JP3133499U - 前輪駆動タイプの自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の自転車の三角フレームを車体の基本構造とするものとは異なるタイプの車体構造からなり、構造が簡単で容易に製造でき、コストの安価な自転車を提供する。
【解決手段】 フォークステム3を挿通軸支する縦方向のヘッドパイプ4の後部に先端部5aを一体に取り付けた本体ステム5を後方斜め下に傾斜して後輪6の車軸6aとの間に配設して後輪6の車軸6aを軸支し、ヘッドパイプ4から下方に突出するフォークステム3の下端3aに、前輪7の車軸7aを軸支した双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8を配設し、前フォーク8の後部下端8dに軸支した駆動軸9に有する左右のクランク10を取り付け、片側の前フォーク8eの内壁8fに前輪7の車軸7aに噛み合う歯車機構12を設けて動力伝達手段とし、本体ステム5の中央部上面5fに乗者用のサドル14を配設した前輪駆動タイプの自転車1。
【選択図】 図1

Description

この考案は、自転車の構造、特に前輪を駆動輪とする自転車の構造に関する考案である。
自転車は、18世紀に特許が取得されたてから種々の改良がなされ、日本には1890年代に現在の自転車が生まれ、1900年ごろから本格的な生産が開始された。この現在の通常の自転車は、フレーム、前フォーク、サドル、ハンドルなどで構成されている。このうち上記のフレームは、ダイヤモンド形フレームと呼ばれ、中空の鋼管からなる上パイプ、下パイプ及び立パイプから三角形に組み合わせて形成され、この三角形の下部頂点のハンガーの継手の中にクランク軸がボールベアリングで支持され、このクランク軸にペダルが取り付けられている。
さらに、上記の三角フレームの立パイプの上部先端にサドルを有する。上パイプと下パイプの先端には短いヘッドパイプを有し、フォークステムがボールベアリングで支持されて円滑に回転するものとなっている。フォークステムの下端には2本の前フォークに分かれて2本の前フォーク間に前輪を有し、前フォークの先端で前輪を支持してる。上端にハンドルの垂直部分のハンドルポストを差し込んでいる。さらに立パイプの後方には、立パイプを前側の共通の1辺とする他の2辺をバックフォークとチェーンステーから2個の三角形が形成され、バックフォークとチェーンステーの頂点で後輪を支持し、立パイプの上端のサドルに乗ってペダルを踏むんで動力を与える。これらの自転車は、駐輪するために適宜のスタンドを後輪の車軸に有し、三点支持により倒れないものとしている。
与えられた動力は、ペダルを有するクランク軸に一体に有する大ギヤからチェーンにより後輪のフリーホイールのラチェット機構を有する小ギヤに伝えられ、さらにハブに伝達される。さらに、前輪及び後輪には、それぞれハンドル部からワイヤーにより操作するブレーキ機構が設けられている。以上の機構により、動力はペダルを踏んでクランク軸を回転させて大ギヤからチェーンにより小ギヤからラチェット機構を介して一方向に回転力をハブに伝達し、後輪を駆動輪として回転している。停止するときはハンドル部のブレーキレバーを操作して前輪と後輪の回転をそれぞれ停止するものとする。
以上で説明した従来の自転車は、それぞれ用途や使用者によりいろいろの種類があり、例えば、実用車、軽快車、ミニサイクル、スポーツ車、子供車などである(例えば、非特許文献1参照。)。しかし、これらの自転車の車体は基本的には上記の三角フレームを基本とするものである。ところで、実用車の他に、サイクリングやその他のレクリエーション用に、さらに上記と異なったタイプの自転車が種々あると選択に幅が出てより楽しくなると思われる。
世界大百科事典 平凡社発行
本考案が解決しようとする課題は、従来の自転車の三角フレームを車体の基本構造とするものとは異なるタイプの車体構造からなるものとし、かつ、構造も複雑でなく、容易に製造可能で、コストの安価な自転車を提供することである。
上記の課題を解決するための本考案の手段は、従来の自転車1の車体2の三角フレームに変更して、フォークステム3を挿通して軸支する長さ4aの短い縦方向のヘッドパイプ4の後部4bに、ヘッドパイプ4の縦方向の長さ4aと同長の幅5bを有する本体ステム5の先端部5aを、一体に取り付け、ヘッドパイプ4の高さ位置より低い位置の後輪6の車軸6aとの間に、本体ステム5を後方斜め下に傾斜して配設し、この傾斜した本体ステム5の後部5cの後輪6の輪径の手前で、本体ステム5を左右に離間した双股ステム5dに形成し、この双股の双股ステム5dの間に後輪6を挿入して配置し、この後輪6の車軸6aを双股の双股ステム5dの後端部5eに軸支せしめる。一方、縦方向のヘッドパイプ4の下端4cから下方に突出するフォークステム3の下端3aに、前輪7を内部に収め、前部下端9aに前輪7の車軸7aを軸支する双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8を配設し、この双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の下端部8bを、前部下端8cから水平に後方へ延長して後部下端8dとし、前輪7よりも後方に後部下端8dを位置せしめる。さらに、この双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の後部下端8dに駆動軸9を軸支し、この駆動軸9に左右のクランク10を取り付けて、各クランク10にペダル11を回転自在に配設し、双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の片側の前フォーク8eの内壁8fに、前輪7の車軸7aに噛み合う歯車機構12を設けて、さらに、車軸7aに前進時に噛み合うラチェット機構を設け、一方、前フォーク8の後部下端9cの駆動軸9に上記の歯車機構12の噛み合わせを動力伝達手段とする。さらに傾斜した本体ステム5の中央部上面5fに乗者用のサドル14を配設したことを特徴とする前輪駆動タイプの自転車1である。
請求項2の考案では、さらに前輪7及び後輪6のブレーキ機構をハンドル部13のブレーキレバー15からワイヤー機構により前輪7及び後輪6に配設したことを特徴とする請求項1の手段の前輪駆動タイプの自転車1である。
本考案は、自転車の構造を従来の三角フレームの構造から上記の手段の構造としたことで、構造を簡単とすることができ、この結果、部品数を減少しながらも、剛性を十分に保持するものとし、自転車の組立てコストを削減し得るなど、従来にない効果を奏するものである。
本考案の実施の形態を図面を参照して以下に説明する。従来の自転車1では、その車体2が三角フレームから形成されている。本考案の自転車の構造では、この車体2の三角フレームを使用しないものである。すなわち三角フレームに代えて本体ステム5を使用する。ところでハンドル部13を支持するフォークステム3を長さ4aの短い縦方向のヘッドパイプ4に挿通して軸支する。一方、従来の三角フレームに代えた本体ステム5の形状をヘッドパイプ4の縦方向の長さ4aと同長である縦方向の幅5bを有する板状体からなる形状とし、この本体ステム5の先端部5aを、上記のヘッドパイプ4の後部4bに一体に取り付けるものとする。さらに、ヘッドパイプ4の高さ位置より低い位置に後輪6の車軸6aを設け、この後輪6の車軸6aとヘッドパイプ4との間に、本体ステム5を後方斜め下に傾斜して配設して取り付けるものとする。ところで、この傾斜した本体ステム5は、その後部5cの後輪6の輪径の手前の位置で、1本の本体ステム5を左右に離間した双股ステム5dに形成し、この双股ステム5dの間に後輪6を挿入して配置するものとしている。そして、この後輪6の車軸6aを双股ステム5dの後端部5eに軸支して車体構造としている。
さらに、上記の縦方向のヘッドパイプ4の下端4cには、この下端4cから下方にフォークステム3の下端3aを突出せしめている。さらに、このフォークステム3の下端3aに、上部を三角形状の頂点とする三角形状の板状体8aからなる双股の前フォーク8を配設している。この双股の前フォーク8である三角形状の板状体8aの底辺の前部下端8cの間に前輪7の車軸7aを挿入して軸支することで前輪7を双股の前フォーク8の間に収めて取り付けている。この双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の下端部8bを、前部下端8cから水平に後方へ延長して後部下端8dとし、この後部下端8dを前輪7よりも後方に位置せしめている。
さらに、この双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の後部下端8dに駆動軸9を軸支し、この駆動軸9に左右のクランク10を取り付けて、各クランク10にペダル11を回転自在に配設している。双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の片側の前フォーク8eの内壁8fに片持ちにより、前輪7の車軸7aに設けた小径歯車12aに噛み合う中径歯車12b、この中径歯車12bに噛み合う大径歯車12cからなる歯車機構12を設け、さらに、車軸7aに前進方向にのみ駆動するラチェット機構を設け、一方、前フォーク8の後部下端8dの駆動軸9をクランク10のとし、このクランク軸に大径歯車12cを軸支して動力伝達手段としている。さらに傾斜した本体ステム5の中央部上面5fに乗者用のサドル14を配設し、前輪駆動タイプの自転車1としている。
さらに上記の本考案の自転車では、さらに前輪7及び後輪6のブレーキ機構をハンドル部13のブレーキレバー15から図示しないワイヤー機構により前輪7及び後輪6に配設している前輪駆動タイプの自転車1である。これらの自転車1には後輪6の車軸6aに配設の本体ステム5の後端部5eの外側に図示しない慣用のスタンドを取り付け、停止時に自転車を立てておくことができる。さらに、本願の図面に示す前輪及び後輪の車輪に替えて、従来の自転車と同様にスポークを有するリムとタイヤからなる車輪とすることもできる。
本考案の自転車の側面図である。 片側の前フォークの内壁面の歯車機構を示す図である。
符号の説明
1 自転車
2 車体
3 フォークステム
3a 下端
4 ヘッドパイプ
4a 長さ
4b 後部
4c 下端
5 本体ステム
5a 先端部
5b 幅
5c 後部
5d 双股ステム
5e 後端部
5f 中央部上面
6 後輪
6a 車軸
7 前輪
7a 車軸
8 双股の前フォーク
8a 三角形状の板状体
8b 下端部
8c 前部下端
8d 後部下端
8e 片側の前フォーク
8f 内壁
9 駆動軸
10 クランク
11 ペダル
12 歯車機構
12a 小径歯車
12b 中径歯車
12c 大径歯車
13 ハンドル部
14 サドル
15 ブレーキレバー

Claims (2)

  1. フォークステム3を挿通して軸支する長さ4aの短い縦方向のヘッドパイプ4の後部4bに、ヘッドパイプ4の縦方向の長さ4aと同長の幅5bを有する本体ステム5の先端部5aを、一体に取り付け、ヘッドパイプ4の高さ位置より低い位置の後輪6の車軸6aとヘッドパイプ4の後部4bとの間に、本体ステム5を後方斜め下に傾斜して配設し、傾斜した本体ステム5の後部5cの後輪6の輪径の手前で、本体ステム5を左右に離間した双股ステム5dに形成し、この双股ステム5dの間に後輪6を挿入して配置し、この後輪6の車軸6aを双股ステム5dの後端部5eに軸支し、一方、縦方向のヘッドパイプ4の下端4cから下方に突出するフォークステム3の下端3aに、前輪7を内部に収め、前部下端8cに前輪7の車軸7aを軸支する双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8を配設し、この双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の下端部8bを前部下端8cから水平に後方へ延長して後部下端8dとし、この後部下端8dを前輪7よりも後方に位置せしめ、この後部下端8dに駆動軸9を軸支し、この駆動軸9に左右のクランク10を取り付けて、各クランク10にペダル11を回転自在に配設し、双股の三角形状の板状体8aからなる前フォーク8の片側の前フォーク8eの内壁8fに、前輪7の車軸7aに噛み合う歯車機構12を設けて、さらに、車軸7aに前進時に噛み合うラチェット機構を設け、前フォーク8の後部下端8dの駆動軸9に上記の歯車機構12の噛み合わせを動力伝達手段とし、さらに傾斜した本体ステム5の中央部上面5fに乗者用のサドル14を配設したことを特徴とする前輪駆動タイプの自転車1。
  2. さらに前輪7及び後輪6のブレーキ機構をハンドル部13のブレーキレバー15からワイヤー機構により前輪7及び後輪6に配設したことを特徴とする請求項1に記載の前輪駆動タイプの自転車1。
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