯結びを整形できる補助具として、裏面に少なくとも2本の係止紐を設けてなる帯枕と、基盤丈夫に形成する帯枕装着部に係止孔又は係止溝を少なくとも3個設けてなる基盤とからなり、前記係止紐を前記係止孔又は係止溝に係止せしめることにより帯枕を基盤に固定するようにした帯整姿具が開示されている。
実公昭53−3863号公報
しかしながら、このような帯整姿具を使用して帯結びをする際には、帯本体とは別物品であることより胴回りでずれ動かないように押さえる作業と、その固定に併用する仮紐を扱う補助者が別途必要となってしまうという不便さが生じ、実際には着用者のみで帯結び作業をすることはできなかった。
本考案は、和服を着付ける際の帯結びを短時間かつ簡単に行うことができると共にその結び状態を長時間維持して、着崩れがしない和服帯を提供することを目的とする。本考案は、別部品を使用しないため、補助者を必要とせず、着用者単独で帯結び作業をすることができる和服帯を提供することを目的とする。
この考案に係る装身具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の考案に係る和服帯は、横方向には細幅な帯部と、縦方向には太幅な太鼓部により偏平な略逆T字状を形成する帯本体において、前記太鼓部は前記帯部のやや一方偏りに位置すると共に、前記帯部の両端にはそれぞれ仮紐が取り付けられていることを特徴とする。
この和服帯は、全体が偏平な略逆T字状に形成されているため、一本の真直ぐな帯を手技により順次折り返し、帯部12と太鼓部を形作るという複雑でかつ時間のかかる着付け作業を簡単にすることができるばかりか、後方に手が届かない高齢の着用者でも単独で帯結び作業ができる。
そして、請求項2に記載の考案に係る和服帯は、請求項1に記載の和服帯において、前記帯部の略中央には掛けボタンを取り付けると共に、該掛けボタンとの着脱穴を有し、偏平な略四角形状に形成される手を備えることを特徴とする。
すなわち、着脱可能な手を備えることにより、美しい太鼓部の形成が容易となり、また、掛けボタンの位置を調節することで着用者の好みに応じた手の長さや、その他の変わり結び、例えば、銀座結び等にも対応できる。
さらに、請求項3に記載の考案に係る和服帯は、請求項1乃至2に記載の和服帯において、前記帯部における前記太鼓部の根元近傍に、上側に開口部を有したクッション袋を取り付けると共に、弾性を有し中央が脹んだ枕体の両側に帯枕紐を取り付けた帯枕と前記クッション袋に挿入可能なクッションを備えることを特徴とする。
よって、クッションをクッション袋に挿入し、従来からある軽装帯等の代用帯では実現できなかった自然な膨らみを持たせた帯結びが可能となるばかりか、結び目を支えている帯枕の下方へのずれをクッション体が防止して、長時間の着用にも型崩れがしない帯結びをすることができる。
くわえて、請求項4に記載の考案に係る和服帯は、請求項1乃至3に記載の和服帯において、前記太鼓部は、折り畳まれた場合には少なくとも一重太鼓又は二重太鼓を形成する長さに形成されていることを特徴とする。
本考案に係る和服帯によれば、一重太鼓又は二重太鼓いずれの結びも短時間かつ簡易にすることができる。
さらにくわえて、請求項5に記載の考案に係る和服帯は、請求項1乃至4に記載の和服帯において、前記帯部及び前記太鼓部の表面と裏面には異なる模様又は色合いが施されていることを特徴とする。
本考案に係る和服帯によれば、時と場合に応じて、異なる模様や色柄を楽しむリバーシブルの帯をも提供できる。
本考案に係る和服帯によれば、複雑でかつ時間のかかる着付け作業が不要となるばかりか、帯結びで形成される帯と太鼓の形状を当初から想定した寸法や形状とされているので、特に帯用として特殊な技術で織られる高価な布を使用する必要もなく、一般的な洋服用の布を使用することができ経済的である。また、真直ぐな帯を折り返し、その表面と裏面を全て使用しつつ帯部と太鼓部を形成するわけではないから、リバーシブルの帯とすることも可能となり、その素材にも限定がなく、例えば、従来帯には使用できないと考えられていたレース等を使用することもできる。さらに、本考案に係る帯は、偏平な形状であるから、従来から存在した代用帯と異なり、普通の帯同様に平らに畳んで保管できるという利点も有する。
以下、図面に基づき本考案の好ましい形態を詳細に説明する。図1は、本考案に係る第1和服帯を示す正面図であって、(a)は帯本体、(b)は手、(c)は帯枕、(d)はクッションである。図2は、その帯本体に手を取り付けた状態を示す正面図である。図3〜図8は、その使用方法を示す説明図である。
第1和服帯10における帯本体11は、全体を偏平な略逆T字状とする布地で、横方向には細幅の長方形状で胴回りに回すことができる十分な長さにより両方向に広がる帯部12を有している。帯部12の両縁部には胴回りを締めることができる十分な長さ(全て図示せず。)で仮紐14がそれぞれ取り付けられ、帯部12には、クッション27を挿入するクッション袋16とその一側部には掛けボタン等が縫着された装着部17が形成され、後記する手22を着脱可能とされている。
また、帯本体10の縦方向には、帯部12において左帯部12bから右帯部12a方向の一方に偏った位置で(図ではやや右寄り。)、上垂直方向に延びる太幅の長方形状による太鼓部18が形成されている。なお、この太鼓部18は折り返した場合には一重太鼓を形成できる長さのものである。
さらに、偏平な略四角形状で、その一方の角にボタン穴等による着脱部20を設けることで、装着部17に着脱可能な手22が帯本体10と同様の素材から形成される。この手22は、第1和服帯10を使用する際には、帯本体11に装着される。
帯枕23は、通常の和服帯に使用されるものと同様で、中央に厚みを有する枕体24とその両側には帯枕紐26が取り付けられている。
なお、第1和服帯10においては、例えば、四つ折りにしたタオルやスポンジ等からなるクッション27を使用することが望ましい。このクッション27は、帯枕23のように厚みを有し、クッション袋16に挿入可能なものであって、後記するように帯枕23を支えることができるばかりか、帯装着中にかき易い汗の湿気を吸収する効果も有する。
このような第1和服帯10の使用方法について説明すると、先ず、帯本体11の略中央を着用者の腰部後方に取り付ける(図示せず。)。次に、図3に示すように、仮紐14を垂らした状態で、まず帯部12における短い側の右帯部12aを胴回りに沿って回し、続いて長い側の左帯部12bをその上から回す。そして、帯部12全体が腰部に巻きついている状態で、図4に示すように、仮紐14を帯部12の下方向で胴回りに巻きつけ、その両先端を締結して帯部12を腰部に仮留めする。なお、締結して余った仮紐14の先端は帯部12と腰部の隙間にしまい込めば良い。
続いて、図5に示すように、クッション27をクッション袋16に挿入してその部分に厚みを持たせ、クッション27を支えとし、その上方には帯枕23の枕体24を帯枕紐26により胴回りに取り付ける。
さらに、図6に示すように、帯枕紐26を帯部12の上方向で胴回りに巻きつけ、その両先端を締結して帯枕23と帯部12の双方を腰部に固定し、その状態で上垂直方に延びている太鼓部18を下垂直方向に折り返し、一重太鼓28を形成する。
くわえて、図7に示すように、手22を折り曲げて、一重太鼓28により形成される輪の中に側部方向から挿入する。この手22は、その輪の支持具となり、また、挿入方向の逆側で輪からやや突出することで一重太鼓28の装飾的効果を発揮する。
そして、図8に示すように、この状態で通常の帯紐30により胴回りを廻し締結して、帯本体11と手22の双方を確実に固定し、一重太鼓28による帯結びを完成する。
図9は、本考案に係る第2和服帯40を示す正面図である。第2和服帯40においては、太鼓部48が二重太鼓を形成できる長さ、すなわち第1和服帯10の約2倍の長さに形成されている。基本的な使用方法は第1和服帯10のそれと同様であるが、帯部42を胴回りに固定した後、上垂直方に延びている太鼓部48を下垂直方向に2回折り返して、二重太鼓を形成できる。
また、第2和服帯40においては、帯部42に形成される装着部47は、クッション袋46の両側に2個の掛けボタンを縫着したものとなっており、このように構成することで手(図示せず。)を二重太鼓に挿入する場合に、輪の逆側に突出する長さを調節でき、着用者の好みに応じた帯結びができる。
図10は、本考案に係る第3和服帯50を示すもので、その表面と裏面をそれぞれ表す正面図である。第3和服帯は表面52a、58aと裏面52b、58bに異なる模様が付加され、時と場所に応じて異なる模様、すなわちリバーシブルの帯として使用できるものである。
以上、本考案に係る和服帯について、いくつかの実施形態を説明したが、それを以って本考案を限定するものではなく、この考案の精神を逸脱しない限り、種々の改変を加えることができることはいうまでもない。例えば、本考案は、一重太鼓や二重太鼓の和服帯に限定して説明したが、同様の構成をもって銀座結びのような他の和服帯について適用できることはいうまでもない。
本考案に係る第1和服帯を示す正面図である。 帯本体に手を取り付けた状態を示す正面図である。 本考案に係る第1和服帯の使用方法を示す説明図である。 本考案に係る第1和服帯の使用方法を示す説明図である。 本考案に係る第1和服帯の使用方法を示す説明図である。 本考案に係る第1和服帯の使用方法を示す説明図である。 本考案に係る第1和服帯の使用方法を示す説明図である。 本考案に係る第1和服帯の使用方法を示す説明図である。 本考案に係る第2和服帯を示す正面図である。 本考案に係る第3和服帯を示す正面図である。
符号の説明
10 第1和服帯
11 帯本体
12 帯部
14 仮紐
16 クッション袋
17 装着部
18 太鼓部
20 着脱部
22 手
23 帯枕
24 枕体
26 帯枕紐
27 クッション
28 一重太鼓
30 帯紐
40 第2和服帯
41 帯本体
42 帯部
46 クッション袋
47 装着部
48 太鼓部
50 第3和服帯
52 表面
58 裏面

Claims (5)

  1. 横方向には細幅な帯部と、縦方向には太幅な太鼓部により偏平な略逆T字状を形成する帯本体において、前記太鼓部は前記帯部のやや一方偏りに位置すると共に、前記帯部の両端にはそれぞれ仮紐が取り付けられていることを特徴とする和服帯。
  2. 前記帯部の略中央には掛けボタンを取り付けると共に、該掛けボタンとの着脱穴を有し、偏平な略四角形状に形成される手を備えることを特徴とする請求項1に記載の和服帯。
  3. 前記帯部における前記太鼓部の根元近傍に、上側に開口部を有したクッション袋を取り付けると共に、弾性を有し中央が脹んだ枕体の両側に帯枕紐を取り付けた帯枕と前記クッション袋に挿入可能なクッションを備えることを特徴とする請求項1乃至2に記載の和服帯。
  4. 前記太鼓部は、折り畳まれた場合には少なくとも一重太鼓又は二重太鼓を形成する長さに形成されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の和服帯。
  5. 前記帯部及び前記太鼓部の表面と裏面には異なる模様又は色合いが施されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の和服帯。

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JP2011236510A (ja) * 2010-04-12 2011-11-24 Eiko Nikaido 名古屋帯および名古屋帯を結ぶ方法

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