JP3132418B2 - 昇降部乗り込み型フォークリフト - Google Patents

昇降部乗り込み型フォークリフト

Info

Publication number
JP3132418B2
JP3132418B2 JP09128876A JP12887697A JP3132418B2 JP 3132418 B2 JP3132418 B2 JP 3132418B2 JP 09128876 A JP09128876 A JP 09128876A JP 12887697 A JP12887697 A JP 12887697A JP 3132418 B2 JP3132418 B2 JP 3132418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fork
forklift
pallet
backrest
fixing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09128876A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10316380A (ja
Inventor
知裕 牧野
則行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP09128876A priority Critical patent/JP3132418B2/ja
Publication of JPH10316380A publication Critical patent/JPH10316380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132418B2 publication Critical patent/JP3132418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075Constructional features or details
    • B66F9/12Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members
    • B66F9/127Working platforms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075Constructional features or details
    • B66F9/12Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B2203/00Grasping, holding, supporting the objects
    • B62B2203/20Grasping, holding, supporting the objects using forks or tines
    • B62B2203/29Stops on the tines to arrest the pallets or other objects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークにより支
持されたパレット上に乗り込んだ状態でリフト操作し、
高所での作業を可能としたフォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】高いところから小荷物を降ろしたり、逆
に高いところに小荷物を上げたりする場合、作業者自ら
が昇降部に乗り込んで、所望高さの位置まで持ち上げた
昇降部の上での作業を可能とするために、オーダーピッ
キングトラックと称される作業用リフト装置が利用され
ている。そのような作業用リフト装置は、小荷物のピッ
キング作業が専門であるため、荷役装置部に専用の昇降
台スペースを持ち、機台が大きくなり小回り性が悪い。
又、運転操作性も一般の荷役フォークリフトより悪く、
機動性も不足している。このため、大物のパレット作業
を行うには、別途荷役用フォークリフトが必要となる。
荷役用フォークリフトは、前記作業用リフト装置と基本
的構造が共通しているので、荷役用フォークリフトのフ
ォーク上に乗り込んで昇降操作すれば、作業用フォーク
リフトと実質的に変わりない作業をすることが可能であ
る。そこで従来の荷役用フォークリフトにあっては、ア
タッチメントの装着、或いは保安部材等の組み込みによ
って、荷役用フォークリフトを作業用フォークリフト装
置として利用する試みがある。
【0003】前記アタッチメントとしては、図13に例
示するように、下端部にフォーク差し込み用の鞘部3
1,31を有したリモコン操作部付きのバケット32が
使用され、鞘部31にフォーク5を差し込んで、フォー
ク5にバケット32を一体的に取り付けるだけで作業用
フォークリフトと同等の機能を持たせることができるも
のの、荷役用として利用する場合は外したアタッチメン
トの保管場所が必要となるし、作業用として利用する度
毎、いちいち装着するのが面倒であるといった取り扱い
上の不便さがある。その点、フォークにより支持された
パレット上に乗り込んだ状態でリフト操作が可能であれ
ば、前記パレットをしっかりと固定するとともに、パレ
ット上に保護枠で囲まれた作業スペースを確保すること
で、作業用リフトとして利用が可能となるから、極めて
効率的であり、実際にそのような共用タイプも開発され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記パレットを乗り込
み台に利用する共用タイプにあっては、パレット上に乗
り込んだ作業者の墜落を防止する保護枠と、パレットを
ずれたり脱落させないための固定機構とが必要である。
保護枠は、不使用時はバックレストに格納しておき、必
要なとき引き出せるようになっていて、その形態には回
動式が圧倒的に多い。一方、固定機構は、図14に示す
ように、引き出しブラケット33をパレットMの上方位
置に突出させ、その引き出しブラケット33から押圧体
34をねじ送りによって繰り出し、その圧接体34とフ
ォーク5とでパレットの上板を挟み込んで固定する構造
が知られている。そのような従来のものは、フォークの
差し込みによって支持されたパレット上に立って保護枠
を引き出す操作と、パレット上にしゃがみ込んで押圧体
の回動操作とをしなくてはならず、操作をそれぞれ独立
して行わなければならないことや、押圧体の回動操作が
しずらいこともあって、固定機構の操作を忘れたり、面
倒がって固定機構の操作を怠けることも考えられる。こ
れまではそれら両機構を互いに関連付け、操作性を向上
させようとする思想はなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、保護枠のセッ
ティングと固定機構とを有機的に関連付けることによ
り、操作性の改善を目的とした昇降部乗り込み型フォー
クリフトであって、その構成は、フォークの差し込みに
より支持されたパレット上に乗り込んだ状態でリフト操
作を可能とし、前記フォークの基端部にバックレストを
備えたフォークリフトにあって、フォークが差し込まれ
たパレットを固定する固定機構の固定操作を、前記バッ
クレストと重なるように折り畳まれた格納位置から、フ
ォーク上へ水平に突出させた状態にセットする保護枠の
セッティング操作に連動可能としたことにある。そして
前記保護枠は、前記バックレストの両側縁及び上縁の外
面に沿った形状で、前記バックレストの両側縁に対して
両基端部を支点にして回動、且つその支点をバックレス
トの側縁に沿って上下移動可能に連結すると共に、前記
バックレストの側縁における前記支点の移動範囲より上
方位置と、保護枠における側縁部分との相互間をステー
で連結させた構造が、又前記固定機構は、フォークの基
端側に、フォークとほぼ同じ高さの退避位置から、フォ
ークが差し込まれたパレットの内底面に対して押し下げ
動作される圧接体を設け、フォーク差し込み部内におい
て、前記フォークと圧接体とによる上下方向への反発圧
接力でパレットを固定可能とした構造、或いは、パレッ
トの中央に設けられた補強板をクランプする挟持爪にて
構成し、その挟持爪に、拡開状態において少なくとも前
方を覆う保護カバーを設けた構造を好適に利用できる。
更に、前記固定機構は 保護枠の回動により引張される
ワイヤを介し、機械的手段にて連動、或いは、保護枠の
回動操作により動作するスイッチを介し、電気的手段に
て連動させることができる。そして前記昇降部乗り込み
型フォークリフトにあっては、フォークの差し込みによ
り支持されたパレットが、機台のレッグ部に接触する直
前の下降限位置に到達したことを検知する検知スイッチ
を設け、固定機構の動作確認時、前記検知スイッチの動
作でフォークの下降を停止させる下降停止手段を設ける
ことが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るフォークリフトの一
実施例を、図面に基づいて説明する。図1は本発明を荷
役用リフトとしてのリーチ式フォークリフトに実施した
一例を示し、1,1は機台2の下部両サイドから前方に
突設されたレッグであって、このレッグ1,1間にはキ
ャリッジ3が前後方向へ移動自在に架設され、そのキャ
リッジ3の両サイドから夫々マスト4,4が垂設されて
いる。前記マスト4,4には、それらマスト4,4に跨
って、左右一対の細幅プレートから成るフォーク5,5
がその基端部に取り付けられたブラケット6を介し、前
記両マスト4,4に沿って昇降自在に組み付けられてい
る。前記機台2には運転席が確保されており、その運転
席には、昇降及び走行操作用の操作部が設定されてい
て、運転席に乗り込んで荷役用リフトとして利用できる
ようになっている。
【0007】前記フォーク5には、基端部にバックレス
ト7が垂設され、そのバックレスト7の位置に、昇降操
作を行うリフト操作部8が組み込まれていて、フォーク
上に乗り込んだ状態で昇降操作が可能となっている。フ
ォーク5,5の基端部同士を連結しているブラケット6
には、フォーク5,5を差し込んで持ち上げ支持された
パレットを固定するための固定機構9が設けられてい
る。この固定機構9は、図2に例示するように、ブラケ
ット6に、への字状に屈曲したアーム10,10をそれ
ぞれ横に拡がった姿勢と上下に延びた姿勢との間を互い
に左右対称の関係を保ちつつ、屈曲部分10aを支点に
して揺動自在に設けられ、それらアーム10,10の各
中央寄り端部を、リンク11,11を介して引き上げワ
イヤ12に接続し、引っ張りバネ13,13で前記アー
ム10,10を拡開側に付勢すると共に、リンク11と
引き上げワイヤ12との間に、過大引張力吸収用のコイ
ルスプリング14を介在させている。前記過大引張力吸
収用のコイルスプリング14は、図3に示すように、両
側部をリンク11,11に連結された筒状のホルダ14
aと同軸配置し、引き上げワイヤ12に連結されたプル
ロッド14bを前記コイルスプリング14に挿通し、プ
ルロッド14bの先端に螺合したナット14cにより支
持された座金14dに係止させてホルダ14a内へ、縮
む余裕を持った状態にて引き込み収容されている。この
ように構成されることで、前記両アーム10,10は、
引き上げワイヤ12に引張力が作用しない状態では引っ
張りバネ13,13により左右に拡開せられ、引き上げ
ワイヤ12に引張力が作用すると、両外側端部が下方中
央部に向けて閉塞するよう動作する。その閉塞動作にお
いて、アームに負荷が生じるなどして引き上げワイヤ1
2に過大引張力が作用したときは、コイルスプリング1
4がホルダ14a内において圧縮され、プルロッド14
bが引き上げワイヤ12に追従し、引き上げワイヤ12
の過大引張力が吸収されるようになっている。前記アー
ム10,10の各外側端部には、圧接体としての押し付
けロッド15,15がフォーク5と平行に前方へ突設さ
れており、それら押し付けロッド15,15は、前記ア
ーム10,10の両側が拡開することにより、フォーク
5,5の側部に密着する退避位置まで引き上げられる。
前記フォーク5,5の各内側面には、退避位置にある押
し付けロッド15,15の前方及び上方をガードする保
護カバー16aで囲まれた押し付けロッド格納部16,
16が設けられている。又、前記押し付けロッド15
は、ゴム製のチューブ15aを被せることにより周面が
滑り止め処理されている。
【0008】バックレスト7には、図4に示すように、
そのバックレスト7の両側縁及び上縁に沿ってそのバッ
クレスト7の外側に重なり合う形状で、その重なり合っ
た格納位置と、フォークの先端側へほぼ水平に突出した
セット位置との間を、前記バックレスト7の側縁を支点
にして回動自在な保護枠17が設けられている。前記保
護枠17は、パイプを折り曲げることによって形成され
ており、両側縁部の間隔がバックレスト7の全幅より僅
かに広く、側縁部の基端には互いに内方に向けてピン1
8,18が突設されている。一方バックレスト7には、
両側縁部に、下端からほぼ中間部位にかけてスリット1
9,19が形成されていて、前記保護枠17は、基端に
突設された前記ピン18が、スリット19に沿っ上下方
向へ摺動自在に動けるよう止めリング18aで組み付け
られている。又、バックレスト7の両側部におけるスリ
ット19の上端より更に上方の部位と、保護枠17の側
縁部におけるほぼ中央の部位との相互間は、夫々端部を
回動自在に枢着させたステー20,20によって連結さ
れている。
【0009】前記スリット19の上端部には、後方へ鈎
上の係止部19aが切り込み形成されており、保護枠1
7をほぼ水平となるセット位置まで回動させると、ピン
18が係止部19aに入り込んでロックされるようにな
っていると共に、前記係止部19aの傍らには、保護枠
17が水平姿勢のロック位置にあるとき、保護枠17の
基端に突設されたピン18に取り付けられている止めリ
ング18aに接触してON作動するリミットスイッチ2
1が設けられ、保護枠18が確実にセッティングされた
かを確認できるようになっている(図5参照)。又、バ
ックレスト7の上縁には、保護枠の周面形状に合致した
凹部を有するゴム製のフック22,22が設けられてい
る。
【0010】更に、ステー20の一端をバックレスト7
に枢着している枢着軸20aには、バックレスト7の内
方に突き出した部分に、軸方向に直交して枝杆23が突
設されており、その枝杆23の先端に引き上げワイヤ1
2が連結されている。前記引き上げワイヤ12には、可
撓性のガイドチューブ内を摺動自在に挿通された所謂リ
モコンワイヤ構造が採用されている。枝杆23は、保護
枠17がバックレスト7に格納された状態、即ち、保護
枠17が上方に回動され、ステー20がほぼ垂直になっ
たとき下を向いていて、保護枠17を下方に回動させて
前方に引き出すと、引き上げワイヤ12を引張するよう
になっている。
【0011】このように形成されたフォークリフトは、
作業用として利用する場合、先ずフォーク5をパレット
Mに差し込み、乗り込むための足場を確保する。次に、
図6の(a)状態から保護枠17をフォーク5の先端側
に回動させると、ほぼ水平となったセット位置にて両側
のピンがスリット上端の係止部に入り込んでロック状態
となり、パレットM上に保護枠17で囲まれた移動範囲
が設定され、同時に引き上げワイヤ12の引張により、
図6の(b)に示すように、押し付けロッド15が底板
部の内面に圧接せられ、パレットMはフォーク差し込み
用スペースS内において、フォーク5と押し付けロッド
15とによる上下方向への反発圧接力で固定される(図
7参照)。又前記操作により、操作リミットスイッチが
作動してセッティングの完了が確認され、リフト操作部
8の操作レバー(昇降用)が有効となる。操作レバー
は、機台に搭載されているコントローラに連動してい
て、油圧ユニットを介してアクチュエータを働かせ、昇
降動作させるようになっている。これによって作業者
は、前記保護枠で囲まれた範囲内で自由に移動、及びリ
フト操作することができる。
【0012】荷役用として利用する場合は、ピン18を
係止部19aからスリット19側に移動してロックを解
除し、保護枠17を持ち上げてバックレスト7側に回動
させると、保護枠17の両側部とバックレスト7の両側
縁とが夫々ステー20にて連結されているため、図8に
示すように回動支点であるピンの位置は保護枠17の回
動につれて下方に移動し、保護枠17がバックレスト7
の外縁に密着するよう重なり合ったところで、上縁部が
フック22により保持されると共に、固定機構が解除さ
れる。前記フック22はマスト4,4の真正面位置に設
けられており、荷役用として利用した場合、運転席にお
いて前方視界が遮られることはない。このように、保護
枠はバックレストと重なるよう格納することで、バック
レストの上方に出っ張らず、又前方へ倒れることもな
い。解除された固定機構は、押し付けロッドが押し付け
ロッド格納部に格納され、荷役作業の邪魔にならない
し、押し付けロッドは保護カバーでガードされる。
【0013】本実施例の固定機構は、不使用時、或いは
フォークをパレットに差し込む際、退避位置にある押し
付けロッドは保護カバー内に格納されてフォークと一体
化されるから、フォーク差し込みの障害になったりせ
ず、破損が防止され、又、押圧体がフォークと平行に配
置した押し付けロッドであるから、前後方向に対して長
い圧接面を確保できるし、滑り止め処理によってパレッ
トがずれたりすることもなくなる。而も前記固定機能
は、押し付けロッドがフォークの内側縁近くにて押し下
げ動作するから、パレットが正確に位置決めされていな
くてもパレットの補強板と干渉することがなく、フォー
クが差し込まれさえしていれば固定機能が有効となる
し、固定状態でパレット上に突出物が出ないので、作業
や荷物を置くのに邪魔にならない。
【0014】前記固定機構は、図9に例示するように、
アーム10の部分をプロテクトカバー24で覆ったり、
押し付けロッド16にフィン状の噛み込み翼16b,1
6b・・を周設することができる。前記アーム10の部
分をプロテクトカバー24で覆えば、荷物が固定機構に
接触するトラブルをなくせるし、ピッキングした荷物を
プロテクトカバーのプロテクト面に押し付けることで、
簡単に揃えることができる。又、固定機構は、図10に
例示するように、リンク11とワイヤ12との連結部を
引っ張りバネ25で押し下げることによりアーム10を
拡開方向へ付勢したり、フォーク5の側縁部分を支点と
して上下方向に回動操作される揺動爪26で構成し、爪
先26aをパレットに食い込ませ、確実に滑りが防止さ
れるようにもできる。更に固定機構には、図11に示す
ように、パレットの中央に位置する補強板をクランプす
る挟持爪27で構成された構造を採用することもでき
る。その場合挟持爪27は、拡開状態において前方及び
上方を、例えば前方に傾斜面を有した強固なカバー28
で覆うことが望ましい。そのようにすれば、パレットM
にフォーク5を差し込みするに際し、位置決めが不完全
であった場合でも、カバー28が補強板mを挟持爪2
7,27の間に誘導し、正確に位置決めすることができ
るし、フォークを勢い良く差し込んだ拍子に挟持爪を補
強板へ直に衝突させてしまうことも防止される。
【0015】固定機構との連動は、ステーの回動により
引き上げワイヤを引張させるばかりでなく、保護枠と押
し付けロッド(圧接体)とをリンクで連結し、保護枠の
回動操作に連動させるなど周知の機械的手段を採用でき
るし、引き上げワイヤは、ガイドチューブに挿通させた
構造に限定されるものでなく、プーリを介して掛け渡し
してもかまわない。又、固定機構は、前記保護枠のセッ
ティングを確認するリミットスイッチの信号でアクチュ
エータを駆動させるといったように、電気的手段にて連
動させることもできる。電気的手段にて連動させれば、
保護枠の回動操作時に固定機構操作用の力が不要とな
り、保護枠の回動操作力の軽減に繋がる。
【0016】更には図12に例示するように、フォーク
と一体的に昇降動作する部材、例えばバックレスト7に
リミットスイッチ29を設けると共に、昇降動作しない
部材、例えばマスト4に、フォークで支持されたパレッ
トが、機台のレッグ部に接触する直前の下降限位置に到
達した時、前記リミットスイッチ29を動作させるドッ
グとしての接触体30を設け、フォークを下降動作中、
前記リミットスイッチ29が動作したら即座にフォーク
の下降を停止させる停止手段を設けることが望ましい。
この場合、固定機構に、固定動作確認手段を設けてお
き、その固定手段確認手段によりパレットが固定された
状態の時に前記停止手段を有効とすれば、少なくともパ
レット上で作業中に、フォークを下降させすぎてパレッ
トがレッグ部に衝突し、その衝撃の影響で作業者がバラ
ンスを崩したり、パレット上の荷物を倒してしまうなど
のトラブルがなくなる。
【0017】本発明において、固定機構の構造は本発明
の目的が達成される範囲内において適宜変更して差し支
えなく、保護枠の形態も実施例に限定されるものでない
し、リーチ式フォークリフトばかりでなく、カウンタ式
フォークリフト、或いは運転席を有しないウオーキータ
イプのフォークリフトにも適用される。又、リフト操作
部は、バックレストに組み込まれているとパレット上に
乗り込んだ作業員がリフト操作をしながら作業できる
が、バックレストにリフト操作部が設けられていない場
合は、補助作業員が運転席でリフト操作したり、リモコ
ンを利用してパレット上から作業員がリフト操作可能と
すればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、保護枠を前方へ倒すよ
うに回動してパレットの上方に引き出すと、その引き出
し操作に連動して固定機構が動作するから、固定操作は
不要となって、固定操作忘れから解放されるし、横着な
作業者が固定操作を怠っても、確実に固定動作されるこ
とになる。又、固定機構を圧接体で押さえる構造にすれ
ば、パレットに対するフォークの位置合わせは殆ど気に
しなくて良くなり、固定機構が挟持式の場合、カバーを
設けることにより、挟持爪を保護できるし、フォーク差
し込み時にパレットが少しずれて補強板が表示爪の間に
位置していなくとも、差し込みすると補強板が保護枠に
沿って移動しながら挟持爪の間に導入され、正確に位置
決めできる。更に、いずれの場合もパレット上には固定
用部材が突出せず、作業や荷物を置くときの邪魔になら
ない。そして、機械的手段で連動させれば、作動を目視
によって確認しやすいので、パレットが固定されたこと
を実感し、安心できるし、電気的手段で連動させれば、
固定用の操作力を要しないので、保護枠の引き出し力の
みの軽い操作で連動させられる。特に、フォークの差し
込みにより支持されたパレットの下降限位置を検知する
検知スイッチの動作でフォークの下降を停止させる下降
停止手段を設ければ、作業中にフォークを下降させすぎ
てパレットをレッグ部に衝突させることを防止でき、衝
突による衝撃の影響を受けずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る昇降部乗り込み型フォークリフ
トの全体を示す説明図である。
【図2】 固定機構の説明図である。
【図3】 過大引張力吸収用スプリングの取付部分の構
造を示した説明図である。
【図4】 バックレストに対する保護枠の組み付け構造
を示した説明図である。
【図5】 スリットの上端部分を示す説明図である。
【図6】 固定機構が保護枠の動作に連動する動作説明
図である。
【図7】 固定機構の固定動作説明図である。
【図8】 保護枠の格納動作を示す説明図である。
【図9】 固定機構の変更例を示す説明図である。
【図10】 固定機構の変更例を示す説明図である。
【図11】 固定機構の変更例を示す説明図である。
【図12】 下降停止手段の説明図である。
【図13】 従来例の説明図である。
【図14】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・レッグ、2・・機台、3・・キャリッジ、4・・
マスト、5・・フォーク、6・・ブラケット、7・・バ
ックレスト、8・・リフト操作部、9・・固定機構、1
0・・アーム、10a・・屈曲部分、11・・リンク、
12・・引き上げワイヤ、13・・引っ張りバネ、14
・・コイルスプリング、15、・・押し付けロッド、1
5a・・チューブ、15b・・噛み込み翼、16・・ロ
ッド格納部、16a・・保護カバー、17・・保護枠、
18・・ピン、18a・・ローラ、19・・スリット、
20・・ステー、20a・・枢着軸、21・・リミット
スイッチ、22・・フック、23・・枝杆、24・・プ
ロテクトカバー、25・・引っ張りバネ、26・・揺動
爪、26a・・爪先、27・・挟持爪、28・・カバ
ー、29・・リミットスイッチ、30・・接触体、31
・・鞘部、32・・バケット、33・・引き出しブラケ
ット、34・・押圧体、M・・パレット、m・・補強
板、S・・フォーク差し込み用スペース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−113486(JP,A) 特開 平9−100096(JP,A) 実開 平2−112698(JP,U) 実開 昭62−157793(JP,U) 実開 昭61−168096(JP,U) 実開 昭59−162600(JP,U) 特公 昭49−45818(JP,B1) 特公 昭48−16660(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06,9/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークの差し込みにより支持されたパ
    レット上に乗り込んだ状態でリフト操作を可能とし、前
    記フォークの基端部にバックレストを備えたフォークリ
    フトにあって、フォークが差し込まれたパレットを固定
    する固定機構の固定操作を、前記バックレストと重なる
    ように折り畳まれた格納位置から、フォーク側へ水平に
    突出させた状態にセットする保護枠のセッティング操作
    に連動可能とした昇降部乗り込み型フォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記保護枠が、前記バックレストの両側
    縁及び上縁の外面に沿った形状で、前記バックレストの
    両側縁に対して両基端部を支点にして回動、且つその支
    点をバックレストの側縁に沿って上下移動可能に連結す
    ると共に、前記バックレストの側縁における前記支点の
    移動範囲より上方位置と、保護枠における側縁部分との
    相互間がステーで連結された構造である請求項1に記載
    の昇降部乗り込み型フォークリフト。
  3. 【請求項3】 前記固定機構が、フォークの基端側に、
    フォークとほぼ同じ高さの退避位置から、フォークが差
    し込まれたパレットの内底面に対して押し下げ動作され
    る圧接体を設け、フォーク差し込み部内において、前記
    フォークと圧接体とによる上下方向への反発圧接力でパ
    レットを固定可能とした請求項1又は2に記載の昇降部
    乗り込み型フォークリフト。
  4. 【請求項4】 前記固定機構が、パレットの中央に設け
    られた補強板をクランプする挟持爪にて構成され、その
    挟持爪に、拡開状態において少なくとも前方を覆う保護
    カバーが設けられた構造である請求項1又は2に記載の
    昇降部乗り込み型フォークリフト。
  5. 【請求項5】 前記固定機構が、保護枠の回動により引
    張されるワイヤを介し、機械的手段にて連動される請求
    項1〜4のいずれかに記載の昇降部乗り込み型フォーク
    リフト。
  6. 【請求項6】 前記固定機構が、保護枠の回動操作によ
    り動作するスイッチを介し、電気的手段にて連動される
    請求項1〜4の何れかに記載の昇降部乗り込み型フォー
    クリフト。
  7. 【請求項7】 フォークの差し込みにより支持されたパ
    レットが、機台のレッグ部に接触する直前の下降限位置
    に到達したことを検知する検知スイッチを設け、固定機
    構の動作確認時、前記検知スイッチの動作でフォークの
    下降を停止させる下降停止手段を設けた請求項1〜6の
    何れかに記載の昇降部乗り込み型フォークリフト。
JP09128876A 1997-05-19 1997-05-19 昇降部乗り込み型フォークリフト Expired - Fee Related JP3132418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09128876A JP3132418B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 昇降部乗り込み型フォークリフト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09128876A JP3132418B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 昇降部乗り込み型フォークリフト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10316380A JPH10316380A (ja) 1998-12-02
JP3132418B2 true JP3132418B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=14995550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09128876A Expired - Fee Related JP3132418B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 昇降部乗り込み型フォークリフト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3132418B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160297655A1 (en) * 2015-04-08 2016-10-13 The Raymond Corporation Load centering devices and methods for a material handling vehicle

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4806879B2 (ja) * 2001-09-20 2011-11-02 株式会社豊田自動織機 荷役車両および荷役車両における荷役方法
GB2385312B (en) * 2002-02-18 2005-02-09 Nippon Yusoki Co Ltd Forklift
JP4270915B2 (ja) * 2003-03-14 2009-06-03 日本輸送機株式会社 フォークリフトのパレットロック装置
JP2006021866A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Nippon Yusoki Co Ltd フォークリフト
JP2006027890A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Nippon Yusoki Co Ltd フォークリフト
JP4667802B2 (ja) * 2004-09-14 2011-04-13 日本輸送機株式会社 フォークリフトの荷役装置
JP4730878B2 (ja) * 2004-09-14 2011-07-20 日本輸送機株式会社 フォークリフト
JP2007091423A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Nippon Yusoki Co Ltd フォークリフトおよびパレットロック装置
US8651797B2 (en) 2010-09-27 2014-02-18 Crown Equipment Corporation Backrest assembly for a materials handling vehicle
DE102011100914A1 (de) * 2011-04-29 2012-10-31 Jungheinrich Aktiengesellschaft Flurförderzeug mit einer Endschalteranlage
FR3032972B1 (fr) 2015-02-20 2019-05-10 Arkema France Polymeric composition absorbing, comprising and releasing an odoriferous active compound, method for preparing it and its use
CN105329814A (zh) * 2015-12-12 2016-02-17 陕西中汽专用汽车有限公司 油田小型抓举车
US10647559B2 (en) 2018-05-24 2020-05-12 Crown Equipment Corporation Fork integrated pallet clamp
CN112299313B (zh) * 2020-09-23 2022-08-23 北京特种机械研究所 筒段上装模块及筒段移载机器人
CN113799153B (zh) * 2021-10-18 2024-04-12 中国科学院东北地理与农业生态研究所 一种玉米考种用玉米棒定位机器手
CN114030833A (zh) * 2021-11-17 2022-02-11 温州理工学院 一种外贸物流运输设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160297655A1 (en) * 2015-04-08 2016-10-13 The Raymond Corporation Load centering devices and methods for a material handling vehicle
US10584021B2 (en) * 2015-04-08 2020-03-10 The Raymond Corporation Load centering devices and methods for a material handling vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10316380A (ja) 1998-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3132418B2 (ja) 昇降部乗り込み型フォークリフト
JP4196368B2 (ja) 建設機械の昇降用ラダー装置
CA1155885A (en) Lift truck hood mechanism and method of operation thereof
EP1623863A2 (en) A driver's cab for a load handling vehicle
CN113272244B (zh) 包括用于操作者的防挤压保护的具有可移除控制台的高空升降机
US5141119A (en) Method for limiting movement of a boom
US5806892A (en) Fuel tank mount for forklift trucks with a swing arm swingable about a tilted pivot axis
JP3211716B2 (ja) 昇降部乗り込み型フォークリフト
US3563401A (en) Hinged overhead guard for truck
JP4257953B2 (ja) パレット固定装置
JP4817223B2 (ja) フォークリフト
JP4257957B2 (ja) 荷役車両
JP3132408B2 (ja) 昇降部乗り込み型フォークリフト
JP2004189427A (ja) オーダピッキングリフトの安全ガード
JP3669846B2 (ja) 荷受台昇降装置付車両における安全装置
JP3846862B2 (ja) フォークリフト
JP3274005B2 (ja) 高所作業車
JPH06137423A (ja) 産業車両用トルクコンバータの切換レバー中立位置復帰装置
JP4737497B2 (ja) パレットロック装置
JPH1121093A (ja) 昇降部乗り込み型フォークリフト
JPH1121094A (ja) 昇降部乗り込み型フォークリフト
JPH0711119Y2 (ja) フォークリフトのロードスタビライザ格納装置
JP3367866B2 (ja) リーチ式フォークリフト
JP4910260B2 (ja) 荷役車両
JP2886098B2 (ja) 高所作業車における作業台の踏板装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees