JP3132875U - 斜面の緑化構造 - Google Patents

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佐藤良信
伊藤元晴
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小岩金網株式会社
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Abstract

【課題】斜面を覆うシート素材に破損が生じないようにし、斜面の外観も良好にする。
【解決手段】斜面1上に、透水性を有する土木シート2を張設する。この土木シート2上に金網材3を敷設し、金網材3に通した補強線4を縦横は配設する。地上に植生した蔓性植物9を、金網材3に沿わして生育させる。土木シート2によって斜面1を覆い、外観を良好にする。土木シート2は破損が生じ難く、斜面1から透過した水分によって植物が生育する。
【選択図】図1

Description

本考案は擁壁面や法面などの、斜面の緑化構造に関するものである。
面の緑化を行う手段として、特開平11−89420号公報に記載された考案などが開発されている。
同公報に記載されている手段は、斜面上にヤシ殻繊維や不織布などを成形したシートを斜面に敷き、その上に金網材を敷設して、固定するものであった。
このようなヤシ殻繊維などの素材であると、シートそのものが腐食したり、断裂し易く、メンテナンスの上で問題があった。
繊維状のシートであると、斜面に根づく雑草が、この繊維状シートの繊維の間から表面に出て、斜面の外観を良くないものにすることがあった。
また、既存の擁壁面などの上を緑化する場合において、劣化した既存の擁壁面をすっかり覆って、新設の擁壁のようにする場合があり、このような現場の施工としては、前記したようなヤシ殻繊維などのシートは好ましくなかった。
特開平11−89420号公報
本考案が解決しようとする課題は、斜面上に敷設するシートに破損が生じることであり、また、既存の面の外観を良好にできなかったことである。
本考案にかかる斜面の緑化構造は、
面上に土木シートを張設し、
この土木シートを覆うように金網材を敷設して固定し、
この金網材に添わして、植物を生育させるものである。
また、本考案にかかる他の斜面の緑化構造は、
金網材には、縦横に張設した補強線を通し、
この補強線と一緒に、金網材を固定するものである。
更に、本考案にかかる他の斜面の緑化構造は、
植物として、蔓性植物を採用するものである。
更に、本考案にかかる他の斜面の緑化構造は、
土木シートの色として、緑系統色を採用するものである。
本考案は、以上のような構成を有し、以下の効果を得ることができる。
<a>斜面を土木シートで覆うため、シートの腐食や破損などが生じ難く、メンテナンスが容易である。
<b>透水性の土木シートを使用するため、斜面に張った植物が水分を吸収可能となり、植物の生育が良好となる。
<c>斜面全体を土木シートで覆うことにより、古い擁壁などを覆うこととなり、斜面全体の景観が良好となる。
<d>土木シートによって、生育させた蔓植物の根が擁壁のクラックに侵入することや、斜面の雑草などが表面に出てくるのを防ぐことが可能である。
<e>緑色の系統色のシートを使用することにより、斜面の景観を更に良好にすることが可能となる。
<1>土木シート
本考案にかかる斜面の緑化構造は、斜面上に土木シートを張設し、この土木シートによって、斜面を覆い、その上に金網材を固定することにより、シートの破損を少なくし、更に斜面の外観も良好にするものである。
この土木シート2は、透水性を備えているが、土の粒子は通さない性質を有している。
<2>土木シートの張設
図1及び図2において、1は、既存の石積みの斜面であり、その斜面1の上に土木シート2を張設してある。
土木シート2は、広く土木の分野で使用されているシートであって、ポリエチレンなどの合成樹脂製材料によって形成されている。
この土木シート2は、その表面の色としては、緑系統の色彩が好適である。
斜面1全体を土木シート2によって覆うことにより、既存の擁壁等をすっかり覆うことにより、斜面1の外観が良好となる。
緑系統のシート2を使用することにより、斜面の景観はより良好になる。
<3>金網材
この土木シート2の上に、ひし形金網などの金網材3を敷設する。
この金網材3の網目を通して、斜面の上下(縦)、及び水平方向(横)に金属線である補強線4を張る。
縦横の補強線4は、斜面1の上にて交差するが、その交差部分を斜面に固定する。
<4>取付金具
図3及び図4に示すのは、補強線4を固定するための取付金具5であって、中心にアンカー孔6を有し、上下左右端部に爪7を備えている。
この取付金具5の爪7を、縦横の補強線4に引掛けて、アンカー孔6に通したアンカー8を、斜面1である既存擁壁に打ち込み、固定する。
補強線4は、金網材3に通してあり、補強線4の固定と同時に、金網材3が固定される。
<5>植生
斜面1の下部の地上に、植物を植生する。
植生する植物は、蔦のような蔓性植物9である。
蔓性植物9は、金網材3にその蔓を絡めて、斜面1に沿って登るように生育し、やがて斜面1全体を覆うことになる。
土木シート2は透水性を有しており、斜面1からの水分が土木シート2を抜け、その水分を吸水して、植物の生育が良好となる。
しかしながら、土木シート2によって植物9が斜面1側へ根を伸ばすのが阻止され、クラックなどに侵入するのが防止される。
この考案の斜面の緑化構造を実施例を示す斜視図である。 図1に示す斜面の緑化構造の断面図である。 補強線を取付ける状態の斜視図である。 補強線の固定状態の正面図である。
符号の説明
1:斜面
2:土木シート
3:金網材
4:補強シート
5:取付金具
6:アンカー孔
7:爪
8:アンカー
9:蔓植物

Claims (4)

  1. 擁壁面上に透水性を有する土木シートを張設し、
    この土木シートを覆うように金網材を敷設して固定し、
    この金網材に添わして、植物を生育させたこと、
    を特徴とした斜面の緑化構造。
  2. 金網材には、縦横に張設した補強線を通し、
    この補強線と一緒に、金網材を固定したこと、
    を特徴とする請求項1記載の斜面の緑化構造。
  3. 植物は蔓性植物であること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の斜面の緑化構造。
  4. 土木シートの色として、緑系統色を採用したこと、
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の斜面の緑化構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021004470A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 株式会社大林組 盛土補強構造
JP2021025262A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 東亜グラウト工業株式会社 ブロック積み擁壁及びその施工方法

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