JP3131971U - 携帯電話、及び携帯電話と双方向に通信可能な携帯通信端末の組み合わせ - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯電話を利用して、例えば、携帯電話の所有者の身体情報を、自動的に定期的に第3者に通知して、かかる所有者の生活状態や健康状態を把握して管理する。
【解決手段】 メール自動送信手段付き携帯電話を親機とし、各種身体情報センサを組み込んだ携帯通信端末を子機として組み合わせる。携帯通信端末は、装着者に確実に装着するためにバンドの長さが調整可能に設けられている。携帯電話は、携帯通信端末から送信される身体情報センサの検出情報を含むメッセージを含むメールを作成し、このメールを、メール自動送信手段により、あらかじめ登録されているメールアドレスに定期的にあるいは任意に送信することによって、装着者の各種健康情報や安否情報、あるいは身体の異常等を、第3者に通知可能とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、携帯電話、及び携帯電話と双方向に通信可能な携帯通信端末の組み合わせに関する。
現在、歩数計を内蔵すると共に、メール自動送信機能を有する携帯電話が市販されている。かかる携帯電話を用いて、日々自動的に、歩数、その歩数から推測される移動距離、消費カロリー、および運動量等のデータを蓄積し、その蓄積データをメール自動送信機能を利用して、予めメールアドレスが登録された特定の第3者に伝えることで、この携帯電話を持ち歩く人の日々の運動量や生活行動および行動範囲を、特定の第3者が把握するという事業やサービスが行われている。
このメール自動送信機能をさらに活用すれば、この携帯電話の保持者の日頃のウォーキング時間、及び、各種運動や各種健康法、各種ダイエット法等の実施状況もしくは行動範囲を、各種健康・保健機関、医療関係者、介護関係者、保健師、学校、もしくは親族等に一斉に自動送信することができる。従って、上記の関係者が、携帯電話の保持者の日々の運動量や生活行動および行動範囲等を、保持者から離れていても把握することが可能となり、行政区単位や職域単位あるいは学区単位で、この携帯電話の保持者の健康管理や運動量および生活行動の把握もしくは安否の確認等を行うことが可能となる。
例えば、現在市販されている携帯電話に内蔵されているメール自動送信機能では、あらかじめ登録されたメールアドレスに、携帯電話の保有者の日々の歩数、その歩数から推測される移動距離、消費カロリー、および運動量等のデータを送信している。従って、このメール自動送信機能を利用すれば、この携帯電話の保持者が、一般生活者、高齢者、生活習慣病患者、一人暮らしの老人、幼児児童、もしくは認知症患者等のいずれであったとしても、このメールを受信する第3者が、遠隔地にいても、携帯電話の保持者の日常的で継続的かつ平均的な運動量や脚力、行動範囲を推測することができる。従って、上記の特定の第3者が、必要に応じて、携帯電話の保持者の安否確認や、携帯電話の保持者に対して健康に関するアドバイスを行うなどの事業は、一部で行われている。
しかし、携帯電話には、医療に役立つような各種身体情報に基づく異変や人命に関わる情報を自動的に検出する機能や、さらには、これらの情報をメール自動送信機能を利用して第3者に伝えるためのホットライン機能が備わっておらず、たとえば、上記の事業は、幼児児童の誘拐防止や災害における生き埋め被災者の救助等に対応することを対象としてはいないのである。
現在市販されている一部の高齢者向け携帯電話には、ホットライン機能が付加されており、特定の相手をあらかじめ登録しておけば、ボタンを押すだけで、この特定の相手に電話がかかるように設定されている。
しかし、相手先の電話が、通話中であったり、留守番電話もしくはマナーモードに設定されていれば、ホットラインとしての役割を果たさないことになる。また、電話回線がつながった場合でも、相手が応答するまでの呼び出し時間が長かったり、相手が応答しても緊急性の意思を伝えるためには、電話をかけた高齢者による会話による状況説明が不可欠であり、緊急時におけるホットラインとしては、不備が認められると言わざるを得なかった。
一方、高齢者の入浴中の死亡者数は、年間2万人に達し、交通事故死亡者数の2倍に達している。
また、平成18年2月上旬、横浜市の市営高齢者住宅で、あいついで2名の高齢者が孤独死状態で発見されたとのテレビ報道があった。この高齢者住宅は、室内に非常通報ボタンや赤外線センサが取り付けられ、水道やガスの装着状況を管理会社が把握し、異常があれば、自動的に警備会社に通報が行われるシステムを備えていた。しかし、そのシステムにもかかわらず、この非常事態が発見されたのは、1名は死後11日後であり、他の1名は死後1ヶ月であった。
こうした経験から、室内にセンサを張り巡らすよりも、高齢者の身体に直接各種身体情報センサを装着してもらい、このセンサがとらえた情報を遠隔地から監視する方が、緊急性の情報が確実に第3者に伝わると考えられる。
近年、携帯電話の進化と普及はめざましく、携帯電話を親機として、この携帯電話が有する通話機能やメール送受信機能を併用できる子機は、開発されているが、携帯電話から、携帯電話の保持者の身体情報を積極的に第3者に通報するという試みはまだない。
本考案は、上記問題点に鑑みて、高齢者の遠隔健康管理や遠隔安否確認および幼児児童の誘拐防止や、大きな地震や土石流災害における生き埋め被災者の救助等にも役立つ携帯電話及び携帯通信端末の組み合わせを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせは、あらかじめ登録された1つもしくは複数のメールアドレスにメールを定期的に送信するメール自動送信手段を有する親機としての単一の携帯電話と、体温センサ、心拍脈拍センサ、血圧センサ、血流センサ、血中酸素濃度センサ、振動センサ、GPSを利用した位置情報センサ、ジャイロセンサ、及び姿勢情報センサのうちの少なくとも1つを含む身体情報センサと、前記携帯電話と双方向に無線で通信する子機側通信手段と、前記身体情報センサ及び前記通信手段が取りつけられたベルトと、を有する子機としての1つもしくは複数の携帯通信端末と、からなり、前記携帯電話は、前記携帯通信端末を識別して前記携帯通信端末と双方向に通信する識別通信手段を有し、前記子機側通信手段は、前記身体情報センサが検出した検出情報を所定間隔で前記携帯電話に送信し、前記携帯電話は、前記携帯通信端末から受信した前記検出情報に対応したメッセージを含むメールを、前記メール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに、随時もしくは定期的に送信し、前記子機側通信手段は、前記携帯通信端末を装着した装着者の指示に反応して前記携帯電話に送信を行い、前記携帯電話は、前記携帯通信端末から受信した前記装着者の指示に対応したメッセージを含むメールを、前記メール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに、随時もしくは定期的に送信し、前記ベルトは、前記装着者の上肢及び下肢のうちの一方に固定可能に構成され、前記身体情報センサは、前記装着者の身体情報を接触式あるいは非接触式で検出可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせは、請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせであって、前記携帯電話は、前記携帯通信端末から送信される前記検出情報を常時監視する監視手段をさらに有し、前記監視手段は、前記検出情報が、あらかじめ設定した身体情報の平常値を逸脱した場合には、前記メール自動送信手段を利用して、前記あらかじめ登録された1つもしくは複数のメールアドレスに、前記平常値の逸脱を異変として通告するメッセージを含むメールを送信することを特徴とする。
請求項3記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせは、前記携帯電話は、歩行運動量、歩行距離、消費カロリ、及び歩行時間のうちの少なくとも1つを含む歩行データを自動的に計測する歩行計をさらに有することを特徴とする。
請求項4記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせは、請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせであって、前記識別通信手段は、赤外線、紫外線、及びレーザ光線を含む電磁波、あるいは音波を利用して前記携帯通信端末と通信することを特徴とする。
請求項5記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせは、請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせであって、前記識別通信手段は、前記携帯電話と着脱自在に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の携帯通信端は、体温センサ、心拍脈拍センサ、血圧センサ、血流センサ、血中酸素濃度センサ、振動センサ、GPSを利用した位置情報センサ、ジャイロセンサ、及び姿勢情報センサのうちの少なくとも1つからなる身体情報センサと、あらかじめ登録された1つもしくは複数のメールアドレスにメールを定期的に送信するメール自動送信手段を有する単一の携帯電話に対してのみ、双方向に無線で通信する通信手段と、前記身体情報センサ及び前記通信手段が取りつけられたベルトと、を有し、前記通信手段は、前記身体情報センサが検出した検出情報を所定間隔で前記携帯電話に送信し、前記通信手段から送信された検出情報に対応したメッセージを含むメールを前記携帯電話のメール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに随時もしくは定期的に送信し、前記通信手段は、前記ベルトを装着した装着者の指示に応答して前記携帯電話に送信を行い、前記携帯電話は、前記通信手段から送信された前記指示に対応したメッセージを含むメールを、前記メール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに、随時もしくは定期的に送信し、前記ベルトは、前記装着者の上肢及び下肢のうちの一方に固定可能に構成されていることを特徴とする。
本考案によれば、携帯電話を親機とし、各種身体情報センサを有する防水型携帯通信端末の1台もしくは複数台を子機として組み合わせ、携帯電話に携帯通信端末を識別させることで、携帯電話と携帯通信端末とは通信を行うことができる。
通信端末では、各種身体情報センサが、通信端末を装着している装着者の心拍数、脈拍数、血圧、血流、血中酸素濃度、身体等の振動、GPSを利用した位置情報、および身体の姿勢情報のうちの少なくとも1つを含む身体情報を、定期的にあるいは連続的に検出している。そして、子機側通信手段が、かかる身体情報を所定間隔で携帯電話に送信し、あるいは、装着者の自らの指示に反応して、例えば即座に携帯電話に送信を行っている。一方、携帯電話では、携帯通信端末から送信されてくる身体情報を受信した場合、携帯通信端末から送られてきた各種身体情報を含むメールを、メール自動送信機能によって、あらかじめ登録されたメールアドレスに送信している。あるいは、携帯電話では、携帯通信端末からの送信が装着者の指示に基づいて行われている場合、装着者の指示に対応したメッセージを含むメールを、メール自動送信機能によって、あらかじめ登録されたメールアドレスに送信する。このように、かかるメールアドレスを有するメール受信者が、携帯通信端末の装着者から離れた遠隔地にいた場合であっても、携帯電話を利用して、携帯通信端末の装着者の安否の確認を行ったり、この装着者の健康状態を把握することができる。
さらに、携帯電話が、携帯通信端末に組み込まれている各種センサにより検出された心拍数、脈拍数、血圧、血流、血中酸素濃度、装着者の動作、GPSを利用した位置情報、および姿勢情報等の身体情報を常時監視して、身体情報が予め設定した平常値を逸脱した場合は、かかる逸脱を装着者の異変として、メール自動送信機能によって、予め登録した1つまたは複数のメールアドレスに送信する。すなわち、あらかじめ登録された個人もしくは複数の機関等に、携帯通信端末の装着者の異変の発生を、自動的かつ一斉に、直ちに通報することができる。
従って、たとえば携帯通信端末の装着者の血糖値の急変をセンサが検出し、そのデータを携帯電話が受信して、かかる急変をメッセージとして含むメールを主治医に自動送信することができ、これを受信した主治医は、薬の服用のタイミングをメールや電話で知らせることができる。また、装着者の睡眠中の血圧や心拍等の異常を通報したり、装着者の入浴中の転倒事故や入浴中の急激な血圧や心拍の変化、突然の意識レベルの低下、呼吸停止を速やかに第3者に通知することができる。
また、携帯電話は、携帯通信端末を識別すると共に、携帯通信端末とは無線で通信しているので、たとえば装着者が入浴中でも、携帯電話との通信が可能である。さらに、認知障害における徘徊や幼児児童の誘拐の阻止、土石流災害や雪崩、地震における生き埋め被災者の救助にも応用可能である。
本考案を実施するための最良の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に、親機としての携帯電話10を示す。携帯電話10は、本体10Aに、公衆交換電話網と通信するためのアンテナ1と、図2に示すように、歩行距離、消費カロリー、および歩行時間等の歩行データを自動的に計測する歩行計11と、メール自動送信手段12と、監視手段13とを有する。メール自動送信手段12は、アンテナ1を介して、メールをあらかじめ登録した1つあるいは複数のメールアドレスに対して所定時間間隔で送信する。
また、携帯電話10は、図1に示すように、本体10Aに、赤外線によって携帯通信端末と双方向に通信を行う赤外線通信手段3が設けられ、あるいは、外付けの通信ポート4が着脱自在に設けられていて、所定のソフトウエアのインストールにより、携帯電話以外の携帯通信端末20と通信可能に形成されている。なお、通信ポート4は、電話用とは異なる周波数のレーザー光線や紫外線などの電磁波や、音波を発して携帯通信端末と双方向に通信を行うことが可能である。
図3に、携帯電話10を親機として通信を行う子機としての携帯通信端末20を示す。携帯通信端末20は、身体情報センサ(図示せぬ)を内蔵した本体6と、本体6が固定されたベルト5とからなる。
携帯通信端末20は、入浴や洗顔などに対して本体6内部の部品を水から保護できる程度の防水性を呈し、ほぼ腕時計に類似した形状と大きさを有している。
本体6は、図4に示すように、体温計などの体温センサ、心拍数や脈拍数を検出する心拍脈拍センサ、血圧を測定する血圧センサ、血流センサ、血中酸素濃度を測定する血中酸素濃度センサ、本体6に作用する振動を検出する振動センサ、GPS位置情報システムと通信可能な位置情報センサ、本体6の向きを検出するジャイロセンサや姿勢情報センサ等からなる各種身体情報センサのうちの少なくとも1つ、好ましくは複数を身体情報センサ9として備えている。また、本体6は、電池7を内蔵し、かかる電池7により作動する子機側通信手段としての発信回路8を備えている。発信回路8は、電池7からの給電によって、身体情報センサ9が検出した情報を携帯電話10に送信する。
ベルト5は、図5に示すように、例えば樹脂にて形成され、長手方向の一端に尾錠などの固定具5Aが取りつけられ、他端近傍には、長手方向に沿って複数の孔5Bが形成されて、携帯通信端末20を人の上肢や下肢に装着する際に、本体6を上肢や下肢の所定位置に固定するために、長さを調節できるようになっている。
携帯通信端末20は、装着者の入浴中や睡眠中であっても、身体情報センサ9によって各種身体情報を検出し、携帯電話10に定期的に身体情報を送信する。なお、携帯電話10は、携帯電話10に着信があった場合には、携帯通信端末20を通じて携帯電話10の着信を、携帯通信端末20を装着した装着者に告知することも可能である。
次に、上記携帯電話10及び携帯通信端末20の動作について説明する。本実施の形態では、携帯電話10を親機とし、各種身体情報センサ9を有する携帯通信端末20の1台もしくは複数台を子機として組み合わせて用いる。携帯電話10は、内部にインストールされたソフトウエアにより、赤外線通信手段3あるいは外付けの通信ポート4を介して、携帯通信端末20を識別するので、携帯電話10と携帯通信端末20とは通信を行うことができる。
携帯通信端末10では、身体情報センサ9が、携帯通信端末20を装着している装着者の心拍数、脈拍数、血圧、血流、血中酸素濃度、身体等の振動、GPSを利用した位置情報、および身体の姿勢情報のうちの少なくとも1つを含む身体情報を、定期的にあるいは連続的に検出している。そして、発信回路8が、かかる身体情報を所定間隔で携帯電話10に送信し、あるいは、装着者の自らの指示に反応して、例えば即座に携帯電話10に送信を行っている。
一方、携帯電話10では、携帯通信端末20から送信されてくる身体情報を受信すると、携帯通信端末20から送られてきた各種身体情報を含むメールを、メール自動送信手段12によって、あらかじめ登録されたメールアドレスに送信している。あるいは、携帯電話10では、携帯通信端末20からの送信が装着者の指示に基づいて行われている場合、装着者の指示に対応したメッセージを含むメールを、メール自動送信機能によって、あらかじめ登録されたメールアドレスに送信する。このように、かかるメールアドレスを有するメール受信者が、携帯通信端末20の装着者から離れた遠隔地にいた場合であっても、携帯電話10を利用して、携帯通信端末20の装着者の安否の確認を行ったり、この装着者の健康状態を把握することができる。
さらに、携帯電話10の監視手段13が、携帯通信端末20に組み込まれているセンサ9により検出された心拍数、脈拍数、血圧、血流、血中酸素濃度、装着者の動作、GPSを利用した位置情報、および姿勢情報等の身体情報を常時監視して、身体情報が予め設定した平常値を逸脱した場合は、かかる逸脱を装着者の異変として、メール自動送信機能によって、予め登録した1つまたは複数のメールアドレスに送信する。すなわち、あらかじめ登録された個人もしくは複数の機関等に、携帯通信端末20の装着者の異変の発生を、自動的かつ一斉に、直ちに通報することができる。
従って、たとえば携帯通信端末20の装着者の血糖値の急変をセンサ9が検出し、そのデータを携帯電話10が受信して、かかる急変をメッセージとして含むメールを主治医に自動送信することができ、これを受信した主治医は、薬の服用のタイミングをメールや電話で知らせることができる。また、装着者の睡眠中の血圧や心拍等の異常を通報したり、装着者の入浴中の転倒事故や入浴中の急激な血圧や心拍の変化、突然の意識レベルの低下、呼吸停止を速やかに第3者に通知することができる。
例えば、携帯電話10の監視手段13が、携帯通信端末20から送信された身体情報があらかじめ設定しておいた各種身体情報の平常値を逸脱していると判断した場合、携帯通信端末10のメール制御手段が、予め保存されている定型文を選択したり、もしくは事前に登録された定型文を編集したりして、あらかじめ登録されている一人もしくは複数のメールアドレスに、メール自動送信機能を利用して「時:○○です。私の健康状態や安否の確認をしてください、このメールは自動送信メールです」とか、「日時:○○です。いま私の身体に異変が発生しました。至急△△さんに連絡してください、このメールは自動送信メールです」等のメッセージを自動送信し、異変の通知と安否の確認を催告するメールを送信することができる。また、必要があれば、携帯電話10のディスプレイに、「血圧が急に上昇しています。大丈夫ですか?○○さんと△△さんに通報いたしました、このメールは自動送信メールです」という安否確認のためのメールや、「心拍に変化がありました、安静にしていてください。○○さんと△△さんがすぐ駆けつけます、このメールは自動送信メールです」といったアドバイスや報告をメールとして送信することもできる。
また、携帯電話10は、携帯通信端末20とは無線で通信するので、たとえば装着者が入浴中でも、携帯電話10は、携帯通信端末20を介して装着者の身体情報を定期的にあるいは継続的に検出できる。さらに、認知障害における徘徊や幼児児童の誘拐の阻止、土石流災害や雪崩、地震における生き埋め被災者の救助にも応用可能である。
携帯電話10は、監視手段13によって、装着者の身体情報に関するメッセージを含むメールを作成し、あるいは、予め用意されたメッセージの中から選び出し、メール自動送信手段12によって自動的に定期的に予め登録されたメールアドレスに、アンテナ1を経由して自動的に送信している。従って、装着者が、一般生活者のみならず、高齢者、生活習慣病患者、一人暮らし老人、さらには、幼児児童や認知症患者等の意志の疎通能力に乏しい人であったとしても、かかる装着者の身体情報を第3者が速やかに把握できる。
また、携帯電話10は、携帯通信端末20のセンサ9が検出した体温、心拍数、脈拍数、血圧、血流、血中酸素濃度、装着者の振動の有無、GPSによる位置情報、および携帯通信端末20の姿勢情報等を受信し、予め登録されたメールアドレスにかかる身体情報を含むメールを送信しているが、このメールアドレスには、例えば、装着者の親族や医療従事者のメールアドレスの他に、電話会社のメールサーバや、インターネット・プロバイダーのメールサーバを事前に登録することもできる。
図6に示すように、電話会社のメールサーバもしくはインターネット・プロバイダーのメールサーバ30は、管理用パソコン31にインターネットを介して接続されている。なお、管理用パソコン31には、携帯電話10から、体温、心拍脈拍、血圧、血流、血中酸素濃度、携帯通信端末20の振動、GPSによる位置情報、および携帯通信端末20の姿勢情報等の各装着者の身体情報が、定期的に送信されてくるので、これらの身体情報を常時に監視するアプリケーションソフトをインストールしておき、送信されてくる各装着者の身体情報を、例えばCSV形式により記憶媒体に自動的に保存して、個人別データベースとして管理することもできる。
この蓄積されたデータを、管理用パソコン31が常時監視することで、あらかじめ設定しておいた各種身体情報の平常値を逸脱したデータが検出された場合、管理用パソコン31が、定型文を選択したり、もしくは事前に登録されたメール文を編集してテキスト文を作成して、あらかじめ登録されている一人もしくは複数のメールアドレスに、メール自動送信機能を利用して「日時:○○です。私の健康状態や安否の確認をしてください、このメールは自動送信メールです」とか、「日時:○○です。いま私の身体に異変が発生しました。至急△△さんに連絡してください、このメールは自動送信メールです」等のメッセージを自動送信し、異変の通知と安否の確認を催告するメールを送信することができる。また、必要があれば、携帯電話10の所有者に、管理用パソコン31から「血圧が急に上昇しています。大丈夫ですか?○○さんと△△さんに通報いたしました、このメールは自動送信メールです」という安否確認のためのメールや、「心拍に変化がありました、安静にしていてください。○○さんと△△さんがすぐ駆けつけます、このメールは自動送信メールです」といったアドバイスや報告をメールとして送信することもできる。
このように、携帯電話と携帯電話と双方向に通信可能な携帯通信端末とを組み合わせることによって、安価で簡便な無人の遠隔健康管理システムおよび遠隔安否確認システムを構築することが可能になる。
また、携帯電話10は、歩数計11を備えているので、メール自動送信手段12を利用して、日々蓄積される歩数およびその歩数から推測される移動距離および消費カロリーおよび運動量等のデータを、遠隔地にいる親族等に通知できる。なお、歩数計11は、必要に応じて省略することもできる。
本考案の実施の形態であるメール自動送信機能を有する携帯電話を示す正面図である。 本考案の実施の形態である携帯電話を示すブロック図である。 本考案の実施の形態である携帯通信端末を示す全体図である。 図3に示す携帯通信端末の本体を示す図である。 図3に示す携帯通信端末の展開図である。 携帯電話と、電話会社の受信メールサーバもしくはインターネット・プロバイダの受信メールサーバとから構成されるシステムの概念図である。
符号の説明
9 身体情報センサ
10 携帯電話
12 メール自動送信手段
13 監視手段
20 携帯通信端末

Claims (6)

  1. あらかじめ登録された1つもしくは複数のメールアドレスにメールを定期的に送信するメール自動送信手段を有する親機としての単一の携帯電話と、
    体温センサ、心拍脈拍センサ、血圧センサ、血流センサ、血中酸素濃度センサ、振動センサ、GPSを利用した位置情報センサ、ジャイロセンサ、及び姿勢情報センサのうちの少なくとも1つを含む身体情報センサと、前記携帯電話と双方向に無線で通信する子機側通信手段と、前記身体情報センサ及び前記通信手段が取りつけられたベルトと、を有する子機としての1つもしくは複数の携帯通信端末と、
    からなり、
    前記携帯電話は、前記携帯通信端末を識別して前記携帯通信端末と双方向に通信する識別通信手段を有し、
    前記子機側通信手段は、前記身体情報センサが検出した検出情報を所定間隔で前記携帯電話に送信し、前記携帯電話は、前記携帯通信端末から受信した前記検出情報に対応したメッセージを含むメールを、前記メール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに、随時もしくは定期的に送信し、
    前記子機側通信手段は、前記携帯通信端末を装着した装着者の指示に反応して前記携帯電話に送信を行い、前記携帯電話は、前記携帯通信端末から受信した前記装着者の指示に対応したメッセージを含むメールを、前記メール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに、随時もしくは定期的に送信し、
    前記ベルトは、前記装着者の上肢及び下肢のうちの一方に固定可能に構成され、前記身体情報センサは、前記装着者の身体情報を接触式あるいは非接触式で検出可能に構成されていることを特徴とする携帯電話と携帯通信端末との組み合わせ。
  2. 前記携帯電話は、前記携帯通信端末から送信される前記検出情報を常時監視する監視手段をさらに有し、
    前記監視手段は、前記検出情報が、あらかじめ設定した身体情報の平常値を逸脱した場合には、前記メール自動送信手段を利用して、前記あらかじめ登録された1つもしくは複数のメールアドレスに、前記平常値の逸脱を異変として通告するメッセージを含むメールを送信することを特徴とする請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせ。
  3. 前記携帯電話は、歩行運動量、歩行距離、消費カロリ、及び歩行時間のうちの少なくとも1つを含む歩行データを自動的に計測する歩行計をさらに有することを特徴とする請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせ。
  4. 前記識別通信手段は、赤外線、紫外線、及びレーザ光線を含む電磁波、あるいは音波を利用して前記携帯通信端末と通信することを特徴とする請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせ。
  5. 前記識別通信手段は、前記携帯電話と着脱自在に形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電話と携帯通信端末との組み合わせ。
  6. 体温センサ、心拍脈拍センサ、血圧センサ、血流センサ、血中酸素濃度センサ、振動センサ、GPSを利用した位置情報センサ、ジャイロセンサ、及び姿勢情報センサのうちの少なくとも1つからなる身体情報センサと、
    あらかじめ登録された1つもしくは複数のメールアドレスにメールを定期的に送信するメール自動送信手段を有する単一の携帯電話に対してのみ、双方向に無線で通信する通信手段と、
    前記身体情報センサ及び前記通信手段が取りつけられたベルトと、
    を有し、
    前記通信手段は、前記身体情報センサが検出した検出情報を所定間隔で前記携帯電話に送信し、前記通信手段から送信された検出情報に対応したメッセージを含むメールを前記携帯電話のメール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに随時もしくは定期的に送信し、
    前記通信手段は、前記ベルトを装着した装着者の指示に応答して前記携帯電話に送信を行い、前記携帯電話は、前記通信手段から送信された前記指示に対応したメッセージを含むメールを、前記メール自動送信手段により前記1つもしくは複数のメールアドレスに、随時もしくは定期的に送信し、
    前記ベルトは、前記装着者の上肢及び下肢のうちの一方に固定可能に構成されていることを特徴とする携帯通信端末。
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