JP3133735B2 - 回転式塗布装置 - Google Patents

回転式塗布装置

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JP3133735B2
JP3133735B2 JP11030258A JP3025899A JP3133735B2 JP 3133735 B2 JP3133735 B2 JP 3133735B2 JP 11030258 A JP11030258 A JP 11030258A JP 3025899 A JP3025899 A JP 3025899A JP 3133735 B2 JP3133735 B2 JP 3133735B2
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル用
のガラス基板、半導体ウエハ、半導体製造装置用のマス
ク基板などの基板の表面に、遠心力を利用してフォトレ
ジスト液などの塗布液を薄膜状に塗布するために、基板
を水平支持した状態で回転させる回転台と、この回転台
上に支持された基板の上面に塗布液を供給する塗布液供
給手段とを備えた回転式塗布装置に関する。
【0002】
【0003】
【従来の技術】 この種の回転式塗布装置では 、基板を
水平に支持して回転させる回転台と、この回転台を閉じ
る蓋と、回転台の周囲を囲む上面開口のケースと、ケー
スの上面開口を閉じる蓋とを備え、ケースを閉じる蓋を
回転しないように固定支持するとともに、回転台を閉じ
る蓋をベアリングにより回転可能に支持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例の場合に
は、回転台による塗布処理空間から出てケース内に回収
した塗布液が霧状になって外部へ飛散するのを防止する
ために、ケースの上面開口を閉じる蓋はケース内の気密
性を保つように構成されている。しかしながら、このよ
うな構成では、かえって霧状の塗布液をケース内に閉じ
込めることになってしまい、基板の出し入れ等を行うた
めにケースの蓋や回転台の蓋を開放する際に、その霧状
の塗布液が基板に付着するという不都合を引き起こすこ
とがある。上記従来技術では、ケース内を排気口から排
気するようにしても、ケースを蓋により気密にしている
ので霧状の塗布液をケースから有効に排出できない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであつて、ケース内の排気を有効に行うことがで
き、霧状の塗布液が基板に付着することを有効に防止で
きて、汚染のない塗布処理を効率的に行える回転式塗布
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の構成と効果
を、後に詳述する実施形態に基づき図面の符号を参照し
て説明する。 [気流通路構造] 本構成では、廃液回収ケース5の上部に取り付けられた
筒状カバー15上部の基板出し入れ用の開口を閉じる閉
じ部材としての固定支持部材16は、上方側支持プレー
ト16aと、下方側支持プレート16bと、縦部材16
dと、横部材16eとからなる。上方側支持プレート1
6aは図4の平面図に示す形状を、下方側支持プレート
16bは図3の平面図に示す形状を、それぞれ有する。
また、縦部材16dは図3に断面で示し、また図4に示
す形状を有している。そして、上方側支持プレート16
aの上側の空間と下側の空間とは、縦部材16dで閉じ
られたところを除き、図5に示すように、上方側支持プ
レート16aの側方を通じて連通している。すなわち、
筒状カバー15と廃液回収ケース5の内側でかつ固定支
持部材16の下側の、回転台2が設けられている空間
と、固定支持部材16の上側空間すなわち廃液回収ケー
ス5の外側の空間との間には、固定支持部材16によっ
て図1と図5に矢印で示すような気流の通路が形成され
る。 [気流通路構造による効果] かかる構成により、塗布処理に際し、固定支持部材16
で筒状カバー15と廃液回収ケース5を閉じた状態であ
っても、図1と図5に矢印で示すような気流を形成で
き、筒状カバー15や廃液回収ケース5内の塗布液が霧
状になった塗布液ミストを排気口14から円滑に排出で
きる。そのため、筒状カバー15や廃液回収ケース5内
の排気を有効に行うことができ、霧状の塗布液が基板に
付着することを有効に防止できて、汚染のない塗布処理
を効率的に行える。しかも、排気口14と回転台2との
間には、部材5aが設けられており、回転台2の全周に
わたって排気の吸引を均一にできるようになっている。
また、回転台2から見た実質的な排気口は部材5aの下
端部と廃液回収ケース5との隙間5bであるが、これら
排気口14や隙間5bを回転台2よりも十分下方に設け
ることで、筒状カバー15や廃液回収ケース5内を有効
に排気できる。さらに、廃液回収ケース5は回転台2の
周縁部上側のリングプレート10との間を部材5cによ
って狭めており 、回転台2から廃液回収ケース5内に流
出した塗布液のミストが回転台2の上面に載置される角
型基板1上面に付着しにくくするとともに、回転台2周
辺での気流の流速を高くし、塗布液ミストの排出をより
円滑にして角型基板1への再付着を確実に防止してい
る。また、固定支持部材16における気流通路は、回転
台2の回転中心の軸心P近傍の上方にある上方側支持プ
レート16aの側を通過するよう、回転台2の回転中心
近傍に設けられているので、回転台2の回転中心側から
筒状カバー15内の空間に入って回転台2の周辺側方向
に向って流れ回転台2の周辺端部から下方に向う下降気
流を形成し、それにより筒状カバー15内の空間全体を
より円滑にかつ効率よく排気でき、特に回転台2よりも
上方の空間を円滑に排気できて、上部支持板4及び上部
回転板3を持ち上げる際などにおける角型基板1へのミ
スト付着防止に特に有効である。
【0007】[非接触構造] 実施形態に記載のように、塗布処理に際しては、電動モ
ータ7を起動して回転台2、上部支持板4、上部回転板
3および角型基板1を一体に水平回転させる。このと
き、図5、図6等の図面から明らかなように、回転台
2、上部支持板4、上部回転板3、取付部材30、環状
プレート31は、固定支持部材16とは非接触状態とな
っており、回転台2、上部支持板4、上部回転板3は固
定支持部材16にかかわらず自由に回転できる。 [非接触構造による効果] 角形基板1よりも大きな上部支持板4、上部回転板3な
どをベアリングを用いて回転自在に支持する場合と比
べ、摺動部分が少なくなるため装置の寿命やパーティク
ル発生量において有利であり、また大型かつ高精度なベ
アリングが不要となりコストにおいて有利である。ま
た、ベアリングにより回転自在に支持する場合では、そ
れら上部支持板4と上部回転板3を支持するベアリング
の回転中心を回転台2の回転軸心Pに対して厳密に一致
させなければ円滑な回転は得られなかったが、本構成で
はそのような厳密さは不要であり、回転台2等の円滑な
回転による回転塗布を低コストで実現できる。
【0008】[相対昇降構造] 固定支持部材16の下方側支持プレート16bは、取付
部材30で互いに結合されているところの上部支持板4
と環状プレート31との間の高さに位置し、かつ取付部
材30に対して接触しない状態となっている。そして、
廃液回収ケース5の上部に取り付けられた筒状カバー1
5上部の基板出し入れ用の開口を閉じる固定支持部材1
6と、上部支持板4とは、非接触で上下方向に相対移動
可能な状態で結合されている。これにより、固定支持部
材16で上部支持板4、上部回転板3を吊り下げて上方
に外す際には、固定支持部材16が上昇をはじめてから
固定支持部材16の下方側支持プレート16bが上部支
持板4の環状プレート31の下面を持ち上げるまで、上
部支持板4及び上部回転板3は回転台2と結合した状態
である。そして、下方側支持プレート16bが上部支持
板4の環状プレート31の下面に当接して持ち上げるこ
とで、上部支持板4及び上部回転板3は回転台2から取
り外される。逆に、固定支持部材16で筒状カバー15
を閉じ、上部支持板4、上部回転板3を回転台2に結合
するためにそれらを下降させる際には、上部支持板4及
び上部回転板3を吊り下げた状態の固定支持部材16が
下降することで、まず、上部支持板4及び上部回転板3
がその自重により回転台2と結合する。そしてその後も
固定支持部材16は下降を続け、最終的に下方側支持プ
レート16bが上部支持板4にぶつかる手前で図1に示
す状態となり、固定支持部材16が筒状カバー15の上
面に乗ってその開口を閉じ、固定支持部材16は停止す
る。そしてこのとき、上部支持板4や取付部材30、環
状プレート31は、下方側支持プレート16bとは非接
触状態で回転可能となる。 [相対昇降構造による効果] 固定支持部材16と、上部支持板4及び上部回転板3と
を上下方向に相対移動可能とすることにより、一方(以
上の実施形態では上部支持板4及び上部回転板3)が最
も下方の位置(すなわち回転台2と結合した状態)に至
った後も他方(以上の実施形態では固定支持部材16)
は下降を続けることができて、上部支持板4及び上部回
転板3が回転台2に対して、固定支持部材16が筒状カ
バー15に対して、それぞれ確実に結合装着される。
公知技術のように、上部支持板 4及び上部回転板と固
定支持部材16との上下位置が固定されてしまっていれ
ば、それら上部支持板4及び上部回転板と固定支持部材
16の距離や回転台2、廃液回収ケース5、筒状カバー
15などの部材の寸法精度や組み立て精度をきわめて高
くする必要があり、コストが非常に高くなってしまい、
かつ、温度変化や経時変化など各種要因によって寸法が
少しでもずれてしまった場合には、回転台2と廃液回収
ケース5の筒状カバー15とのどちらかの閉じ状態が不
完全となってしまい、不完全な結合による遊びなどに起
因する気密性の低下、振動やパーティクルの発生などの
問題が生じる。本構成では、上部支持板4及び上部回転
板と固定支持部材16の距離や回転台2、廃液回収ケー
ス5、筒状カバー15などの寸法精度をさほど高くしな
くても、回転台2と廃液回収ケース5の筒状カバー15
との両方を確実に閉塞でき、しかも簡単な構造であるか
らコストも安く、しかも温度変化や経時変化など各種要
因による多少の寸法変化が起きても回転台2と廃液回収
ケース5の筒状カバー15との閉塞状態には全く悪影響
が生じない。このことは、上述したように、上部支持板
4が回転台2に結合した状態では上部支持板4、上部回
転板3、取付部材30、環状プレート31が固定支持部
材16と非接触状態になることと相俟って、装置の円滑
でかつ確実な作動を低コストで実現する。
【0009】[回転方向位置決め構造] また、角型基板1を基板支持部材である回転台2へ載置
する際には、固定支持部材16で吊り下げて上部回転板
3を上方に外す。図3、図5、図6等の図面から明らか
なように、上部回転板3が連結されている上部支持板4
は、その上部支持板4から上方に延びるように結合され
た取付部材30を介して水平方向に延在する環状プレー
ト31に結合されている。環状プレート31には筒体3
2が設けられる。一方、昇降することにより回転台2に
対して進退する進退部材である固定支持部材16には、
環状プレート31の下方に位置するように下方側支持プ
レート16bが設けられ、下方側支持プレート16bの
内周面側部16cの上面には、係合突起29が設けられ
ている。係合突起29は筒体32と係合可能になってい
る。これら、取付部材30、環状プレート31、筒体3
2、下方側支持プレート16b、内周面側部16c、係
合突起29により係合部が構成され、筒体32と係合突
起29により凹凸結合による位置決め機構が構成され
る。上部回転板3を上方に外す際には、固定支持部材1
6が上昇することにより下方側支持プレート16bの内
周面側部16cによって環状プレート31が下方から支
持される。またこのとき、環状プレート31に設けられ
た筒体32に固定支持部材16の下方側支持プレート1
6bの内周面側部16cに設けられた係合突起29が嵌
入することにより両者が結合して環状プレート31は下
方から支持される。これにより、上部回転板3および上
部支持板4は、固定支持部材16に対して回転しないよ
うに周方向に所定位置に位置決めされて相対回転不能に
吊り下げ支持され、回転台2から離脱して上昇する。回
転台2に上部回転板3、上部支持板4を結合する際に
は、固定支持部材16が下降し、回転台2に上部回転板
3、上部支持板4が自重により載置結合される。そして
さらに固定支持部材16が下降することで、下方側支持
プレート16bによる環状プレート31の支持が解除さ
れ、また係合突起29が筒体32から外れてそれらによ
る凹凸結合が解除されて、環状プレート31の下方から
の支持が解除される。かくして、上部回転板3、上部支
持板4は回転台2と一体で回転自在となる。 [回転方向位置決め構造による効果] 公知技術のように、塗布処理空間を形成するための塗布
処理空間形成部材をベアリングを用いて回転自在に支持
するだけでは、角型基板1を回転台2に対して出し入れ
するために塗布処理空間形成部材を上昇させて回転台2
との結合を解除した際に、塗布処理空間形成部材が不所
望に回転してしまい、次に塗布処理空間形成部材を回転
台2に対して結合しようとする際に、一定の位置に結合
させることができず、確実に結合することができないお
それがある。しかし本構成では、上部回転板3と上部支
持板4とからなる塗布処理空間形成部材は、上昇されて
回転台2との結合が解かれた際には、周方向に位置決め
されて回転不能に支持されるので、回転台2に対して常
に一定位置関係を保つことができ、常に一定の位置に結
合させることができ、確実に結合させることができる。
これにより本構成では、回転台2のリングプレート10
と上部支持板4との着脱自在な取り付けを常に一定位置
関係で確実に行うことができる。 [回転台洗浄構造] 各実施形態では、基板を水平支持した状態で回転させる
回転台と、この回転台上に支持された基板の上面に塗布
液を供給する塗布液供給手段とを備えた回転式塗布装置
において、回転台の上面に向けて洗浄液を噴射する回転
台洗浄手段を備えて構成した。 [回転台洗浄構造による効果] 基板に対する所定の回転塗布を行った後、基板の無い状
態にしてから洗浄液を回転台の上面に向けて噴射し、回
転台の上面に飛散して付着した塗布液を洗浄除去するこ
とができるようにすることで、基板に対する所定の回転
塗布に起因して回転台の上面に付着した塗布液を洗浄除
去するから、回転台の上面への塗布液付着に起因するパ
ーティクルの発生、ならびに、付着ミストの再飛散によ
る基板の汚染を防止でき、基板の処理品質の低下を回避
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係る回転式塗布装置の第1
実施形態の全体の概略構成を示す縦断正面図であり、角
型基板1を載置する回転台2が鉛直方向の軸心P周りに
水平回転可能に設けられ、その回転台2の上方に、回転
台2と平行に上部回転板3が設けられるとともに、その
上部回転板3が回転台2に上部支持板4を介して一体的
に回転可能に取り付けられ、これら回転部材の下方及び
周辺部を外から囲むように廃液回収ケース5が設けら
れ、前記回転台2に、縦向き回転軸としての出力軸6を
介して駆動源である電動モータ7が連結されている。
【0012】回転台2は、角型基板1の外形形状より充
分大きい外形円板として構成されていて、その上面に立
設した多数の基板支持ピン8・・・上に角型基板1が水
平に載置支持されるようになっている。また、図示しな
いが、回転台2上には角型基板1の四隅それぞれに一対
づつの位置決めピンが設けられていて、これら位置決め
ピンによつて角型基板1が回転台2と一体に水平回転さ
れるようになっている。
【0013】また、回転台2の外周上面には、回転台2
と同外径のスペーサリング9およびリングプレート10
が同心円線上の場所に複数箇所で連結されるとともに、
このリングプレート10に上部支持板4がノブボルト1
1を介して着脱自在に取り付けられ、上部支持板4を取
り外すことで、リングプレート10の中央開口から基板
1を出し入れすることができるようになっている。
【0014】前記上部回転板3は基板1の外形形状より
大径の円板に構成され、上部支持板4の下面にカラー1
2を介してボルト連結されている。廃液回収ケース5の
底部は絞り込まれ、その下端に廃液排出口13が形成さ
れるとともに、周方向の複数箇所には塗布液から蒸発し
た溶剤ガスや塗布液ミストを排出する排気口14が形成
されている。
【0015】前記廃液回収ケース5の上部に筒状カバー
15が取り付けられ、その筒状カバー15に固定支持部
材16が着脱可能に取り付けられている.
【0016】図2の要部の一部切欠拡大正面図、図3お
よび図4の要部の平面図、図5の要部の側面図に示すよ
うに、上部回転板3の中央には開口19が形成され、こ
の開口19の鉛直方向上方位置において、固定支持部材
16の上方側支持プレート16aに駆動開閉機構として
の第1のエアシリンダ20が取り付けられ、その第1の
エアシリンダ20のシリンダロツド20aの先端にブロ
ック21が取り付けられるとともに、ブロック21に相
対昇降および相対回転可能に有底筒状の蓋17が吊り下
げ保持されている。
【0017】また、ブロック21の下面に第1の磁石2
2が付設され、一方、蓋17の底面に、前記第1の磁石
22と同極の第2の磁石23が付設され、蓋17を閉じ
位置に変位した状態で、ブロック21を蓋17と非接触
状態にしたときに、反発力によって蓋17を閉じ位置に
維持できるようになっている。
【0018】したがって、第1のエアシリンダ20の短
縮により、蓋17を開口19の上方の開き位置に上昇変
位させ、一方、第1のエアシリンダ20の伸長により、
蓋17を下降して開口19に嵌入する閉じ位置に変位
し、開口19を閉じながら蓋17のみを上部回転板3と
一体回転できるようになっている。
【0019】 上方側支持プレート16aの第1のエア
シリンダ20の横側方に、鉛直方向の軸芯周りで90゜
の範囲で回転可能な第2のエアシリンダ24が設けられ
るとともに、その第2のエアシリンダ24のシリンダロ
ツド24aにスプライン軸25が連結されている。スプ
ライン軸25に昇降のみ可能にスプライン筒26が取り
付けられるとともに、スプライン筒26に回転のみ可能
に回転筒27が取り付けられている。スプライン筒26
に洗浄ノズル18が一体的に取り付けられるとともに、
上方側支持プレート16aの第2のエアシリンダ24の
横側方下側に設けられた第3のエアシリンダ28のシリ
ンダロツド28aに回転筒27が連結されている。図示
しないが、洗浄ノズル18には、洗浄液圧送機構に接続
された配管が接続されている。上述の構成により、回転
台2の上面に向けて洗浄液を噴出する回転台洗浄手段が
構成されている。
【0020】上記構成により、蓋17が閉じ位置にある
非洗浄状態では、洗浄ノズル18を開口19の上方より
も外れた非洗浄位置に位置きせておき、そして、蓋17
が開き位置にある洗浄状態では、第2のエアシリンダ2
4により回転して洗浄ノズル18を開口19の上方箇所
に位置させた後に、第3のエアシリンダ28を伸長して
洗浄ノズル18を下降させ、その吹き出し口18aから
回転台2の上面に向けて洗浄液を噴出する洗浄位置に変
位できるようになっている。上記洗浄ノズル18を洗浄
位置と非洗浄位置とに駆動変位させるための第2および
第3のエアシリンダ24、28から成る構成をして駆動
機構と総称する。
【0021】固定支持部材16の下方側支持プレート1
6bは環状に形成され、その内周面側に寄った上面の周
方向所定の4箇所それぞれに、山形状の係合突起29が
設けられ、一方、下方側支持プレート18bよりも上方
に位置するように、上部支持板4に取付部材30・・・
を介して環状プレート31が取り付けられるとともに、
その環状プレート31の周方向所定の4箇所それぞれ
に、係合突起29を嵌入する筒体32が設けられ、前記
上部回転板3を着脱する際に、係合突起29・・・を筒
体32・・・に嵌入することにより、固定支持部材16
で吊り下げることができるように構成されている。
【0022】以上の構成により、先ず、塗布処理に際し
ては、固定支持部材16を筒状カバー15から取り外す
とともに上部支持板4を回転台2から取り外し、固定支
持部材16で吊り下げて上部回転板3を上方に外して角
型基板1を回転台2の基板支持ピン8・・・上に所定の
姿勢で載置する。
【0023】次に、図示しない塗布液供給手段としての
塗布液供給ノズルを角型基板1の中央上方に移動させ、
所定量の塗布液を滴下供給する。その後、固定支持部材
16で吊り下げて上部支持板4を搬入し、上部支持板4
をリングプレート10上に、そして、固定支持部材16
を筒状カバー15上にそれぞれ取り付け、図6の要部の
正面図に示すように、第1のエアシリンダ20を伸長し
て蓋17を駆動変位し、上部回転板aの開口19を閉じ
ておくとともに洗浄ノズル18を非洗浄位置に変位して
おく。
【0024】その後、電動モータ7を起動して回転台
2、上部支持板4、上部回転板3および角型基板1を一
体に水平回転させる。この回転によって角型基板1上の
塗布液は遠心力によって外方に拡散流動して角型基板1
上面に薄く塗布される。この場合、回転台2と上部回転
板3との間に形成された偏平な塗布処理空間Sの空気層
も一体に回転し、角型基板1上に気流が発生しない状態
で塗布液の拡散流動が行われる。
【0025】角型基板1上を流動して外周に到達した余
剰塗布液は角型基板1の周縁から流出し、塗布処理空間
Sの外周全域から飛散してゆく。そして、飛散した塗布
液はスペーサリング9の上下に形成されている間隙を通
って廃液回収ケース5内に流出して回収される。
【0026】所定回数の回転塗布処理が行われると、固
定支持部材16を筒状カバー15から取り外すとともに
上部支持板4を回転台2から取り外し、固定支持部材1
6で吊り下げて上部回転板3を上方に外して角型基板1
を取り出してから、上部支持板4をリングプレート10
上に、そして、固定支持部材16を筒状カバー15上に
それぞれ取り付け、その後に、第1のエアシリンダ20
を短縮して蓋17を開き位置に駆動変位する。
【0027】しかる後、第2のエアシリンダ24を作動
して洗浄ノズル18を開口19の上方位置まで回転変位
し、その状態から第3のエアシリンダ28を伸長して洗
浄ノズル18を下降させ、開ロ19を通じて、図5に示
すように、上部回転板3の下方の洗浄位置まで変位す
る。その状態で、電動モータ7を起動して回転台2、上
部支持板4、上部回転板3を一体に水平回転させなが
ら、洗浄ノズル18から回転台2の上面に洗浄液を噴出
供給し、遠心力を利用して、回転台2の上面に付着した
塗布液のミストを洗浄除去する。
【0028】図7は、本発明に係る回転式塗布装置の第
2実施形態を示す全体概略正面図であり、第1実施例と
異なるところは次の通りである。
【0029】回転台2の回転軸2aの下端と電動モータ
33の駆動軸33aの上端とがベルト式伝動機構34を
介して連動連結されるとともに、回転台2の回転軸2a
に、その回転軸芯を通る貫通孔35が形成され、その貫
通孔35内に、上端に洗浄ノズル36を取り付けた洗浄
液パイプ37が挿入されるとともに、洗浄ノズル36が
回転台2の上方に位置されて固定状態で設けられ、回転
台2の上面に向けて洗浄液を噴出するように回転台洗浄
手段が構成されている。他の構成は第1実施形態と同様
であり、同一図番を付すことにより、その説明を省略す
る。
【0030】図8は、本発明に係る回転式塗布装置の第
3実施形態を示す全体概略正面図であり、第1実施形態
と異なるところは次の通りである。
【0031】回転台2の周囲の固定フレーム15a上の
所定箇所に、支持ブラケット38を介して洗浄ノズル3
9が取り付けられ、上部回転板3を取り外した状態で回
転台2の上面に向けて洗浄液を噴出するように回転台洗
浄手段が構成されている。他の構成は第1実施形態と同
様であり、同一図番を付すことにより、その説明を省略
する。
【0032】本発明としては、角型基板1に限らず円形
基板の回転式塗布装置にも適用できる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る発明の回転式塗布装置によれば、ケース内の排気
を有効に行うことができ、霧状の塗布液が基板に付着す
ることを有効に防止できて、汚染のない塗布処理を効率
的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転式塗布装置の第1実施形態の
全体の概略構成を示す縦断正面図である。
【図2】要部の拡大正面図である。
【図3】要部の平面図である。
【図4】要部の平面図である。
【図5】要部の側面図である。
【図6】回転塗布状態を示す要部の正面図である。
【図7】本発明に係る回転式塗布装置の第2実施形態を
示す全体概略正面図である。
【図8】本発明に係る回転式塗布装置の第3実施形態を
示す全体概略正面図である。
【符号の税明】
1・・・角型基板 2・・・回転台 3・・・上部回転板 4・・・上部支持板 5・・・廃液回収ケース 15・・・筒状カバー 16・・・固定支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05C 11/08 G03F 7/16 H01L 21/304

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転させることにより当該基板の
    表面に塗布液を塗布する回転式塗布装置において、 基板を回転可能に支持する基板支持部材と、 前記基板支持部材と結合して塗布処理空間を形成する塗
    布処理空間形成部材と、 上部に開口を有するとともに内部を排気するための排気
    口が形成され、基板支持部材の周囲を囲むケースと、 前記ケースに着脱可能に設けられ、前記ケースへの装着
    時に前記ケースの前記開口を閉じる閉じ部材とを備え、 前記閉じ部材には、前記ケースの前記開口を当該閉じ部
    材により閉じた状態のケースの内と外を連通する気流通
    路が形成されていることを特徴とする回転式塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転式塗布装置におい
    て、 前記閉じ部材に形成される前記気流通路は、前記基板支
    持部材の上方において基板支持部材の回転中心側から周
    辺側に向って流れる気流を形成するよう、前記閉じ部材
    の中心近傍に設けられていることを特徴とする回転式塗
    布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の回転式塗布装
    置において、 前記ケースに形成された排気口は、前記基板支持部材の
    周囲端部において下降気流を形成するよう、前記基板支
    持部材よりも下方位置に設けられていることを特徴とす
    る回転式塗布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の回転式
    塗布装置において、 前記塗布処理空間形成部材は、前記基板支持部材との結
    合時に当該基板支持部材と共に回転可能となるよう前記
    閉じ部材に結合されていることを特徴とする回転式塗布
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の回転式塗布装置におい
    て、 前記ケースは、前記排気口よりも上方位置において、前
    記ケースと前記基板支持部材の周縁部側との間隔を狭め
    るための部材を備えてなることを特徴とする回転式塗布
    装置。
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