JP3134000B2 - ヘッド及びピンチローラ圧着機構 - Google Patents

ヘッド及びピンチローラ圧着機構

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JP3134000B2
JP3134000B2 JP03200767A JP20076791A JP3134000B2 JP 3134000 B2 JP3134000 B2 JP 3134000B2 JP 03200767 A JP03200767 A JP 03200767A JP 20076791 A JP20076791 A JP 20076791A JP 3134000 B2 JP3134000 B2 JP 3134000B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーププレーヤなど
の、テープを磁気記録媒体とする磁気記録再生装置に係
り、特に、プレイモード時に、ヘッドをテープに接触さ
せると共に、いずれか一方のピンチローラをキャプスタ
ンに圧着するためのヘッド及びピンチローラ圧着機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】2方向のテープ走行を行うタイプのテー
ププレーヤにおいては、テープのプレイ走行に関わる基
本的な動作部材として、基台となるデッキプレートまた
はその他の固定部材上に、テープカセットのリールを回
転させるための一対のリールベースと、テープを送るた
めの一対のピンチローラと、走行するテープに圧着させ
るヘッドを有している。このようなテーププレーヤにお
いて、プレイモード時にテープのプレイ走行を行う場合
には、ヘッドを前方に駆動してテープに圧着させると共
に、走行方向に応じた一方のピンチローラをテープを挟
んでキャプスタンに圧着させ、テープを圧着状態で挟持
する。そして、この状態において、圧着側のキャプスタ
ンを回転させてテープを送り出すと共に、走行方向に応
じた一方のリールベースを回転させてテープを巻き取る
ことによって、プレイのテープ走行を行っている。
【0003】また、テープの走行方向を切換える場合に
は、切換前に圧着状態にあったピンチローラのキャプス
タン圧着を解除し、切換前に解除状態にあったピンチロ
ーラをキャプスタンに圧着している。さらに、FF/R
EWなどの高速のテープ走行や、テープカセットの装着
・排出を行う場合には、両側のピンチローラのテープ圧
着を解除する必要がある。一方、ヘッドについても、サ
ーチ時などにおいて若干テープに接触させる場合がある
ものの、通常のFF/REWモードやストップモード、
あるいは、テープカセットの装着・排出を行う場合に
は、後方に駆動してテープから開離させる必要がある。
【0004】このため、一般的に、テーププレーヤにお
いては、ヘッドをヘッドプレート上に搭載し、このヘッ
ドプレートを前後に駆動することにより、ヘッドのテー
プ圧着及び解除を行っている。また、ピンチローラをピ
ンチローラケースの一部に回転可能に支持し、このピン
チローラケースを2方向に回動することにより、ピンチ
ローラのキャプスタン圧着及び解除を行っている。
【0005】従来、プレイモード時に、ヘッドをテープ
に圧着させると共に、一対のピンチローラのいずれか一
方をキャプスタンに圧着させるためのヘッド及びピンチ
ローラ圧着機構としては、例えば、特開平2−3136
0号公報の技術が存在している。図11は、この従来の
ヘッド及びピンチローラ圧着機構のストップモード状態
を示す図である。
【0006】図11に示すように、デッキプレート(シ
ャーシ)31の表面上には、チェンジプレート32とヘ
ッドプレート33とが、順次配設されている。チェンジ
プレート32は、図中左右方向(矢印A−B方向)に長
尺な部材であり、且つ、この左右方向(矢印A−B方
向)に移動可能に設けられている。
【0007】ヘッドプレート33は、左右方向(矢印A
−B方向)に長尺な部分と、これに直交する前後方向
(矢印C−D方向)に長尺な部分とからなる概略L字形
の部材であり、且つ、前後方向(矢印C−D方向)に移
動可能に設けられている。ヘッドプレート33の左右方
向(矢印A−B方向)に長尺な部分における中央部の表
面上には、ヘッド34が搭載されている。また、ヘッド
プレート33は、駆動用スプリング35によって、テー
プにヘッド34を圧着させる方向である前方(C方向)
に付勢されており、この付勢力によって同方向に駆動さ
れるようになっている。なお、ヘッドプレート33は、
ストップモード時には、図示していないモード切換機構
により、図11に示すように、駆動用スプリング35の
付勢力に反して後方のストップモード位置に規制される
ようになっている。
【0008】また、図11において、ヘッドプレート3
3上の、左右方向(A−B方向)に長尺な部分における
両端部の上方の位置には、ピンチローラ36を回転可能
に支持するピンチローラケース(枠体)37が配置され
ている。この一対のピンチローラケース37は、それぞ
れ、デッキプレート31に対して固定された支軸38に
よってそれぞれ回動可能に設けられている。また、一対
のピンチローラケース36は、圧着用スプリング39に
よって対応するキャプスタン40への圧着方向(前方)
に付勢されており、この付勢力によってキャプスタン4
0に圧着するようになっている。さらに、ピンチローラ
ケース37には、ヘッドプレート33の開口部33bに
係合する折り曲げ部37aが形成されており、ヘッドプ
レート33の後退時には、その開口部33bの前方側の
縁部によって後方の解除方向に強制的に駆動されるよう
になっている。
【0009】一方、ヘッドプレート33のヘッド34の
後方には、軸41が配置され、この軸41に、チェンジ
リンク(T字形レバー)42が、回動可能に設けられて
いる。チェンジリンク42の左右の係合部42aには、
ピンチローラ36の圧着用スプリング39の一端が係合
している。チェンジリンク42の中央部から前方に突出
しているアーム42bは、ヘッドプレート33の開口部
33cを表面側から背面側にくぐり抜けてチェンジプレ
ート32の案内開口部32bに張り出している。このア
ーム42bの先端には、ローラ42cが取り付けられて
おり、ヘッドプレート33の前進時にチェンジプレート
32の案内開口部32bの縁部に係合して、チェンジプ
レート32の位置に応じた方向に回動するようになって
いる。このために、チェンジプレート32の案内開口部
32bは、後方の幅広部分からテーパ部を介して前方の
幅狭部分に連続する形状とされている。また、左右端部
の突出アーム42dには、ピンチローラケース37の折
り曲げ部37aが係合しており、チェンジリンク42の
回動方向に応じて、いずれか一方のピンチローラケース
37の折り曲げ部37aを強制的に解除方向へ駆動する
ようになっている。
【0010】以上のような構成を有する図11のヘッド
及びピンチローラ圧着機構の動作は次の通りである。ま
ず、図11に示すようなストップモード状態において
は、ヘッドプレート33は、図示していないモード切換
機構により、駆動用スプリング35の付勢力に反して後
方のストップモード位置(開離位置)に規制されてい
る。そして、ヘッドプレート33がこのように後方のス
トップモード位置にあるため、一対のピンチローラ36
は、ヘッドプレート33の両側の開口部33bとピンチ
ローラケース37の折り曲げ部37aとの係合を介し
て、強制的に後方の解除位置に保持されている。
【0011】次に、プレイモード状態に移行する場合に
は、ヘッドプレート33の位置規制を解除し、駆動用ス
プリング35の付勢力によってヘッドプレート33を前
進させる。この結果、一対のピンチローラケース37
は、ヘッドプレート33の規制から解放されると共に、
チェンジリンク42の回動によって、一方が後方の解除
位置に、他方が前方の圧着位置に、それぞれ位置規制さ
れる。例えば、図11に示すように、チェンジプレート
32が左側にある場合に、ヘッドプレート33が、前方
のプレイモード位置に移動すると、チェンジプレート3
2の位置に応じてチェンジリンク42が、反時計方向に
回動し、その左側の突出アーム42dによって左側のピ
ンチローラケース37を強制的に後方(解除方向)に駆
動すると共に、その右側の係合部42aによって右側の
圧着用スプリング39を前方(圧着方向)に押圧する。
この結果、左側のピンチローラ36は後方の解除位置に
位置規制され、右側のピンチローラ36のみが、圧着用
スプリング39の付勢力(及びチェンジリンク42の押
圧による蓄勢力)によって右側のキャプスタン40に圧
着する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のヘッド及びピンチローラ圧着機構には、以
下のような欠点が存在していた。
【0013】すなわち、図11に示した従来技術におい
ては、ヘッドプレートを前方に駆動するための駆動用ス
プリングと、一対のピンチローラをキャプスタンに圧着
させるための一対の圧着用スプリングという、計3個の
スプリングを使用している。この結果、製造時における
取付工数が多くなる問題があった。また、スプリング
は、その配置スペースが大きい上に、動作スペースも大
きいため、このようなスプリングを3個も使用した場
合、大きな専用スペースを3箇所にそれぞれ要してい
た。そして、このことは、装置の設計の自由度を低下さ
せると共に、装置に要求される小型化の大きな支障とな
っていた。さらに、スプリングの数が多いと、部品コス
トも高くなるため、経済的にも不都合であった。
【0014】一方、ヘッドプレートには、その駆動用ス
プリングの付勢力に加えて、一対の圧着用スプリングの
付勢力も加わることになるため、ストップモード時に、
ヘッドプレートを、後方に駆動する場合には、これら3
個のスプリングの付勢力の合計であるところの強大な付
勢力を上回る強大な駆動力が必要であった。このような
強大な負荷をメカニズムに加えることは、メカニズムの
耐久性を低下させていた。
【0015】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、2
個以下のスプリングだけで、ヘッドプレートの前方への
駆動力と、一対のピンチローラのキャプスタンへの圧着
力を得ると共に、ヘッドプレートに加わるスプリングの
付勢力を低減することにより、取付工数の削減、設計の
自由度の向上、装置の小型化、及び耐久性の向上に貢献
可能であり、経済的にも好都合であるような、優れたヘ
ッド及びピンチローラ圧着機構を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるヘッド及び
ピンチローラ圧着機構は、2方向のテープ走行を行うタ
イプの磁気記録再生装置の一部を構成する機構であっ
て、前後動可能なヘッドと、回動可能な一対のピンチロ
ーラを備え、ヘッドを前方へ駆動してテープに圧着させ
ると共に、一対のピンチローラのいずれか一方を所定の
方向に回動してキャプスタンに圧着させるヘッド及びピ
ンチローラ圧着機構に関するものである。
【0017】すなわち、本発明においては、デッキプレ
ートまたはその他の固定部材に対して、ヘッドを搭載し
たヘッドプレートを、ヘッドをテープに圧着させる前方
位置と、ヘッドのテープ圧着を解除する後方位置との間
で前後動するように設ける。このようなヘッドプレート
の動作は、モードプレートによって制御する。また、デ
ッキプレートまたはその他の固定部材に対して、ピンチ
ローラを回転可能に支持する一対のピンチローラケース
を、ピンチローラをキャプスタンに圧着させる圧着位置
と、ピンチローラのキャプスタン圧着を解除する解除位
置との間で個別に回動するように設ける。
【0018】そして、一対のピンチローラケースの間
に、一対のピンチローラケースの両方に対して、圧着位
置への回動力及びピンチローラの圧着力となる付勢力を
与えるスプリングを設けると共に、一対のピンチローラ
ケースとヘッドプレートとの間に、前記スプリングの付
勢力を、ヘッドプレートの前方位置への駆動力及び圧着
力としてヘッドプレートに伝達する伝達手段を設けるこ
とを特徴としている。
【0019】また、伝達手段としては、ヘッドプレート
に設けられ、ピンチローラケースと係合する係合手段を
使用することが可能である。
【0020】さらに、より具体的には、伝達手段とし
て、ヘッドプレートに設けられ、ピンチローラケースと
係合する係合手段と、デッキプレートまたはその他の固
定部材に対して回動可能に設けられ、テープの走行方向
に応じて回動するチェンジリンクとを有することが可能
である。この場合には、いずれか一方のピンチローラケ
ースが圧着位置に到達し、対応するピンチローラがキャ
プスタンに圧着するまでは、係合手段を介してスプリン
グの付勢力をヘッドプレートに伝達し、また、いずれか
一方のピンチローラケースが圧着位置に到達し、対応す
るピンチローラがキャプスタンに圧着した状態で、テー
プをプレイ走行する間は、チェンジリンクを介してスプ
リングの付勢力をヘッドプレートに伝達するように構成
する。
【0021】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は次の
通りである。まず、一対のピンチローラケースの間に1
個のスプリングを設けることにより、一対のピンチロー
ラケースに対して、圧着位置への回動力となる付勢力を
与え、ピンチローラをキャプスタンに圧着させることが
できる。従って、各ピンチローラケースに対して個別の
スプリングを設けた場合に比べてスプリングを1個削減
できる。しかも、一対のピンチローラケースとヘッドプ
レートとの間に伝達手段を設けることにより、前記スプ
リングの付勢力を、ヘッドプレートの前方位置への駆動
力としてヘッドプレートに伝達して、ヘッドプレートを
前進させ、ヘッドをテープに圧着させることができる。
従って、ヘッドプレートの駆動用として専用のスプリン
グを設けた場合に比べてスプリングを1個削減できる。
【0022】すなわち、本発明においては、一対のピン
チローラケースに対して個別の圧着用スプリングを使用
し、また、ヘッドプレートの駆動用として専用のスプリ
ングを使用し、計3個のスプリングを使用する場合に比
べて、1個のスプリングだけで、一対のピンチローラの
キャプスタンへの圧着力と、ヘッドプレートの前方への
駆動力を得ることができる。従って、スプリングの数が
少ない分だけ、取付工数を削減できる。また、スプリン
グの配置・動作用として要求されるスペースが1箇所の
みとなるため、設計の自由度の向上、装置の小型化に貢
献できる利点もある。さらに、スプリングの数の削減に
よって、部品コストを低減できるため、経済的にも好都
合である。その上、ヘッドプレートに加わるスプリング
の付勢力を低減できるため、ヘッドプレートの後退に必
要な駆動力を低減でき、メカニズムに加わる負荷を小さ
くできるため、メカニズムの耐久性を向上できるという
利点もある。
【0023】一方、伝達手段として、ヘッドプレート
に、ピンチローラケースとの係合手段を設けた場合に
は、専用の伝達部材を使用する必要がないため、さらに
部品点数を削減できる。また、伝達手段としてチェンジ
リンクを使用する場合には、このチェンジリンクとし
て、プログラムチェンジ用に通常使用されている既存の
チェンジリンクを有効利用することにより、容易に伝達
手段を実現でき、構成に無駄がない。
【0024】
【実施例】以下に、本発明によるヘッド及びピンチロー
ラ圧着機構の一実施例について、図1乃至図10を参照
して具体的に説明する。ここで、図1乃至図4は、ピン
チローラ圧着機構の全体を示す平面図であり、図1はス
トップ状態、図2はヘッドプレート前進状態、図3はフ
ォワードプレイ走行状態、図4はリバースプレイ走行状
態である。また、図5乃至図10は、機構を構成する個
々の部材を示す図であり、図5は、デッキプレートを示
す平面図、図6は、ヘッドプレートを示す平面図、図7
は、チェンジリンクを示す平面図、図8は、モードプレ
ートを示す平面図、図9は、プレイリンクを示す平面
図、図10の(A)乃至(C)は、リバース側のピンチ
ローラ組立部品を示す平面図、側面図、及び正面図であ
る。なお、これらの部材の図面において、括弧で示す符
号は、別部品の取付位置を示している。また、図10の
ピンチローラ組立部品の平面図は、構造を明示するため
に、図1乃至図4のピンチローラケースとは、逆向きに
示している。
【0025】まず、図1を参照して、本実施例の構成の
概略を説明する。なお、図1においては、ヘッドプレー
トの動作における前後方向を矢印X1,X2にて示し、
これに直交する左右方向を矢印Y1,Y2にて示してい
る。
【0026】図1において、デッキプレート1の表面上
には、概略L字状のヘッドプレート2が配設されてお
り、前後方向(X1,X2方向)に移動可能に取り付け
られている。すなわち、ヘッドプレート2は、デッキプ
レート1上の後方(X2方向)部において、左右方向
(Y1,Y2方向)に長尺な第1の部分と、この第1の
部分の右端から、この部分に直交する形で、前方(X1
方向)に伸びる第2の部分とからなる。ヘッドプレート
2の第1の部分の中央には、ヘッド3が搭載されてお
り、その両側には、カム孔2aがそれぞれ設けられてい
る。
【0027】また、ヘッドプレート2の第1の部分の左
端と、L字の屈曲部には、前後に伸びる一対のガイド溝
2bが設けられており、このガイド溝2b内に、デッキ
プレート1に設けられた一対の支軸1aが、ガイドピン
として挿入されている。そして、ヘッドプレート2の第
2の部分の先端部には、ガイドピン2c及びこれと同軸
のカムフォロワ2dが設けられており、ガイドピン2c
は、デッキプレート1に設けられた前後に伸びるガイド
溝1bに挿入されている。ヘッドプレート2は、これら
3組のガイドピン及びガイド溝により、前後方向(X
1,X2方向)にガイドされ、図1に示すような後方の
ストップ位置(後方位置)と図2乃至図4に示すような
前方のプレイ位置(前進位置)との間を移動するように
なっている。
【0028】デッキプレート1とヘッドプレート2の第
1の部分の間には、3方にアームを有するチェンジリン
ク4が配設され、ヘッドプレート2に設けられた支軸2
eによって、ヘッドプレート2に対して回動可能に取り
付けられている。チェンジリンク4の前方のアームの先
端には、係合用凹部4aが設けられており、また、左右
のアームの先端部後方には、係合部4bがそれぞれ設け
られている。このチェンジリンク4は、ヘッドプレート
2の前後動に伴い、図1に示すような後方位置と、図2
乃至図4に示すような前方位置との間を移動し、さら
に、前方位置においては、図2に示すような中立位置
と、図3に示すようなフォワードプレイ位置(反時計方
向側の位置)、及び図4に示すようなリバースプレイ位
置(時計方向側の位置)との間を回動するようになって
いる。
【0029】デッキプレート1の前方(X1方向)の背
面側には、左右方向(Y1,Y2方向)に長尺なモード
プレート5が配設されており、左右方向(Y1,Y2方
向)に移動可能に取り付けられている。このモードプレ
ート5は、その前端部に長尺なラック5aを有してお
り、図示していない駆動機構に連結されている。そし
て、モードプレート5の左右両端部には、ガイドピン5
bが設けられており、これらのガイドピン5bは、デッ
キプレート1の2箇所に設けられた左右に伸びるガイド
溝1cに挿入されている。すなわち、モードプレート5
は、そのラック5aを介して、図示していない駆動機構
から駆動力を与えられることにより、左右方向(Y1,
Y2方向)にガイドされ、図1に示す最も右側のストッ
プ位置、図3に示すフォワードプレイ位置、図2に示す
中立位置、及び、図4に示す最も左側のリバースプレイ
位置の間を適宜移動するようになっている。
【0030】モードプレート5は、その後端部に、ヘッ
ドプレート2の動作制御を行うカム6を有しており、こ
のカム6は、前述したヘッドプレート2のカムフォロワ
2dに係合して、ヘッドプレート2の動作を制御するよ
うになっている。すなわち、図1に示すように、最も右
側のストップ位置にある場合には、ヘッドプレート2を
後方のストップ位置に制御し、図2乃至図4に示すよう
に、左側に移動した場合には、ヘッドプレート2を前方
のプレイ位置に制御する。また、モードプレート5は、
その中央部に、複数の部材のモード切換を行うメインカ
ム7を有している。このメインカム7の制御対象部材の
1つは、プレイリンク8である。
【0031】プレイリンク8は、前後方向(X1,X2
方向)に長尺な部材であり、チェンジリンク4とモード
プレート5の間に相当するところの、デッキプレート1
の中央部の表面上に配設されている。このプレイリンク
8は、デッキプレート1に設けられた支軸1dによっ
て、デッキプレート1に対して回動可能に取り付けられ
ている。そして、プレイリンク8は、支軸1dの右方向
に伸びるアームの先端に、カムフォロワ8aを有してお
り、また、その後端部及び中央部に、第1の係合部8b
及び第2の係合部8cをそれぞれ有している。
【0032】この場合、プレイリンク8のカムフォロワ
8aは、モードプレート5のメインカム7内に挿入され
ている。すなわち、図1及び図2に示すように、モード
プレート5がストップ位置及び中立位置にある場合に
は、同様に中立位置にあり、図3に示すように、モード
プレート5がフォワードプレイ位置にある場合には、時
計方向側に位置し、図4に示すように、モードプレート
5がリバースプレイ位置にある場合には、反時計方向側
に位置するようになっている。また、プレイリンク8
は、第1の係合部8bによって、前方位置にあるチェン
ジリンク4の係合用凹部4aに係合するようになってお
り、その回動方向に応じて、この係合用凹部4aを介
し、チェンジリンク4を反対方向に回動させるようにな
っている。さらに、プレイリンク8は、後述するよう
に、第2の係合部8cによって、ディテクトリンク9を
制御するようになっている。
【0033】ディテクトリンク9は、デッキプレート1
におけるプレイリンク7の背面側に配設され、デッキプ
レート1に設けられた支軸1eによって、デッキプレー
ト1に対して回動可能に取り付けられている。このディ
テクトリンク9は、その一端に、ディテクトギヤ10を
回転可能に支持すると共に、その他端に、スプリング9
aを有している。ディテクトギヤ10は、図示していな
い駆動機構に連結されており、ディテクトリンク9の回
動方向に応じて、フォワード側及びリバース側のリール
ベース11F,11Rのいずれか一方に噛み合い、リー
ルベースに回転力を与えるようになっている。すなわ
ち、ディテクトリンク9は、スプリング9aによって、
プレイリンク8の第1の係合部8bに係合するようにな
っており、プレイリンク8の回動方向に応じて、スプリ
ング9aを介し、同方向に回動して、ディテクトギヤ1
0を対応する側のリールベース11F,11Rのいずれ
か一方に噛み合わせるようになっている。
【0034】一方、ヘッドプレート2の上方における両
側には、フォワード側及びリバース側のピンチローラケ
ース12F,12Rが配設され、デッキプレート1に設
けられた前記一対の支軸1aによって、デッキプレート
1に対してそれぞれ回動可能に設けられている。ピンチ
ローラケース12F,12Rの一端には、ピンチローラ
13F,13Rがそれぞれ回転可能に支持されている。
ピンチローラケース12F,12Rにおける支軸1a側
の基部には、後方に向かってスプリング取り付け部12
aがそれぞれ設けられている。この両側のスプリング取
り付け部12aの間に、本発明に従う圧着用スプリング
14が取り付けられており、両側のピンチローラケース
12F,12Rに対して、圧着位置への回動力及びピン
チローラの圧着力となる付勢力を与えるようになってい
る。
【0035】すなわち、両側のピンチローラケース12
F,12Rは、この圧着用スプリング14の付勢力によ
り、圧着方向である前方に回動し、ピンチローラ13
F,13Rを対応するキャプスタン15F,15Rにそ
れぞれ圧着させるようになっている。また、ピンチロー
ラケース12F,12Rにおけるピンチローラ近傍の後
方には、係合用突起12bがそれぞれ設けられており、
ヘッドプレート2のカム孔2a及びチェンジリンク4の
対応するアームの係合部4bにそれぞれ係合するように
なっている。そして、圧着用スプリング14の付勢力
は、ピンチローラケースの係合用突起12bとヘッドプ
レート2のカム孔2aとの係合を介して、ヘッドプレー
ト2の前方位置への駆動力及び圧着力としてヘッドプレ
ート2に伝達されるようになっている。
【0036】また、ヘッドプレート2が、図2に示すよ
うに前進した状態において、ヘッドプレート2のカム孔
2aとピンチローラケース12F,12Rとの間には、
寸法誤差を吸収して、キャプスタンにピンチローラを確
実に圧着させるために、一定のクリアランスCLが設け
られている。従って、このクリアランスCL分について
は、カム孔2aを介して圧着用スプリング14の付勢力
が与えられることはなく、次に説明するように、フォワ
ードプレイ時またはリバースプレイ時にのみ、チェンジ
リンク4の係合部4b及び支軸2eを介して、ヘッドプ
レート2を前進させ、圧着力を与えるようになってい
る。
【0037】すなわち、フォワードプレイ時またはリバ
ースプレイ時には、図3及び図4に示すように、チェン
ジリンク4の回動方向に応じて、そのいずれか一方の係
合部4bにより、対応する側のピンチローラが後方の解
除側に制御され、反対側のピンチローラが対応するキャ
プスタンに圧着する。例えば、図3においては、チェン
ジリンク4がフォワードプレイ位置(反時計方向側の位
置)にあり、その左側の係合部4bにより、リバース側
のピンチローラケース12Rが、圧着用スプリング14
の付勢力に逆らって、後方の解除位置に制御され、フォ
ワード側のピンチローラ13Fが、圧着用スプリング1
4の付勢力により、キャプスタン15Fに圧着する。そ
して、このような状態でテープをプレイ走行する際に
は、圧着用スプリング14の付勢力は、解除側のピンチ
ローラケースの係合用突起12bとチェンジリンク4の
対応するアームの係合部4bとの係合、及び支軸2eを
介して、ヘッドプレート2の前方位置への圧着力として
ヘッドプレート2に伝達されるようになっている。
【0038】一方、ヘッドプレート2の第1の部分の中
央部には、ヘッド3の支持板16の一端が、ヘッドプレ
ート2上に設けられた固定軸2fにて固定されている。
支持板16の自由端の上方には、アジマス調整リンク1
7が配設されており、ヘッドプレート2上に設けられた
支軸2gによって回動可能に取り付けられている。この
アジマス調整リンク17の一部には、図2に示すよう
に、係合孔17aが設けられており、ここに、チェンジ
リンク4の係合用突起4cが挿入され、チェンジリンク
4の回動に伴い、同方向に回動するようになっている。
また、アジマス調整リンク17の上方には、アジマス調
整ネジ18が配設されている。すなわち、チェンジリン
ク4の回動方向に応じてアジマス調整リンク17が同方
向に回動し、その表面が、アジマス調整ネジ18に係合
することにより、アジマス調整が行われるようになって
いる。
【0039】以上のような構成を有する本実施例のヘッ
ド及びピンチローラ圧着機構の動作は次の通りである。
【0040】まず、図1に示すようなストップ状態にお
いては、モードプレート5は、最も右側のストップ位置
にあり、そのカム6によって、ヘッドプレート2を後方
のストップ位置に制御している。ヘッドプレート2が後
方のストップ位置にあるため、そのカム孔2aによっ
て、両側のピンチローラケース12F,12Rの係合用
突起12bが後方に規制され、ピンチローラケース12
F,12Rは共に後方の解除位置に制御されている。こ
の結果、両側のピンチローラ13F,13Rは、共にキ
ャプスタン15F,15Rから離れた位置に保持されて
いる。この状態において、圧着用スプリング14の付勢
力は、ピンチローラケースの係合用突起12bとヘッド
プレート2のカム孔2aとの係合を介し、ヘッドプレー
ト2を前方に押圧する力となって作用している。
【0041】次に、図1の状態からモードプレート5を
左側に移動させれば、カム6による後方への規制からヘ
ッドプレート2が解放される。そのため、前述のよう
に、ピンチローラケースの係合用突起12bとヘッドプ
レート2のカム孔2aとの係合を介してヘッドプレート
2加わっていた圧着用スプリング14の付勢力が、その
まま、ヘッドプレート2を前方に駆動する駆動力とな
り、ヘッドプレート2は、カム6の形状に従って前進す
る。従って、ヘッドプレート2によって規制されていた
ピンチローラケース12F,12Rも、ヘッドプレート
2の前進と共に、圧着方向である前方に回動する。図2
は、ヘッドプレート2が前進を完了し、両側のピンチロ
ーラ13F,13Rがキャプスタン15F,15Rに圧
着した状態を示している。そして、この状態において
は、前述したクリアランスCLにより、ヘッドプレート
2には、圧着用スプリング14の付勢力が加わっていな
い。
【0042】そして、図2のようなヘッドプレート前進
状態から、フォワードプレイ走行を行う場合には、図3
に示すように、モードプレート5を右側のフォワードプ
レイ位置に移動する。この動作に伴い、モードプレート
5のメインカム7の作用により、プレイリンク8が時計
方向側に回動し、その第1の係合部8bによって、チェ
ンジリンク4の係合用凹部4aを介し、チェンジリンク
4を反時計方向側のフォワードプレイ位置に回動させ
る。この結果、チェンジリンク4の左側の係合部4bに
より、リバース側のピンチローラケース12Rが圧着用
スプリング14の付勢力に逆らって、後方の解除位置に
制御される。一方、フォワード側のピンチローラケース
12Fについては、圧着用スプリング14の付勢力によ
って、前方に付勢され、ピンチローラ13Fは、図2の
状態から引き続き、キャプスタン15Fへの圧着状態に
保持される。
【0043】この場合、プレイリンク8の時計方向側へ
の回動はまた、その第2の係合部8cによって、スプリ
ング9aを介し、ディテクトリンク9を時計方向側へ回
動させる。この結果、ディテクトギヤ10がフォワード
側のリールベース11Fに噛み合い、フォワードプレイ
走行が行われる。なお、このようなフォワードプレイ走
行状態においては、圧着用スプリング14の付勢力は、
解除側であるリバース側のピンチローラケース12Rの
係合用突起12bとチェンジリンク4の対応するアーム
の係合部4bとの係合、及び支軸2eを介して、ヘッド
プレート2の前方位置への圧着力としてヘッドプレート
2に伝達される。
【0044】一方、図2に示すヘッドプレート前進状
態、あるいは図3に示すフォワードプレイ走行状態か
ら、リバースプレイ走行を行う場合には、図4に示すよ
うに、モードプレート5を左側のリバースプレイ位置に
移動する。この動作に伴い、モードプレート5のメイン
カム7の作用により、プレイリンク8が反時計方向側に
回動し、チェンジリンク4を時計方向側のリバースプレ
イ位置に回動させる。この結果、チェンジリンク4の右
側の係合部4bにより、フォワード側のピンチローラケ
ース12Fが圧着用スプリング14の付勢力に逆らっ
て、後方の解除位置に制御される。一方、リバース側の
ピンチローラケース12Rについては、圧着用スプリン
グ14の付勢力によって、前方に付勢され、ピンチロー
ラ13Rは、図2の状態から引き続き、(あるいは、図
3の解除状態から移動して、)キャプスタン15Rへの
圧着状態に保持される。この場合、プレイリンク8の反
時計方向側への回動により、ディテクトリンク9が、反
時計方向側へ回動する。この結果、ディテクトギヤ10
がリバース側のリールベース11Fに噛み合い、リバー
スプレイ走行が行われる。なお、このようなリバースプ
レイ走行状態においては、圧着用スプリング14の付勢
力は、解除側であるフォワード側のピンチローラケース
12Fの係合用突起12bとチェンジリンク4の対応す
るアームの係合部4bとの係合、及び支軸2eを介し
て、ヘッドプレート2の前方位置への圧着力としてヘッ
ドプレート2に伝達される。
【0045】さらに、図2乃至図4に示すヘッドプレー
ト前進状態及びプレイ状態から、図1に示すようなスト
ップ状態に復帰する場合には、モードプレート5を右側
に移動させ、カム6の作用により、圧着用スプリング1
4の付勢力に逆らって、ヘッドプレート2を強制的に後
退させる。このようなヘッドプレート2の動作に伴い、
カム孔2aにより両側のピンチローラケース12F,1
2Rも強制的に後退させられる。
【0046】以上説明したように、本実施例のヘッド及
びピンチローラ圧着機構においては、1個の圧着用スプ
リング14のみによって、一対のピンチローラ13F,
13Rのキャプスタン15F,15Rへの圧着力と、ヘ
ッドプレートの前方への駆動力とを得ることができる。
従って、図11に示したような従来技術に比べて、スプ
リングの数が少ない分だけ、取付工数を削減できる。ま
た、本実施例において、圧着用スプリング14の配置・
動作用として要求されるスペースは1箇所のみであり、
図面から明らかなように、空きスペースを有効利用する
構成であるため、スペース的に他の構成を圧迫すること
はなく、設計の自由度の向上及び装置の小型化に貢献で
きる。さらに、スプリングの数の削減によって部品コス
トを低減できるため、経済的にも好都合である。
【0047】一方、ヘッドプレートに加わるスプリング
の付勢力は、図11に示した従来技術においては、3個
のスプリングの付勢力の合計であるところの強大な付勢
力であったのに対し、本実施例においては、1個のスプ
リングの付勢力のみと小さくなっている。すなわち、一
方のピンチローラに必要な圧着力をP1、他方のピンチ
ローラに必要な圧着力をP2、ヘッドプレートの前進に
必要な駆動力をP3とした場合、従来技術においてヘッ
ドプレートに加わる付勢力の合計は、P1+P2+P3
であるのに対し、本実施例における付勢力の合計は、P
1+P2のみである。従って、本実施例において、ヘッ
ドプレートを後退させるために必要な駆動力は、従来技
術に比べてヘッドプレートの駆動力P3分だけ小さくな
っている。そのため、本実施例においては、従来技術に
比べて、ヘッドプレートの後退時にメカニズムに加わる
負荷が格段に小さくなるため、メカニズムの耐久性を向
上できる。
【0048】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、ピンチローラケース間に配設するスプリ
ングの具体的な配置構成や、ピンチローラケースとヘッ
ドフレートとの間に配設する伝達手段の構成などは自由
に変更可能である。さらに、本発明は、ピンチローラケ
ースの圧着力及びヘッドプレートの駆動力を得るための
構成のみに関するものであるため、この部分以外の周辺
の機構、すなわち、前記実施例におけるモードプレート
による制御構成や、プレイリンク、ディテクトリンク、
及びチェンジリンクからなるプログラムチェンジ機構部
分などの構成は、自由に変更可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、一対のピンチローラケース間にスプリングを配設す
ると共に、ピンチローラケースとヘッドプレートとの間
に伝達手段を設けるという簡単な構成の改良により、1
個のスプリングだけで、ヘッドプレートの前方への駆動
力と、一対のピンチローラのキャプスタンへの圧着力を
得ると共に、ヘッドプレートに加わるスプリングの付勢
力を低減することができるため、取付工数の削減、設計
の自由度の向上、装置の小型化、及び耐久性の向上に貢
献可能であり、経済的にも好都合であるような、優れた
ヘッド及びピンチローラ圧着機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘッド及びピンチローラ圧着機構
の一実施例におけるストップ状態を示す平面図。
【図2】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構のヘッ
ドプレート前進状態を示す平面図。
【図3】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構のフォ
ワードプレイ状態を示す平面図。
【図4】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構のリバ
ースプレイ状態を示す平面図。
【図5】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構を構成
するデッキプレートを示す平面図。
【図6】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構を構成
するヘッドプレートを示す平面図。
【図7】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構を構成
するチェンジリンクを示す平面図。
【図8】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構を構成
するモードプレートを示す平面図。
【図9】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構を構成
するプレイリンクを示す平面図。
【図10】図1のヘッド及びピンチローラ圧着機構を構
成するリバース側のピンチローラを示す平面図、側面
図、及び正面図。
【図11】従来のヘッド及びピンチローラ圧着機構の一
例を示す平面図。
【符号の説明】
1 デッキプレート 1a,1d,1e 支軸 1b,1c ガイド溝 2 ヘッドプレート 2a カム孔 2b ガイド溝 2c ガイドピン 2d カムフォロワ 2e,2g 支軸 2f 固定軸 3 ヘッド 4 チェンジリンク 4a 係合用凹部 4b 係合部 4c 係合用突起 5 モードプレート 5a ラック 5b ガイドピン 6 カム 7 メインカム 8 プレイリンク 8a カムフォロワ 8b 第1の係合部 8c 第2の係合部 9 ディテクトリンク 9a スプリング 10 ディテクトギヤ 11F,11R リールベース 12F,12R ピンチローラケース 12a スプリング取り付け部 12b 係合用突起 13F,13R ピンチローラ 14 圧着用スプリング 15F,15R キャプスタン 16 支持板 17 アジマス調整リンク 17a 係合孔 18 アジマス調整ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船矢 誠一 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラ リオン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−139703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/29 G11B 15/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2方向のテープ走行を行うタイプの磁気
    記録再生装置の一部を構成する機構であって、前後動可
    能なヘッドと、回動可能な一対のピンチローラを備え、
    ヘッドを前方へ駆動してテープに圧着させると共に、一
    対のピンチローラのいずれか一方を所定の方向に回動し
    てキャプスタンに圧着させるヘッド及びピンチローラ圧
    着機構において、 デッキプレートまたはその他の固定部材と、 その上にヘッドを搭載し、且つ、デッキプレートまたは
    その他の固定部材に対して移動可能とされ、ヘッドをテ
    ープに圧着させる前方位置と、ヘッドのテープ圧着を解
    除する後方位置との間で前後動するように設けられたヘ
    ッドプレートと、 ヘッドプレートの動作を制御するモードプレートと、 その一部にピンチローラを回転可能に支持し、且つ、デ
    ッキプレートまたはその他の固定部材に対して個別に回
    動可能とされ、ピンチローラをキャプスタンに圧着させ
    る圧着位置と、ピンチローラのキャプスタン圧着を解除
    する解除位置との間で個別に回動するように設けられた
    一対のピンチローラケースと、 一対のピンチローラケースの間に設けられ、一対のピン
    チローラケースの両方に対して、圧着位置への回動力及
    びピンチローラの圧着力となる付勢力を与えるスプリン
    グと、 一対のピンチローラケースとヘッドプレートとの間に設
    けられ、前記スプリングの付勢力を、ヘッドプレートの
    前方位置への駆動力及び圧着力としてヘッドプレートに
    伝達する伝達手段とを有していることを特徴とするヘッ
    ド及びピンチローラ圧着機構。
  2. 【請求項2】 伝達手段は、ヘッドプレートに設けら
    れ、ピンチローラケースと係合する係合手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のヘッド及びピンチロー
    ラ圧着機構。
  3. 【請求項3】 伝達手段は、 ヘッドプレートに設けられ、ピンチローラケースと係合
    する係合手段と、 デッキプレートまたはその他の固定部材に対して、ある
    いは、ヘッドプレートまたはその他の直線移動部材に対
    して回動可能に設けられ、テープの走行方向に応じて回
    動するチェンジリンクとを有し、 いずれか一方のピンチローラケースが圧着位置に到達
    し、対応するピンチローラがキャプスタンに圧着するま
    では、係合手段を介してスプリングの付勢力をヘッドプ
    レートに伝達し、 いずれか一方のピンチローラケースが圧着位置に到達
    し、対応するピンチローラがキャプスタンに圧着した状
    態で、テープをプレイ走行する間は、チェンジリンクを
    介してスプリングの付勢力をヘッドプレートに伝達する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のヘ
    ッド及びピンチローラ圧着機構。
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